JP2756584B2 - 圧縮機の自動発停運転方法 - Google Patents

圧縮機の自動発停運転方法

Info

Publication number
JP2756584B2
JP2756584B2 JP1148502A JP14850289A JP2756584B2 JP 2756584 B2 JP2756584 B2 JP 2756584B2 JP 1148502 A JP1148502 A JP 1148502A JP 14850289 A JP14850289 A JP 14850289A JP 2756584 B2 JP2756584 B2 JP 2756584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
compressor
restart
automatic start
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1148502A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0315684A (ja
Inventor
正幸 山後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuetsu Industries Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuetsu Industries Co Ltd filed Critical Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority to JP1148502A priority Critical patent/JP2756584B2/ja
Publication of JPH0315684A publication Critical patent/JPH0315684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2756584B2 publication Critical patent/JP2756584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧縮空気の消費状況に応じて圧縮機が自動
的に停止又は運転を行うようにした圧縮機の自動発停運
転方法に関する。
(従来の技術) 従来、消費側において圧縮空気の消費が少く圧縮機の
無負荷運転時間が長い場合、消費電力の節減を図るた
め、前記無負荷状態の継続状況に応じて圧縮機を自動的
に停止させると共に、圧縮空気の消費が開始されると自
動的に運転を再開する所謂自動発停運転方法が採用され
ている。
この種の運転方法としては特開昭61−96192号公報に
示すものが公知である。
そして、その発停制御は消費側の配管内圧力を検知す
る圧力スイッチによって、その圧力が一定圧力以上のと
きに圧縮機を無負荷運転にし、タイマーによってこの無
負荷運転時間を計測して一定時間継続したときに圧縮機
を停止し、次いで消費側の配管内圧力が一定圧力以下に
低下したときに圧縮機を再始動するようになっているの
が一般的である。
(発明が解決しようとする課題) 従来の自動発停運転方法は、圧縮機の停止及び再始動
制御を圧力スイッチ及びタイマー等により行うものであ
るため、該圧縮機の停止判断及び再始動判断の応答性が
悪く、しかもその判定値は一度設定すると以降は同じモ
ードで制御される等、その制御モードが固定化されてい
る。
しかしながら、消費側における圧縮空気の消費は常時
変動があり圧縮機の停止直後に圧縮空気の消費が開始さ
れた場合に直ちに再運転へ移行しても、その間に消費側
の配管内圧力が大巾に低下してしまうことが多々ある。
また、通常圧縮機には第5図に示すようにレシーバタ
ンク41が設けられており、圧縮機40の停止時に該レシー
バタンク内の圧縮空気を大気放出するのが普通である
が、前記圧縮機の停止後圧力スイッチPS2によって消費
側圧縮空気配管42内の圧力降下が検知され圧縮機が再始
動するときに、駆動モータを始動し、しかもレシーバタ
ンク41内圧力が所定圧力に到達するまでの間に前記配管
42内圧力が下限圧力以下に低下してしまうため、再始動
圧力の設定に際しては前記圧力低下分の余裕をみてその
分高めに圧力スイッチPS2の作動圧力を設定することが
行われている。
したがって、必然的に圧縮機の停止から再始動までの
時間間隔が短くなり圧縮機の発停頻度が増える結果、消
費電力が増大すると共に、使用機器の耐久性が劣化する
という問題がある。
よって、本発明はこれら問題点を解消し、省エネ効果
を増大させ、しかも消費側配管内圧力を一定範囲内に保
持し得る圧縮機の自動発停運転方法を提案するものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明は消費側の圧縮空
気消費量に応じて自動停止又は再始動を行うようにした
圧縮機の自動発停運転方法において、前記消費側の配管
内圧力を圧力センサーにて検出し、その検出信号を受け
て前記圧縮機の再始動時点における前記配管内圧力値か
ら該配管内圧力が上昇に転ずるまでの間における降下圧
力ΔPを演算し、この演算結果に基づいて次の再始動圧
力Prを設定すると共に、その設定にあたっては消費側の
再始動圧力下限値P1に前記降下圧力ΔPの発停繰り返し
時の平均値を加算した値で設定したことを特徴とする。
(作用) 上記方法によれば、圧縮機の再始動圧力値Prは消費側
における圧縮空気の消費状況に対応して随時補正される
ので、消費側配管内圧力は常に一定圧力範囲で安定維持
される。
それと共に、圧縮機の再始動圧力設定値は圧縮空気の
消費が少い所謂軽負荷運転となる程該消費側が必要とす
る最低圧力値まで降下設定できることとなるため、その
圧力降下分の消費動力が減少すると共に、圧縮機の発停
頻度も減少する。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。
第1図において、1はモータ2により駆動される圧縮
機で、その吐出側にはレシーバタンク3が接続しそこか
ら逆止弁4を介して空気配管5が接続し、消費側に対し
て圧縮空気の供給が行われる。
また、空気配管5からは圧力センサー6が接続されそ
の信号が制御回路7に送られる。
制御回路7はマイクロコンピュータから構成され、A/
D変換回路8,入力回路9,演算処理回路10,タイマ11,デー
タ設定回路12及び駆動回路13を有し、前記入力回路9に
は始動スイッチ14,停止スイッチ15が接続されている。
また、駆動回路13には電磁接触器である圧縮機駆動モ
ータ用コンタクタ16とアンローダ17制御用電磁弁18が接
続されている。
そして、圧力センサー6で検出された消費側空気配管
5内圧力はA/D変換回路8にてデジタル信号に変換さ
れ、演算処理回路10に送られる。
それと共に、演算処理回路10にはタイマ11からの計時
信号と、予め圧縮機の種類,用途等に応じてデータを設
定するデータ設定回路12からの信号が送られ、これら各
データに基づいて演算後圧縮機の自動発停信号を駆動回
路13へ出力し、該回路からの信号により駆動モータ用コ
ンタクタ16及び電磁弁18を駆動し、圧縮機の自動発停と
容量制御が行われる。
次いで制御回路7による本発明の動作を第2図ないし
第4図により説明する。
先ず、始動スイッチ14をONすると(ステップ1)圧縮
機1の運転が開始され、レシーバタンク3内圧力は徐々
に昇圧し、同時に空気配管5を介して消費側に圧縮空気
の供給が開始される。(ステップ2) そして、消費側空気配管5内圧力が第3図図示の再始
動圧力上限値P2に達した時点で初回の再始動圧力Prが設
定される。(ステップ3) そして、前記配管内圧力が規定圧力P3(a点)に達す
ると電磁弁18によってアンローダ17が動作し、圧縮機1
を無負荷運転状態とすると共に、前記電磁弁の作動と並
行してタイマー8による計時がなされる。(ステップ
4) そして、その後所定時間内における消費側の圧縮空気
の消費の有無によって圧縮機1の停止可否が判定され
る。(ステップ5) 即ち、前記所定時間内に圧縮空気の消費がある場合は
アンローダ17のON−OFFによる容量制御,圧縮空気の消
費がない場合又は少い場合には圧縮機1を停止する。
(ステップ6)(第3図中b点) これにより、レシーバタンク3内に蓄圧されていた圧
縮空気は図示せざる自動放出弁を介して大気放出され、
該タンク内圧は0となる。
一方、空気配管5内圧力は逆止弁4の介在によってそ
のまゝの圧力を維持するか或は圧縮空気の消費によっ
て、略一定勾配で降下する。
そして、この間モータは停止し続ける。
次いで、前記圧力値が再始動圧力値Pr(初回のみ再始
動圧力上限値P2と同一圧力値に設定する)に達したか否
かを圧力センサー6からの信号により判断し(ステップ
7)、もし前記再始動圧力値である場合(c点)には圧
縮機1を再始動する。(ステップ8) これにより、レシーバタンク3内圧力は徐々に昇圧し
消費側空気配管5内圧力に達すると、前途下降しつつあ
った該管内圧力は上昇に転じ(d点)、以降は徐々に昇
圧することとなる。
このときの前記点dにおける圧力値と前途した圧縮機
の再始動開始圧力Prとの圧力差Δpが制御装置7によっ
て演算される。(ステップ9) そして、2回目以降の発停時における圧縮機の再始動
圧力値Pr′は次式によって演算されたΔpの平均値Δ
p′ を再始動圧力下限値(消費側における必要最低圧力とし
て設定する)であるP1に加算して求める。
即ち、ステップ10で圧縮機の発停回数nを計測しステ
ツプ11にて前記Δp′を求め、この値をステップ12にて
前記P1に加算して設定して後ステップ4に戻り、以降は
同様の方法で発停を繰り返す。
ここで、以上で設定した再始動圧力PrはP1≦Pr≦P2
満たすものであることを設定条件とし、これにより常時
変動する消費側空気配管内の圧力を正確に把握すると共
に再始動の遅れによる消費側配管内圧力の低下を防止
し、常に必要最低圧力以上の圧力にて安定維持すること
となる。
また、以上により求められる再始動圧力Pr′は消費側
の空気消費量が少い所謂軽負荷運転となる程に再始動圧
力P1に近付くこととなるため、第4図に示すように従来
再始動圧力値P2(仮定)に固定して設定していたものに
比し従来の再始動時点から本発明による再始動までのモ
ータの停止時間tと再始動圧力の降下分に相当する差圧
即ちP2−Prで囲まれた斜線部分の面積に相当する消費動
力が節減されることとなる。
換言すれば、圧縮機停止後の消費側空気配管内の圧力
降下の勾配は空気消費量に応じ随時変動するが、この変
動に対応して圧縮機の再始動圧力値Prが逐次補正される
ので、その補正された圧力差とモータの停止時間分が従
来方法に対する電力の節減効果となる。
(発明の効果) 以上で詳述したように、本発明自動発停運転方法によ
れば、従来のように消費側の圧縮空気使用状況又は配管
内圧力変動状況を考慮して再始動圧力値を設定する必要
は全くない。
即ち、自動発停運転中に消費空気量に変動が生じても
それに対応して再始動圧力値が自動的に補正されるから
消費側配管内圧力は常時一定圧力範囲内となるように修
正保持される。
さらに、前記再始動圧力値の補正によりその分モータ
の停止時間が長くなるから圧力機の発停頻度も減少し、
消費電力の節減と使用機器の長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の概要図,第2図は動作フロ
ーチャート,第3図は圧縮機の発停時の圧力変化グラ
フ,第4図は従来例と比較したときの説明図,第5図は
従来の装置概要図である。 1……圧縮機、5……空気配管 6……圧力センサー、7……制御回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消費側の圧縮空気消費量に応じて自動停止
    又は再始動を行うようにした圧縮機の自動発停運転方法
    において、前記消費側の配管内圧力を圧力センサーにて
    検出し、その検出信号を受けて前記圧縮機の再始動時点
    における前記配管内圧力値から該配管内圧力が上昇に転
    ずるまでの間における降下圧力Δpを演算し、この演算
    結果に基づいて次の再始動圧力Prを設定するようにした
    ことを特徴とする圧縮機の自動発停運転方法。
  2. 【請求項2】前記圧縮機の再始動圧力Prは、消費側の再
    始動圧力下限値P1に前記降下圧力Δpを加算した値で設
    定することを特徴とする請求項1記載の圧縮機の自動発
    停運転方法。
  3. 【請求項3】前記降下圧力Δpの演算値は少くとも1回
    又はそれ以上の複数回の自動発停運転繰り返し時の平均
    値としたことを特徴とする請求項1又は2記載の圧縮機
    の自動発停運転方法。
JP1148502A 1989-06-13 1989-06-13 圧縮機の自動発停運転方法 Expired - Fee Related JP2756584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1148502A JP2756584B2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 圧縮機の自動発停運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1148502A JP2756584B2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 圧縮機の自動発停運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0315684A JPH0315684A (ja) 1991-01-24
JP2756584B2 true JP2756584B2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=15454196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1148502A Expired - Fee Related JP2756584B2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 圧縮機の自動発停運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2756584B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4792383B2 (ja) * 1996-02-19 2011-10-12 株式会社日立産機システム スクリュー圧縮機の運転方法
JP5222900B2 (ja) * 1996-02-19 2013-06-26 株式会社日立産機システム スクリュー圧縮機の運転方法
JP5291075B2 (ja) * 2004-12-03 2013-09-18 株式会社荏原製作所 給水装置の始動方法および給水装置
CN113175428B (zh) * 2021-04-08 2023-03-21 中车唐山机车车辆有限公司 空压机控制方法、装置、电子设备和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0315684A (ja) 1991-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7722331B2 (en) Control system for air-compressing apparatus
JP2754079B2 (ja) コンプレッサシステムの制御方法及び制御装置
CN102713293B (zh) 压缩机台数控制系统
JPS60147585A (ja) 圧縮機の制御方法
JP3125794B2 (ja) スクリュー圧縮機の容量制御方法及び装置
JPH0526201A (ja) 油圧パワーユニツト
JP2756584B2 (ja) 圧縮機の自動発停運転方法
JP3607042B2 (ja) 圧縮機の運転方法
JP5802530B2 (ja) 空気圧縮機
JP4974802B2 (ja) 圧縮機
JP5205032B2 (ja) 空気圧縮装置および空気圧縮機本体の制御装置
JP2737207B2 (ja) コンプレッサ自動発停方法
JPH0663505B2 (ja) 空気圧縮機
US11732704B2 (en) Air compressor
JP2737254B2 (ja) コンプレッサの容量制御切換方法
JP2968189B2 (ja) 圧縮機の運転方法
JP3332651B2 (ja) 負圧ブレーキ用ポンプ制御方法
JP2002122078A (ja) 圧縮機の制御方法
JP6539319B2 (ja) 流体圧縮システムまたはその制御装置
JPS61255295A (ja) 給水ポンプ運転制御装置
JPH07103201A (ja) 油圧供給装置
JP3002118B2 (ja) 圧縮機の運転方法
JP2715470B2 (ja) コンプレッサ自動発停装置
JPH08296565A (ja) 圧縮機の台数制御装置
JP2860583B2 (ja) 圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080313

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees