JP2757597B2 - 樹脂製バンパーの成形型 - Google Patents

樹脂製バンパーの成形型

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JP2757597B2
JP2757597B2 JP3179857A JP17985791A JP2757597B2 JP 2757597 B2 JP2757597 B2 JP 2757597B2 JP 3179857 A JP3179857 A JP 3179857A JP 17985791 A JP17985791 A JP 17985791A JP 2757597 B2 JP2757597 B2 JP 2757597B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の前部および後部
において衝撃吸収のために用いる樹脂製バンパーを成形
するのに利用される樹脂製バンパーの成形型に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】車両の前部および後部において衝撃吸収
のために利用されるバンパーは、従来の鉄系材料を素材
としたクロムめっき品から、軽量化や外観意匠性向上等
のために樹脂成形品へと変化してきている。
【0003】図4は、従来の樹脂製バンパー部品の一例
を示すものであって、この樹脂製バンパー部品51は、
端部側に張り出し部51aを有していると共に、バンパ
ー側面の内部にリブ51bを有する構造をなすものであ
る。
【0004】そして、このような構造をなす樹脂製バン
パー部品51を成形するのに用いられる成形型として
は、例えば、図5に示すようなものがあった。
【0005】図5に示す成形型52は、上下動する可動
型53と、基盤54上に固定され且つ成形材料が射出さ
れるゲート55を備えた固定型56との間に形成された
キャビティ57で樹脂製バンパー部品51を成形するも
のであり、図中において、58は可動型53に形成した
収納室59内でガイドピン60に沿って上下動する二重
構造のエジェクタプレート、61は可動型53を下方に
貫通しかつ前記可動型53が下死点に位置する状態にお
いて先端を固定型56の上面に当接させて前記エジェク
タプレート58をガイドピン60の上端側に押し上げる
作用をするリターンピン、63は前記エジェクタプレー
ト58内で型の内外方向に摺動自在な摺動部材、64は
下端側を型内方向に傾斜させた状態で前記可動型53に
対して摺動自在に保持されると共に上端を前記摺動部材
63に取り付けた傾斜ロッド、65は可動型53から下
方向へ離間可能に分割されかつ張り出し部51aを形成
するアンダカット部65aおよびリブ51bを形成する
横溝部65bを有すると共に前記傾斜ロッド64の下端
を固定した分割型、66は前記エジェクタプレート58
に固定されると共に可動型53を下方に貫通した成形品
離型用のエジェクタピンである。
【0006】なお、可動型53および固定型56には、
樹脂製バンパー部品51を冷却する冷却液等の流路53
a,56aが夫々多数設けてある。また、可動型53と
分割型65の縦の分割面は、前記傾斜ロッド64の軸方
向と同じ方向の傾斜面になっている。
【0007】そして、上記の構成を有する成形型52に
よって樹脂製バンパー部品51が成形され、可動型53
を上昇させたところで、前記可動型53に付着している
樹脂製バンパー部品51を離型させるには、図6に示す
ように、押込ロッド67の図示しない駆動機構の作動に
よってエジェクタプレート58を下方向へ押し下げる
と、エジェクタピン66がその先端で樹脂製バンパー部
品51の底面側を押し出す作用をし、同時に傾斜ロッド
64も上端を摺動部63によって型内方向(図6の右方
向)に摺動させると共に、分割型65を軸方向に押し下
げる。
【0008】このとき、前記分割型65は、下端側を型
内方向へ傾斜させた傾斜ロッド64の軸方向に押し下げ
られるため、樹脂製バンパー部品51を下方向へ押し出
すと共に、型内方向にも移動する。
【0009】したがって、型内方向への移動に伴って樹
脂製バンパー部品51の張り出し部51aおよびリブ5
1bからアンダカット部65aおよび横溝部65bを水
平方向に離間させることにより、樹脂製バンパー部品5
1を可動型53の下方向に離型させることができる。
【0010】図7は従来の樹脂製バンパー部品の他の例
を示すものであって、この樹脂製バンパー部品71は、
端部側に張り出し部71aを有していると共に、バンパ
ー正面側の内部にリブ71bを有する構造をなすもので
ある。
【0011】そして、このような構造をなす樹脂製バン
パー部品71を成形するのに用いられる成形型として
は、例えば、図8に示すようなものがあった。
【0012】図8に示す成形型72は、上部開口のエジ
ェクタプレート収納室73を備え且つ上下動可能な可動
型74と、基盤75上に固定されると共に成形材料射出
用のゲート76を備えた固定型77との間でキャビティ
78を形成し、型内方向に突出した張り出し部71a
と、底面側のリブ71bとを有する樹脂製バンパー部品
71を射出成形するものである。
【0013】前記可動型74のエジェクタプレート収納
室73内には、前記可動型74の上側に設けたプレート
79との間に上下を固定したガイドピン80が設けてあ
って、前記ガイドピン80によって案内されながら上下
動する二重構造のエジェクタプレート81が収納してあ
る。
【0014】前記エジェクタプレート81には、夫々の
先端側を可動型74の下面に貫通させたリターンピン8
2と、エジェクタピン83とが設けてあり、前記リター
ンピン82は、可動型74が下降するときに、先端を固
定型77の上面に当接させることによって前記エジェク
タプレート81を上昇させる働きをし、前記エジェクタ
ピン83は、押込ロッド84によって押し下げられる前
記エジェクタプレート81の下降と共にその先端で樹脂
製バンパー部品71を下方向(離型方向)に押し出す作
用をする。
【0015】さらに、前記エジェクタプレート81に
は、樹脂製バンパー部品71の離型方向に対して略直角
方向(型の内外方向)に摺動自在な状態で内蔵した摺動
部材85と、前記摺動部材85に上端を取り付けた傾斜
ロッド86と、軸方向を樹脂製バンパー部品71の離型
方向とした固定ロッド87とが設けてある。
【0016】前記傾斜ロッド86は、下端側を型内方向
に傾斜させた状態にし、可動型74に設けた挿通孔88
内にガイドブッシュ89を嵌装すると共に前記ガイドブ
ッシュ89に対して摺動自在に保持されており、前記可
動型74の下面に貫通させた下端を可動型74から分割
した分割型90のスライドブロック91に固定してい
る。
【0017】前記分割型90は、前記可動型74から下
方向へ分離可能に分割してあり、上段となる押出側のス
ライドブロック91と、下端となる押出先端側の押出ブ
ロック92とに二段分割してある。
【0018】そして、前記スライドブロック91の型外
側上端部には、可動型74との間で張り出し部71aを
形成するアンダカット部91aが設けてあり、一方の押
出ブロック92は、前記可動型54およびスライドブロ
ック91を貫通した固定ロッド87の先端に固定してあ
る。
【0019】また、前記スライドブロック91および押
出ブロック92と、可動型74との縦方向の分割面は、
前記傾斜ロッド86の軸方向と同じ方向の傾斜面になっ
ている。さらに、可動型54および固定型57には、樹
脂製バンパー部品71を冷却するための冷却水等を流す
流路74a,77aが夫々多数形成してある。
【0020】そして、可動型74と固定型77との間で
樹脂製バンパー部品71が形成され、可動型74を上昇
させたのちに、前記可動型74の下側に付着している樹
脂製バンパー部品71を離型するには、まず、押込ロッ
ド84を図示しない駆動機構で作動させることにより、
エジェクタプレート81を下方向(樹脂製バンパー部品
71の離型方向)に押し下げる。この結果、図9に示す
ように、この押し下げによってエジェクタピン83が可
動型74の下面から突出して樹脂製バンパー部品71の
底面側を押し出すと同時に、固定ロッド87と共に押出
ブロック92も樹脂製バンパー部品71を下方に押し出
し、さらに、傾斜ロッド86も摺動部材85によって上
端を型内方向に移動させながら、スライドブロック91
を軸方向に押し出す。
【0021】このとき、下端側を型内方向に傾斜させた
状態で保持した傾斜ロッド86によって押し出させれる
スライドブロック91は、可動型74との分割面および
押出ブロック92との分割面に対して摺動し、樹脂製バ
ンパー部品71に対しては型内方向に移動する。
【0022】したがって、押出ブロック92は、樹脂製
バンパー部品71を離型方向にだけ押し出すため、底面
側に設けたリブ71bに接触することはなく、一方のス
ライドブロック91は、前記リブ71bに接触すること
のない上段側において樹脂製バンパー部品71から離間
する方向に移動するため、前記樹脂製バンパー部品71
の張り出し部71aと、前記スライドブロック91のア
ンダカット部91aとが完全に離間する位置まで移動さ
せることができ、前記樹脂製バンパー部品71が可動型
74の下方向に離型可能となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】4および図7に示す
樹脂製バンパー部品51,71では、バンパーコーナー
の近傍にリブ51b,71bを設けているものの、バン
パーコーナーそのものにリブを設けているものではない
ため、外部衝撃に対するコーナー部分の衝撃吸収能が小
さいものとならざるを得ない。
【0024】ところが、従来の成形型52,72では、
バンパーコーナーの部分から離れたコーナー近傍におい
て、張り出し部51a,71aと、水平方向または垂直
方向のリブ51b,71bとを形成する場合において成
形後に離型させることは可能であったが、コーナー部分
それ自体にリブを設けるようにすると、成形後に離型さ
せることが困難なものになるという問題点を有してお
り、この問題点を解決することが課題となっていた。
【0025】本発明は、上記した従来の課題にかんがみ
てなされたもので、バンパーコーナーの部分から離れた
バンパー側面の端部にバンパー中心側に向けて張り出す
張り出し部を設けていると共にバンパーコーナー部分そ
れ自体にバンパーコーナー部分の接線方向に対し直交な
いしは略直交する方向を向くリブを設けた樹脂製バンパ
ー(樹脂製バンパー用の部品である場合をも含む。)を
成形するにあたって、成形後における離型の容易化を実
現し、とくにバンパーコーナー部分での外部衝撃に対す
る衝撃吸収能が大きい樹脂製バンパーを得ることができ
樹脂製バンパーの成形型を提供することを目的として
いる。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる樹脂製バ
ンパー(樹脂製バンパー用の部品である場合をも含
む。)の成形型は、バンパー裏面に上下対向状態で設け
たバンパー裏面側に突出する水平方向リブと、バンパー
コーナー部分において前記対向状態の水平方向リブの間
に一体に設けられかつバンパーコーナー部分の接線方向
に対し直交ないしは略直交する方向を向くと共にバンパ
ー裏面より離間した垂直方向リブと、バンパー側面の端
部に設けられてバンパー中心側に向けて張り出した張り
出し部を備えた樹脂製バンパーを成形する成形型であっ
て、樹脂製バンパーを成形するキャビティを形成する成
形型をそなえ、バンパー裏面側成形型のバンパーコーナ
ー部分には、垂直方向リブのうちバンパー正面側バンパ
ー裏面に向く一方の面を成形するキャビティおよび張り
出し部のバンパー正面側バンパー裏面に向く面を成形す
るキャビティを形成すると共に水平方向リブに沿ってバ
ンパー中心側に向けて往復動可能でかつ離型方向に往復
動するスライド型と、前記垂直方向リブのうちバンパー
側面側バンパー裏面に向く他方の面を成形するキャビテ
ィを形成すると共にスライド型とともに離型方向に往復
動するブロック型をそなえ、スライド型には離型方向と
直交する方向のブロック型嵌合部を設けると共に、ブロ
ック型にはスライド型のブロック型嵌合部と摺動可能に
嵌合するガイド部を設けた構成としたことを特徴として
おり、上記した樹脂製バンパーの成形型に係わる発明の
構成をもって前述した従来の課題を解決するための手段
としている。
【0027】
【発明の作用】本発明に係わる樹脂製バンパーの成形型
、前記した構成を有しているものであるから、ブロッ
ク型とスライド型とで形成されるキャビティでバンパー
コーナー部分でかつコーナー部頂点方向を向く垂直方向
リブが成形されると共に、スライド型で形成されるキャ
ビティでバンパー側面の端部からバンパー中心側に向け
て張り出す張り出し部が成形され、成形後にはスライド
型を水平方向リブに沿ってバンパー中心側に摺動させる
ことにより、樹脂製バンパーの離型を容易に行えるもの
となり、したがって、バンパーコーナー部分での外部衝
撃に対する衝撃吸収能が大きい樹脂製バンパーが得られ
ることとなる。
【0028】また、本発明に係わる樹脂製バンパーの成
形型は、上記樹脂製バンパーの離型時において、スライ
ド型の離型方向と直交する方向のブロック型嵌合部にガ
イド部を摺動可能に嵌合させたブロック型は、バンパー
中心側へ移動することなくバンパー側面側バンパー裏面
に常に当接しているうえ、スライド型と一体となって離
型方向に移動して、スライド型がバンパー中心側に向け
て摺動する間も垂直方向リブのうちバンパー側面側バン
パー裏面に向く他方の面に当接し続けて離れることがな
いので、スライド型の前進側および後退側においてスラ
イド抵抗に差が生じたとしても離型バランスのくずれが
阻止されることとなり、離型不良の発生が回避されるこ
ととなる。
【0029】
【実施例】図1は樹脂製バンパーを示すものであって、
図1に示す樹脂製バンパー1は、バンパー裏面1aに、
前記バンパー裏面1a側に突出する水平方向リブ2a,
2bを上下対向状態で設け、バンパーコーナー部分でか
つ前記対向状態で設けた水平方向リブ2a,2bの間に
垂直方向リブ3を一体に設け、前記垂直方向リブ3は、
バンパーコーナー部分の接線方向に対し直交ないしは略
直交する方向、換言すればバンパーコーナー部分の半径
方向の向きにすると共に、バンパー裏面1aより空間部
分4を置いて離間させて設け、バンパー側面の端部に
バンパー中心側に向けて張り出す張り出し部1bおよび
付け部5を設けた構造をなすものである。
【0030】図2は、本発明に係わる樹脂製バンパーの
成形型の一実施例を示すものであって、図1に示した構
造をなす樹脂製バンパー1を成形するために用いるもの
である。
【0031】図2に示す樹脂製バンパーの成形型11
は、上部開口のエジェクタプレート収納室12を備える
と共に上下動可能にした可動型13と、この可動型13
の底部に固定したバンパー裏面側成形型であるコア型1
4をそなえていると共に、基盤15上に固定されかつま
た図示しない成形材料射出用のゲートを設けたバンパー
表面側成形型である固定型16をそなえ、前記コア型1
4と固定型16との間でキャビティ17を形成しうるよ
うにした構造をなすものである。
【0032】前記可動型13のエジェクタプレート収納
室12内には、図示しないガイドピンによって案内され
ながら上下動するエジェクタプレート21が収納してあ
り、このエジェクタプレート21には、樹脂製バンパー
1の離型方向に対して略直角方向(図2の左右方向)に
摺動自在な状態とした摺動部材22と、前記摺動部材2
2に上端を取り付けかつ軸方向を樹脂製バンパー1の離
型方向に対して傾斜させた傾斜ロッド23と、軸方向を
樹脂製バンパー1の離型方向とした垂直ロッド24が設
けてあり、エジェクタプレート21には前記傾斜ロッド
23の移動が可能となる長孔22aが設けてあると共に
前記垂直ロッド24が挿通される貫通孔22bが設けて
ある。
【0033】前記傾斜ロッド23は、下端側を型内方向
に傾斜させた状態にし、可動型13に設けた傾斜貫通孔
25内で傾斜方向に摺動自在になっていると共に、垂直
ロッド24は、可動型13に設けた垂直貫通孔26内で
垂直方向に摺動自在になっている。
【0034】また、コア型14のバンパーコーナー部成
形部分には、垂直方向リブ(図2の紙面ないしは画面に
垂直な方向のリブ)3のうちバンパー正面側バンパー裏
面1a−1に向く一方の面3aを成形するキャビティ1
7を形成すると共に水平方向リブ2a,2bに沿ってバ
ンパー中心側に向けて往復動可能でかつ離型方向に往復
動するスライド型27と、前記垂直方向リブ3のうちバ
ンパー側面側バンパー裏面1a−2に向く他方の面3b
を成形するキャビティ17を形成すると共にスライド型
27とともに離型方向に往復動するブロック型28をそ
なえている。
【0035】そして、前記スライド型27の上端部に
は、可動型補助部13aとの間で張り出し部1bを形成
するアンダカット部27aが設けてあると共に離型方向
と直交する方向のブロック型嵌合部27bが設けてあ
り、このスライド型27の上端部分は前記傾斜ロッド2
3の下端と連結してある。
【0036】また、前記ブロック型28には、前記スラ
イド型27に形成したブロック型嵌合部27bに摺動可
能に嵌合するガイド部28aが設けてあり、このブロッ
ク型28は前記垂直ロッド26の下端と連結してある。
【0037】そして、前記スライド型27とコア型14
との当接・分離面は、前記傾斜ロッド23の軸方向と同
じ方向の傾斜になっていると共に、前記スライド型27
とブロック型28との当接・分離面は垂直方向リブ3の
面方向と同じになっており、コア型14および固定型1
6には、樹脂製バンパー1を冷却するための冷却水等を
流す冷却水流路が夫々多数形成してある。
【0038】次に、上記の如く構成された成形型11を
用いて樹脂製バンパー1を製造する手順について説明す
る。
【0039】可動型13に固定したコア型14と固定型
16との間、スライド型27と固定型16との間、ブロ
ック型28と固定型16との間、スライド型27とブロ
ック型28との間で形成されたキャビティ17内で樹脂
製バンパー1が成形され、例えば、可動型13をコア型
14と共に上昇させたのちに、前記コア型14の下側に
付着している樹脂製バンパー1を離型するに際しては、
まず、図示しない駆動機構を作動させることによって、
エジェクタプレート21を下方向(樹脂製バンパー1の
離型方向)に押し下げる。
【0040】これによって、図3に示すように、この押
し下げによって図示しないエジェクタピンがコア型14
の下面から突出して樹脂製バンパー1のバンパー裏面1
aを押し出すと同時に、垂直ロッド26がブロック型2
8を下方に移動させ、これと同時に、傾斜ロッド23も
スライド型27を下方向に移動させる。
【0041】このとき、下端側を型内方向に傾斜させた
状態で保持した傾斜ロッド23によって下方に移動する
スライド型27は、コア型14との当接・分離面に対し
て離れる方向に摺動しつつ、このスライド型27ととも
に下方に移動するブロック型28のガイド部28aに案
内された状態で樹脂製バンパー1の水平方向リブ2a,
2bに沿って型内方向に移動する。
【0042】したがって、樹脂製バンパー1の張り出し
1bと、前記スライド型27のアンダカット部27a
とが完全に離間する位置まで移動させることができると
共に、垂直方向リブ3を離型することができる位置まで
移動させることができ、樹脂製バンパー1をスライド型
27,ブロック型28,コア型14から離型させること
が可能となり、加えて、この樹脂製バンパー1の離型時
において、スライド型27の離型方向と直交する方向の
ブロック型嵌合部27bにガイド部28aを摺動可能に
嵌合させたブロック型28は、バンパー中心側へ移動す
ることなく、バンパー側面側バンパー裏面1a−2に常
に当接しているうえに、スライド型27とともに離型方
向に移動して、スライド型27がバンパー中心側に向け
て摺動する間も垂直方向リブ3のうちバンパー側面側バ
ンパー裏面1a−2に向く他方の面3bに当接し続けて
離れることがないことから、スライド型27の前進側お
よび後退側でスライド抵抗に差が生じたとしても、離型
バランスのくずれが阻止されることとなり、離型不良の
発生が回避されることとなる
【0043】この後、エジェクタプレート21を上方に
押し戻し、傾斜ロッド23および垂直ロッド26を可動
型13側に引上げることによって、スライド型27およ
びブロック型28が元の位置に復帰する。
【0044】
【発明の効果】本発明に係わる樹脂製バンパーの成形型
よれば、上記した構成としたから、バンパーコーナー
の部分から離れたバンパー側面の端部にバンパー中心側
に向けて張り出す張り出し部を設けていると共にバンパ
ーコーナー部分それ自体にバンパーコーナー部分の接線
方向に対し直交ないしは略直交する方向を向くリブを設
けた樹脂製バンパー(樹脂製バンパー用の部品である場
合をも含む。)の成形後における離型を容易にそして離
型不良を生じさせることなく行うことが可能であり、そ
の結果、バンパーコーナー部分における衝撃吸収能を大
きくした樹脂製バンパーを成形することが可能になる
いう著しく優れた効果がもたらされる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による樹脂製バンパーの成形
型によって成形される樹脂製バンパーを示す部分斜面説
明図である。
【図2】本発明の一実施例による樹脂製バンパーの成形
型を示す部分縦断面説明図である。
【図3】図2に示す樹脂製バンパーの成形型から樹脂製
バンパーを離型するときの様子を示す部分縦断面説明図
である。
【図4】従来における樹脂製バンパー部品の成形型によ
って成形される樹脂製バンパー部品の一例を示す斜面説
明図である。
【図5】図4に示す樹脂製バンパー部品の成形型の縦断
面説明図である。
【図6】図5に示す樹脂製バンパー部品の成形型から樹
脂製バンパー部品を離型するときの様子を示す縦断面説
明図である。
【図7】従来における他の樹脂製バンパー部品の成形型
によって成形される樹脂製バンパー部品の一例を示す斜
面説明図である。
【図8】図7に示す樹脂製バンパー部品の成形型の縦断
面説明図である。
【図9】図8に示す樹脂製バンパー部品の成形型から樹
脂製バンパー部品を離型するときの様子を示す縦断面説
明図である。
【符号の説明】
1 樹脂製バンパー 1a バンパー裏面1b 張り出し部 2a,2b 水平方向リブ 3 垂直方向リブ 3a 垂直方向リブのバンパー正面側バンパー裏面に向
く一方の面 3b 垂直方向リブのバンパー側面側バンパー裏面に向
く他方の面 4 空間部分 11 樹脂製バンパーの成形型 14 コア型(バンパー裏面側成形型) 16 固定型(バンパー表面側成形型) 17 キャビティ 27 スライド型 27b ブロック型嵌合部 28 ブロック型 28a ガイド部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパー裏面に上下対向状態で設けたバ
    ンパー裏面側に突出する水平方向リブと、バンパーコー
    ナー部分において前記対向状態の水平方向リブの間に一
    体に設けられかつバンパーコーナー部分の接線方向に対
    し直交ないしは略直交する方向を向くと共にバンパー裏
    面より離間した垂直方向リブと、バンパー側面の端部に
    設けられてバンパー中心側に向けて張り出した張り出し
    部を備えた樹脂製バンパーを成形する成形型であって、
    樹脂製バンパーを成形するキャビティを形成する成形型
    をそなえ、バンパー裏面側成形型のバンパーコーナー部
    分には、垂直方向リブのうちバンパー正面側バンパー裏
    面に向く一方の面を成形するキャビティおよび張り出し
    部のバンパー正面側バンパー裏面に向く面を成形するキ
    ャビティを形成すると共に水平方向リブに沿ってバンパ
    ー中心側に向けて往復動可能でかつ離型方向に往復動す
    るスライド型と、前記垂直方向リブのうちバンパー側面
    側バンパー裏面に向く他方の面を成形するキャビティを
    形成すると共にスライド型とともに離型方向に往復動す
    るブロック型をそなえ、スライド型には離型方向と直交
    する方向のブロック型嵌合部を設けると共に、ブロック
    型にはスライド型のブロック型嵌合部と摺動可能に嵌合
    するガイド部を設けたことを特徴とする樹脂製バンパー
    の成形型。
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