JPH04190855A - ロールプレス - Google Patents

ロールプレス

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JPH04190855A
JPH04190855A JP31600790A JP31600790A JPH04190855A JP H04190855 A JPH04190855 A JP H04190855A JP 31600790 A JP31600790 A JP 31600790A JP 31600790 A JP31600790 A JP 31600790A JP H04190855 A JPH04190855 A JP H04190855A
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roll
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gap
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高炉スラグ、セメントクリンカ1石灰石、セ
メント原料ならびに各種化学品を粉砕するロールプレス
に関し、特に粉砕効率の向上と粉砕運転中異物を噛み込
んだ際の機器の保護に留意したロールプレスに関するも
のである。
[従来の技術] 高炉スラグやセメントクリンカおよびその他の粉砕原料
を粉砕し、あるいは最終製品としての粉末を得る場合の
予備粉砕として、第9図に示すように、水平回転軸回り
に互いに逆方向に回転する一対の円柱形状のロール間で
粉砕するロールプレスが広く用いられている。
このロールプレスにあっては、粉砕原料を貯溜したホッ
パの直下に配設されホッパ排出口を充満して落下する粉
砕原料はこの両ロール間の中心直上に供給され、両ロー
ル間の境界では下側に向けて互いに逆方向に回転し、か
つ、所要の押圧力によって近接される両ロール間で挟圧
粉砕されて、運転中はぼ一定の値を生じる両ロール間の
周面間隙(以下ロールギャップという)を通過して、所
望の製品粒径となって落下排出される。この場合、製品
粒径は粉砕原料の性状(被粉砕性)、原料粒度分布、両
ロール間押圧力により定まるロールギャップ、原料供給
量(能カニ重量/時間)等の因子によって規制される。
ところで、運転中に原料中に鉄片、木材等の異物が混在
して、これが両ロール間の隙間に入り通過するときには
、粉砕できないので異物のサイズまで両ロール間の隙間
は瞬間的に拡張され、可動側ロールを固定側ロールへ向
けて付勢する油圧シリンダの加圧ラインにロール後退に
よる背圧が加わり、急激な圧力上昇を伴なうことによる
ロール周面に衝撃荷重が負荷される。したがって、これ
を防止するために加圧ラインにN2ガスを刺入したアキ
ュムレータを配設して衝撃荷重を吸収するようにしてい
る。
また、これらの従来のロールプレスでは、ロールはとも
に円柱形状で、外径1幅とも同一寸法であるばかりでな
く、ロール駆動用の電動機の仕様も同一で同一回転数で
回転駆動される(ただし、回転方向は逆回転となる)。
したがって、ロールプレスの運転中における両ロールの
近接周面では左右のロールはともに同一の周速度で下方
に動く。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、一般に異物のサイズが運転中に保持され
る両ロール間の隙間に比べて、はるかに大きな値、たと
えば2〜3倍という値であったときには、これらの値に
まで後退するために瞬時に生じる加圧ライン中の背圧は
非常に大きく、したがってアキュムレータの容量を相当
に大きくしないとこれに対応することができない。また
、アキュムレータに封入するガス圧は通常運転時の加圧
ラインの圧力の約70%の圧力に設定しているので、異
物混入に伴なって通常運転時の加圧ライン圧力の数倍の
圧力がアキュムレータに加わった場合には、アキュムレ
ータ内の封入ガス圧は一挙に数倍〜10倍にまで上昇し
、衝撃吸収効果が低下するとともに、アキュムレータの
破損につながる恐れがあった。
一方、粉砕効率の面では、上に述べた従来の構造を有す
るロールプレスでは、運転中原料が両ロールの近接周面
を通過する際に主として両ロールから水平方向の圧縮力
を受けて圧縮破砕または圧縮粉砕を起こすが、原料の種
類によっては破砕または粉砕に有効な剪断力を受けるこ
とができない。ぞのため、圧縮粉砕のほかに剪断粉砕を
付与する何らかの対策を具備したロールプレスが要望さ
れていた。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するため、本発明では、ホッパ排出口
より自由落下する粉砕原料を供給され、水平軸回りに回
転する一対のロールを備え、一方のロール回転軸を軸承
する左右一対の軸受を固設し、他方のロール回転軸を軸
承する左右一対の軸受を軸直角方向に摺動可能に配設し
、かつ、該軸受の各々に粉砕原料への異物混入時の安全
装置を介在させたうえ油圧シリンダを連結して該両ロー
ルの近接周面で前記粉砕原料を圧縮粉砕するロールプレ
スであって、前記一対のロールのうち、少な(とも一方
のロールをロール外径が軸方向に向かって次第に拡大す
る截頭円錐台形状とし、該安全装置は1端が前記油圧シ
リンダのピストンロッドに固結さ九他端には前記可動側
軸受から水平に突設されたロッドの先端に固設された円
板を嵌入する円筒状のケーシングと、該円板に当接しケ
ーシング内を軸方向に摺動可能な摺動管と、該摺動管に
固結されケーシング外周側面に設けた長穴より該ケーシ
ング外に突出する突起と、該突起にサポートを介して固
設され該ケーシング外周側面に設けられた円錐状のノツ
チに嵌装された鋼球を該ノツチに押圧する圧縮コイルば
ねを収納したばね収納管、および、該ケーシング内に収
納され前記摺動管側壁を該軸受方向に付勢する圧縮コイ
ルばねを具備する構成とした。
[作用] 本発明のロールプレスにおいては、一対のロールのうち
の一方のロールまたは両ロールとも截頭円錐台形状とし
ており、その結果、両ロールをともに一定回転数で回転
駆動した場合には截頭円錐台形状を持つロールの周速度
は軸方向位置によって異なる。したがって、両ロールを
同一回転数で回転駆動したときでも左右のロールの周速
度はある1点を除いて異なり、速度差が生じる。こうし
た両ロールの近接周面に原料を落下させると、原料は圧
縮破壊のみならず剪断破壊も受けるので従来のもの(圧
縮破壊のみ)に比べて一層破砕効率が向上する。
また、運転中異物を噛み込んだ際には、ばね収納管内の
圧縮コイルばねの付勢力に打ち克って鋼球がケーシング
外周面のノツチから離脱し、ケーシング内の摺動管と円
板が油圧シリンダ側に移動する。この結果、−時的に可
動側ロールの軸受が同方向にスライドし、両ロール間の
間隙が異物の大きさまで拡がり異物を排除する。異物が
排除された後は、ケーシング内の圧縮コイルばねの付勢
力(拡張力)により鋼球は再びノツチに収まって異物混
入以前の状態に自動的に復帰する。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。
第1図〜第8図は本発明の実施例に係り、第1図は本発
明の第1実施例を示すロール配置図、第2図は本発明の
第2実施例を示すロール配置図、第3図は第2実施例の
全体平面図、第4図は可動側ロール押圧用の油圧シリン
ダの概略油圧回路図、第5図は安全装置の1実施例を示
す縦断面図、第6図は第5図の安全装置の部分拡大縦断
面図である。また、第7図(a)〜(d)は安全装置の
ストッパ機構の各種の実施例を示す。第8図はロールの
軸方向位置とロール周速度の相関関係図で、第8図(a
)は本発明の第1実施例の場合を示し、第8図(b)は
本発明の第2実施例の場合を示す。
なお、第9図は従来の実施例を示すロール配置図である
図において、1はロールプレス、2はケーシング、2a
は原料投入口、3は固定側ロール、3aは軸受、3bは
減速機、3cはモータ、4は可動用ロール、4aは軸受
、4bは減速機、4cはモータ、5は油圧シリンダ、2
oは安全装置である。
そして、本発明の第1実施例は、第1図に示すように、
固定側ロール3が截頭円錐台形状、可動側ロール4は円
柱形状であり、両ロールの軸は斜交し、両ロールの近接
周面が平行となって所定のロールギャップδが生じるよ
う配置される。
また、本発明の第2実施例は、第2図に示すように、固
定側ロール3.可動側ロール4はともに截頭円錐台形状
で、両ロールのテーバ角度は同一に形成し、かつ、両ロ
ールの軸が平行とし所定のロールギャップδが生じるよ
うに配置されるので、この平行線は両ロールの軸に対し
て斜交する。
そして、第1実施例、第2実施例とも、国側側ロール3
と可動側ロール4とはともに水平軸回りに回転する回転
軸を軸承する一対の軸受3a。
3aおよび4a、4aによりケーシング2内に平行に配
列され、各々モータ3c、Vベルト、減速機3bおよび
モータ4c、Vベルト、′6&速機4bを介して駆動さ
れる。そして可動側ロール4の軸受4aには可動側より
見て左側に上下2本の油圧シリンダ5L、5Lが連結さ
れ、他端はケーシング2のフレーム2cに固設される。
同様に右側には同じく上下2本の油圧シリンダ5R,5
Rが右側の軸受4aに連結され、他端はケーシング2の
フレーム2cに固設される。そして、可動側ロール4の
軸受4aはともにその底板がケーシング2のフレーム2
d上をスライドできるよう構成される。
ロール3,4はほぼ同一の径1幅を有し、材質は5F5
5などfaw4品であり、外周面には硬化肉盛を施工し
て耐摩耗性を向上させる。そして、互いに逆回転に駆動
し近接する周面では噛込まれた原料が下方へ移動するよ
う下向きに回転するよう設定する。可動用ロール4はそ
の軸受4a、4aが軸直角方向へスライド可能に配設さ
れCおり、左右2本ずつの油圧シリンダ5L、5Lおよ
び5R,5Rのピストンロッドの進退動により噛込まれ
る原料に押圧力を与えるとともに、両ロール間の口〜ル
ギャップδを調整可能になっている。
なお、両ロールは油圧シリンダ5L、5Lおよび5R,
5Rの押圧力により近接してもロール周面が損傷しない
ように、すなわち、メタルタッチしないように機械的ス
トッパが設けられており、たとえば最低7mmのクリア
ランスを保持するよう構成されている。この最小のクリ
アランスは使用中の周面の摩耗により拡大するので、別
にこのクリアランスを調整可能な調整装置を備えている
次に、安全装置20について詳細に説明する。
第5図および第6図は安全装置20の詳細を示す。
ロールの軸受4aと油圧シリンダ5との間には、異物が
ロール間に噛込んだときの過負荷の安全装置20が介装
され、第5図の実施例では、円筒形のケーシング21に
軸受4aと連結されたロッド4dの先端に固設した円板
4eが摺動自在に内装され、さらに内部にはこの円板4
eに当接し軸方向に摺動自在な摺動管22が配設され、
ケーシング21の1端とこの摺動管22との間に介装さ
れる圧縮コイルばね28によって軸受4a方向へ付勢さ
れている。一方、摺動管22の外周面より円周方向等分
に配列された複数個の突起23がケーシング21の外周
面に穿設された長穴21bより突出し、さらに突起23
の先端近傍より油圧シリンダ方向に延在するサポート2
4を介して、ケーシング21の外周側壁に設けた円錐形
状のノツチ21aにはまり込む鋼球27をノツチ21a
へ押圧する圧縮コイルばね26を収納したばね収納管2
5が配設される。ばね収納管25の外端は螺設され、同
じ(螺設された外M(キャップ)25aが螺着され、圧
縮コイルばね26の付勢力をR整できる構造とされる。
ケーシング21の油圧シリンダ5側の端板はピストンロ
ッド5aと固着もしくは螺着される。
異物が両ロール間に噛込んで!A常に大きな力が働き、
両ロール間の間隙を瞬時に拡大しようとしたときには、
円板4eは急激に左方向へ移動し、異物は拡張された両
ロール間の間隙より下方へ落下する。
異物が排除された後は、圧縮コイルばね28の付勢力1
こより鋼球は右側(軸受側)へ移動し、ノツチ21aへ
収まって停止する。
圧縮コイルばね28は、異物噛込時に鋼球27がノツチ
21aから離脱し、右側へ移動するときの急激な運動の
際、摺動管22がケーシング21の端板に激突するとき
のバッファ(緩衝材)も兼ねている。
第7図(a)〜(d)に■ノツチと鋼球によるス[・ツ
バ機構の各種の代替案を示す。第7図(b)は鋼球の代
りに砲弾形を使用したもの、第7図(C)は鋼球の代り
に先端を円錐台加工したもの、第7図(d)は片流れの
棒材のものを示す。
以上説明した安全装置20の実施例は、異物がロール間
に進入し破砕されたためによる異常に大きな(さび力、
すなわち、両ロールを引き離そうとする大きな力が急激
に瞬間的に働いたときばね力に抗して可動側ロールの軸
受が速やかに左側に移動することによってこの力を緩和
することを企図したものであり、後述する油圧ユニット
による異物混入時の対策に比べて、動特性に優れており
、油圧ユニットの圧油の急激な移動に伴なう動特性の遅
れを補償するものである。しかし、通常の場合の比較的
遅い力伝達の場合には油圧ユニットの安全対策でも充分
対応できる。
けれども、異物混入時の挙動は両ロールが高速で回って
いるため、急激、かつ、瞬間的に力伝達が起こるので、
本発明のメカニカルな安全装置を油圧シリンダと軸受と
の間に介在させておくと一層安全性が向上する。
また、鋼球または棒材を■ノツチにはまり込む方式とし
たので、異物混入時以外の通常時は、ピストンロッドと
軸受との距離を一定に保持することができ、ばね力のみ
による安全装置に比べて通常時に両者の距離の脈動変化
を防止できる利点が有る。
以上のように構成された本発明のロールブI/スの作動
について説明する。
両ロール3.4を第1図や第2図に矢印に示すように回
転した後、油圧シリンダ5(5Lおよび5R)の緊張圧
力を設定値、たとえば80 K g/crn”にしたう
えで、ロールプレス直上のホッパに充満された粉砕原料
を自由落下させると、落下した粉砕原料は両ロール間の
直上へ逆三角形状に分布しながら、下向きに回転し、か
つ、油圧シリンダにより両ロールが近接する方向に負荷
された押圧力により粉砕され、下方に生じたロールギャ
ップδより通過落下する。この場合、ロール回転数は一
定で、原料の被粉砕性、原料の粒径分布、原料の含有水
分や両ロール上部に滞留する原料の略三角形の頂角に相
当する噛込角や両ロール間に働く押圧力の相関関係によ
って、はぼロールギャップδの値と製品排出量(すなわ
ち能カニt/h)と製品粒径分布が定まる。
そして、上述した粉砕条件(原料性状、押圧力、原料粒
径、噛込角等)が不変であればロールギャップδもほぼ
一定で、かつ、周面間の軸方向に亘って同一のロールギ
ャップを保持された正常な運転が継続される。
ところが、何らかの外乱、たとえば、ホッパ中の原料の
セグリゲーションによってロールの幅方向で落下する原
料粒径が異なったり(たとえば、左端は粗(右端では細
かい原料が流れる場合)、あるいは第3図に示すように
可動側ロール4の、可動側から固定側を見て左側にかな
りの重量物であるモータ、■プーリ、減速機が偏在して
いる左右不対称要因などにより運転開始時に同一仕様の
油圧シリンダSLと5Rで同一の油圧を負荷しても右側
にくらべて左側は前進しにくく押圧力も減殺されるなど
の要因により第3図に示す左右のロールギヤツブδ関と
δ、とは異なる値を示すようになる。この△δ=δ、−
δ、の偏差がある限度内、たとえば3mm以内であれば
運転上許容されるけれども、この限界値を超過するにし
たがって、製品粒度は左右端で異なり、製品は全体とし
て拡がりのある粒径分布となり所要のものとは異なるも
のが生成される。
以下、第4図に基づいて油圧操作回路の機能を説明する
図において、104はリリーフ弁であり、油タンク10
1よりの圧油はポンプ102により逆止弁103を通過
してWfB切替弁106へ至りζ油圧シリンダ5L、5
Rを前進させたいときや運転中は電磁切替弁106の5
QL−1が励磁されて同一め圧力、たとえば80kg/
crn”に設定された左右2つの減圧弁107を通過し
て左右の油圧シリンダ5L、5Lと5R,5Rのヘッド
側へ同一油圧が供給される。ここで110は流量調整弁
である。油圧シリンダ5L、5Rを後退させたいときに
は電磁切替弁106の5QL−2を励磁する。105は
圧力計である。
一方、運転中に何らかの原因によってロールギャップδ
5.δ3の偏差△δが設定値を超大た場合には、以下の
制御により偏差を減少し正常な状態に戻す。以下、この
場合の制御について説明する。
たとえばδ、〉δ8のときには、アンプ(増幅器)10
9Lより比例式リリーフ弁108Lには任意のステップ
値、たとえば2kg/am″だけ増圧する指令が与えら
れ、その結果、左側油圧シリンダ5LへのラインAには
、たとえば8o+2kg/crti″の増圧された圧油
82kg/crr?が供給され、逆にアンプ109Rに
より比例式リリーフ弁108Rへは2kg/crn’減
圧の指令が与えられ、ラインBには78kg/cm’の
圧油が供給される。その後ギャップセンサによる偏差値
と設定植とが比較され、偏差値が設定値より大きいとき
には設定値内に入るまで以上の動作が繰り返される。こ
のようにして、外乱によりロールギャップの偏差が設定
値を越えても自動制御により矯正復元される。なお、図
中111はアキュムレータ、112はサクションフィル
タ、113はオイルクーラである。
ギャップセンサ10は、たとえば渦電流を利用した非接
触式センサが利用でき、これはドライバ、センサ、ター
ゲットから構成され、可動部に直結されたターゲットが
、高周波磁界を持つ円環状センサ内へ貫入する位置によ
り円環状センサのインピーダンスが変化し、センサのイ
ンピーダンスを測定することにより可動部の相対位置を
測定できるという原理に基づくものである。ドライバは
センサへ約IMHzの高周波電流を発振器、検波器、増
幅器を経由して与える働きをもっている。
次に、両ロール間にサイズの大きな異物が噛み込んだと
きの対策について説明する。
本発明の実施例では、第4図に示すように、油圧シリン
ダの前進加圧ラインのラインAとラインBとが接続され
、逆止弁103,103を挾んでリリーフ弁120およ
び比例式リリーフ弁130が配設され、比例式リリーフ
弁130には増幅器140からの電気信号が与えられる
よう構成される。そして、リリーフ弁120の設定圧は
、加圧ラインの圧力、すなわち、減圧弁107Lまたは
減圧弁107Rのうち高い方の圧力に数kg/crn”
(たとえば、5kg/ctrf)加算した圧力に設定さ
れる。そして、ロールギャップの偏差△δが設定値を越
えたときに作動される増幅器109Lまたは109Rの
信号と連動して、増幅器140に与えられる信号により
比例式リリーフ弁130により段階的に昇圧または降圧
され、常時加圧ラインA、Bの高い方の圧力より、たと
えば5kg/cm’はど高く設定される。したがって、
たとえば加圧ラインAまたはBが80kg/crn”の
ときにはリリーフ弁120は85 k g/cm”に設
定され、加圧ラインAが82kg/crn’、加圧ライ
ンBが78kg/crr/のときにはリリーフ弁120
は87kg/crn’の設定圧となる。運転開始時に加
圧ラインの圧力がOから80kg/crn”に上昇する
途中でもこの加圧ラインの圧力よりE5kg/cI77
′はど高く設定される。
このようにして、リリーフ弁120が常用圧力より数k
g/crr?(上記の例では5kg/cIT1″)高く
設定されているので、仮に異物がロール間に混入して噛
込んでも、ロールはこの異物をiA通させるときに後退
しても常用圧力より数kg/crr?窩い圧力となって
油タンクへ圧油が逃げる。したがって、ロールと異物と
の接触面に異常に大きな力が働くことはな(ロール周面
ば保護され、ロールプレスの各構造部分を損傷すること
を防止することができる。
したがって、これら油圧袋!による安全装置とともに前
記したメカニカルな安全装置を併用すると二重の安全装
置となり、−層安全性が向上する。
次に、本発明の実施例(第1実施例および第2実施例)
と従来の実施例の両ロールの周速度を比較検討してみよ
う。
第8図(a)、 fb)は、y軸(縦軸)のロールの軸
方向位置とX軸(水平軸)の周速度の相関を示し、両ロ
ールの回転軸の回転数が同一とした場合の各々のロール
の周速度および周速度差を示す。
第1実施例(第1図の場合)では、第8図(a)に示す
ように、可動側ロール4が円柱であり四辺形ABCDの
速度分布であるのに対し、固定側ロール3は截頭円錐台
形状であるので、四辺形AB、C,Dの速度分布をもつ
。したがって、両ロールの速度差は図形B、BCC,で
示すように、交点Eのみ同一速度で他は異なる速度とな
り、粉砕原料は圧縮力とともに剪断力を受けて両ロール
間を通過する。
同様に、第2実施例(第2図の場合)では、両ロール3
,4はともに截頭円錐台形状としたので、第8図(b)
に示すように、可動側ロール4の速度分布は四辺形PQ
R3であるのに対し、固足側ロール3の速度分布は四辺
形PQ、R,Sとなり、速度差の分布は図形Q、QRR
,となり、交点Fのみ同一速度で他の位置では異なる速
度となり、第1実施例と同様に圧縮力と剪断力を粉砕原
料に与える。
一方、従来の実施例(第9図の場合)には、両ロール3
,4はともに同一径、同一回転数では速度分布はともに
第8図(a)の四辺形ABCDと同じであり、両ロール
間には速度差はないから粉砕原料には圧縮力のみ付与す
るだけで、剪断力は働かない。
なお、上述の交点EおよびFは原料の落下状況によって
、時間とともに軸方向に変動することは言うまでもない
以上説明したように、本発明の第1実施例、第2実施例
とも両ロール間にロール外周の速度差を付与し、粉砕原
料に圧縮力だけでなく剪断力も与えるので、破砕効率ま
たは粉砕効率が高い。
また、第2実施例の場合には、通常の原料には両ロール
とも円柱ロール、剪断破砕に有効な原料には両ロールを
截頭円錐台ロールとし、原料によって互換性を得ること
ができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のロールプレスにおいては
、左右一対のロールの少なくとも一方のロールを截頭円
錐台形状としたので、粉砕原料に圧縮力ばかりでなく剪
断力を付与して効率の良い破砕や粉砕が実施され粉砕効
率が増加して生産性が向上する。
また、本発明のロールプレスには、ばねの弾性力に抗し
て軸受と油圧シリンダ間が縮小するメカニカルな安全装
置を設けたので、瞬間的に加わる異物混入時の大きな力
に十分に対応して、両ロール間の距離が自動的に拡張さ
れるため、ロール周面やロールプレスの構造部分に無理
な力を与えることが少ないので、機器の損傷を防止でき
る。また、本発明の安全装置は異物混入時以外はピスト
ンロッドと軸受間距離を一定に保つことができる。さら
に、異物噛込時の作動と異物排除後の復帰が自動的に行
なわれるためメインテナンス性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の実施例に係り、第1図は本発
明の第1実施例を示すロール配置図、第2図は本発明の
第2実施例を示すロール配置図、第3図は第2実施例の
全体平面図、第4図は可動側ロール押圧用の油圧シリン
ダの概略油圧回路図、第5図は安全装置の1実施例を示
す縦断面図、第6図は第5図の安全装置の部分拡大縦断
面図である。また、第7図(a)〜(d)は安全装置の
ストッパ機構の各種の実施例を示す。第8図はロールの
軸方向位置とロール周速度の相関関係図で、第8図(a
)は本発明の第1実施例の場合を示し、第8図(b)は
本発明の第2実施例の場合を示す。第9図は従来の実施
例を示すロール配置図である。 1・・・・・・ロールプレス、  2・・・・・・ケー
シング、3・・・;・・固定側ロール、 3a・・・軸
受、35・・・減速機、    3C・・・モータ、4
・・・・・・可動側ロール、 4a・・・軸受、4b・
・・減速機、    4c・・・モータ、4d・・・ロ
ッド、     4e・・・円板、5.5L、5R・・
・油圧シリンダ、 10・・・・・・ギャップセンサ、 20・・・・・・安全装置、   21・旧・・ケーシ
ング、21a・・・ノツチ、    21b・・・長大
、22・・・・・・摺動管、   23・旧・・突起、
24・・・・・・サポート、  25・・・・・・ばね
収納管、25a・・・外蓋、    26・旧・・圧縮
コイルばね、27・・・・・・鋼球、    28・・
・・・・圧縮コイルばね、100・・・油圧ユニット(
油圧操作回路)、102・・・油圧ポンプ、  103
・・・逆止弁、104・・・リリーフ弁、  106・
・・電磁切替弁、107L、107R・・・減圧弁、 108L、108R−=比例式リリーフ弁、110・・
・流量調整弁、  120・・・リリーフ弁、130・
・・比例式リリーフ弁、 140・・・増幅器。 特許出願人  宇部興産株式会社 第1図 第2図 第3図 第4図 第7図 (a)      (b) (c)      (d) 第8図 、(a) 、(b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ホッパ排出口より自由落下する粉砕原料を供給さ
    れ、水平軸回りに回転する一対のロールを備え、一方の
    ロール回転軸を軸承する左右一対の軸受を固設し、他方
    のロール回転軸を軸承する左右一対の軸受を軸直角方向
    に摺動可能に配設し、かつ、該軸受の各々に粉砕原料へ
    の異物混入時の安全装置を介在させたうえ油圧シリンダ
    を連結して該両ロールの近接周面で前記粉砕原料を圧縮
    粉砕するロールプレスであって、 前記一対のロールのうち、少なくとも一方のロールをロ
    ール外径が軸方向に向かって次第に拡大する截頭円錐台
    形状とし、 該安全装置は1端が前記油圧シリンダのピストンロッド
    に固結され他端には前記可動側軸受から水平に突設され
    たロッドの先端に固設された円板を嵌入する円筒状のケ
    ーシングと、該円板に当接しケーシング内を軸方向に摺
    動可能な摺動管と、該摺動管に固結されケーシング外周
    側面に設けた長穴より該ケーシング外に突出する突起と
    、該突起にサポートを介して固設され該ケーシング外周
    側面に設けられた円錐状のノッチに嵌装された鋼球を該
    ノッチに押圧する圧縮コイルばねを収納したばね収納管
    、および、該ケーシング内に収納され前記摺動管側壁を
    該軸受方向に付勢する圧縮コイルばねを具備する ロールプレス。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326224A (ja) * 2001-05-02 2002-11-12 Idemitsu Technofine Co Ltd 熱硬化性樹脂の粉砕方法、粉砕装置、粉砕システム、およびこの粉砕方法により得られた熱硬化性樹脂微粉末
JP2010523187A (ja) * 2007-04-05 2010-07-15 ニールス レーダー, ドライアイス粉末を用いた表面処理又は処置装置及び表面処理又は処置方法
JP2011512253A (ja) * 2008-02-22 2011-04-21 ポリシウス アクチェンゲゼルシャフト 液圧シリンダ及びスラスト軸受を備える動力伝達システム
CN102407178A (zh) * 2011-12-15 2012-04-11 成都利君科技有限责任公司 油缸作用力均载缓冲机构

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