JP2748238B2 - ばね製造装置の足起こし装置 - Google Patents

ばね製造装置の足起こし装置

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JP2748238B2
JP2748238B2 JP33573394A JP33573394A JP2748238B2 JP 2748238 B2 JP2748238 B2 JP 2748238B2 JP 33573394 A JP33573394 A JP 33573394A JP 33573394 A JP33573394 A JP 33573394A JP 2748238 B2 JP2748238 B2 JP 2748238B2
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勝秀 釣谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はばね製造装置(なお、こ
の明細書において、ばね製造装置とは、ばねを完成品と
して製造するばね製造機、ばねを半完成品として製造す
るばね製造機及び半完成品であるばねに所定の加工を施
して完成品とする半完成品ばねの加工機[いわゆる、二
次加工機といわれているもの]を含むものである。)の
足起こし装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のばね製造装置51として図6〜図
12に示す如きものは知られている。なお、この説明に
おいて、前とは図6紙面表側を、後とは同裏側をいい、
左とは図6左側を、右とは同図右側をいう。ばね製造機
51は、垂直な前壁53を有する機枠52と、この機枠
52の前壁53の中央部に形成された線材加工空間55
と、この線材加工空間55に向かって送り出される線材
Wを案内する、前壁53に固定された線ガイド56と、
この線ガイド56の、線材加工空間55と逆側において
前壁3に回転自在に設けられた、線材Wを挟圧しつつ送
り出す少なくとも一対の線送りローラー57と、前記線
材加工空間55を挾んで線ガイド56に対向すると共に
前壁53に線材加工空間55に向かって進退自在に設け
られた曲げダイス用スライド58と、前記前壁53に線
材加工空間55に向かって進退自在に設けられた所要本
のツール取付スライド61とを有している。
【0003】前記曲げダイス用スライド58は、前壁5
3に線材加工空間55に向かって進退自在に設けられた
本体58aと、この本体58aに前壁3と平行(左右)
に揺動するように設けられた第1揺動片58bと、この
第1揺動片58bと歯車機構で噛み合い、且つ、本体5
8aに前壁33と平行(左右)に揺動するように設けら
れた第2揺動片58cとを有している。前記第1揺動片
58bに曲げダイス64が取り付けられる。前記第1揺
動片58bは公知の作動装置によって第2揺動片58c
を揺動することによって所定の時期に揺動するようにな
されている。
【0004】前記曲げダイス用スライド58(本体58
a)及びツール取付スライド61はばね(図示略)によ
って線材加工空間55から離れるように付勢されてい
る。曲げダイス用スライド58(本体58a)及びツー
ル取付スライド61はカム等を含む作動装置(図示略)
によって線材加工空間55に向かって所定の時期に突出
させられるようになされ、その作動装置からの力が加わ
らなくなるとばね(図示略)の力等によって線材加工空
間55から退入するようになされている。
【0005】前記ツール取付スライド61の内、線材加
工空間55を挾んで相互に対向する一対のツール取付ス
ライド61、即ち、左斜め上のツール取付スライド61
(以下、ツール取付スライド61Aという。)と右斜め
下のツール取付スライド61(以下、ツール取付スライ
ド61Bという。)とによって、足起こし装置66が構
成されている。前記ツール取付スライド61Aの、線材
加工空間55側の端部には、支持部材67が設けられ、
この支持部材67にツール取付揺動体68が枢軸69に
よって前後揺動自在に設けられ、このツール取付揺動体
68にアーム70が設けられ、このアーム70の自由端
にカムフォロワー71が設けられ、このカムフォロワー
71が前壁53に突設された固定の立壁72に形成され
たカム溝73に嵌められている。そして、前記カム溝7
3は、線材加工空間55から遠い方の平行部(前壁53
と平行な平行部)と、線材加工空間55に近い側の、線
材加工空間55側に向かって下り傾斜の傾斜部とを有し
ている。前記ツール取付揺動体68の、線材加工空間5
5側端には足起こしツール74が取り付けられている。
このような構成によって、ツール取付スライド61Aが
線材加工空間55に向かって突出すると、それと連動し
て足起こしツール74が前側に揺動するようになされて
いる。
【0006】前記ツール取付スライド61Bの、線材加
工空間55側の端部に押えツール76が取り付けられて
いる。
【0007】ツール取付スライド61A及びツール取付
スライド61B以外のツール取付スライド61には、切
断ツール等の所定のツール(図示略)が取り付けられて
いる。
【0008】
【従来技術の作用】次に従来のばね製造機51の作用を
説明する。線材Wの送り停止・曲げダイス64の揺動・
曲げダイス64の上下動等を行なって、前足79(前フ
ック等コイル部から突出した足状の部分)、それに続く
コイル部前端部80(ばねボディー前端部)の成形を行
なう(図7参照)。その後、線材Wの送りを停止した
後、足起こしツール74及び押えツール76を線材加工
空間55に向かって突出させて、押えツール76でコイ
ル部前端部80を押えつつ前足79をスプリングバック
を考慮して前側に起立させる(図8の一点鎖線参照)。
そして、足起こしツール74及び押えツール76を後退
させた後、コイル部の続き部分の成形・後足の成形・切
断が行なわれて、ばね半製品が製造される。
【0009】
【従来技術の欠点】前記従来のばね製造装置51の足起
こし装置66には、以下の如き欠点があった。図7の軌
跡82に示す如く、コイル部前端部80を成形する際、
前足79が1.125回転することになるため、回転す
る前足79が押えツール76に衝突しないようにする必
要がある。ところで、図12で示す如く、前足79を起
こす際、押えツール76はコイル部前端部80を押える
作用を有するものであるから、押えツール76の後面と
コイル部前端部80の前面とは可能な範囲で近接するこ
とが要求される。その結果、回転する前足79が押えツ
ール76に衝突しないようにするには、押えツール76
は前足79の移動軌跡内に突出しないように後退してい
なければなず、そのため、押えツール76の作動ストロ
ークが長くなっていた。また、押えツール76が突出作
動を開始する時期は、前足79が押えツール76の位置
を通過した後でなけらばならないという制約があった。
そのため、即ち、押えツール76の作動ストロークが長
く且つ作動開始時期に制約があったため、押えツール7
6を突出させてコイル部前端部80を押える位置まで移
動させるために要する時間は、1個のばね(又は1個の
ばね半製品)を製造する上で絶対に圧縮出来ない時間と
して必要ということになる。しかし、それが、ばね製造
の効率を上げる(時間当たりの生産量を上げる)ための
障害となっていた。また、押えツール76はコイル部前
端部80を押えるためののもであるが、押えツール76
はコイル部前端部80の前に単に突出するだけのもので
あったため、その本来の機能、即ち、コイル部前端部8
0を押えるという機能を十分に発揮することが出来ず、
その結果、場合によってはコイル部前端部80の部分が
他のコイル部から浮き上がった状態となったりするとい
う欠点があった。
【0010】
【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を
解消するために以下の如き手段を採用した。本発明は、
機枠の前壁に設けられた線材加工空間を挾んで相互に対
向すると共に、前壁に線材加工空間に向かって進退自在
に設けられた一対のツール取付スライドと、これらツー
ル取付スライド各々に前後揺動自在に設けられたツール
取付揺動体と、これらツール取付揺動体に設けられたア
ームに設けられたカムフォロワーと、このカムフォロワ
ーが嵌まるカム溝を有する、前壁に固定された立壁と、
一方のツール取付揺動体に設けられた足起こしツール
と、他方のツール取付揺動体に設けられた押えツールと
を有するものである。
【0011】
【発明の作用】本発明は以下の如き作用をなすものであ
る。押えツールが前後揺動自在となされているので、前
足の移動軌跡面の前方に押えツールを位置させることが
出来、その結果、押えツールの作動ストロークを従来に
比較して短く出来る。また、押えツールが前後揺動自在
となされているので、押えツールが突出した状態で押え
ツールをコイル部前端部側に揺動させることによって、
押えツールによってコイル部前端部を強く押えた状態と
することが出来る。
【0012】
【実施例】以下に本発明を図面を参照しつつ実施例に基
づいて説明する。なお、この実施例において、前とは図
1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側
を、右とは同図右側をいう。また、従来のばね製造機5
1と同一の部材は同一の符号で示す。足起こし装置1
は、従来のツール取付スライド61Aと、右斜め下のツ
ール取付スライド61Cと有している。前記ツール取付
スライド61Cの、線材加工空間55側の端部には、支
持部材2が設けられ、この支持部材2にツール取付揺動
体3が枢軸4によって前後揺動自在に設けられ、このツ
ール取付揺動体3にアーム5が設けられ、このアーム5
の自由端にカムフォロワー6が設けられ、このカムフォ
ロワー6が前壁53に突設された固定の立壁7に形成さ
れたカム溝8に嵌められている。そして、前記カム溝8
は、線材加工空間55から遠い方の平行部8a(前壁5
3と平行な平行部8a)と、線材加工空間55に近い側
の、線材加工空間55側に向かって上り傾斜の傾斜部8
bとを有している。前記ツール取付揺動体3は、アーム
5が設けられた本体3aと、この本体3aの、線材加工
空間55側端に上下位置調節自在に設けられた第1片3
bと、この第1片3bにツール取付スライド61Cの摺
動方向と垂直な面内において任意の方向に位置変更出来
るように取り付けられた第2片3cとを有しており、こ
の第2片3cに押えツール76が取り付けられている。
このような構成によって、ツール取付スライド61Cが
線材加工空間55に向かって突出すると、それと連動し
て押えツール76が後側に揺動するようになされてい
る。即ち、押えツール76が突出した状態で押えツール
76をコイル部前端部80側に揺動させることによっ
て、押えツール76によってコイル部前端部80を強く
押えるようになされている。
【0013】
【実施例の作用】次に実施例の作用を説明する。基本的
には、従来の足起こし装置66の作用と同様である。以
下、この実施例の特徴的なことにつき説明する。 (1)押えツール76は、後退位置では前側(図2の上
側)に揺動していて、前足79の移動軌跡82の面の前
方に位置している。従って、前足79は押えツール76
の後側を、押えツール76に衝突・干渉することなく、
通過することが出来る。 (2)押えツール76は突出した状態で、コイル部前端
部80側に揺動して、押えツール76によってコイル部
前端部80を強く押える(図2の一点鎖線参照)。
【0014】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。 (1)本発明は、前壁53に相当する壁を水平としたば
ね製造装置の足起こし装置としても使用出来るものであ
る。その場合、ツール取付揺動体3は上下動自在とな
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下
の如き効果を奏するものである。 押えツールが前後揺動自在となされているので、前足
の移動軌跡面の前方に押えツールを位置させることが出
来、その結果、押えツールの作動ストロークを従来に比
較して短く出来ると共に、従来にはあった押えツールの
作動開始時期の制約がなくなるため、従来に比較してば
ね製造の効率を上げる(時間当たりの生産量を上げる)
ことが出来る。 押えツールが前後揺動自在となされているので、押え
ツールが突出した状態で押えツールをコイル部前端部側
に揺動させることによって、押えツールによってコイル
部前端部を強く押えた状態とすることが出来、その結
果、コイル部前端部の部分に変形のないばね(又はばね
半製品)を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線拡大断面図である。
【図5】図1のD−D線拡大断面図である。
【図6】従来のばね製造機の簡略正面図である。
【図7】従来のばね製造機の足起こし装置の要部拡大正
面図である。
【図8】図7のF−F線拡大断面図である。
【図9】図7のG−G線拡大断面図である。
【図10】図7のH−H線拡大断面図である。
【図11】図7のI−I線拡大断面図である。
【図12】図7のJ−J線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 足起こし装置 3 ツール取付揺動体 5 アーム 6 カムフォロワー 7 立壁 8 カム溝 52 機枠 53 前壁 55 線材加工空間 61A ツール取付スライド 61C ツール取付スライド 68 ツール取付揺動体 70 アーム 71 カムフォロワー 72 立壁 73 カム溝 74 足起こしツール 76 押えツール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21F 1/00 - 45/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠の前壁に設けられた線材加工空間を
    挾んで相互に対向すると共に、前壁に線材加工空間に向
    かって進退自在に設けられた一対のツール取付スライド
    と、これらツール取付スライド各々に前後揺動自在に設
    けられたツール取付揺動体と、これらツール取付揺動体
    に設けられたアームに設けられたカムフォロワーと、こ
    のカムフォロワーが嵌まるカム溝を有する、前壁に固定
    された立壁と、一方のツール取付揺動体に設けられた足
    起こしツールと、他方のツール取付揺動体に設けられた
    押えツールとを有するばね製造装置の足起こし装置。
JP33573394A 1994-12-20 1994-12-20 ばね製造装置の足起こし装置 Expired - Lifetime JP2748238B2 (ja)

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JPH08174124A JPH08174124A (ja) 1996-07-09
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