JP2751973B2 - ブロー成形におけるパリソンの肉厚制御装置 - Google Patents

ブロー成形におけるパリソンの肉厚制御装置

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signal
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,中空体を成形するブロ
ー成形における肉厚制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブロー成形は,一般に溶融した樹脂をダ
イスの下端から大気中に射出してチューブ状のパリソン
を形成し,このパリソンをダイスの下方に配置した金型
のキャビティに収納した後,金型内のパリソンに高圧気
体を吹き込み成形するようになっている。そして,従来
は,一定した肉厚を有する成形品を得るために,(a)
パリソンの射出速度を変化させる,(b)形成中のパリ
ソンに吹き込むプリブロー空気圧を調整する,(c)パ
リソンを射出するダイスギャップの開度を調節する,等
によりパリソンの肉厚を制御している。
【0003】ところが,溶融した樹脂によってパリソン
を形成するため,樹脂の温度,周囲の温度,パリソンの
射出速度等の外乱によって,パリソンの自重による垂れ
下がり(ドローダウン)の状態が著しく異なる。このた
め,金型の型閉開始時期や型締終了時におけるパリソン
の位置(パリソン長さ)が,ブロー成形に適した設定値
と一致せず,成形するパリソンの長さに大きなバラツキ
を生じ,成形不良が発生したり,大きなバリが発生する
などして成形効率が低下する。
【0004】そこで,従来は,図4に示したように,パ
リソンを射出するダイスの下方の所定位置にサンサを配
置し,パリソンの長さを検出するようにしている。すな
わち,ダイス10は,ダイ12の内部にコア14が軸方
向移動可能に配置してある。また,ダイス10には,射
出シリンダ18が接続してあり,射出シリンダ18を駆
動することにより,ダイ12とコア14とによって形成
したダイスギャップ20からパリソン22を射出できる
ようになっている。そして,射出シリンダ18の射出位
置(ストローク量)は,位置検出器24によって検出さ
れ,機械サイクル制御部26に入力するようにしてあ
る。
【0005】ダイス10の下方の所定位置(例えば,図
示しない金型)には,光電管などによって構成したパリ
ソンセンサ28が設けてある。パリソンセンサ28は,
ダイス10から射出されたパリソン22の下端部を検出
し,パリソン22が所定の長さになったことをパリソン
補正部30のドローダウン時間演算器32に入力する。
また,ドローダウン時間演算器32には,機械サイクル
制御部26からダイス10によるパリソン22の射出完
了信号が入力するようになっている。すなわち,機械サ
イクル制御部26は,位置検出器24の出力信号を受
け,射出シリンダ18が前進限に達したことを検知し,
射出完了信号をドローダウン時間演算器32に出力す
る。ドローダウン時間演算器32は,ダイス10による
パリソン22の射出完了から,パリソンセンサ28がパ
リソン22の下端部を検出するまでの時間(ドローダウ
ン時間)を求める。
【0006】パリソン補正部30は,ドローダウン時間
演算器32の出力信号が入力する最適ドローダウン値設
定器34,補正値演算器36およびドローダウン時間演
算器32の出力信号を最適ドローダウン値設定器34の
設定値と比較し,両者の偏差を補正値演算器36に出力
する比較部38とから構成してある。
【0007】最適ドローダウン値設定器34は,機械サ
イクル制御部26から設定信号を受け,後述するように
最適なドローダウン時間を最適ドローダウン値として設
定する。一方,補正値演算器36は,比較部38の出力
信号を受け,比較部38の出力信号に応じて,プログラ
ム信号発生器40が出力するダイスギャップ20を制御
する信号を補正する信号を出力する。
【0008】プログラム信号発生器40は,射出シリン
ダ18の射出位置(ストローク量)に応じて,ダイスギ
ャップ20を変化させる信号をサーボアンプ42を介し
てサーボバルブ44に出力する。このサーボバルブ44
は,パリソンコントロールシリンダ46を介してコア1
4の位置を制御し,ダイスギャップ20の開度を調整し
てパリソン22の肉厚を制御する。そして,ダイスギャ
ップ20の開度は,パリソンコントロールシリンダ46
に設けたギャップ検出器48によって検出され,プログ
ラム信号発生器40の出力信号にフィードバックされ
る。
【0009】このように構成した従来のパリソン形成装
置においては,成形品の種類を変えたりパリソン22を
形成する樹脂を変更した場合,最初に樹脂温度やパリソ
ン22の射出速度,ダイスギャップ20の開度等を調整
しながら何回か試し成形を行い,パリソン22のドロー
ダウン状態を把握する。そして,ブロー成形に適したパ
リソン22が得られる樹脂温度,射出速度,ダイスギャ
ップ20,射出完了からパリソンセンサ28がパリソン
22を検出するまでの時間(最適ドローダウン値)等を
求める。
【0010】その後,樹脂温度,射出速度,ダイスギャ
ップ20等を設定し,パリソンの射出開始命令を機械サ
イクル制御部26に与える。機械サイクル制御部26
は,射出シリンダ18を駆動して1回目のパリソン22
の射出を開始するとともに,パリソン補正部30の最適
ドローダウン値設定器34に1回目の射出を開始した信
号を送る。また,機械サイクル制御部26は,位置検出
器24の出力信号からダイス10によるパリソン22の
射出完了を検知し,射出完了信号をパリソン補正部30
のドローダウン時間演算器32に入力する。
【0011】一方,パリソンセンサ28は,ダイス10
から射出されたパリソン22の下端が所定の位置に達す
ると,これを検出して検出信号をパリソン補正部30の
ドローダウン時間演算器32に入力する。パリソン補正
部30は,図5のステップ51に示したように,機械サ
イクル制御部26から射出完了信号が入力するまで待機
状態にあり,射出完了信号を受けると長さ制御が可能な
状態になる。そして,ドローダウン時間演算器32は,
パリソンセンサ28から検出信号が入力してくると,機
械サイクル制御部26から射出完了信号を受けてから,
パリソンセンサ28がパリソン22の下端部を検出する
までの時間(ドローダウン時間)Tを求め(ステップ5
2),求めたドローダウン時間Tを最適ドローダウン値
設定器34と比較部38とに送出する。
【0012】最適ドローダウン値設定器34は,機械サ
イクル制御部26から受けた射出開始信号が1回目の射
出であるか否かを判断し(ステップ53),1回目の射
出であればドローダウン時間演算器32から受けた1回
目のドローダウン時間Tを最適ドローダウン値として
設定する(ステップ54)。そして,パリソン補正部3
0は,ステップ51に戻って次の射出開始を待つ。
【0013】パリソン22の射出が2回目以降である場
合,最適ドローダウン値設定器34は,機械サイクル制
御部26からの信号により,ダイス10によるパリソン
22の射出が2回目以降であると判断し(ステップ5
3),ドローダウン時間演算器32から信号が入力して
くると,この信号に同期して最適ドローダウン値として
設定した時間Tを比較部38に出力する。
【0014】比較部38は,ドローダウン時間演算器3
2から入力してきた今回のドローダウン時間Tと最適
ドローダウン値設定器34が出力した最適ドローダウン
時間Tとの偏差△Tを求め(ステップ55),補正値
演算器36に送る。補正値演算器36は,△Tに定数
(ゲイン)Cを乗じてプログラム信号発生器40が出力
するダイスギャップ信号Sの補正値△Sを演算する(ス
テップ56)。そして,パリソン補正部30は,次回の
射出時にプログラム信号発生器40が出力するダイスギ
ャップ信号に補正値△Sを加算する。
【0015】これにより。次回の射出におけるダイス1
0のダイスギャップ20を,最適ドローダウン値T
なるように調整し,パリソン22の肉厚を変化させてブ
ロー成形に適した長さを有するパリソン22が得られる
ようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし,上記のような
従来のパリソン長さの制御は,各パリソン22の射出毎
におけるドローダウン時間Tを最適ドローダウン時間
と比較しているだけであるため,パリソン22の長
さを一定に制御するのに限界があり,正確な制御が困難
である。
【0017】すなわち,従来の方法は,ドローダウン時
間を基準値と比鮫しているだけであるため,図6に示し
たように,パリソン22の射出完了からパリソンセンサ
28がパリソン22を射出するまでの時間(ドローダウ
ン時間)が同じであると,パリソン22のドローダウン
速度が曲線a,b,cのように異なる場合であっても,
同じ速度でドローダウンしているものと認識し,補正値
演算器72の出力する補正値△Sが同じとなる。このた
め,補正値演算器36が出力する補正値△Sがドローダ
ウン速度に合ったた補正値とならず,次回の射出におけ
るダイスギャップ20が適性とならず,パリソン22の
長さを成形に最適な長さに制御することが困難となる。
【0018】また,パリソン22のドローダウンは射出
動作後半以後で自重による要因で起こっており,ダイス
ギャップ出力指令の補正を一率の値で行っている従来の
制御方法では収束しない場合もあり,制御範囲が限られ
制御におのずと限界がある。
【0019】本発明は,前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので,パリソン22の長さを精度良く
制御することができるパリソン肉厚制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係るパリソン肉厚制御装置は,樹脂を押
し出し,ブロー成形型に沿ったパリソンを形成するダイ
スであって,前記ダイスの下方に配置され,予め定めた
長さに達した前記パリソンの下端を支持するパリソン受
を伸縮可能なガイド部材の先端部に取付けると共に,こ
のパリソン受上にパリソンの重量を検出する重量センサ
を配し,前記重量センサの検出信号に基づいて得たパリ
ソン重量と予め定めた基準重量との偏差に応じて前記ダ
イスのダイスギャップ補正値を出力する補正値演算器を
有する構成にした。
【0021】
【作用】上記の如く構成した本発明は,検出したパリソ
ンの重量値を予め求めた最適な重量値と比較し,最適な
重量値が得られるようにパリソンの肉厚を調整する。こ
のためパリソンのドローダウン速度の変化を所定値に制
御することが可能となり,パリソンの肉厚をブロー成形
にとって最適な肉厚に容易,かつ,正確に制御すること
ができる。
【0022】
【実施例】本発明に係るブロー成形におけるパリソン肉
厚制御装置の実施例を添付図面に従って説明する。図1
は本発明の実施例に係るパリソン肉厚制御装置のブロッ
ク図である。
【0023】図1においてダイス10の下方にはアルミ
ニウム板を加工して用いたパリソン受2が設けてある。
このパリソン受2は上方に反った形状をしていてパリソ
ン22がパリソン受2から落下するのを防止している。
また,パリソン受2の上部にはダイス10より垂下した
パリソン22をパリソン受2で受けた場合,パリソン受
2にかかるパリソン重量を検出する重量センサ1が配設
されている。この重量センサ1上面には,例えば断熱性
を有するフッ素樹脂6等をコーティングし,重量センサ
1上に乗ったパリソン22が冷却されるのを防止してい
る。
【0024】パリソン受2は金型8を開閉する型締装置
49の型締フレーム13に設けた昇降シリンダ4によっ
て昇降させられるようになっている。すなわち,昇降シ
リンダ4のシリンダロッド3の先端(上端)には連結具
15が固定してあり(図2参照),この連結具15の上
部にパリソン受2が固着してある。
【0025】また,シリンダロッド3は二重管状に用い
られ伸縮自在な前部ロッド3aと後部ロッド3bから構
成されている。ダイス10はダイ12の内部にマンドレ
ル14が軸方向移動可能に配置してある。マンドレルシ
リンダ46を上下させることにより,ダイスギャップ2
0の開口度を変化させ,パリソン22の肉厚を調整す
る。
【0026】ダイス10には射出シリンダ18が接続し
てあり,射出シリンダ18を駆動することにより,ダイ
12とマンドレル14とによって形成したダイスギャッ
プ20からパリソン22を射出できるようになってい
る。そして,射出シリンダ18の射出位置(ストローク
量)は位置検出器24によって検出され,機械サイクル
制御部56に入力するようにしてある。ダイス10の下
方の所定位置(例えばプラテン)には光電管などによっ
て構成したパリソン検出器5が設けてある。
【0027】パリソン22が射出されて下降し,発光側
のランプ5aと受光側の光電管5bからなるパリソン検
出器5がパリソン22の先端部を検出すると,その検出
信号を機械サイクル制御部56を経由してパリソン受下
降制御部57へ入力し,昇降シリンダ4を介してパリソ
ン受2の後退を開始させる。
【0028】パリソン検出器5より若干下方位置(パリ
ソン検出器5によってパリソン22の先端部の検知に邪
魔にならない位置)に待機しているパリソン受2の重量
センサ1上にダイス10より垂下したパリソン22が載
置されると,重量センサ1がパリソン22の垂下重量を
検出し,その検出信号をフィルタ58に通し,ノイズを
除去し信号波形を整形後パリソン補正部59に入力され
る。
【0029】パリソン補正部59はパリソン重量演算器
60の出力信号が入力する最適重量設定器61,補正値
演算器62およびパリソン重量演算器60の出力信号を
最適重量設定器61の設定値と比較し,両者の偏差を補
正値演算器62に出力する比較部63とから構成してあ
る。
【0030】最適重量設定器61は機械サイクル制御部
56から設定信号を受け,後述するように最適なパリソ
ン22重量を最適重量値として設定する。一方,補正値
演算器62は比較部63の出力信号を受け,比較部63
の出力信号に応じてプログラム信号発生器40が出力す
るダイスガヤップ20を制御する信号を補正する信号と
して出力する。
【0031】プログラム信号発生器40は射出シリンダ
18の射出位置(ストローク量)に応じてダイスギャッ
プ20を変化させる信号を,サーボアンプ42を介して
サーボバルブ44に出力する。このサーボバルブ44は
マンドレルシリンダ46を介してマンドレル14の位置
を制御し,ダイスギャップ20の開度を調整してパリソ
ン22の肉厚を制御する。そして,ダイスギャップ20
の開度はマンドレルシリンダ46に設けたギャップ検出
器48によって検出され,プログラム信号発生器40の
出力信号にフィードバックされる。
【0032】このように構成したパリソン肉厚制御装置
の動作を図3に従って説明する。
【0033】まず,パリソン22がダイスギャップ20
から押出される前に昇降シリンダ4を駆動してパリソン
受2の上昇動作(ステップ200)を開始し,パリソン
受2を所定の位置,すなわち,パリソン検出器5がパリ
ソン22の先端部を検出する直前の位置まで上昇させて
おく(ステップ201)。パリソン2の射出開始命令を
機械サイクル制御部56に与えると機械サイクル制御部
56は射出シリンダ18を駆動して1回目のパリソン2
2の射出を開始するとともに,パリソン補正部59の最
適重量設定器61に1回目の射出を開始した信号を送
る。また,機械サイクル制御部56は位置検出器24の
出力信号からダイス10によるパリソン22の射出完了
を検知し,射出完了信号をパリソン補正部59のパリソ
ン重量演算器60に入力する。
【0034】ダイスガヤップ20からパリソン22が押
出されると(ステップ202),パリソン22がダイス
10より垂下し,パリソン22の先端位置がパリソン検
出器5で検出されると(ステップ204)その検出信号
がパリソン受下降制御部57へ入力され,予め設定され
た速度で昇降シリンダ4を介してパリソン受2の下降が
開始される(ステップ205)。射出が開始されるとパ
リソン重量センサ1からの重量検出信号(ステップ20
3)はパリソン重量演算器60に入力され,最適重量設
定器61と比較部63とに送出される。
【0035】最適重量設定器61は,機械サイクル制御
部56から受けた射出開始信号が1回目の射出であるか
否かを判断し(ステップ206),1回目の射出であれ
ばパリソン重量演算器60から受けた重量Wを最適重
量値として設定する(ステップ207)。
【0036】パリソン22の射出が2回目以降である場
合,最適重量設定器61は,機械サイクル制御部56か
らの信号により,ダイス10によるパリソン22の射出
が2回目以降であると判断し,パリソン重量演算器60
から信号が入力してくると,この信号に同期して最適重
量値として設定した重量を比較部63に出力する。比較
部63は,パリソン重量演算器60から入力してきた今
回のパリソン22重量と最適重量設定器61が出力した
最適重量との偏差△Wを求め(ステップ208),補正
値演算器62に送る。補正値演算器62は,△Wに定数
(ゲインC)を乗じて(ステップ209),プログラム
信号発生器40が出力するダイスギャップ信号Sの補正
値△Sを演算する。そして,パリソン補正部59は,プ
ログラム信号発生器40が出力するダイスギャップ信号
に補正値△Sを加算する(ステップ210)。
【0037】これにより,射出におけるダイス10のダ
イスギャップ20を最適重量Wとなるように調整し,
パリソン22の肉厚を変化させてブロー成形に適した長
さを有するパリソン22が得られるようにしている(ス
テップ211)。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に,本発明において,樹脂を押し出し,ブロー成形型に
沿ったパリソンを形成するダイスであって,前記ダイス
の下方に配置され,予め定めた長さに達した前記パリソ
ンの下端を支持するパリソン受を伸縮可能なガイド部材
の先端部に取付けると共に,このパリソン受上にパリソ
ンの重量を検出する重量センサを配し,前記重量センサ
の検出信号に基づいて得たパリソン重量と予め定めた基
準重量との偏差に応じて前記ダイスのダイスギャップ補
正値を出力する補正値演算器を有したことにより,パリ
ソン重量を検出して最適な重量となるようにダイスギャ
ップを制御してパリソンの肉厚を調整し,パリソンのド
ローダウン速度の変化が所定値になるようにしており,
外乱によってパリソンが所定の長さに達する間に成形す
るパリソン長さが変動するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブロー成形におけるパリソン肉厚
制御装置のブロック図である。
【図2】実施例のパリソン受部の詳細側面図である。
【図3】実施例の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図4】従来のブロー成形におけるパリソン肉厚制御装
置のブロック図である。
【図5】従来のパリソン肉厚制御装置の作用を説明する
フローチャートである。
【図6】従来のパリソン肉厚制御装置におけるパリソン
の長さが変動する理由の説明図である。
【符号の説明】
1 重量センサ 2 パリソン受 3 シリンダロッド 4 昇降シリンダ 5 パリソン検出器 8 金型 10 ダイス 14 マンドレル 18 射出シリンダ 20 ダイスギャップ 22 パリソン 24 位置検出器 40 プログラム信号発生器 42 サーボアンプ 44 サーボバルブ 46 マンドレルシリンダ 48 ギャップ検出器 49 型締装置 56 機械サイクル制御部 57 パリソン受下降制御部 59 パリソン補正部 60 パリソン重量演算器 61 最適重量設定器 62 補正値演算器 63 比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 49/04,49/42,49/78 B29B 11/10 B29C 47/08,47/92

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂を押し出し,ブロー成形型に沿った
    パリソンを形成するダイスであって,前記ダイスの下方
    に配置され,予め定めた長さに達した前記パリソンの下
    端を支持するパリソン受を伸縮可能なガイド部材の先端
    部に取付けると共に,このパリソン受上にパリソンの重
    量を検出する重量センサを配し,前記重量センサの検出
    信号に基づいて得たパリソン重量と予め定めた基準重量
    との偏差に応じて前記ダイスのダイスギャップ補正値を
    出力する補正値演算器を有することを特徴とするブロー
    成形におけるパリソン肉厚制御装置。
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