JP2750513B2 - 袋容器の開封糸接着装置及びその接着方法 - Google Patents

袋容器の開封糸接着装置及びその接着方法

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JP2750513B2 JP7151058A JP15105895A JP2750513B2 JP 2750513 B2 JP2750513 B2 JP 2750513B2 JP 7151058 A JP7151058 A JP 7151058A JP 15105895 A JP15105895 A JP 15105895A JP 2750513 B2 JP2750513 B2 JP 2750513B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸による開封手段を設
けた袋容器(封筒)の製造装置と、開封手段である糸を
取り付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、封筒の開封手段として糸を用いた
ものは、毎年20件程度の出願去れているが、昭和57年に
3件の出願公告を最後に平成5年度現在まで皆無であ
る、その構成は封筒の折返部に、切開き糸の一端又は両
端を接着したものであるが、商品として市場に出る事は
ない。何故なら封筒製造価格と比べ封筒に切開き糸を接
着する手間が掛かりすぎる欠点があり、従来の商品価格
と比べて高価となるためである。
【0003】なお、開封手段として糸の両端を熱圧封着
性接着剤により接着することを記載した連続封筒(実公
昭57−30269号)公報がある。しかし、熱圧封着
性接着剤を塗布した上部に、開封糸を張設し熱圧着機に
より接着するものであり、熱圧封着性接着剤を塗層する
手間が掛かる欠点がある。
【0004】これら従来の技術では、封筒自体が低価格
なので、糸を開封手段とした封筒が高価になり、商品化
が難しい大きな理由であった。よって、低価格であり、
簡単な構成であり、大量生産に適した構成とする難問を
解決する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 多数の封筒1の折返部3に、通常速乾燥性の糊を切開
き糸4に付着させて封筒1とフラツプ2の接続部である
折返部3に、糊付けした切開き糸4を接着するが、速乾
性の糊を使用するので接着しにくい欠点がある。何故な
ら、始端と終端では糊付けした糸に時間差が生じる為
に、始端の方が早く乾燥するためである。
【0006】封筒1とフラツプ2の接続部である折返
部3に、糊付けした切開き糸4を接着した後、糊付けし
た切開き糸4を切断するが、切断回数が多く(2〜3
回)なると切断できなくなる欠点がある。何故なら、切
断刃に糊が付着するので、刃先の糊と切開き糸4の糊で
滑りやすくなるためである。
【0007】多数の封筒1の折返部3に、通常速乾性
の糊を切開き糸4に付着させて、多数の封筒1の折返部
3で接着するが、均等に折返部3で接着することが難し
い欠点がある。何故なら、其々の封筒自体に厚さや表面
に凹凸の差があるからである。
【0008】封筒1は生産単価が安いので、生産の工
程数を少なくして更に、同時に多数の封筒1とフラツプ
2の接続部である折返部3に切開き糸4を接着できるこ
とが必要である。
【0009】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、下記の4つの課題を解決することである。 切開き糸4の始端と終端で時間差が生じても、折返部
3への接着むらをなくすことである。 糊付けした切開き糸4を接着した後、切開き糸4を切
断するが、切断回数が多くなっても切断できるようにす
ることである。 其々の封筒自体に厚さや表面に凹凸の差があっても、
封筒1の折返部3に切開き糸4を正確に付着させること
である。 封筒1は生産単価が安いので、最少の工程数で、同時
に多数の封筒1の折返部3に切開き糸4を接着すること
である。 上記、4つの課題を解決した、袋容器の開封糸接着装置
及びその接着方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者は、前記の課題を
解決するにはどのようにすればよいかあれこれ思索し実
験も重ねた結果、切開き糸に糊を付ける方法では、解決
することができないので新しい方法を模索し、ようやく
本発明を完成させることができた。本発明に係る袋容器
の開封糸接着装置及びその接着方法は、その課題を解決
したものであって、次のようなものである。
【0011】 封筒を供給する封筒供給部6と、縦方向
に並べる配列部7と、熱溶着生の化学繊維の糸と天然繊
維の糸とをより合わせてなる切開き糸4を供給する糸供
給部11と、該糸供給部より切開き糸を引き出し、封筒
1の折返辺3の内側に配置する糸接着部8と、該糸接着
部で前記折返片と接する切開き糸を加熱させ前記化学繊
維の糸を溶解させながら圧力を加えることで前記天然繊
維の糸を封筒の折返片で接着する熱圧着5と、接着した
切開き糸を所要寸法で切断する糸切断部9と、切開き糸
を接着・切断した封筒を重ね集める封筒収集部10の構
成からなるものである。
【0012】切開き糸4に化学繊維の糸41と、天然繊
維の糸40をより合わせてなる切開き糸4を、組合せ封
筒1の折返辺3の内側に張設して、折返辺と接する切開
き糸を加熱させ化学繊維の糸41を溶解させながら圧力
を加えることで、天然繊維の糸を封筒の折返辺で接着す
る方法である。
【0013】
【作用】まず、天然繊維の糸40(綿・麻などの植物繊維
を細長くひきのばしてよりあわせたもの)に、化学繊維
の糸41(ナイロン・ビニロン・テトロン・アクリル・ポ
リプレン・ポリエチレンの繊維を細くひきのばしてより
あわせたもの)を付着させ、一本の糸としたものを切開
き糸4として使用する。
【0014】次に、封筒1の裏側にある折返辺3に切開
き糸4を張設した後、切開き糸4の上部から熱圧着機
(130度〜160度の温度に調整)で押圧すると、化学繊維
の糸41が溶解するので天然繊維の糸40が折返辺3に接着
される。
【0015】そして、本発明の封筒を使用する時は、封
筒1の内部に手紙を入れた後に、フラツプ2に糊付けし
て、折返辺3でフラツプ2を折返し封をして郵送する。
一方、郵送された封筒1の開封手段として天然繊維(植
物繊維)の糸40からなる、切開き糸4の端部を上方に引
くと封筒1のフラツプ2で切断されるので内部の手紙を
取り出すことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の好適な実
施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に
記載されている構成方法、構成装置、構成内容、構成部
品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定
的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみ
に限定する趣旨のものでなく、単なる説明例にすぎな
い。袋容器の開封糸接着装置及びその接着方法は、特許
請求の範囲において種々の変更を加える事ができる。
【0017】まず、図1において、フラツプ2を開いた
状態の封筒1を供給する封筒供給部6と、フラツプ2を
開いた方向に整列する配列部7と、一方切開き糸4を供
給する糸供給部11と、配列された封筒1の折返辺3へ切
開き糸4を張設する糸接着部8と、折返辺3へ切開き糸
4を張設後に熱により接着する熱圧着部5と、数列に渡
り熱圧着された切開き糸4を各封筒毎に切断する糸切断
部9と、糸を切断した各封筒1を収集する封筒収集部10
からなり、動力部(図示せず)としてモータ・エアーシ
リンダ・吸着盤・ベルトコンベアを使用し、制御部とし
てシーケンサー・各位置センサーと電源で構成されたも
のである。
【0018】封筒供給部6には封筒1のフラツプ2を同
一方向にして積み重ねるよう整列させ、コンベア上の配
列部7に順次送り出し等間隔に整列させ、糸接着部8で
停止させる、この時に糸供給部11から図2(イ)に示す
ように、封筒1の折返辺3へ切開き糸4を張設した後、
切開き糸4の上部a〜b間に130度〜160度の温度に調整
された熱圧着機で押圧するので、化学繊維の糸41が溶解
して天然繊維(植物繊維)の糸40が折返辺3に接着され
ることになる。
【0019】次に、糸切断部9の工程では、図2(ロ)
に示すように、a点とc点の2箇所で切断する。
【0020】ここで、天然繊維の糸40として綿・麻など
の植物繊維からなるもので、化学繊維の糸41としてナイ
ロン・ビニロン・テトロン・アクリル・ポリプレン・ポ
リエチレンからなるものを天然繊維の糸40に、化学繊維
の糸41を付着させて細くひきのばしてよりあわせたもの
を、切開き糸4として使用する。なお、化学繊維を天然
繊維の糸40を芯にして周囲に付着させたり、巻着したり
また、天然繊維と化学繊維を互いに混合して一本の切開
き糸4とするのも好適な態様である。
【0021】そして、本発明の封筒を使用する時は、封
筒1の内部に手紙を同封した後に、フラツプ2に糊付け
後、封筒1の折返辺3でフラツプ2を折返して封をして
郵送する。
【0022】一方、郵送された封筒1の開封手段とし
て、図2(ロ)に示すように天然繊維の糸40からなる、
切開き糸4の端部b〜cを指で摘み上方に引くと封筒1
のフラツプ2が切断でき内部の手紙を取り出すことがで
きる。
【0023】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこのような実施例に何等限定されるものでな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態
様で実施し得ることはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】多数の封筒の折返部に、糊付けした切開き
糸4を接着すると、始端と終端では糊付けした糸に時間
差が生じる為に、接着むらが生じたが、本発明は化学繊
維で溶着するので、多数の封筒の折返部全体を同時に溶
着できるので、接着むらをなくすことができた。
【0026】切開き糸の接着に糊を使用せずに、化学繊
維を溶着させて切開き糸を接着するので、熱圧着部を折
返辺から離すと化学繊維が即座に硬直するので、切断し
やすくその上、切断刃に糊等が付着しないので、切断回
数が多くなっても切断刃が劣化することがなく、長期間
の使用に耐えるようになった。
【0027】多数の封筒の折返部は、其々の封筒自体に
厚さや表面に凹凸の差があっても、熱圧着部が同時に、
均等な圧力で押圧するので、封筒の折返部に切開き糸を
正確に付着させることができるようになった。
【0028】封筒自体は生産単価が安いので、連続封筒
(実公昭57−30269号)の熱圧封着性接着剤を塗
布する工程を省略できたので、量産に必要な生産コスト
を下げることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロツク図である。
【図2】本発明の説明図である。
【符号の説明】
1・・・封筒 2・・・フラツプ 3・・・折返辺 4・・・切開き糸 5・・・熱圧着部 6・・・封筒供給部 7・・・配列部 8・・・糸接着部 9・・・糸切断部 10・・・封筒収集部 11・・・糸供給部 40・・・天然繊維の糸 41・・・化学繊維の糸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒を供給する封筒供給部(6)と、 縦方向に並べる配列部(7)と、熱溶着性の化学繊維の糸と天然繊維の糸とをより合わせ
    てなる 切開き糸(4)を供給する糸供給部(11)と、 該糸供給部より切開き糸を引き出し、封筒(1)の折返
    辺(3)の内側に配置する糸接着部(8)と、 該糸接着部で前記折返片と接する切開き糸を加熱させ前
    記化学繊維の糸を溶解させながら圧力を加えることで前
    記天然繊維の糸を封筒の折返片で接着する熱圧着部
    (5)と、 接着した切開き糸を所要寸法で切断する糸切断部(9)
    と、 切開き糸を接着・切断した封筒を重ね集める封筒収集部
    (10)の構成からなることを特徴とする袋容器の開封
    糸接着装置。
  2. 【請求項2】 切開き糸(4)に化学繊維の糸(41)
    と、 天然繊維の糸(40)をより合わせてなる切開き糸
    (4)を、 組合せ封筒(1)の折返辺(3)の内側に張設して、折
    返辺と接する切開き糸を加熱させ化学繊維の糸(41)
    を溶解させながら圧力を加えることで、天然繊維の糸を
    封筒の折返辺で接着することを特徴とする袋容器の開封
    糸接着方法。
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