JPH0668632A - 浮動ヘッドスライダ - Google Patents
浮動ヘッドスライダInfo
- Publication number
- JPH0668632A JPH0668632A JP22413492A JP22413492A JPH0668632A JP H0668632 A JPH0668632 A JP H0668632A JP 22413492 A JP22413492 A JP 22413492A JP 22413492 A JP22413492 A JP 22413492A JP H0668632 A JPH0668632 A JP H0668632A
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- Japan
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- thin film
- slider
- floating head
- magnetic medium
- head slider
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- Magnetic Heads (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ディスクの走行性を向上させ、更に薄膜
ヘッド素子と磁気ディスクとの間のスペーシングを小さ
くして、該薄膜ヘッド素子が良好な記録再生を行うこと
を可能にした浮動ヘッドスライダを提供する。 【構成】 スライダ本体10の磁気媒体と対向する面に
該磁気媒体との相対運動方向と略平行に配置された2本
のサイドレールを備え、スライダ本体10の磁気媒体退
出側の端面に薄膜ヘッド素子41、42を備える浮動ヘ
ッドスライダにおいて、前記2本のサイドレールを薄膜
ヘッド素子側に位置する凸部51、52と、該凸部より
溝部71、72を介して磁気媒体進入側に分離して位置
する細長のレール部61、62とにより構成し、前記凸
部51、52を上記スライダ本体10と一体に形成し、
前記レール部61、62を前記スライダ本体10よりも
高硬度な材料により形成する。
ヘッド素子と磁気ディスクとの間のスペーシングを小さ
くして、該薄膜ヘッド素子が良好な記録再生を行うこと
を可能にした浮動ヘッドスライダを提供する。 【構成】 スライダ本体10の磁気媒体と対向する面に
該磁気媒体との相対運動方向と略平行に配置された2本
のサイドレールを備え、スライダ本体10の磁気媒体退
出側の端面に薄膜ヘッド素子41、42を備える浮動ヘ
ッドスライダにおいて、前記2本のサイドレールを薄膜
ヘッド素子側に位置する凸部51、52と、該凸部より
溝部71、72を介して磁気媒体進入側に分離して位置
する細長のレール部61、62とにより構成し、前記凸
部51、52を上記スライダ本体10と一体に形成し、
前記レール部61、62を前記スライダ本体10よりも
高硬度な材料により形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はHDD(ハードディスク
ドライブ装置)等の高記録密度の磁気ディスク装置に使
用される浮動ヘッドスライダに関する。
ドライブ装置)等の高記録密度の磁気ディスク装置に使
用される浮動ヘッドスライダに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、HDD等の磁気ディスク記録装置
においては、小型、大容量化の傾向が進んでおり、これ
に伴い、低相対速度下で高密度記録を行うことが出来る
磁気ヘッドが要求されている。このため、浮動型磁気ヘ
ッドに用いられるスライダは、空気膜剛性が弱い低相対
速度においても磁気ディスクの安定した浮上を得ること
が出来る構造が求められている。
においては、小型、大容量化の傾向が進んでおり、これ
に伴い、低相対速度下で高密度記録を行うことが出来る
磁気ヘッドが要求されている。このため、浮動型磁気ヘ
ッドに用いられるスライダは、空気膜剛性が弱い低相対
速度においても磁気ディスクの安定した浮上を得ること
が出来る構造が求められている。
【0003】図5は従来の浮動ヘッドスライダの斜視図
である。この従来の浮動ヘッドスライダは、スライダ本
体10の磁気ディスクと対向する面に、該磁気ディスク
の走行方向に略平行に延びる2本のサイドレール21、
22が形成されており、該サイドレール21、22の間
には平面部30が形成されている。前記サイドレール2
1、22の空気流入側(磁気ディスク進入側)にはテー
パ部23、24が夫々形成されており、また空気流出側
(磁気ディスク退出側)の端面には薄膜ヘッド素子4
1、42が夫々形成されている。
である。この従来の浮動ヘッドスライダは、スライダ本
体10の磁気ディスクと対向する面に、該磁気ディスク
の走行方向に略平行に延びる2本のサイドレール21、
22が形成されており、該サイドレール21、22の間
には平面部30が形成されている。前記サイドレール2
1、22の空気流入側(磁気ディスク進入側)にはテー
パ部23、24が夫々形成されており、また空気流出側
(磁気ディスク退出側)の端面には薄膜ヘッド素子4
1、42が夫々形成されている。
【0004】磁気ディスクが回転して該磁気ディスクと
スライダとの間に相対運動が生じると、図6に示すよう
にスライダ1のサイドレール21、22上面は磁気ディ
スク2との間に空気膜(流体潤滑膜)3が形成され、空
気潤滑面として機能する。この空気膜3の厚さHはスラ
イダ1の浮上量となり、薄膜ヘッド素子41、42と磁
気ディスク2とのスペーシングを形成する一方、薄膜ヘ
ッド素子41、42と磁気ディスク2との直接接触を妨
げ、磁気ディスク2の安定した走行を可能にしている。
尚、図中、矢印Aは磁気ディスク2の回転方向である。
スライダとの間に相対運動が生じると、図6に示すよう
にスライダ1のサイドレール21、22上面は磁気ディ
スク2との間に空気膜(流体潤滑膜)3が形成され、空
気潤滑面として機能する。この空気膜3の厚さHはスラ
イダ1の浮上量となり、薄膜ヘッド素子41、42と磁
気ディスク2とのスペーシングを形成する一方、薄膜ヘ
ッド素子41、42と磁気ディスク2との直接接触を妨
げ、磁気ディスク2の安定した走行を可能にしている。
尚、図中、矢印Aは磁気ディスク2の回転方向である。
【0005】しかしながら、上記従来の浮動ヘッドスラ
イダでは、スライダ1は非磁性セラミックス材料等の薄
膜ヘッド素子41、42の基板に適した材料により構成
されており、この材料によりサイドレール21、22が
形成されている。このため、スライダと磁気ディスクと
の間で高速な相対運動が起こると、磁気ディスク上や空
気中に存在する磁性粉等の塵埃が前記サイドレール2
1、22に衝突してクラッシュが発生し、前記サイドレ
ールは上面に欠け等の傷が生じ、空気潤滑面としての機
能が低下し、磁気ディスクの走行が不安定になり、薄膜
ヘッド素子41、42が良好な記録再生を行うことが困
難になる。また、サイドレール21、22の上面全体に
空気膜3が形成されるため、薄膜ヘッド素子41、42
と磁気ディスク2との間のスペーシングが大きくなり、
薄膜ヘッド素子41、42の記録再生能力が低下すると
いう問題も生じる。更には、サイドレール21、22
は、その高さが数十〜数μmと小さいため、機械加工で
は高精度な形状の形成は困難である。
イダでは、スライダ1は非磁性セラミックス材料等の薄
膜ヘッド素子41、42の基板に適した材料により構成
されており、この材料によりサイドレール21、22が
形成されている。このため、スライダと磁気ディスクと
の間で高速な相対運動が起こると、磁気ディスク上や空
気中に存在する磁性粉等の塵埃が前記サイドレール2
1、22に衝突してクラッシュが発生し、前記サイドレ
ールは上面に欠け等の傷が生じ、空気潤滑面としての機
能が低下し、磁気ディスクの走行が不安定になり、薄膜
ヘッド素子41、42が良好な記録再生を行うことが困
難になる。また、サイドレール21、22の上面全体に
空気膜3が形成されるため、薄膜ヘッド素子41、42
と磁気ディスク2との間のスペーシングが大きくなり、
薄膜ヘッド素子41、42の記録再生能力が低下すると
いう問題も生じる。更には、サイドレール21、22
は、その高さが数十〜数μmと小さいため、機械加工で
は高精度な形状の形成は困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
欠点に鑑み為されたものであり、サイドレールの上面に
傷が発生し、これにより磁気ディスクの走行性の悪化す
ることを防止した浮動ヘッドスライダを提供することを
目的とするものである。
欠点に鑑み為されたものであり、サイドレールの上面に
傷が発生し、これにより磁気ディスクの走行性の悪化す
ることを防止した浮動ヘッドスライダを提供することを
目的とするものである。
【0007】更に、本発明は薄膜ヘッド素子と磁気媒体
との間のスペーシングを小さくし、前記薄膜ヘッド素子
が良好な記録再生を行うことが出来る浮動ヘッドスライ
ダを提供することを目的とするものである。
との間のスペーシングを小さくし、前記薄膜ヘッド素子
が良好な記録再生を行うことが出来る浮動ヘッドスライ
ダを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の浮動ヘッドスラ
イダは、2本のサイドレールが薄膜ヘッド素子側に位置
する凸部と、該凸部より溝部を隔てて磁気媒体進入側に
分離して位置する細長のレール部とにより構成され、該
レール部がスライダ本体よりも高硬度な材料により形成
されていることを特徴とする。
イダは、2本のサイドレールが薄膜ヘッド素子側に位置
する凸部と、該凸部より溝部を隔てて磁気媒体進入側に
分離して位置する細長のレール部とにより構成され、該
レール部がスライダ本体よりも高硬度な材料により形成
されていることを特徴とする。
【0009】更に、本発明は前記凸部が上記スライダ本
体と一体に形成されていることを特徴とする。
体と一体に形成されていることを特徴とする。
【0010】更に、本発明は前記レール部を構成する高
硬度な材料がAl2O3等の酸化物、あるいはTiC、T
iN、SiC等よりなることを特徴とする。
硬度な材料がAl2O3等の酸化物、あるいはTiC、T
iN、SiC等よりなることを特徴とする。
【0011】更に、本発明は前記レール部を構成する高
硬度な材料が成膜により形成されることを特徴とする。
硬度な材料が成膜により形成されることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成によれば、塵埃が衝突し易い空気流入
側のサイドレールが、高硬度な材料よりなるレール部に
より構成されているので、サイドレール上面には傷が発
生しにくい。また、サイドレールのうち薄膜ヘッド素子
が形成されている側は、磁気媒体と対向する上面が小面
積である凸部により構成されているので、その部分での
面圧、即ち、正圧が小さくなり、前記薄膜ヘッド素子と
磁気媒体との間のスペーシングが小さくなる。
側のサイドレールが、高硬度な材料よりなるレール部に
より構成されているので、サイドレール上面には傷が発
生しにくい。また、サイドレールのうち薄膜ヘッド素子
が形成されている側は、磁気媒体と対向する上面が小面
積である凸部により構成されているので、その部分での
面圧、即ち、正圧が小さくなり、前記薄膜ヘッド素子と
磁気媒体との間のスペーシングが小さくなる。
【0013】更に、前記レール部は薄膜により形成され
るので、高精度な形状、寸法に形成することが可能であ
る。
るので、高精度な形状、寸法に形成することが可能であ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0015】図1は本実施例の浮動ヘッドスライダの斜
視図であり、図5と同一部分には同一符合を付し、その
説明は割愛する。
視図であり、図5と同一部分には同一符合を付し、その
説明は割愛する。
【0016】本実施例の浮動ヘッドスライダでは、一対
のサイドレールは薄膜ヘッド素子41、42側に位置す
る凸部51、52と、該凸部51、52よりも後方の空
気流出側(磁気ディスク退出側)に位置する細長のレー
ル部61、62とにより構成されており、両者は溝部7
1、72を隔てて分離されている。前記凸部51、52
はスライダ本体10と一体に形成されており、スライダ
本体10と同一材料である非磁性セラミックス材料(例
えば、Al2O3−TiC系セラミックス)よりなる。ま
た、前記レール部61、62は空気流出側にテーパ部6
3、64を備えており、Al2O3等の酸化物、あるいは
TiC、TiN、SiC等の前記スライダ本体10より
も高硬度な材料よりなる薄膜をスパッタリング等により
被着することにより形成される。尚、前記スライダ本体
10を構成するAl2O3−TiCのビッカース硬度は1
900kg/mm2前後、レール部61、62を構成す
るAl2O3、TiC、TiNのビッカース硬度は夫々、
2700kg/mm2前後、2900〜3800kg/
mm2、2000〜2400kg/mm2である。また、
前記凸部51、52と前記レール部61、62とは同一
高さである。
のサイドレールは薄膜ヘッド素子41、42側に位置す
る凸部51、52と、該凸部51、52よりも後方の空
気流出側(磁気ディスク退出側)に位置する細長のレー
ル部61、62とにより構成されており、両者は溝部7
1、72を隔てて分離されている。前記凸部51、52
はスライダ本体10と一体に形成されており、スライダ
本体10と同一材料である非磁性セラミックス材料(例
えば、Al2O3−TiC系セラミックス)よりなる。ま
た、前記レール部61、62は空気流出側にテーパ部6
3、64を備えており、Al2O3等の酸化物、あるいは
TiC、TiN、SiC等の前記スライダ本体10より
も高硬度な材料よりなる薄膜をスパッタリング等により
被着することにより形成される。尚、前記スライダ本体
10を構成するAl2O3−TiCのビッカース硬度は1
900kg/mm2前後、レール部61、62を構成す
るAl2O3、TiC、TiNのビッカース硬度は夫々、
2700kg/mm2前後、2900〜3800kg/
mm2、2000〜2400kg/mm2である。また、
前記凸部51、52と前記レール部61、62とは同一
高さである。
【0017】次に、上記本実施例の浮動ヘッドスライダ
の製造方法について説明する。
の製造方法について説明する。
【0018】まず、薄膜ヘッド素子41、42が多数形
成された非磁性セラミックス材料よりなる基板ウエハ
を、ダイシングソー、ワイヤーソー等によりスライスし
て図2に示すようなスライダ本体10を多数形成し、そ
の後、該スライダ本体10の上面(媒体対向面)11を
研磨する。
成された非磁性セラミックス材料よりなる基板ウエハ
を、ダイシングソー、ワイヤーソー等によりスライスし
て図2に示すようなスライダ本体10を多数形成し、そ
の後、該スライダ本体10の上面(媒体対向面)11を
研磨する。
【0019】次に、前記スライダ本体10の上面11の
うち薄膜ヘッド素子41、42が形成されている側の一
部分を除いてイオンビームエッチング等により除去する
ことにより、図3に示すように凸部51、52と、平面
部30とを形成する。
うち薄膜ヘッド素子41、42が形成されている側の一
部分を除いてイオンビームエッチング等により除去する
ことにより、図3に示すように凸部51、52と、平面
部30とを形成する。
【0020】次に、図4に示すように前記スライダ本体
10の平面部30の上面のうち前記凸部51、52の後
方側に、Al2O3等の酸化物、あるいはTiC、Ti
N、SiC等よりなる高硬度な薄膜をマスキングを行っ
たスパッタリング等により被着形成し、該薄膜を前記凸
部51、52と同一高さになるまで研磨して、図5に示
すようなレール部61、62を形成する。尚、この時、
前記レール部61、62にはテーパ部63、64も機械
加工により形成する。
10の平面部30の上面のうち前記凸部51、52の後
方側に、Al2O3等の酸化物、あるいはTiC、Ti
N、SiC等よりなる高硬度な薄膜をマスキングを行っ
たスパッタリング等により被着形成し、該薄膜を前記凸
部51、52と同一高さになるまで研磨して、図5に示
すようなレール部61、62を形成する。尚、この時、
前記レール部61、62にはテーパ部63、64も機械
加工により形成する。
【0021】以上の工程により、本実施例の浮動ヘッド
スライダは完成する。
スライダは完成する。
【0022】尚、図1に示した本実施例の浮動ヘッドス
ライダでは、凸部51、52及びレール部61、62の
両外側において、スライダ本体1の上面が露出している
部分が存在するが、これはこのような浮動ヘッドスライ
ダを量産する際の切りしろである。
ライダでは、凸部51、52及びレール部61、62の
両外側において、スライダ本体1の上面が露出している
部分が存在するが、これはこのような浮動ヘッドスライ
ダを量産する際の切りしろである。
【0023】上述のような本実施例の浮動ヘッドスライ
ダでは、磁気ディスクとの間で高速な相対運動が起こっ
た場合、塵埃が衝突し易いサイドレールの空気流入側の
部分が、スライダ本体10よりも高硬度な材料よりなる
レール部61、62により構成されているので、塵埃が
衝突してもレール部61、62には殆ど傷が生じず、レ
ール部61、62上面は空気潤滑面として良好に機能
し、磁気ディスクは安定した走行を行う。また、サイド
レールが凸部51、52とレール部61、62とにより
分離されており、薄膜ヘッド素子41、42側は磁気デ
ィスクと対向する上面が小面積である凸部51、52に
より構成されているので、その部分での正圧は小さく、
薄膜ヘッド素子41、42と磁気ディスクとの間のスペ
ーシングが小さくなり、該薄膜ヘッド素子41、42の
記録再生能力が向上する。しかも、サイドレールの大部
分を占めるレール部61、62は、マスクパターンを用
いた成膜により形成されるので、形状、寸法を高精度に
規定することが出来る。
ダでは、磁気ディスクとの間で高速な相対運動が起こっ
た場合、塵埃が衝突し易いサイドレールの空気流入側の
部分が、スライダ本体10よりも高硬度な材料よりなる
レール部61、62により構成されているので、塵埃が
衝突してもレール部61、62には殆ど傷が生じず、レ
ール部61、62上面は空気潤滑面として良好に機能
し、磁気ディスクは安定した走行を行う。また、サイド
レールが凸部51、52とレール部61、62とにより
分離されており、薄膜ヘッド素子41、42側は磁気デ
ィスクと対向する上面が小面積である凸部51、52に
より構成されているので、その部分での正圧は小さく、
薄膜ヘッド素子41、42と磁気ディスクとの間のスペ
ーシングが小さくなり、該薄膜ヘッド素子41、42の
記録再生能力が向上する。しかも、サイドレールの大部
分を占めるレール部61、62は、マスクパターンを用
いた成膜により形成されるので、形状、寸法を高精度に
規定することが出来る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、磁気媒体上及び空気中
に存在する塵埃によりサイドレールが傷付き、磁気媒体
の走行性が悪化するのを防止し、且つ薄膜ヘッド素子側
の正圧を小さくすることにより、ヘッド−媒体間のスペ
ーシングを小さくし、薄膜ヘッド素子の記録再生能力が
向上した浮動ヘッドスライダを提供し得る。
に存在する塵埃によりサイドレールが傷付き、磁気媒体
の走行性が悪化するのを防止し、且つ薄膜ヘッド素子側
の正圧を小さくすることにより、ヘッド−媒体間のスペ
ーシングを小さくし、薄膜ヘッド素子の記録再生能力が
向上した浮動ヘッドスライダを提供し得る。
【0025】また、サイドレールの形状、寸法を高精度
に規定することが可能となる。
に規定することが可能となる。
【図1】本発明の浮動ヘッドスライダの斜視図である。
【図2】本発明の浮動ヘッドスライダの製造方法を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明の浮動ヘッドスライダの製造方法を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明の浮動ヘッドスライダの製造方法を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】従来の浮動ヘッドスライダの斜視図である。
【図6】スライダと磁気ディスクとの間の空気流を示す
図である。
図である。
10 スライダ本体 41、42 薄膜ヘッド素子 51、52 凸部 61、62 レール部 71、72 溝部
Claims (4)
- 【請求項1】 スライダ本体の磁気媒体と対向する面に
前記磁気媒体との相対運動方向と略平行に配置された2
本のサイドレールを備え、スライダ本体の磁気媒体退出
側の端面のうち前記2本のサイドレールの位置する部分
に夫々薄膜ヘッド素子を備える浮動ヘッドスライダにお
いて、前記2本のサイドレールは上記薄膜ヘッド素子側
に位置する凸部と、該凸部より溝部を隔てて磁気媒体進
入側に分離して位置する細長のレール部とにより構成さ
れ、前記レール部が上記スライダ本体より高硬度な材料
により形成されていることを特徴とする浮動ヘッドスラ
イダ。 - 【請求項2】 前記凸部が上記スライダ本体と一体に形
成されていることを特徴とする請求項1記載の浮動ヘッ
ドスライダ。 - 【請求項3】 前記レール部を構成する高硬度な材料が
Al2O3等の酸化物、あるいはTiC、TiN、SiC
等よりなることを特徴とする請求項1、又は2記載の浮
動ヘッドスライダ。 - 【請求項4】 前記レール部を構成する高硬度な材料が
成膜により形成されることを特徴とする請求項3記載の
浮動ヘッドスライダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22413492A JPH0668632A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 浮動ヘッドスライダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22413492A JPH0668632A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 浮動ヘッドスライダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668632A true JPH0668632A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16809081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22413492A Pending JPH0668632A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 浮動ヘッドスライダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668632A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886856A (en) * | 1994-09-19 | 1999-03-23 | Hitachi, Ltd. | Magnetic head slider assembly for magnetic disk recording/reproducing apparatus |
US6497021B2 (en) | 1999-01-14 | 2002-12-24 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for providing a low cost contact burnish slider |
US6591478B2 (en) | 1997-03-03 | 2003-07-15 | Alps Electric Co., Ltd | Method of producing magnetic head |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP22413492A patent/JPH0668632A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886856A (en) * | 1994-09-19 | 1999-03-23 | Hitachi, Ltd. | Magnetic head slider assembly for magnetic disk recording/reproducing apparatus |
US6025974A (en) * | 1994-09-19 | 2000-02-15 | Hitachi, Ltd. | Magnetic head slider assembly for magnetic disk recording/reproducing apparatus |
US6191923B1 (en) | 1994-09-19 | 2001-02-20 | Hitachi, Ltd. | Magnetic head slider assembly for magnetic disk recording/reproducing apparatus |
US6591478B2 (en) | 1997-03-03 | 2003-07-15 | Alps Electric Co., Ltd | Method of producing magnetic head |
US6497021B2 (en) | 1999-01-14 | 2002-12-24 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for providing a low cost contact burnish slider |
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