JP2751980B2 - 竪型粉砕機 - Google Patents
竪型粉砕機Info
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- Japan
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- rotary table
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
カ,石灰石,石炭,化学品などの粉砕原料を粉砕する竪
型粉砕機に係り,特に粉砕ローラの緊張油圧を粉砕条件
に応じて遠隔で任意に調整可能な竪型粉砕機に関する。
を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として回転テー
ブルと粉砕ローラとを備えた竪型粉砕機が広く用いられ
ている。この種の粉砕機は,円筒状ケーシングの下部に
おいて減速機付きモータで駆動動された低速回転する円
盤状の回転テーブルと,その上面外周部を円周方向へ等
分する箇所に油圧などで圧接されて従動回転する複数個
のローラとを備えている。
いて,全体を符号1で示す粉砕機は外観上一つの塔体と
して形成され,その基部には電動機(モータ)2によっ
て回転される回転テーブル3が配置されている。そし
て,この回転テーブル3に摺接して回転するように複数
個の円錐台状の粉砕ローラ4が配置されており,この粉
砕ローラ4は支持アーム5に回転自在に軸承された支持
軸6に固定されている。この支持軸6にはさらに回動ア
ーム7の一端が固定され,この回動アーム7は回転テー
ブル3を囲んでいるケーシング8の側方を通って下方に
延び,粉砕機の下部空間に臨んでいる。そして,事実上
支持アーム5と回動アーム7は1体的に結合され,支持
軸6を支点として回動し,この回動アーム7の下端は粉
砕機1のベースにその下端を回動自在に軸承された油圧
シリンダ9のロッド10の先端に回動自在に軸承されて
いる。
中心部へ供給管13で供給された原料としての粒体は,
テーブルの回転により従動するローラ4と回転テーブル
3との間へ噛込まれ粉砕される。一方,ケーシング8内
にはダクト(図示せず)によって熱風が導かれており,
この熱風が回転テーブル3の外周面とケーシング8の内
周面との間の環状空間部14から吹き上がることによ
り,粉粉体は乾燥されながら粉砕機1内を上昇し,熱風
との混合体として排出口15から排出され次の工程へ送
られる。なお,粒度の粗い粒子も,一部は粉砕機1内を
上昇するが,上方のセパレータ15Aにて分級され,回
転テーブル3上へ戻される。
作業中の粉砕ローラと回転テーブルの間には常時粉砕原
料が介在して粉砕が行なわれるので,粉砕ローラと回転
テーブルの金属同士の接触は起こらず損傷も避けられ
る。しかし,運転中何らかの外乱により粉砕原料の層が
薄くなったり,あるいは,極端なときには粉砕ローラと
回転テーブルとの間に粉砕原料が一時的に皆無となるこ
とがあるので,これに備える安全装置として図4に示す
ように粉砕ローラが回転テーブルに接触する前に,竪型
粉砕機の柱脚12に固設した機械的ストッパ13が回動
アーム7に当接して両者の金属接触(メタルタッチ)を
防ぐようにしている。
すとおりのもので,油タンク40の作動油をフィルタ4
1を介して電動機42aによって駆動されるオイルポン
プ42で加圧し,電磁弁44のSOL1を励磁して油圧
シリンダ9のロッド側へ圧油を供給し粉砕ローラ4を下
降させ回転テーブル3へ圧下する。符号43はリリーフ
弁,47は圧力調整弁,46は絞り弁,45および50
は逆止弁である。粉砕ローラ4を上昇するときには,電
磁弁44のSOL2と電磁弁56のSOL4と電磁弁5
2のSOL5を励磁し,粉砕ローラ4が上昇限に達する
とリミットスイッチの作動によりSOL2とSOL5は
消磁される。符号53と60はパイロットチェッキ弁で
あり,54は圧力調整弁,51と55は絞り弁である。
粉砕ローラ4を下降するときには,前述したように,電
磁弁44のSOL1と電磁弁56のSOL4と電磁弁5
2のSOL5を励磁し,励磁後25秒間経過したあとS
OL4のみ消磁される。符号48はクーラである。
で,常時電磁弁56のSOL3のみ励磁され,他のSO
L1,SOL2,SOL4,SOL5のソレノイドは消
磁される。そして,1時間に1回,5分程度の時間のみ
SOL1,SOL3,SOL5が励磁され,加圧され
る。61はアキュムレータで運転中の粉砕ローラ4の脈
動による作動油の増圧分を吸取する。
整弁47で設定され,この油圧で粉砕ローラ4は常時下
側へ引張られている。運転中の緊張油圧のリークによる
低下を補うため電磁弁44のSOL1を励磁したうえ,
絞り弁51の圧油を電磁弁52のSOL5を励磁するこ
とによりパイロットチェッキ弁53へ導きパイロットチ
ェッキ弁53を開放して,緊張油圧より若干高い圧力に
設定された圧力調整弁54の働きにより油圧シリンダ9
のロッド側へ至るラインは圧力調整弁54で設定した圧
力に加圧される(これを加圧工程という)。また,運転
中の粉砕層厚の微小な上下動変化に対して戻り油ライン
を油タンク40まで連通しておくため,電磁弁56のS
OL3の励磁によりパイロットチェッキ弁60を開放し
ておく(逆に運転中以外の粉砕ローラ上昇または下降時
にはSOL3非励磁,SOL4励磁してパイロットチェ
ッキ弁60を逆止不可とする)。符号57は緊張油圧の
圧力計,58は圧力スイッチである。
回路では,粉砕ローラの緊張圧力の検出は圧力スイッチ
58のON−OFFによる信号のみで,ある定められた
圧力を越えるか越えないかという1点の検出しかでき
ず,また,その圧力スイッチへの設定は現場に設置され
た油圧ユニットの機側でしか行なうことができなかっ
た。そのため,竪型粉砕機の運転負荷の変動に伴って緊
張圧力を変更する必要に迫られたときにはその都度,態
々現場に赴いて圧力設定の変更を行なわなければならず
煩瑣であるうえ,圧力設定の精度もあまり高くはなかっ
た。したがって,精度の高い圧力設定を行なうために
は,現場にある圧力スイッチを着脱してテスターにより
実圧による較正を行なうことが必要で,煩わしい作業を
余儀なくさせられていた。
めに、本発明においては、回転テーブルとその外周部上
面に周面を圧接させて従動回転する複数個の粉砕ローラ
を備え、該回転テーブルの回転により粉砕ローラと回転
テーブルとの間で粉砕原料を粉砕する竪型粉砕機におい
て、前記粉砕ローラの緊張用の油圧回路に緊張負荷圧力
を測定する圧力計および圧力発信器を設けるとともに、
該圧力発信器が発信するアナログ信号を受信する警報接
点付受信器と該警報接点付受信器のある一定範囲を有す
る設定値を入力され該設定値の一定範囲を逸脱したとき
に油圧回路の電磁弁へ緊張負荷圧力を変更する切替信号
を発信するプログラマブルコントローラを操作室に備え
た構成とした。
ニットで刻々計測される緊張油圧は油圧回路に設けた圧
力発信器により電流信号に変換されアナログ信号として
伝送され、遠隔の操作室内に設けた警報接点付受信器で
受信する。そして、警報接点付受信器に設定した緊張油
圧の設定値の上限値、中間値、下限値と実測の緊張油圧
とをプログラマブルコントローラで比較し、実測値が上
限値と下限値との間にあるときは現状の運転を継続し、
下限値を下回るときは緊張圧力の加圧を行ない、上限値
を越えたときには余分の圧力を開放するように、油圧回
路の各々の電磁弁の切替えを行なうことにより連続運転
を維持する。
詳細に説明する。図1は本発明の竪型粉砕機の油圧回路
図,図2は本発明の竪型粉砕機の緊張油圧の制御フロー
チャートである。
ルタ41を経由して電動機42aで駆動されるオイルポ
ンプ42で加圧され,電磁弁44のソレノイドSV−
1,SV−2の各々の励磁により油圧シリンダ9のロッ
ド側またはヘッド側へ供給されるのは,従来技術で説明
したとおりである。図1の油圧回路で図5の油圧回路と
異なる点を主に説明すると,ブロックXの代りにブロッ
クYの回路を採用し,ブロックYには電磁弁70,電磁
弁72どパイロットチェッキ弁71ならびにリリーフ弁
73を配置し,緊張油圧を測定する圧力計73には圧力
スイッチ58の代りに圧力発信器80を設けて,操作室
に配設される警報接点付受信器82(警報接点付指示
計)へ圧力のアナログ信号を送信するようにした。パイ
ロットチェッキ弁75は図5のパイロットチェッキ弁6
0に相当する。このように構成された油圧回路の作動に
ついて説明すると,粉砕ローラ4を上昇するには電磁弁
44のソレノイドSV−2を励磁し,他のソレノイドS
V−2,SV−3,SV−4は非励磁とする。粉砕ロー
ラ4が上昇限に達するとすべてのソレノイドSV−1,
SV−2,SV−3,SV−4が非励磁となり,油圧シ
リンダ9のヘッド側ラインの圧力が保持される。このよ
うな粉砕ローラ待機状態(粉砕ローラ上昇)から,運転
開始の指令がなされるとソレノイドSV−2を閉,SV
−1を開(励磁)となり,上昇限にあった粉砕ローラ4
は下降し回転テーブル3と粉砕ローラ4によって原料は
粉砕される。
計73に計測された測定値Pの圧力信号が刻々圧力発信
器80より送信され、これを遠隔の操作室に配備した警
報接点付受信器82で受信し、同じく操作室に配設した
プログラマブルコントローラ100に入力される。プロ
グラマブルコントローラ100では警報接点付受信器8
2の3つの接点に予め設定した設定値PSと比較され
る。3つの設定値は最高値(HH値)、平均値(H
値)、最低値(L値)であり、通常平均値(H値)の上
下10kg/cm2を各々最高値(HH値)、最低値
(L値)とする。実測値Pと平均の設定値PSとを比較
した結果、実測値Pが最高値と量低値との間にあるとき
には、そのままソレノイドSV−1が励磁され、現状運
転を継続する。実測値Pが最低値を下回るとプログラマ
ブルコントローラ100から操作指令が発信され、電磁
弁44のSV−1と電磁弁72のSV−4が励磁され平
均の設定値に油圧シリンダ9のロッド側圧力が加圧され
る。また、実測値Pが最高値を越えたときには電磁弁7
0のSV−3と電磁弁72のSV−4がレジされ(SV
−1、2は閉)、パイロットチェッキ弁71とパイロッ
トチェッキ弁75の逆止が解除され粉砕ローラを下降の
まま圧力が設定値PSになるまでロッド側ラインおよび
ヘッド側ラインの圧油をオイルタンク40へ戻す。以上
の操作指令で電磁弁44、70、72へ切替信号を発信
するときには、運転中の圧力変動における瞬時ピーク値
のみで動作しないように、実測値Pが5秒間以上継続す
るという条件を満足する場合に動作するようなインター
ロックを入れておく。ミル運転を停止する場合には、ソ
レノイドSV−2を開にし、ソレノイドSV−1、SV
−3、SV−4を閉にして粉砕ローラ4を上昇限の位置
まで上昇させ待機状態とする。
ブルコントローラ100に組入れることにより,自動的
に警報接点付受信器82へ入力した設定値にしたがって
電磁弁が切替わって所望の運転を継続できるとともに,
粉砕原料の性状の変化や含有水分量の変化に伴って変化
する原料の被粉砕性の変化に応じて遠隔操作で自由に設
定値を変更できるから,運転操作性およびメインテナン
ス性が著しく向上する。
作で容易簡便に粉砕ローラの緊張油圧の変更ができるか
ら,運転操作性が向上し,負荷に応じた適正な運転を継
続できる。
である。
チャートである。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 回転テーブルとその外周部上面に周面を
圧接させて従動回転する複数個の粉砕ローラを備え、該
回転テーブルの回転により粉砕ローラと回転テーブルと
の間で粉砕原料を粉砕する竪型粉砕機において、前記粉
砕ローラの緊張用の油圧回路に緊張負荷圧力を測定する
圧力計および圧力発信器を設けるとともに、該圧力発信
器が発信するアナログ信号を受信する警報接点付受信器
と該警報接点付受信器のある一定範囲を有する設定値を
入力され該設定値の一定範囲を逸脱したときに油圧回路
の電磁弁へ緊張負荷圧力を変更する切替信号を発信する
プログラマブルコントローラを操作室に備えた竪型粉砕
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4173613A JP2751980B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 竪型粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4173613A JP2751980B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 竪型粉砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05317737A JPH05317737A (ja) | 1993-12-03 |
JP2751980B2 true JP2751980B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=15963863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4173613A Expired - Lifetime JP2751980B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 竪型粉砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751980B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1307002C (zh) * | 2005-04-28 | 2007-03-28 | 沈阳重型机械集团有限责任公司 | 辊盘式磨煤机液压变加载系统 |
CN101947484B (zh) * | 2010-09-10 | 2011-11-30 | 浙江省电力试验研究院 | 一种降低中速磨煤机石子煤排放量的方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59147649A (ja) * | 1983-02-15 | 1984-08-24 | 宇部興産株式会社 | 遠隔操作によるロ−ラの圧力調整方法 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4173613A patent/JP2751980B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05317737A (ja) | 1993-12-03 |
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