JP2757860B2 - 弾性支点機構 - Google Patents

弾性支点機構

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JP2757860B2
JP2757860B2 JP24534996A JP24534996A JP2757860B2 JP 2757860 B2 JP2757860 B2 JP 2757860B2 JP 24534996 A JP24534996 A JP 24534996A JP 24534996 A JP24534996 A JP 24534996A JP 2757860 B2 JP2757860 B2 JP 2757860B2
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穣児 唐澤
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Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機器一般の支点機
構において、基準となる面に対して、移動する側の面を
常に平行に保持する平行四辺形のリンク機構形式の支点
機構に関するものである。 【0002】 【従来の技術】基準面に対して移動する側の面を、常に
平行に保持した状態で左右に揺動させる機構として各種
のリンク機構が知られている。図6には、平行四辺形型
の四節リンク機構を示してあり、各節の連結はピンジョ
イント支点7が用いられるのが一般的である。別の形式
のリンク機構としては、例えば、実開昭52ー2l66
7号公報に開示されているように、上下の水平なフレー
ムをピンジョイントを介して対角線状に配置した揺勤フ
レームによって連結すると共に、一方の揺動フレームの
一端をピンジョイントの代わりに水平方向にスライド自
在としたものも知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのよ
うな四節リンク機構は、複数の部材をピンジョイントで
接続しているので、それらの部分にガタ及び摩擦負荷が
存在し、機構としての精度が落ちる上に、平行度を保ち
揺動させることが困難であった。 【0004】そこで、本発明の目的は、このような問題
点を解決するために、一枚の板状部材をプレスおよび折
り曲げ加工することにより平行四辺形型のリンク機構が
形成された構成の弾性支点機構を提案することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の弾性支点機構
は、弾性を有する一部材からなるリンク機構により、上
下に離れて平行に延びる第1および第2の剛性面を形成
すると共に、これらの間を連結している前後方向に離れ
て平行に延びる第1および第2の剛性部を形成し、これ
らの剛性部の上下端を弾性支点として当該剛性部が前後
方向に揺動しても前記第1および前記第2の剛性面を常
に平行に保持する平行四辺形型のリンク機構を形成した
ことを特徴とする。 【0006】 【作用】本発明の弾性支点機構は、弾性を有する一部材
により形成されており、上下の剛性面を連結している剛
性部の上下端が弾性支点となっている。したがって、ピ
ンジョイントで各部分を連結したリンク機構、あるいは
スライド支点を用いたリンク機構とは異なり、各節には
ガタおよび摩擦負荷が存在しない。よって、第1および
第2の剛性面を高精度で平行に保持した状態で揺動させ
る機構が実現される。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面にも
とづいて説明する。 【0008】図1は、本発明の実施例を示す斜視図であ
り、図2は実施例の展開図である。本例の弾性支点機構
は、図2に示すような形状をした弾性を有する一枚の板
状部材をプレスおよび折り曲げ加工することにより形成
してある。 【0009】図1に示すように、形成された本例の弾性
支点機構において、上側の剛性面3は、下側の剛性面4
を固定した位置にある基準面として横方向に平行状態を
保持したまま揺動可能である。すなわち、上側の剛性面
3には、弾性支点として機能する弾性部lをそれぞれ介
して、剛性部5および剛性部6の上端が連続している。
これらの剛性部5、6の下端も、弾性支点として機能す
る弾性部2をそれぞれ介して、下側の剛性面4に連続し
ている。上側および下側の弾性部l、2の折り曲げ角は
同一であり、折り曲げ方向が上下逆になっているのみで
ある。また、剛性部5、6は同一の長さに設定されてい
る。したがって、剛性部5、6は相互に平行に配列され
た状態となり、上下の剛性面3、4を平行に保持したま
まで左右に揺動する揺動アームとして機能する。 【0010】本例では、揺動方向(前後方向)に離して
平行に配置した剛性部5、6を、揺動方向とは直交する
方向(左右方向)に離して2組形成してあるが、これ
は、3組以上としてもよい。また、剛性部5、6に加え
て、前方あるいは後方側に離して第3の剛性部を更に配
置してもよいことは勿論である。なお、本例では、剛性
面3を上側に配置し、剛性面4を下側に配置している
が、これらの上下関係は相対的なものである。更には、
これらの剛性面3、4を垂直に配置した場合には、これ
らの間を繋ぐ剛性部5、6は横方向に配列されることに
なる。このように、各部分の上下、左右の関係はリンク
機構の一構成部分を基準とした相対的な位置関係を示す
ためのものであり、本発明の各部分の位置関係を一義的
な位置関係として規定するためのものではない。 【0011】また、本例では、剛性面3、4は、それぞ
れ左右が直角に折り曲げられて、面外方向の剛性を高め
てある。同様に、剛性部5、6も内側の側面を直角に折
り曲げて面外方向の剛性を高めてある。したがって、剛
性面3、4および剛性部5、6は、折り曲げ部分である
弾性部1、2に比べて面外剛性が格段に大きく、したが
って、弾性部1、2は弾性ヒンジとして確実に機能す
る。 【0012】図3、図4及び図5は、本例の弾性支点機
構の運動を表す模式的側面図である。図3に示す状態と
図4に示す状態の間を、剛性面3、4は、平行に保持さ
れたままで揺動運動する。なお、図5は図3とは反対側
から見た状態の側面図である。 【0013】本発明の弾性支点機構は、例えば、ワイヤ
ボンディング等のような高精度が要求される機器の支点
機構として利用することができる。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
弾性を有する一部材により、剛性面、剛性部および弾性
支点として機能する剛性部の上下端が一体となって形成
されているので、廉価で、しかも、各節の節の部分にガ
タおよび摩擦負荷が存在しない平行四辺形のリンク機構
を形成することができる。よって、機器一般において高
精度に平行面を保持したまま移動させることのできる弾
性支点機構を実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例を示す斜視図。 【図2】 実施例の展開図。 【図3】 実施例の運動を表す模式的側面図。 【図4】 実施例の運動を表す模式的側面図。 【図5】 実施例の運動を表す模式的側面図。 【図6】 従来のリンク機構を示す部分的模式図であ
る。 【符号の説明】 l、2・・・弾性部 3、4・・・剛性面 5、6・・・剛性部 7・・・・ピンジョイント

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.弾性を有する一部材からなるリンク機構により、上
    下に離れて平行に延びる第1および第2の剛性面を形成
    すると共に、これらの間を連結している前後方向に離れ
    て平行に延びる第1および第2の剛性部を形成し、これ
    らの剛性部の上下端を弾性支点として当該剛性部が前後
    方向に揺動しても前記第1および前記第2の剛性面を常
    に平行に保持する平行四辺形型のリンク機構を形成した
    ことを特徴とする弾性支点機構。
JP24534996A 1996-09-17 1996-09-17 弾性支点機構 Expired - Lifetime JP2757860B2 (ja)

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JPH09105448A JPH09105448A (ja) 1997-04-22
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JP3748395B2 (ja) 2001-08-23 2006-02-22 株式会社日立製作所 マイクロマニピュレータ

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