JP2755845B2 - 土留め杭施工方法およびその装置 - Google Patents

土留め杭施工方法およびその装置

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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は土留め杭施工方法および
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既設建造物、高圧電線、その他障害物の
直下等、極端な空頭制限を受ける場所への土留め杭の打
設は、ディーゼルハンマの持込みはもちろん落錘も十分
な落下高さが確保し得ないため、動的エネルギーによる
最終支持力の発現や、杭全数の支持力のチェックができ
なかった。
【0003】また鋼管杭を用いる場合、地中に打込まれ
た鋼管杭とこれに接続すべき鋼管杭との接合部を作業者
がトーチを手に持ってその全周にわたり溶接することに
よっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって従来の技術
では、空頭制限を受けることから短かい継足しロッドを
接続しながら施工することが必要となるため、その継足
し頻度が増し、この継足しに要する時間が実穿孔に要す
る時間の5〜7倍を要しており、また土留め杭の施工、
あるいは芯材としてのH型鋼の建込みの芯合わせのため
穿孔機本体に芯材建込み装置を装備している関係上、H
型鋼等の建込みが終了するまでの間次の工程に移行する
ことができないという問題があり、これらにより作業能
率が悪く、工期が長くなるという問題がある。
【0005】一方、土留め杭に鋼管杭を用いる場合、前
述のようにその接続回数が増えるため、溶接による接続
には例えば鋼管杭の直径が450mmのとき1回当りの吊
込み作業を含み45分程度の時間を要している。そのた
め溶接している間に地盤の土質によっては既に打込まれ
た鋼管杭の箇所の土圧が復元し、継足した鋼管杭を打込
む際に打込めなくなるばかりでなく、長尺杭の場合には
接続回数が多いためソイル杭の造成工程を完了する時間
以内に鋼管杭の建込みおよび支持力のチェックの各工程
を完了させることが不可能であった。それ故、鋼管杭の
建込みに長時間を要するとソイル杭の凝結時間を極端に
遅延させなければならないことになって、固結後のソイ
ル強度が著しく低下することになる。そのため復合杭と
してはソイル強度を無視し、鋼管杭単体の強度に依存し
て安全率を確保せざるを得ないという問題があった。
【0006】本発明はこれに鑑み、穿孔機と杭建込み機
とをそれぞれ独立構造として互いに連繋し、かつ鋼管杭
の継足し溶接を短時間に行なえ、ソイル杭と鋼管杭との
複合杭の造成を可能とする土留め杭施工方法およびその
装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決するため、本発明は、既設建造物直下位置
のように空頭制限を受ける場所への基礎杭の打設であっ
て、未固結のソイルセメント杭またはモルタル杭の中に
鋼管杭を建込む土留め杭の施工において、穿孔機と鋼管
杭建込み機とを独立構造として並設し、穿孔機による穿
孔と鋼管杭建込み機による鋼管杭の建込みとを併行して
施工し、鋼管杭建込み後次位の鋼管杭を吊込んでその接
合部の周囲から複数個のトーチにより円周をトーチ数で
徐した角度範囲を旋回させて自動溶接し接続する工程を
含む土留め杭施工方法、および鋼管杭建込み後、高出力
油圧ジャッキを鋼管杭上に吊込み、上方部の建造物等を
反力受として押圧し、杭1本分に杭としての最終支持力
の発現とそのチェックを行なう工程を含む請求項1記載
の土留め杭施工方法と、縦方向のリーダにそって掘進機
構を昇降駆動自在に設けるとともにこの掘進機構を首振
り可能に支持してなる穿孔機と、縦方向のリーダに鋼管
杭保持ヘッドを首振りおよび前後方向移動可能に支持し
てなる鋼管杭建込み機とを独立に設け、前記鋼管杭建込
み機のリーダに開閉可能に支持され鋼管杭を抱持し得る
支持アームと、この支持アームにそって鋼管杭の周囲を
旋回自在に設けられたトーチ旋回装置と、この旋回装置
に等間隔に配置された複数個のトーチとを有する自動溶
接装置を具備せしめたことを特徴とする土留め杭施工装
置にある。
【0008】
【作用】穿孔機と鋼管杭建込み機とを並置してその芯間
距離を土留め杭の配設すべきピッチに応じて設定し、穿
孔機による穿孔と穿孔への鋼管杭の建込みとを併行して
行う。鋼管杭の継足し時には鋼管杭建込み機が有する自
動溶接装置で鋼管杭の接合溶接部を自動溶接し、順次打
込みを行なう。鋼管杭の建込み後高出力油圧ジャッキを
吊込み、杭の最終支持力の発現とそのチェックを行な
う。これにより空頭制限を受ける条件下での土留め杭の
施工を能率よく行なえるとともに、鋼管杭の接続に要す
る時間が大幅に短縮され、ソイル杭造成工程と鋼管杭建
込み工程とを併行して作業することができ、ソイル杭の
強度を見込んだ複合杭の施工が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0010】本発明による土留め杭施工装置は、穿孔機
1と鋼管杭建込み機2とからなっており、これらは並置
して使用される。
【0011】穿孔機1は、図1に側面を、図2に平面を
示すように、地上に設置されるレール3上を走行する走
行車輪4を有する台車5上に旋回ベアリング6を介して
フレーム7が旋回動自在に搭載され、このフレーム7の
後部にはカウンタウエイトを兼ねて油圧動力機構8を含
む油圧ユニット9、配電盤10、荷重を補足するカウン
タウエイト11が搭載されている。
【0012】上記フレーム7の前部にはリーダ12が複
数本のアーム13,13…を介して軸14を中心にラッ
ク15とこれに噛合い回転駆動されるピニオン16とで
首振り自在に支持されている。
【0013】上記リーダ12には、掘進機構17が上下
動可能に設けられ、この掘進機構17はケース18内に
設けられる油圧モータ19と、この油圧モータ19の回
転を減速する減速機20と、この減速機20の出力軸に
掘削ロッドを接続するための接続部21とを有し、ケー
ス18の側面に軸支されたガイドローラ22,22がリ
ーダ12の側面に係合して上下動が案内されるようにな
っている。
【0014】前記掘進機構17の上下駆動機構は油圧シ
リンダあるいは油圧モータによるが、図示の実施例では
左右一対の油圧シリンダ23を使用した場合を示してお
り、このシリンダのストロークを2倍とする倍ストロー
ク機構を付帯している。すなわち油圧シリンダ23はロ
ッド24を下向きとしてリーダ12に固設され、このロ
ッド24の先端にはスプロケット25が軸着されてお
り、このスプロケット25の直下方位置に連結ブロック
26を介してスプロケット27が軸着されていて、一端
がリーダ12の上部に止着されたチエン28が油圧シリ
ンダ23のロッド24のスプロケット25に巻回されて
リーダ12の上部に軸着されたスプロケット29を経由
し、掘進機構17のケース18の上部に他端が止着され
ている。したがって油圧シリンダ23の作動時にロッド
24が伸縮することにより掘進機構17がロッド24の
ストロークの2倍のストロークにわたって昇降するよう
になる。
【0015】前記フレーム7の上部、およびリーダ12
の上、下部には、上方および下方へ向けて伸縮する油圧
ジャッキ30,31a,31bを装備しており、例えば
既設建造物と地面との間にリーダ12を固定することが
できるようになっている。またリーダ12の下方位置に
は継足しロッドを穿孔位置へ持ちきたすためのチャック
機構32が設けられている。このチャック機構32は、
図3に示すように上下一対としてリーダ12に基部が水
平面内で旋回自在に枢支されたアーム33と、このアー
ム33の先端に連結された4節リンク34に設けられる
挟持爪35と、この4節リンク34の1節とアーム33
とを連結する旋回シリンダ36とで構成されており、旋
回シリンダ36の短縮動作で挟持爪35が開き、同伸長
動作で閉じるように形成されている。
【0016】鋼管杭建込み機2は、図4に側面を、図5
に平面を示すように、前記レール3上を走行する走行車
輪37を有する台車38上に旋回ベアリング39を介し
てフレーム40が旋回動自在に搭載され、このフレーム
40の後部にはカウンタウエイトを兼ねて油圧動力機構
41を含む油圧ユニット42、配電盤43が搭載されて
いる。
【0017】上記フレーム40上にはリーダ保持フレー
ム44が設置され、このフレーム44の前部にリーダ4
5の下部が軸46で、上部がターンバックル47を介し
リーダ45の垂直度を調整可能として取付けられ、リー
ダ保持フレーム44の上部中央には建造物側に突張って
固定するための油圧ジャッキ48が設けられている。
【0018】リーダ45には鋼管杭押込みヘッド49が
昇降自在に設けられている。この押込みヘッド49は鋼
管杭50の上端を押圧する押込み部51を有し、前記掘
進機構17と同様に左右一対の油圧シリンダ52により
上下駆動されるようにしている。すなわちリーダ45に
油圧シリンダ52がロッド53を上向きとして固設さ
れ、このロッド53の先端にスプロケット54が軸着さ
れ、このスプロケット54の直上方位置に連結ブロック
55を介してスプロケット56が軸着されており、一端
がリーダ45の上部に止着されたチエン57が前記スプ
ロケット56に巻回され、リーダ45の上部のスプロケ
ット58を経由して鋼管杭押込みヘッド49の上部に他
端が止着されている。また一端がリーダ45の下部に止
着されたチエン59が油圧シリンダ52のロッド53の
スプロケット54、リーダ45の下方のスプロケット6
0を経由して鋼管杭押込みヘッド49の下部に他端が止
着されている。したがって油圧シリンダ52の作動時に
ロッド53が伸縮することにより鋼管杭押込みヘッド4
9がロッド53のストロークの2倍のストロークにわた
り上下動するようになる。リーダ45の上下部には固定
用の油圧ジャッキ61,62が設けられている。
【0019】自動溶接装置63は、図7に側面を、図8
に平面を、そして図9に支持アームを開放した状態の平
面を示すように、リーダ45にリングを2つ割りした形
状の半円形の左右の支持フレーム64,64の基部64
a,64aがリーダ45に固設の軸受部65,65に軸
66,66によりリーダ45の軸線に対し直角な面内で
旋回動自在に枢支され、各支持アーム64,64の内周
側には鋼管杭50の周面へ自動調芯して当接するため2
個1組のローラ67,67を軸着したブラケット68の
中間部が軸69により枢支され、このブラケット68は
一つの支持アーム64に対し2個宛設けられている。
【0020】前記支持アーム64,64の上面にはトー
チ旋回装置70が設けられている。このトーチ旋回装置
70は、2つ割り可能な旋回リング71を有し、この旋
回リング71の下面に設けられた車輪72,72…によ
り支持アーム64,64上のレール73,73にそって
旋回自在とされている。この車輪72は浮上がり防止ガ
イドにより浮上がらないようにされる。
【0021】前記旋回リング71の上面には、周方向に
等間隔をおいて複数個(図では3個)のトーチ74,7
4,74が旋回リング71の中心に向けて配設されてい
る。
【0022】リーダ45の上方位置には、前記支持アー
ム64,64と同様に半円形状の左右の支持アーム7
5,75の基部75a,75aがリーダ45に固設の軸
受部76,76に軸77,77により旋回動自在に枢支
され、これら支持アーム75,75は前記支持アーム6
4,64と連結杆78,78により連結されていて支持
アーム64,64の開閉動に連動して支持アーム75,
75も開閉されるようになっている。この支持アーム7
5,75には、トーチ74,74,74に対応する複数
のワイヤリール79(図7では1個のみ図示)が吊杆8
0により懸吊支持され、交換自在とされており、このリ
ール79から繰出されるワイヤ81はトーチ74へ導か
れ、その先端から繰出されるようになされている。82
は溶接部を示す。
【0023】トーチ74は、通常のようにワイヤ繰出し
機構83(詳細は図示省略)を内蔵し、またトーチ74
を上下に移動させて1層乃至は複数層の肉盛りの条件に
対応するためのウイビング装置84(公知のため詳細は
図示省略)が内蔵されている。
【0024】前記旋回リング71の周囲下面には旋回リ
ング71と同じ曲率の旋回ギヤ85が所定範囲(120
°を超える範囲)に固着されており、この旋回ギヤ85
には支持アーム64に固設の減速機付きモータ86のギ
ヤ87が噛合されていて、このモータ86の駆動により
旋回リング71に回転が与えられるようになっている。
このモータ86の回転速度はインバータにより制御さ
れ、旋回リング71の回転速度は、溶接時には0.3〜
0.7m/min 、次工程の溶接のための逆回転時には溶接
時の速度の4倍(約1.6〜2.4m/min )で早戻しさ
れるよう予じめプログラムされている。
【0025】一方、鋼管杭50が真円でない場合を考慮
するときは、トーチ74の先端付近に鋼管杭50の周面
までの距離を検出するセンサ88を設けておき、このセ
ンサ88による検出値に基づいてワイヤ81の繰出し量
を調節するワイヤコントロール装置を付加することがで
きる。
【0026】図11は、鋼管杭50の支持力の発現、お
よびチェック用の高圧力の油圧シリンダ89を吊込んだ
状態を示しており、この油圧シリンダ89は鋼管杭建込
み機2の押込みヘッド49に支持され、ロッド90の先
端には鋼管杭50の上端面に当る押板91が取付けられ
ていてSのストロークにわたり作動される。
【0027】図6においてAは杭施工位置を示し、Bは
既設建造物の柱位置を示す。
【0028】次に上記実施例による施工法を説明する。
【0029】穿孔機1および鋼管杭建込み機2は、図6
のように鋼管杭50の打設配列方向にそって配設された
レール3上にその台車5,38の車輪4,37が係合さ
れて走行移動可能に設置される。
【0030】ついで穿孔機1を所定の位置へ移動させ、
掘進機構17にロッドを連結して穿孔し、ソイル杭の造
成を行なう。ソイル杭造成後直ちに次の施工位置へ移動
させ、その移動したあとへ鋼管杭建込み機2をその押込
ヘッド49に鋼管杭50を吊ったまゝ移動させる。こゝ
で位置決めおよび芯出しを行い、各油圧ジャッキ30,
31a,31bを伸長して鋼管杭建込み機2を固定す
る。その後油圧シリンダ23を駆動して押込みヘッド1
7を介し鋼管杭50を押込み、鋼管杭50の杭頭を所定
の高さ(自動溶接装置63のトーチ74のレベル。図7
の82で示す位置)まで押込んだことを確認し、押込み
ヘッド17から鋼管杭50を切離し、鋼管杭立込み機2
を旋回させて新たに継足す鋼管杭を吊込み、その下端を
先行の鋼管杭50の上端に接合する。ついで自動溶接装
置63の支持アーム64,64を閉じ合わせ、トーチ旋
回装置70のモータ86を駆動して旋回リング71を旋
回させながらトーチ74,74,74を一斉に作動させ
て鋼管杭50の溶接部82を同時溶接する。これにより
鋼管杭50の円周をトーチ数で除した角度範囲(実施例
では120°)を各トーチ74,74,74が溶接する
ことによって溶接部82の全周にわたる溶接が完了す
る。溶接完了後は旋回リング71が溶接時の旋回速度の
4倍程度の速度で早戻しされる。この場合、2層盛り、
あるいは3層盛りの溶接を必要とするときはトーチ7
4,74,74のウイビング装置84を作動させて段階
的に繰返して溶接を行なう。ワイヤ81の消耗に対して
はリール79からの引出しによって補強され、またリー
ル79は位置が固定されていてもトーチ74の旋回角度
が小さいのでワイヤ同士が鋼管杭50の建込みに巻付い
たり絡み合うことがない。
【0031】鋼管杭50の溶接部82の溶接が終了した
ら支持アーム64,64を開らき、これに伴ない支持ア
ーム75,75も同様に開らかれ、トーチ74,74,
74は鋼管杭50から離間する。以後必要本数の鋼管杭
50を同様な手順により行なうことによって鋼管杭の建
込みを終る。
【0032】鋼管杭50の建込み完了後、建込み機2を
旋回して押込みヘッド49に高圧力の油圧シリンダ89
を図11のように吊込み、その下端の押板91を鋼管杭
50の上端に押し当て、油圧シリンダ89を作動して所
定の支持力に到達するまで加圧(ストロークS)し、次
の建込みが開始されるまでの10〜30分間加圧状態を
保持して支持力の発現およびそのチェックを行なう。つ
いで建込み機2を旋回させ、油圧シリンダ89を外し、
次の鋼管杭50を吊込んで、穿孔機1による次位のソイ
ル杭の造成完了まで待機する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、穿
孔と鋼管杭の建込みとを併行して行なうので穿孔または
建込みの待ち時間が短かくなり、土留め杭の施工能率を
著しく高めることができる。また鋼管杭の建込み途中で
の接続を建込み機に装備する自動溶接装置により鋼管杭
の全周にわたる溶接を短時間で行なうことができ、従来
に較べ溶接時間を1/4〜1/5に短縮することができ
る。これに伴ないソイル杭の造成工程と鋼管杭の建込み
工程との併行作業が完遂され、かつソイル杭の強度を見
込んだ複合杭とすることができる。さらに杭の最終支持
力の発現とそのチェックも容易に行なうことができるな
どの種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における穿孔機の一実施例を示す側面
図。
【図2】同、平面図。
【図3】図1におけるロッドチャック機構の平面図。
【図4】本発明における鋼管杭建込み機の一実施例を示
す側面図。
【図5】同、平面図。
【図6】穿孔機と鋼管杭建込み機との設置状態を示す平
面図。
【図7】図4における自動溶接装置の詳細を示す側面
図。
【図8】図7のトーチ旋回装置部分を示す平面図。
【図9】図8の支持アームを開らいた状態の平面図。
【図10】トーチの拡大図。
【図11】鋼管杭の支持力発現およびチェック用の油圧
シリンダを吊込んだ状態を示す側面図。
【符号の説明】 1 穿孔機 2 鋼管杭建込み機 5,38 台車 7,40 フレーム 12,45 リーダ 17 掘進機構 23,52 油圧シリンダ 32 チャック機構 49 押込みヘッド 50 鋼管杭 63 自動溶接装置 64,75 支持フレーム 70 トーチ旋回装置 71 旋回リング 74 トーチ 79 ワイヤリール 81 ワイヤ 85 旋回ギヤ 89 支持力発現、チェック用油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−21819(JP,A) 特開 昭51−135114(JP,A) 特開 昭58−70979(JP,A) 特公 昭46−9504(JP,B1) 実公 昭60−16468(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 5/46 E02D 5/24 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設建造物直下位置のように空頭制限を受
    ける場所への基礎杭の打設であって、未固結のソイルセ
    メント杭またはモルタル杭の中に鋼管杭を建込む土留め
    杭の施工において、穿孔機と鋼管杭建込み機とを独立構
    造として並設し、穿孔機による穿孔と鋼管杭建込み機に
    よる鋼管杭の建込みとを併行して施工し、鋼管杭建込み
    後次位の鋼管杭を吊込んでその接合部の周囲から複数個
    のトーチにより円周をトーチ数で徐した角度範囲を旋回
    させて自動溶接し接続する工程を含む土留め杭施工方
    法。
  2. 【請求項2】鋼管杭建込み後、高出力油圧ジャッキを鋼
    管杭上に吊込み、上方部の建造物等を反力受として押圧
    し、杭1本分に杭としての最終支持力の発現とそのチェ
    ックを行なう工程を含む請求項1記載の土留め杭施工方
    法。
  3. 【請求項3】縦方向のリーダにそって掘進機構を昇降駆
    動自在に設けるとともにこの掘進機構を首振り可能に支
    持してなる穿孔機と、縦方向のリーダに鋼管杭保持ヘッ
    ドを首振りおよび前後方向移動可能に支持してなる鋼管
    杭建込み機とを独立に設け、前記鋼管杭建込み機のリー
    ダに開閉可能に支持され鋼管杭を抱持し得る支持アーム
    と、この支持アームにそって鋼管杭の周囲を旋回自在に
    設けられたトーチ旋回装置と、この旋回装置に等間隔に
    配置された複数個のトーチとを有する自動溶接装置を具
    備せしめたことを特徴とする土留め杭施工装置。
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