JP2758122B2 - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP2758122B2
JP2758122B2 JP5125672A JP12567293A JP2758122B2 JP 2758122 B2 JP2758122 B2 JP 2758122B2 JP 5125672 A JP5125672 A JP 5125672A JP 12567293 A JP12567293 A JP 12567293A JP 2758122 B2 JP2758122 B2 JP 2758122B2
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JP
Japan
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outer peripheral
peripheral wall
frame
movable
protector
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JP5125672A
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JPH06339211A (ja
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守道 泉
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Yazaki Corp
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスが収容
される屈曲状のプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプロテクタとして、実開
昭63−138821号公報、実開昭64−37318
号公報に記載のものが知られている。
【0003】図6は、これら公報に記載のプロテクタと
類似の従来の屈曲状のプロテクタを示している。
【0004】プロテクタ1は、樋状のプロテクタ本体で
ある外側枠2と、蓋体状のカバーである内側枠3とを備
えている。外側枠2と内側枠3は、両者が合せられた状
態でワイヤハーネスの収容空間を形成する。内側枠3
は、水平部から起立した起立部5を有し、L字状に屈曲
形成されている。外側枠2の一部には、内側枠3に合せ
られる可動部15が設けられている。起立部5は内周壁
7と側壁9とからなり、テープが巻き付けられる箇所と
なっている。
【0005】可動部15は、断面コ字状の外側枠2から
一部の側壁11を取り除いた状態で外周壁17を分離し
て構成されている。可動部15は、その基端側の平坦部
が柔軟に湾曲するヒンジ部13として機能することによ
り、内側枠3の起立部5に向けて開閉自在になってい
る。両側壁11の外側縁11aは、可動部15のヒンジ
部13の当たりを案内するよう円弧状に形成され、そこ
に可動部15が当たることで可動部15の位置を規制す
るようになっている。なお、可動部15の先端部側縁に
は、可動部15を起立部5に対向する位置まで閉じたと
き、起立部5の側壁9の内側に入り込む側板19が設け
られており、この側板19のある位置がテープ巻き箇所
となっている。
【0006】次に、このプロテクタ1を用いて、ワイヤ
ハーネスWを保護する手順を図7〜図10を用いて説明
する。
【0007】まず、図7に示すようにワイヤハーネスW
を、水平に倒した可動部15の上に真っ直ぐに延ばし、
テープTで側板19のある箇所に巻き付け固定する。次
いで、図8、9に示すようにワイヤハーネスWの先端側
を起立させ、一体になった可動部15を、起立部5に向
けて起こす。その際、可動部15のヒンジ部13が、側
壁11の外周縁に当たって案内されることにより、ヒン
ジ部13が側板の外周縁の形状に沿って湾曲しヒンジ部
13が保護される。そして、可動部15を起立させた
ら、図10に示すように、起立部5と可動部15とを、
ワイヤハーネスWを間に挟んだ状態でテープTで巻き、
装着を完了する。
【0008】このように、平板状に保った可動部15に
一旦仮テープ巻きした後、可動部15を起こして内側枠
3と本テープ巻き固定するので、作業性が良い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
プロテクタ1は、ヒンジ部13が側壁11の外周縁11
aに当たることで可動部15の位置を規制するようにな
っているので、側壁11の厚さの範囲からヒンジ部13
がずれた場合、図11、図12に示すように可動部15
が側壁11の内側に落ち込んでしまい、ヒンジ部13が
変形して側板19が起立部5の側壁9の外側に逃げてし
まうことがあった。この場合、側板19とワイヤハーネ
スWをテープ巻きしているので、図13に示すようにテ
ープTに起立部5の側壁9が当たってしまい、テープT
を破ってワイヤハーネスWを充分に固定できなくなるお
それがあった。
【0010】本発明は、上記事情を考慮し、可動部の落
ち込みを防止することができる屈曲状のプロテクタを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平部と起立
部でL字状に屈曲した内側枠と、該内側枠に合せられて
ワイヤハーネスの収容空間を形成する外側枠とを備え、
前記外側枠の先端側の外周壁は、前記内側枠の屈曲部近
傍に配したヒンジ部により該内側枠の起立部に対して開
閉自在に可動する可動部とされ、可動部の閉時に前記
外周壁の両側縁前記外側枠の両側壁外周縁に突き当た
って該外周壁の位置を規制すると共に、前記起立部と前
記外周壁とを前記ワイヤハーネスを間に挟んだ状態でテ
ープで固定するようにしたプロテクタにおいて、前記外
側枠の一方の側壁外周縁に、前記外周壁が突き当たる位
置規制片を外向きに突設し、前記外周壁の一方の側縁
に、前記位置規制片と対向する突当片を突設すると共
に、該外周壁の他方の側縁に、前記外側枠の他方の側壁
の外側に係合するL字状の係合部を突設する一方、前記
外周壁の先端部に前記テープのずれ防止用の突部を設け
たことを特徴とる。
【0012】
【作用】上記構成のプロテクタでは、外周壁に突設した
突当片及び係合部が位置規制片及び他方の側壁に当たる
ことで、可動部の位置決めがなされる。また、位置規制
片と突当片はいずれも外側に突設されたものであり、所
定の幅を存するものであるから、両者が確実に当たるよ
うになり、可動部の落ち込みが回避される。さらに、外
周壁の先端部に設けられた突部により、内側枠の起立部
と外周壁をワイヤハーネスを間に挟んだ状態で固定する
テープのずれが防止される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1は実施例のプロテクタの斜視図であ
る。このプロテクタ31は、図6に示した従来のプロテ
クタ1と次の点が異なる。即ち、このプロテクタ31で
は、可動部15の当たる一方の側壁11の外周縁に、可
動部15が突き当たる位置規制片33が、外側枠2の屈
曲形状に沿って、外向きに突設されている。また、可動
部15の一方の側縁に、位置規制片33と対向する突当
片35が突設され、他方の側縁に、他方の側壁11の外
側に係合するL字状の係合部37が突設されている。ま
た、可動部15の先端部には、テープTのずれを防ぐた
めの突部39が設けられている。これらの点以外は、図
6の従来例と同じであり、同一部分には図中同符号を付
して説明を省略する。
【0015】次に、このプロテクタ1を用いて、ワイヤ
ハーネスWを保護する手順を図2〜図5を用いて説明す
る。
【0016】まず、図2に示すようにワイヤハーネスW
を、水平に倒した可動部15の上に真っ直ぐに延ばし、
テープTで側板19に巻き付け固定する。次いで、図
3、図4に示すようにワイヤハーネスWの先端側を起立
させ、一体になった可動部15を起立部5に向けて起こ
す。その際、可動部15の側縁に突設した突当片35
が、側壁11の外周縁に突設した位置規制片33に当た
って、可動部15が案内され、同時に反対側の係合部3
7が反対側側壁11の外周縁に係合することにより、可
動部15が確実に位置決めされ、ヒンジ部13が保護さ
れる。そして、可動部15を起立させたら、図5に示す
ように、起立部5と可動部15とを、ワイヤハーネスW
を間に挟んだ状態でテープTで巻き、装着を完了する。
【0017】このように、突当片35が位置規制片33
に当たるようになっており、当たり面が広く確保されて
いるので、当たりが確実になり、可動部15が落ち込む
ことがない。また、反対側には係合部37が設けられて
いるので、位置ずれもなくなる。よって正確にワイヤハ
ーネスWを保持することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動部の落ち込みが確実に回避されるので、テープで固
定される起立部と可動部との間でワイヤハーネスを正確
に固定することができ、ワイヤハーネスの線長を正確に
出すことができる。また、可動部の落ち込みがなくなる
ため、作業性も向上する。さらに、起立部と可動部とを
ワイヤハーネスを間に挟んで固定するテープのずれを防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用前の状態を示す斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例の使用途中の状態を示す斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例の使用途中の状態を示す斜視
図である。
【図4】図3を上方から視た平面図である。
【図5】本発明の使用時の状態を示す斜視図である。
【図6】従来のプロテクタの使用前の状態を示す斜視図
である。
【図7】従来のプロテクタの使用途中の状態を示す斜視
図である。
【図8】従来のプロテクタの使用途中の状態を示す斜視
図である。
【図9】図8を上方から視た平面図である。
【図10】従来のプロテクタの使用時の状態を示す斜視
図である。
【図11】従来のプロテクタにおいて可動部が落ち込ん
だ状態を示す斜視図である。
【図12】図11の状態の上方から視た平面図である。
【図13】従来の問題点を示す平面図である。
【符号の説明】
3 内側枠 2 外側枠 11 側壁 13 ヒンジ部 15 可動部 17 外周壁 33 位置規制片 35 突当片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平部と起立部でL字状に屈曲した内側
    枠と、該内側枠に合せられてワイヤハーネスの収容空間
    を形成する外側枠とを備え、前記外側枠の先端側の外周
    壁は、前記内側枠の屈曲部近傍に配したヒンジ部により
    該内側枠の起立部に対して開閉自在に可動する可動部と
    され、可動部の閉時に前記外周壁の両側縁前記外側
    枠の両側壁外周縁に突き当たって該外周壁の位置を規制
    すると共に、前記起立部と前記外周壁とを前記ワイヤハ
    ーネスを間に挟んだ状態でテープで固定するようにした
    プロテクタにおいて、 前記外側枠の一方の側壁外周縁に、前記外周壁が突き当
    たる位置規制片を外向きに突設し、 前記外周壁の一方の側縁に、前記位置規制片と対向する
    突当片を突設すると共に、該外周壁の他方の側縁に、前
    記外側枠の他方の側壁の外側に係合するL字状の係合部
    を突設する一方、 前記外周壁の先端部に前記テープのずれ防止用の突部を
    設け たことを特徴とするプロテクタ。
JP5125672A 1993-05-27 1993-05-27 プロテクタ Expired - Lifetime JP2758122B2 (ja)

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JPH06339211A JPH06339211A (ja) 1994-12-06
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JPH058741Y2 (ja) * 1987-03-03 1993-03-04

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