JP2757734B2 - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御方法

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JP2757734B2 JP5057715A JP5771593A JP2757734B2 JP 2757734 B2 JP2757734 B2 JP 2757734B2 JP 5057715 A JP5057715 A JP 5057715A JP 5771593 A JP5771593 A JP 5771593A JP 2757734 B2 JP2757734 B2 JP 2757734B2
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秀司 川島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は風向板(上下風向板)
の角度によって生じる結露を防止する空気調和機の制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和機は、図6に示すよう
に室内に吹き出す風の向きを可変する風向板(上下風向
板)1を備え、かつ同風向板1の角度を自動的に可変す
ることができ、例えば室温分布を均一化するようにその
風向板1の角度を可変制御する。
【0003】また、冷房運転時においては、上記風向板
1の角度が図6に示すように斜め(あるいはほぼ下向
き)になると、クロスフローファン2によって熱交換器
3を通った冷風により同風向板1や冷風吹き出し口付近
に結露が生じる(同図の矢印aに示す)。この結露を防
止するために、上記風向板1を水平方向若しくはやや斜
め下向きに可変制御するようになっている。
【0004】さらに、上記風向板1の向きはリモコン等
によって任意設定することができるが、例えば同風向板
1を下向き(斜めあるいはほぼ下向き)に設定したとし
ても、所定時間(例えば30分)経過後には同風向板1
が自動的に水平方向若しくはやや斜め下向きに切り替え
られるため、上記結露が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのために、上記空気
調和機の制御方法においては、冷房運転時で例えば風呂
上がりや酷暑日等には風向板1をほぼ下向きとして直接
的に身体に冷風を当てたい場合において、同風向板1を
長時間下向きままで使用することができないという問題
点があった。
【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は冷房運転時に風向板を長時間下向きと
して使用することができ、しかも同風向板や冷風吹き出
し口付近の結露を防止することができるようにした空気
調和機の制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は少なくとも室内温度と設定温度との比較
結果に応じて圧縮機を制御し、かつ室内へ吹き出す風の
向きを風向板によって制御するとともに、同風向板の角
度を自動的可変可能としている空気調和機の制御方法に
おいて、上記風向板の向きに応じて上記圧縮機の運転周
波数の上限値を可変するようにしたものであるまた、こ
の発明の空気調和機の制御方法は、空気調和機の冷房運
転時に、上記風向板の向きが下向きであるほど、上記運
転周波数の上限値を低くしたものである。
【0008】
【作用】上記方法としたので、上記風向板(上下風向
板)の角度が大きいほど(下向きであるほど)、上記圧
縮機の運転周波数の上限値が下げられる。例えば、その
風向板の角度が垂直方向に設定された場合にはその運転
周波数の上限値が最も低い値(30Hz)に設定され、
同風向板の角度が斜め方向に設定された場合にはその運
転周波数の上限値がそれよりも多少高めの値(60H
z)に設定される。
【0009】このように、圧縮機の運転周波数の上限値
を下げることにより、室内機の熱交換器の温度が上昇
し、吹き出し温度も上昇することから、風向板を長時間
斜め方向や垂直方向(下向き)のままで使用しても、風
向板や冷風吹き出し口付近に結露が生じることもない。
一方、吹き出す冷風の温度が高くなるが、同冷風を直接
身体に長時間当てても、身体が冷え過ぎてしまうことも
ない。
【0010】なお、上記風向板の角度がやや斜め方向に
設定された場合には運転周波数の上限値が高い値(80
Hz)に可変され、同風向板の角度が水平方向に設定さ
れた場合にはその運転周波数の上限値が最も高い値(9
0Hz)に可変される。これにより、通常の冷房運転時
と同じく、室温を均一化することができる。
【0011】
【実施例】この発明の空気調和機の制御方法は、冷房運
転時に風向板(上下風向板)の角度に応じて圧縮機の運
転周波数の上限値を可変可能とし、同風向板の向きが下
向きであるほど、その上限値を低くする。
【0012】そのため、図1に示すように、この空気調
和機の制御装置4は、リモコン5からの信号を受信して
風向板(上下風向板)1の角度を制御する室内機制御部
6と、圧縮機7を制御する室外機制御部8とを備えてい
る。なお、上記室内機制御部6および室外機制御部8は
当該空気調和機に必要な制御も行う。
【0013】また、上記風向板1は風向板駆動手段(例
えばステッピングモータ)9で駆動され、この風向板駆
動手段9は室内機制御部6によって作動される。そし
て、室内機制御部6においては、冷房運転時の風向板1
の駆動に際して、同風向板1の角度に応じた圧縮機7の
運転周波数の上限値を室外機制御部8に出力し、同室外
機制御部8においては入力上限値に基づいて圧縮機7を
制御する。
【0014】次に、上記構成の空気調和機の制御装置の
動作を図2乃至図5の室内機の側断面図を参照して詳し
く説明する。なお、図中、図6と同一部分には同一符号
を付し重複説明を省略する。
【0015】図2に示すように、例えば冷風を直接的に
身体に当てるために、リコモン5等により風向板1の角
度が斜め方向に設定された場合、室内機制御部6におい
ては、同風向板1を斜め方向に制御するとともに、同風
向板1の制御により検出した角度に対応して圧縮機7の
運転周波数の上限値を低めの値(60Hz)とし、この
値のデータを室外機制御部8に出力する。室外機制御部
8では、入力上限値のデータに基づいて圧縮機7の最大
周波数を60Hzとし、同最大周波数の間で圧縮機7を
制御することになる。
【0016】図3に示すように、リコモン5等により風
向板1の角度が垂直方向に設定された場合、上記同様に
室内機制御部6においては、同風向板1を垂直方向に制
御するとともに、同風向板1の制御により検出した角度
に対応して圧縮機7の運転周波数の上限値を最も低い値
(30Hz)とし、この値のデータを室外機制御部8に
出力する。室外機制御部8では、圧縮機7の最大周波数
を30Hzとし、同最大周波数の間で圧縮機7を制御す
ることになる。
【0017】上記冷房運転時に、風向板1の向きが斜め
方向や垂直方向(下向き)に設定されると、つまり同風
向板1の角度が大きいほど、圧縮機7の運転周波数の上
限値が低くされることから、熱交換器3の温度が上昇
し、吹き出す冷風の温度も通常より上昇することにな
る。したがって、風向板1を長時間斜め方向や垂直方向
(下向き)のままにしても、同風向板1や吹き出し口付
近に結露が生じることもなく、また吹き出されている冷
風を直接的に身体にあたても、冷え過ぎるということも
ない。
【0018】また、図4に示すように、リコモン5等に
より風向板1の角度がやや斜め方向に設定された場合、
室内機制御部6においては、同風向板1をやや斜め方向
に制御するとともに、同風向板1の制御により検出した
角度に対応して圧縮機7の運転周波数の上限値をやや低
めの値(80Hz)とし、この値のデータを室外機制御
部8に出力する。室外機制御部8では、圧縮機7の最大
周波数を80Hzとし、同最大周波数の間で圧縮機7を
制御することになる。
【0019】図5に示すように、リコモン5等により風
向板1の角度が水平方向に設定された場合、室内機制御
部6においては、同風向板1を水平方向に制御するとと
もに、同風向板1の制御により検出した角度に対応して
圧縮機7の運転周波数の上限値を高い値(90Hz)と
し、この値のデータを室外機制御部8に出力する。室外
機制御部8では、圧縮機7の最大周波数を90Hzと
し、同最大周波数の間で圧縮機7を制御することにな
る。
【0020】上記冷房運転時には、風向板1や吹き出し
口付近に結露が生じにくいことから、圧縮機7の運転周
波数の上限値がほぼ通常の値にされるため、室温の均一
化が図れることになる。
【0021】このように、風向板1の角度が大きいほ
ど、圧縮機1の運転周波数の上限値を低くするようにし
たので、風向板1を斜め方向や垂直方向のままとして長
時間冷房運転を行っても、熱交換器3の温度が上昇し、
吹き出す冷風の温度が高めになるため、風向板1や吹き
出し口付近に結露が生じることもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空気調
和機の制御方法によれば、風向板(上下風向板)の角度
に応じて圧縮機の運転周波数の上限値を可変可能とし、
同風向板の向きが下向きであるほど、その上限値を低く
するようにしたので、風向板を下向きのままとして長時
間冷房運転を行っても、室内機の熱交換器が上昇し、吹
き出す冷風の温度が上昇することから、同風向板や冷風
吹き出し口付近における結露を防止することができる一
方、同冷風を身体に直接的に当てても、冷え過ぎること
もなく、また同風向板を好みの角度で長時間冷房運転
(連続冷房運転)ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す空気調和機の制御方
法が適用される空気調和機の制御装置の概略的ブロック
線図である。
【図2】図1に示す空気調和機の制御装置の動作を説明
するための室内機の概略的側断面図である。
【図3】図1に示す空気調和機の制御装置の動作を説明
するための室内機の概略的側断面図である。
【図4】図1に示す空気調和機の制御装置の動作を説明
するための室内機の概略的側断面図である。
【図5】図1に示す空気調和機の制御装置の動作を説明
するための室内機の概略的側断面図である。
【図6】従来の空気調和機の制御装置の動作を説明する
ための室内機の概略的側断面図である。
【符号の説明】
1 風向板(上下風向板) 2 クロスフローファン 3 熱交換器(室内機の) 4 制御装置 5 リモコン 6 室内機制御部 7 圧縮機 8 室外機制御部 9 風向板駆動手段(ステッピングモータ)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも室内温度と設定温度との比較
    結果に応じて圧縮機を制御し、かつ室内へ吹き出す風の
    向きを風向板によって制御するとともに、同風向板の角
    度を自動的に可変可能としている空気調和機の制御方法
    において、 前記風向板の向きに応じて前記圧縮機の運転周波数の上
    限値を可変するようにしたことを特徴とする空気調和機
    の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記空気調和機の冷房運転時に、前記風
    向板の向きが下向きであるほど、前記運転周波数の上限
    値を低くした請求項1記載の空気調和機の制御方法。
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JP5281373B2 (ja) * 2008-11-28 2013-09-04 三菱重工業株式会社 空気調和機およびその制御方法
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