JPS5834007B2 - 浮動ヘツドスライダ - Google Patents
浮動ヘツドスライダInfo
- Publication number
- JPS5834007B2 JPS5834007B2 JP11874979A JP11874979A JPS5834007B2 JP S5834007 B2 JPS5834007 B2 JP S5834007B2 JP 11874979 A JP11874979 A JP 11874979A JP 11874979 A JP11874979 A JP 11874979A JP S5834007 B2 JPS5834007 B2 JP S5834007B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating
- recording medium
- slider
- magnetic recording
- floating head
- Prior art date
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- Expired
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- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、磁気ディスク装置などにおける磁気記録媒体
の表面精度を効率よく改善することができる浮動ヘッド
スライダに関するものである。
の表面精度を効率よく改善することができる浮動ヘッド
スライダに関するものである。
一般に、磁気ディスク装置においては高速で回転する磁
気記録媒体面上に浮上する浮動へラドスライダの浮上す
きまが小さければ小さいほど高い記録密度と大きな出力
が得られる。
気記録媒体面上に浮上する浮動へラドスライダの浮上す
きまが小さければ小さいほど高い記録密度と大きな出力
が得られる。
このため、最近の磁気ディスク装置では0.5μm以下
というきわめて微小なすきまで浮上する浮動ヘッドスラ
イダが使用されている。
というきわめて微小なすきまで浮上する浮動ヘッドスラ
イダが使用されている。
このように、浮動ヘッドの浮上すきまの微小化に伴なっ
て磁気記録媒体の表面精度を改善する必要がある。
て磁気記録媒体の表面精度を改善する必要がある。
例えば、表面精度の悪い磁気記録媒体面で浮動へラドス
ライダを浮上させた場合、磁気ヘッドが磁気記録媒体面
上の突起に高速度で衝突し、双方が破損するといういわ
ゆるヘッドクラッシュが発生し、その後の記録、再生が
不能になる事態が生ずる。
ライダを浮上させた場合、磁気ヘッドが磁気記録媒体面
上の突起に高速度で衝突し、双方が破損するといういわ
ゆるヘッドクラッシュが発生し、その後の記録、再生が
不能になる事態が生ずる。
このため、特に浮動ヘッドスライダの浮上すきまと同程
度もしくはそれ以下の突起を除去する必要がある。
度もしくはそれ以下の突起を除去する必要がある。
そこで、浮動ヘッドスライダと記録媒体面上の突起によ
るヘッドクラッシュを防ぐために従来は、磁気記録媒体
の最終仕上げ工程において、サファイアなどの硬質材料
の浮動へラドスライダを用いた媒体バニッシュ技術によ
って、磁気記録媒体面上の突起を取り除いていた。
るヘッドクラッシュを防ぐために従来は、磁気記録媒体
の最終仕上げ工程において、サファイアなどの硬質材料
の浮動へラドスライダを用いた媒体バニッシュ技術によ
って、磁気記録媒体面上の突起を取り除いていた。
第1図は従来のバニッシュ用浮動ヘッドスライダと磁気
記録媒体上の突起との関係を示す概略側面図である。
記録媒体上の突起との関係を示す概略側面図である。
このようなバニッシュ用浮動へラドスライダ1によって
磁気記録媒体2上の突起3をバニッシュする場合には単
にエアベアリング面1aによって突起3を押しつぶすこ
とになる。
磁気記録媒体2上の突起3をバニッシュする場合には単
にエアベアリング面1aによって突起3を押しつぶすこ
とになる。
このため、突起3を取り除くことができない場合もあり
、また、突起を取り除くことができても長時間を要し、
実用的でないという欠点があった。
、また、突起を取り除くことができても長時間を要し、
実用的でないという欠点があった。
また、第2図は従来のバニッシュ用浮動へラドスライダ
と磁気記録媒体上の突起との関係を示す他の概略側面図
である。
と磁気記録媒体上の突起との関係を示す他の概略側面図
である。
この場合にはバニッシュ効果をあげるために、バニッシ
ュ用浮動へラドスライダ1のエアベアリング面1aに多
数の凹凸4を設け、この凹凸4によって磁気記録媒体2
上の突起3をけずり取るものである。
ュ用浮動へラドスライダ1のエアベアリング面1aに多
数の凹凸4を設け、この凹凸4によって磁気記録媒体2
上の突起3をけずり取るものである。
このため、バニッシュ効果が高く、しかも突起をけずり
取る時間が短かくなるが、逆にエアベアリング面1aに
凹凸4があるため、浮動ヘッドスライダとしての浮上性
能が第1図に示す形式の浮動ヘッドスライダに比べて劣
り、しかも磁気記録媒体面を傷つけ易く、エラーを増加
させるなどの欠点があった。
取る時間が短かくなるが、逆にエアベアリング面1aに
凹凸4があるため、浮動ヘッドスライダとしての浮上性
能が第1図に示す形式の浮動ヘッドスライダに比べて劣
り、しかも磁気記録媒体面を傷つけ易く、エラーを増加
させるなどの欠点があった。
したがって、本発明の目的は浮動ヘッドスライダの浮上
性能をそこなわず、しかも磁気記録媒体の突起のみを短
時間で取り除くことができる浮動へラドスライダを提供
するものである。
性能をそこなわず、しかも磁気記録媒体の突起のみを短
時間で取り除くことができる浮動へラドスライダを提供
するものである。
このような目的を遠戚するため、本発明は浮上を担うエ
アベアリング面と、このエアベアリング面とほぼ同じ高
さの面をもつと共に鋭い稜線部をもつ少なくとも1個の
凸部とをそれぞれ独立して設けるものであり、以下実施
例を用いて詳細に説明する。
アベアリング面と、このエアベアリング面とほぼ同じ高
さの面をもつと共に鋭い稜線部をもつ少なくとも1個の
凸部とをそれぞれ独立して設けるものであり、以下実施
例を用いて詳細に説明する。
第3図aおよび第3図すは本発明に係る浮動へラドスラ
イダの一実施例を示す側面図および底面図であり、第4
図は第3図すのA−A’断面図である。
イダの一実施例を示す側面図および底面図であり、第4
図は第3図すのA−A’断面図である。
この浮動ヘッドスライダ5は流入端に設けたテーパ面5
a、浮上を担うエアベアリング面5bおよびこのエアベ
アリング面5bと同じ高さの四角形面の凸部5cを備え
ている。
a、浮上を担うエアベアリング面5bおよびこのエアベ
アリング面5bと同じ高さの四角形面の凸部5cを備え
ている。
そして、この凸部5cの前縁は鋭い稜線部6をもってい
る。
る。
次に、上記構成に係る浮動ヘッドスライダ5を磁気記録
媒体面上に浮上させて、突起3をけずり取る様子を第5
図に示す。
媒体面上に浮上させて、突起3をけずり取る様子を第5
図に示す。
すなわち、突起3は鋭い稜線部6に当たり、短時間でけ
ずり取られる。
ずり取られる。
第6図aおよび第6図すは本発明に係る浮動へラドスラ
イダの他の実施例を示す側面図および底面図であり、第
7図は第6図すのB−B’断面図である。
イダの他の実施例を示す側面図および底面図であり、第
7図は第6図すのB−B’断面図である。
この浮動ヘッドスライダ5は三角形面の凸部5dを備え
ている。
ている。
なお、ヘッドバニッシュ効果は第3図aおよび第3図す
と同様であることはもちろんである。
と同様であることはもちろんである。
第8図aおよび第8図すは本発明に係る浮動へラドスラ
イダの更に他の実施例を示す側面図および底面図であり
、第9図は第8図すのC−C’断面図である。
イダの更に他の実施例を示す側面図および底面図であり
、第9図は第8図すのC−C’断面図である。
この浮動へラドスライダ5は小さな四角形面の凸部5e
を複数設けた場合を示す。
を複数設けた場合を示す。
このヘッドバニッシュ効果はこの複数個の小さい四角形
面の凸部5eによって更に高めることができる。
面の凸部5eによって更に高めることができる。
次に、第10図は従来の浮動ヘッドスライダによるバニ
ッシュ効果と本発明に係る浮動ヘッドスライダのバニッ
シュ効果を比較するための図であり、横軸は磁気記録媒
体面の突起の高さ、縦軸はその突起の個数を示す。
ッシュ効果と本発明に係る浮動ヘッドスライダのバニッ
シュ効果を比較するための図であり、横軸は磁気記録媒
体面の突起の高さ、縦軸はその突起の個数を示す。
同図において、折れ線7aはバニッシュ前の突起の高さ
と個数を示し、折れ線7bは従来のテーパフラット形の
浮動へラドスライダによって20分間バニッシュしたと
きの突起の高さと個数を示し、折れ線7cは本発明に係
る浮動ヘッドスライダによって5分間バニッシュしたと
きの突起の高さと突起の個数をそれぞれ示す。
と個数を示し、折れ線7bは従来のテーパフラット形の
浮動へラドスライダによって20分間バニッシュしたと
きの突起の高さと個数を示し、折れ線7cは本発明に係
る浮動ヘッドスライダによって5分間バニッシュしたと
きの突起の高さと突起の個数をそれぞれ示す。
この第10図により、従来の浮動へラドスライダでは0
.25μm以上の突起を取り除けないのに対し、本発明
に係る浮動ヘッドスライダでは0.25μmの突起は完
全に取り除けることがわかる。
.25μm以上の突起を取り除けないのに対し、本発明
に係る浮動ヘッドスライダでは0.25μmの突起は完
全に取り除けることがわかる。
なお、この場合、バニッシュ前の磁気記録媒体と本発明
に係る浮動ヘッドスライダによってバニッシュした後の
磁気記録媒体とを比較してもエラーの増加は認められな
かった。
に係る浮動ヘッドスライダによってバニッシュした後の
磁気記録媒体とを比較してもエラーの増加は認められな
かった。
以上詳細に説明したように、本発明に係る浮動へラドス
ライダによれば、浮上を担うエアベアリング面と磁気記
録媒体の突起をけずりとる鋭い稜線部をもつ凸部とを独
立に形成するため、磁気記録媒体面を傷つけることなく
、突起を効率的に取り除くことができる効果がある。
ライダによれば、浮上を担うエアベアリング面と磁気記
録媒体の突起をけずりとる鋭い稜線部をもつ凸部とを独
立に形成するため、磁気記録媒体面を傷つけることなく
、突起を効率的に取り除くことができる効果がある。
第1図および第2図はそれぞれ従来のバニッシュ用浮動
ヘッドスライダと磁気記録媒体上の突起との関係を示す
概略側面図、第3図aおよび第3図すは本発明に係る浮
動へラドスライダの一実施例を示す側面図および底面図
、第4図は第3図すのA−A’断面図、第5図は第3図
aおよび第3図すに示す浮動へラドスライダと突起との
関係を示す側面図、第6図aおよび第6図すは本発明に
係る浮動へラドスライダの他の実施例を示す側面図およ
び底面図、第7図は第6図すのB−B’断面図、第8図
aおよび第8図すは本発明に係る浮動ヘッドスライダの
更に他の実施例を示す側面図および底面図、第9図は第
8図すのc−c’断面図、第10図は従来の浮動へラド
スライダによるバニッシュ効果と本発明に係る浮動ヘッ
ドスライダのバニッシュ効果を比較するための図である
。 2・・・・・・磁気記憶媒体、3・・・・・・突起、5
・・・・・・浮動ヘッドスライダ、5a・・・・・・テ
ーパ面、5b・・・・・・エアベアリング面、5c〜5
e・・・・・・凸部、6・・・・・・稜線部。
ヘッドスライダと磁気記録媒体上の突起との関係を示す
概略側面図、第3図aおよび第3図すは本発明に係る浮
動へラドスライダの一実施例を示す側面図および底面図
、第4図は第3図すのA−A’断面図、第5図は第3図
aおよび第3図すに示す浮動へラドスライダと突起との
関係を示す側面図、第6図aおよび第6図すは本発明に
係る浮動へラドスライダの他の実施例を示す側面図およ
び底面図、第7図は第6図すのB−B’断面図、第8図
aおよび第8図すは本発明に係る浮動ヘッドスライダの
更に他の実施例を示す側面図および底面図、第9図は第
8図すのc−c’断面図、第10図は従来の浮動へラド
スライダによるバニッシュ効果と本発明に係る浮動ヘッ
ドスライダのバニッシュ効果を比較するための図である
。 2・・・・・・磁気記憶媒体、3・・・・・・突起、5
・・・・・・浮動ヘッドスライダ、5a・・・・・・テ
ーパ面、5b・・・・・・エアベアリング面、5c〜5
e・・・・・・凸部、6・・・・・・稜線部。
Claims (1)
- 1 回転する円板状の磁気記録媒体かられずかなすきま
をもって浮上し、磁気記録媒体表面を平滑化するバニッ
シュ用浮動へラドスライダにおいて、浮上を担うエアベ
アリング面と、このエアベアリング面とほぼ同じ高さの
面をもっと共に鋭い稜線部をもつ少なくとも1個の凸部
とをそれぞれ独立して設けたことを特徴とする浮動へラ
ドスライダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11874979A JPS5834007B2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 浮動ヘツドスライダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11874979A JPS5834007B2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 浮動ヘツドスライダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5644123A JPS5644123A (en) | 1981-04-23 |
JPS5834007B2 true JPS5834007B2 (ja) | 1983-07-23 |
Family
ID=14744092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11874979A Expired JPS5834007B2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 浮動ヘツドスライダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5834007B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60104707A (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-10 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 2層バルブシ−ト |
US5438467A (en) * | 1992-10-28 | 1995-08-01 | International Business Machines Corporation | Negative pressure air bearing design |
US5696643A (en) * | 1995-04-20 | 1997-12-09 | International Business Machines Corporation | Disk drive apparatus and read error recovery method in a disk drive apparatus |
US5754355A (en) * | 1995-09-21 | 1998-05-19 | International Business Machines Corporation | Disk drive apparatus and read error recovery method in a disk drive apparatus |
JP3928782B2 (ja) | 2002-03-15 | 2007-06-13 | 帝国ピストンリング株式会社 | バルブシート用焼結合金の製造方法 |
US7153193B1 (en) | 2005-10-18 | 2006-12-26 | Hitachi Global Storage Netherlands B.V. | System and apparatus for selectively sensing and removing asperities from hard disk drive media utilizing active thermally controlled flying heights |
US7153192B1 (en) | 2005-10-18 | 2006-12-26 | Hitachi Global Storage Netherlands B.V. | Method for selectively sensing and removing asperities from hard disk drive media utilizing active thermally controlled flying heights |
-
1979
- 1979-09-18 JP JP11874979A patent/JPS5834007B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5644123A (en) | 1981-04-23 |
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