JP3694352B2 - 触媒担体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、触媒コンバータに用いるディフューザ一体型の触媒担体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車両排気系には、エンジンから排出された排ガスを浄化する触媒コンバータが装着されているが、触媒コンバータに用いる触媒担体として、従来、セラミックスで成形されたセラミックス担体や金属材料からなる金属担体が使用されている。
【0003】
金属担体は、金属製の波板と平板で成形された触媒担持体と、当該触媒担持体を内装する外筒(シェル)とで構成されており、触媒担持体に貴金属触媒の担持処理を施した後、実開平2−18610号公報等に開示されるように外筒の両端部にディフューザ及びフランジを夫々接合して、触媒コンバータが形成されている。
【0004】
又、セラミックス担体を用いて触媒コンバータを形成するには、当該セラミックス担体に貴金属触媒の担持処理を施した後、実開平4−127829号公報等に開示されるように、これを両端にディフューザが一体成形された一対の半割れ外筒内に保持部材及び発泡性シール部材(インタラムマット)を介して収納した後、当該外筒の両端にフランジを装着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、上述したように金属担体を用いて触媒コンバータを製造するには、ディフューザを別途プレス成形した後、外筒の両端部にこれらを夫々接合しなければならないため、部品点数が多く加工,接合工数に手間がかかるといった欠点が指摘されていた。
【0006】
又、セラミックス担体を用いて触媒コンバータを製造する場合には、両端にディフューザが成形された一対の半割れ外筒を最中合わせしてこれらを接合しなければならないが、その接合がセラミックス担体の形状に沿って良好に行われないと、収納したセラミックス担体にがたつきが生じてしまう虞があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、触媒コンバータを製造するに当たり、主として部品点数の削減及び接合工数の削減を図った触媒担体の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る触媒担体の製造方法は、筒状の外筒を加工してその一端側に大径部、他端側に小径部を形成し、当該大径部側端部から金属製の波板と平板で成形された触媒担持体を小径部に圧入した後、大径部側端部をテーパ状にプレス成形し、肉余り部分をつぶし加工してディフューザを形成することを特徴とする。
【0008】
(作用)
請求項1に係る発明によれば、外筒を加工してその一端側に大径部、他端側に小径部を形成し、そして、当該大径部側端部から金属製の触媒担持体を小径部に圧入した後、大径部側端部をテーパ状にプレス成形し、肉余り部分をつぶし加工してディフューザを形成することで、触媒担体が製造されることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0010】
図1及び図2は請求項1に係る発明方法の一実施形態によって製造された触媒担体を示し、図2に於て、1は金属製の外筒25内に収容された触媒担持体で、当該触媒担持体1は、図3に示すように金属製の波板5と平板7を重ね、これらを多重に巻回して円筒形状に形成されている。
そして、当該触媒担持体1は、波板5と平板7が拡散接合によって相互に接合された構造となっている。
【0011】
一方、図2に示すように外筒25は大径部29と小径部(絞り部)27とからなり、大径部29には、円筒状に成形された外筒25の一端側をテーパ状にプレス成形し、その肉余り部分25aをつぶし加工してディフューザ31が一体に成形されている。
又、小径部27は、外筒25の他端側をダイス等で絞り加工して成形されている。そして、当該小径部27の内周に触媒担持体1がロー付けされている。
【0012】
尚、図1及び図2中、33はディフューザ31に連設された円筒状の排ガス流入口で、当該排ガス流入口33はディフューザ31の成形と同時にプレス成形されている。
本実施形態に係る触媒担体35はこのように構成されており、当該触媒担体35は、請求項1に係る発明方法の一実施形態によって以下の如く製造される。
先ず、図3に示すように波板5と平板7を重ね、これらを多重に巻回した後、その外周を加圧治具で緊締加圧して真空炉内で熱処理することにより、波板5と平板7が拡散接合された触媒担持体1を製造する。
【0013】
一方、触媒担持体1の製造とは別に、図4(a)の如く円筒状に成形された金属製の外筒25の一端側をダイス等で絞り加工して、図4(b)に示すように当該部位に小径部27を成形する。
そして、上記小径部27の内周にロー材を塗布した後、図4(c)に示すように外筒25の大径部29側端部から小径部27に触媒担持体1を圧入してこれをロー付炉で熱処理すれば、図4(d)に示すように外筒25の小径部27の内周に触媒担持体1がロー付けされることとなる。
【0014】
しかる後、上下一対の金型で大径部29の端部側をプレス成形して、図4(e)に示すようにその肉余り部分25aをつぶし加工すれば、外筒25の大径部29側端部にディフューザ31及び排ガス流入口33が一体成形された触媒担体35が製造されることとなる。
本実施形態に於ける触媒担体35はこのようにして製造され、触媒担持体1に触媒担持処理を施して外筒25の他端側にディフューザを溶着した後、フランジを介してこれを車両排気系に装着すれば、触媒コンバータとして排ガスの浄化を行うこととなる。
【0015】
このように本実施形態に係る触媒担体35の製造方法は、触媒担体35を製造するに当たり、外筒25の一端側をプレス成形してその肉余り部分25aをつぶし加工することで、外筒25にディフューザ31を一体成形することを特徴とする。
従って、既述したように、従来、金属担体は、触媒担持体を内装する外筒の両端部にディフューザを接合して触媒コンバータを製造していたが、本実施形態によれば、従来に比 しディフューザの部品点数を削減することが可能となり、この結果、触媒コンバータを製造するに当たり部品点数及び接合工数が削減でき、コストの低減が図れることとなった。
【0016】
尚、本実施形態は、触媒担持体1の波板5と平板7を拡散接合した後、当該触媒担持体1を外筒25の小径部27の内周にロー付けしたが、波板5と平板7を重ね、これらを多重に巻回して円筒状の触媒担持体1を形成し、当該触媒担持体1を、大径部29側端部から小径部27に圧入してこれらを真空炉で拡散接合した後、外筒25の大径部29側端部にディフューザ31をプレス成形することも可能である。
【0017】
又、本実施形態は、外筒25の一端側をダイス等で絞り加工して外筒25に小径部27と大径部29を形成したが、外筒25の一端側を成形型で拡開して当該外筒25に小径部27と大径部29を形成してもよく、斯かる製造方法によっても、上記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
更に又、上記外筒25は断面円形状の管材であるが、断面楕円形状の管材を外筒に用いることも可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に係る触媒担体の製造方法によれば、従来に比しディフューザの部品点数を削減することが可能となり、この結果、触媒コンバータを製造するに当たり部品点数及び接合工数が削減でき、コストの低減が図れることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に係る製造方法の一実施形態によって製造された触媒担体の側面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 触媒担持体の製造方法の工程を示す説明図である。
【図4】 請求項1に係る触媒担体の製造方法の一実施形態の工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 触媒担持体
25 外筒
25a 肉余り部分
27 小径部
29 大径部
31 ディフューザ
33 排ガス流入口
35 触媒担体
Claims (1)
- 筒状の外筒(25)を加工してその一端側に大径部(29)、他端側に小径部(27)を形成し、当該大径部(29)側端部から金属製の波板(5)と平板(7)で成形された触媒担持体(1)を小径部(27)に圧入した後、大径部(29)側端部をテーパ状にプレス成形し、肉余り部分(25a)をつぶし加工してディフューザ(31)を形成することを特徴とする触媒担体の製造方法。
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JPH09144533A JPH09144533A (ja) | 1997-06-03 |
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JP30114795A Expired - Fee Related JP3694352B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 触媒担体の製造方法 |
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JP (1) | JP3694352B2 (ja) |
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1995
- 1995-11-20 JP JP30114795A patent/JP3694352B2/ja not_active Expired - Fee Related
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