JP2749438B2 - 射出成形機の動作表示装置 - Google Patents

射出成形機の動作表示装置

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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2045/7606Controlling or regulating the display unit

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は射出成形機の動作表示装置に係り、特に、射
出成形機のメカニズム中で往復可動する部材のための動
作表示装置に関する。
[従来の技術] 現在広く普及しているインラインスクリュー式の射出
成形機においては、スクリューの位置(スクリュー先端
位置)は重要な監視・制御項目の1つであるので、成形
機全体の制御を司るマイクロコンピュータ(以下マイコ
ンと称す)が、射出ストロークセンサからの情報によっ
てスクリュー位置を認知し、予め設定された運転条件デ
ータに従って、チャージ行程(スクリューの回転・後退
行程)並びに射出行程(1次射出行程及び2次射出行程
たる保圧行程)を制御するようになっている。また、ス
クリューが現在どの位置にあるのかを作業者に目視で知
らしめるために、スクリューの前後進動作に伴って一体
に前後動する指針部材を設け、この指針部材を固設され
たスケールに沿ってスライドさせることで、スクリュー
の位置をダイレクトに表示するようにしていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように従来の射出成形機においては、スクリュ
ーの位置は、指針によってダイレクトに視認することが
可能ではあるが、例えば、保圧行程においてはスクリュ
ーは実質上ほとんど可動していないので、スクリューが
完全に停止した状態(待機状態)にあるのか保圧行程状
態にあるのかが、作業者には非常に判別し難く、また、
1次射出から保圧に切り替わる時点(保圧切替え点)も
実質上判別不能であり、使い勝手が悪いという指摘がな
されていた。さらにはまた、例えば射出行程において何
らかの異常が発生した場合には、前記したマイコンによ
ってアラームメッセージがディスプレイ上に表示されは
するが、前記した指針による位置表示装置においては、
異常発生を示すことができなかった。このため、スクリ
ューの前進・後退に関連した異常は、このようなストロ
ーク表示装置においても、表示・確認できるようにする
ことが望まれていた。
また、従来の射出成形機においては、スクリューの位
置は、指針によって表示されるようになっていたが、可
動ダイプレートの位置やその時の動作状態、あるいはエ
ジェクト部材の位置やその時の動作状態を表示するよう
にしたものはなく、斯る往復動作する部材においても、
位置及びその時の動作状態が一目で確認可能な動作表示
装置の実現が望まれていた。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、射出成形機において往復動作する部材の
位置並びにその時の動作形態が、容易に判別可能な動作
表示装置を提供することにある。また、本発明の他の目
的とするところは、異常発生を示すことができる動作表
示装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明による射出成形機の動作表示装置は、上記した
目的を達成するため、往復可動部材(スクリューもしく
は可動ダイプレートもしくはエジェクト部材)と一体と
なってスケール上を往復動する指針部に、例えば赤色光
と緑色光の2つの発光ダイオード(以下LEDと称す)を
搭載し、往復可動部材の動作形態の相違(例えば、待機
・停止状態と移動状態等)を、2つのLEDによる発色光
の相違(例えば、赤色もしくは緑色もしくは黄色)で表
示するように、構成される。さらには、異常発生時に
は、LEDの少なくとも1つを点滅させるように、構成さ
れる。
[作 用] 往復可動部材と一体となってスケール上を往復動する
指針部に配設された2つのLEDは、成形機全体の制御を
司るマイコンによって、ドライバ回路を介して選択的に
駆動制御される。すなわち、マイコンは、予め作成され
た成形プロセス制御プログラムと予め設定された設定条
件値とに基づき、所定部位に配設したストロークセンサ
を含む各センサからの計測情報や自身に内蔵された時計
手段からの情報を参照しつつ、一連の成形行程動作を制
御・実行させるようになっており、各往復可動部材の現
在位置並びにその際の動作形態をリアルタイムで認知し
ている。そして、マイコンは各往復可動部材の位置に対
応して、赤色のLEDのみを発光させたり、緑色のLEDのみ
を発光させたり、あるいは赤色と緑色のLEDを同時に発
光させて黄色の発光表示をさせたり、これにより、各往
復可動部材の現在位置における動作形態(動作状態)が
色分け表示されて、動作状態が一目で識別可能となる。
例えば、スクリューと一体可動する指針部は、スクリ
ューが待機(停止)状態にある時には緑色で発光し、ス
クリューがチャージ行程(回転・後退過程)にある時、
並びにスクリューが1次射出行程にある時には赤色で発
光し、スクリューが保圧(2次射出)行程にある時には
黄色で発光するようになっている。従って作業者は、ス
クリューが完全に停止した状態(待機状態)にあるのか
保圧行程状態にあるのかが一目で確実に識別でき、ま
た、1次射出から保圧に切り替わる時点(保圧切替え
点)も認知可能となる。さらに、例えば、1次射出に異
常が生じてスクリューが1次射出ストローク領域で停止
すると、マイコンはこれを認知して、異常停止した状態
にある指針部の赤色LEDを点滅表示させる。よって、作
業者は点滅表示により異常の発生を直ちに認知し得ると
共に、スクリュー異常停止位置に対応した指針部の停止
位置により、1次射出ストローク領域(行程)において
異常が発生したことを判別可能となる。
なお、可動ダイプレート並びにエジェクト部材と一体
となってスケール上を往復動する指針部においても、ス
クリューと一体可動する指針部における表示形態と略同
様の表示動作を行うようにされる。
[実施例] 以下、本発明を第1図〜第5図に示した1実施例によ
って説明する。
第1図は射出成形機の要部の概略構成を示す説明図で
ある。
同図における左上部分は主に型開閉メカニズム系を示
しており、該図示部分において、1はベース、2は該ベ
ース1上に固設された固定ダイプレート、3はベース1
上に設置された支持盤、4は固定ダイプレート2の支持
盤3との間に架設された複数本のタイバーである。5
は、支持盤3に固設された型開閉駆動源たる型締シリン
ダ(油圧シリンダ)で、該型締シリンダ5のピストンロ
ッド5aの先端部には、公知のトグルリンク機構6を介し
て前記タイバー4に挿通された可動ダイプレート7が連
結されている。そして、ピストンロッド5aを前後進させ
ることにより、可動ダイプレート7を固定ダイプレート
2に対し、接近または後退させるようになっている。
また、前記固定ダイプレート2と可動ダイプレート7
の相対向する面には、固定側金型と可動側金型9とが取
付けられている。そして、成形サイクル中の型閉じ(型
締)行程時には、前記型締シリンダ5のピストンロッド
5aの前進で、前記トグルリンク機構6を伸長させて、可
動ダイプレート7を前進させて両金型8,9を当接させ、
続いて公知のようにトグルリンク機構6を突っ張らせて
所定の型締力を与えるようになっている。一方、成形サ
イクル中の型開き行程時には、型締シリンダ5のピスト
ンロッド5aの後退で、トグルリンク機構6を折り縮め
て、可動ダイプレート7を後退させて両金型8,9を離間
させるようになっている。
10は、前記可動ダイプレート7に固設されたエジェク
ト駆動源たるエジェクトシリンダ(油圧シリンダ)で、
該エジェクトシリンダ10のピストンロッド10aの先端に
はエジェクトプレート11が取付けられ、該エジェクトプ
レート11にはエジェクトピン12が植設されている。そし
て、前記した型開き行程の途上からピストンロッド10a
が前進して、可動ダイプレート7,可動側金型9に対して
エジェクトプレート11,エジェクトピン12を前進させる
ことにより、可動側金型9から成形品(製品)をエジェ
クトピン12で突出するようになっている。また、成型品
の突出し後適宜タイミングで、エジェクトシリンダ10の
ピストンロッド10aが後退し、これに伴いエジェクトプ
レート11並びにエジェクトピン12も後退するようになっ
ている。
第1図における右上部分は主に射出メカニズム系を示
しており、該図示部分において、13は加熱筒、14は該加
熱筒13内に回転並びに前後進可能に配設されたスクリュ
ー、15は加熱筒13の先端に取付けられたノズル、16は樹
脂材料をスクリュー14の後部に供給するためのホッパ
ー、17はスクリュー14の回転駆動源たるモータ、18はス
クリュー14の前後進を制御するための射出シリンダ(油
圧シリンダ)であり、本実施例においては、射出シリン
ダ18のピストンロッド18aにモータ17のケーシングが取
付けられており、ピストンロッド18a,モータ17,スクリ
ュー14が一体となって前後進するようになっている。
そして、公知のように、ホッパー16から供給された樹
脂材料は、スクリュー14の回転によって混練・可塑化さ
れつつスクリュー14の先端側に移送されながら溶融さ
れ、溶融樹脂がスクリュー14の先端側に貯えられるに従
ってスクリュー14が背圧を制御されつつ後退し、1ショ
ット分の溶融樹脂がスクリュー14の先端側に貯えられた
時点(チャージ・計算完了時点)でスクリュー14の回転
は停止される。この後、所定秒時を経た射出開始タイミ
ング時点に至ると、スクリュー14が保圧切替え点(位
置)まで前進駆動されて、型締された前記金型8,9間の
キャビティ内へ溶融樹脂が射出・充填され(1次射出行
程)、この後保圧行程(2次射出行程)に入り、設定さ
れた保圧が所定秒時の間だけキャビティ内の溶融樹脂に
加えられるようにされる。
21は、前記スクリュー14と一体となって前後進する第
1の指針部で、前記ベース1に取付けられた第1のスル
22に沿って移動して、スクリュー14の位置、並びに後述
するように各位置での動作形態を示すようになってい
る。本実施例においては、第1の指針部21は、スクリュ
ー14の後端部に適宜連結機構を介して取付けられている
が、第1の指針部21は、スクリュー14と一体に前後進す
る他の部材に適宜連結機構を介して取付けるようにして
もよい。なおまた、第1の指針部21を、スクリュー14も
しくはこれと一体に前後進する他の部材に直接取付け、
この第1の指針部21の移動軌跡上に第1のスケール22を
配設するようにしてもよい。
23は、前記可動ダイプレート7と一体となって前後進
する第2の指針部で、前記ベース21に取付けられた第2
のスケール24に沿って移動して、可動ダイプレート7の
位置、並びに後述するように各位置での動作形態を示す
ようになっている。本実施例においては、第2の指針部
23は可動ダイプレート7に直接取付けられているが、可
動ダイプレート7に適宜連結機構を介して取付けるよう
にしてもよい。
25は、前記エジェクトシリンダ10のピストンロッド10
aと一体となって前後進する第3の指針部で、前記可動
ダイプレート7に取付けられた第3のスケール26に沿っ
て移動して、エジェクト部材の位置、並びに後述するよ
うに各位置での動作形態を示すようになっている。本実
施例においては、第3の指針部25は、ピストンロッド10
aに適宜連結機構を介して取付けられているが、第3の
指針部25は、ピストンロッド10aと一体に前後進する他
の部材に適宜連結機構を介して取付けるようにしてもよ
い。
前記した第1,第2,第3の指針部21,23,25の先端部に
は、第1図では図示していないが、発色光が赤色と緑色
の2つのLEDがそれぞれ搭載されており、この対となっ
た各指針部のLEDが後述するマイコン30によって選択的
に駆動制御されるようになっている。第2図は第1の指
針部21を模式的に示す説明図で、同図に示すように、第
1の指針部21の先端部には、発色光が赤色のLED(LEDチ
ップ)21aと発色光が緑色のLED(LEDチップ)21bとが近
接配置されている。なお、第2,第3の指針部23,25につ
いては図示していないが、第2図と略同様のものである
と理解されたい。
27はエンコーダ等よりなる射出ストローク検出セン
サ、28はエンコーダ等よりなる型開閉ストローク検出セ
ンサ、29はエンコーダ等よりなるエジェクトストローク
検出センサで、これら各センサ27,28,29の計測情報信号
S1,S2,S3や、マシンの各部に配設した図示せぬセンサ群
からの情報が、後記するマイコン30に必要に応じ適宜変
換処理を施して送出される。
30は、マシン全体の動作制御などを司るマイコンで、
型開閉動作、チャージ動作、射出動作、エジェクト動作
などの成形行程全体の制御や、異常判定処理、測定デー
タの統計演算等々の各種演算処理を実行する。該マイコ
ン30は実際には、各種I/Oインターフェース、主制御プ
ログラム並びに各種固定データなどを格納したROM、各
種フラグや測定データ等を読み書きするRAM、全体の制
御を司るCPU(セントラルプロセッサーユニット)等を
具備しており、予め作成された各種プログラムに従って
各種処理を実行するも、本実施例においては説明の便宜
上、成形条件設定記憶部31、成形プロセス制御部32、実
測値記憶部33、異常判定部34、LED制御部35等の機能部
を具備しているものとして、以下の説明を行う。
上記成形条件設定記憶部31には、キー入力手段40もし
くは他の適宜入力手段によって入力された各種成形条件
値が、必要に応じ演算処理されて書き替え可能な形で記
憶されている。この成形条件としては、例えば、チャー
ジ行程時のスクリュー位置とスクリュー回転数及び背圧
との関係、射出開始位置から保圧切替点(位置)まで
(すなわち、1次射出行程)の細分化された射出速度条
件、保圧切替時点から保圧終了時点までの細分化された
2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ温
度、型閉じストロークと速度、型締め力、型開きストロ
ークと速度、エジェクト制御条件等々が挙げられる。な
お、この設定作業は、キー入力手段40の操作によってマ
シン全体(マイコン30)を運転条件設定モードにおき、
CRTカラーディスプレイ等よりなるディスプレイ装置41
に設定モード画面を表示させ、この表示画面上のカーソ
ルや指示メッセージに従い対話式にキー入力手段40等に
より、各運転条件の設定値を入力することにより行われ
る。
前記成形プロセス制御部32は、予め作成された成形プ
ロセス制御プログラムと成形条件設定記憶部31に格納さ
れた設定条件値とに基づき、前記したセンサ27〜29等々
からの計測情報及びマイコン30に内蔵されたクロックか
らの計時情報(実測値記憶部33に格納された最新デー
タ)を参照しつつ、ドライバ群42を介して対応する駆動
源を駆動制御し、一連の成形行程を実行させる。第1図
においては、ドライバ群42の駆動信号D1が制御弁43を介
して前記射出シリンダ18を駆動制御し、駆動信号D2が制
御弁44を介して前記型締シリンダ5を駆動制御し、駆動
信号D3が制御弁45を介して前記エジェクトシリンダ10を
駆動制御し、また、他の駆動信号が図示せぬ適宜の駆動
源を駆動制御するようになっている。
前記した実測値記憶部33には、連続自動運転時におけ
る予め設定されたモニタ項目の総べての実測値が、連続
する所定回数のショットにわたって取り込まれて記憶さ
れるようになっている。この取り込まれるモニタ項目は
大別すると、時間監視項目,位置監視項目,回転
数監視項目,速度監視項目,圧力監視項目,温度
監視項目,電力監視項目が挙げられ、前記した成形運
転条件設定項目の相当部分がこれとオーバーラップし、
成形品の品質や異常判定に関連するであろうファクター
がモニタ項目として予め設定されている。
前記異常判定部34は、前記成形条件設定記憶部31や実
測値記憶部33のデータを取り込み、予めケーススタディ
した図示せぬ異常事象判定テーブルの内容を参照して、
異常が発生してしないかを常時監視している。そして、
該異常判定部34が、異常事態の発生を認知すると、例え
ば警音を発生させると共に、図示せぬアラームメッセー
ジ格納部から対応する異常項目のメッセージ情報を引出
し、前記ディスプレイ装置41にアラームメッセージを強
制表示させるようになっている。また、異常内容が所定
レベル以上のものと判定された場合には、この旨を示す
信号が異常判定部34から前記成形プロセス制御部32に送
出され、成形プロセス制御部32がマシンを緊急停止させ
るようになっている。
前記LED制御部35は、通常の運転状態においては、前
記成形プロセス制御部32からの信号によって、前記スク
リュー14,型締シリンダ5のピストンロッド5a,エジェク
トシリンダ10のピストンロッド10aのそれぞれの位置、
並びにその時の動作形態(状態)を認知し、これに基づ
き予め設定された点灯表示形態となるように、前記第1,
第2,第3の指針部21,23,25における対となったLEDを、L
EDドライバA46,LEDドライバB47,LEDドライバC48を介し
て駆動制御するようになっている。第1図においては、
LEDドライバA46の駆動信号DL1が第1の指針部21の赤色
のLED21aを、LEDドライバA46の駆動信号DL2が第1の指
針部21の緑色のLED21bをそれぞれ駆動制御し、LEDドラ
イバB47の駆動信号DL3が第2の指針部23の赤色のLED
を、LEDドライバB47の駆動信号DL4が第2の指針部23の
緑色のLEDをそれぞれ駆動制御し、また、LEDドライバC4
8の駆動信号DL5が第3の指針部25の赤色のLEDを、LEDド
ライバC48の駆動信号DL6が第3の指針部25の緑色のLED
をそれぞれ駆動制御するようになっている。
また、射出系、型開閉系、エジェクト系に異常が発生
した場合には、この旨を示す異常発生信号が前記異常判
定部34からLED制御部35に送出される。そして、異常発
生信号を受けた場合には、LED制御部35は、対応するメ
カニズム系の指針部21もしくは23もしくは25の少なくと
も1つのLEDを点滅表示させるべく、前記LEDドライバA
〜C46〜48を制御する。なお、本実施例においては、異
常発生時には赤色のLEDが点滅表示するようになってい
る。
次に、前記した第1,第2,第3の指針部21,23,25におけ
る表示動作を説明する。
第3図は、前記スクリュー14と一体となって前後動
(往復動)する第1の指針部21による表示動作を示す説
明図である。同図に示すように、保圧を含む射出行程が
完了しスクリュー14が最前進位置にあるスクリュー待機
状態(停止状態)では、前記LED制御部35が、前記成形
プロセス制御部32からの信号でスクリュー14が待機状態
にあることを認知しており、これに基づき、前記LEDド
ライバA46によって第1の指針部21の緑色のLED21bを点
灯させた状態にある。そして、チャージ開始タイミング
時点に至ると、成形プロセス制御部32からの信号でチャ
ージ行程に入ったことを認知したLED制御部35が、第1
の指針部21の緑色のLED21bを消灯させると共に、第1の
指針部21の赤色のLED21aを点灯させる。これによって、
第1の指針部21は赤色に点灯表示された状態で、スクリ
ュー14の後退に伴って前記第1のスケール22上をスライ
ド移動する。スクリュー14がチャージ完了位置まで後退
するとスクチュー回転は停止され、成形プロセス制御部
32からの信号でチャージ行程が完了して待機状態に入っ
たことをLED制御部35が認知し、これに基づきLED制御部
35が、第1の指針部21の赤色のLED21aを消灯させると共
に、緑色のLED21bを点灯させる。
この後、所定秒時を経た射出タイミング時点に至る
と、成形プロセス制御部32からの信号で1次射出行程に
入ったことを認知したLED制御部35が、第1の指針部21
の緑色のLED21bを消灯させると共に、赤色のLED21aを点
灯させる。これによって、第1の指針部21は赤色に点灯
表示された状態で、スクリュー14の前進に伴って第1の
スケール22上をスライド移動する。そして、スクリュー
14が所定ストローク前進して保圧切替え点に至ると、成
形プロセス制御部32からの信号で保圧行程に入ったこと
を認知したLED制御部35が、第1の指針部21の赤色のLED
21aと緑色のLED21bを同時に点灯させ、第1の指針部21
の先端部を黄色に表示させる。この後、所定秒時を経た
保圧完了時点に至ると(この時、スクリュー14は最前進
位置にある)、保圧行程が完了してスクリュー14が待機
状態に入ったことを成形プロセス制御部32からの信号で
認知したLED制御部35が、第1の指針部21の赤色のLED21
aを消灯させて、緑色のLED21bのみを点灯させた状態と
する。
斯様に、スクリュー14の現在位置を示す第1の指針部
21が、その位置(その動作状態)に応じて色分け表示さ
れるので、作業者には、スクリュー14が待機状態にある
のか保圧行程状態にあるのかが一目で確実に識別でき、
また、1次射出から保圧に切り替わる時点(保圧切替え
点)も認知可能となる。
また、例えば1次射出行程において、充填不良などの
異常が発生すると、前記異常判定部34からの信号で、LE
D制御部35が1次射出行程中に異常が発生したことを認
知して、第1の指針部21の赤色のLED21aのみを点滅表示
させる。(なお、スクリュー14の位置、すなわち第1の
指針部21の位置の如何にかかわらず、射出系メカニズム
に異常が発生した場合は、赤色点滅が行われる。) これによって、例えば1次射出ストローク範囲内で停
止したスクリュー14の位置が第1の指針部21で読み取れ
ると共に、赤色点滅によって異常が発生していることを
直ちに認知可能となる。
第4図は、前記可動ダイプレート7と一体となって前
後動する第2の指針部23による表示動作を示す説明図で
ある。この第2の指針部23に配置された赤色と緑色のLE
Dも、通常の運転時には、成形プロセス制御部32からの
信号を受けるLED制御部35からの制御信号によりLEDドラ
イバ47を介して選択的に駆動制御される。同図に示すよ
うに、型締前の待機状態においては、第2の指針部23は
緑色に点灯された状態にあり、この状態から高速型締行
程に入ると第2の指針部23は赤色に点灯され、次に低圧
型締行程に入ると黄色点灯表示に切換えられ、次に高圧
型締行程に入ると再び赤色に点灯され、この後、型締さ
れた待機状態に入ると緑色に点灯される。また、この待
機状態から型開スロー1行程に入ると、第2の指針部23
は黄色点灯表示に切換えられ、次に高速型開行程に入る
と赤色に点灯され、次に型開スロー2行程に入ると再び
黄色点灯表示に切換えられ、この後、完全に型開きされ
た待機状態に入ると緑色に点灯される。
また、型開閉系メカニズムに異常が発生した場合は、
第1の指針部21と同様に、第2の指針部23(可動ダイプ
レート7)の位置の如何にかかわらず、赤色点滅がなさ
れて異常の発生を認知させるようになっている。
斯様に第2の指針部23においても、可動ダイプレート
7と一体となってその現在位置を示す第2の指針部23
が、型開閉の動作形態によって色分けして表示されるの
で、作業者には現在の状態が一目で判別可能となる。ま
た、異常の発生も赤色の点滅で認知可能となる。さらに
また、本実施例のようにトグル方式の型開閉メカニズム
(前記トグルリンク機構6)を用いた場合、トグルの拡
大率作用により、型締シリンダ5のピストンロッド5aの
ストロークに対し可動ダイプレート7の移動距離が異な
ることにより、通常では型締シリンダ5の制御状態を第
2の指針部23の位置のみでは判別困難であるが、上記し
たように、高速状態を赤色で、低速状態を黄色で色分け
しているので、型締シリンダ5の制御状態を第2の指針
部23の表示色で容易に識別可能となり、初期設定や運転
条件対比が容易となるという利点もある。
第5図は、前記エジェクトシリンダ10のピストンロッ
ド10aと一体となって前後動する第3の指針部25による
表示動作を示す説明図である。この第3の指針部25に配
置された赤色と緑色のLEDも、通常の運転時には、成形
プロセス制御部32からの信号を受けるLED制御部35から
の制御信号によりLEDドライバC48を介して選択的に駆動
制御される。同図に示すように、成形品の突出し動作前
の待機状態においては、第3の指針部25は緑色に点灯さ
れた状態にあり、この状態からエジェクト前進行程に入
ると、第3の指針部25は赤色に点灯され、この期、前進
限停止状態に入ると緑色に点灯される。また、この状態
からエジェクト後退行程に入ると、第3の指針部25は赤
色に点灯され、この後、完全に後退した待機状態に戻る
と緑色に点灯される。なおまた、エジェクト系メカニズ
ムに異常が発生した場合は、第1,第2の指針部21,23と
同様に、第3の指針部25はその位置の如何にかかわら
ず、赤色点滅がなされて異常の発生を認知させるように
なっている。
斯様に第3の指針部25においても、エジェクト機構と
一体となってその現在位置を示す第3の指針部25が、移
動状態と停止状態とによって色分けして表示されるの
で、作業者には現在の状態が一目で判別可能となる。ま
た、異常の発生も同様に赤色の点滅で認知可能となる。
以上本発明を図示した実施例によって説明したが、当
業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が
可能であることは言うまでもなく、例えば2つのLEDに
よる色分け表示形態は任意に変更可能であるし、各指針
部に3つ以上の異なる発光色のLEDを搭載することも可
能であり、さらにはまた、異常時の点滅は、各ストロー
ク位置で設定されている発光色によって点滅させるよう
にしてもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、射出部、型開閉部、エ
ジェクト部などの往復可動部材と一体となって往復動す
る指針部に、発光色の異なる2つ以上の発光ダイオード
を搭載して、往復可動部材が停止した待機状態にあるの
か、あるいは往復可動部材が移動中でかつどのような移
動モード形態にあるのかを示す。往復可動部材の動作形
態の相違を、発光色の相違で表示するので、射出成形機
における往復可動部材の現在位置や、そのときの動作形
態が(すなわち、停止した待機状態にあるのか、どのよ
うな移動モード形態で移動中であるのかが)、一目で容
易に判別可能となる。さらに、指針部に関連する動作機
構部に異常が発生した場合には、指針部の発光ダイオー
ドの少なくとも1つを点滅させることで、異常の発生を
示すこともできる。総じて、多様な状態を識別性よく示
すことができる射出成形機の動作表示装置を、簡易な構
成で安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の1実施例による射出成形機の動作
表示装置に係り、第1図は射出成形機の要部の概略構成
を示す説明図、第2図は第1の指針部を模式的に示す説
明図、第3図は第1の指針部における表示動作を示す説
明図、第4図は第2の指針部における表示動作を示す説
明図、第5図は第3の指針部における表示動作を示す説
明図である。 1……ベース、2……固定ダイプレート、3……支持
盤、4……タイバー、5……型締シリンダ、5a……ピス
トンロッド、6……トグルリンク機構、7……可動ダイ
プレート、8……固定側金型、9……可動側金型、10…
…エジェクトシリンダ、10a……ピストンロッド、11…
…エジェクトプレート、12……エジェクトピン、13……
加熱筒、14……スクリュー、15……ノズル、16……ホッ
パー、17……モータ、18……射出シリンダ、18a……ピ
ストンロッド、21……第1の指針部、21a,21b……LED、
22……第1のスケール、23……第2の指針部、24……第
2のスケール、25……第3の指針部、26……第3のスケ
ール、27……射出ストローク検出センサ、28……型開閉
ストローク検出センサ、29……エジェクトストローク検
出センサ、30……マイクロコンピュータ(マイコン)、
31……成形条件設定記憶部、32……成形プロセス制御
部、33……実測値記憶部、34……異常判定部、35……LE
D制御部、40……キー入力手段、41……ディスプレイ装
置、42……ドライバ群、43,44,45……制御弁、46……LE
DドライバA、47……LEDドライバB、48……LEDドライ
バC。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−125822(JP,A) 特開 平2−60726(JP,A) 特開 昭63−17018(JP,A) 特開 昭63−194921(JP,A) 特開 昭59−90113(JP,A) 特開 昭62−27126(JP,A) 特開 昭48−101029(JP,A) 特開 昭56−97142(JP,A) 実開 昭64−9018(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スケール上を、射出部、型開閉部、エジェ
    クト部などの往復可動部材と一体となって往復動する指
    針部をもつ射出成形機において、 前記指針部に発光色の異なる2つ以上の発光ダイオード
    を搭載し、前記往復可動部材が停止した待機状態にある
    のか、あるいは前記往復可動部材が移動中でかつどのよ
    うな移動モード形態にあるのかを示す、前記往復可動部
    材の動作形態の相違を発光色の相違で表示し、前記指針
    部に関連する動作機構部に異常が発生した場合には、前
    記指針部の発光ダイオードの少なくとも1つを点滅させ
    るようにすることにより、前記往復可動部材の動作形態
    および異常発生の有無を視認・判別可能なようにしたこ
    とを特徴とする射出成形機の動作表示装置。
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