JP2750978B2 - 台紙つき基材シートの切断方法 - Google Patents

台紙つき基材シートの切断方法

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JP2750978B2
JP2750978B2 JP4070344A JP7034492A JP2750978B2 JP 2750978 B2 JP2750978 B2 JP 2750978B2 JP 4070344 A JP4070344 A JP 4070344A JP 7034492 A JP7034492 A JP 7034492A JP 2750978 B2 JP2750978 B2 JP 2750978B2
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laser
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徳雄 ▲吉▼田
亨 桑田
栄一 森
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、台紙の付いた基材シ
ートからラベルや粘着材シートとして利用される基材シ
ートのみを切断する切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台紙つき基材シートから基材シー
トのみをレーザ光線によりカットし、ラベル、粘着材シ
ートとして利用するものとして、特開昭59−1473
82号公報の技術が知られている。この従来技術によれ
ば、台紙としてアルミニウム等の金属板を用い、レーザ
光線を照射して台紙の切断を防止しつつ、基材シートの
みをレーザ切断するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、基材シートのみを切断するためにレーザ出力の微妙
な制御が必要となり、又、基材シートが確実に切断され
ないと剥離性が悪くなり、更に、台紙にアルミニウム等
の金属を用いると、ロール状で材料を供給する場合に重
量が大きくなる等の課題があった。本発明は斯かる課題
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、台紙を残して基材シートのみをレーザにより切断
することができる台紙つき基材シートの切断方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1に、台紙とこの台紙に剥離自在な基
材シートからなる台紙つき基材シートにレーザ光を照射
して基材シートを切断する台紙つき基材シートの切断方
法において、一つの切断線域に対し焦点位置の異なる
数のレーザ光を近接させたまま照射したことを特徴とす
る。第2に、レーザ光の照射位置を少なくとも端部にお
いて近接させて照射したことを特徴とする。第3に、レ
ーザ光の照射位置を部分的に交差させて照射したことを
特徴とする。第4に、レーザ光の照射位置を複数回交差
させて照射したことを特徴とする。第5に、深さ方向に
焦点位置の異なるレーザ光を用いたことを特徴とする。
第6に、焦点位置は平面上は同じ位置で深さ方向に異な
るレーザ光を用いたことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記構成による切断方法は、複数のレーザ光を
近接照射して基材シートの複数箇所を切断することで、
少なくとも一箇所は確実に切断されるため、切断の信頼
性が高くなり、かつ基材シートの剥離性が向上する。
又、レーザ光の照射位置を部分的に近接、交差もしくは
複数回交差させて照射することにより、部分的に基材シ
ートの複数箇所が切断されるため、切断の信頼性の向上
と基材シートの剥離性を高めることができる。更に、焦
点の異なるレーザ光やワインカップ状のレーザ光を照射
することにより、切断と熱処理を同時に行え、かつ熱処
理により切断部が玉状となって基材シートの剥離性が向
上する。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好ましい実施例
を説明する。図1はロール状の台紙つき基材シートから
基材シートのみを切断する装置を示し、台紙つき基材シ
ート10は供給ロール20と巻取りロール30間に張架
されている。これら二つのロール20,30の中途部に
レーザ切断装置40を設け、レーザエネルギにより台紙
1から基材シート2のみを切断して剥離できるようにな
っている。なお、台紙1としては例えば紙が用いられる
が、これに限定されるものではない。
【0007】〔実施例1〕 この実施例では、複数のレーザ光を近接させて照射した
ことを特徴とする。すなわち、図2(a)のように、基
材シート2の上方に集光レンズ3を配置し、この集光レ
ンズ3でレーザ光を二つに分割して集光し、焦点位置を
異ならしめ図2(b)のように、基材シート2の一つの
切断線域を近接した二つの切断線C,C′で切断するよ
うにしている。これにより、たとえば切断線C,C′の
うちいずれか一方が不完全な切断であったとしても、他
方の切断線で切断されることになるから、切断の信頼性
が向上する。
【0008】〔実施例2〕 この実施例では、複数のレーザ光を近接させて照射する
場合において、レーザ光の照射位置を部分的に近接させ
て照射したことを特徴とする。すなわち、図3(a)の
ように、基材シート2の端部の切断始めは二つのレーザ
光の照射位置を離しておき、徐々に近接させていってV
字状に切断し、中間位置においてはレーザ光の照射位置
を一致させ、更に端部の切断終わりは二つのレーザ光の
照射位置を徐々に離して逆V字状に切断する。
【0009】又、図3(b)のように、切断始めは二つ
のレーザ光の照射位置を徐々に近接させていってU字状
に切断し、中間位置においてはレーザ光の照射位置を一
致させ、更に切断終わりは二つのレーザ光の照射位置を
徐々に離して逆U字状に切断する。
【0010】更に、図3(c)は、切断始めは二つのレ
ーザ光の照射位置を徐々に近接させていってV字状に切
断し、その後はレーザ光の照射位置を一致させ、中央位
置では二つのレーザ光の照射位置を徐々に操作して菱形
状に切断し、更に切断終わりは二つのレーザ光の照射位
置を徐々に離して逆V字状に切断する。なお、図3
(a)〜(c)における以上の切断位置は、夫々切断線
Cで示している。
【0011】〔実施例3〕この実施例では、レーザ光の
照射位置を部分的に交差させて照射したことを特徴とす
る。すなわち、図4のように、切断始めは二つのレーザ
光の照射位置を離しておき、徐々に近接させていって基
材シート2の略中間位置においてレーザ光を交差させ、
その後再び二つのレーザ光の照射位置を徐々に離してい
って切断線C,C’のように切断する。
【0012】〔実施例4〕この実施例では、レーザ光の
照射位置を複数回交差させて照射したことを特徴とす
る。すなわち、図5(a)のように、集光レンズ3を回
転させながら移動させることにより、図5(b)のよう
に、基材シート2が螺旋状に切断される。
【0013】〔実施例5〕 この実施例では、焦点の異なるレーザ光を用いたことを
特徴とする。すなわち、図6(a)のように、深さ方向
焦点位置の異なる集光レンズ3を用い、基材シート2
にレーザ光を照射することにより、図6(b)のよう
に、レーザ光で切断を行い、レーザ光で熱処理を行
なうものである。
【0014】〔実施例6〕 この実施例では、平面上は同じ位置で深さ方向に焦点位
置が異なるレーザ光を用いたことを特徴とする。すなわ
ち、図7(a)のように、集光レンズ3により、中央の
レーザビーム度が大で、その周環のレーザビーム強度
が小さいレーザ光をつくる。このレーザ光は、図7
(b)のように、中央のレーザビーム強度が大で、その
周環のレーザビーム強度が小さくなっていて、これを基
材シート2に照射すれば、図7(c)のように、中央の
焦点位置の深いレーザ光で切断し周囲のレーザ光で熱処
理を行うことができる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、以上説明した通り、台紙と
この台紙に剥離自在な基材シートからなる台紙つき基材
シートにレーザ光を照射して基材シートを切断する台紙
つき基材シートの切断方法において、一つの切断線域に
対し焦点位置の異なる複数のレーザ光を近接させて、又
少なくとも端部に近接させて、あるいは部分的に交差
させて、更に複数回交差させて照射したことにより、切
断の信頼性の向上と基材シートの剥離性の向上を図るこ
とができる。又、深さ方向に焦点位置の異なるレーザ光
を用いたり、焦点位置は平面上は同じ位置で深さ方向に
異なるレーザ光を用いたことにより、切断と熱処理を同
時に行うことができると共に、切断部を熱処理して玉状
にするため、基材シートの剥離性を良くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】台紙つき基材シートの切断装置の外観を示す図
である。
【図2】(a)(b)は複数のレーザ光を近接させたま
ま照射して切断する状態を示す図である。
【図3】(a)〜(c)は複数のレーザ光を部分的に近
接させて照射し、切断する状態を示す図である。
【図4】複数のレーザ光を部分的に交差させて照射し、
切断する状態を示す図である。
【図5】(a)(b)は複数のレーザ光を複数回交差さ
せて照射し、切断する状態を示す図である。
【図6】(a)(b)は焦点の異なる複数のレーザ光を
照射し、切断する状態を示す図である。
【図7】(a)〜(c)はワインカップ状のレーザ光を
照射し、切断する状態を示す図である。
【符号の説明】
1 台紙 2 基材シート 3 集光レンズ 10 台紙つき基材シート 20 供給ロール 30 巻取りロール 40 レーザ切断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 26/00 320 B23K 26/06 B31D 1/02 G09F 3/00 G09F 3/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台紙とこの台紙に剥離自在な基材シート
    からなる台紙つき基材シートにレーザ光を照射して基材
    シートを切断する台紙つき基材シートの切断方法におい
    て、一つの切断線域に対し焦点位置の異なる複数のレー
    ザ光を近接させたまま照射したことを特徴とする台紙つ
    き基材シートの切断方法。
  2. 【請求項2】 レーザ光の照射位置を少なくとも端部に
    おいて近接させて照射したことを特徴とする請求項1記
    載の台紙つき基材シートの切断方法。
  3. 【請求項3】 レーザ光の照射位置を部分的に交差させ
    て照射したことを特徴とする請求項1記載の台紙つき基
    材シートの切断方法。
  4. 【請求項4】 レーザ光の照射位置を複数回交差させて
    照射したことを特徴とする請求項1記載の台紙つき基材
    シートの切断方法。
  5. 【請求項5】 深さ方向に焦点位置の異なるレーザ光を
    用いたことを特徴とする請求項1記載の台紙つき基材シ
    ートの切断方法。
  6. 【請求項6】 焦点位置は平面上は同じ位置で深さ方向
    に異なるレーザ光を用いたことを特徴とする請求項1記
    載の台紙つき基材シートの切断方法。
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JP5730249B2 (ja) * 2012-08-07 2015-06-03 株式会社ミヤコシ ラベル原紙の粕上げ方法及び粕上げ装置
JP6095386B2 (ja) * 2013-01-31 2017-03-15 株式会社太陽マーク 機能性シート切断用台シート、キット及び積層体並びに機能性シートの切断方法

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