JP2750339B2

JP2750339B2 - 歩数計数装置

Info

Publication number: JP2750339B2
Application number: JP1231048A
Authority: JP
Inventors: 幹也遠藤; 充宏池田
Original assignee: MARUTAKA KK
Current assignee: MARUTAKA KK
Priority date: 1989-09-06
Filing date: 1989-09-06
Publication date: 1998-05-13
Anticipated expiration: 2013-05-13
Also published as: JPH0392990A; US5164967A

Description

【発明の詳細な説明】（発明の利用分野）本発明は歩数計数装置に関するものであり、特に、予
め設定されたペース音を発音するように形成され、且
つ、該設定ペースに関連した歩行数又は走行数、歩行時
間又は走行時間、継続時間を表示し、使用者に歩行又は
走行状態を認知させるように構成された歩数計数装置又
は走行計数装置に関するものである。

（従来の技術）健康維持増進のためにジョギングやウォーキングなど
が盛んに行われている。従来これらの運動の量的な目安
は、１日の歩数の累計数によって行われており、その測
定に歩数計が使用されているが、近年、健康のための運
動のあり方に関する研究がすすみ、健康維持増進に効果
的な運動量として、運動強度とその継続時間の目安が明
らかにされている。そして、運動強度として歩行速度を
表示し、時間も計測することのできる歩数計が供給され
ている。

（発明が解決しようとする問題点）従来の歩数計は、ゆっくりした歩行も速い歩行も区別
なく計数するため、従来の歩行数だけでは健康維持増進
に効果的な運動量であったかが判断できなかった。ま
た、歩行速度を表示する歩数計も、歩行速度が一定時間
中の歩数より計算され表示されるため、使用者が運動中
に表示を確認しなければならず、また、時間も使用者が
運動の前後に手動で動かすタイマー機能か、時刻を表示
する時計としての機能しか持たないために、どの程度の
運動強度でどれだけ継続させたかを運動毎に記憶するか
記録しなければならないので非常に不便であった。

従って、１日の終わりにどの程度の運動強度の歩行
が、どれだけ行われたかを簡便に知ることが出来なかっ
た。

（問題点を解決するための手段）上記問題を解決するために本発明は、運動の強度とし
て、前記基準信号設定部で歩行や走行のピッチを設定
し、その設定した基準信号の間隔と、歩行等によって発
生した検出信号の間隔を、前記比較部で比較し、比較基
準に適合した時に比較部より出力信号を出し、前記比較
部の出力信号から、予め設定した設定基準信号に関連し
た歩数や歩行時間や継続時間を使用者に提供するよう構
成する。

設定した歩行強度に関連した歩数は、前記適合歩数計
数部で前記比較部の出力信号を計数したもの。歩行時間
は前記適合歩行時間計数部で設定した基準信号の間隔と
前記適合歩数計数部の出力から演算した時間。継続性は
前記評価部で評価し、評価基準に適合したときに評価部
より出力信号を出し、前記評価部の出力信号によって継
続時間計測部が継続時間を計測するように構成する。

前記適合歩数計数部及び前記適合歩行時間計数部及び
前記継続時間計測部の出力は、予め設定した設定基準信
号に関連した歩行（走行）の歩数（走数）及び歩行（走
行）時間及び歩行（走行）継続時間として表示部に表示
されるように構成する。

（作用）上記のように適度な運動強度を基準信号の設定によっ
て行ない、その基準信号に関連した歩行（走行）の歩数
（走数）と歩行（走行）時間と走行（走行）継続時間を
計測・表示することによって１日の歩行（走行）状態が
健康維持増進に効果的な歩行（走行）であったかどうか
の目安を知ることが出来る。

尚、本発明に於て、歩数計数装置は走行計数装置を含
み、従って、歩行は走行、歩数は走数、歩行検出部は走
行検出部、歩数計数部は走数計数部、適合歩数計数部は
適合走数計数部、歩行時間は走行時間、適合歩行時間計
数部は適合走行時間計数部を夫々含むものとする。

（実施例）第１図は本発明の実施例を示すブロック図である。

１は使用者が任意に基準信号数を設定するため基準信
号設定部（２）を動作させ表示部（14）に基準信号発信
数を表示させるための基準信号設定スイッチ、３は設定
された基準信号を発信する基準信号発信部、４は前記基
準信号発信部（３）からの出力信号によって歩行ピッチ
音を発生する発音部、５は歩行・走行等を検出する歩行
検出部、６は前記歩行検出部（５）より検出された歩行
を計数する歩数計数部、７は前記歩行検出部（５）から
の出力信号の間隔を計測し計測値を出力する計測部、８
は基準信号発信部（３）の基準信号の間隔と前記計測部
（７）の出力を比較し、比較基準に適合した時、出力信
号を出す比較部である。比較基準としては、設定基準信
号の間隔と計測部の計測値が略同等の場合や、設定され
た基準信号の間隔より計測値が小さい場合が考えられ
る。なお、９は比較基準に適合した適合歩数を計数する
適合歩数計数部、10は前記適合歩数と設定された基準信
号の間隔から歩行時間を演算する適合歩行時間計数部
で、これらも歩行運動の状態を表すのに効果的である。
11は前記比較部（８）の出力信号の継続性を評価し、評
価基準に適合した時に出力信号を出す評価部（12）は前
記評価部（11）の出力信号によって継続時間を計測し、
予め設定された時間以上継続した場合の継続時間を累積
する継続時間計測部、13は前記歩数計数部（６）に累積
された歩数と前記適合歩数計数部（９）に計数された適
合歩数と前記適合歩行時間計数部（10）で演算された歩
行時間と前記継続時間計測部（12）に累積された継続時
間を前記表示部（14）に選択して表示するための切換え
スイッチである。

第２図は本発明の一応用例を示す図である。

15は歩数計本体、16はベルト等に挟み込むことにより
身体に装着するためのクリップ部、13は歩数計数部
（６）に累積された歩数と適合歩数計数部（９）に累積
された適合歩数と適合歩行時間計数部（10）で演算され
た歩行時間と継続時間計測部（12）に累積された継続時
間との表示を切り換える表示切換えスイッチ、17は発音
部の音をON/OFFするリズムスイッチ、１は１度押すとそ
れまで設定されていた基準信号数が表示され、続けて押
すと１回毎に一定の整数づつ増加し、例えば20から200
までの範囲で200の表示後押すと20になりさらに押すと
前記と同様の変化をする基準信号設定スイッチ、18は前
記発音部（４）からの音が他の雑音等によって聞こえに
くい時などに使用するイヤホン端子である。

（動作状態）本発明は上記のごとく構成してなるものであって、次
に動作状態を第１図及び第２図を用いて説明する。

適度な任意の歩行ペースを設定するために使用者は、
前記基準信号設定スイッチ（１）によって、前記基準信
号設定部（２）を動作させ歩行ペースの設定を行なう。

はじめに前記基準信号設定スイッチ（１）を１回押す
と前回設定されていた値が前記表示部（14）に表示さ
れ、さらに押し続けると整数づつ最大ピッチ設定数まで
増加し、もう１度押すと最低ピッチ設定数になる。そし
てさらに押すと前記のごとく整数づつ増加するように構
成することで、適度な任意の歩行ペースが設定出来る。

基準信号が設定されると、前記基準信号発信部（３）
より設定された基準信号の間隔が前記比較部（８）に出
力される。

歩行、走行等は、前記歩行検出部（５）により検出さ
れ、その出力信号は前記歩数計数部（６）と前記計測部
（７）に出力される。前記歩数計数部（６）では通常の
歩行数として歩行数が計数され、前記計測部（７）では
歩行間隔（１歩当たりの実際の歩行時間）の計測が行わ
れ、前記比較部（８）に出力される。

前記比較部（８）では設定された前記基準信号の間隔
と前記計測部の出力が比較基準、例えば前記発信間隔と
前記計測部の出力が略同等という基準に適合した時出力
信号を出力する。そして、前記比較部（８）の出力は、
前記適合歩数計数部（９）で計数されたり、前記評価部
（11）で継続性が評価される。

さらに前記適合歩数計数部（９）の出力と設定された
前記基準信号の間隔から歩行時間が前記適合歩行時間計
数部（10）で演算される。

継続性の評価基準は、例えば予め設定した時間以内に
前記比較部（８）から出力信号が出力されている場合は
継続しているとみなし、設定時間以内に前記比較部
（８）からの出力信号が出力しない場合継続していない
と判断する基準評価が考えられる。

前記比較部（８）の出力が前記の基準に適合して継続
している間、前記継続時間計測部（12）で継続時間が計
測され、予め設定された時間以上継続した継続時間を累
積する。

使用者は、前記リズムスイッチ（17）を押すと設定さ
れたピッチ数のピッチ音が、前記発音部（４）より発音
されるので、意識的な歩行を行なうことができる。さら
に、必要に応じて、例えば毎日の定刻に表示切換えスイ
ッチ（13）によって、前記歩数・前記適合歩数・前記歩
行時間・前記継続時間を前記表示部（14）に表示させ、
１日の歩行状態を知ることが出来る。

（発明の効果）本発明は上記の構成により、適度な運動強度を基準信
号の設定によって行い、その基準信号を発音部またはイ
ヤホンで使用者に聞かせることによって適度な運動強度
の歩行（走行）を意識づけすると共に設定した基準信号
に関連した歩行（走行）の歩数（走数）および歩行（走
行）時間および歩行（走行）継続時間を計数または計測
し表示することを可能とした。そのため、従来の歩行数
だけの歩数計や、歩行毎にどの程度の運動を行なったか
を記憶するか記録しなければならない歩数計に対して簡
便に歩行状態を知ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のブロック図、第２図は本発明の１実施
例図である。 1:基準信号設定スイッチ、2:基準信号設定部、3:基準信
号発信部、4:発音部、5:歩行検出部、6:歩数計数部、7:
計測部、8:比較部、9:適合歩数計数部、10:適合歩行時
間計数部、11:評価部、12:継続時間計測部、13:切換え
スイッチ、14:表示部、15:本体、16:クリップ部、17:リ
ズムスイッチ、18:イヤホン端子。

フロントページの続き (56)参考文献特開昭55−134387（ＪＰ，Ａ) 特開昭62−218812（ＪＰ，Ａ) 特開昭54−162582（ＪＰ，Ａ) 特開昭55−131866（ＪＰ，Ａ) 特開昭63−208185（ＪＰ，Ａ) 実開昭58−36470（ＪＰ，Ｕ) 実開昭63−6393（ＪＰ，Ｕ) 実開平１−76655（ＪＰ，Ｕ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】基準信号数を設定するための基準信号設定
部と、前記基準信号設定部で設定した数の基準信号を発
信する基準信号発信部と、前記基準信号により音を発生
する発音部と、歩行を検出して検出信号を出力する歩行
検出部と、前記検出信号をカウントする歩数計数部と、
前記検出信号の間隔を計測し計測値を出力する計測部
と、予め設定した比較基準で、前記基準信号の間隔と前
記計測値を比較し、前記比較基準に適合した時、出力信
号を出力する比較部と、予め設定した評価基準で、前記
比較部の出力信号の継続性を評価する評価部と、前記評
価部の出力信号によって継続時間を計測する継続時間計
測部と、前記歩数計数部及び前記継続時間計測部からの
出力を表示する表示部とを備えていることを特徴とする
歩数計数装置。
【請求項２】前記比較基準が、設定された基準信号の間
隔と前記計測部の計測値とを略同等としたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の歩数計数装置。
【請求項３】前記比較基準が、設定された基準信号の間
隔より前記計測部の計測値を小としたことを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の歩数計数装置。
【請求項４】前記比較部の出力信号をカウントする適合
歩数計数部を有し、表示することを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の歩数計数装置。
【請求項５】前記比較部の出力信号をカウントする適合
歩数計数部を有し、前記基準信号設定部で設定された基
準信号の間隔から歩行時間を計算し累計する適合歩行時
間計数部を有し、表示することを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の歩数計数装置。