JP2753025B2 - 磁気ディスクのクリーニング方法 - Google Patents

磁気ディスクのクリーニング方法

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JP2753025B2 JP6630189A JP6630189A JP2753025B2 JP 2753025 B2 JP2753025 B2 JP 2753025B2 JP 6630189 A JP6630189 A JP 6630189A JP 6630189 A JP6630189 A JP 6630189A JP 2753025 B2 JP2753025 B2 JP 2753025B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスクのクリーニング方法にかかり、
特に磁気ヘッドが磁気ディスク上にゴミを埋込むのを防
止するのに好適な磁気ディスクのクリーニング方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来技術においては、特開昭56−29874号公報に記載
のように、磁気ディスク上のゴミを除去するクリーニン
グヘッドを回転中のディスク円板上に浮動させて、ゴミ
を除去している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来技術においては、クリーニングヘッドが
磁気ディスク表面に存在するゴミを埋込んでしまうとい
う現象が生じ、磁気ディスクを汚すという問題点があっ
た。すなわち、クリーニングヘッドとしては、一般にテ
ープフラットタイプのコンタクトスタートストップ式の
ものが用いられる。この場合、クリーニングヘッドの空
気流流入部は空気流流出部と比較して浮上量が大とな
り、空気流流入部から比較的大きなゴミが侵入し、ヘッ
ドスライダがゴミに乗り上げ、ゴミが磁気ディスク表面
に埋込まれる現象が生じる。
本発明は磁気ヘッドが大きなゴミを埋込む現象を防止
し、磁気ディスクを効率的にクリーニングすることが可
能な磁気ディスクのクリーニング方法を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の磁気ディスクのクリーニング方法は、磁気
ヘッドの移動方向に対して磁気ヘッドの空気流流出部が
空気流流入部よりも先行するように、磁気ディスク表面
と平行な面上で磁気ヘッドを傾斜させ、この状態で磁気
ヘッドを移動させることを特徴としている。
また、この発明の他の磁気ディスクのクリーニング方
法は、磁気ヘッドの移動方向に対して磁気ヘッドの浮上
量の小さい側が浮上量の大きい側よりも先行するよう
に、磁気ディスク表面と平行な面上で磁気ヘッドを傾斜
させ、この状態で磁気ヘッドを移動させることを特徴と
している。
〔作用〕
この発明によれば、磁気ヘッド浮上量の小さい空気流
流出部がヘッドの移動方向に対して浮上量の大きい空気
流流入部よりも先行して移動するため、ゴミが浮上量の
小さい空気流流出部によって排除され、磁気ディスク表
面に埋め込まれることが防止される。
〔実施例〕
以下添付の図面に示す実施例により、更に詳細に本発
明について説明する。
第2図は本発明が適用される磁気ディスク装置の要部
を示す説明図である。図示する様に、磁気ディスク1は
回転体2に搭載される。クリーニングヘッド3はアーム
4に取付けられ、走査系5により磁気ディスク1の半径
方向に対して走査する。また図示しないが、磁気ディス
ク1の搬送系、クリーニングヘッド3の磁気ディスク媒
体1へのロードオン/オフ機構、周囲塵埃および磁気デ
ィスク媒体1から除去された塵埃等を収集して飛散防止
する清浄エアー系等が具備されている。
なお、一般に磁気ディスクのクリーニングは、浮上特
性検査の際に実施され、その場合は浮上検査ヘッドが使
用される。
第2図において、クリーニングヘッド3は、コンタク
トスタートストップ方式で、空気流流入部にテーパを有
している。
第1図(a)は、この発明の一実施例を示す説明図で
あり、クリーニングヘッド3のエッジ部6aはエッジ部7a
よりも磁気ディスク1上の内周側トラック上に位置して
いる。ここで、エッジ部6aは空気流流出部6側のエッジ
であり、エッジ部7aは空気流流入部7側のエッジであ
る。すなわち、クリーニングヘッド3は空気流流出部6
のほうが空気流流入部7よりも磁気ディスク1の内周側
に位置する様に傾斜して配置されている。本例の場合、
クリーニングヘッド3は磁気ディスク媒体1の外周部か
ら内周部へ向って第1回目のクリーニングをするので、
第1回目のクリーニング時にクリーニングヘッド3のス
ライダの空気流流出部6が空気流流入部7よりも、内周
側について先行するように傾けられている。ここで、仮
に第1回目の走査が磁気ディスク媒体1の内周部から外
周部へ実施するならば、クリーニングヘッド3は第1図
(b)に示すように、空気流流出部6のほうが空気流流
入部7よりも磁気ディスク1の外周側に位置する様に傾
斜して配置される。また、第3図は、クリーニングヘッ
ド3が傾斜していない状態(従来の状態)を示してい
る。
第1図(a)に示す実施例におけるクリーニング動作
について、次に説明する。まず、クリーニングヘッド3
が磁気ディスク1の外周部にロードオンする。次に、磁
気ディスク1が回転を開始する。次に、クリーニングヘ
ッド3が内周部に移動を開始する。次に、内周部に移動
後、クリーニングヘッド3が外周部に移動する。最後
に、磁気ディスク1が回転を停止し、クリーニングヘッ
ド3がロードオンする。なお、以上の動作において磁気
ディスク1は初めから回転させ、クリーニング効果を高
めるため、上記クリーニングヘッド3が内周部に移動し
た後、クリーニングヘッド3をロードオフし、外周部へ
ロードオフの状態で移動し、外周部でロードオンして内
周部へ走査する一方向走査を繰り返してもよい。
また別の方法として、クリーニングヘッド3が内周部
に移動した後で、別の機構でクリーニングヘッド3を磁
気ディスク1に対して第1図(b)に示す様な傾斜にな
る様に回転し、その後クリーニングヘッド3を外周部に
向って移動させても良い。
上記クリーニング方法の実験結果を第4図に示す。実
験はあらかじめ、磁気ディスク1の表面に異物を振りか
けておこなわれた。異物としては、平均半径20〜30μm
のアルミナ粒子が用いられた。クリーニングは、2通り
の方法で実行された。すなわち、クリーニングヘッド3
は、第4図中に示す(a)の場合は第1図(a)に示す
向きに磁気ディスク1の円周方向と12.4゜の角度を成す
様に設置され、第4図中に示す(b)の場合は第3図に
示す様に磁気ディスク1の円周方向と0゜の角度を成す
様に設置された。動作は前出のクリーニングヘッド3外
周ロードオン,コンタクトスタート,内周へ走査,外周
へ走査,コンタクトストップ,ロードオフである。
微粒ははじめに磁気ディスク媒体1に付着したアルミ
ナ粒子粒径5〜20μmと21〜50μmの2ランクに分け、
各10個を光学顕微鏡で確認し、次にクリーニング後の同
一部分を観察した。評価は、微粒子が磁気ディスク媒体
1に埋め込まれたもの、また引きずった跡が穴状に残っ
たもの、微細子が跡を残さず除去されたものの3つに分
けた。第3図に示す(a)から本発明が微粒子を除去す
る能力が高く、クリーニング効果が良好なことがわか
る。
上記効果は、第5図を用いて次の様に説明できる。即
ち、第3図に示す(b)の方法では、微粒子8が、クリ
ーニングヘッド3の空気流流入部7から侵入し、磁気デ
ィスク媒体1に埋め込まれる。しかるに、第3図に示す
(a)の方法では、微粒子9が、クリーニングヘッド3
の空気流流出部6により磁気ディスク1から除去され
る。
なお、クリーニングヘッド3を傾けたことによって、
クリーニングヘッド全体の浮上量が小さくなったことも
影響していると考えられるが、その寄与度は小さいと考
えられる。
なお、空気流流入部7の端の浮上量Hはクリーニング
ヘッド3の浮上安定性の問題から、小さくすることは難
しい。
以上の説明から明らかな様に、本実施例によれば、磁
気ディスク表面の異物を高い確率で除去できるという効
果がある。
尚、上記の実施例においては、磁気ディスクの製造行
程において、クリーニングヘッドを傾斜させることによ
り異物を除去するようにしたが、この発明はこれに限定
されるものではなく、磁気ディスク装置に複数個設けら
れる磁気ヘッド自体を第1図(a),(b)に示す様に
傾斜して設置するようにしても良い。このような磁気デ
ィスク装置は、磁気ディスク装置内の磁気ディスクの表
面洗浄度が向上し、磁気ヘッドとの接触頻度が低減し、
信頼性の高い磁気ディスク装置になる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、磁気ディスク表面の異物を埋め込む
ことなく、クリーニングができるので、浮上特性・信頼
性の良好な磁気ディスク、及び磁気ディスク装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実施例を示す説明
図、第2図は本発明が適用される磁気ディスク装置の一
例を示す説明図、第3図は従来技術を示す説明図、第4
図は第1図(a)に示す実施例と従来技術によるクリー
ニングの実験結果を示す図、第5図はヘッドと異物の関
係を示す説明図である。 1……磁気ディスク、2……回転体、3……クリーニン
グヘッド、4……アーム、5……走査系、6……流出
部、7……流入部、8,9……微粒子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 伸也 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内 (56)参考文献 特開 昭57−179969(JP,A) 特開 昭58−111164(JP,A) 特開 昭53−108410(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドの移動方向に対して磁気ヘッド
    の空気流流出部が空気流流入部よりも先行するように、
    磁気ディスク表面と平行な面上で磁気ヘッドを傾斜さ
    せ、この状態で磁気ヘッドを移動させることを特徴とす
    る磁気ディスクのクリーニング方法。
  2. 【請求項2】磁気ヘッドの移動方向に対して磁気ヘッド
    の浮上量の小さい側が浮上量の大きい側よりも先行する
    ように、磁気ディスク表面と平行な面上で磁気ヘッドを
    傾斜させ、この状態で磁気ヘッドを移動させることを特
    徴とする磁気ディスクのクリーニング方法。
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