JP2753945B2 - 自動車の排気管の製造方法 - Google Patents
自動車の排気管の製造方法Info
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- JP2753945B2 JP2753945B2 JP5235355A JP23535593A JP2753945B2 JP 2753945 B2 JP2753945 B2 JP 2753945B2 JP 5235355 A JP5235355 A JP 5235355A JP 23535593 A JP23535593 A JP 23535593A JP 2753945 B2 JP2753945 B2 JP 2753945B2
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- Japan
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- cast iron
- pipe
- exhaust pipe
- roll
- pressing force
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のエンジンの排
気口とマフラーとを結ぶ排気管の製造方法に関するもの
である。
気口とマフラーとを結ぶ排気管の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図1乃至図4を参考にして説明する。鋼
板を丸め母線方向に溶接して作ったところの鋼パイプ4
bの外周をグラスウール5で囲み、グラスウール5の外
周を母線方向に分別したプロテクター6で囲んでいた。
板を丸め母線方向に溶接して作ったところの鋼パイプ4
bの外周をグラスウール5で囲み、グラスウール5の外
周を母線方向に分別したプロテクター6で囲んでいた。
【0003】エンジンとマフラーとを結ぶ排気管は或る
程度高温に保たなければならないし、また、騒音の放出
を防ぐため、グラスウール5を介在させている。鋼板は
熱伝導率が高いので、排気管からの熱放出を避けるため
と、騒音の放出を防ぐためにグラスウールを介在させて
いる。
程度高温に保たなければならないし、また、騒音の放出
を防ぐため、グラスウール5を介在させている。鋼板は
熱伝導率が高いので、排気管からの熱放出を避けるため
と、騒音の放出を防ぐためにグラスウールを介在させて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】鋼パイプ製排気管の外
側をグラスウールで囲み、更にプロテクターで囲む作業
は著しい手間を要する。
側をグラスウールで囲み、更にプロテクターで囲む作業
は著しい手間を要する。
【0005】この発明は鋳鉄特にダクタイル鋳鉄が、ス
テンレス等の鋼板に比べ熱伝導性が悪く且つ遮音性に優
れていることに着目し、鋳鉄パイプ製の排気管製造を試
みた。その結果遮音及び高温保持のいずれの点において
もステンレスパイプ製の排気管に比べて遜色のない排気
管を得ることができた。
テンレス等の鋼板に比べ熱伝導性が悪く且つ遮音性に優
れていることに着目し、鋳鉄パイプ製の排気管製造を試
みた。その結果遮音及び高温保持のいずれの点において
もステンレスパイプ製の排気管に比べて遜色のない排気
管を得ることができた。
【0006】
【課題を解決するための手段】図5乃至図9を参考にし
て説明する。この発明に係る排気管は、鋳鉄板を丸め、
ループ状に閉じ、母線方向に溶接して鋳鉄パイプ1aを
作り、次いで接触部Rを挟む一方からパイプ軸線方向の
引張力Taを加えると共に他方からパイプ軸線方向の押
圧力Paを加えながらロール9に沿って曲げる押し曲げ
加工を利用し、鋳鉄パイプ1aをロール9の外周に当
て、曲げ変形を行って形成したものである。この場合、
鋳鉄板としては、ダクタイル鋳鉄板が好適である。
て説明する。この発明に係る排気管は、鋳鉄板を丸め、
ループ状に閉じ、母線方向に溶接して鋳鉄パイプ1aを
作り、次いで接触部Rを挟む一方からパイプ軸線方向の
引張力Taを加えると共に他方からパイプ軸線方向の押
圧力Paを加えながらロール9に沿って曲げる押し曲げ
加工を利用し、鋳鉄パイプ1aをロール9の外周に当
て、曲げ変形を行って形成したものである。この場合、
鋳鉄板としては、ダクタイル鋳鉄板が好適である。
【0007】
【実施例】図7に示す如く鋳鉄板を丸め、ループ状に閉
じ、母線方向に溶接して鋳鉄パイプ1aを作り、次いで
鋳鉄バイプ1aを曲げ機用のロール9に当てる。
じ、母線方向に溶接して鋳鉄パイプ1aを作り、次いで
鋳鉄バイプ1aを曲げ機用のロール9に当てる。
【0008】図7乃至図9に示す如くロール9との接触
部Rを挟む鋳鉄パイプ1aの一方に引張力Taを且つ他
方に押力Paを加えながら、接触部端Rt及びRpの接
線と直行する方向の力Tb及びPbを加えることにより
鋳鉄パイプ1aを曲げて所望の形状の排気管部材1bを
形成する。
部Rを挟む鋳鉄パイプ1aの一方に引張力Taを且つ他
方に押力Paを加えながら、接触部端Rt及びRpの接
線と直行する方向の力Tb及びPbを加えることにより
鋳鉄パイプ1aを曲げて所望の形状の排気管部材1bを
形成する。
【0009】図5及び図6に示す如く各種形状の排気管
部材1b,・・・,1bを組合せ、接続してエンジン7
とマフラー8との間に配置する。
部材1b,・・・,1bを組合せ、接続してエンジン7
とマフラー8との間に配置する。
【0010】
【発明の効果】鋼板に比べて鋳鉄パイプは高温に耐える
ことが出来、自動車の排気管として使用するときには排
気管の外壁に耐熱用グラスウールの被覆層を設ける必要
がない。また、鋼板に比べて鋳鉄パイプは遮音性にも優
れており、遮音材としての役目も兼ねているグラスウー
ル層を設けなくても、充分に遮音できる。更に、グラス
ウール被覆のために排気管を母線方向に分割する必要が
ないので、著しく製造コストを下げる。そのうえ、従来
品に比べて軽くなるので、自動車の軽量化にも役立つ。
ことが出来、自動車の排気管として使用するときには排
気管の外壁に耐熱用グラスウールの被覆層を設ける必要
がない。また、鋼板に比べて鋳鉄パイプは遮音性にも優
れており、遮音材としての役目も兼ねているグラスウー
ル層を設けなくても、充分に遮音できる。更に、グラス
ウール被覆のために排気管を母線方向に分割する必要が
ないので、著しく製造コストを下げる。そのうえ、従来
品に比べて軽くなるので、自動車の軽量化にも役立つ。
【図1】従来の排気管本体の正面図で、一部は更に取り
出して斜視図で示してある。
出して斜視図で示してある。
【図2】図1の排気管本体の平面図である。
【図3】従来の排気管装置の正面図で、一部は更に取り
出して斜視図で示してある。
出して斜視図で示してある。
【図4】図3の排気管装置の平面図である。
【図5】本発明の排気管装置の正面図で、一部は更に取
り出して斜視図で示してある。
り出して斜視図で示してある。
【図6】図5の排気管装置の平面図である。
【図7】本発明に用いる鋳鉄パイプの曲げ加工の開始状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図8】図7の鋳鉄パイプの曲げ加工中の状態を示す平
面図である。
面図である。
【図9】図7の鋳鉄パイプの曲げ加工の終了状態を示す
平面図である。
平面図である。
1a 鋳鉄パイプ 1b 排気管部材 4b 排気管部材 5 グラスウール 6 プロテクター 7 エンジン 8 マフラー 9 ロール Pa 押圧力 Pb 近い方の接触部の接線と直交する方向の力 R 接触部 Rp 押圧力に近い方の接触開始部 Rt 引張力に近い方の接触開始部 Ta 引張力 Tb 近い方の接触部の接線と直交する方向の力
Claims (2)
- 【請求項1】 鋳鉄板を丸め、ループ状に閉じ、母線方
向に溶接して鋳鉄パイプ(1a)を作り、次いで接触部
(R)を挟む一方からパイプ軸線方向の引張力(Ta)
を加えると共に他方からパイプ軸線方向の押圧力(P
a)を加えながらロール(9)に沿って曲げる押し曲げ
加工を利用し、鋳鉄パイプ(1a)をロール(9)の外
周に当てて曲げ変形を行う自動車の排気管の製造方法。 - 【請求項2】 ダクタイル鋳鉄板を丸め、ループ状に閉
じ、母線方向に溶接して鋳鉄パイプ(1a)を作り、次
いで接触部(R)を挟む一方からパイプ軸線方向の引張
力(Ta)を加えると共に他方からパイブ軸線方向の押
圧力(Pa)を加えながらロール(9)に沿って曲げる
押し曲げ加工を利用し、ダクタイル鋳鉄パイプ(1a)
をロール(9)の外周に当てて曲げ変形を行う自動車の
排気管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5235355A JP2753945B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 自動車の排気管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5235355A JP2753945B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 自動車の排気管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763052A JPH0763052A (ja) | 1995-03-07 |
JP2753945B2 true JP2753945B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=16984865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5235355A Expired - Fee Related JP2753945B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 自動車の排気管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2753945B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4023837A (en) * | 1976-09-03 | 1977-05-17 | B. H. Bunn Company | Twine catcher and knife trap assembly for package tying machine |
JPH03216261A (ja) * | 1990-01-22 | 1991-09-24 | Nissan Motor Co Ltd | 鋳鋼パイプ排気マニホールドの製造方法 |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP5235355A patent/JP2753945B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0763052A (ja) | 1995-03-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |