JPH061340B2 - 自動写真焼付装置 - Google Patents

自動写真焼付装置

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JPH061340B2
JPH061340B2 JP17829386A JP17829386A JPH061340B2 JP H061340 B2 JPH061340 B2 JP H061340B2 JP 17829386 A JP17829386 A JP 17829386A JP 17829386 A JP17829386 A JP 17829386A JP H061340 B2 JPH061340 B2 JP H061340B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動写真焼付装置に係り、特にカラー自動写真
焼付装置によって印画紙へ焼付処理された仕上りプリン
トと同一の画像をCRT上に表示させるシミユレータを
搭載したカラー自動写真焼付装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、カラーネガフイルムの画像全体の積算透過濃
度(LATD)を測定して濃度補正をすると共にスロー
プコントロールを行って、全ての仕上りプリントの濃度
及びカラーバランスがネガの濃淡(露光アンダ、適性露
光、露光オーバ)によらず同一となるように焼付現像す
るカラー自動写真焼付装置が知られている。この自動写
真焼付装置は、光源、調光フイルタ、ミラーボツクス、
ネガキヤリア、およびブラツクシヤツタを備えた光学系
を順に配置して構成されている。ネガキヤリアにカラー
ネガフイルムを載置して光源を点灯させてブラツクシヤ
ツタを開いて印画紙上にカラーネガフイルムの画像を結
像させることにより焼付けを行なう。焼付けられた印画
紙は、現像プロセスによって現像されることによりプリ
ントが自動的に仕上るように構成されている。この自動
写真焼付装置では、ネガフイルムを透過した光線を受光
素子によって赤色光(R)、緑色光(G)、青色光
(B)に原色分解し、エバンスの定理に基づいてLAT
Dを用いて濃度を制御すると共にスロープが3原色で一
致するようにスロープコントロールを行ってカラーバラ
ンスを制御するようにしている。従って、この自動写真
焼付装置によれば、通常仕上りプリントの全てが同一の
濃度およびカラーバランスとなる。
しかしながら、カラーネガフイルムの主要被写体が適性
濃度であっても背景の濃度が濃い場合や薄い場合には、
この背景の濃度の影響を受けて露光量が制御されるた
め、濃度フエリアが発生する。また、主要被写体のカラ
ーバランスと背景のカラーバランスとが異なる場合、例
えば主要被写体の色と背景の色とが補色関係にある場合
には、カラーフエリアが発生する。したがって、濃度補
正やスロープコントロールを行ってもプリントの仕上り
状態が悪くなることがある。このように、プリントの仕
上り状態が悪くなると再度焼付現像を行う必要が生じ
る。
このため従来では、特開昭53−46731号公報に示
すように、TVカメラでネガフイルム画像を撮像してT
Vスクリーン上に画像を表示しながら目的の濃度および
カラーバランスが得られるようにカラービデオ信号を調
整し、このカラービデオ信号を用いて自動写真焼付装置
において焼付ける、いわゆる写真検定装置が用いられて
いる。また、特公昭42−25220号公報に示すよう
に、印画紙に焼付けられるネガフイルムの画像をTVス
クリーンへ表示して自動露光機とTVのブライトおよび
コントラスト調節用抵抗とを連動させているものもあ
る。このようにして、再焼付現像処理の頻度が少なくな
るようにすることが行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、検定装置を用いる方法では、検定装置の
光源と自動写真焼付装置の光源とが別体であるため検定
装置で得られた情報を用いて自動写真焼付装置で焼付現
像を行っても光源の変化等によってTVスクリーンに表
示された画像と同一の画像がプリントできないという問
題点がある。また、自動露光機とTVのブライトおよび
コントラスト調節用抵抗とを連動させたものでは、TV
の発色特性と印画紙の発色特性とが異なるにも拘わらず
単にTV画面上に適性な画像が表示されるようにTV信
号を制御するのみであり、プリントされたのと同じ画像
がTVスクリーン上に表示されない、という問題があっ
た。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、仕上
りプリントと同一の画像を表示装置に表示させることが
できる自動写真焼付装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、調光フイルタを介
してカラー原画フイルムに光線を照射する光源と、前記
カラー原画フイルムの光線透過側に配置されて前記カラ
ー原画フイルムに記録された画像を印画紙上に結像させ
る光学系と、前記調光フイルタを制御して前記印画紙上
に結像される画像のカラーバランスおよび濃度を調整す
る露光制御装置とを備え、各仕上りプリントのカラーバ
ランスおよび濃度が同一となるように自動的に焼付ける
自動写真焼付装置において、前記カラー原画フイルムの
光線透過側から前記調光フイルタによって前記カラーバ
ランスおよび濃度が調整された後の前記カラー原画フイ
ルムを撮像する撮像装置と、表示装置の発色特性が印画
紙の発色特性と一致するように前記撮像装置出力を変換
して前記表示装置に表示させる画像情報処理装置とを設
けたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、光源から照射された光線は、調光フイ
ルタ、カラー原画フイルムおよび光学系を介して印画紙
に照射され、カラー原画フイルムに記憶された画像が印
画紙に結像される。露光制御装置は、各仕上りプリント
のカラーバランスおよび濃度が同一となるように調光フ
イルタを制御して印画紙上に結像される画像のカラーバ
ランスおよび濃度を調節する。このようにカラーバラン
スおよび濃度が調整された後印画紙に露光が行われ、現
像プロセスによって現像処理された後プリントが仕上げ
られる。一方、撮像装置は、カラー原画フイルムの光線
透過側からカラー原画フイルムを撮像し、画像情報処理
装置は、撮像装置によって得られる濃度およびカラーバ
ランスが調整された後の信号によって表示装置の発色特
性が印画紙の発色特性と一致するように撮像装置出力を
変換する。そして、このように変換された信号によって
表示装置に原画フイルムの画像が表示される。このよう
に、露光制御装置によって濃度およびカラーバランスが
調節されるため、画像情報処理装置によってカラーバラ
ンスおよび濃度を調節しなくても表示装置には発色特性
が仕上りプリントと一致した画像が表示されることにな
り、仕上りプリントと同一の画像を表示装置に表示する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によればカラーバランス及
び濃度が調節された後の光線によってカラー原画フイル
ムの画像を表示装置に表示すると共に印画紙の発色特性
と一致した信号によって表示装置に原画フイルムの画像
を表示するようにしているので、仕上りプリントと同一
の画像を表示装置に表示することができる。これの表示
によって現像処理の前段階で現像処理されたプリントと
同一の画像を目視することができるので、焼付現像の不
適性を発見することができる。また、濃度およびカラー
バランスが調整された後の画像を撮像しているため撮像
装置のダイナミツクレンジが狭くても高精度に測定でき
る。そして、濃度等の調整機能が単一であるため構造も
簡単になりコストを低減することができるという効果も
得られる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
本実施例は、カラー自動写真焼付装置(以下プリンタと
いう)とカラーネガフイルムに撮影された画像をプリン
タによって焼付けられるのと同一の状態で表示する装置
(以下シミユレータという)とを組合せたものである。
第1図に示すように、ハロゲンランプで構成された光源
10の裏側には、コールドミラーで構成された反射鏡1
2が配置されている。光源10には、光源10の寿命を
長くすると共に所定の色温度を得るために、図示しない
電源装置から定格電圧の略90%の電圧が供給されてい
る。光源10の光線照射側には、対数カーブで形成され
た略1/4円の扇形形状のフイルタ板を2枚つづ組合せ
て左右1対に配置して各々構成した、Y(イエロ)、M
(マゼンタ)およびC(シアン)の各3補色フイルタか
ら成る調光フイルタ14および散乱板を備えたミラーボ
ツクス16が順に配置されており、光源10から照射さ
れた光線が調光フイルタ14でカラーバランスおよび光
量が調整された後ミラーボツクス16で均一な拡散光に
変換されてネガキヤリアに保持されたカラーネガフイル
ム18に拡散光が照射されるように構成されている。上
記の光源電圧を調節するには、調光フイルタの各補色フ
イルタを機械的中心にセツトし、照度計で光量を測定し
て一定光量(標準露光タイム)になるように調節して定
格の略90%の電圧が供給されるように調節する。カラ
ーネガフイルム18の透過光線射出側には、光学系20
およびブラツクシヤツタ22が順に配置されており、ブ
ラツクシヤツタ22を開いてカラーネガフイルム18を
透過した光線によって印画紙24上に結像させ印画紙を
露光するように構成されている。露光された印画紙24
は、現像プロセス25で処理された後、プリント27と
される。
調光フイルタ14には、駆動回路26が接続されてお
り、駆動回路26によって補色フイルタの各々を光軸と
垂直な方向に移動させることによりカラーバランスおよ
び光量が調節可能にされている。また、ブラツクシヤツ
タ22には、駆動回路29が接続されている。
カラーネガフイルム18の光学系20側の近傍には、R
(赤)光、G(緑)光およびB(青)光を各々透過させ
る3つのフイルタを備えてR、G、B信号を出力する3
板カメラで構成されてカメラ30およびR、G、Bの3
原色の画像濃度情報を検出するための二次元イメージセ
ンサを備えた画像情報検出装置32が配置されている。
この二次元イメージセンサはCCD(電荷結合素子)で
構成されている。なお、カメラ30は、CCD単板カメ
ラで構成してもよい。
ここで、通常のTVシステムでは、目視が良好になるよ
うにTVのγが2.2程度とされているため、TVカメラ
にγ=0.45のγ補正回路を設けて全体としてγ=1にな
るようにしているが、通常のプリントではγ=2.0程度
として硬調に仕上げられるため、本実施例ではカメラ3
0内にはγ補正回路を設けずにシミユレータ内のγを略
1としてCRTのγ値と合せて全体としてγ≒2.0にな
るようにしている。
上記カメラ30は利得制御回路33を介してシミユレー
タ34に接続されており、また上記の画像情報検出装置
32はδ、γ補正回路38およびプリント系濃度算出回
路40を介してスロープ制御回路62に接続されてい
る。このプリント系濃度算出回路40およびスロープ制
御回路62によって上記で説明したカラーバランスおよ
び濃度の補正が行われる。また、シミユレータ34を構
成するCRT345の画面に対向するように色度計42
が配置されると共に、プリント27の画面に対向するよ
うに色度計44が配置されている。色度計42、44は
コンピユータを構成するI/Oポート46に接続されて
いる。コンピユータは、上記のI/Oポート46、CP
U48、リードオンメモリ(ROM)50、ランダムア
クセスメモリ(RAM)52、デジタル−アナログ(D
/A)変換器54、アナログ−デジタル(A/D)変換
器56、58およびこれらを接続するデータバスやコン
トロールバス等のバス60を含んで構成されており、利
得制御回路33、シミユレータ34、δ、γ補正回路3
8、プリント系濃度算出回路40に接続されたスロープ
制御回路62および駆動回路26に接続されると共に、
駆動回路29に接続されている。
上記利得制御回路33は、第2図に示すように、アンプ
331、オペアンプ332、フリツプフロツプ333お
よび抵抗334〜336で構成されており、オペアンプ
332の一方の入力端には、抵抗336を介して基準電
圧(白レベルに相当すする0.7V)が入力されている。
この利得制御回路33によってカメラ30の利得を調節
するには、未撮影フイルムを現像した基準ネガ(いわゆ
るすぬけネガ)をカメラ30で撮像し、R、G、B各3
原色のカメラ出力に対してD/A変換器54からアナロ
グ信号を出力してフリツプフロツプ333から信号が出
力されたときに利得の調節を停止することにより行う。
これにより、すぬけネガのとき(ネガの透過光が最大の
とき)にカメラの白レベルを合わせることができるの
で、カメラのダイナミツクレンジを広く使うことができ
ると共に明るさの基準を決定することができる。
また、上記のように利得が調節された後のカメラのアイ
リス位置および色バランス位置をデジタル値で記憶して
おき、異種のネガフイルムやネガサイズ(倍率が異なる
ので光量が変化する)毎にチヤンネル化しておけば、ネ
ガの変更毎にチヤンネルを切換えるのみで切換えを行う
ことができる。このようにすることにより、ネガフイル
ムの種類やネガサイズが変更してもチヤンネルを切換え
るのみでカメラのアイリス位置および色バランス位置を
切換えることができる。なお、上記の場合光源が標準状
態からずれていると、ずれた分を電気的に補正する必要
が生じるので、標準グレーのネガが標準グレーのプリン
トに仕上る光源状態で調節するのが好ましい。
上記δ、γ補正回路38は、第3図に示すように、画像
情報検出装置32から出力されるR信号を濃度信号に変
換してδ、γ補正する信号処理回路60、G信号を濃度
信号に変換してδ、γ補正する信号処理回路62および
B信号を濃度信号に変換してδ、γ補正する信号処理回
路64から構成されている。これらの信号処理回路6
0、62、64は同一構成であるため、信号処理回路6
0のみについて説明する。信号処理回路60は、オフセ
ツト補正回路601、濃度信号に対換する対数変換回路
602、δ補正回路603およびγ補正回路604で構
成されている。オフセツト補正回路601は、オペアン
プOP3、抵抗R6、R7および可変電源B1で構成さ
れている。δ補正回路603は、オペアンプOP4、抵
抗R6、R7および可変電源B2で構成されている。そ
して、R、G、B信号をδ、γ補正して出力する。
上記のシミユレータ34は、利得制御回路33の出力端
に接続された対数変換器341、カメラの受光分光感度
でみた濃度(積分濃度)を印画紙の受光分光感度でみた
濃度に一致させる3×3マトリツクス(3次正方行列)
回路342、ネガ/ポジ(N/P)反転して印画紙の解
析濃度に変換するN/P反転回路343、印画紙の解析
濃度をCRTの螢光体の解析輝度に変換する輝度信号変
換回路344および輝度信号変換回路344出力に応じ
て螢光体を発色させてカメラ30で撮影した画像を表示
するCRT345を順に直列接続して構成されている。
受光分光特性の補正 ここで、カメラ30から出力されるB、G、Rの各信号
を対数変換回路341で対数変換した値、すなわちカメ
ラの受光分光感度でみたカラーネガフイルム像を積分濃
度を として3×3マトリツクスA-1(ただし、−1は逆行列
を示す)を用いてネガの解析濃度に変換すると次式のよ
うになる。
また、印画紙の受光分光感度でみたカラーネガフイルム
像の積分濃度を として3×3マトリツクスB-1を用いてネガの解析濃度
に変換すると次式のようになる。
上記(1)、(2)式におけるネガの解析濃度(BTV、GTV
TV)と(B、G、R)とは比例するから対角成
分を比例定数とする対角マトリツクスαを用いて次の
(3)式で表される。
従って、上記(1)〜(3)式を用いて との関係を求めると次の(4)式が得られ、これによって
TVの分光感度でみた濃度が印画紙の分光感度でみた濃
度に変換される。
ただし、 である。
上記各マトリツクスB、α、Aの各成分は基準ネガ等の
サンプルについてカラーネガフイルムの発色特性、印画
紙の分光感度特性およびカメラの分光感度特性を考慮し
て予め求められ、以下で示すマトリツクスが3×3マト
リツクス回路342に設定される。
ネガポジ反転 N/P反転回路343は、γを−γに変換する回路で以
下の直線に関して3×3マトリツクス回路342の出力
を変換して出力する。
y−y=a(x−x)…(6) ただし、x、yはN/P反転されない点(以下ピポ
ツト点という)の座標値、x、yは濃度領域をxy座標
で表わしたときの座標値、aは定数で通常負の値が選択
される。
上記ピポツト点としてはN/P反転しても濃度が変化し
てはならない点、すなわちニユートラルグレイ(標準グ
レイ)レベルの点が選択される。カメラ及びCRTにお
いては、0〜0.7Vで黒レベルから白レベルまでを表示
するので、カメラ出力をN/P反転したときにCRTの
表示域を越えてしまい、例えば、黒レベルが白レベルに
正確に反転できないことがある。このため、N/P反転
にあたっては、カメラ出力Vinの白レベルの23%(ネ
ガのベース分を除いた濃度で0.63)近傍をピポツト点と
してN/P反転するのが好ましい。
第4図には、カメラ出力Vinの白レベルの23%をピポ
ツト点としてN/P反転したときのカメラ出力VinとN
/P反転回路343出力Voutとの関係が示されてい
る。カメラの白レベルには0.7Vであるため、白レベル
の23%は0.161Vになる。ここで、3×3マトリツク
ス回路342出力を、 y=3.2518+logVin…(7) と表すと、白レベルの23%に対応する座標は、(0.16
1,2.47)になる。そこで、(2.47、2.47)を通る直線 y−2.47=a(x−2.47)…(8) に関して上記(7)式で表わされる曲線を変換すると、第
4図に示す曲線が得られ、N/P反転されたことにな
る。第4図から理解されるように、カメラ出力の白レベ
ルの23%の値は、N/P反転後においてもその値は変
化していない。
また、N/P反転するには、N/P反転回路を第5図に
示す回路で構成し、以下で説明するようにピポツト点を
求めてN/P反転するようにしてもよい。第5図の回路
は、オペアンプOP1、OP2、オペアンプの基準電圧
、V(ピポツト点に対応する)を設定する可変抵
抗R1および可変抵抗R1の接触子を移動させることに
より上記基準電圧を変化させる作動機構ACを備えてい
る。オペアンプOP1の反転入力端には抵抗R2を介し
て信号入力されており、オペアンプOP1の反転入力端
と出力端との間にはゲインを調節するための可変抵抗R
3が接続されている。オペアンプOP1の出力端は抵抗
R4を介してオペアンプOP2の反転入力端に接続され
ている。オペアンプOP2の反転入力端と出力端との間
には抵抗R5が接続されている。可変抵抗器R1の一端
は接地され、他端は電源Bを介して接地され、可変抵抗
器R1の接触子はオペアンプOP1、OP2の非反転入
力端に各々接続されている。
上記の回路を用いてピポツト点を求める方法について説
明する。まず、標準グレーに発色したカラーネガフイル
ムをネガキヤリアに挟持してカメラで撮像し、第5図の
回路でN/P反転した後CRT画面に表示する。次に、
電気的に標準グレー信号を作成し(CRTの白レベルを
23%にすることにより作成できる)、上記のネガによ
る画像と近接してCRT画面上に表示する。そして、キ
ーボードを操作して可変抵抗R1の抵抗値を連続的に変
化させて基準電圧V、Vを変化させ、標準グレーに
発色したネガによる画像を電気的に作成した標準グレー
信号による画像と一致させる。これにより、ピポツト点
が決定される。
以上のような回路を使用することにより、測定者の感覚
に合せてグレーレベルを設定させることができ、また測
定者の感覚に合せてグレーレベルを設定できるのでプリ
ントの仕上り状態と一致するようにグレーレベルを設定
でき、これにより現像条件(現像液等の疲労、現像液等
の温度変化)等の状態をも含んで精度の高いシミユレー
トが行なえる。
発色分光特性の補正 CRTは発光体によって画像を表示するため、CRTの
輝度は電圧に比例する。しかしながら、印画紙は吸収体
(色素)を用いているため、色素の量と輝度とは比例せ
ず色素の量と輝度の対数とが比例し、更に色素の量を変
化させると色度点が変化する。すなわち、印画紙の色素
は、色素量の変化によって色度点が変わる不安定原色
(C、Y、M)である。
従って、輝度信号変換回路344は以下の式に従ってN
/P反転回路343出力Dを解析輝度信号Tに変換して
CRT345に出力する。
T=F(log-1(f(D)))…(9) ただし、fは出力Dを積分濃度に変換する関数、Fは積
分透過率log-1(D)を解析輝度の信号に変換する関
数である。
上記関数F、fは、出力Dと解析輝度信号Tとを予め最
適な値に決定し、最小二乗法や同帰等によって最適化を
行うことにより決定される。なお、関数F、fとして
は、一般的には3×3マトリツクスが使用される。
そして、上記のようにして輝度信号変換回路344によ
って得られた輝度信号によってCRTが制御され、CR
Tに印画紙の発色特性と一致した発色特性を有する画像
が表示される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、第2図は
第1図利得制御回路の一例を示す回路図、第3図は第1
図のδ、γ補正回路の一例を示す回路図、第4図はN/
P反転を説明するための線図、第5図はN/P反転を行
う他の回路図である。 14・・・調光フイルタ、 27・・・プリント、 34・・・シミユレータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調光フイルタを介してカラー原画フイルム
    に光線を照射する光源と、前記カラー原画フイルムの光
    線透過側に配置されて前記カラー原画フイルムに記録さ
    れた画像を印画紙上に結像させる光学系と、前記調光フ
    イルタを制御して前記印画紙上に結像される画像のカラ
    ーバランスおよび濃度を調整する露光制御装置とを備
    え、各仕上りプリントのカラーバランスおよび濃度が同
    一となるように自動的に焼付ける自動写真焼付装置にお
    いて、前記カラー原画フイルムの光線透過側から前記調
    光フイルタによって前記カラーバランスおよび濃度が調
    整された後の前記カラー原画フイルムを撮像する撮像装
    置と、表示装置の発色特性が印画紙の発色特性と一致す
    るように前記撮像装置出力を変換して前記表示装置に表
    示させる画像情報処理装置とを設けたことを特徴とする
    自動写真焼付装置。
JP17829386A 1986-07-29 1986-07-29 自動写真焼付装置 Expired - Lifetime JPH061340B2 (ja)

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EP87111012A EP0255128B1 (en) 1986-07-29 1987-07-29 Automatic photographic printing apparatus with simulator and method of adjusting simulator of automatic photographic printing apparatus
US07/079,069 US4812879A (en) 1986-07-29 1987-07-29 Automatic photographic printing apparatus with simulator and method of adjusting simulator of automatic photographic printing apparatus
EP87111011A EP0255127B1 (en) 1986-07-29 1987-07-29 Simulator for automatic photographic printing apparatus
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