JP2749722B2 - 鋼帯コイルの加熱装置 - Google Patents

鋼帯コイルの加熱装置

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JP2749722B2
JP2749722B2 JP2409416A JP40941690A JP2749722B2 JP 2749722 B2 JP2749722 B2 JP 2749722B2 JP 2409416 A JP2409416 A JP 2409416A JP 40941690 A JP40941690 A JP 40941690A JP 2749722 B2 JP2749722 B2 JP 2749722B2
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JP
Japan
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furnace
coil
guide rail
tunnel
furnace body
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JP2409416A
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則之 金井
哲生 伊美
裕之 吉田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯コイル、とくに連
続鋳造によって得た薄スラブを巻き取ったコイル、いわ
ゆる鋳帯コイルを台車による搬送過程で保温、均熱、加
熱等をする加熱搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコイル状鋼帯、とくに鋳帯コイ
ルは次の圧延のために、例えば、特開昭52−1094
64号公報に記載されているような無端コンベア式トン
ネル炉を用いて、加熱、均熱、保温により圧延温度にす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、鋳帯コイル
の均熱等に際しての前記従来タイプの炉の使用は、コン
ベアーベルトの焼損の問題、コンベア緊縮、弛緩による
コイルの炉内転倒等の問題点があることが指摘されてい
る。
【0004】また、特開平1−666057号に記載の
バッチ炉を採用した場合、単に、処理効率が悪いという
だけではなく、鋳帯コイルの加熱に採用した場合には、
広いスペースと高い設備費がかかるという問題がある。
【0005】本発明において解決すべき課題は、鋼帯コ
イル、とくに鋳帯コイルの加熱等に際してスペースと投
資額の問題を解消し、搬送過程でコイルが転倒すること
がなく、効率的に加熱処理を行うことができる簡単な構
造の連続加熱装置を提供することにある。
【0006】 装置は、加熱炉本体の入口及び出口にそ
れぞれ開閉扉を有しトンネル型加熱炉本体と、上部に
コイル載置台を有し、前記加熱炉炉長方向に移動可能に
設けたコイル搬送台車と、前記トンネル型加熱炉本体の
下方に炉長方向敷設した炉内走行用ガイドレールと、
前記トンネル型加熱炉本体の外側に炉長方向に敷設した
炉外走行用ガイドレールと、前記コイル搬送台車を前記
炉内走行用ガイドレール及び炉外走行用ガイドレールに
沿ってそれぞれ移動させる牽引装置と、前記トンネル型
加熱炉本体の入側及び出側にそれぞれ配置したコイル移
載機と、炉本体の入側及び出側にそれぞれ配置した前記
両走行用ガイドレールと直交する方向に敷設した横行用
ガイドレールと、横行用ガイドレールに沿って移動可
能で上部に前記コイル搬送台車の走行用ガイドレールを
設置したコイル搬送台車横行搬送用の中継台車とを設置
した鋼帯コイルの加熱装置において、前記トンネル型加
熱炉本体の炉床に炉長方向全長に渡って切欠部を設け、
該切欠部に前記コイル搬送台車のコイル載置台を嵌合し
たものである
【0007】
【作用】本発明の鋼帯コイルの加熱装置においては、コ
イル搬送台車と該台車のコイル載置台とこれで支持した
コイルのみ加熱炉の燃焼室内を移動させる。台車の移動
は水平移動だけであるので、コイルは台車上で安定した
姿勢で移送される。
【0008】加熱炉内での、炉内へのダウンエンドタイ
プコイル搬送台車の送込みと送出しを順次行いながら、
コイル両エッジ部を炉内両側壁のバーナーで加熱するこ
とにより、コイルの均熱加熱処理は連続的に行われる。
【0009】炉内から送り出されたコイル搬送台車は、
炉入側に返送され、再びコイルを載置して炉内に送り込
まれる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例装置の加熱炉炉長方向
の構造を示す縦断面図であり、図2と図4は炉長方向と
直角な方向の構造を示す縦断面図であり、図3は平面図
である。
【0011】同図において、1は連続鋳造によって得ら
れた薄スラブをコイル状に巻き取るための巻取機、2は
コイル搬送台車、3は加熱炉本体、Bはバーナーを示
す。
【0012】加熱炉本体3は、入口部に、駆動機4a,
4bによって作動される開閉扉5a,5bを設け、出口
部に、駆動機6a,6bによって作動される開閉扉7
a,7bを設けており、開閉扉5b,7b及び炉床8に
よって区画される加熱帯9、開閉扉5a,5b及び炉床
8によって区画される入側シール帯10、開閉扉7a,
7b及び炉床8によって区画される出側シール帯11を
形成している。
【0013】炉床8には、その中央部にコイル搬送台車
2のコイル載置台12の通り抜け用切欠部13を全長に
わたって形成し、この通り抜け用切欠部13の下方に、
コイル搬送台車2用の走行用ガイドレール14を炉長方
向全長にわたって設置している。
【0014】さらに、走行用ガイドレール14の下方
で、炉入口及び出口に近いところに、油圧シリンダから
なる牽引装置15, 16を設置している。
【0015】加熱炉本体3の入側と出側には、それぞれ
コイル移載機17, 18を設置し、さらに、図3に示す
ように、炉長方向と直交する方向に横行用ガイドレール
19, 20を敷設し、この横行用ガイドレール19, 2
0に沿って移動可能な中継台車21,22を設置してい
る。
【0016】さらに、図3に示すように、横行用ガイド
レール19, 20の端部間を結ぶ走行用ガイドレール2
3を、加熱炉本体3の外側に炉長方向に敷設している。
【0017】上記の装置構成において、加熱炉本体3の
入側には、出側から返送されたコイル搬送台車2を搭載
した中継台車22が待機している。巻取機1によって巻
き取られたコイルCは、走行クレーン型のコイル移載機
17によって、中継台車22上のコイル搬送台車2のコ
イル載置台12に載置される。
【0018】炉内の先頭のコイル搬送台車2を炉外に送
り出した後、入側シール帯10には台車1台分の装入余
裕があるので、開閉扉5bは閉めた状態で開閉扉5aを
開け、牽引装置15により中継台車22上のコイル搬送
台車2を入側シール帯10に引込み、開閉扉5aを閉じ
る。
【0019】炉内の先頭のコイル搬送台車2を炉外に送
り出すには、開閉扉7bは閉めた状態で開閉扉7aを開
け、牽引装置16によりコイル搬送台車2を、炉出側に
待機している中継台車21上に送り出す。その後、コイ
ルCをコイル移載機18でカバー付き保温台車24に載
置し、次工程に搬出する。
【0020】炉内の残りのコイル搬送台車2を炉出側に
向けて移動させるには、開閉扉5a,7aは閉めた状態
で開閉扉5b,7bを開け、牽引装置15によりコイル
搬送台車2を1台車分の距離だけ移動させ、その後、開
閉扉5b,7bを閉じる。これにより、入側シール帯10
に台車1台分の装入余裕ができる。
【0021】コイルCをカバー付き保温台車24に載置
した後のコイル搬送台車2は、中継台車21を走行ガイ
ドレール23側に移動し、牽引装置25によりコイル搬
送台車2を走行ガイドレール23に沿って炉入側に返送
する。
【0022】
【発明の効果】本発明の鋼帯コイルの加熱装置によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0023】コイルは台車に積載された状態で加熱炉
内を移動し、かつ台車の移動は水平移動だけであるの
で、コイルは台車上で安定した姿勢を保持でき、転倒し
たり、コイル表面に疵が付くことがない。
【0024】炉内へのコイル搬送台車の送込みと送出
しを順次行うことにより、コイルの加熱処理を連続的に
効率的に行うことができる。
【0025】加熱炉の炉床に炉長方向に形成された切
欠部にコイル搬送台車のコイル載置台が嵌まり合うかた
ちで炉床の上方と下方とを隔離したので、燃焼室からの
熱の放散が少なく、かつ、炉床の下方に敷設した走行用
ガイドレールや牽引装置、コイル搬送台車の下部走行基
部への熱影響が少なく焼損劣化を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置の加熱炉炉長方向の構造を
示す縦断面図である。
【図2】図3のF−F線における断面構造を示す図であ
る。
【図3】図1の装置の平面図である。
【図4】図1のE−E線における断面構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 巻取機 2 コイル搬送台車 3 加熱炉本体 4a 駆動機 4b 駆動機 6a 駆動機 6b 駆動機 5a 開閉扉 5b 開閉扉 7a 開閉扉 7b 開閉扉 8 炉床 9 加熱帯 10 シール帯 11 シール帯 12 コイル載置台 13 炉床の切欠部 14 走行用ガイドレール 15 牽引装置 16 牽引装置 17 コイル移載機 18 コイル移載機 19 横行用ガイドレール 20 横行用ガイドレール 21 中継台車 22 中継台車 23 走行用ガイドレール 24 保温台車 25 索引装置 B バーナー C コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−28312(JP,U) 特公 昭54−39167(JP,B2) 特公 昭60−16500(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱炉本体の入口及び出口にそれぞれ開閉
    扉を有したトンネル型加熱炉本体と、上部にコイル載置
    台を有し、前記加熱炉炉長方向に移動可能に設けたコイ
    ル搬送台車と、前記トンネル型加熱炉本体の下方に炉長
    方向に敷設した炉内走行用ガイドレールと、前記トンネ
    ル型加熱炉本体の外側に炉長方向に敷設した炉外走行用
    ガイドレールと、前記コイル搬送台車を前記炉内走行用
    ガイドレール及び炉外走行用ガイドレールに沿ってそれ
    ぞれ移動させる牽引装置と、前記トンネル型加熱炉本体
    の入側及び出側にそれぞれ配置したコイル移載機と、炉
    本体の入側及び出側にそれぞれ配置した前記両走行用ガ
    イドレールと直交する方向に敷設した横行用ガイドレー
    ルと、横行用ガイドレールに沿って移動可能で上部に
    前記コイル搬送台車の走行用ガイドレールを設置したコ
    イル搬送台車横行搬送用の中継台車とを設置した鋼帯コ
    イルの加熱装置において、前記トンネル型加熱炉本体の
    炉床に炉長方向全長に渡って切欠部を設け、該切欠部に
    前記コイル搬送台車のコイル載置台を嵌合したことを特
    徴とする鋼帯コイルの加熱装置
JP2409416A 1990-12-28 1990-12-28 鋼帯コイルの加熱装置 Expired - Lifetime JP2749722B2 (ja)

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JPH04232205A JPH04232205A (ja) 1992-08-20
JP2749722B2 true JP2749722B2 (ja) 1998-05-13

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JPS5439167A (en) * 1977-08-08 1979-03-26 Seiko Instr & Electronics Ltd Electronic watch
JPS6016500A (ja) * 1984-06-05 1985-01-28 松下電器産業株式会社 部品插入方法
JPH0228312U (ja) * 1988-08-05 1990-02-23

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