JP2750527B2 - 自励式高周波発振器 - Google Patents
自励式高周波発振器Info
- Publication number
- JP2750527B2 JP2750527B2 JP63219433A JP21943388A JP2750527B2 JP 2750527 B2 JP2750527 B2 JP 2750527B2 JP 63219433 A JP63219433 A JP 63219433A JP 21943388 A JP21943388 A JP 21943388A JP 2750527 B2 JP2750527 B2 JP 2750527B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- voltage
- base
- inductor
- circuit
- Prior art date
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自励式発振器の駆動回路に係り、特に出力の
定電流出力化に好適な駆動回路に関する。
定電流出力化に好適な駆動回路に関する。
〔従来の技術〕 自励式発振器の駆動回路は例えば特公昭52−16203号
公報に記載されている回路に代表される。すなわちトラ
ンジスタに代表されるスイッチ素子とインダクタを電源
に直列に接続し、前記トランジスタのベース駆動は前記
インダクタ上に重ね巻きしたベース巻線の誘起電圧を正
帰還することで得ている。トランジスタのスイッチング
はトランジスタがコレクタ飽和すると電流変化がなくな
りインダクタの誘起電圧が零になることを利用して得て
いる。
公報に記載されている回路に代表される。すなわちトラ
ンジスタに代表されるスイッチ素子とインダクタを電源
に直列に接続し、前記トランジスタのベース駆動は前記
インダクタ上に重ね巻きしたベース巻線の誘起電圧を正
帰還することで得ている。トランジスタのスイッチング
はトランジスタがコレクタ飽和すると電流変化がなくな
りインダクタの誘起電圧が零になることを利用して得て
いる。
上記の従来回路ではベース駆動回路を構成する回路素
子は一般に線形素子であるため、ベース駆動電流はベー
ス巻線電圧にほぼ比例する。そして一般にベース巻線電
圧は電源電圧または電源電圧と負荷電圧の差に比例す
る。このため例えば電源電圧が変動するとベース電流に
よってコレクタ電流もほぼ比例的に増減し、出力電流は
結局電源電圧にほぼ比例して増減する。すなわち電源電
圧変動に対し出力が大きく変動する問題があった。また
ベース電流に対し流せるコレクタ電流の比はトランジス
タによって、またトランジスタの温度によって変わるた
め、これらによっても発振器出力が変動する。
子は一般に線形素子であるため、ベース駆動電流はベー
ス巻線電圧にほぼ比例する。そして一般にベース巻線電
圧は電源電圧または電源電圧と負荷電圧の差に比例す
る。このため例えば電源電圧が変動するとベース電流に
よってコレクタ電流もほぼ比例的に増減し、出力電流は
結局電源電圧にほぼ比例して増減する。すなわち電源電
圧変動に対し出力が大きく変動する問題があった。また
ベース電流に対し流せるコレクタ電流の比はトランジス
タによって、またトランジスタの温度によって変わるた
め、これらによっても発振器出力が変動する。
本発明の目的は自励式発振器の出力特性を電源電圧変
動、トランジスタ特性のばらつき等に対して定出力化さ
せるベース駆動回路を提供することにある。
動、トランジスタ特性のばらつき等に対して定出力化さ
せるベース駆動回路を提供することにある。
上記目的はスイッチング素子たとえばトランジスタの
オン・オフ周期をベース駆動電圧に反比例して制御する
ことにより達成される。
オン・オフ周期をベース駆動電圧に反比例して制御する
ことにより達成される。
本発明では主となる第１のスイッチの他に、補助とし
ての第２のスイッチを設ける。第２のスイッチはインダ
クタ印加電圧を検出し、この電圧にほぼ反比例した時間
を待ってターンオンする。このターンオンにともなって
第１のスイッチをターンオフさせる。
ての第２のスイッチを設ける。第２のスイッチはインダ
クタ印加電圧を検出し、この電圧にほぼ反比例した時間
を待ってターンオンする。このターンオンにともなって
第１のスイッチをターンオフさせる。
第１のスイッチ、第２のスイッチはたとえばトランジ
スタである。
スタである。
主トランジスタのベースエミッタ間に接続された補助
トランジスタは主トランジスタを強制的にOFFにさせる
動作を行なう。
トランジスタは主トランジスタを強制的にOFFにさせる
動作を行なう。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。第
１図は降圧形チョッパ回路に適用した場合である。
１図は降圧形チョッパ回路に適用した場合である。
回路の基本構成は次の通りである。スイッチング用ト
ランジスタ１とインダクタ２と出力平滑用の出力コンデ
ンサ３を直流電源４に直列に、またインダクタ２と出力
コンデンサ３の直列回路と並列にフライバック用ダイオ
ード５を接続してある。トランジスタ１のベース駆動回
路は、インダクタ−２上に巻かれたベース巻線６と抵抗
７とコンデンサ８とトランジスタ１のベース・エミッタ
との直列回路である。トランジスタ１のエミッタ・ベー
ス間と並列に抵抗９とダイオード10の直列素子が接続し
てある。
ランジスタ１とインダクタ２と出力平滑用の出力コンデ
ンサ３を直流電源４に直列に、またインダクタ２と出力
コンデンサ３の直列回路と並列にフライバック用ダイオ
ード５を接続してある。トランジスタ１のベース駆動回
路は、インダクタ−２上に巻かれたベース巻線６と抵抗
７とコンデンサ８とトランジスタ１のベース・エミッタ
との直列回路である。トランジスタ１のエミッタ・ベー
ス間と並列に抵抗９とダイオード10の直列素子が接続し
てある。
動作は次の通りである。トランジスタ１が導通すると
インダクタ２に電源電圧と出力コンデンサ３の電圧の差
電圧が印加される。この巻数比倍された電圧がベース巻
線６に誘起され、ベース電源が抵抗７、コンデンサ８を
介してトランジスタ１のベースに流れトランジスタ１の
導通を確保する。ベース電流はコンデンサ８が充電する
とそれ以上は流れなくなるが、トランジスタ１は残存キ
ャリアにやりしばらく導通を維持する。トランジスタ１
の導通中の電流はインダクタ２の存在により時間に対し
ほぼ直線的に増加する。
インダクタ２に電源電圧と出力コンデンサ３の電圧の差
電圧が印加される。この巻数比倍された電圧がベース巻
線６に誘起され、ベース電源が抵抗７、コンデンサ８を
介してトランジスタ１のベースに流れトランジスタ１の
導通を確保する。ベース電流はコンデンサ８が充電する
とそれ以上は流れなくなるが、トランジスタ１は残存キ
ャリアにやりしばらく導通を維持する。トランジスタ１
の導通中の電流はインダクタ２の存在により時間に対し
ほぼ直線的に増加する。
トランジスタ１中の残存キャリアが消滅すると電流ｉ
は減少に転ずるため、インダクタ２の誘起電圧極性が反
転する。するとコンデンサ８の充電電荷は抵抗７、ベー
ス巻線６、トランジスタ１のエミッタ・ベースを介して
放電し、トランジスタ１をOFFにする。トランジスタ１
のOFF後はコンデンサ８は抵抗９、ダイオード10を介し
て放電し、反転充電される。
は減少に転ずるため、インダクタ２の誘起電圧極性が反
転する。するとコンデンサ８の充電電荷は抵抗７、ベー
ス巻線６、トランジスタ１のエミッタ・ベースを介して
放電し、トランジスタ１をOFFにする。トランジスタ１
のOFF後はコンデンサ８は抵抗９、ダイオード10を介し
て放電し、反転充電される。
以上の基本回路のみではベース順電流はインダクタ２
の印加電圧にほぼ比例し、トランジスタコレクタ−ピー
ク電流もインダクタ２印加電圧にほぼ比例し、出力電流
はコレクタピーク電流にほぼ比例する。
の印加電圧にほぼ比例し、トランジスタコレクタ−ピー
ク電流もインダクタ２印加電圧にほぼ比例し、出力電流
はコレクタピーク電流にほぼ比例する。
これを定電流出力化するにはインダクタ２の印加電圧
にほぼ反比例してトランジスタ２のON時間（ON時間の長
さ）を制御すればよい。
にほぼ反比例してトランジスタ２のON時間（ON時間の長
さ）を制御すればよい。
補助トランジスタ11はコンデンサ８とトランジスタ２
のベース・エミッタ直列回路と並列に接続してある。ト
ランジスタ11のベース回路は定電圧ダイオード12と抵抗
13の直列回路からなり、ベース巻線６の電圧を検出す
る。ダイオード14とコンデンサ15の並列回路はトランジ
スタ11のベース・エミッタと並列につながれている。
のベース・エミッタ直列回路と並列に接続してある。ト
ランジスタ11のベース回路は定電圧ダイオード12と抵抗
13の直列回路からなり、ベース巻線６の電圧を検出す
る。ダイオード14とコンデンサ15の並列回路はトランジ
スタ11のベース・エミッタと並列につながれている。
ベース巻線６電圧が逆極性のときコンデンサ15は逆充
電される。ダイオード12はその逆充電電圧を規定する。
ベース巻線６の電圧が順極性に反転すると、コンデンサ
15も反転充電さていく。コンデンサ15の充電電圧がトラ
ンジスタ11の接合電圧に達する時間は抵抗13とコンデン
サ15のCR時定数をON周期より十分長くとればインダクタ
２の印加電圧とほぼ反比例する。トランジスタ11が導通
するとコンデンサ８の充電電荷がトランジスタ11を介し
てトランジスタ１のエミッタベースに加わり、トランジ
スタ１をOFFにする。
電される。ダイオード12はその逆充電電圧を規定する。
ベース巻線６の電圧が順極性に反転すると、コンデンサ
15も反転充電さていく。コンデンサ15の充電電圧がトラ
ンジスタ11の接合電圧に達する時間は抵抗13とコンデン
サ15のCR時定数をON周期より十分長くとればインダクタ
２の印加電圧とほぼ反比例する。トランジスタ11が導通
するとコンデンサ８の充電電荷がトランジスタ11を介し
てトランジスタ１のエミッタベースに加わり、トランジ
スタ１をOFFにする。
本発明を適用した回路の電源電圧変動と出力電流の測
定例を第２図に示す。以上の定電流化回路を加えること
により、それのない単なる基本回路のみの場合よりも、
良好な定電流出力特性が得られているのがわかる。
定例を第２図に示す。以上の定電流化回路を加えること
により、それのない単なる基本回路のみの場合よりも、
良好な定電流出力特性が得られているのがわかる。
第３図はいわゆるハーフブリッジ式発振器に適用した
例を示す。部品符号は第１図のものをそのまま、あるい
はこれにダッシュを付して引用した。この場合の負荷は
蛍光灯16とそれに並列接続したコンデンサ17である。
例を示す。部品符号は第１図のものをそのまま、あるい
はこれにダッシュを付して引用した。この場合の負荷は
蛍光灯16とそれに並列接続したコンデンサ17である。
本発明によれば、スイッチング用トランジスタのオン
期間を電源電圧にほぼ反比例して制御できるため、出力
電流を電源電圧変動に対し定電流化できる。さらに副次
的効果としてオン期間をベース巻線電圧により定めてい
るためトランジスタ特性のばらつきをほとんど受けなく
なる。
期間を電源電圧にほぼ反比例して制御できるため、出力
電流を電源電圧変動に対し定電流化できる。さらに副次
的効果としてオン期間をベース巻線電圧により定めてい
るためトランジスタ特性のばらつきをほとんど受けなく
なる。
第１図は本発明の一実施例で、降圧形チョッパ回路に適
応した場合の回路図、第２図は第１図の回路での入力電
源電圧に対する出力負荷電流特性図、第３図は本発明の
他の実施例でハーフブリッジ回路に適応した場合の回路
図である。 1:トランジスタ、2:インダクタ、3:出力コンデンサ、4:
入力電源、5:ダイオード、6:ベース巻線、7:抵抗、8:コ
ンデンサ、9:抵抗、10:ダイオード、11:トランジスタ、
12:定電圧ダイオード、13:抵抗、14:ダイオード、15:コ
ンデンサ
応した場合の回路図、第２図は第１図の回路での入力電
源電圧に対する出力負荷電流特性図、第３図は本発明の
他の実施例でハーフブリッジ回路に適応した場合の回路
図である。 1:トランジスタ、2:インダクタ、3:出力コンデンサ、4:
入力電源、5:ダイオード、6:ベース巻線、7:抵抗、8:コ
ンデンサ、9:抵抗、10:ダイオード、11:トランジスタ、
12:定電圧ダイオード、13:抵抗、14:ダイオード、15:コ
ンデンサ
Claims (1)
- 【請求項１】第１のスイッチ素子とインダクタと出力コ
ンデンサと直流電源を含む閉回路を備え、前記第１のス
イッチのON・OFF駆動が前記インダクタ印加電圧を正帰
還した信号でなされる自励式高周波発振器において、前
記インダクタ印加電圧を検出し、この電圧にほぼ反比例
した時間を待って導電する第２のスイッチ素子を設け、
前記第２のスイッチ素子のターンオンにより、第１のス
イッチ素子をターンオフさせることを特徴とする自励式
高周波発振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63219433A JP2750527B2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 自励式高周波発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63219433A JP2750527B2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 自励式高周波発振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0267003A JPH0267003A (ja) | 1990-03-07 |
| JP2750527B2 true JP2750527B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=16735327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63219433A Expired - Lifetime JP2750527B2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 自励式高周波発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2750527B2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-01 JP JP63219433A patent/JP2750527B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0267003A (ja) | 1990-03-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227 Year of fee payment: 11 |