JP2755949B2 - 蓄積型光電変換素子による露光制御方法 - Google Patents

蓄積型光電変換素子による露光制御方法

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JP2755949B2 JP62275288A JP27528887A JP2755949B2 JP 2755949 B2 JP2755949 B2 JP 2755949B2 JP 62275288 A JP62275288 A JP 62275288A JP 27528887 A JP27528887 A JP 27528887A JP 2755949 B2 JP2755949 B2 JP 2755949B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は蓄積型光電変換素子(以下、イメージセンサ
と称す。)を用いて自動写真焼付装置の露光制御データ
を得る露光制御方法に関する。 [従来技術] 従来より、カラーネガフイルム(原画フイルム)の画
像全体の蓄積透過濃度(LATD)を測定して濃度補正をす
ると共にスロープコントロールを行って、全ての仕上り
プリントの濃度及びカラーバランスがネゴの濃淡(露光
アンダ、適正露光、露光オーバ)によらず同一となるよ
うに焼付けするカラー自動写真焼付装置が知られてい
る。この自動写真焼付装置は、光源、調光フイルタ、ミ
ラーボツクス、ネガキヤリア、レンズ及びブラツクシヤ
ツタを備えた光学系を順に配置して構成されている。そ
して、ネガキヤリヤに原画フイルムを載置して光源を点
灯させ、ブラツクシヤツタを開いて印画紙上に原画フイ
ルムの画像をレンズを介して結像させることにより、焼
き付けを行なう。焼き付けられた印画紙は現像プロセス
によって現像され、プリントが自動的に仕上るように構
成されている。 この自動写真焼付装置では、光源から発せられ原画フ
イルムを透過した透過光を赤色光(R)、緑色光
(G)、青色光(B)に三原色分解し、R、G、B各色
毎に別々にLATDをフオトダイオード等によって構成され
た濃度センサによって測定してエバンスの定理に基づい
て焼付光量(露光制御データ)を決定すると共に二次元
イメージセンサによって原画フイルムの各画像齣の濃淡
を検出し、前記焼付光量を補正するようになっている。
これにより、ストロボが強い写真は仕上りを濃く補正
し、逆光で濃くなりすぎる写真は仕上りを淡く補正する
ことができる。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このように仕上りプリントを良好とす
るためには、上記濃度センサと二次元イメージセンサと
が必要となり、部品点数が多く、装置自体が大型となる
と共にコストが高くなる。このため、二次元イメージセ
ンサで露光制御用データ(焼付光量)を測定すればよい
が、二次元イメージセンサは通常蓄積時間が一定である
ため、原画フイルム全ての濃度を測定することはできな
い。すなわち、原画フイルムの映像濃度は1:300程度と
されており、更に、適用される自動写真焼付装置のミラ
ーボツクスの違い、光源の明るさのばらつき、投影倍率
の違い及びネガベースの透過率の違い等を考慮すると約
1:10000のダイナミツクレンジが要求されるおとにな
る。これに対し、二次元イメージセンサのダイナミツク
レンジは約1:100程度であり、この程度のダイナミツク
レンジでは原画フイルムに撮影されている全ての画像齣
を測光して、焼付光量を得ることはできない。 このため、例えば本出願人における特願昭62−027070
号に記載されているような、ダイナミツクレンジ切り換
え技術を利用することが考えられる。これは、二次元イ
メージセンサの蓄積時間を変更してダイナミツクレンジ
を各画像齣毎に最適となるように設定することにより、
原画フイルム全体の濃度分布の幅が広くても、各画像齣
毎の濃度分布(通常1:30)を確実に測定することができ
るというものである。 しかしながら、ここで得られた濃度分布値は、各画像
齣毎に基準値が異なるため、このままでは露光制御デー
タとしては適用することができない。 本発明は上記事実を考慮し、二次元イメージセンサの
みで確実に原画フイルムの濃度分布を測定することがで
き、かつ露光制御データを得ることができる蓄積型光電
変換素子による露光制御方法を得ることが目的である。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係る蓄積型光電変換素子による露光制御方法
は、蓄積型光電変換素子を備え自動写真焼付装置の露光
を制御する蓄積型光電変換素子による露光制御方法であ
って、原画フイルムの最低濃度部を透過した光により前
記蓄積型光電変換素子がほぼ飽和するまでの蓄積時間を
求め、該蓄積時間で前記原画フイルムの画像齣を測光し
て得られた測光値と前記蓄積時間とに基づいて露光制御
データを求めることを特徴としている。 また、本発明は、前記蓄積時間を、一般の撮影済ネガ
フィルムの最低濃度部を透過した光により前記蓄積型光
電変換素子がほぼ飽和するまでの蓄積時間Tnとしてい
る。 更に、本発明は、蓄積型光電変換素子により原画フイ
ルムを画像齣毎に予備測光してそれぞれの画像齣の最低
濃度部を透過した光により前記蓄積型光電変換素子がほ
ぼ飽和するまでの蓄積時間Tnを定めて画像齣毎のダイナ
ミックレンジを設定し、設定されたダイナミックレンジ
により本測光してそれぞれの画像齣の濃度分布を検出
し、検出された濃度分布と前記それぞれの画像齣に対応
して定められた蓄積時間Tnとにより露光制御データを得
るようにしている。 また、本発明は、前記予備測光は、一般の未撮影ネガ
フィルムの最低濃度部を透過した光により前記蓄積型光
電変換素子がほぼ飽和する蓄積時間T0で撮影済ネガフィ
ルムの画像齣を測光することにより行い、前記蓄積時間
T0と前記予備測光時の撮影済ネガフィルムの画像齣の最
低濃度部を透過した光により前記蓄積型光電変換素子が
ほほ飽和する蓄積時間TnとがTn=knT0の関係をなすため
の係数knを求めて蓄積時間Tnを求め、前記本測光は、求
められた蓄積時間Tnで前記撮影済ネガフィルムの画像齣
を測光することにより行い、前記本測光時の前記蓄積型
光電変換素子による測光値と前記蓄積時間Tnとにより露
光制御を行なうようにしている。 [作用] 本発明に係る蓄積型光電変換素子による露光制御方法
は、蓄積型光電変換素子を備え自動写真焼付装置の露光
を制御する蓄積型光電変換素子による露光制御方法であ
る。 本発明は、原画フイルムの最低濃度部を透過した光に
より蓄積型光電変換素子がほぼ飽和するまでの蓄積時間
を求める。なお、この蓄積時間は、一般の撮影済ネガフ
ィルムの最低濃度部を透過した光により蓄積型光電変換
素子がほぼ飽和するまでの蓄積時間Tnとすることができ
る。 ここで、原画フイルムの最低濃度部を透過した光によ
り蓄積型光電変換素子がほぼ飽和するまでの蓄積時間
は、原画フイルムの最低濃度部の濃度値(基準濃度値)
に対応する。また、この蓄積時間で原画フイルムの画像
齣を測光して得られた測光値は、原画フイルムの最低濃
度部の濃度値を切じゅとした相対的な濃度値である。よ
って、該測光値と蓄積時間とにより、原画フイルムの画
像齣を透過した光の総量に対する画像齣の濃度値(露光
制御データ)が得られる。 そこで、本発明では、上記蓄積時間で画像齣を測光し
て得られた測光値基準濃度値に対応する該蓄積時間とに
基づいて露光制御データを求めるようにしている。即
ち、蓄積型光電変換素子により原画フイルムを画像齣毎
に予備測光してそれぞれの画像齣の最低濃度部を透過し
た光により蓄積型光電変換素子がほぼ飽和するまでの蓄
積時間Tnを定めて画像齣毎のダイナミックレンジを設定
し、設定されたダイナミックレンジにより本測光してそ
れぞれの画像齣の濃度分布を検出し、検出された濃度分
布とそれぞれの画像齣に対応して定められた蓄積時間Tn
とにより露光制御データを得ることができる。 なお、予備測光は一般の未撮影ネガフィルムの最低濃
度部を透過した光により蓄積型光電変換素子がほぼ飽和
する蓄積時間T0で撮影済ネガフィルムの画像齣を測光す
ることにより行い、蓄積時間T0と予備測光時の撮影済ネ
ガフィルムの画像齣の最低濃度部を透過した光により蓄
積型光電変換素子がほほ飽和する蓄積時間TnとがTn=kn
T0の関係をなすための係数knを求めて蓄積時間Tnを求
め、本測光は求められた蓄積時間Tnで撮影済ネガフィル
ムの画像齣を測光することにより行い、本測光時の蓄積
型光電変換素子による測光値と蓄積時間Tnとにより露光
制御を行なうようにしてもよい。 このように、原画フイルムの最低濃度部を透過した光
により蓄積型光電変換素子がほぼ飽包和する蓄積時間ま
で原画フイルムの画像齣を測光して得られた測光値と該
蓄積時間とに基づいて露光制御データを求めることか
ら、ベース濃度や光源等によるレンジの違いを表現でき
ると共に、画像齣毎に最適な露光制御データを得ること
ができる。 [実施例] 以下図面を参照して、本発明の一実施例を詳細に説明
する。 第1図は、本発明で用いる自動写真焼付装置の焼付光
学系の概略構成を示す図である。フイルム搬送装置10
は、ネガフイルム等の現像済原画フイルム18をフイルム
支持台(ネガキヤリア)15の所定焼付装置17に搬送する
フイルム搬送装置である。焼付装置の下方には焼付用光
源19があり、フイルム18と光源19との間には、イエロ
(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各補色フイ
ルタからなる調光フイルタ27が配置されている。フイル
ム支持台15のフイルム撮影領域相当部分は、開口または
投光性となっている。フイルム18の上方には、焼付用レ
ンズ29及びシヤツタ31を介して、長尺の印画紙33が配置
されている。この印画紙33の長手方向両端部は供給ロー
ル33A及び巻き取りロール33Bにそれぞれ巻き取られてい
る。なお、図中一点鎖線で示したLSは、焼付の光軸であ
る。 印画紙33への焼付の邪魔にならないように光軸LSと所
定角度をなして、焼付位置17の近傍に、焼付位置17での
フイルム18の濃度分布を得るための画像情報検出装置35
が配置されている、この画像情報検出装置35は、CCD式
やMOS式等の蓄積型光電変換素子からなる二次元イメー
ジセンサ37(以下、単にイメージセンサ37という)、焼
付位置17のフイルム像を当該イメージセンサ37の出力を
電子処理した焼付位置17からの光量信号を形成する回路
41からなる。イメージセンサ37は、焼付位置17に位置す
るネガフイルム18の原画透過光をレンズ系39を介して受
光し、焼付位置17からの光量情報を多数の整列画素に分
割して出力する。また、回路41はCPU43に接続され、CPU
43は搬送速度を制御するようにフイルム搬送装置10のパ
ルスモータに接続されている。 原画フイルム18はフイルム搬送装置10により順次、焼
付位置17に齣送りされるようになっている。 第2図は、第1図における回路41の詳細とともに、一
点鎖線内にイメージセンサ37の詳細を示すものである。
イメージセンサ37は、画像等からの光を受光して光電変
換及び電荷の蓄積を行なう光電変換・蓄積部211と、こ
の光電変換・蓄積部211に蓄積された電荷を転送しても
らって保持する保持部212と、この保持部212に保持され
た電荷をアナログの画像信号PSとして出力する読出レジ
スタ213とで成っている。また、パルス発振器(OSC)20
1は所定周波数(例えば6MHz)の基本クロツク4fcpを発
振し、この基本クロツク4fcpが駆動用タイミング部202
とCPU203とに入力されて、イメージセンサ37を駆動する
ためのクロツク信号CKを生成すると共に、イメージセン
サ37の作動状態を示す信号、すなわちイメージセンサ37
の1画素に対応した画像信号SPと、イメージセンサ37の
1ラインの走査に対応した水平同期信号Hsyncと、イメ
ージセンサ37の1画面の走査に対応した垂直同期信号Vs
yncとを生成して出力する。イメージセンサ37に入力さ
れるクロツク信号CKは、光電変換・蓄積部211を駆動す
る位相信号Iと、保持部212を駆動する位相信号Sと、
読出レジスタ213を駆動する位相信号Rとで成ってい
る。イメージセンサ37から読出さらて画像信号PSは、演
算処理部200内のA/D変換器221でデイジタルの真数値PSD
とされ、真数値PSDの透過率の逆数が対数テーブル回路
(ルツクアツプテーブル)224で対数変換されることに
よってデイジタル濃度値DSに変換され、メモリ223に記
憶されるようになっている。また、演算処理部200には
駆動用タイミング部202からの画像信号SP、水平同期信
号Hsync及び垂直同期信号Vsyncが入力され、イメージセ
ンサ37の作動状態に応じた演算処理を行なうようになっ
ている。 また、駆動用タイミング部202から出力される位相信
号Iをゲート回路204を通してイメージセンサ37の光電
変換・蓄積部211に与えるようにし、このゲート回路204
をCPU203からの制御信号CSで制御するようにしている。
また、CPU203は演算処理部200と接続されており、画像
信号SP、水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyncに基
づいてイメージセンサ37の作動状態を把握し、画像情報
の処理ができるようになっている。従って、CPU203は駆
動用タイミング部202からの垂直同期信号Vsync、すなわ
ち1画面の走査に同期して制御信号CSを出力することが
できる。更に、CPU203からの演算処理部200内の対数テ
ーブル回路224内には、制御信号CSに応じた選択信号SL
が入力されるようになっている。 ここで、ROM(Reed Only Memory)等で構成されてい
る対数テーブル回路224内の対数ルツクアツプテーブル
の内容を説明すると、真数値Yと濃度値Xとの関係は第
3図に示すようになり、例えばA/D変換器221の出力が8
ビツト(0〜225)で、濃度分解能を0.01とした場合テ
ーブル0では濃度0.00〜0.77の範囲が濃度分解能0.01
の有効領域であり、テーブル5では濃度0.51〜1.32の
範囲が濃度分解能0.01の有効領域であり、更にテーブル
10では濃度1.03〜1.92の範囲が濃度分解能0.01の領域
となる。従って、このようなテーブルを必要数用意して
おけば、暗電流等のノイズ成分やオフセツトの影響をほ
とんど受けることなくダイナミツクレンジを切換えて正
確で高い分解能の濃度値Xに変換することができる。 なお、第4図は蓄積時間を変えることによって、イメ
ージセンサのダイナミツクレンジの設定を切換えること
によりダイナミツクレンジを総合的に大きくすることが
できる様子を示している。 このような構成において、パルス発振器201からの基
本クロツク信号4fcpは駆動用タイミング部202に入力さ
れ、前述と同様にクロツク信号CKと、画像信号SP、水平
同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyncの状態信号とを生
成し、クロツク信号CKのうちの位相信号S及びRはそれ
ぞれイメージセンサ37の保持部212及び読出レジスタ213
に直接印加され、位相信号Iはゲート回路204を経て光
電変換・蓄積部211に印加される。イメージセンサ37か
らの画像信号PSは演算処理部200に入力されて処理され
る。ここに、CPU203は演算処理部200を介してイメージ
センサ37の作動状態、つまり光電変換・蓄積、転送、保
持及び読出のサイクルモードを判断し、制御信号CSを切
換えてゲート回路204を制御する。こうしてCPU203がイ
メージセンサ10の光電変換・蓄積モードを検出し、制御
信号CSによってゲート回路204を切換えると、ゲート回
路204からの位相信号Iが光電変換・蓄積部211に与えら
れる。この場合、位相信号S及びRはそれぞれ保持部21
2に読出レジスタ213に入力されている。 この装置では制御信号CSによるゲート回路204の制御
に応じてCPU203は選択信号SLによって対数テーブル回路
224内の対数テーブルを選択して使用するようにしてい
る。 以下に本実施例の作用を説明する。 フイルム支持台15にセツトされたフイルム18は、フイ
ルム搬送装置10により搬送され、一画像齣が所定焼付位
置17へ位置決めされる。画像齣が位置決めされると、イ
メージセンサ37による画像のスキヤニングが行われる
が、先ず、上述した対数テーブルの設定の手法を説明す
る。ここで、対数は“10"を底とする常用対数とし、光
量をP、蓄積時間をT、A/D変換出力値をYとすると共
に、濃度0の時の値を示す基準光量をP0、基準蓄積時間
をT0、基準A/D変換出力値をY0とすると、出力値Yは光
量Pと蓄積時間Tに比例するから、比例定数をkとして Y=kPT ・・・(1) Y0=kP0T0 ・・・(2) が成り立つ。一方、真数比1:1000(濃度3)を29分割
し、それぞれの濃度を与える蓄積時間Tは、 より、 T=T0(1.269) ・・・(4) となる。そして、対数テーブル224の出力Xを濃度×100
と定義すれば、となり、実際の測光を(4)紙の蓄積時間で測光すれ
ば、(5)式は、 となる。ここで、Y0がイメージセンサ37の飽和出力時の
A/D出力255になるような蓄積時間T0をキヤリブレーシヨ
ンによって、予め求めておけば、上記(6)式は更に、 X=100{log255−logY+nlog1.269} ・・・(7) となる。従って、それぞれのn(=0〜28)に対してX
とYの対応テーブルを対数テーブル224の中に予め格納
しておけば、蓄積時間を変えた後のA/D出力値から被測
定移の濃度を求めるとができる。 上記(7)式から分かるように。特に高濃度時(nが
大きい時)はXはlogYにnlog1.269だけシフトした形と
なり、実値上の分解能が増したことになる。(7)式で
nを決めるには、被測定ネガを一度蓄積時間T0で測光
し、一番明るいスポツトのA/D出力がイメージセンサ37
の飽和出力を越えない範囲で、飽和出力に一番近いよう
に決める(プレスキヤン)。すなわち、 Y′=kPT0 Y=kPT0{1.269} ・・・(8) が成り立ち、本スキヤン時にはY′が255を越えない
で、255に一番近い値になるようにnを決めるのである
から、 255=kPT0(1.269) =Y′(1.269) ・・・(9) であり、 となるから、Y′は255を越えていけないから(10)式
の少数点以下は切り捨てればよい。 上述のようにして対数テーブル回路224内に設定され
ている対数テーブルを、CPU203からの選択信号SLによっ
て選択する。従って、イメージセンサ37からの画像信号
PSは、蓄積時間Tに対応した対数テーブル濃度値Xに変
換されることになる。 ここで得られた対数テーブル濃度値Xは一画像齣の中
での濃度分布であり、実際に露光制御データとして適用
する場合は、LATD等その画像齣での基準となる濃度値が
必要となる。そこで、本実施例では濃度値Xの対数変換
値にこの対数テーブルレンジ(ダイナミツクレンジ)を
決定する場合に演算される蓄積時間の対数変換値を加え
るようにしている。 すなわち、プレスキヤン時に求められる最大輝度値Y
が選択されたダイナミツクレンジの飽和しない最大のレ
ベルであるので、このとき設定される蓄積時間と各画像
齣の濃度分布とを用いることにより、各画像齣の濃度値
が上記演算で求めることができる。また、それぞれ最大
輝度値がわかっているので、焼き付けられる画像齣が露
光オーバか露光アンダかも判断するころができ、従来の
機能を損なうことがない。 このように、各画像齣毎にイメージセンサ37のダイナ
ミツクレンジを切り換えることにより、高分解能で画像
の濃度を測定することができ、原画フイルム全体の濃度
分布幅がイメージセンサ37のダイナミツクレンジよりも
広い場合であっても、飽和して、測光不能となるような
ことがない。また、従来のようにLATDを測定るための濃
度センサ等が不要となり、イメージセンサ37のみで濃度
分布を測定でき、かつ露光制御データも演算することが
できる。 [発明の効果] 以上説明した如く本発明は、原画フイルムの最低濃度
部を透過した光により蓄積型光電変換素子がほぼ飽和す
る蓄積時間で原画フイルムの画像齣を測光して得られた
測光値と基準濃度値に対応する蓄積時間とに基づいて露
光制御データを求めることから、原画フイルムが異なっ
た場合のベース濃度や光源等によるレンジの違いを表示
できると共に、画像齣毎に最適な露光制御データを得る
ことができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本実施例の焼付光学計部分の概略構成図、第2
図はイメージセンサの駆動系の例を示すブロツク図、第
3図は対数テーブルの例を示す線図、第4図はイメージ
センサのダイナミツクレンジを説明するための線図、第
5図は対数テーブルの構成を示す線図である。 18……フイルム、 37……イメージセンサ、 200……演算処理部、 211……光電変換・蓄積部、 212……保持部、 212……読取レジスタ、 224……対数テーブル。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.蓄積型光電変換素子を備え自動写真焼付装置の露光
    を制御する蓄積型光電変換素子による露光制御方法であ
    って、原画フイルムの最低濃度部を透過した光により前
    記蓄積型光電変換素子がほぼ飽和するまでの蓄積時間を
    求め、該蓄積時間で前記原画フイルムの画像齣を測光し
    て得られた測光値と前記蓄積時間とに基づいて露光制御
    データを求めることを特徴とする蓄積型光電変換素子に
    よる露光制御方法。 2.前記蓄積時間は、一般の撮影済ネガフィルムの最低
    濃度部を透過した光により前記蓄積型光電変換素子がほ
    ぼ飽和するまでの蓄積時間Tnであることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の蓄積型光電変換素子によ
    る露光制御方法。 3.前記露光制御データは、蓄積型光電変換素子により
    原画フイルムを画像齣毎に予備測光してそれぞれの画像
    齣の最低濃度部を透過した光により前記蓄積型光電変換
    素子がほぼ飽和するまでの蓄積時間Tnを定めて画像齣毎
    のダイナミックレンジを設定し、設定されたダイナミッ
    クレンジにより本測光してそれぞれの画像齣の濃度分布
    を検出し、検出された濃度分布と前記それぞれの画像齣
    に対応して定められた蓄積時間Tnとにより露光制御デー
    タを得ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項又
    は(2)項記載の蓄積型光電変換素子による露光制御方
    法。 4.前記予備測光は一般の未撮影ネガフィルムの最低濃
    度部を透過した光により前記蓄積型光電変換素子がほぼ
    飽和する蓄積時間T0で撮影済ネガフィルムの画像齣を測
    光することにより行い、前記蓄積時間T0と前記予備測光
    時の撮影済ネガフィルムの画像齣の最低濃度部を透過し
    た光により前記蓄積型光電変換素子がほほ飽和する蓄積
    時間TnとがTn=knT0の関係をなすための係数knを求めて
    蓄積時間Tnを求め、前記本測光は求められた蓄積時間Tn
    で前記撮影済ネガフィルムの画像齣を測光することによ
    り行い、前記本測光時の前記蓄積型光電変換素子による
    測光値と前記蓄積時間Tnとにより露光制御を行なうこと
    を特徴とする特許請求の範囲(3)項記載の蓄積型光電
    変換素子による露光制御方法。
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JPS61255190A (ja) * 1985-05-08 1986-11-12 Fuji Photo Film Co Ltd 蓄積型イメ−ジセンサ−

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JPH01116633A (ja) 1989-05-09

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