JP2914118B2 - スライダー - Google Patents
スライダーInfo
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- JP2914118B2 JP2914118B2 JP23968293A JP23968293A JP2914118B2 JP 2914118 B2 JP2914118 B2 JP 2914118B2 JP 23968293 A JP23968293 A JP 23968293A JP 23968293 A JP23968293 A JP 23968293A JP 2914118 B2 JP2914118 B2 JP 2914118B2
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- JP
- Japan
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- slider
- floating
- down portion
- rail
- debris
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
用いられるスライダーに関するものである。
械加工のみによってスライダーに浮上レール及び浮上レ
ール等の角部に段落ち部を形成する方法や、またはエッ
チング技術を用いて同様に浮上レール及び浮上レール等
の縁周部に段落ち部を形成する方法がある。このスライ
ダーの縁周部に段落ち部を形成する理由として、回転し
ている磁気ディスク上にスライダーを浮上させた際に、
スライダーの浮上量が磁気ディスクの内周と外周で異な
らない様にするためである。
来の構成では、ときどきスライダー及び磁気ディスクに
傷が入りクラッシュするという問題点があった。この現
象は、浮上レールの表面粗さを所定以下に制御すること
で、ある程度は解決できるが、それでもスライダーのク
ラッシュは発生している。
で、スライダーのクラッシュを低減する事ができるスラ
イダーを提供する事を目的としている。
に、浮上レールの縁周部に設ける段落ち部の底面の最大
表面粗さ(Rmax)を前記段落ち部の深さの10%以
下とした。
浮上レールの縁周部に設ける段落ち部の底面の最大表面
粗さが関係する事がわかった。すなわち段落ち部の底面
はスライダーが磁気ディスク上を浮上している際に、浮
上レールの浮上面についで磁気ディスクに近い位置にあ
る。すなわち、その段落ち部には空気流が非常に速く通
過し、それにともなって屑が多く段落ち部に接触する事
となる。従って段落ち部の底面の最大表面粗さが大きい
と、その底面に屑等が溜り易くなり、その屑が何かの原
因で、スライダーからこぼれ落ちる。するとそのこぼれ
落ちた屑が、浮上しているスライダーと磁気ディスクの
間にかみこんで、両者を傷付ける場合がある。これは、
浮上レール等を形成する深い段落ち部の底面が粗くて
も、その底面は、スライダーが浮上している際には、磁
気ディスクから離れているのでさほど屑が溜ることはな
い。
部の段落ち部に屑を溜り難くする事ができる。
けるスライダーを示す斜視図及び部分拡大図である。
スライダー1はアルチック材等のセラミック材料等によ
って構成されている。2,3はそれぞれスライダー1に
設けられた浮上レールで、浮上レール2,3にはそれぞ
れ浮上面4,5を有している。
6,7(浮上面4からの深さMが約15μm以下)が設
けられており、しかも段落ち部6,7のそれぞれの底面
8,9の最大表面粗さRmaxを深さMの10%以下と
した。
(浮上面4からの深さMが約15μm以下)が設けられ
ており、しかも段落ち部6,7のそれぞれの底面8,9
の最大表面粗さRmaxを深さMの10%以下とした。
段落ち部10,11(浮上面5からの深さNが約15μ
m以下)が設けられており、しかも段落ち部10,11
のそれぞれの底面12,13の最大表面粗さRmaxを
深さNの10%以下とした。
段落ち部で、段落ち部14は段落ち部6,7,10,1
1に比べてはるかに浮上面4,5からの深さは深くなる
様に構成されている。15は浮上レール3の空気流出端
に形成された磁気変換素子である。
面8,9,12,13の最大表面粗さRmaxを深さ
M,Nの10%以下とすることによって、底面8,9,
12,13に屑が溜る事はなく、スライダー1がクラッ
シュを起こすことはない。すなわち、磁気ディスク上に
スライダー1を浮上させている時に、磁気ディスクの表
面にできる空気流中の屑が底面8,9,12,13に接
触しても、底面8,9,12,13の最大表面粗さRm
axを所定以下にする事によって、屑が底面8,9,1
2,13に捕獲される事が少なくなり、また捕獲されて
も屑が小さいときに底面8,9,12,13より離脱す
るので、スライダー1をクラッシュさせるような屑を成
長させることはない。
2,13に対応する部分の表面最大粗さRmaxが非常
に粗かったので、屑がすぐに底面に捕獲され、その屑に
他の屑が付着して、更に大きな屑になり、その大きな屑
がスライダー1をクラッシュさせる原因となっていた。
イダー1を磁気ディスク上に浮上させた際に、磁気ディ
スクと段落ち部14の底面の間隔は比較的広いので、磁
気ディスク上に発生する空気流に接触することはなく、
またその底面と空気流中の屑が接触する事はない。従っ
て、段落ち部14の底面の粗さはあまり関係ない。
対して説明したが、単数及び3本以上のレールを有する
ものでも同様の効果を得る事ができる。
0,11はステップ加工にしたが、傾斜加工にしてもよ
い。すなわちスライダー1に傾斜して入って来る空気流
に対して浮上力を得る様な加工にすればよい。
さRmaxとクラッシュ発生率の関係を説明する。
れの深さM,Nを0.5μmとしたサンプル1を複数作
製し、また深さM,Nを1.0μmとしたサンプル2を
複数作製した。サンプル1,2とも各々の底面8,9,
12,13の最大表面粗さRmaxを異ならせた。それ
らサンプルに2万回のCSS(コンタクトスタートスト
ップ)を行ない、そのクラッシュ発生率を測定した。そ
の結果を図3に示す。
2,13の最大表面粗さRmaxが500nm以上にな
ると、クラッシュ発生率が急上昇しており、サンプル2
では底面8,9,12,13の最大表面粗さRmaxが
1000nm以上になると、クラッシュ発生率が急上昇
している事がわかる。すなわち底面8,9,12,13
の最大表面粗さRmaxが深さM,Nの10%以下の粗
さであればクラッシュの発生は抑制する事ができる。
は、深さM,Nに対する媒体の周速と浮上量の関係を示
すグラフである。すなわち深さM,Nを5μm,10μ
m,15μmとしたサンプルを作製するとともに、機械
加工で十分に深い段落ち部(スライダー1に対して傾斜
して入ってきた空気流によって浮上力を得られないほど
深く形成された段落ち部)のサンプルを作製した。
μm以上になると、ほとんど機械加工の段落ち部と同じ
測定結果になっているので、浮上力を得る事ができなく
なっていることが分かり、その結果深さM,Nは15μ
m以下が好ましい事が分かる。
最大表面粗さRmaxは1.5μm以下が好ましい事が
わかる。
る段落ち部14は、機械加工、砥流噴出加工、レーザー
加工等で形成されている。また段落ち部6,7,10,
11はイオンビームエッチング、リアクティブイオンビ
ームエッチング等のドライエッチング法で形成される。
れた段落ち部の粗さを規定することによって、段落ち部
の底面に屑が付着する事を防止し、スライダーのクラッ
シュを防止できる。
視図
分拡大図
係を示すグラフ
を示すグラフ
Claims (4)
- 【請求項1】浮上面から段落ちした第1の段落ち部と、
前記第1の段落ち部より深く段落ちした第2の段落ち部
を備えたスライダーであって、第1の段落ち部の底面の
最大表面粗さが前記第1の段落ち部の浮上面からの深さ
の10%以内であることを特徴とするスライダー。 - 【請求項2】第2の段落ち部によって、浮上面を有する
浮上レールが形成されており、第1の段落ち部は前記浮
上レールの縁周部に設けられた事を特徴とする請求項1
記載のスライダー。 - 【請求項3】浮上面から段落ちした第1の段落ち部と、
前記第1の段落ち部より深く段落ちした第2の段落ち部
を備えたスライダーであって、第1の段落ち部の底面の
最大表面粗さが1.5μm以下であることを特徴とする
スライダー。 - 【請求項4】第2の段落ち部によって、浮上面を有する
浮上レールが形成されており、第1の段落ち部は前記浮
上レールの縁周部に設けられた事を特徴とする請求項3
記載のスライダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23968293A JP2914118B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | スライダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23968293A JP2914118B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | スライダー |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11024584A Division JP3063751B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | スライダ― |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793931A JPH0793931A (ja) | 1995-04-07 |
JP2914118B2 true JP2914118B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=17048348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23968293A Expired - Lifetime JP2914118B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | スライダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914118B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5194413B2 (ja) * | 2006-09-19 | 2013-05-08 | 沖電気工業株式会社 | 現金入出金機 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23968293A patent/JP2914118B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0793931A (ja) | 1995-04-07 |
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