JPH0293448A - 写真焼付露光量決定装置 - Google Patents

写真焼付露光量決定装置

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JPH0293448A
JPH0293448A JP24581088A JP24581088A JPH0293448A JP H0293448 A JPH0293448 A JP H0293448A JP 24581088 A JP24581088 A JP 24581088A JP 24581088 A JP24581088 A JP 24581088A JP H0293448 A JPH0293448 A JP H0293448A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付露光量の決定装置に係り、特に基準焼
付露光条件に基づいて複数のフィルム種の適正な焼付露
光条件を自動的に決定することができる写真焼付露光量
の決定装置に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題]カラー
ネガは画面全体としてB(青)、G(緑)、R(赤) 
3色光を透過させるが、これらの3色成分の透過割合は
一般的に略等しいか、定の割合であることが経験則上知
られている。このため、自動プリンタでは次の式に基づ
いて焼付光量(N光量)を決定している。
βogFj=Kj+Dj・・・(1) ただし、1ogFは焼付光量の対数、Kは定数、Dは測
光系で測定したネガの積算透過濃度(LATD)、jは
B、G、Rのいずれの色光である。
しかしながら、上記(1)式に基づいて自動プリンタで
焼付光量を制御すると、露光不足ネガからのプリントは
適正ネガからのプリントに比較して全体的に濃度が高く
、露光過渡ネガからのプリントは濃度が低くなる。この
ため、スロープコントロール回路を設けて(1)式のD
Jを補正して露光量を決定するようにしている。一方、
上記のようにスロープコントロール回路を設けた自動プ
リンタにおいても、著しく経時変化したネガ、デイライ
トと著しく異った光源(蛍光ランプ、タングステンラン
プ等)で撮影したネガ(異種光源ネガ)、カラーフエリ
アのあるネガ等では、カラーバランスの不正な不良プリ
ントが生じ易い。また、製造メーカや感度が異るフィル
ム種(異種フィルム)は、3つの感光層の感度や濃度等
が異り、同一のプリント条件では良好なプリントを作成
することができない。そのため、各フィルム種毎にプリ
ント条件を試行錯誤的に決定してプリントを作成してい
る。このため、(1)式のDiを補正(カラーコレクシ
ョン)シ、更に異種フィルムではスロープコントロール
値を変更して露光量を決定するようにしている。
しかしながら、近年、高感度のフィルムが多数開発され
てフィルムの種類は非常に多くなり、数十種類にもなっ
ている。ところが、上記で説明したように各フィルム種
の焼付露光条件は必ずしも一致しておらず、しかも各フ
ィルム種に対して自動プリンタの条件を設定する条件設
定用のフィルムは極く限られたものしかない。通常、こ
の条件設定用のフィルムは、グレーの被写体を撮影した
ネガに相当する部分の周囲にや\黄緑色の被写体を撮影
したネガに相当する部分を配置したネガで、1つの基準
フィルム種に対して適正露光、アンダ露光、オーバ露光
の3種類が用意されているのみで、基準フィルム種と特
性が異るフィルム種については経験によって条件設定を
している。従って、各フィルム種に対する焼付露光条件
の設定は非常に困難で長い経験と多くの時間を要してい
る。また、高い品質を維持してゆくためには各フィルム
種の焼付露光条件の管理は不可欠であるが、フィルムの
種類が多いと管理するのが困難である。このため、1つ
の基準焼付露光条件から各フィルム種の適正な焼付露光
量を自動的に決定するようにする以下の技術が提案され
ている。
まず、基準フィルムの焼付露光条件に対して各フィルム
種の補正量を予めメモリに記憶して右き、焼付けるべき
フィルムに記録されているバーコード(いわゆるDXコ
ード)を読取ってフィルム種を決定し、このフィルム種
の補正量を読出して露光量を決定する方法がある(特開
昭62−85235号公報)。しかしながら、この技術
では各フィルム種の補正量を予め求めなければならない
ため、現今のようにフィルム種が多数になっている場合
は手間が多くかかると共に精度が不充分になる。また、
新しいフィルム種に対しては補正量を新たに設定しなけ
ればならない。
また、フィルム画面を多数個に分割して測光し、各測光
データ(測光値)を分析して選択した測光データを用い
て基準焼付露光条件を補正して焼付すべきフィルム画像
の露光条件を決定する技術が知られている(特開昭51
−94927号公報、特開昭52−20024号公報、
特開昭59−220761号公報、特開昭61−198
144号公報等)。この従来技術によれば、自動プリン
タの測光系の測光部分光感度分布が焼付感材の分光感度
分布に非常に高い精度で一致している場合、基準フィル
ム種の焼付露光条件に基づいて特性の異なる複数種のフ
ィルムの焼付が可能となる。
ところで、上記のように測光系の分光感度分布と露光系
の分光感度分布とが一致している場合には、フィルム特
性曲線のR,GSBの三本の曲線の直線部分が基準フィ
ルム種のR,G、Hの三本の曲線の直線部分に略平行で
ある場合に、基準フィルム種の焼付露光条件により各フ
ィルム種を適正に焼付露光することが可能である。この
ため、上記の方法では特性曲線の非直線部分に対応する
露光域では良好な焼付画像が得られない、という問題が
ある。また、測光データを選択するときに基準値(例え
ば中性色)が必要となるが、この基準値が正確であるこ
とが不可欠になる。
また、上記の基準値を正確にするために、フィルム1本
分の測光データを基準にして上記基準値を決定する方法
がある。しかしながら、フィルム1本分の画像の多数が
平均的画像から片寄った画像である場合には、基準値に
誤差が生じ選択する測光データが誤まったものとなる。
更に、1本のフィルムのコマ数が少ないとき測光データ
が少ないため、基準値の精度も悪くなる。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、多数
の画像濃度から自動的に正確な基準値を決定するように
して良好な焼付画像が得られるようにした写真焼付露光
量の決定装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、焼付けるべきフィ
ルムのフィルム画像を多数個に分割して測光して測光値
を出力する測光手段と、焼付けるべきフィルムに記録さ
れているフィルム種を示すコードを読取る読取手段と、
読取ったコードに基づいて焼付けるべきフィルムをフィ
ルムタイプ毎に分類する分類手段と、測光値から求めた
画像濃度をフィルムタイプ毎に記憶する記憶手段と、焼
付けるべきフィルムが属するフィルムタイプの画像濃度
から基準値を求めて該基準値に基づいて特定の色領域を
定めると共に該特定の色領域に属する測光値に基づいて
3色の画像濃度値を演算する濃度値演算手段と、予め記
憶されている基準焼付露光条件と前記3色の画像濃度値
とに基づいて焼付けるべきフィルムの露光量を決定する
露光量決定手段と、を含んで構成したものである。
上記露光量決定手段では、予約記憶されている基準焼付
露光条件に対応するフィルムタイプの前記画像濃度と焼
付けるべきフィルムが属するフィルムタイプの画像濃度
の多数画像についての平均値とを比較して修正値を求め
、前記基準焼付露光条件と前記3色の画像濃度値と前記
修正値とに基づいて焼付けるべきフィルムの露光量を決
定することができる。
また、新たなコードが読取られた場合に新たなコードが
記録されたフィルムを新たなフィルム種として該新たな
フィルム種の画像濃度を記憶する記憶領域を前記記憶手
段に設定する設定手段を更に設けることができる。
〔作用〕
以下本発明の詳細な説明する。測光手段は、焼付けるべ
きフィルムのフィルム画像を多数個に分割して測光する
。これによって、画素毎の3色の測光値を得ることがで
きる。読取手段は、焼付けるべきフィルムに記録されて
いるフィルム名を示すコードを読取る。通常、フィルム
には、フィルム製造メーカ名、フィルム感度、フィルム
製品名等を表示したバーコードが記録されているため、
読取手段ではこのバーコードを読取るようにすることが
できる。分類手段は、読取手段で読取ったコードに基づ
いて焼付けるべきフィルムをフィルムタイプ毎に分類す
る。また、記憶手段は測光手段で測光された測光値から
求めた画像濃度をフィルムタイプ毎に記憶する。従って
、記憶手段には、フィルムタイプ毎に多数の画像濃度が
記1.αされることになる。濃度演算手段は、焼付ける
べきフィルムが属するフィルムタイプの基準値を、前記
記憶手段に記憶されている画像濃度から求める。この基
準値としては、多数の画像濃度の平均値または中性色や
肌色とこの平均値とから求めた値を採用することができ
る。また、濃度演算手段は、上記基準値に基づいて特定
の色領域を定めると共にこの特定の色領域に属する測光
値に基づいて3色の画像濃度値を演算する。この特定の
色領域としては、中性色を含む低彩度色領域を採用する
ことができる。また、3色の画像濃度値は、この特定の
色領域に属する測光値のみを使用して求めることができ
るが、特定の色領域以外の測光値をこの特定の色領域の
測光値から求めた代表値(3色の平均値等)等に変換し
て用いるようにしてもよい。
そして、露光量決定手段は、予め記憶されている基準焼
付露光条件と前記3色の画像濃度値とに基づいて焼付け
るべきフィルムの露光量を決定する。
このとき、露光量決定手段では、基準焼付露光条件が予
め記憶されているフィルムタイプ(基準フィルム種)の
画像濃度と焼付けるべきフィルムが属するフィルムタイ
プの画像濃度の多数コマについての平均値とを比較して
修正値を求め、基準焼付露光条件、3色の画像濃度値お
よびこの修正値に基づいて焼付けるべきフィルムの露光
量を決定するようにしてもよい。
そして、新たなコードが読取られたときには新たなコー
ドが記録されたフィルムを新たなフィルム種として定義
し、この新たなフィルム種の画像濃度を記憶する記憶領
域を設けることで未知のフィルムに対しても対応するこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、フィルムタイプ毎
に自動的に多数の画像濃度を記憶させることができるた
め、焼付けるべきフィルムのフィルムタイプを判断する
ことで多数の画像濃度から正確な基準値を求め、適切な
露光量を決定することができる、という効果が得られる
また、新たなフィルム種に対しては新たなフィルムタイ
プの画像濃度を記憶する記憶領域を自動的に設定してい
るため、データの手入力等を必要とすることなく従って
フィルム種を知ることなく新たなフィルム種に対しても
自動的に正確な基準値を定めることができる、という効
果が得られる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
まず、本発明を加色式自動カラー写真焼付装置に適用し
た実施例について説明する。第1図に示すように、ネガ
キャリアに装填されて焼付部に攪送されたネガフィルム
20の下方には、ミラーボックス18及びハロゲンラン
プを備えたランプハウス10が順に配列されている。ミ
ラーボックス18とランプハウス10との間には、モー
タ16によって回転される回転ディスク14及び赤外カ
ットフィルタ12が挿入されている。
上記回転ディスク14は、第2図に示すようにその円周
近傍にGフィルタ15、Bフィルタ17及びRフィルタ
19から成る色分解フィルタを備えている。これらのG
フィルタ15、Bフィルタ17及びRフィルタ19は、
第3図(1)に示すように、誘電体多層膜25がコーテ
ィングされた白色ガラス23とR,G、Bのいずれか1
色の色ガラス21とを平行に配列して構成されている。
第4図は、色ガラスフィルタ(保谷硝子社製、R−64
フイルタ)21と誘電体多層膜25とでRの短波長を形
成し、熱的に安定した赤外カットフィルタ12でRの長
波長を形成している様子を示したものである。
なお、上記Gフィルタ15、Bフィルタ17及びRフィ
ルタ19は、第3図(2)に示すように色ガラス21の
表面に誘電体多層膜25をコーティングして構成するよ
うにしてもよく、誘電体多層膜のコーテイング面と白色
ガラスとを耐熱性エポキシ系接着剤で接着して密着させ
るようにしてもよい。
ネガフィルム20の上方には、レンズ22、フラッフシ
ャッタ24及びカラーペーパ26が順に配列されており
、ランプハウス10から照射されて赤外カットフィルタ
12、回転ディスク14上のフィルタ、ミラーボックス
18及びネガフィルム20を透過した光線はレンズ22
によってカラーペーパ26上に結像するように構成され
ている。
上記の結像光学系の光軸に対して傾斜した方向でかつネ
ガフィルム20の画像濃度を測光可能な位置に二次元イ
メージセンサ28が配置されている。この二次元イメー
ジセンサ28は、CODやMOS等の蓄積型光電変換素
子と、この光電変換素子にネガフィルム20の像を結像
させる光学系と、光電変換素子出力を処理して画像情報
として出力する信号処理回路とを備えている。このイメ
ージセンサ28の光電変換素子はネガ像を多数の画素に
面分割してR,、G5B5原色を測光し、信号処理回路
は、光電変換素子出力をデジタル信号に変換した後その
逆数を対数変換して濃度信号として出力する。
なお、赤外カットフィルタ12の特性は第5図(3)の
−点鎖線に示すようになり、回転ディスク用三色光分解
フィルタの相対分光透過率は第5図(3)の実線に示す
ようになる。また2次元イメージセンサ28の相対分光
感度分布は第5図(2)の実線に示すようになり、加色
法における2次元イメージセンサ28の分光感度分布は
第5図(2〕の破線に示すようになる。そして、カラー
ペーパの相対分光感度分布は第5図(1)の実線に示す
ようになり、加色法におけるカラーペーパの分光感度分
布は第5図(1)の破線に示すようになる。
上記二次元イメージセンサ28は、第1図に示されるよ
うに、二次元イメージセンサ28から出力されたR、G
、Bの各濃度信号を記憶する測光値メモリ30に接続さ
れている。測光値メモリ30は、フィルムタイプ別に画
像濃度を記憶するフィルムタイプ別濃度蓄積メモリ32
及び測光値選択手段38に接続されている。フィルムタ
イプ別濃度蓄積メモリ32には、管理手段52、フィル
ム種分類手段34、バーコード読取手段42が順に接続
され、またフィルムタイプ別濃度蓄債メモリ32はフィ
ルム特性決定手段36を介して測光値選択手段38に接
続されている。測光値選択手段38は露光コントロール
値演算手段40を介して露光量決定手段44に接続され
ている。そして、露光量決定手段44には、プリント条
件メモリ48を介してプリント条件入力手段4Gが接続
されている。露光量決定手段44はモータ16を制御し
て回転ディスク14を回転させることにより露光量を制
御する。
以下第1図の上記各ブロックについて各々説明しながら
本実施例の作用を説明する。
フィルム種分類手段34は、バーコード読取装置42で
読取られたバーコード(いわゆるDXコード)に基づい
て、フィルム感度、フィルムファミリー、メーカー名が
決定され、メーカー、感度の他階調、ベース濃度、感光
度及び特性曲線の形状等の写真特性のいくつかが共通な
ネガフィルムまたはフィルム種は同一フィルムタイプと
してフィルムまたはフィルム種をフィルムタイプ毎に分
類するものである。DXコードは、フィルム製造メーカ
ー名、フィルム感度、フィルムファミリー等のフィルム
種を示す情報をバーコードで表示したものであるため、
バーコード読取装置を用いることによりフィルム種を検
出することができ、これによって焼付けるべきフィルム
を主として焼付露光条件が同一または類似のフィルム種
(フィルムタイプ、1フイルムタイプが1フィルム種の
場合も多くあり、本発明において厳密にはフィルムタイ
プとフィルム種を区別していないし、またその必要性も
ない。)毎に分類することができる。
フィルムタイプ別濃度蓄積メモリ32は、フィルム種分
類手段34によって分類されたフィルムタイプ毎に測光
値メモリ30からの出力値を蓄積して記憶するもので、
例えば特開昭61−267749号公報に記載された技
術を使用することができる。即ち、測光点毎または選択
した測光値、画面の部分毎または全画面の濃度を1コマ
の画面のRSG、Bについて求めて、次表に示すように
、フィルムタイプA、B、C・・・別に3原色画像濃度
a、b、c・・・を記憶する。3原色画像濃度のかわり
に前記3原色画像濃度の組合せ値、例えば2色の画像濃
度差や画像濃度比であってもよい。
以上のブロックについて更に説明すると、バーコード読
取装置42は、ネガキャリア20にセットされているカ
ラーネガフィルムの側縁に記憶されているバーコードを
読み取る。バーコード読取装置42で読み取られたバー
コードはフィルム種分類手段34に入力される。フィル
ム種分類手段34には、バーコードとフィルムタイプと
を対応させたメモリが予め設けられており、フィルム種
分類手段34はバーコード読取装置42で読み取られた
バーコードがどのフィルムタイプに属するかを判断する
ことによりフィルム種の分類を行う。
フィルム種分類手段34で分類されたフィルムタイプ情
報は管理手段52に入力される。
次に、第16図を参照して管理手段52による管理ルー
チンを説明する。ステップ110では分類されたフィル
ムが未知タイプか既知タイプかを判断し、既知タイプと
判断されたときにはステップ112において、分類され
たフィルムタイプに対応したフィルムタイプ別濃度蓄積
メモリ32へ測光値メモリ30に記憶されている測光値
を画像濃度に変換して記憶させる。フィルムタイプ別濃
度蓄積メモリ32には、フィルムタイプ別に記憶領域が
設けられており、従って、フィルムタイプ別に画像濃度
を記憶することになる。この画像濃度としては、画面平
均濃度のほか、画面濃度の中から選択的に求めた濃度、
即ち画面の高濃度部平均濃度、画面の中濃度部平均濃度
、画面の低濃度部平均濃度、画面の最低濃度等の濃度を
用いることができる。次のステップ114では、所定本
数フィルムを処理したか否かを判断し、所定本数処理し
たと判断されたときにはステップ116において、フィ
ルムタイプ別濃度蓄積メモリ32のフィルムタイプ別の
画像濃度をDj  (ただし、jはR,G、Bのうち1
つ)、別のフィルムタイプとして記憶領域にメモリして
いる画像濃度をDjとして、各々比較してフィルム種が
同一または類似しているか否かを判断する。すなわち、
2つの記憶領域の各画像濃度(Dj)と(Dj’)また
は2色以上の画像濃度を組合せた値の差または比により
同一または類似しているか否かを判断することにより、
フィルム種が同一または類似か非類似かを判断する。例
えば、2色以上の画像濃度を組合せた値の比較は、l 
 (DI −DG ) −(D□−DC’> Iとl 
(D、 −Da ) −(DcD、’)1等の濃度差が
所定値以下か否かで行ってもよ< DIl /DVとD
a / DwとDa / Dw(Dw = DR+ D
G + Dll )等の濃度比が類似であるか否かで行
ってもよい。なお、測光値メモリ30からフィルムタイ
プ別濃度蓄積メモリ32に出入に際し画像濃度を演算し
て一部または全部を上記のような2色以上の画像濃度の
組合せ値でもって記憶するようにしてもよい。フィルム
タイプ別の画像濃度Djまたはその組合せ値がいずれも
相互に類似していなかったときには、ステップ122に
おいてプリント許可信号を出力する。一方、フィルムタ
イプ別の画像濃度Djまたはその組合せ値の中に同一ま
たは類似の画像濃度またはその組合せ値がある場合には
、これらのフィルム種は同一タイプであると判断してス
テップ118において画像濃度またはその組合せ値が同
一または類似のフィルムタイプが相互に同一タイプとな
るように、フィルム種分類手段34のフィルムタイプと
バーコードとの対応づけを変更する。この結果、ステッ
プ116で画像濃度または組合せ値が同一または類似と
判断されたフィルムタイプに属するフィルムはいずれか
一方のフィルムタイプに属するようになる。次のステッ
プ120ではフィルムタイプを統合することによってい
ずれか一方のフィルムタイプ別濃度蓄積メモリ32を使
用し不要となった画像濃度およびフィルムタイプを記憶
した領域のデータを消去し、ステップ122へ進む。
2つのフィルムタイプ別濃度蓄積メモリの統合は、どち
らか一方の領域のデータを消去し、残った領域を使用す
る他に、2つの領域のデータを一方の領域データに加味
するようにして消去してもよい。
一方、フィルム種分類手段34で焼付けるべきフィルム
が未知タイプのフィルムであると判断された場合には、
ステップ124においてフィルムタイプ別濃度蓄積メモ
リ32内にこの未知タイプフィルム種のアドレスを設定
すると共に未知タイプフィルム種に対応する画像濃度を
記憶するための記憶領域を設定する。そしてステップ1
26において設定された記憶領域に測光値メモリ30に
記憶されている測光値を画像濃度に変換して記憶させる
。次のステップ128では記憶したデータ数が所定値(
例えば、1000個)以上になったか否かを判断し、以
上になったときにはステップ130においてフィルムタ
イプ別濃度蓄積メモリ32に記憶されている既知タイプ
フィルム種の画像濃度とこの未知タイプフィルム種の画
像濃度とを上記のステップ116で説明した方法によっ
て比較する。一方、データ数が所定値に達しない場合は
、ステップ127において未知タイプフィルム種である
ことを表示するようにしてもよい。これによってオペレ
ータはプリントすることなく、先ずネガフィルムを搬送
してフィルム画像を測光させフィルムタイプ別濃度蓄積
メモリ32に画像濃度を記憶させ、データ数を増加させ
ることができる。
未知タイプフィルム種の画像濃度がフィルムタイプ別濃
度蓄積メモリ32に記憶されているフィルムタイプ別の
画像濃度のいずれとも類似していなかった場合には、ス
テップ140においてオペレータに条件設定をするよう
表示または警報によって指示すると共にステップ142
においてプリント禁止信号を出力するようにしてもよい
。これによって、条件設定が行われるまで焼付露光が禁
止される。しかし、基準のフィルム種の焼付は露光条件
に基づいて、新たに条件設定することなくプリントする
ようにしておくのがよい。
一方、既知タイプフィルム種の画像濃度と未知タイプフ
ィルム種の画像濃度とが同一または類似であった場合に
は、ステップ132において画像濃度が同一または類似
の既知タイプフィルム種の条件によって未知タイプのフ
ィルムを焼付けるか、または焼付けして良いか否かをオ
ペレータに確認するようにしてもよい。この場合オペレ
ータは、手動によって焼付許可スイッチまたは焼付禁止
スイッチをオンする。ステップ134では、焼付許可ス
イッチがオンされたか否かを判断し、焼付禁止スイッチ
がオンされたと判断されたときにはステップ140に進
んで、条件設定を要請し、焼付許可スイッチがオンされ
たと判断されたときにはステップ136においてこの未
知タイプのフィルムを画像濃度が同一または類似であっ
た既知タイプフィルム種に属するようにフィルム種分類
手段34のフィルムタイプとバーコードとの関係を変更
し、ステップ138においてプリント許可信号を出力す
る。なお、この場合未知タイプフィルム種の画像濃度を
既知タイプフィルム種の画像濃度の記憶領域に併合させ
た後消去するようにしても良く、そのまま記憶させてお
いても良い。既知タイプの画像濃度をそのまま記憶させ
ておいた場合には、ステップ114からステップ120
において同一または類似のタイプの画像濃度に併合され
ることになる。上記のようにオペレータへの条件設定要
請やプリント許可のための表示は、基準フィルム種のプ
リント条件で各種フィルムが同一条件でプリントできな
い場合に必要である。本発明はこのような場合にも適用
できる。
さらに製造中止されたフィルム種、販売地域が異なる等
によって極くまれにしかプリントされないフィルム種に
ついては記憶領域を最も類似したフィルムタイプに統合
するか、または消去して発見時にオペレータへ表示や警
報を与えるようにするのがよい。このためには全フィル
ム本数またはコマ数中に占める量または率によって判断
する必要がある。そのためには各フィルムタイプ別濃度
蓄積メモリにはフィルム本数またはコマ数をカウントす
るメモリ領域をもつようにするのがよい。
この機能により次々増加する記憶領域を押さえることも
できる。
フィルム特性決定手段36は、フィルムタイプ別濃度(
画像濃度)蓄積メモリ32に記憶されているR、GSB
の濃度に応じてフィルムの特性を決定するものである。
以下ではフィルムの特性としてフィルム特性曲線の勾配
(T値)を用いる例について説明する。まず、フィルム
タイプ別濃度蓄積メモリ32に記憶されているRSG、
B濃度に基づいて焼付けるべきフィルムの基準値(例え
ば、G濃度またはRSGSBの平均濃度(R+G+B)
/3等)を演算し、この基準値に対するフィルムタイプ
別濃度蓄積メモリ32に記憶されている各RSG、B濃
度の比を求めることによってフィルムの特性曲線をR,
GSB毎に求める。第6図〔1〕はG濃度に対するR濃
度の特性曲線を示すものであり、第6図(2)は(R+
G+B)/3濃度に対するR濃度の特性曲線を示すもの
である。
そして、これらの特性曲線からフィルムの特性を決定す
るには、例えば、第7図(1)に示すように露光アンダ
一部分の勾配γ1、露光オーバ一部分の勾配γ。を用い
ることができる。また、第7図(2)に示すように勾配
の平均値(rl+γ2+γ3)/3や第7図(3)に示
す勾配T1、T2を用いることもできる。なお上記では
フィルムタイプ別濃度蓄積メモリ32とフィルム特性決
定手段36を用いて自動的にフィルム特性を求める方法
について説明したが、両手段を省略して予めフィルム特
性をメモリ (フィルム特性メモリ手段)しておきフィ
ルム種分類手段によりフィルム特性メモリ手段から読み
出し測光値選択手段38に入力してもよい。
測光値選択手段38は、フィルム特性に応じて露光コン
トロール用濃度値演算に用いる測光値を選択するもので
、フィルム特性決定手段36で決定されたフィルム特性
に応じて、RとGとの差R’−G’、GとBとの差G’
−B’を軸とする色座標上に想定された特定色領域、例
えば中性色(グレー)と肌色を含む色領域に属する測光
値を測光値メモリから選択する。以下特定色領域に対応
する測光値を取り出す方法について説明する。
まず、平均的ネガフィルムの3色の濃度R8、Go、B
o、3色の平均濃度DO” (RO+c0+BO)/3
を用いて第8図に示す曲線をR6、Go SBo各々に
ついて作成する。また、特定色領域に近い領域のデータ
を取り出すために、上記直線に対してオフセラ)Idl
lSat□、d2+5d22、d31、d3□を露光ア
ンダー、ノーマル露光、露光オーバーの各々について定
め、第8図の破線で示した領域を定める。そして、測光
値RSG。
Bの平均値D= (R+G+B)/3を求め、平均値り
に対する測光値Rが第8図の破線で示した領域内に含ま
れているか否かを判断する。同様に測光値G、Bについ
てもG、Bに関する第8図のような破線内の領域に含ま
れているか否かを判断する。測光値R,G、Bの3色全
てが、平均的ネガフィルムの濃度Ro 、Go 、Bo
に関して第8図のように定められた領域に含まれている
場合にのみその測光値を選択して露光コントロール用濃
度値演算用に用いる。なお、測光値R,G、Bのうち上
記領域に含まれていない測光値は露光コントロール用濃
度値演算には用いないか、または測光値R,G、Bの平
均値、第8図の破線で示す領域内に属する測光値の平均
値等に換算して3色の露光コントロール用濃度値に共通
に用いる。また、上記のオフセット量dll〜d32は
フィルム種または勾配Ro / Do 、 Go / 
Do 、 Bo / Doによって変更するのが好まし
い。
また、測定値の選択は次のように行ってもよい。
すなわち平均的ネガフィルム濃度R85GOsBoにつ
いて第8図で説明した特性曲線を第9図のように定め、
この特性曲線を用いて測光値R1GSBについて特開昭
60−27352号公報に示されているような方法でD
oに変換してR′G′、B′を求める。この変換により
平均的ネガフィルムと同じカラーバランスを持つ測光値
は等しいR′、G′、B′の濃度に変換される。そして
このR′、G′、B′を色度図上で露光コントロール用
濃度値演算に用いるか否かを判断する。
なお、露光コントロール用濃度値演算に用いる測光値を
選択するにあたっては、特開昭61−198144号公
報、特開昭61−223731号公報に記載されている
測光値の選択的重み付けを行ってもよい。
露光コントロール値演算手段40は、測光値選択手段3
8で選択された測光値を用いて露光コントロール用濃度
値を演算するもので、特開昭61−198144号公報
、特開昭61−223731号公報、特開昭61−23
2442号公報に示されてるような方法で、測光値を分
類しそれに基づいて求めた濃度値から露光コントロール
用濃度値を演算する。即ち、測光値選択手段38では、
第10図に示すように、ステップ100において特定色
領域に対応する点を原点とすることにより画素毎の濃度
値の正規化を行う。次のステップ102において正規化
された濃度値R′、G′B′を用いてR’−G’、G’
−B’を演算する。次のステップ104において色座標
テーブルより第11図に示すような色領域を各測定点く
各画素)について決定する。そして、中性色または肌色
を含む色座標上の閉じた領域の色、または中性色および
肌色を含む色座標上の閉じた領域の色(例えば、第11
図の0(中性色)、1.3(肌色)の領域)の領域に属
する測定点を選択する(以上は測定値選択手段で行われ
る)。そして、露光コントロール値演算手段40では、
選択された測定点の正規化前の濃度値を加算し、RSG
Bそれぞれの平均値を求め、この平均値を露光コントロ
ール用濃度値とする。この露光コントロール用濃度値は
カラーフエリアを発生させる濃度値を含んでいないこと
によってカラー補正の程度を低下させることなく露光量
の決定に用いることができる。
プリント条件入力手段46及びプリント条件メモリ48
は、基準フィルム種、例えば、スーパーHR100(富
士写真フィルム社製、商品名)のR,GSBのプリント
条件(焼付露光条件)を入力して記憶するものである。
このプリント条件としては、露光量、露光時間、フィル
タ量、光源輝度、光源電圧、スロープコントロール値の
うちの少なくとも一つを使用することができる。なお、
この焼付露光条件を設定するにあたっては、条件設定用
フィルムを用いて行われる。
露光量決定手段44は、プリント条件メモリ48に記憶
されている基準フィルム種のプリント条件と露光コント
ロール値演算手段40で演算された露光コントロール用
濃度値とを用いて焼付けるべきフィルムの露光量を決定
するもので、以下の(9)式に従って露光量を演算する
露光量の演算式について説明する。基準フィルム種のR
,G、883色の焼付条件設定用のノーマル濃度(基準
フィルム種の焼付露光条件に相当する)を各々RN、G
N、BN、焼付けすべきネガのR,G、883色の露光
コントロール用濃度値を各々DRSDGSDBとすると
、RSGSB各3色の露光量er、eg、ebは次のよ
うに表される。
ここで、dR=DR−RN、dG=DC−GN。
dB=DB−BNであり、Xll−X33は以下の式で
表される係数である。
ただし、SC,SM、SYは各々R,G、Bに対するス
ロープコントロール値でアリ、dR>0、dG>0、d
B>Qのとき5C=SCO,5M5M0,5Y=SYO
(ただし、○はオーバスロープを表す)、dR<0Sd
G<0、dB<0のとき5C=SCU、SM=SMU、
5Y=SYU(ただし、Uはアンダスロープを表す)で
ある。
また、AR、Aa 、A8 (一般式としてAjで表す
)は各々R,G、Bのカラー補正値(カラーコレクショ
ン)である。
次に、上記(3)式を展開して(4)式を代入し、(d
R+dG+dB)/3=dWとして上記(3)式を変形
すると次の(5)式が得られる。
x33=sy(1,0+2.0AR)/3  ’ji!
ogeb=SY (AH(dB−d’vV) +dW)
 ’ここで、Aj=1.0のときノーマルコレクション
、A」>1.0のトキハイコレクション、AJ<1.0
のときロワードコレクションを意味し、本実施例ではこ
のカラーコレクションAJ(AR。
Ac 、All )を次の式に示すように定めている。
ただし、0≦に11、K12、K13<1.0.0.5
<K21、K22、K23<2.0でDR<RNのとき
AR=に21、DC<GNのときAc”K22、DB<
BNのときAB=に23であり、ROlGOlBOは基
準フィルムの条件設定用オーバ濃度値である。
上記(6)式によって中濃度から高濃度になるに従って
カラーコレクションAjの値は大きくなり、高濃度の非
線形露光域に対して大きく影響して基準フィルム種の焼
付露光条件を補正する。
更に、本実施例では基準フィルム種の標準フィルムのカ
ラーバランス基準にするためにガンマバランス補正値P
jを用いる。この補正値Pjとしては、基準フィルム種
のT値の逆数に対応する値を用いればよく、第15図に
示すように、ノーマル濃度を基準としたオーバ濃度のR
,G、83色の平均値dWoを dWo= ((RO−RN) + (Go−cN) +
(BO−BN))/3   ・・・(7)とすると、P
j(P麓、PGlPll)は、となる。
従って、露光量er、eg、ebは次の(9)式に示す
ようになる。
そして、上記(9)式の露光量er、eg、ebに対し
て自動プリンタ固有のパラメータや複写感材のパラメー
タ等を定めて露光制御値Er、Eg。
Ebを決定することができる。
また、上記RO1GO1BOに対してRU、GU、BU
を適用することによって低濃度部に対しても同様に適用
することができる。
そして、露光量決定手段44は、上記のようにして求め
た露光制御値Er、Eg、Ebに基づいてモータ16を
制御することにより焼付露光量を制御する。
以上の結果、基準フィルム種の3色のカラーバランスに
対する焼付けるべきフィルムの3色のカラーバランスの
相違が補正されるため、第14図に示すように、焼付け
るべきフィルムの1色の特性曲線が基準フィルムの特性
曲線に対し高濃度側で相対的に高くなっている場合(階
調が硬調の場合)、この1色の露光量が他の2色の露光
量より増加されてカラーバランスが一致するように補正
される。逆に1色の特性曲線が基準フィルムの特性曲線
に対して相対的に低くなっている場合(階調が軟調の場
合)、この1色の露光量が他の2色の露光量より減少さ
れてカラーバランスが一致するように補正され、良好な
カラーバランスを得ることができる。
次に本発明が適用可能な内光減色式の自動カラー写真焼
付装置について説明する。なお、第12図において第1
図と対応する部分には同一符号を付して説明を省略する
。なお、露光量決定部50は、第1図と同様である。こ
の内光減色式自動カラー写真焼付装置においては、ラン
プハウス10とミラーボックス18との間に調光フィル
タ60と色光規制フィルタ62とが配置されている。調
光フィルタ60は、周知のようにY(イエロ)フィルタ
、M(マゼンタ)フィルタ及びC(シアン)フィルタの
3つのフィルタで構成されており、露光量決定部50で
制御されていることによって露光量が制御される。また
色光規制フィルタ62は、B光長波とG光短波とを規制
するBG規規制フィルタ上、G光長波とR光短波とを規
制するGR規制フィルタbと、紫外カットフィルタCと
、赤外カットフィルタdとの4つのフィルタで構成され
ている。この色光規制フィルタ62にふいては、紫外カ
ットフィルタCとBG規規制フィルタ色の組合せにより
B光を形成し、BG規規制フィルタ色GR規規制フィル
タ色の組合せによりG光を形成し、赤外カットフィルタ
dとGR規規制フィルタ色の組合せによりR光を形成す
る。上記色光規制フィルタ62の透過特性は第13図(
3)に示すようになる。
また、2次元イメージセンサ28には次のフィルタが取
付けられる。即ち、BG規規制フィルタ色吸収帯におい
て透過率長波端を有するBフィルタ、BG規規制フィル
タ色吸収帯において透過率短波端を有しかつGR規規制
フィルタ色吸収帯において透過率長波端を有するCフィ
ルタ、GR規規制フィルタ色吸収帯において透過率短波
端を有するRフィルタが用いられる。このRSG、Bフ
ィルタの透過率特性は第13図(2)の実線に示すよう
になり、上記色光規制フィルタ62と組合せた場合の透
過塩分布は第13図(2)の破線で示すようになる。こ
のR,G、Bフィルタは特願昭61−22155号のよ
うなモザイクパターンやストライブ状または市松模様等
に各色が配置されて用いらる。また、上記色光規制フィ
ルタ62で修正したときのカラーペーパの分光感度は第
13図(1)に示すように、修正前のカラーペーパの分
光感度(実線)に対して破線で示すようになり、第13
図(2)で示した測光系の分光感度分布と略一致する。
そして、このように分光感度分布を一致させた後色光規
制フィルタを用いて測光して上記で説明したよう基準ネ
ガフィルム種のプリント条件を修正してY、M、Cフィ
ルタを用いてプリントすることにより特性の異なるフィ
ルム種についても内光減色法によって良好にプリントす
ることができる。内光減色式プリント法において測光系
と露光系を別々に配置しても当然本発明は適用できる。
以上説明したように本実施例によれば、基準フィルム種
のプリント条件をフィルム特性に応じて補正することで
各種フィルムのプリントが良好にできるため、基準フィ
ルム種のプリント条件を定めるのみで各種フィルムのア
ンダー露光からオーバー露光に対してのプリントを高品
質に行うことができる。また、基準フィルム種のプリン
ト条件を基準にして各種フィルムをプリントしているた
め、ネガ現像機、ネガフィルム、自動カラー写真焼付装
置等の各種の特性が変動した場合にはおいても1つのプ
リント条件即ち基準フィルム種のプリント条件のみを管
理すればよいため、容易に適正な管理を行うことができ
る。また、フィルム種別に適正な条件を自動的に修正し
ているため、各種フィルムは適正なプリントが作られる
。なお以上の実施例における測光方式や露光制御方式等
は本発明を実施する上で種々変更が可能であり、何等制
限されるものではない。
カラーコレクションA」は、Djの関数、画像濃度に対
するAjのテーブル値で定めてもよく、Ajの決定にお
けるDa j、Db jはROlRN。
GO等の濃度に限定されるものでなく、X01XNSX
U (X=RSG、B、o+t、t−バ濃度、Nはノー
マル濃度、Uはアンダ濃度を示す)の関数から求めても
、多数の画像データから求めた値であっても、また適切
な定数であっても良い。また、Ajを決定する代わりに
Aj×スロープコントロール値(7)ItたはAj・P
jXスロープコントロール値の値を決定しても良い。
また、測光値から求める画像濃度は、画面平均濃度の他
、画面の高濃度部平均濃度、中濃度部平均濃度、低濃度
部平均濃度等の平均濃度を選択的に用いても良い。上記
では、色の片寄りをdWを用いて表したがこれに限定さ
れるものでなく、dWのかわりにdGやその他の一色を
用いたり、各色の色の比を用いることもできる。Ajは
他の補正要因を加えてマトリックス式としても良い。露
光量関数式は上記実施例に限定されるものではない。P
jの決定は上式に限定されるものでなく、例えば、dW
oの代わりにGo−GNやGo、GNの代わりに別の濃
度値を用いても良い。
また、上記ではR,G、B3色を補正する例について説
明したが、カラーバランスの相違を検出し、相違が所定
値を越える色についてのみAjによる補正を行うように
してもよい。
更に、上記では基準フィルム種の焼付露光条件を1つ記
憶させて露光量を決定する例について説明したが、フィ
ルムタイプ別に焼付露光条件を複数記憶させて基準焼付
露光条件として露光量を決定してもよい。
また、基準フィルム種のフィルム特性と焼付けするべき
フィルム種のフィルム特性即ち、両者の画像濃度の差や
比、画像濃度より算出された勾配の差や比等から修正値
演算し、基準焼付露光条件と3色の画像濃度値とこの修
正値とから露光量を決定してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用可能な加色式自動カラー写真焼付
装置を示す概略図、第2図は第1図の回転ディスクの平
面図、第3図は第2図のフィルタの概略図、第4図(1
)、(2)、(3)はRフィルタの特性を示す線図、第
5図(1)、(2)、(3)は加色法におけるカラーペ
ーパ、2次元イメージセンサの分光g変分布等を示す線
図、第6図は特性曲線の例を示す線図、第7図(1)、
(2)、(3)はフィルム特性を説明するための線図、
第8図は測光値を選択する領域を示す線図、第9図は測
光値を変換する曲線の線図、第10図は露光コントロー
ル用濃度値を求めるための流れ図、第11図は色領域を
示す線図、第12図は本発明が適用可能な内光減色式自
動カラー写真焼付装置を示す概略図、第13図(1)、
(2)、(3)は減色法におけるカラーペーパ、2次元
イメージセンサの分光感度分布等を示す線図、第14図
はGが高濃度側に偏倚したベーパの特性曲線を示す線図
、第15図はガンマバランス値を説明するための線図、
第16図は管理手段におけるルーチンを示す流れ図であ
る。 12・・・赤外カットフィルタ、 14・・・回転ディスク、 18・・・ミラーボックス、 20・・・ネガフィルム、 26・・・カラーペーパ。 第 第 図 図 nm人 第 図 第 図 第 図 第 図 第14 図 第15 図 dW。 第 図 第16 図 手続争甫正書(方式) 平成元年 1月IO日 ■、事件の表示 昭和63年 特許願 第245810号2、発明の名称 写真焼付露光量決定装置 3 補正をする者 事件との関係     特許出願入 居 所  神奈川県南足柄市中沼210番地名 称  
 (520)富士写真フィルム株式会社4代理人 住 所   〒151東京都渋谷区代々木二丁目20番
12号5、?4正命令の日付   昭和63年12月 
7日(発送日 昭和63年12月20日)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼付けるべきフィルムのフィルム画像を多数個に
    分割して測光して測光値を出力する測光手段と、焼付け
    るべきフィルムに記録されているフィルム種を示すコー
    ドを読取る読取手段と、 読取ったコードに基づいて焼付けるべきフィルムをフィ
    ルムタイプ毎に分類する分類手段と、測光値から求めた
    画像濃度をフィルムタイプ毎に記憶する記憶手段と、 焼付けるべきフィルムが属するフィルムタイプの画像濃
    度から基準値を求めて該基準値に基づいて特定の色領域
    を定めると共に該特定の色領域に属する測光値に基づい
    て3色の画像濃度値を演算する濃度値演算手段と、 予め記憶されている基準焼付露光条件と前記3色の画像
    濃度値とに基づいて焼付けるべきフィルムの露光量を決
    定する露光量決定手段と、 を含む写真焼付露光量決定装置。
  2. (2)前記露光量決定手段は、予め記憶されている基準
    焼付露光条件に対応するフィルムタイプの前記画像濃度
    と焼付けるべきフィルムが属するフィルムタイプの画像
    濃度の多数画像についての平均値とを比較して修正値を
    求め、前記基準焼付露光条件と前記3色の画像濃度値と
    前記修正値とに基づいて焼付けるべきフィルムの露光量
    を決定する請求項(1)記載の写真焼付露光量決定装置
  3. (3)新たなコードが読取られた場合に新たなコードが
    記録されたフィルムを新たなフィルム種として該新たな
    フィルム種の画像濃度を記憶する記憶領域を前記記憶手
    段に設定する設定手段を更に設けた請求項(1)または
    (2)記載の写真焼付露光量決定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5081485A (en) * 1989-07-14 1992-01-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for determining exposure amount in image copying apparatus
US5148213A (en) * 1990-10-24 1992-09-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Printing method for photographic printer
US5353095A (en) * 1992-04-13 1994-10-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic printing apparatus and exposure condition determining method
US8183876B2 (en) 2005-07-14 2012-05-22 Uni-Charm Corporation Water content detection sensor system

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