JP2757540B2 - 電力増幅器 - Google Patents
電力増幅器Info
- Publication number
- JP2757540B2 JP2757540B2 JP16958890A JP16958890A JP2757540B2 JP 2757540 B2 JP2757540 B2 JP 2757540B2 JP 16958890 A JP16958890 A JP 16958890A JP 16958890 A JP16958890 A JP 16958890A JP 2757540 B2 JP2757540 B2 JP 2757540B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power amplifier
- signal
- gain
- vertical synchronization
- class
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は電力増幅器に関し、特に振幅変調された映像
信号を増幅するAB級で動作するトランジスタ電力増幅器
に関する。
信号を増幅するAB級で動作するトランジスタ電力増幅器
に関する。
従来技術 従来のトランジスタ電力増幅器のAB級で動作する電力
増幅回路は、第７図のようになっている。すなわち、ト
ランジスタ18と、そのバイアスを供給するバイアス回路
20とを含んで構成されており、さらにコレクタ電流が入
力信号により急に変化した場合のコレクタ電圧の変化を
少なくするため、コレクタ側の電源線に電解コンデンサ
19が接続されていた。そして、この電解コンデンサ19更
にはチョークコイル17によりトランジスタ18のコレクタ
電圧の変化が補償される。
増幅回路は、第７図のようになっている。すなわち、ト
ランジスタ18と、そのバイアスを供給するバイアス回路
20とを含んで構成されており、さらにコレクタ電流が入
力信号により急に変化した場合のコレクタ電圧の変化を
少なくするため、コレクタ側の電源線に電解コンデンサ
19が接続されていた。そして、この電解コンデンサ19更
にはチョークコイル17によりトランジスタ18のコレクタ
電圧の変化が補償される。
この従来のトランジスタ電力増幅器では、水平同期信
号のような短時間（小パルス幅）のパルスが入力された
場合は、電解コンデンサ19の放電によりコレクタ電圧の
変化を少なくすることができる。しかし、垂直同期信号
のような長時間（大パルス幅）のパルスが入力された場
合には、電解コンデンサ19が完全に放電してしまい、コ
レクタ電圧が変化する。その結果、AB級で動作している
トランジスタ18の動作点が変化して利得が変化するた
め、第６図に示されているように映像特性の垂直同期信
号12が悪化するという欠点があった。なお、11a〜11eは
水平同期信号である。
号のような短時間（小パルス幅）のパルスが入力された
場合は、電解コンデンサ19の放電によりコレクタ電圧の
変化を少なくすることができる。しかし、垂直同期信号
のような長時間（大パルス幅）のパルスが入力された場
合には、電解コンデンサ19が完全に放電してしまい、コ
レクタ電圧が変化する。その結果、AB級で動作している
トランジスタ18の動作点が変化して利得が変化するた
め、第６図に示されているように映像特性の垂直同期信
号12が悪化するという欠点があった。なお、11a〜11eは
水平同期信号である。
発明の目的 本発明は上述した従来の欠点を解決するためになされ
たものであり、その目的は利得の変化が小さい電力増幅
器を提供することである。
たものであり、その目的は利得の変化が小さい電力増幅
器を提供することである。
発明の構成 本発明による電力増幅器は、水平及び垂直同期信号を
含む映像信号を被増幅信号とし、かつ前記垂直同期信号
による垂直同期期間における利得の変化を小さくする利
得補償回路を有する電力増幅器であって、前記被増幅信
号から前記垂直同期信号を抽出する抽出回路と、この抽
出された垂直同期信号を積分する積分回路と、この積分
出力に応じて利得が制御される増幅器とを前記利得補償
回路の前段に設けたことを特徴とする。
含む映像信号を被増幅信号とし、かつ前記垂直同期信号
による垂直同期期間における利得の変化を小さくする利
得補償回路を有する電力増幅器であって、前記被増幅信
号から前記垂直同期信号を抽出する抽出回路と、この抽
出された垂直同期信号を積分する積分回路と、この積分
出力に応じて利得が制御される増幅器とを前記利得補償
回路の前段に設けたことを特徴とする。
実施例 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第１図は本発明による電力増幅器の一実施例の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
図において、本発明の一実施例による電力増幅器は、
コレクタ電流を外部から制御できるＡ級電力増幅器９
と、AB級電力増幅器10と、振幅変調された映像信号の一
部を取出す方向性結合器３と、方向性結合器３により取
出した信号を検波する検波器５と、検波された信号から
同期成分を取出す同期分離器６と、取出された同期成分
を積分する積分器７と、積分された信号によりＡ級電力
増幅器９のコレクタ電流を制御するためのコレクタ電流
制御器８とを具備している。なお、４は吸収抵抗であ
る。
コレクタ電流を外部から制御できるＡ級電力増幅器９
と、AB級電力増幅器10と、振幅変調された映像信号の一
部を取出す方向性結合器３と、方向性結合器３により取
出した信号を検波する検波器５と、検波された信号から
同期成分を取出す同期分離器６と、取出された同期成分
を積分する積分器７と、積分された信号によりＡ級電力
増幅器９のコレクタ電流を制御するためのコレクタ電流
制御器８とを具備している。なお、４は吸収抵抗であ
る。
かかる構成の電力増幅器で同期信号によりＡ級電力増
幅器の利得を、AB級で動作しているトランジスタの利得
の変化と反対に変化させることにより、電力増幅器全体
としての利得の変化を小さくできるのである。すなわ
ち、入力端子１から第２図に示されている振幅変調され
た映像信号が入力されると、その一部が方向性結合器３
により取出され検波器５により検波される。さらに、検
波器５の出力は同期分離器６へ入力され同期成分のみが
取出される。その同期分離器６の出力波形を第３図に示
す。
幅器の利得を、AB級で動作しているトランジスタの利得
の変化と反対に変化させることにより、電力増幅器全体
としての利得の変化を小さくできるのである。すなわ
ち、入力端子１から第２図に示されている振幅変調され
た映像信号が入力されると、その一部が方向性結合器３
により取出され検波器５により検波される。さらに、検
波器５の出力は同期分離器６へ入力され同期成分のみが
取出される。その同期分離器６の出力波形を第３図に示
す。
同期分離器６の出力は積分器７へ入力され、積分器７
からは第４図に示されている積分された波形が出力され
る。積分器７の出力はコレクタ電流制御器８へ入力さ
れ、コレクタ電流制御器８はＡ級電力増幅器９のコレク
タ電流を積分器７の出力電圧に応じて変化させる。
からは第４図に示されている積分された波形が出力され
る。積分器７の出力はコレクタ電流制御器８へ入力さ
れ、コレクタ電流制御器８はＡ級電力増幅器９のコレク
タ電流を積分器７の出力電圧に応じて変化させる。
一般に、Ａ級電力増幅器はコレクタ電流を変化させる
と動作点が変化して利得が変化するために、Ａ級電力増
幅器９の出力は第５図に示されている波形のようにな
る。よって、第５図に示されているＡ級電力増幅器９の
出力をAB級電力増幅器10へ入力すれば、垂直同期信号12
の区間における利得の変化が相殺され、本実施例の電力
増幅器の出力端子２に出力される全体の出力の利得の変
化を小さくすることができるのである。
と動作点が変化して利得が変化するために、Ａ級電力増
幅器９の出力は第５図に示されている波形のようにな
る。よって、第５図に示されているＡ級電力増幅器９の
出力をAB級電力増幅器10へ入力すれば、垂直同期信号12
の区間における利得の変化が相殺され、本実施例の電力
増幅器の出力端子２に出力される全体の出力の利得の変
化を小さくすることができるのである。
したがって、水平同期信号11a〜11eの区間のみなら
ず、垂直同期信号12の区間においても利得の変化が小さ
い電力増幅器を構成できるのである。
ず、垂直同期信号12の区間においても利得の変化が小さ
い電力増幅器を構成できるのである。
発明の効果 以上説明したように本発明は、垂直同期区間において
Ａ級電力増幅器の利得を変化させるようにし、AB級電力
増幅器で発生する利得の変化を補償するようにしたの
で、電力増幅器全体の利得の変化を小さくすることがで
き、垂直同期の出力電力の変化を小さくすることができ
るという効果がある。
Ａ級電力増幅器の利得を変化させるようにし、AB級電力
増幅器で発生する利得の変化を補償するようにしたの
で、電力増幅器全体の利得の変化を小さくすることがで
き、垂直同期の出力電力の変化を小さくすることができ
るという効果がある。
第１図は本発明の実施例による電力増幅器の構成を示す
ブロック図、第２図は振幅変調された映像信号の波形
図、第３図は第２図の信号より同期成分のみを取出した
後の波形図、第４図は第３図の波形を積分した後の波形
図、第５図はコレクタ電流を制御されたＡ級電力増幅器
の出力波形図、第６図は第２図の信号を入力した場合に
おける従来の電力増幅器の出力波形図、第７図はAB級電
力増幅器の主要部の回路図である。 主要部分の符号の説明 ５……検波器 ６……同期分離器 ７……積分器 ８……コレクタ電流制御器 ９……Ａ級電力増幅器 10……AB級電力増幅器
ブロック図、第２図は振幅変調された映像信号の波形
図、第３図は第２図の信号より同期成分のみを取出した
後の波形図、第４図は第３図の波形を積分した後の波形
図、第５図はコレクタ電流を制御されたＡ級電力増幅器
の出力波形図、第６図は第２図の信号を入力した場合に
おける従来の電力増幅器の出力波形図、第７図はAB級電
力増幅器の主要部の回路図である。 主要部分の符号の説明 ５……検波器 ６……同期分離器 ７……積分器 ８……コレクタ電流制御器 ９……Ａ級電力増幅器 10……AB級電力増幅器
Claims (1)
- 【請求項１】水平及び垂直同期信号を含む映像信号を被
増幅信号とし、かつ前記垂直同期信号による垂直同期期
間における利得の変化を小さくする利得補償回路を有す
る電力増幅器であって、前記被増幅信号から前記垂直同
期信号を抽出する抽出回路と、この抽出された垂直同期
信号を積分する積分回路と、この積分出力に応じて利得
が制御される増幅器とを前記利得補償回路の前段に設け
たことを特徴とする電力増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16958890A JP2757540B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16958890A JP2757540B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 電力増幅器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0457504A JPH0457504A (ja) | 1992-02-25 |
| JP2757540B2 true JP2757540B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=15889270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16958890A Expired - Lifetime JP2757540B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 電力増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2757540B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP16958890A patent/JP2757540B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0457504A (ja) | 1992-02-25 |
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