JP2755737B2 - レンズ芯取機 - Google Patents

レンズ芯取機

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JP2755737B2
JP2755737B2 JP1297548A JP29754889A JP2755737B2 JP 2755737 B2 JP2755737 B2 JP 2755737B2 JP 1297548 A JP1297548 A JP 1297548A JP 29754889 A JP29754889 A JP 29754889A JP 2755737 B2 JP2755737 B2 JP 2755737B2
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光一 松下
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スライダの駆動手段にカムを用いたレンズ
芯取機に関するものである。
[従来の技術] 従来、レンズ芯取機において、クランプされたレンズ
を研削するための砥石を所定位置へ移動させるためのス
ライダの駆動手段としてカムを用いたものが知られてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のレンズ芯取機では、前記カムの面振れを吸
収するための手段が設けられていない。その結果、その
カムによって駆動されるスライダを所定位置に停止して
おくときに、スライダの停止中も回転しているカムの面
振れがスライダに伝達されてスライダがその摺動方向に
振動するため、スライダの位置決め精度が損われ、ひい
てはレンズ芯取精度が低下するという問題点があった。
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであって、スライダの駆動手段であるカムの
面振れが、そのカムによって駆動されるスライダに伝達
されることがなく、高精度の芯取加工が可能なレンズ芯
取機を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明のレンズ芯取機は、
砥石を所定の位置へ移動させるためのスライダと、該ス
ライダの駆動手段としてのカムと、該カムのリフト量を
前記スライダに伝達するカムフォローワと、前記スライ
ダを位置決めするためのストッパ部材とを備え、 前記カムフォローワは、互いに回動自在に設けられ一
方が前記スライダ側に当接され他方が前記カムのカム面
に当接される2つのレバーで構成され、 前記2つのレバー間には、前記スライダの位置が前記
ストッパ部材により位置決めされているときには、回転
している前記カムのカム面の変位による前記他方のレバ
ーの動きを吸収し、前記スライダの位置が前記ストッパ
部材により位置決めされていないときには前記2つのレ
バーを所定の相対位置関係で保持するばねが設けられて
いることを特徴とするものである。
[作用] スライダがストッパ部材により位置決めされていると
きには、カムフォローワを構成する2つのレバーは、ば
ねにより所定の相対位置関係で保持されるので、カムの
カム面の変位がカムフォローワを介してスライダに伝達
される。一方、スライダがストッパ部材により位置決め
されていないときには、2つのレバーのうちカムのカム
面と当接するレバーの動きが、ばねにより吸収されるの
で、カムの面振れは、スライダには伝達されない。
[実施例] 本発明の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図に示すように、Yスライダ1はXスライダ2上
に該Xスライダ2の摺動方向に直交する方向(図示左右
方向)に摺動自在に配設されており、Xスライダ2は機
枠13上に一体的に設けられたスライド台3に前記Yスラ
イダ1の摺動方向に直交する方向へ摺動自在に配設され
ている。
Yスライダ1上には図示しないモータ等の回転駆動手
段により強制回転される砥石7が配設されており、Yス
ライダ1の反砥石側の端部には、カムフォローワ5の第
1レバー5aの自由端側に自由回転自在に軸支された第1
ローラ5cが当接する当接部材1aがカム4に向って突設さ
れている。ばね6が前記当接部材1aとXスライダ2間に
張設されており、常時Yスライダ1にXスライダ2に向
って矢印Fの引張力を作用させている。符号8はマイク
ロメータ式の固定ストッパであって、該固定ストッパ8
はXスライダ2と一体的に設けられた支持棒2aに取付け
られた本体部材8aに螺合されたねじ部材8bから構成され
ている。また、符号1bはYスライダ1に一体的に設けら
れた動ストッパであって、該動ストッパ1bに前記固定ス
トッパ8のねじ部材8bの先端部を当接させ、該ねじ部材
8bを回転することにより、その先端部の本体部材8aから
の突出長さを変更し、Yスライダ1のXスライダ2に対
する位置を位置決めすることができる。
一方、機枠13に回転自在に軸支されたカム軸9の左側
端部は機枠13の外部へ突出しており、この突出部にカム
4が固着されている。カム軸9は、該カム軸9に一体的
に設けられたウォーム歯車9aに噛合された回転駆動系の
ウォーム9bにより回転され、これに伴ってカム4が回転
される。
カム4の図示右側の面の周縁部位にはカム面が形成さ
れており、該カム面にカムフォローワ5の第2レバー5b
の自由端側に自由回転自在に軸支された第2ローラ5dが
当接されている。
上記カムフォローワ5の構成について第2図を参照し
て説明する。
カムフォローワ5は、第1レバー5aと第2レバー5bの
分割されたレバーを有し、各レバー5a,5bの対向する一
端は互いにオーバーラップされ共通の取付軸13bに枢支
されていると同時に、該取付軸13bの一端を機枠13に突
設されたステー13aに固着することにより機枠13に取付
けられている。符号5fは第2レバー5bにその一端が枢支
されたボルトであって、該ボルト5fの自由端側は、第1
レバー5aの反自由端側の突出部のばか孔5hを貫通して突
出し、その先端部に形成されたねじ部にはナット5gが螺
合され、該ナット5gと第1レバー5aの前記突出部間に
は、圧縮ばね5eが圧縮状態で配設されている。圧縮ばね
5は、第1レバー5aを前記取付軸13bを回転中心として
反時計方向に回動するように常時付勢し、一方第2レバ
ー5bを前記取付軸13bを回転中心として時計方向に回動
するように常時付勢するので、第1および第2レバー5
a,5bは一点鎖線A−Aで示す直線上で一体となった状態
に保たれ、カム4のカム面のリフト量をYスライダ1に
その当接部材1aを介し伝達することができる。
ここで、前記圧縮ばね5eの強さは、Yスライダ1をX
スライダ2の方向へ引張るばね6のばねの強さよりも大
きく設定する必要がある。もし逆に圧縮ばね5eの強さが
ばね6の強さよりも小さいと、ばね6の引張力に抗し切
れず第1レバー5aと第2レバー5bとが折れ曲ってカム面
のリフト量はYスライダ1に伝達されなくなる。
また、符号12はレンズ等の被加工物であって、公知の
ベルクランプのクランプ軸10および固定軸11にそれぞれ
取付けられたベルホルダ10a,10bにより挟持され、強制
回転された砥石7をその外周部に押圧することにより芯
取加工される。
上記の芯取加工は、2つの工程に分けられる。第1の
工程は、Xスライダ2のみを駆動して被加工物12の外径
の加工および図示右側の端面の面取りを行う工程であ
る。第2の工程は、Yスライダ1のみを駆動して被加工
物12の図示左側の端面の面取りを行う工程である。そし
て、第2の工程の終了後、Xスライダ2およびYスライ
ダ1が元の位置に戻される。このようなXスライダ2お
よびYスライダ1の動作はカム4によってなされ、これ
ら一連の動作の間にカム4は1回転される。
次に、本実施例の動作について説明する。
固定ストッパ8のねじ部材8bの先端を動ストッパ8aに
当接させ、ねじ部材8bの先端部の突出長さを調節してY
スライダ1をXスライダ2の方向へ若干押込み第2図に
示すように、カムフォローワ5の第1レバー5aを一点鎖
線A−Aの位置から時計方向に距離Xだけ回動させ一点
鎖線B−Aの位置にしておく。この状態では、第1レバ
ー5aにはYスライダ2の力が作用し、第2レバー5bには
カム4の力が作用している。ついでXスライダ2を図示
しない駆動手段によってベルクランプに近づく方向に移
動させて砥石7を被加工物12の周面に当接させて、外径
の加工および右側端面の面取りを行う。
この加工中において、Yスライダ2はXスライダ1に
対して位置決めされているが、カム4は常時回転してお
り、そのカム面が面振れしている。その結果、カムフォ
ローワ5の第2レバー5bに第2ローラ5dを介して面振れ
が伝達されるが、上述のように第1レバー5aは距離Xだ
け押込まれているので常時取付軸13bを回転中心として
反時計方向に回動するよう付勢されているため、第1レ
バー5aが第1ローラ5cを介してYスライダ1の当接部を
常にばね6の矢印F方向の引張力に抗して反矢印F方向
に押圧することになる。その結果、Xスライダ2と一体
の動ストッパ1bは固定ストッパ8のねじ部材8bの先端に
当接した位置に止まり、Yスライダ1のXスライダ2上
での位置は不変となり、カムの面振れはYスライダ1に
伝達されることがなくなる。すなわち、カムの面振れは
吸収される。
上記のことから明らかであるが、前記押込みによる距
離Xは少くともカム4の面振れによるリフト量よりも大
きくとる必要がある。その理由は、カム4の面振れによ
るカムフォローワ5の第1レバー5aが取付軸13bを回動
中心として時計方向に回動する分だけ第1レバー5aが圧
縮ばねの弾発力によって取付軸13bを回動中心として反
時計方向に回動し、二点鎖線B−Aの折れ曲った状態か
ら一点鎖線A−Aの直線状態に戻ろうとすることにより
吸収されるからである。
被加工物12の外径の加工および右側端面の面取りの終
了後、カム4とカムフォローワ5との作用によりYスラ
イダ2が図示右方に移動され、被加工物12の図示左側端
面の面取りを行う。そして、Xスライダ1およびYスラ
イダ2が元の位置に戻され、被加工物12の芯取加工が終
了する。
[発明の効果] 本発明は、上述のとおり構成されているので、以下に
記載するような効果を奏する。 スライダを位置決めし
た状態でのカムの回転によるカムの面振れは、カムフォ
ローワを構成する2つのレバー間に設けられたばねによ
り完全に吸収されるためカムの面振れがスライダに位置
されることがなくなり、スライダの位置決め精度が向上
する。
また、分割したレバー間にばねを張設する簡単な構造
であるので、部品点数や組立工程数が減少し、レンズ芯
取機の製作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレンズ芯取機の一実施例を示す要部断
面図、第2図はそのカムフォローワ部分の拡大側面図で
ある。 1…Yスライダ、1b…動ストッパ、2…Xスライダ、3
…スライド台、4…カム、5…カムフォローワ、5a…第
1レバー、5b…第2レバー、5c…第1ローラ、5d…第2
ローラ、5e…圧縮ばね、5f…ボルト、5g…ナット、5h…
ばか孔、6…ばね、7…砥石、8…固定ストッパ、8a…
本体部材、8b…ねじ部材、9…カム軸、10…クランプ
軸、11…固定軸、12…被加工物。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砥石を所定の位置へ移動させるためのスラ
    イダと、該スライダの駆動手段としてのカムと、該カム
    のリフト量を前記スライダに伝達するカムフォローワ
    と、前記スライダを位置決めするためのストッパ部材と
    を備え、 前記カムフォローワは、互いに回動自在に設けられ一方
    が前記スライダ側に当接され他方が前記カムのカム面に
    当接される2つのレバーで構成され、 前記2つのレバー間には、前記スライダの位置が前記ス
    トッパ部材により位置決めされているときには、回転し
    ている前記カムのカム面の変位による前記他方のレバー
    の動きを吸収し、前記スライダの位置が前記ストッパ部
    材により位置決めされていないときには前記2つのレバ
    ーを所定の相対位置関係で保持するばねが設けられてい
    ることを特徴とするレンズ芯取機。
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JPH01158503U (ja) * 1988-04-18 1989-11-01

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