JP2754209B2 - 粉末成形機 - Google Patents

粉末成形機

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JP2754209B2
JP2754209B2 JP63067330A JP6733088A JP2754209B2 JP 2754209 B2 JP2754209 B2 JP 2754209B2 JP 63067330 A JP63067330 A JP 63067330A JP 6733088 A JP6733088 A JP 6733088A JP 2754209 B2 JP2754209 B2 JP 2754209B2
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菊夫 渡辺
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0082Dust eliminating means; Mould or press ram cleaning means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は粉末状の成形材料を圧迫し圧粉成形体を得
る粉末成形機に関する。
従来技術 粉末成形機は通常、固定盤に対し遠近移動する可動盤
を備え、前記固定盤にダイを、また、可動盤にパンチを
備えてダイ内部に収めた粉末状の成形材料を圧迫成形す
る。
従来の粉末成形機における可動盤の移動機構は油圧機
構やクランク機構による比較的単純な作動を行うもので
あったが、成形品である圧粉体に形状、圧粉密度に高度
な精度が要求されるようになって、ボールスクリューと
ボールナットによる可動盤の移動機構を採用し、これと
サーボモータを組合せて精密な作動が可能な電動式の粉
末成形機が検討されている。
前記移動機構を備えた電動式の粉末成形機は、制御装
置とサーボモータを備えることにより、可動盤の移動速
度や移動量を細かく制御でき、また、振動を付与するな
ど種々な態様の圧粉が可能なので、精密な成形品を得ら
れるのであるが、ボールスクリューとボールナットの螺
合構造は位置決め精度確保のために精密に構成されてお
り、この部分に成形材料の粉末や塵が侵入すると摩耗に
よって前記精度が早期に、大幅に損われてしまうという
難点がある。
特に粉末成形機では成形材料が粉末でしかも硬度の高
い金属粉、セラミック粉などを扱うことが多く、前記移
動機構における損耗の程度は大きい。
通常、ボールスクリューとボールナットによる駆動機
構ではボールスクリューの軌道部分をワイパーシールま
たはジャバラで覆うことにより防塵対策としているが、
これらと成形機本体側との接続部における僅かな隙間か
ら粉体が侵入してしまうので前記の難点を完全には払拭
できない。
発明が解決しようとする課題 この発明は、可動盤の移動機構におけるボールスクリ
ューとボールナットがほぼ完全に防塵されている粉末成
形機の提供を課題とする。
課題を解決するための手段 ボールスクリューとボールナットによる可動盤移動機
構を備えた粉末成形機において、 ボールスクリューとボールナットの露出部分を伸縮可
能な気密性のジャバラで覆い、 該ジャバラ内部をエア圧源に連通して該内部を常時、
外気圧より0.1〜0.2気圧高圧に維持する。
作用 ボールスクリューとボールナットによる可動盤の移動
機構は制御装置及びサーボモータと組合せることによ
り、精密な圧粉体の成形を可能にする。
気密性のジャバラは、成形材料の粉末や塵を前記移動
機構のボールスクリューやボールナット部分から隔離す
る。
エア圧源はジャバラ内部に粉末や塵が侵入するのを防
止する。また、蛇腹の内部は外気より0.1〜0.2気圧高い
だけであるから、蛇腹の伸縮に格別な影響を与えない。
実施例 第2図は粉末成形機1を示し、固定盤2に対し、可動
盤3が機枠4のロッド5に沿って上下に移動可能に装着
されている。
機枠4には縦方向に配置されたボールスクリュー6の
上端部が軸架され、その上端はやはり機枠上部に取付け
られたサーボモータ7の出力軸8とカプリング9で連結
されている。
可動盤3は上面にボールナット10が固定され、下面に
パンチ11が固定されており、ボールナット10に前記のボ
ールスクリュー6の下部が螺合している。すなわち、ボ
ールスクリュー6とボールナット10は可動盤3の移動機
構を構成しており、この移動機構はサーボモータ7によ
り駆動される。
固定盤2は前記パンチ11に対応した位置にダイ12を備
えている。
そして、可動盤3と機枠上部4′の間に筒状のジャバ
ラ13が取付けられ、前記移動機構におけるボールスクリ
ューとボールナットの露出部分が覆われている。ジャバ
ラ13は気密性の素材で伸縮自在に形成されている。
ジャバラ13の内部には機枠上部4′に設けたエア通路
14を介してエア圧源15からの流体回路16が接続され、こ
の回路16にはレギュレータ17、リリーフ弁18が設けられ
ている。
前記レギュレータ17、リリーフ弁18はジャバラ内部の
空気圧が外気圧より常時0.1〜0.2気圧程度高くなるよう
に調整されている。
ダイ12の内部に成形材料を投入し、サーボモータ7を
駆動するとボールスクリュー6が回転され、ボールナッ
ト10を介して可動盤3が上下移動する。そして、パンチ
11がダイ12内部に圧入された時、内部の粉末が圧迫され
圧粉体が成形される。なお、パンチ11の圧入時にはこれ
に対応して図示していない固定パンチなどにより、ダイ
12に底部が構成される。
ジャバラ13は伸縮可能であるから、このような成形作
動で可動盤3が上下移動しても移動機構のボールスクリ
ュー6やボールナット10が露出することはなく、これら
の部分は作動中においても、成形材料の粉体や塵から隔
離されている。
また、ジャバラ13と機枠上部4′及び可動盤3との接
続部から侵入しようとする粉末や塵は、ジャバラ内部の
気圧が外気より高いことにより常時吹出している空気に
押出され、内部に侵入することはできない。
したがって、可動盤移動機構のボールスクリューやボ
ールナットに粉末や塵が付着することがほぼ完全に防止
される。
レギュレータ17はジャバラ13の内部が、特にジャバラ
が伸長される時、外気圧に対し負圧となることを防止す
るためのものであり、リリーフ弁18はジャバラ13内部が
過度に高圧となってジャバラ3のスムーズな伸縮が阻害
されるのを防止するためのものである。リリーフ弁18は
ジャバラに取り付けた、ジャバラの内部圧で外側にのみ
開く一方弁に換えることもできる。
なお、この実施例の粉末成形機において前記のサーボ
モータ7に制御装置を組合せると、ボールスクリュー6
とボールナット10による移動機構を介して精密な成形作
動を行わせることが可能である。
以上、実施例として粉末成形機の一つを示したが、本
発明は他の型の粉末成形機あるいは、さらに一般的にモ
ータの回転運動をボールスクリューとボールナットによ
る機構で直線運動に変換している機械において適用が可
能である。
発明の効果 ボールスクリューとボールナットによる可動盤の移動
機構を備えた電動式の精密粉末成形機において、前記可
動盤の移動機構における作動精度の減退を小さくでき
る。しかも、防塵のために、蛇腹の内部が外気圧よりも
高く維持されていてもその差は0.1〜0.2気圧程度であ
り、蛇腹の伸縮に影響がなく、粉末成形機における可動
盤の上下移動に何ら支障がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の構造を示す概略図、第2図は正面図であ
る。 1…粉末成形機、2…固定盤、3…可動盤、4…機枠、
4′…機枠上部、5…ロッド、6…ボールスクリュー、
7…サーボモータ、8…出力軸、9…カプリング、10…
ボールナット、11…パンチ、12…ダイ、13…ジャバラ、
14…エア通路、15…エア圧源、16…流体回路、17…レギ
ュレータ、18…リリーフ弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−2599(JP,A) 特開 昭55−51123(JP,A) 特開 昭61−297095(JP,A) 実開 昭57−28952(JP,U) 実開 昭58−180409(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールスクリューとボールナットによる可
    動盤移動機構を備え、ボールスクリューとボールナット
    の露出部分の全体を伸縮可能な気密性の蛇腹で覆い、該
    蛇腹内部をエア圧源に連通して該内部を常時外気圧よ
    り、0.1〜0.2気圧高圧としてあることを特徴とした粉末
    成形機。
JP63067330A 1988-03-23 1988-03-23 粉末成形機 Expired - Fee Related JP2754209B2 (ja)

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