JP3064593B2 - 縦型電気掃除機 - Google Patents

縦型電気掃除機

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JP3064593B2 JP3312093A JP31209391A JP3064593B2 JP 3064593 B2 JP3064593 B2 JP 3064593B2 JP 3312093 A JP3312093 A JP 3312093A JP 31209391 A JP31209391 A JP 31209391A JP 3064593 B2 JP3064593 B2 JP 3064593B2
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秀典 北村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は縦型電気掃除機の集塵室
と吸込具を連通し、塵埃の移送通路を形成するホースユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の縦型電気掃除機は、実開
平2−116247号に開示されたもののように構成さ
れていた。すなわち図6において、本体1は内部中央部
に吸塵した塵埃を蓄積する紙袋2を収容する集塵室3
と、集塵室3の上下にコード巻取装置4,電動送風機5
を有している。本体1の下方には、前方にアジテータ
ー、後方にこのアジテーターを回転駆動する電動機6を
内蔵する吸込具7が本体1に軸支されて回動自在に保持
されている。
【0003】ホースユニット8はアジテーターが配置さ
れたアジテーター室と集塵室3を連通し、吸込具7で集
塵される塵埃を電動送風機5の吸込気流で紙袋2内に移
送する経路を形成し、集塵室3側は回転自在で、且つ抜
け外れの無いように本体1に保持され、また吸込具7側
は吸込具7に圧入挿入されて保持されている。
【0004】またホースユニット11の本体装着方法と
しては、図7に示すように集塵室側で本体接続管12が
回転自在に本体13に保持され、吸込具14側は本体1
3にホース接続管15が着脱自在に装着され、このホー
ス接続管15に対して継ぎパイプ16が回転自在に形成
されたものもある。
【0005】そしていずれの場合においても、吸込具で
掃除できない狭い箇所の掃除を行うときには、ホースユ
ニット8,11を吸込具7,14側で外し、本体1,1
3に取着した隙間用吸込具をそれぞれのホースユニット
9,11先端に接続して用いる構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが図6に示す例
においては、ホースユニット8の集塵室3側曲がり部9
で塵埃が詰まるとその除去が困難なため、ホースユニッ
ト8の内径を大きくしなければならないし、さらには同
部9が直接家具などの角部に当たって破れる事がある。
【0007】また図7に示す例においては、上記と同様
に塵埃の詰まり解消が困難であるに加えて、隙間用吸込
具を使用する際、ホースユニット11のホース接続管1
5を持って使用するが、ホースユニット11のねじれを
防止する為の継ぎパイプ16の回転が支障無いようにす
るためにはホース接続管15の上下方向の長さLを大き
くしなければならず、ホースユニット11の製作コスト
が高くなってしまうと同時にホースユニット11の蛇腹
部分の長さが相対的に短くなり、隙間用吸込具を使用す
るときのホースユニット11の伸長具合が低下して使用
性が悪くなる問題があった。
【0008】本発明はこの課題を解消し、使用性の高い
縦型電気掃除機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
の本発明の技術的第1の手段は、集塵室,電動送風機を
内蔵する本体と、この本体の下端部で揺動自在に保持さ
れる吸込具と、これら吸込具と集塵室を連通するホース
ユニットを有し、このホースユニットは、前記本体に接
続され、同接続面に対する法線を中心軸として回転自在
で、且つ略90度折曲した本体接続管と、前記吸込具に
着脱自在に接続される先端接続管と、これら本体接続管
と先端接続管間を気密に結合するホースからなり、さら
に前記本体接続管は本体に着脱自在に形成するものであ
り、第2の手段は、ホース本体接続管を、ホース長手
方向中心軸を回転軸として回転自在に接続したものであ
る。
【0010】
【作用】上記第1の手段による作用は、本体接続管部に
塵埃が詰まっても、本体より本体接続管を外して簡単に
塵埃を除去できるものであり、また掃除機使用中に本体
接続管が家具などに強く当たると、本体接続管と本体の
係合が衝撃で解かれ、本体接続管が抜け外れて同部の破
損を防止する。
【0011】また第2の手段によって、隙間用吸込具を
使用する際、ホースユニットの捻れが発生しても、本体
接続管とホースの間でこの捻れを解消するため、先端接
続管を持ってスムースに使用でき、また使用後、吸込具
に再度接続するとき、どのうに捻って吸込具に挿着して
も、本体接続管部で捻れが解消され使用前の状態に戻る
ものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図において電気掃除機の本体21は、中
央部に紙袋22を収容する集塵室23を有し、集塵室2
3の上方にはコード巻取装置24を、また集塵室23の
下方には電動送風機25を内蔵している。26は吸込具
本体で、上吸込具27と下吸込具28で本体21の下端
部に設けた本体軸を狭持し、これを回転軸にして本体2
1に対して揺動自在に結合されている。
【0014】29は本体21に尾錠30の係止で摺動自
在に保持されるハンドルで、使用時には第3図のように
上方に引き延ばし、非使用時には第2図のように本体2
1に格納して全高を小さくし、押し入れなどへの収納を
可能にしている。上部の把手31には操作スイッチ32
が配置され、電動送風機25の運転・停止を操作でき
る。
【0015】33は、図1に示すように左右2分割で接
続管34と連結管35を狭持している本体接続管であ
り、連結管35は本体接続管33に回転自在に保持さ
れ、また接続管34と連結管35は、連結管35に形成
した薄肉円環リブ36で互いに気密に連結されている。
37は断面波形のホースで、一方には連結管35、他方
には先端接続管38がそれぞれ気密に固着されており、
先端接続管38が吸込具本体26に挿入されて吸込具本
体26と集塵室23とが気密に連結されている。本体接
続管33には、図5に示されるように尾錠爪39が左右
に一対形成されていて、本体接続管33を本体21の側
面に接続すると、この尾錠爪39が本体21の内面に係
合し、本体接続管33を本体21に対して回転自在に取
着する。他方本体接続管33を本体21から外すときに
は、尾錠爪39を接続管34側に押し、本体21との係
合を解いて抜くと外れる。
【0016】図2および図4に示されるように、40は
延長管41に出没自在に内蔵された隙間用吸込具で、延
長管41の他端には継ぎホース42が気密に固着され、
さらに継ぎホース42の他端には、先端接続管38に接
続される継ぎパイプ43が固着されている。継ぎパイプ
43と延長管41には本体21に設けた一対の凹部44
に係止する嵌合突起A45,同B46が一体に形成され
ていて、延長管41,継ぎホース42,継ぎパイプ43
を本体21に取着している。
【0017】次に上記構成における動作・作用について
説明する。本縦型電気掃除機を使用するときには、ハン
ドル29を本体21から引き延ばし、把手31を持ち本
体21を傾斜させて使用し、掃除面上から吸塵された塵
は、吸込具本体26→ホース37→紙袋22へと移送さ
れ、蓄積される。
【0018】ところで吸込具本体26で吸塵できない狭
い場所や棚の上,天井などを掃除する時には、本体21
から継ぎパイプ43と延長管41を外し、吸込具本体2
から抜いた先端接続管38に継ぎパイプ43を挿入し
て結合し、次に隙間用吸込具40を延長管41から引き
出して第4図に示す状態で行なう。この時、一方の手は
延長管41を持ち、他方の手は先端接続管38を支え持
つが、ホース37の捻れ防止は、連結管35のと本体接
続管33に対する回転によって行なわれ、さらにホース
37は、本体接続管33が本体21に対して回転自在で
あるため隙間用吸込具40を操作する方向に無理なく回
転揺動する結果、操作する手にはなんの支障も感じずに
利用できる。従ってまた先端接続管38のホース37側
は、ホース37を固着できる長ささえあれば良く、短く
して隙間用吸込具40を使用する状態で、先端接続管3
8を継ぎパイプ43の結合部の重量を軽減することがで
きる。
【0019】そして隙間用吸込具40の利用を終わると
上記と逆の手順で元の状態に戻す、この時、先端接続管
38をどのように捻って吸込具本体26に挿入接続して
も、連結管35が回転してこの捻れを解消し、スムース
な接続状態にしてしまう。
【0020】また通常の使用時に、本体接続管33が家
具などに強く当たると、その衝撃尾錠爪39と本体21
の係合が外れ、本体接続管33が本体21から外れて接
続管34や本体接続管33の破損を防止する。加えて、
接続管34内に塵埃が引っかかっても、尾錠爪39と本
体21の係合を解いて本体接続管33を外すことで簡単
に詰まりを解消できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、集塵室,
電動送風機を内蔵する本体と、この本体の下端部で揺動
自在に保持される吸込具と、これら吸込具と集塵室を連
通するホースユニットを有し、このホースユニットは
前記本体に接続され、同接続面に対する法線を中心軸と
して回転自在で、且つ略90度折曲した本体接続管と、
前記吸込具に着脱自在に接続される先端接続管と、これ
ら本体接続管と先端接続管間を気密に結合するホースか
なり、さらに前記本体接続管本体に着脱自在に保持
されているので、本体接続管に衝撃が加わっても、本体
から本体接続管が抜け外れ、本体接続管などの破損を防
止できる。また本体接続管内部付近に塵埃が引っかかっ
ても、本体から外して容易に解除でき、使用性が高ま
る。
【0022】さらに、ホース本体接続管を、ホース長
手方向中心軸を回転軸として回転自在に接続することに
よって、ホースユニットに接続して隙間用吸込具を利用
するとき、或は利用後にホースの捻れを解消しつつ、ス
ムースにホースユニットを支え持つことができ、操作性
・使用性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す本体接続管部の横断面
【図2】同縦型電気掃除機の中央横断面図
【図3】同縦型電気掃除機の後方からの斜視図
【図4】同じく隙間用吸込具を利用するときの状態図
【図5】同じく本体接続管部の半縦断面図
【図6】第1の従来例を示す縦型電気掃除機の中央縦断
面図
【図7】同じく第2の従来例を示す縦型電気掃除機の斜
視図
【符号の説明】
21 本体 23 集塵室 25 電動送風機 26 吸込具本体 29 ハンドル 33 本体接続管 34 接続管 35 連結管 37 ホース 38 先端接続管 39 尾錠爪 40 隙間用吸込具 41 延長管 42 継ぎホース 43 継ぎパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/24 A47L 5/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵室,電動送風機を内蔵する本体と、
    この本体の下端部で揺動自在に保持される吸込具と、こ
    れら吸込具と集塵室を連通するホースユニットを有し、
    このホースユニットは、前記本体に接続され、同接続面
    に対する法線を中心軸として回転自在で、且つ略90度
    折曲した本体接続管と、前記吸込具に着脱自在に接続さ
    れる先端接続管と、これら本体接続管と先端接続管間を
    気密に結合するホースからなり、さらに前記本体接続管
    は本体に着脱自在に保持されてなる縦型電気掃除機。
  2. 【請求項2】 ホース本体接続管を、ホース長手方向
    中心軸を回転軸として回転自在に接続した請求項1記載
    の縦型電気掃除機。
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