JP2758746B2 - 電気掃除機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、いわゆるスティック
タイプ或はハンディタイプとして使用することができる
電気掃除機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、図６に示すように、いわゆるステ
ィックタイプ或はハンディタイプとして使用することが
できる電気掃除機１が知られている。

【０００３】この電気掃除機１は、電動送風機２及び集
塵室３を有する掃除機本体４に延長管５を装着し、掃除
機本体４の長手方向延長上に延長管５を位置させると共
に、延長管５の先端５ａに吸込口体６を接続して集塵室
３に連通させている（（ａ）参照）。

【０００４】そして、電気掃除機１は、掃除機本体４の
後端に形成された取手４ａを持って掃除機本体４を操作
することにより、掃除機本体４、延長管５及び吸込口体
６が一本の棒状に接続されて一体的に動くいわゆるステ
ィックタイプとしての使用が可能である。

【０００５】一方、電気掃除機１は、付属部品としての
吸込ホース７を掃除機本体４に接続して掃除機本体４と
延長管５の間に位置させることにより（（ｂ）参照）、
例えば高所を掃除する際には、取手４ａを持って保持し
た掃除機本体４に対して吸込ホース７、延長管５及び吸
込口体６を容易且つ自由に動かすことができるいわゆる
ハンディタイプとしての使用が可能である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気掃
除機１をいわゆるスティックタイプ或はハンディタイプ
として使い分けるに際しては、付属部品である吸込ホー
ス７を別途用意する必要があるという問題点があった。

【０００７】また、吸込ホース７を使用しない場合に
は、電気掃除機１とは別に吸込ホース７用の収納場所を
必要とするという問題点もあった。

【０００８】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、いわゆるスティ
ックタイプ或はハンディタイプとして使い分けるに際
し、その都度付属部品である吸込ホースを別途用意する
必要がなく、また、電気掃除機とは別に吸込ホースの収
納場所を必要としない電気掃除機を提供することにあ
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に係る発明は、電動送風機及び集塵室を有
する掃除機本体の一端部にハンドルが設けられ、前記集
塵室に連通し且つ前記掃除機本体の他端から突出する延
長管の一端部が前記掃除機本体の他端部に保持され、前
記延長管の他端部に吸込口体が取り付けられた電気掃除
機に於いて、一端部を前記集塵室に連通させると共に前
記掃除機本体に取り付けた吸込ホースが設けられ、一端
部と他端部を互いに連通させた連結部が前記掃除機本体
の他端部に設けられ、前記吸込ホースの他端部が前記連
結部の一端部と前記延長管の一端部に選択的に着脱可能
であると共に、前記延長管の一端部が前記連結部の他端
部に着脱可能である電気掃除機としたことを特徴とす
る。

【００１０】また、上記目的を達成するため、請求項２
の発明は、電動送風機及び集塵室を有する掃除機本体の
一端部にハンドルが設けられ、一端部と他端部を互いに
連通させた連結部が前記掃除機本体の他端部に設けら
れ、前記掃除機本体の他端から突出する延長管の一端部
が前記連結部の他端部に着脱可能に設けられ、前記延長
管の他端部に吸込口体が取り付けられていると共に、一
端部を前記集塵室に連通させると共に前記掃除機本体に
取り付けた吸込ホースが設けられ、前記吸込ホースの他
端部が前記連結部の一端部と前記延長管の一端部に選択
的に着脱可能である電気掃除機であって、可動部材が、
前記掃除機本体の他端面に対して開閉自在に、且つ、前
記可動部材を開いたときに前記掃除機本体の他端面と前
記可動部材の前記他端面への当接面が同一面となるよう
に、前記掃除機本体の他端部に取り付けられていると共
に、前記連結部が、前記掃除機本体に設けられ且つ前記
吸込ホースを着脱可能に連結可能な本体側連結部と、前
記可動部材に設けられ且つ前記延長管を着脱可能に連結
可能な可動部材側連結部とに分割され、前記可動部材を
前記掃除機本体の他端面に対して閉じた状態で前記可動
部材を前記掃除機本体に固定するクランプが設けられて
いると共に、前記可動部材を閉じて前記掃除機本体に前
記クランプで固定したときに、前記本体側連結部と前記
可動部材側連結部が互いに合わせられて連通可能に設け
られている電気掃除機としたことを特徴とする。

【００１１】

【作用】この発明に係る電気掃除機は、連結部の一端に
吸込ホースの開放端を他端に延長管の後端をそれぞれ着
脱自在に装着することにより、いわゆるスティックタイ
プとして使用することができ、吸込ホースの開放端と延
長管の後端を共に連結部から外し、それぞれを接続する
ことにより、いわゆるハンディタイプとして使用するこ
とができる。

【００１２】また、掃除機本体から連結部材を軸として
可動部を開くことにより、掃除機本体に延長管を、可動
部に吸込口体及び延長管をそれぞれ装着したまま、同一
面を形成する掃除機本体の下面と可動部の掃除機本体の
下面との当接面を底面とする安定状態で縦置き収納する
ことができる。

【００１３】

【実施例】以下、この発明に係る電気掃除機の実施例を
図面を参考にしつつ説明する。

【００１４】図１に示す電気掃除機１０は、掃除機本体
１１と、吸込ホース１２と、延長管１３と、吸込口体と
しての床ブラシ１４（図２参照）とを有している。

【００１５】掃除機本体１１は、内部に、上方に形成さ
れた集塵室１５と、集塵室１５下方に設置された電動送
風機１６と、電動送風機１６の下方に設けられたコード
リール体１７とを有している。

【００１６】開閉可能な集塵室１５内には、後述する開
口部２０に形成された取付部１５ａに着脱自在に集塵袋
１８が装着されている。

【００１７】掃除機本体１１の上端（一端部）１１ａ外
表面にはハンドル１９が形成されており、掃除機本体１
の側部１１ｂの外表面の上端部（一端部）には集塵室１
５に連通する開口部２０が形成されている。

【００１８】また、掃除機本体１１の側部１１ｂの外表
面の下端部（他端部）には、下端面を掃除機本体１１の
底面（他端面）１１ｃと同一面上に位置させると共に、
壁部２１ａにより側部１１ｂ外表面から離間させた接続
パイプ（連結部）２１が、掃除機本体１１の長手方向に
沿って取り付けられている。

【００１９】接続パイプ２１は、上端部（一端部）２１
ｂと下端部（他端部）２１ｃとが連通すると共に、上端
部２１ｂが縮径されて、上端部２１ｂの外径と下端部２
１ｃの内径とが同一の大きさに形成されている。上端部
２１ｂには、後述するホース接続管２２が上端部２１ｂ
を挿入させた状態に外側から装着され、下端部２１ｃに
は、延長管１３の一端部が挿入されて着脱可能に装着さ
れている。この延長管１３は、一端部が接続パイプ２１
の下端部に挿入された状態では、図から明らかな如く、
掃除機本体１１の他端から突出している。

【００２０】吸込ホース１２は、一端部１２ａが開口部
２０に固着されて集塵室１５に連通していると共に、開
放端としての他端部１２ｂが、ホース接続管２２を介し
て接続パイプ２１の上端部（一端部）２１ｂに着脱自在
に装着されている。

【００２１】ホース接続管２２は、上方に解放する円環
状の溝からなる挿入部２３を有している。しかも、この
挿入部２３に吸込ホース１２の他端部１２ｂを挿入固着
することにより、吸込ホース１２がホース接続管２２に
取り付けられている。一方、ホース接続管２２の下端部
２２ａ内径は、上端部２１ｂの外径と同一の大きさに形
成されている。

【００２２】延長管１３は、一端部１３ａが縮径されて
外径が接続パイプ２１の下端部（他端部）２１ｃの内径
と同一の大きさに形成されていると共に、一端部１３ａ
を接続パイプ部２１の下端部（他端部）２１ｃに挿入す
ることにより、接続パイプ２１に装着することができ
る。

【００２３】延長管１３の他端部１３ｂには、図２に示
すように、床ブラシ１４が接続されている。

【００２４】次に、上記構成を有する電気掃除機の作用
を説明する。

【００２５】先ず、図２（ａ）に示すように、吸込ホー
ス１２の開放端であるホース接続管２２の下端部（他端
部）２２ａを接続パイプ２１の上端部（一端部）２１ｂ
に接続し、接続パイプ２１の下端部（他端部）２１ｃに
延長管１３の一端部１３ａを接続し、延長管１３に床ブ
ラシ１４を接続して、床ブラシ１４と掃除機本体１１の
集塵室１５とを連通させる。

【００２６】この状態で、電気掃除機１０は、掃除機本
体１１に延長管１３が固着された状態となり、延長管１
３及び床ブラシ１４が一本の棒状に接続されて一体的に
動くいわゆるスティックタイプとしての使用が可能とな
り、ハンドル１９を持って操作することができる。

【００２７】続いて、図２（ｂ）に示すように、接続パ
イプ２１から吸込ホース１２を外す。

【００２８】そして、図２（ｃ）に示すように、外した
吸込ホース１２の開放端であるホース接続管２２の下端
部２２ａに、接続パイプ２１から外した延長管１３の一
端部１３ａを挿入して、吸込ホース１２に延長管１３を
直接接続し、延長管１３には床ブラシ１４を接続して、
床ブラシ１４と掃除機本体１１の集塵室１５とを連通さ
せる。

【００２９】この状態で、電気掃除機１０は、掃除機本
体１１に対して吸込ホース１２、延長管１３及び床ブラ
シ１４を自由に動かすことができるいわゆるハンディタ
イプとしての使用が可能となり、ハンドル１９及び延長
管１３等を持って操作することができる。

【００３０】従って、電気掃除機１０は、何等付属部品
を必要とせずに、単に接続パイプ２１から吸込ホース１
２及び延長管１３を外し、外した吸込ホース１２と延長
管１３を接続するのみで、いわゆるスティックタイプ或
はハンディタイプとして使い分けることができる。

【００３１】また、電気掃除機の他の実施例を以下に示
す。

【００３２】図３に示す電気掃除機３０は、掃除機本体
３１と、吸込ホース１２と、延長管１３と、吸込口体と
しての床ブラシ１４とを有している。

【００３３】掃除機本体３１は、下端に、後述するヒン
ジ３７を介して開閉自在に形成された可動部（可動部
材）３２、及び後述する接続パイプ３３を有する他は、
上記実施例に示す掃除機本体１１と同様の構成を有して
いる。

【００３４】可動部３２は、あたかも接続パイプ３３の
長手方向略中央を通る分割面により掃除機本体１１の下
部を分割したように、掃除機本体３１の下部と同様の形
状に形成されている。

【００３５】連結部である接続パイプ３３は、壁部３３
ａを有し、掃除機本体３１と一体に形成された本体部３
４と、可動部３２と一体に形成された底部３５とに略上
下に二分されている。しかも、本体部（本体側連結部で
ある本体側パイプ部）３４と底部（可動部材側連結部で
ある可動部材側パイプ部）３５のそれぞれの当接面には
後述するシール部材が装着されている。尚、接続パイプ
３３は、分割された本体部３４と底部３５がクランプ３
６により係止固定されている他は、接続パイプ２１と同
様の構成を有している。

【００３６】クランプ３６は、例えば本体部３４側の被
係止部に底部３５側の係止部を係止させて締め付けるこ
とにより、本体部３４と底部３５を圧接状態に係止する
ことができる。

【００３７】可動部３２と掃除機本体３１とは、クラン
プ３６の反対側に位置するヒンジ（連結部材）３７を軸
として掃除機本体３１に対し開閉自在に装着されてお
り、可動部３２の開時、本体部３４を含む掃除機本体３
１の下端面（下面）３１ａと、底部３５を含む可動部３
２の下端面３１ａとの当接面である上端面（上面）３２
ａとは、直立させた掃除機本体３１の長手方向と直交す
る略水平な同一面を形成する（図５参照）。

【００３８】図４及び図５に示す本体部３４と底部３５
のそれぞれの当接面３４ａ，３５ａは、同一の形状及び
大きさを有するリング状の平坦面により形成されてお
り、各当接面３４ａ，３５ａには、それぞれシール部材
（図示せず）が装着されている。

【００３９】両シール部材は、各当接面３４ａ，３５ａ
と同一形状を有する例えばゴム状の薄いシールリングに
より形成されている。しかも、両シール部材は、本体部
３４と底部３５がクランプ３６により係止されることに
より隙間なく密着して、本体部（本体側連結部である本
体側パイプ部）３４と底部（可動部材側連結部である可
動部材側パイプ部）３５とを気密に連通させる。

【００４０】また、可動部３２の下端面３２ｂには、吸
込ホース１２と延長管１３とを連結するための手元握り
管３８が着脱自在に装着されている。

【００４１】なお、延長管１３には、伸縮リング３９ａ
を介して例えば延長管１３内に格納することができる
（図５参照）補助延長管３９を装着することができ、補
助延長管３９の先端には床ブラシ１４が装着される。

【００４２】次に、上記構成を有する電気掃除機の作用
を説明する。

【００４３】先ず、図３に示すように、吸込ホース１２
の開放端であるホース接続管２２の下端部２２ａを本体
部３４に、底部３５に延長管１３を、補助延長管３９の
先端に床ブラシ１４を、それぞれ接続する。

【００４４】接続した後、下端面３１ａと上端面３２ａ
とを当接させて、クランプ３６により係止し、本体部３
４を含む掃除機本体３１と底部３５を含む可動部３２と
を一体的に係合状態とする。

【００４５】この状態で、電気掃除機３０は、本体部３
４と底部３５が連通状態となり、接続パイプ３３を介し
て床ブラシ１４と掃除機本体１１の集塵室１５とが連通
すると共に、掃除機本体３１に延長管１３が固着された
状態となって、延長管１３、補助延長管３９及び床ブラ
シ１４が一本の棒状に接続されて一体的に動くいわゆる
スティックタイプとしての使用が可能となり、ハンドル
１９を持って操作することができる。

【００４６】このとき、本体部３４と底部３５のそれぞ
れの当接面３４ａ，３５ａは、掃除機本体３１と可動部
３２がクランプ３６により係止されることにより隙間な
く密着し、空気の漏れが生じない。

【００４７】続いて、吸込ホース１２の開放端であるホ
ース接続管２２の下端部２２ａを本体部３４から外すと
共に、底部３５から延長管１３を外す。

【００４８】外した後、図４に示すように、吸込ホース
１２のホース接続管２２の下端部２２ａに手元握り管３
８を接続し、手元握り管３８に延長管１３を挿入して、
吸込ホース１２に延長管１３を直接接続し、延長管１３
には補助延長管３９及び床ブラシ１４を接続し、床ブラ
シ１４と掃除機本体３１の集塵室１５とを連通させる。

【００４９】この状態で、電気掃除機３０は、掃除機本
体３１に対して吸込ホース１２、延長管１３、補助延長
管３９及び床ブラシ１４を自由に動かすことができるい
わゆるハンディタイプとしての使用が可能となり、ハン
ドル１９及び手元握り管３８を持って操作することがで
きる。

【００５０】なお、この際、本体部３４を含む掃除機本
体３１と底部３５を含む可動部３２とは、クランプ３６
により一体的な係合状態にある。

【００５１】ところで、掃除終了等により電気掃除機３
０を収納する際は、図５に示すように、クランプ３６の
係止を解いて掃除機本体３１に対して可動部３２を開
く。

【００５２】可動部３２を開くことにより、本体部３４
を含む掃除機本体３１の下端面３１ａと底部３５を含む
可動部３２の上端面３２ａとが掃除機本体３１の長手方
向と直交する略水平な同一面を形成し、これら下端面３
１ａと上端面３２ａとを収納場所の例えば床面上に載置
することにより、電気掃除機３０は安定した状態で縦置
き収納することができる。

【００５３】このとき、下端面３１ａと上端面３２ａに
は、シール部材が突出するが、シール部材は例えばゴム
状の薄いシールリングにより形成されていることから、
床面上に載置する際の安定性を損なうことはない。

【００５４】従って、電気掃除機３０は、何等付属部品
を必要とせずに、単に接続パイプ３３から吸込ホース１
２及び延長管１３を外し、外した吸込ホース１２と延長
管１３を接続するのみで、いわゆるスティックタイプ或
はハンディタイプとして使い分けることができる。

【００５５】更に、電気掃除機３０は安定した状態で収
納することができると共に、吸込ホース１２を掃除機本
体３１に、延長管１３、補助延長管３９、床ブラシ１４
及び手元握り管３８に可動部３２にそれぞれ装着した状
態で収納することができる。

【００５６】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に係る発
明は、電動送風機及び集塵室を有する掃除機本体の一端
部にハンドルが設けられ、前記集塵室に連通し且つ前記
掃除機本体の他端から突出する延長管の一端部が前記掃
除機本体の他端部に保持され、前記延長管の他端部に吸
込口体が取り付けられた電気掃除機に於いて、一端部を
前記集塵室に連通させると共に前記掃除機本体に取り付
けた吸込ホースが設けられ、一端部と他端部を互いに連
通させた連結部が前記掃除機本体の他端部に設けられ、
前記吸込ホースの他端部が前記連結部の一端部と前記延
長管の一端部に選択的に着脱可能であると共に、前記延
長管の一端部が前記連結部の他端部に着脱可能である電
気掃除機としたことを特徴とする。

【００５７】このため、延長管及び吸込ホースを掃除機
本体の連結部に接続した状態では、電気掃除機をスティ
ックタイプとして使用できる。一方、吸込ホース及び延
長管を連結部から外して、この外した吸込ホースと延長
管を接続することにより、電気掃除機をハンディタイプ
としても使用できる。しかも、電気掃除機をスティック
タイプからハンディタイプにする場合に、その都度付属
部品である吸込ホースを別途用意することなく、単に連
結部から吸込ホース及び延長管を外し、外した吸込ホー
スと延長管を接続するのみでよいので、延長管等の部品
を掃除機本体とは別に保管したりする必要が無く、又、
保管場所が分からなくなったり無くしたりすること等が
ないので、部品管理が容易である。また、延長管に取り
付けられた吸込口体は、延長管を掃除機本体の連結部に
着脱するのみで延長管と一体に連結部に対して簡易に着
脱できるので、スティックタイプとハンディタイプの両
方で簡易に使用できる。この結果、ハンディタイプとし
て使用する場合の吸込具を別途用意する必要がない。更
に、ハンディタイプとして使用する場合で、且つ例えば
家具間の隙間や椅子の下等の狭い場所で且つ掃除機本体
が掃除の邪魔になるような場所を掃除する場合でも、延
長管があるので狭い場所に吸込口体を差し入れて床の掃
除を用意に行うことができる。

【００５８】また、請求項２の発明は、電動送風機及び
集塵室を有する掃除機本体の一端部にハンドルが設けら
れ、一端部と他端部を互いに連通させた連結部が前記掃
除機本体の他端部に設けられ、前記掃除機本体の他端か
ら突出する延長管の一端部が前記連結部の他端部に着脱
可能に設けられ、前記延長管の他端部に吸込口体が取り
付けられていると共に、一端部を前記集塵室に連通させ
ると共に前記掃除機本体に取り付けた吸込ホースが設け
られ、前記吸込ホースの他端部が前記連結部の一端部と
前記延長管の一端部に選択的に着脱可能である電気掃除
機であって、可動部材が、前記掃除機本体の他端面に対
して開閉自在に、且つ、前記可動部材を開いたときに前
記掃除機本体の他端面と前記可動部材の前記他端面への
当接面が同一面となるように、前記掃除機本体の他端部
に取り付けられていると共に、前記連結部が、前記掃除
機本体に設けられ且つ前記吸込ホースを着脱可能に連結
可能な本体側連結部と、前記可動部材に設けられ且つ前
記延長管を着脱可能に連結可能な可動部材側連結部とに
分割され、前記可動部材を前記掃除機本体の他端面に対
して閉じた状態で前記可動部材を前記掃除機本体に固定
するクランプが設けられていると共に、前記可動部材を
閉じて前記掃除機本体に前記クランプで固定したとき
に、前記本体側連結部と前記可動部材側連結部が互いに
合わせられて連通可能に設けられている電気掃除機とし
たことを特徴とする。

【００５９】このため、その都度付属部品である吸込ホ
ースを別途用意することなく、単に連結部から吸込ホー
ス及び延長管を外し、外した吸込ホースと延長管を接続
するのみで、いわゆるスティックタイプ或はハンディタ
イプとして使い分けることができ、また、電気掃除機と
は別に吸込ホースの収納場所を必要としない。

【００６０】更に、安定した状態で縦置き収納すること
ができると共に、吸込ホースを掃除機本体に、延長管、
補助延長管、床ブラシ等を可動部にそれぞれ装着した状
態で収納することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る電気掃除機の部分概略構成図で
ある。

【図２】電気掃除機の使用状態を示しており、（ａ）は
いわゆるスティックタイプの斜視図、（ｂ）は吸込ホー
スを連結部から外した状態の斜視図、（ｃ）はいわゆる
ハンディタイプの斜視図である。

【図３】電気掃除機の他の実施例を示しており、いわゆ
るスティックタイプの斜視図である。

【図４】図３に示す電気掃除機のいわゆるハンディタイ
プの斜視図である。

【図５】図３に示す電気掃除機の収納状態を示す斜視図
である。

【図６】従来の電気掃除機を示しており、（ａ）はいわ
ゆるスティックタイプの斜視図、（ｂ）はいわゆるハン
ディタイプの斜視図である。

【符号の説明】

１０，３０ 電気掃除機 １１，３１ 掃除機本体 １２ 吸込ホース １２ｂ 他端（開放端） １３ 延長管 １３ａ 一端（後端） １４ 床ブラシ（吸込口体） １５ 集塵室 １６ 電動送風機 ２１，３３ 接続パイプ（連結部） ２１ｂ 上端部（一端） ２１ｃ 下端部（他端） ３１ａ 下端部（下面） ３１ｂ 上端面（上面） ３２ 可動部 ３４ 本体部 ３５ 底部 ３７ ヒンジ（連結部材）

フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A47L 5/24 - 5/28 A47L 9/00

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電動送風機及び集塵室を有する掃除機本
   体の一端部にハンドルが設けられ、前記集塵室に連通し
   且つ前記掃除機本体の他端から突出する延長管の一端部
   が前記掃除機本体の他端部に保持され、前記延長管の他
   端部に吸込口体が取り付けられた電気掃除機に於いて、一端部を前記集塵室に連通させると共に前記掃除機本体
   に取り付けた吸込ホースが設けられ、一端部と他端部を
   互いに連通させた連結部が前記掃除機本体の他端部に設
   けられ、前記吸込ホースの他端部が前記連結部の一端部
   と前記延長管の一端部に選択的に着脱可能であると共
   に、前記延長管の一端部が前記連結部の他端部に着脱可
   能であること を特徴とする電気掃除機。
2. 【請求項２】 電動送風機及び集塵室を有する掃除機本
   体の一端部にハンドルが設けられ、一端部と他端部を互
   いに連通させた連結部が前記掃除機本体の他端部に設け
   られ、前記掃除機本体の他端から突出する延長管の一端
   部が前記連結部の他端部に着脱可能に設けられ、前記延
   長管の他端部に吸込口体が取り付けられていると共に、 一端部を前記集塵室に連通させると共に前記掃除機本体
   に取り付けた吸込ホースが設けられ、前記吸込ホースの
   他端部が前記連結部の一端部と前記延長管の一端部に選
   択的に着脱可能である電気掃除機であって 、可動部材が、前記掃除機本体の他端面に対して開閉自在
   に、且つ、前記可動部材を開いたときに前記掃除機本体
   の他端面と前記可動部材の前記他端面への当接面が同一
   面となるように、前記掃除機本体の他端部に取り付けら
   れていると共に、 前記連結部が、前記掃除機本体に設けられ且つ前記吸込
   ホースを着脱可能に連結可能な本体側連結部と、前記可
   動部材に設けられ且つ前記延長管を着脱可能に連結可能
   な可動部材側連結部とに分割され、 前記可動部材を前記掃除機本体の他端面に対して閉じた
   状態で前記可動部材を前記掃除機本体に固定するクラン
   プが設けられていると共に、 前記可動部材を閉じて前記掃除機本体に前記クランプで
   固定したときに、前記本体側連結部と前記可動部材側連
   結部が互いに合わせられて連通可能に設けられ ているこ
   と を特徴とする電気掃除機。