JP2751053B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

電子鍵盤楽器

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JP2751053B2 JP63134211A JP13421188A JP2751053B2 JP 2751053 B2 JP2751053 B2 JP 2751053B2 JP 63134211 A JP63134211 A JP 63134211A JP 13421188 A JP13421188 A JP 13421188A JP 2751053 B2 JP2751053 B2 JP 2751053B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子装置と鍵盤を用いて音を発生する電子
鍵盤楽器に関する。
[従来の技術] 従来、電子装置等を用いて種々の楽器の音を発生す
る、いわゆる電子鍵盤楽器が知られている。
また、最近では、マイクロコンピュータ等の利用によ
り、指定された和音が自動的に発生する、いわゆる自動
コード楽器も使用されてきており、電子鍵盤楽器はその
機能を益々増大しつつある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記の従来技術になる自動コード楽器
では、指定された和音は自動的に所定のパターンで発生
され、すなわち、演奏者ではなく、マイクロコンピュー
タのペースで自動的に音を発生してしまい、演奏者の感
覚・思考との間にギャップが生じ、また、指定できる和
音の種類も少なく、楽器の高度かつ多種多様な演奏を自
由に行うことは出来ず、特にベテランの演奏者などには
むしろ不都合であり、不満であるという問題点を有して
いた。
一方、従来の鍵盤上に和音を配列する方式もあった。
しかしながら、これでは、鍵盤の和音を配列した部位で
は、従来の鍵盤の音による演奏はできなくなってしまう
という問題を有しており、また、従来の鍵盤上に和音を
配列した場合、これら和音が配置されたどの鍵が和音の
どの音に対応するのかを認識することが困難であるとい
う問題点もあった。
[課題を解決するための手段] 前記の本発明の目的は、和音の根音を指定する第一の
鍵盤と、和音の種類を指定するコード指定スイッチと、
前記第一の鍵盤からの根音と前記コード指定スイッチに
よって指定された和音の種類とによって3個または4個
の複数音から成る和音を決定する制御手段と、第1の白
鍵、第2の白鍵、第3の白鍵及び黒鍵がこれらの順で繰
り返し複数組配列された複数の鍵より構成される第二の
鍵盤と、前記制御手段によって決定された和音の各和音
構成音をその音高順にそれぞれ前記第1の白鍵、第2の
白鍵、第3の白鍵、黒鍵に割り当てる割当手段とを有
し、前記第2の鍵盤を押鍵することにより各鍵にそれぞ
れ割り当てられた前記和音の各和音構成音を発音させる
ようにしたことを特徴とする電子鍵盤楽器によって達成
される。
[作用] すなわち、上記の本発明になる電子鍵盤楽器によれ
ば、前記第一の鍵盤と前記コード指定スイッチで指定さ
れた根音と和音の種類に従って3個または4個の複数音
から成る和音が、前記第二の鍵盤上に配置される。そし
て、この第二の鍵盤は、上記のように、前記第一の鍵盤
とは別個に設けられ、白鍵と黒鍵とが3対1の割合で配
列されていることから、3個または4個の複数音から成
る和音が、視覚的にも触覚的にも位置認識が容易であ
り、これにより手動操作により、演奏者の感覚や意思に
マッチした多種多様でかつ高度な演奏が可能になる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例について、添付の図面を参照し
ながら説明する。
まず、第1図において、この電子鍵盤楽器本体1の左
側上部には、一般の電子オルガンやシンセサイザー等と
同じ様に、電源スイッチを含む、音色やエンベローブ等
をコントロールするためのスイッチやボリューム類が設
けられたコントロール部2である。また、この電子鍵盤
楽器本体1の左側中央部に設けられた第一の鍵盤3と、
その下部に設けられたコード指定スイッチ4と、本体1
の右側下部に設けられた第二の鍵盤5と、そして前記第
二の鍵盤5の上部に設けられた種々のスイッチ群とから
構成されている。前記スイッチ群の内、スイッチ6は前
記第二の鍵盤5の配列を変更するために用いる配列変更
スイッチであり、スイッチ7はこの鍵盤楽器を通常の鍵
盤楽器として使用するか或いは和音(コード)楽器だけ
として使用するかを選択する出力選択スイッチである。
また、スイッチ8は一定の和音(コード)を一定条件下
で保持するためのいわゆるコードロックスイッチであ
り、スイッチ9は、演奏者が自身で和音(コード)を作
成するためのオリジナルコード作成用スイッチであり、
スイッチ10は音長選択スイッチである。前記の出力選択
スイッチ7が「オン」で第一の鍵盤3を押した時はその
音をそのまま発生させ、この時第二の鍵盤5を押せば、
そこにコード指定スイッチ4との組合せにより配列され
ている音を発生する。また、この出力選択スイッチ7が
「オフ」している時は、第一の鍵盤3を押しても音は発
生せず、第二の鍵盤5を押して始めてコード指定スイッ
チ4との組合せによる音が発生する様になっている。
第一の鍵盤3は、第1図にも示すように、例えば電子
オルガンなどの一般の電子鍵盤楽器の鍵盤と同様に白鍵
と黒鍵が配置されており、図示の鍵盤において、第一の
鍵盤3だけで演奏する時、白鍵8「ド(C)」は音名で
「ハ」である。
次に、第1図のコード指定スイッチ4は、第2図に示
すように、この例では縦方向に3行、横方向に4列、総
計12個のコード指定スイッチが配置されており、各コー
ド指定スイッチ1〜12は、それらの内の一つのコード指
定スイッチを押すことにより、和音(コード)を指定す
ることができるようになっている。すなわち、第2図で
コード指定スイッチの1は「6(シックス)」を、コー
ド指定スイッチの2は「maj7(メジャー・セブンス)」
を、コード指定スイッチの3は「マイナーmaj7“m ma
j7"(マイナー・メジャー・セブンス)」を、コード指
定スイッチの4は「マイナー6“m6"(マイナー・シッ
クス)」を、コード指定スイッチの5は「7−5“7
(♭5)”(セブンス・フラット・ファイブ)」を、コ
ード指定スイッチの6は「7(セブンス)」を、コード
指定スイッチの7は「マイナー7“m7"(マイナー・セ
ブンス)」を、コード指定スイッチの8は「マイナー7
−5“m7(♭5)”(マイナー・セブンス・フラット・
ファイブ)」を、コード指定スイッチの9は「7+5
“aug"(オギュメント・セブンス)」を、コード指定ス
イッチの10は「dim7(ディミニッシュ・セブンス)」
を、コード指定スイッチの11は「7sus4(セブンス・サ
ス・フォー)」を、コード指定スイッチの12は「マイナ
ー7+5“m aug7"(マイナー・オギュメント・セブ
ンス)」を示している。また、第1図でこのコード指定
スイッチ4は、第一の鍵盤3の1オクターブに2セッ
ト、すなわち前記の実施例では5セットのコード指定ス
イッチが配置され、第一の鍵盤3のどの位置からも容易
にコード指定スイッチに入力可能な様になっているが、
しかしながら、必ずしもこの様な構成に限らず、例えば
第一の鍵盤3の1オクターブに1セットだけ配置しても
よい。
そして、第一の鍵盤3によって指定された根音と、コ
ード指定スイッチ4によって指定された和音の種類に従
い、その指定された和音を構成する複数の音を以下に説
明する第二の鍵盤5上に配列する。例えば、第一の鍵盤
3の鍵8によって「ド(C)」を根音として打鍵し、コ
ード指定スイッチ4の第2図でコード指定スイッチの6
を押した場合、和音「C7(シー・セブンス)」が選択さ
れることとなる。
一方、第1図に示される様に第二の鍵盤5は和音(コ
ード)演奏用の鍵盤であり、第一の鍵盤3とは異なり、
3個の白鍵1、2、3と1個の黒鍵4の4個の鍵が一組
となり、この場合ではこれらの4組の鍵とさらに1個の
鍵17を加えた計17個の鍵が、横方向に配列され、和音
(コード)演奏用鍵盤を構成しており、この鍵盤上に
は、第一の鍵盤3とコード指定スイッチ4との組み合わ
せによって決定される和音が配列される。
また、前記の様に、第二の鍵盤5上に鍵4、8、12、
16の様な黒鍵を配置しているのは以下の理由による。
(1)黒鍵があることによって、演奏者は根音とその上
に重なる音が鍵盤上のどの位置に在るのか容易に分かる
こと。
(2)例えば「C(シー・メジャー)」の様に、3音か
ら構成される和音と、前記「C7(シー・セブンス)」の
様に、4音から構成される和音のそれぞれを発生させる
場合、前記の黒鍵を除いて、あるいは黒鍵を含めて打鍵
してやれば良く、共通に配列することができること。
(3)前記(2)からも明らかなように、3音から構成
される和音と4音から構成される和音とが第二の鍵盤5
に配列されるが、この場合、コード指定スイッチは4音
の和音だけに対して設ければ良く、3音の和音のコード
指定スイッチの数を省略でき、少ないコード指定スイッ
チでより多くの和音を選択することができる。例えば、
「ド」「ミ」「ソ」「シ(♭)」の4音から構成される
前記「C7(シー・セブンス)」が第二の鍵盤5上に配列
された場合、3個の白鍵に配列される音は「ド」「ミ」
「ソ」の3音から成る和音「C(シー・メジャー)」で
あり、特別に和音「C(シー・メジャー)」のためのコ
ード指定スイッチを設ける必要が無い。
(4)3和音の場合は13個の白鍵上に、4和音の場合は
13個の白鍵と4個の黒鍵上に、ともに4オクターブに渡
って配列され、これによって、前記の3和音と4和音の
時の鍵盤上の音の幅を同じにすることが出来、演奏者の
予想した音の高さと、配列されている音の高さを同一に
することが出来る。
第3図には、前記電子鍵盤楽器の制御部の電気回路の
ブロック図が示されている。すなわち、第一の鍵盤3、
コード指定スイッチ4、第二の鍵盤5、出力選択スイッ
チ7が第一のインターフェース100を介して、セントラ
ル・プロセッシング・ユニット(CPU)101、リード・オ
ンリー・メモリ(ROM)102、そしてランダム・アクセス
・メモリ(RAM)103とから構成されるマイクロ・コンピ
ュータに接続されている。また、この第一のインターフ
ェース100には、さらに、図には示されていないが、コ
ード・ロック・スイッチ8、配列変更スイッチ6等も入
力されている。このマイクロ・コンピュータは、第二の
インターフェース104を介して電子オルガン(シンセサ
イザー)専用回路105に接続され、さらに、音声出力を
発生するスピーカ106等に接続されている。
以上、説明した動作について、第4図のフロー・チャ
ートに従って次に説明する。
第4図において、スタート200に続いてステップ201で
は、前記出力選択スイッチ7が「オン」しており、前記
第一の鍵盤3が押されているかを判断する。これによっ
て、前記出力選択スイッチ7が「オン」しており、さら
に前記第一の鍵盤3が押されている(“Yes")場合には
ステップ202へ移り、押されている前記第一の鍵盤3の
出力信号を第2のインターフェース104へ送り、電子オ
ルガン(シンセサイザー)専用回路105を介して、その
ままその音が出力される。このことは、前記出力選択ス
イッチ7が「オン」している時は、この電子鍵盤楽器は
普通の電子オルガン等と同じ機能をすることを意味す
る。
次に、前記ステップ201で出力選択スイッチ7が「オ
フ」(“N0")の場合は、第1鍵盤を押しても音は出力
されない。
さらにステップ203へ移行し、新たな第1図のコード
指定スイッチ4が押されているか否かを判断する。(前
に押されたコード指定スイッチ4は指を離しても、その
アドレス・ナンバーはそのままホールドされている。)
そして、新たなコード指定スイッチ4が押されている
(“Yes")場合、ステップ204において、その新たに押
されたコード指定スイッチに対応する和音(コード)の
アドレス・ナンバーに変換してこれを記憶(ストア)し
ておく。このときの、和音(コード)に対応する音は、
以下に示す様に、4桁の数字で表わされてROM102内に書
き込まれており、それは、 「ド」=0000 「ド♯(レ♭)」=0001 「レ」=0010 「レ♯(ミ♭)」=0011 「ミ」=0100 「ファ」=0101 「ファ♯(ソ♭)」=0110 「ソ」=0111 「ソ♯(ラ♭)」=1000 「ラ」=1001 「ラ♯(シ♭)」=1010 [シ」=1011 の様になっている。
常にその根音は「ド」であり、例えば、第2図のコー
ド指定スイッチの7を押した場合、「マイナー7“m7"
(マイナー・セブンス)」であり、すなわち、 「ド」=0000 「レ♯(ミ♭)」=0011 「ソ」=0111 「ラ♯(シ♭)」=1010 となる。
前記ステップ204で和音(コード)のアドレス・ナン
バーに変換することに続き、ステップ205では、新たに
第一の鍵盤3が押されているか否かを判断する。この結
果、新たに第一の鍵盤3が押されている(“Yes")場合
には(前に押された第一の鍵盤3の鍵は指を離してもそ
の根音の数値はそのままホールドされている)、ステッ
プ206において、その新たに押された鍵(根音)の数値
に置き換えてこれをストアする。前記ステップ205にお
いて(“No")の場合にも同様に、ステップ207におい
て、前記鍵(根音)の変換値と前記和音(コード)のア
ドレス・ナンバーで読み出された値とにより、第二の鍵
盤5上に配列する音を計算し、その結果を、前記第二の
鍵盤5によって読み出される様に、マイクロ・コンピュ
ータのRAM103の中の所定のアドレスに書き込む。
ここで、ステップ206において新たに押された鍵(根
音)を数値に置き換える場合、その数値は7桁で、「00
00001」で始まる。そして、この値は、音名で に対応し、半音高くなるごとに1ずつその値を増加して
行く。なお「0000000」の時は無音となる。具体的に
は、第1図の第一の鍵盤3の鍵8「ド」を押した場合、
第二の鍵盤5の鍵1の根音の音名は「は」であり、その
値は「0011001」となる。また、鍵20「ド」を押した場
合、その音は1オクターブ高い音名で「ハ」であり、そ
の値は「0100101」となる。
そして、前記ステップ207における計算とは、前記ス
テップ203において新たに押されたコード指定スイッチ
に対応する和音(コード)のアドレス・ナンバーに変換
して記憶(ストア)していた数値をそのアドレスにより
読み出し、前記ステップ206において新たに押された鍵
(根音)の数値とを加算することである。例えば、前記
の例で、第2図のコード指定スイッチの7を押して「マ
イナー7“m7"(マイナー・セブンス)」を指定し、一
方、第一の鍵盤3の白鍵12を押して「ミ」を根音とした
場合、この音は「0011101」と表され、「マイナー7“m
7"(マイナー・セブンス)」の4個の和音(コード)
は、 「ド」=0000 「レ♯(ミ♭)」=0011 「ソ」=0111 「ラ♯(シ♭)」=1010 と変換されていることから、計算は以下の様になる。
第二の鍵盤5の鍵1については、 0000+0011101=0011101 鍵2については、 0011+0011101=0100000 鍵3については、 0111+0011101=0100100 そして、鍵4については、 1010+0011101=0100111 これらの式において、「0011101」は「ミ」で音名
「ほ」を、「0100000」は「ソ」で音名「と」を、「010
0100」は「シ」で音名「ろ」を、そして「0100111」は
「レ」で音名「ニ」を表している。これら、前記の計算
された値に基ずいて、第二の鍵盤5の17個の内の4個の
鍵に配列される音が定められるが、その他の鍵に配列さ
れる音は、さらに以下の様な計算によって定められる。
鍵5については、 1100+0011101=0101001 鍵6については、 1100+0100000=0101100 鍵7については、 1100+0100100=0110000 そして、鍵8については、 1100+0100111=0110011 となる。ここで、「1100」を加算することは1オクター
ブ高い音を表わしており、このことは、鍵5〜8は前記
鍵1〜4のそれぞれ1オクターブ高い音となっているこ
とを示している。
さらに、第二の鍵盤5の鍵9〜12については、前記鍵
5〜8の数値に再び1オクターブ「1100」を加え、鍵13
〜16については、前記鍵9〜12の数値にさらに1オクタ
ーブ「1100」を加え、最後に鍵17については前記鍵13の
値に1オクターブ「1100」を加えて求める。この結果、
鍵9〜12は前記鍵1〜4の和音の2オクターブ高い和音
が、鍵13〜16は前記鍵1〜4の和音の3オクターブ高い
和音が、鍵17は前記鍵1の4オクターブ高い音が配列さ
れることとなる。黒鍵を含んで打鍵すれば「Em7」とな
り、黒鍵を除いて打鍵すれば「Em」となる。そして、こ
れらの計算された数値は第3図のマイクロ・コンピュー
タのRAM103内に書き込まれることになる。
次に、前記ステップ203で新たな第1図のコード指定
スイッチ4が押されていないと判断する(“No")場
合、ステップ208へ移り、第1図において参照番号8で
示されるコード・ロック・スイッチが「オン」されてい
るか否かを判断する。この結果、「オン」(“Yes")の
時はステップ210に移行し、コード・ロック・スイッチ
が「オン」されていない(“No")場合は、ステップ209
へ移り、新たに第一の鍵盤3が押されているか否かを20
5と同様に判断する。この結果、新たに第一の鍵盤3が
押されている(“Yes")場合には、前記のステップ206
へ移行する。一方、新たに第一の鍵盤3が押されていな
い(“No")場合には、さらに、次のステップ210に移
る。
ステップ210では第1図において参照番号10で示され
る音長選択スイッチが「オン」されているか否かを判断
し、その結果、前記音長選択スイッチ10が「オン」
(“Yes")と判断される場合は、ステップ211に移行
し、押されている第二の鍵盤5の数値を読み出し、第一
の鍵盤3の鍵が押されている時だけその出力信号を第二
のインターフェース104へ送る。つまり第1図の鍵盤3
と第二の鍵盤5の両方の鍵が押されている時だけ出力す
る。
一方、前記ステップ210で前記音長選択スイッチ10が
押されていないと判断する場合(“No")は、ステップ2
12に移行し、押されている第二の鍵盤5の数値を読み出
し、その出力信号を前記第二のインターフェース104へ
送る。
そして、これらステップ211か、212が終了した後、再
び前記のステップ201へ戻る。
また、前記の動作説明には示されていないが、配列変
更スイッチ6は第二の鍵盤5の配列を変更するために用
いるスイッチであり、これは6個のスイッチから構成さ
れている。これらの配列変更スイッチ6の内の1つ以外
(一つは変更しないためのスイッチ)は、第二の鍵盤
5、すなわち和音演奏用の鍵盤に配列された和音を並び
換えるものである。すなわち、この配列変更スイッチ6
により、第二の鍵盤5に配列された和音の順番を並び換
えることによって、例えば左から右へ指で撫でる様に演
奏するいわゆるグリッサンド奏法の時、低い音から高い
音へ、あるいは高い音から低い音へと一律に変化させる
のではなく、今までは不可能であった高度な奏法をも可
能にするものである。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明になる電子鍵
盤楽器によれば、前記第一の鍵盤と前記コード指定スイ
ッチで指定された根音と和音の種類に従って3個または
4個の複数音から成る和音が、前記第一の鍵盤とは別個
に設けられた前記第二の鍵盤上に配置され、この第二の
鍵盤上では、白鍵と黒鍵とが3対1の割合で配列され、
一方、3個または4個の複数音から成る和音がこれらの
白鍵と黒鍵上に配列されることから、演奏者にとっては
視覚的にも触覚的にも配置された和音の位置認識が容易
となり、これにより、同じ和音でも演奏者の意思によっ
て音の高・低、その順序、長さ等をより自由に演奏し、
演奏者の感覚や意思にマッチした多種多様でかつ高度な
演奏が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例である電子鍵盤楽器の演奏盤面
を示す平面図、第2図は前記第1図のコード指定スイッ
チの詳細を示す平面図、第3図は前記第1図に示す電子
鍵盤楽器の制御部を示す電気回路図、そして、第4図は
前記第3図のその動作を説明するためのフローチャート
である。 1……楽器本体、2……コントロール部、3……第一の
鍵盤、4……コード指定スイッチ、5……第二の鍵盤、
6……配列変更スイッチ、7……出力選択スイッチ、8
……コード・ロック・スイッチ、9……オリジナルコー
ド作成用スイッチ、10……音長選択スイッチ、100……
第一のインターフェース、101……セントラル・プロセ
ッシング・ユニット(CPU)、102……リード・オンリー
・メモリ(ROM)、103……ランダム・アクセス・メモリ
(RAM)、104……第二のインターフェース、105……電
子オルガン(シンセサイザー)専用回路、106……スピ
ーカ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】和音の根音を指定する第一の鍵盤と、和音
    の種類を指定するコード指定スイッチと、前記第一の鍵
    盤からの根音と前記コード指定スイッチによって指定さ
    れた和音の種類とによって3個または4個の複数音から
    成る和音を決定する制御手段と、第1の白鍵、第2の白
    鍵、第3の白鍵及び黒鍵がこれらの順で繰り返し複数組
    配列された複数の鍵より構成される第二の鍵盤と、前記
    制御手段によって決定された和音の各和音構成音をその
    音高順にそれぞれ前記第1の白鍵、第2の白鍵、第3の
    白鍵、黒鍵に割り当てる割当手段とを有し、前記第2の
    鍵盤を押鍵することにより各鍵にそれぞれ割り当てられ
    た前記和音の各和音構成音を発音させるようにしたこと
    を特徴とする電子鍵盤楽器。
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