JP2753164C - - Google Patents

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JP2753164C
JP2753164C JP2753164C JP 2753164 C JP2753164 C JP 2753164C JP 2753164 C JP2753164 C JP 2753164C
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JP
Japan
Prior art keywords
shutter
drive lever
shutter drive
pressing surface
blade
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、シャッタ駆動レバーでシャッタ羽根を駆動し、
露光用開口を開閉するシャッタ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】蹴飛ばし方式と称されるシャッタ装置で は、シャッタボタンの押圧により、初期位置にあるシャッタ駆動レバーが軸を中
心に回転し、シャッタ羽根の爪部を蹴ってシャッタ羽根を駆動し、露光用開口を
開閉する。このシャッタ駆動レバーはシャッタ羽根を確実に蹴飛ばすために、シ
ャッタ駆動レバーには直線状の押圧面が形成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来のシャッタ装置で
は、シャッタ駆動レバーの押圧面が直線状であるため、シャッタ駆動レバー60
の回動位置が変わると、シャッタ羽根の爪部61が押圧される力の方向は図7に
示すように変化するから、シャッタ羽根に安定した開閉動作を行わせることがで
きないという問題があった。本発明は、シャッタ羽根に安定した開閉作動を行わ
せるシャッタ装置を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、シャッタ駆動レバー
の押圧面を、その回転面内において復動方向に凸面を向けた曲面で構成したもの
である。そして、この凸面は、該押圧面からシャッタ羽根の被押圧部に作用する
押圧力の方向が該被押圧部の移動方向に実質的に一致するようになる形状に形成
されている。これによれば、押圧面を上述の凸面を備える曲面にしたから、シャ
ッタ駆動レバーの回転力をシャッタ羽根にその揺動方向に沿って伝達することが
できる。 【0005】 【実施例】図2は本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット(以下、単にフ
イルムユニットという)を示す ものである。フイルムユニット2は撮影機構を備えたユニット本体3と、これを
収納する外ケース4とから構成されており、この外ケース4に入れたままで写真
撮影が行われる。外ケース4はフイルムユニット2の外観を奇麗にするためのも
のであり、外面に印刷を施された紙箱を用いている。この外ケース4には撮影レ
ンズ5、対物側ファインダー窓6a、接眼側ファインダー窓6b、シャッタボタ
ン7、撮影枚数表示板8、巻き上げノブ9、及び発光部10を露出させるための
穴が設けられている。なお、前述した外ケース4を紙箱としたが、プラスチック
シート等としてもよい。 【0006】図3は前記ユニット本体を示すものである。ユニット本体3は本体
部20、前カバー21、及び後カバー22とから構成されている。本体部20の
前面には、撮影レンズ5を配したシャッタユニット25と、発光部10を保持す
るストロボユニット26とが設けられている。また本体部20の裏面側には、図
中左側から図示しないパトローネ室,露光室及びフイルム室が形成されており、
パトローネ付きフイルム23は本体部20の裏面側に装填される。この状態で後
カバー22が爪止めされる。この後カバー22には、撮影終了後、フイルムを巻
き込んだパトローネを取り出すための底蓋59が開閉自在に設けられている。 【0007】前記シャッタユニットを示す図1において、露光用開口28を有す
るシャッタユニット基部29には、これが本体部30に取り付けられるときの位
置決めとなる位置決め穴39と、露光用開口28を挟んだ両側に爪受け部40a
,40bとが一体に成形されている。このシャッタユニット基部29にはバネ3
6で反時 計方向に付勢されるプラスチック製のシャッタ羽根32が回動自在に軸止めされ
、このシャッタ羽根32が欠落しないように、シャッタユニット基部29には撮
影レンズ5を保持するシャッタカバー37が係止される。 【0008】また、シャッタユニット基部29の上部には、軸40c,40d,
軸受け40eが形成されている。軸40cには撮影枚数表示板8とシャッタ駆動
レバー31aを形成したシャッタ駆動カム31とが、また軸40dにはバネ35
により時計方向に付勢される係止レバー30が回動自在にビス止めされている。
この係止レバー30は通常、バネ35により反時計方向に付勢されたシャッタ駆
動レバー31aと係合し、シャッタ駆動カム31の回動を阻止しており、シャッ
タボタン7が押圧されると、シャッタ駆動レバー31との係合を解除する。シャ
ッタ駆動レバー31aは係止レバー30との係合が解除されると、バネ35によ
り反時計方向に回動され、シャッタ駆動レバー31aに形成された円弧状の押圧
面31bがシャッタ羽根32の爪部32aを押圧する。前記軸受け40eには係
止レバー30に係合するカム33の軸が挿通されている。この軸にはフイルム巻
き上げ時に反時計方向に回動される従動スプロケット34が係合されている。フ
イルム巻き上げが行われると、カム33は反時計方向に回動して、シャッタ駆動
カム31に形成されたカムアーム31cを介して、シャッタ駆動レバー31aを
初期位置に戻すとともに、撮影枚数表示板8を1目盛り分回転させる。 【0009】このように構成されたシャッタ装置の作用について、図4〜図6を
参照して説明する。シャッタボタン7を押下すると、図4に示すようシャッタボ
タン7 に一体に形成されたレバー7aが図中反時計方向に回動する。この回動により、
レバー7aに形成された円弧状の押圧面7bが係止レバー30を押圧する。係止
レバー30が図中矢線方向に移動すると、係合が解除されたシャッタ駆動レバー
31aは、バネ35で初期位置から図5(A)に示す位置まで反時計方向に回動
される。押圧面31bは爪部32aに係合し、これを押圧し、シャッタ羽根32
を回動する。この押圧面31bは円弧状に形成されているので、シャッタ駆動レ
バー31aが図5(B),図5(C)に示す位置に回動されても、押圧方向を爪
部32aの移動方向に一致させることができる。なお、上述したレバー7aは押
圧面7bを介して係止レバー30を押圧するので、押圧方向と移動方向とが一致
するから、係止レバー30の移動は安定する。また、爪部32aに図示のように
切欠き32bを形成して、シャッタ駆動レバー31aとの当接部分を薄くすると
、力の伝達をより安定させることができる。 【0010】爪部32aが右方向に押圧されると、シャッタ羽根32は図6に示
すように時計方向に回動され、露光用開口28が開放される。この後、更にシャ
ッタ羽根32が時計方向に回動されると、押圧面32bは図中一点鎖線で示すよ
うに爪部32aとの係合を解除される。この係合が解除されると、シャッタ羽根
32はバネ36により反時計方向に回動され、前記露光用開口28を閉鎖する位
置に復帰してストッパ32fに当接すると、撮影が終了する。なお、シャッタ駆
動レバー31aはカムアーム31cがカム33に当接すると、その回動を停止さ
れる。 【0011】撮影終了後、巻き上げノブ9が回動され、 フイルム23がパトローネに巻き込まれると、従動スプロケット34が反時計方
向に回動される。これによりカム33はバネ35の付勢に抗して反時計方向に回
動し、シャッタ駆動レバー31aを時計方向に回動する。この回動途中に、シャ
ッタ駆動レバー31aは図中実線で示す位置に復帰した爪部32aに当接すると
、上方に変形してこれを乗り越える。そして、シャッタ駆動レバー31aが初期
位置に復帰して、シャッタチャージが行われると、次の撮影準備が完了する。な
お、シャッタ駆動レバー31aは爪部32を乗り越えるときに、これを図中反矢
線方向から押圧するが、シャッタ羽根32はストッパ32fにより反時計方向の
回動を阻止されているから、露光用開口28は開放されない。 【0012】 【発明の効果】以上のように、本発明のシャッタ装置では、シャッタ駆動レバー
の押圧面を、その回転面内において復動方向に凸面を向けた曲面で構成したから
、回転位置に係わらず常にシャッタ駆動レバーの回転力をシャッタ羽根にその揺
動方向に沿って伝達することができる。これにより、シャッタ羽根が軸方向に振
れて揺動することを防止でき、また、シャッタ駆動レバーの回転力をシャッタ羽
根に効率良く伝達することができるため、シャッタ羽根の開閉動作の安定化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のシャッタ装置を示す分解斜視図である。 【図2】図1に示すシャッタ装置を用いたユニット本体を示す分解斜視図である
。 【図3】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット の外観を示す斜視図である。 【図4】シャッタボタンと係止レバーとの係合状態を示す説明図である。 【図5】シャッタ駆動レバーとシャッタ羽根の爪部との係合状態を示す説明図で
ある。 【図6】シャッタ羽根の動作説明図である。 【図7】従来のシャッタ駆動レバーとシャッタ羽根の爪部との係合状態を示す説
明図である。 【符号の説明】 7 シャッタボタン 25 シャッタユニット 28 露光用開口 31 シャッタ駆動カム 31a シャッタ駆動レバー 31b 押圧面 32 シャッタ羽根 32a 爪部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 撮影光軸に直交する向きに設けられた回転軸からその径方向に向
    けて突出し、フイルム巻き上げ時には、前記回転軸を中心としてレリーズ完了位
    置からチャージ位置に向けて往動回転され、また、シャッタレリーズに連動して
    チャージ位置からレリーズ完了位置に向けて復動回転するシャッタ駆動レバーと
    、 閉じ位置で前記シャッタ駆動レバーの回動軌跡内に入り込んだ被押圧部を有し、
    前記シャッタ駆動レバーの復動回転中にその押圧面で被押圧部が蹴飛ばされるこ
    とで撮影光軸と平行な軸を中心に撮影光軸を横切って閉じ位置から開き位置に揺
    動した後にバネ付勢により閉じ位置に戻って一往復揺動するシャッタ羽根とを備
    えたシャッタ装置において、 前記シャッタ駆動レバーの押圧面は、該押圧面から前記シャッタ羽根の被押圧部
    に作用する押圧部の方向が該被押圧部の移動方向に実質的に一致するようになる
    形状に形成された凸面を、その回転面内において復動方向に向けた曲面で構成さ
    れていることを特徴とするシャッタ装置。

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