JP2751572B2 - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents
感放射線性樹脂組成物Info
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- JP2751572B2 JP2751572B2 JP2147104A JP14710490A JP2751572B2 JP 2751572 B2 JP2751572 B2 JP 2751572B2 JP 2147104 A JP2147104 A JP 2147104A JP 14710490 A JP14710490 A JP 14710490A JP 2751572 B2 JP2751572 B2 JP 2751572B2
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Description
率の高い基板に被膜画像を形成するのに好適な感放射線
性樹脂組成物に関する。
に使用する装置や周辺材料への改良の要求も強く、ホト
レジスト分野においては、取扱い性に優れ、解像度の高
いホトレジストの開発が望まれている。
ド系化合物とノボラック系樹脂とからなるポジ型ホトレ
ジストが用いられている。しかしながら、これらのポジ
型ホトレジストは、高反射率で、かつ実際の使用におい
ては段差構造を有する、アルミニウムやポリシリコンの
ような基板上ではハレーションを起こし、光照射時に照
射すべきでない領域に光が反射し、微細なレジストパタ
ーンを正確に再現することができないという欠点を有す
る。
を添加する方法が採られている。この際添加される吸光
性材料は、いわゆる染料に属するものである。該染料に
吸収された光エネルギーは、ホトレジストを励起しない
波長の光または熱として再放出され、ホトレジストの透
光性を減少することによりその目的を達成する。
を照射すべき領域においても吸光性材料が光エネルギー
の一部を吸収するため感光剤に与えるエネルギーが減少
し、感度が低下するという問題を有する。またその際、
レジストの膜厚方向での光エネルギーは、基板に近い程
小さく、基板近くでは未分解の感光剤が相対的に多く残
るため、現像液に対する溶解性が不十分で現像性が悪化
し、解像度が低下するという問題をも有する。
より解像度の低下を生じることなく、ハレーションを防
止することができるポジ型ホトレジストが提案された
(特開昭63−159843号公報、特開平1−243046号公
報)。
み、形成されるパターンが微細化するにつれ、段差構造
の上と下でのパターン寸法制御性が解決すべき重要な課
題となっているが、上記提案によるポジ型ホトレジスト
では、この点においていまだ不十分であった。
びハレーション防止効果に優れ、プレベーキング条件に
よってレジスト性能が低下することがなく、保存安定性
に優れ、しかも現像後の残膜率が高く、かつ段差構造の
上と下での寸法制御性に優れた感放射線性樹脂組成物を
提供することにある。
一般式(I) (式中、Xは−CPH2P+1または−CO2CqH2q+1を意味し、
nは1〜3、mは0〜3、pは1〜4、qは0〜2のそ
れぞれ整数である)で表される化合物(但しm−クレゾ
ールは除く)94〜6モル%を含むフェノール類と、アル
デヒド類とを縮合させて得られるアルカリ可溶性ノボラ
ック樹脂、 (b)1,2−キノンジアジド化合物ならびに (c)1−フェニル−3−メチル−4−(4−メチルフ
ェニルアゾ)−5−オキシピラゾール、1−フェニル−
3−メチル−4−(4−エチルフェニルアゾ)−5−オ
キシピラゾール、1−フェニル−3−メチル−4−(4
−プロピルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾール、1
−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(4−メ
チルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾールおよび1−
(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル−4−(4−
メチルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾールから選ば
れる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とす
る感放射線性樹脂組成物に関する。
(以下、「ノボラック樹脂」という)は、m−クレゾー
ル6〜94モル%および一般式(I)で表される化合物
(但しm−クレゾールを除く)(以下、「化合物
(1)」という)94〜6モル%を含むフェノール類と、
アルデヒド類とを縮合させて得られる。
−クレゾール、3,5−ジメチルフェノール、2,5−ジメチ
ルフェノール、2,3−ジメチルフェノール、2,4−ジメチ
ルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、3,4−ジメチ
ルフェノール、2,3,5−トリメチルフェノール、4−t
−ブチルフェノール、3−t−ブチルフェノール、2−
メチルレゾルシノール、4−メチルレゾルシノール、5
−メチルレゾルシノール、4−t−ブチルカテコール、
4−メトキシフェノール、3−メトキシフェノール、2
−メトキシフェノール、2−メトキシカテコール、2−
メトキシレゾルシノール、3−メトキシレゾルシノー
ル、2,3−ジメトキシフェノール、2,5−ジメトキシフェ
ノール、3,5−ジメトキシフェノール、3−エチルフェ
ノール、2−エチルフェノール、4−エチルフェノー
ル、3,5−ジエチルフェノール、2,5−ジエチルフェノー
ル、2,3−ジエチルフェノール、レゾルシノール、カテ
コール、ピロガロール等が挙げられる。これらの化合物
(1)は単独でまたは2種以上組合せて用いられる。
としては、m−クレゾール/p−クレゾール、m−クレゾ
ール/トリメチルフェノール、m−クレゾール/p−クレ
ゾール/キシレノール、m−クレゾール/p−クレゾール
/トリメチルフェノール、m−クレゾール/キシレノー
ル/トリメチルフェノールなどの組合わせが挙げられ
る。この場合の使用割合(モル%)は、m−クレゾール
/p−クレゾール、およびm−クレゾール/トリメチルフ
ェノールでは6〜94/94〜6、好ましくは30〜90/70〜10
であり、m−クレゾール/p−クレゾール/キシレノール
では10〜90/5〜40/5〜60、好ましくは30〜75/10〜30/15
〜60であり、m−クレゾール/p−クレゾール/トリメチ
ルフェノールでは10〜90/5〜40/5〜50、好ましくは30〜
70/10〜30/10〜40であり、m−クレゾール/キシレノー
ル/トリメチルフェノールでは10〜90/5〜55/5〜60、好
ましくは30〜70/5〜40/25〜55である。使用割合が上記
範囲外では解像度、現像性および現像後の残膜率が低下
する場合がある。なお、この使用割合はノボラック樹脂
合成時の原料の使用割合である。
ド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピ
ルアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアル
デヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−フェニ
ルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒ
ド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシ
ベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒド、m−
クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒ
ド、o−ニトロベンズアルデヒド、m−ニトロベンズア
ルデヒド、p−ニトロベンズアルデヒド、o−メチルベ
ンズアルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、p−エ
チルベンズアルデヒド、p−n−ブチルベンズアルデヒ
ド等が挙げられ、これらのアルデヒド類のうち、ホルム
アルデヒド、アセトアルデヒドが好ましい。これらのア
ルデヒド類は単独でまたは2種以上混合して使用するこ
とができる。
〜3モル、好ましくは0.7〜2モルの割合で使用され
る。
下に前記アルデヒド類と縮合させて合成されるが、無触
媒でも合成することができる。この際用いられる酸触媒
としては、例えば塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸、ギ酸、
蓚酸、酢酸等の有機酸が挙げられる。酸触媒の使用量は
フェノール類1モルに対して0.1モル以下が好ましい。
用いるが、使用するフェノール類がアルデヒド類の水溶
液に溶解せず、反応初期から不均一系になる場合には、
反応媒質として親水性溶媒を併用することもできる。こ
の際用いられる親水性溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコ
ール類、またはテトラヒドロフラン、ジオキサン等の環
状エーテル類が挙げられる。
類とアルデヒド類の総量100重量部当り、20〜1,000重量
部である。
の反応性に応じて適宜調整することができるが、通常、
10〜200℃、好ましくは70〜130℃である。またノボラッ
ク樹脂を得る方法としては、例えば反応性の少ないフェ
ノール類、アルデヒド類および酸触媒を一括して仕込ん
で反応させる方法、アルデヒド類および酸触媒にフェノ
ール類を反応の進行とともに加えて反応させる方法等が
挙げられる。このフェノール類を反応の進行とともに加
えて反応させる方法においては、ノボラック樹脂をより
再現性よく、安定的に製造するため、始めにフェノール
類の一部、アルデヒド類および酸触媒を仕込んで重合さ
せ、その後残りのフェノール類を反応の進行とともに加
えて反応させることが好ましい。重合反応終了後、系内
に存在する未反応物、酸触媒、反応媒質等を除去し、ノ
ボラック樹脂を回収する。
ーダ社製GPCカラム(G2000H62本、G3000H6、G4000H6)
を用い、流量1.5ml/min、溶出溶媒テトラヒドロフラ
ン、カラム温度40℃の分析条件で単分散ポリスチレンを
標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフ(以
下、「GPC法」という)により求めたポリスチレン換算
重量平均分子量が6,300〜25,000、2,500〜6,000および1
50〜900の範囲にあるクロマトグラム上のピークの最大
の高さの値をそれぞれa、bおよびcとしたとき、通常
a/b=0〜1.5およびc/b=0.4〜2、好ましくはa/b=0.2
〜1.3およびc/d=0.5〜1.5の範囲にある樹脂が望まし
い。a/bの値が1.5を超えると耐熱性は向上するが、現像
性が悪化する傾向にある。またc/bの値が2を超えると
現像度は向上するが、耐熱性および現像後の残膜率が低
下する傾向にあり、0.4未満では耐熱性は向上するが、
解像度が低下する傾向にある。
特に限定されないが、例えば1,2−ベンゾキノンジアジ
ド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノンジア
ジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸エステル等が挙げられる。具体
的にはp−クレゾール、レゾルシノール、ピロガロール
等の(ポリ)ヒドロキシベンゼンの1,2−ベンゾキノン
ジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノ
ンジアジド−4−スルホン酸エステルまたは1,2−ナフ
トキノンジアジド−5−スルホン酸エステル;2,4−ジヒ
ドロキシフェニル−プロピルケトン、2,4−ジヒドロキ
シフェニル−n−ヘキシルケトン、2,4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノ
ン−n−ヘキシルケトン、2,3,4−トリヒドロキシベン
ゾフェノン、2,4,6−トリヒドロキシベンゾフェノン、
2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,3,
4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン等の(ポリ)
ヒドロキシフェニルアルキルケトンまたは(ポリ)ヒド
ロキシフェニルアリールケトンの1,2−ベンゾキノンジ
アジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノン
ジアジド−4−スルホン酸エステルまたは1,2−ナフト
キノンジアジド−5−スルホン酸エステル;ビス(p−
ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2,4−ジヒドロキ
シフェニル)メタン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフ
ェニル)メタン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、4,4′−〔1−〔4−〔1−〔4−ヒド
ロキシフェニル〕−1−メチルエチル〕フェニル〕エチ
リデン〕ビスフェノール等のビス〔(ポリ)ヒドロキシ
フェニル〕アルカンの1,2−ベンゾキノンジアジド−4
−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノンジアジド−
4−スルホン酸エステルまたは1,2−ナフトキノンジア
ジド−5−スルホン酸エステル;2,3,4−トリヒドロキシ
安息香酸フェニル、3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸プ
ロピル、3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸フェニル等の
(ポリ)ヒドロキシ安息香酸アルキルエステルまたは
(ポリ)ヒドロキシ安息香酸アリールエステルの1,2−
ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2
−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステルまた
は1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステ
ル;エチレングリコール−ジ(3,5−ジヒドロキシベン
ゾエート)、ポリエチレングリコール−ジ(3,4,5−ト
リヒドロキシベンゾエート)等の(ポリ)エチレングリ
コール−ジ〔(ポリ)ヒドロキシベンゾエート〕の1,2
−ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,
2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステルま
たは1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エス
テル等が挙げられる。これらの化合物の他に、J.Kosar
著“Light−Sensitive Systems"339〜352,(1965)、Jo
hn Wiley & Sons社(New York)やW.S.De Forest著“P
hotoresist"50,(1975)、McGraw−Hill,Inc.,(New Yo
rk)に掲載されている1,2−キノンジアジド化合物を用
いることもできる。これらの1,2−キノンジアジド化合
物は単独でまたは2種以上混合して用いられる。
ボラック樹脂100重量部に対して、通常、5〜100重量
部、好ましくは10〜50重量部である。この配合量が5重
量部未満の場合には、1,2−キノンジアジド化合物が放
射線を吸収して生成するカルボン酸量が少ないので、パ
ターニングが困難な場合があり、一方、100重量部を超
える場合には、短時間の放射線照射では加えた1,2−キ
ノンジアジド化合物の全てを分解することができず、ア
ルカリ性水溶液からなる現像液による現像が困難となる
場合がある。
(4−メチルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾール、
1−フェニル−3−メチル−4−(4−エチルフェニル
アゾ)−5−オキシピラゾール、1−フェニル−3−メ
チル−4−(4−プロピルフェニルアゾ)−5−オキシ
ピラゾール、1−(4−クロロフェニル)−3−メチル
−4−(4−メチルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾ
ールおよび1−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチ
ル−4−(4−メチルフェニルアゾ)−5−オキシピラ
ゾール(以下、化合物(2)」という)はハレーション
防止剤として添加される。これらの化合物(2)は単独
でまたは2種以上混合して使用される。
に対して0.5〜10重量部が好ましく、より好ましくは1
〜5重量部である。配合量が多すぎると、感度が低下す
る場合があり、また少なすぎるとハレーション防止効果
が得られないことがある。
ボラック樹脂100重量部に対して5重量部以下の範囲で
併用することもできる。これらのハレーション防止剤と
しては、例えばメチルバイオレット2B(CI No.4255
5)、マラカイトグリーン(CI No.42000)、ビクトリア
ブルーB(CI No.44045)、ニュートラルレッド(CI N
o.50040)、ソルベントイエロー2(CI No.11020)、ソ
ルベントイエロー6(CI No.11390)、ソルベントイエ
ロー14(CI No.12055)、ソルベントイエロー15(CI N
o.18820)、ソルベントイエロー16(CI No.12700)、ソ
ルベントイエロー21(CI No.18690)、ソルベントイエ
ローD−33(CI No.47000)、ソルベントイエロー56(C
I No.11021)、ソルベントオレンジ1(CI No.1192
0)、ソルベントオレンジ2(CI No.12100)、ソルベン
トオレンジ14(CI No.26020)、ソルベントオレンジ4
0、ミケトン・ファスト・イエロー7G、ミケトン・ファ
スト・オレンジ5R(三井東圧染料社製)、ホロン(サン
ド社製)、マクロレックスイエロー6G(バイエル社製)
等のメチン系染料、スチルベン、4,4−ジアミノスチル
ベンスルホン酸誘導体、クマリン誘導体、ピラゾリン誘
導体等の蛍光増白剤、特開昭59−142538号公報に記載さ
れたヒドロキシアゾ系染料等が挙げられる。
るために、増感剤を配合することができる。これらの増
感剤としては、例えば2H−ピリド〔3,2−b〕−1,4−オ
キサジン−3〔4H〕オン類、10H−ピリド〔3,2−b〕
〔1,4〕−ベンゾチアジン類、ウラゾール類、ヒダント
イン類、バルビツール酸類、グリシン無水物類、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール類、アロキサン類、マレイ
ミド類等を挙げることができる。これらの増感剤の配合
量は、前記1,2−キノンジアジド化合物100重量部に対し
て、通常、100重量部以下、好ましくは60重量部以下で
ある。
ション等の塗布性や乾燥塗膜形成後の現像性を改良する
ために界面活性剤等を配合することができる。界面活性
剤としては、例えばエフトップEF301、EF303、EF352
(新秋田化成社製)、メガファックF171、F172、F173
(大日本インキ社製)、フロラードFC430、FC431(住友
スリーエム社製)、アサヒガードAG710、サーフロンS
−382、SC101、SC102、SC103、SC104、SC105、SC106
(旭硝子社製)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロ
キサンポリマーKP341(信越化学工業社製)やアクリル
酸系またはメタクリル酸系(共)重合体ポリフローNO.7
5、No.95(共栄社油脂化学工業社製)等が挙げられる。
これらの界面活性剤の配合量は、ノボラック樹脂および
1,2−キノンジアジド化合物の総量100重量部当たり、通
常、2重量部以下が好ましく、特に1重量部以下が好ま
しい。
良するために接着助剤を、さらに必要に応じて保存安定
剤、消泡剤等を配合することもできる。
1,2−キノンジアジド化合物、化合物(2)および各種
配合剤を溶剤に溶解させ、例えば孔径0.2μm程度のフ
ィルタで濾過することにより、例えば固形分濃度が10〜
35重量%程度に調整され、これを回転塗布、流し塗布、
ロール塗布等によりシリコンウェーハ等に塗布される。
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル等のグリコールエーテル類、メチルセロ
ソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート等のセ
ロソルブエステル類、2−ヒドロキシプロピオン酸メチ
ル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル等のモノヒドロ
キシモノカルボン酸エステル類、プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノエチルエーテルアセテート等のエステル類を例示す
ることができる。これらの溶剤は単独でまたは2種類以
上混合して使用される。
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、メタ珪酸ナトリウム、アンモニア水、エチルアミ
ン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルアミン、ジメ
チルエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒド
ロキシド、ピロール、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−
7−ウンデセン等を溶解してなるアルカリ性水溶液が使
用される。また前記現像液に水溶性有機溶媒、例えばメ
タノール、エタノール等のアルコール類や界面活性剤を
適量添加したアルカリ性水溶液を現像液として使用する
こともできる。
明はこれらの実施例によって何ら制約されるものではな
い。
ルフラスコに、m−クレゾール324g(3モル)、3,5−
ジメチルフェノール244g(2モル)、37重量%ホルムア
ルデヒド水溶液770g(ホルムアルデヒド:9.5モル)およ
び蓚酸0.8gを仕込み、セパラブルフラスコを油浴に浸
し、内温を100℃に保持しながら1時間反応させ、その
後さらにm−クレゾール324g(3モル)および3,5−ジ
メチルフェノール244g(2モル)を反応の進行とともに
連続的にセパラブルフラスコに仕込み、2時間反応させ
た。
ブルフラスコ内を減圧にして水、未反応のホルムアルデ
ヒド、m−クレゾールおよび3,5−ジメチルフェノー
ル、ならびに蓚酸を除去した。次いで溶融したノボラッ
ク樹脂を室温に戻し回収した。
量分布を、GPC法により求め、その結果を第1表に示
す。
第1表に記載の1,2−キノンジアジド化合物29重量部お
よび化合物(2)として1−フェニル−3−メチル−4
−(4−メチルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾール
3重量部を、エチルセロソルブアセテート320重量部に
溶解した後、孔径0.2μmのフィルターで濾過し、本発
明の感放射線性樹脂組成物を調製した。
ミニウム層を蒸着した0.4μmの段差構造を有するシリ
コンウェーハ上に回転塗布した後、90℃に保持したホッ
トプレート上で2分間プレベークして乾燥膜厚1.5μm
のレジスト膜を得た。 このレジスト膜に、ライン幅と
スペース幅の等しい(1L/1Sパターン)テストパターン
レチクルを用い、ステッパー(Nikon NSR 1505G4D;レ
ンズの開口数(以下、「NA」という)=0.45)で0.55秒
露光した後、110℃で60秒間ポストエクスポージャーベ
ークを行い、現像液としてのテトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド2.4重量%水溶液に浸漬し、25℃で1分間
現像し、水でリンスし、乾燥した。このときの残膜率は
98%であった。
したところ、1.0μmの1L/1Sパターンが1対1になる露
光時間(最適露光時間)は0.55秒であり、その時の露光
量における現像残りは認められず、さらにハレーション
の影響による断線や欠けが全くなく、0.6μmのレジス
トパターンまで解像できた。さらに1.0μmパターンの
段差構造の上と下との寸法差は0.05μmであった。
ハを入れてパターンが崩れ始めたときの温度を求めたと
ころ、150℃であり、レジストとして耐熱性が良好であ
ることがわかった。
を用いて露光時間を0.6秒とした以外は(2)と同様に
してレジストパターンを形成した。
後3ケ月間25℃で保存し、その後同様の評価を行ったと
ころ、上記と同等のレジスト性能が得られ、本発明の組
成物は保存安定性にも優れていることがわかった。
シリコンウェーハ上に回転塗布してプレベークした後、
25℃で4日間放置し、これを用いて(3)と同様の評価
を行ったところ、(3)と同等のレジスト性能が得ら
れ、本発明の組成物は塗布後の安定性にも優れているこ
とがわかった。
(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(4−メチ
ルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾール3重量部を用
いた以外は実施例1(1)と同様にして本発明の感放射
線性樹脂組成物を調製した。
とした以外は実施例1(2)と同様にしてハレーション
防止効果を調べたところ、得られたレジストパターンに
は、ハレーションの影響は全く見られず、0.6μmのパ
ターンまで解像された。さらに1.0μmパターンの段差
構造の上と下との寸法差は0.05μmであった。
および(4)と同様にして評価を行ったところ、保存安
定性および塗布後の安定性に優れていた。
−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル−4−(4
−メチルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾール3重量
部を用いた以外は実施例1(1)と同様にして本発明の
感放射線性樹脂組成物を調製した。
する以外は実施例1(2)と同様にしてハレーション防
止効果を調べたところ、得られたレジストパターンに
は、ハレーションの影響は全く見られず、0.6μmのパ
ターンまで精度よく解像された。さらに、1.0μmパタ
ーンの段差構造の上と下との寸法差は0.05μmであっ
た。
と同様にして評価したところ保存安定性に優れていた。
−ヒドロキシ−4′−N,N−ジメチルアミノアゾベンゼ
ン3重量部を用いた以外は実施例1(1)と同様にして
感放射線性樹脂組成物を調製した。
ーション防止効果を調べたところ、ハレーション防止効
果は良好であった。しかし、露光時間(0.6秒)におけ
る1.0μmパターンの段差構造の上と下との寸法差は0.1
5μmであり、かつ実施例1(3)と同様にして組成物
を25℃で3ケ月間保存した後に評価を行ったところ、残
膜率が82%であり、レジスト性能が劣っていた。
ろ、放置しない場合に比較して残膜率が79%と低下し、
レジスト性能が著しく劣っていた。
外は実施例1と同様にして感放射線性樹脂組成物を調製
した。
は実施例1(2)と同様にしてハレーション防止効果を
調べたところ、得られたレジストパターンには、段差側
面よりのハレーションの影響で、パターン下部の欠けや
断線が多く見られた。
実施例1(1)と同様にしてノボラック樹脂を合成し、
GPC法にてノボラック樹脂の分子量分布を測定した。そ
の結果を第1表に示す。
ジアジド化合物および化合物(2)を用いた以外は実施
例1(1)と同様にして本発明の感放射線性樹脂組成物
を調製した。
ミニウム層を蒸着したシリコンウェーハ上に回転塗布し
た後、90℃に保持したホットプレート上で2分間プレベ
ークして乾燥膜厚1.5μmのレジスト膜を得た。次いで
実施例1(2)と同じレチクルとステッパーにて露光量
を変化させて露光した後、110℃で60秒間ポストエクス
ポージャーベークを行い、次いでテトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシド2.4重量%水溶液を用い25℃で1分間
現像し、水でリンスし、乾燥した。得られたレジストパ
ターンを走査型電子顕微鏡で観察し、レジスト性能を評
価した結果を第1表に示す。
1(1)と同様にしてノボラック樹脂を合成し、GPC法
にてノボラック樹脂の分子量分布を測定した。その結果
を第1表に示す。
ジアジド化合物およびハレーション防止剤を用いた以外
は実施例1と同様にして感放射線性樹脂組成物を調製
し、濾過してレジスト性能の評価を行った。その結果を
第1表に示したが、実施例に比べ解像度、段差上下寸法
差および現像性が劣るものであった。
llow HM 1123(1−フェニル−3−メチル−4−(4−
メトキシフェニル)アゾ−5−オキシピラゾール、三井
東圧染料社製)3重量部を用いた以外は実施例1(1)
と同様にして感放射線性樹脂組成物を調製した。
秒とする以外は実施例1(2)と同様にしてハレーショ
ン防止効果を調べたところ、得られたパターンには、ハ
レーションの影響は全く見られず0.6μmのパターンま
で解像されたが、1μmパターンの段差構造の上と下と
の寸法差は0.15μmであった。
件によってレジスト性能が低下することがなく、保存安
定性に優れ、しかもハレーション防止性能が高く、解像
度、感度、現像性および耐熱性に優れ、さらに現像後の
残膜率が高く、段差構造の上と下での寸法制御性に優れ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)m−クレゾール6〜94モル%および
一般式(I) (式中、Xは−CpH2p+1または−CO2CqH2q+1を意味し、
nは1〜3、mは0〜3、pは1〜4、qは0〜2のそ
れぞれ整数である)で表される化合物(但しm−クレゾ
ールは除く)94〜6モル%を含むフェノール類と、アル
デヒド類とを縮合させて得られるアルカリ可溶性ノボラ
ック樹脂、 (b)1,2−キノンジアジド化合物ならびに (c)1−フェニル−3−メチル−4−(4−メチルフ
ェニルアゾ)−5−オキシピラゾール、1−フェニル−
3−メチル−4−(4−エチルフェニルアゾ)−5−オ
キシピラゾール、1−フェニル−3−メチル−4−(4
−プロピルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾール、1
−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(4−メ
チルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾールおよび1−
(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル−4−(4−
メチルフェニルアゾ)−5−オキシピラゾールから選ば
れる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とす
る感放射線性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2147104A JP2751572B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 感放射線性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2147104A JP2751572B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 感放射線性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0439663A JPH0439663A (ja) | 1992-02-10 |
JP2751572B2 true JP2751572B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=15422605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2147104A Expired - Lifetime JP2751572B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 感放射線性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751572B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007272002A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nippon Zeon Co Ltd | レジストパターン形成方法及び感光性樹脂組成物 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6173144A (ja) * | 1984-09-19 | 1986-04-15 | Nippon Zeon Co Ltd | ホトレジスト及びホトレジストパターンの形成方法 |
JPH0654386B2 (ja) * | 1986-03-28 | 1994-07-20 | 日本合成ゴム株式会社 | ポジ型感放射線性樹脂組成物 |
JPH0823692B2 (ja) * | 1986-12-24 | 1996-03-06 | 日本合成ゴム株式会社 | ポジ型ホトレジスト |
JPS63161443A (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | フオトレジスト組成物 |
JP2534872B2 (ja) * | 1987-06-25 | 1996-09-18 | 住友化学工業株式会社 | フォトレジスト組成物 |
-
1990
- 1990-06-05 JP JP2147104A patent/JP2751572B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0439663A (ja) | 1992-02-10 |
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