JP2748993B2 - ブロー成形機 - Google Patents
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/78—Measuring, controlling or regulating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C2049/7873—Extrusion speed; Extruded preform position or length; Extrusion fall speed
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- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，中空体を成形するブロ
ー成形機に関する。
ー成形機に関する。
【０００２】
【従来の技術】ブロー成形機は，一般に溶融した樹脂を
ダイスの下端から大気中に射出し，チューブ状のパリソ
ンを形成して，このパリソンをダイスの下方に配置した
金型のキャビティを収納し，キャビティに収納したパリ
ソンに高圧気体を吹き込むようになっている。ところ
が，溶融した樹脂によってパリソンを形成するため，樹
脂の種類や樹脂の温度，周囲の温度によって，パリソン
の自重による垂れ下がり（ドローダウン）の状態が著し
く異なり，成形するパリソンの長さや肉厚に大きなバラ
ツキを生じ，成形不良が発生したり，バリの発生が多く
なって材料の損失が増大し，成形効率が低下する。そこ
で，従来は，パリソンの長さを一定とするために，次の
ような方法をとっていた。
ダイスの下端から大気中に射出し，チューブ状のパリソ
ンを形成して，このパリソンをダイスの下方に配置した
金型のキャビティを収納し，キャビティに収納したパリ
ソンに高圧気体を吹き込むようになっている。ところ
が，溶融した樹脂によってパリソンを形成するため，樹
脂の種類や樹脂の温度，周囲の温度によって，パリソン
の自重による垂れ下がり（ドローダウン）の状態が著し
く異なり，成形するパリソンの長さや肉厚に大きなバラ
ツキを生じ，成形不良が発生したり，バリの発生が多く
なって材料の損失が増大し，成形効率が低下する。そこ
で，従来は，パリソンの長さを一定とするために，次の
ような方法をとっていた。
【０００３】図５（Ａ）に示したように，金型１０ａ，
１０ｂを固定したプラテン１２ａ，１２ｂの一方の所定
位置に，発光ダイオード等のランプ１４ａを取り付け，
他方のランプ１４ａと対応した位置に光電管１４ｂを取
り付けて，ダイス１６から射出されたパリソン２０の下
端を検出するパリソン検出器１４が配設されている。ま
た，ダイス１６によるパリソン２０の射出開始時刻と，
パリソン検出器１４がパリソン２０の下端を検出した時
刻との差を求め，この時間差をダイスギャップの制御
部，またはダイス１６に供給する樹脂の計量部にフィー
ドバックし，ダイスギャップの調整または樹脂の計量値
を調整して，パリソン長が一定となるように制御してい
る。
１０ｂを固定したプラテン１２ａ，１２ｂの一方の所定
位置に，発光ダイオード等のランプ１４ａを取り付け，
他方のランプ１４ａと対応した位置に光電管１４ｂを取
り付けて，ダイス１６から射出されたパリソン２０の下
端を検出するパリソン検出器１４が配設されている。ま
た，ダイス１６によるパリソン２０の射出開始時刻と，
パリソン検出器１４がパリソン２０の下端を検出した時
刻との差を求め，この時間差をダイスギャップの制御
部，またはダイス１６に供給する樹脂の計量部にフィー
ドバックし，ダイスギャップの調整または樹脂の計量値
を調整して，パリソン長が一定となるように制御してい
る。
【０００４】また，図５（Ｂ）に示したように，金型１
０ａ，１０ｂの下部に発光側のランプ１４ａと受光側の
光電管１４ｂからなるパリソン検出器１４を設けてパリ
ソン２０の下端部を検出したときに，金型１０ａ，１０
ｂの型締動作を開始して，成形するパリソン２０の長さ
が一定となるように工夫している。
０ａ，１０ｂの下部に発光側のランプ１４ａと受光側の
光電管１４ｂからなるパリソン検出器１４を設けてパリ
ソン２０の下端部を検出したときに，金型１０ａ，１０
ｂの型締動作を開始して，成形するパリソン２０の長さ
が一定となるように工夫している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが，図５
（Ａ），（Ｂ）のいずれの方法においても，パリソン２
０の射出開始からパリソン検出器１４がパリソン２０を
検出するまでの時間を一定にできたとしても，金型１０
ａ，１０ｂの型閉が終了するまでに時間がかかり，型締
動作中にパリソン２０の動きをフォローしていないた
め，ドローダウンが激しい樹脂を使用した場合，パリソ
ン２０が千切れて落下して成形できなかったり，パリソ
ン２０がドローダウンにより伸びて成形するパリソン長
が大きくなり，大きなバリが発生するなどして，成形効
率の改善を図ることが困難である。
（Ａ），（Ｂ）のいずれの方法においても，パリソン２
０の射出開始からパリソン検出器１４がパリソン２０を
検出するまでの時間を一定にできたとしても，金型１０
ａ，１０ｂの型閉が終了するまでに時間がかかり，型締
動作中にパリソン２０の動きをフォローしていないた
め，ドローダウンが激しい樹脂を使用した場合，パリソ
ン２０が千切れて落下して成形できなかったり，パリソ
ン２０がドローダウンにより伸びて成形するパリソン長
が大きくなり，大きなバリが発生するなどして，成形効
率の改善を図ることが困難である。
【０００６】本発明は，前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので，ドローダウンの激しい樹脂を使
用した場合にも，適正な成形をすることができるブロー
成形機を提供することを目的としている。
ためになされたもので，ドローダウンの激しい樹脂を使
用した場合にも，適正な成形をすることができるブロー
成形機を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに，本発明に係るブロー成形機は，ダイスから射出し
たパリソンを金型のキャビティに導入し，キャビティ内
の前記パリソンに高圧気体を吹き込んで所定の形状に成
形するブロー成形機において，前記ダイスの下方に配置
され，予め定めた長さに達した前記パリソンの下端を支
持するパリソン受を伸縮可能なガイド部材の先端部に取
付け，このパリソン受に取り付けられ，パリソンの重量
を検出する重量センサと，前記重量センサの検出信号に
基づいて得たパリソン重量と予め定めた基準重量との偏
差に応じて，前記パリソン受の下降速度の修正信号を出
力するパリソン下降制御装置を有することを特徴として
いる。
めに，本発明に係るブロー成形機は，ダイスから射出し
たパリソンを金型のキャビティに導入し，キャビティ内
の前記パリソンに高圧気体を吹き込んで所定の形状に成
形するブロー成形機において，前記ダイスの下方に配置
され，予め定めた長さに達した前記パリソンの下端を支
持するパリソン受を伸縮可能なガイド部材の先端部に取
付け，このパリソン受に取り付けられ，パリソンの重量
を検出する重量センサと，前記重量センサの検出信号に
基づいて得たパリソン重量と予め定めた基準重量との偏
差に応じて，前記パリソン受の下降速度の修正信号を出
力するパリソン下降制御装置を有することを特徴として
いる。
【０００８】
【作用】上記の如く構成した本発明は，パリソン受がダ
イスから射出されたパリソンの下端を支持するため，ド
ローダウンの激しい樹脂を使用したとしても，パリソン
が千切れて落下し，成形不能となる事態の発生を防ぐこ
とができ，また成形するパリソン長を一定に保持してバ
リの発生を少なくし，成形効率を向上することができ
る。
イスから射出されたパリソンの下端を支持するため，ド
ローダウンの激しい樹脂を使用したとしても，パリソン
が千切れて落下し，成形不能となる事態の発生を防ぐこ
とができ，また成形するパリソン長を一定に保持してバ
リの発生を少なくし，成形効率を向上することができ
る。
【０００９】しかも，パリソン受に重量センサを設け，
重量センサによるパリソン重量と基準重量との重量偏差
に応じて，パリソン受の下降速度を調整するようにして
いるため，ドローダウンに応じてパリソン長を所定値に
する制御が行え，より適切な成形をすることができる。
重量センサによるパリソン重量と基準重量との重量偏差
に応じて，パリソン受の下降速度を調整するようにして
いるため，ドローダウンに応じてパリソン長を所定値に
する制御が行え，より適切な成形をすることができる。
【００１０】
【実施例】本発明に係るブロー成形機の好ましい実施例
を，添付図面に従って詳説する。図１は，本発明の実施
例に係るブロー成形機の説明図である。
を，添付図面に従って詳説する。図１は，本発明の実施
例に係るブロー成形機の説明図である。
【００１１】図１において，ダイス１６の下方には，ア
ルミニウム板を加工して用いたパリソン受２２が設けて
ある。このパリソン受２２は上方に反った形状をしてい
てパリソン２０がパリソン受２２から落下するのを防止
している。また，パリソン受２２の上部には，ダイス１
６より垂下したパリソン２０をパリソン受２２で受けた
場合，パリソン受２２にかかるパリソン重量を検出する
重量センサ２５が配設されている。この重量センサ２５
上面には，例えば，断熱性を有するフッ素樹脂２３等を
コーティングし，重量センサ２５の上に乗ったパリソン
２０が冷却されるのを防止している。
ルミニウム板を加工して用いたパリソン受２２が設けて
ある。このパリソン受２２は上方に反った形状をしてい
てパリソン２０がパリソン受２２から落下するのを防止
している。また，パリソン受２２の上部には，ダイス１
６より垂下したパリソン２０をパリソン受２２で受けた
場合，パリソン受２２にかかるパリソン重量を検出する
重量センサ２５が配設されている。この重量センサ２５
上面には，例えば，断熱性を有するフッ素樹脂２３等を
コーティングし，重量センサ２５の上に乗ったパリソン
２０が冷却されるのを防止している。
【００１２】また，パリソン受２２は，金型１０ａ，１
０ｂを開閉する型締装置の型締フレーム２６に設けた昇
降シリンダ２８によって昇降させられるようになってい
る。すなわち，昇降シリンダ２８のシリンダロッド３０
の先端（上端）には，連結具３２が固定してあり（図２
参照），この連結具３２の上部にパリソン受２２が固着
してある。また，シリンダロッド３０は二重管状に用い
られた伸縮自在な前部ロッド３０ａと後部ロッド３０ｂ
から構成されている。
０ｂを開閉する型締装置の型締フレーム２６に設けた昇
降シリンダ２８によって昇降させられるようになってい
る。すなわち，昇降シリンダ２８のシリンダロッド３０
の先端（上端）には，連結具３２が固定してあり（図２
参照），この連結具３２の上部にパリソン受２２が固着
してある。また，シリンダロッド３０は二重管状に用い
られた伸縮自在な前部ロッド３０ａと後部ロッド３０ｂ
から構成されている。
【００１３】金型１０ａ，１０ｂをそれぞれプラテン１
２ａ，１２ｂに取り付け，このプラテン１２ａ，１２ｂ
を取り付けた型締シリンダ４０ａ，４０ｂを作動し，金
型１０ａ，１０ｂの開閉を行うようになっている。な
お，ダイス１６の下端付近には，射出を終了したパリソ
ン２０の上端を挾み，成形品を金型１０ａ，１０ｂから
取り出すためのピンチ刃４１，４２が配設してある。
２ａ，１２ｂに取り付け，このプラテン１２ａ，１２ｂ
を取り付けた型締シリンダ４０ａ，４０ｂを作動し，金
型１０ａ，１０ｂの開閉を行うようになっている。な
お，ダイス１６の下端付近には，射出を終了したパリソ
ン２０の上端を挾み，成形品を金型１０ａ，１０ｂから
取り出すためのピンチ刃４１，４２が配設してある。
【００１４】一方，ダイス１６は，ハウジング４４の内
部にダイスリップ４６が配置してある。ダイスリップ４
６は，略円錐台形状をなし，下端部が上端部より大径と
なっているとともに，上端部に図示しないパリソンコン
トロールロッドが接続してある。そして，ダイスリップ
４６は，前記パリソンコントロールロッドによって上下
動作させられ，ハウジング４４との間に形成したダイス
ギャップ５０の開口度を変化させ，パリソン２０の肉厚
を調整する。
部にダイスリップ４６が配置してある。ダイスリップ４
６は，略円錐台形状をなし，下端部が上端部より大径と
なっているとともに，上端部に図示しないパリソンコン
トロールロッドが接続してある。そして，ダイスリップ
４６は，前記パリソンコントロールロッドによって上下
動作させられ，ハウジング４４との間に形成したダイス
ギャップ５０の開口度を変化させ，パリソン２０の肉厚
を調整する。
【００１５】上記の如く構成したブロー成形機の動作を
説明する。図１はダイス１６からパリソン２０が射出さ
れ，ダイス１６下方に配設されたピンチ刃４１，４２で
パリソン２０の先端部をプリピンチする。プリピンチ時
にはパリソン２０の射出は一旦停止されるものの，プリ
ピンチ後はパリソン２０が引き続き射出されて下降し，
発光側のランプ１４ａと受光側の光電管１４ｂからなる
パリソン検出器１４がパリソン２０の先端部を検出する
と，その検出信号をパリソン下降制御装置１０２へ入力
し，昇降シリンダ２８を介してパリソン受２２の後退を
開始させる。
説明する。図１はダイス１６からパリソン２０が射出さ
れ，ダイス１６下方に配設されたピンチ刃４１，４２で
パリソン２０の先端部をプリピンチする。プリピンチ時
にはパリソン２０の射出は一旦停止されるものの，プリ
ピンチ後はパリソン２０が引き続き射出されて下降し，
発光側のランプ１４ａと受光側の光電管１４ｂからなる
パリソン検出器１４がパリソン２０の先端部を検出する
と，その検出信号をパリソン下降制御装置１０２へ入力
し，昇降シリンダ２８を介してパリソン受２２の後退を
開始させる。
【００１６】やがて，パリソン検出器１４より若干下方
位置（パリソン検出器１４によってパリソン２０の先端
部の検知に邪魔にならない位置）に待機しているパリソ
ン受２２の重量センサ２５上に，ダイス１６より垂下し
たパリソン２０が積載されると，重量センサ２５がパリ
ソン２０の垂下重量を検出し，その検出信号をフィルタ
１０１に通し，ノイズを除去して信号波形を整形後比較
演算部１０３に入力される。
位置（パリソン検出器１４によってパリソン２０の先端
部の検知に邪魔にならない位置）に待機しているパリソ
ン受２２の重量センサ２５上に，ダイス１６より垂下し
たパリソン２０が積載されると，重量センサ２５がパリ
ソン２０の垂下重量を検出し，その検出信号をフィルタ
１０１に通し，ノイズを除去して信号波形を整形後比較
演算部１０３に入力される。
【００１７】比較演算器１０３では，設定部１０４に予
め入力されたプログラム設定と重量センサ２５で検出さ
れた実測のパリソン重量の検出信号とを比較し，その差
分を指令（出力）信号としてパリソン下降制御装置１０
２へ出力する。パリソン下降制御装置１０２では，設定
重量と実測重量との差分をなくする指令信号により昇降
シリンダ２８への給排油量を調整してパリソン受２２の
下降速度を変化させ，図３に示すような予め設定された
パリソン重量になるように制御される。
め入力されたプログラム設定と重量センサ２５で検出さ
れた実測のパリソン重量の検出信号とを比較し，その差
分を指令（出力）信号としてパリソン下降制御装置１０
２へ出力する。パリソン下降制御装置１０２では，設定
重量と実測重量との差分をなくする指令信号により昇降
シリンダ２８への給排油量を調整してパリソン受２２の
下降速度を変化させ，図３に示すような予め設定された
パリソン重量になるように制御される。
【００１８】図４は本発明における設定部５の設定方法
を示した線図の一例である。過去の経験則では，パリソ
ン検出器１４がパリソン２０の先端部を検知してパリソ
ン２０の押出しが完了するまでの平均時間が約３秒であ
った。このことから，本発明では３秒を０．２秒ごとに
１５分割して１５個のパリソン重量設定を時間ベースの
設定に対して行う。パリソン下降制御の時間が３秒以上
かかる場合は１５番目のパリソン重量設定値を保持する
ものとする。なお，本発明における実施例では，パリソ
ン下降制御の時間を３秒と仮定し，０．２秒ごと１５分
割したが，０．２秒および３秒という時間は樹脂の種
類，樹脂の粘度，樹脂圧力およびダイスギャップ５０な
どによって変わるものであり，任意に選択し得るものと
する。また，本実施例では，パリソン検出器１４がパリ
ソン２０の先端部を検知してパリソン２０の押出しが完
了するまでの時間を基準にし，この時間を適宜な時間間
隔に分割した時間ベースの設定にしたが，これをアキュ
ムレータのプランジャの前進限と後退限間のストローク
を適宜な長さ間隔に分割した位置ベースの設定にしても
よい。
を示した線図の一例である。過去の経験則では，パリソ
ン検出器１４がパリソン２０の先端部を検知してパリソ
ン２０の押出しが完了するまでの平均時間が約３秒であ
った。このことから，本発明では３秒を０．２秒ごとに
１５分割して１５個のパリソン重量設定を時間ベースの
設定に対して行う。パリソン下降制御の時間が３秒以上
かかる場合は１５番目のパリソン重量設定値を保持する
ものとする。なお，本発明における実施例では，パリソ
ン下降制御の時間を３秒と仮定し，０．２秒ごと１５分
割したが，０．２秒および３秒という時間は樹脂の種
類，樹脂の粘度，樹脂圧力およびダイスギャップ５０な
どによって変わるものであり，任意に選択し得るものと
する。また，本実施例では，パリソン検出器１４がパリ
ソン２０の先端部を検知してパリソン２０の押出しが完
了するまでの時間を基準にし，この時間を適宜な時間間
隔に分割した時間ベースの設定にしたが，これをアキュ
ムレータのプランジャの前進限と後退限間のストローク
を適宜な長さ間隔に分割した位置ベースの設定にしても
よい。
【００１９】図４は図１の制御方法を適用したブロー成
形機の動作フローの１例である。
形機の動作フローの１例である。
【００２０】まず，パリソン２０がダイスギャップ５０
から押出される前に昇降シリンダ２８のピストンヘッド
側に圧油を供給してパリソン受２２の上昇動作（ステッ
プ２００）を開始し，パリソン受２２を所定の位置，す
なわち，パリソン検出器１４がパリソン２０の先端部を
検出する直前の位置まで上昇させておく（ステップ２０
１）。次いで，ダイスギャップ５０からパリソン２０を
押出すと（ステップ２０２），パリソン２０がダイス１
６より垂下し，パリソン２０の先端位置がパリソン検出
器１４で検知されると（ステップ２０３），その検出信
号がパリソン下降制御装置１０２へ入力され，昇降シリ
ンダ２８を介してパリソン受２２の後退が開始される。
から押出される前に昇降シリンダ２８のピストンヘッド
側に圧油を供給してパリソン受２２の上昇動作（ステッ
プ２００）を開始し，パリソン受２２を所定の位置，す
なわち，パリソン検出器１４がパリソン２０の先端部を
検出する直前の位置まで上昇させておく（ステップ２０
１）。次いで，ダイスギャップ５０からパリソン２０を
押出すと（ステップ２０２），パリソン２０がダイス１
６より垂下し，パリソン２０の先端位置がパリソン検出
器１４で検知されると（ステップ２０３），その検出信
号がパリソン下降制御装置１０２へ入力され，昇降シリ
ンダ２８を介してパリソン受２２の後退が開始される。
【００２１】やがて，パリソン受２２の後退開始ととも
に，ダイス１６より垂下したパリソン２０がパリソン受
２２に載置された重量センサ２５上に積載されると，重
量センサ２５がパリソン２０の垂下重量が検出される。
図３に示すように，比較演算器１０３で予め設定部１０
４に入力されたプログラム設定と，重量センサ２５で検
出された実測のパリソン重量の検出信号とを比較し，そ
の差分を指令（出力）信号としてパリソン下降制御装置
１０２を介してパリソン受２２の下降速度を制御する
（ステップ２０４）。
に，ダイス１６より垂下したパリソン２０がパリソン受
２２に載置された重量センサ２５上に積載されると，重
量センサ２５がパリソン２０の垂下重量が検出される。
図３に示すように，比較演算器１０３で予め設定部１０
４に入力されたプログラム設定と，重量センサ２５で検
出された実測のパリソン重量の検出信号とを比較し，そ
の差分を指令（出力）信号としてパリソン下降制御装置
１０２を介してパリソン受２２の下降速度を制御する
（ステップ２０４）。
【００２２】ダイス１６からパリソン２０の押出しが完
了（ステップ２０５）した後では，図示しない別の出力
信号によって金型１０ａ，１０ｂ間に垂下したパリソン
２０の型締が行われる（ステップ２０９）。
了（ステップ２０５）した後では，図示しない別の出力
信号によって金型１０ａ，１０ｂ間に垂下したパリソン
２０の型締が行われる（ステップ２０９）。
【００２３】しかし，ダイス１６からのパリソン２０の
押出しが完了した後も金型１０ａ，１０ｂのキャビティ
にパリソン２０が収納されるまでパリソン２０のドロー
ダウンが引き続き生じるため，本発明では，パリソン２
０の押出しが完了してパリソン２０が金型１０ａ，１０
ｂのキャビティに収納される直前まではパリソン２０の
ドローダウンの影響が起きる約１〜２秒をパリソン受２
２の下降速度制御の必要な遅延時間として，引き続きパ
リソン２０の下降制御装置１０２を介して予め決められ
たパリソン荷重のプログラム設定どおりにパリソン受２
２の下降速度の制御を行う。
押出しが完了した後も金型１０ａ，１０ｂのキャビティ
にパリソン２０が収納されるまでパリソン２０のドロー
ダウンが引き続き生じるため，本発明では，パリソン２
０の押出しが完了してパリソン２０が金型１０ａ，１０
ｂのキャビティに収納される直前まではパリソン２０の
ドローダウンの影響が起きる約１〜２秒をパリソン受２
２の下降速度制御の必要な遅延時間として，引き続きパ
リソン２０の下降制御装置１０２を介して予め決められ
たパリソン荷重のプログラム設定どおりにパリソン受２
２の下降速度の制御を行う。
【００２４】遅延タイマは樹脂の種類，樹脂の粘度，樹
脂圧力およびダイスギャップなどによって変わるもので
あり，任意に設定できるものとする。設定された遅延タ
イマがタイムアップ（ステップ２０７）すると，パリソ
ン受２２の下降制御は終了し（ステップ２０８），まも
なく金型１０ａ，１０ｂの型閉じに続き型締め（ステッ
プ２０９）が行われ，この後パリソン２０を冷却し（ス
テップ２１０）製品取出が行われて１ショットの製品サ
イクルが完了する。次いで，次ショットの成形動作が再
度開始される。なお，本発明においては，昇降シリンダ
２８のシリンダロッド３０の先端に重量センサ２５を有
したパリソン受２２を設けたが，これに限定せずパリソ
ン受２２をリニア式によって昇降させてもよい。
脂圧力およびダイスギャップなどによって変わるもので
あり，任意に設定できるものとする。設定された遅延タ
イマがタイムアップ（ステップ２０７）すると，パリソ
ン受２２の下降制御は終了し（ステップ２０８），まも
なく金型１０ａ，１０ｂの型閉じに続き型締め（ステッ
プ２０９）が行われ，この後パリソン２０を冷却し（ス
テップ２１０）製品取出が行われて１ショットの製品サ
イクルが完了する。次いで，次ショットの成形動作が再
度開始される。なお，本発明においては，昇降シリンダ
２８のシリンダロッド３０の先端に重量センサ２５を有
したパリソン受２２を設けたが，これに限定せずパリソ
ン受２２をリニア式によって昇降させてもよい。
【００２５】
【発明の効果】以上に説明したように，本発明によれ
ば，ダイスから射出したパリソンを金型のキャビティに
導入し，キャビティ内の前記パリソンに高圧気体を吹き
込んで所定の形状に成形するブロー成形機において，前
記ダイスの下方に配置され，予め定めた長さに達した前
記パリソンの下端を支持するパリソン受を伸縮可能なガ
イド部材の先端部に取付け，このパリソン受に取り付け
られ，パリソンの重量を検出する重量センサと，前記重
量センサの検出信号に基づいて得たパリソン重量と予め
定めた基準重量との偏差に応じて，前記パリソン受の下
降速度の修正信号を出力するパリソン下降制御装置を設
けたことにより，パリソン荷重設定によりパリソン受の
下降速度を制御してパリソンのドローダウンを低減する
とともに，毎ショットごとに安定したパリソンの成形を
行うことができる。
ば，ダイスから射出したパリソンを金型のキャビティに
導入し，キャビティ内の前記パリソンに高圧気体を吹き
込んで所定の形状に成形するブロー成形機において，前
記ダイスの下方に配置され，予め定めた長さに達した前
記パリソンの下端を支持するパリソン受を伸縮可能なガ
イド部材の先端部に取付け，このパリソン受に取り付け
られ，パリソンの重量を検出する重量センサと，前記重
量センサの検出信号に基づいて得たパリソン重量と予め
定めた基準重量との偏差に応じて，前記パリソン受の下
降速度の修正信号を出力するパリソン下降制御装置を設
けたことにより，パリソン荷重設定によりパリソン受の
下降速度を制御してパリソンのドローダウンを低減する
とともに，毎ショットごとに安定したパリソンの成形を
行うことができる。
【図１】本発明の実施に係るブロー成形機の説明図であ
る。
る。
【図２】実施例のパリソン受部の詳細説明図である。
【図３】本発明における設定器の設定方法を示した線図
である。
である。
【図４】実施例のパリソン射出制御装置の作用を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図５】従来のパリソン長を制御する方法の説明図であ
る。
る。
１０ａ，１０ｂ 金型 １４ パリソン検出器 １６ ダイス ２０ パリソン ２２ パリソン受 ２３ 断熱樹脂 ２５ 重量センサ ２６ 型締フレーム ２８ 昇降シリンダ ３０ シリンダロッド ４０ａ，４０ｂ 型締シリンダ ４４ ハウジング ４６ ダイスリップ ５０ ダイスギャップ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ // Ｂ２９Ｌ 22:00 (56)参考文献 特開 平３−158223（ＪＰ，Ａ) 特表 平４−502589（ＪＰ，Ａ) 特表 平３−500748（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 49/02,49/04,49/28,49/42,49/ 56,49/78 B29B 11/10 B29L 22:00
Claims (1)
- 【請求項１】 ダイスから射出したパリソンを金型のキ
ャビティに導入し，キャビティ内の前記パリソンに高圧
気体を吹き込んで所定の形状に成形するブロー成形機に
おいて，前記ダイスの下方に配置させ，予め定めた長さ
に達した前記パリソンの下端を支持するパリソン受を伸
縮可能なガイド部材の先端部に取付け，このパリソン受
に取り付けられ，パリソンの重量を検出する重量センサ
と，前記重量センサの検出信号に基づいて得たパリソン
重量と予め定めた基準重量との偏差に応じて，前記パリ
ソン受の下降速度の修正信号を出力するパリソン下降制
御装置を有することを特徴とするブロー成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3214826A JP2748993B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | ブロー成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3214826A JP2748993B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | ブロー成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04344220A JPH04344220A (ja) | 1992-11-30 |
| JP2748993B2 true JP2748993B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=16662177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3214826A Expired - Lifetime JP2748993B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | ブロー成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2748993B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2294659B (en) * | 1994-11-03 | 1998-05-06 | George Robin Enderby | Interface units for extrusion blow moulding control systems |
| DE102004015719B4 (de) * | 2003-03-28 | 2006-03-23 | Harald Dipl.-Ing. Feuerherm | Verfahren und Vorrichtung zum Blasformen von Hohlkörpern aus thermoplastischem Kunststoff |
| ITBO20030743A1 (it) * | 2003-12-11 | 2005-06-12 | Techne Technipack Engineering Itali A S P A | Procedimento ed apparato per diminuire i tempi di ciclo e per migliorare la qualita'di produzione delle macchine adibite alla estrusione di |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3214826A patent/JP2748993B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04344220A (ja) | 1992-11-30 |
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