JP2005118852A - ヘミング加工装置 - Google Patents

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功夫 石川
Hiroshi Kido
宏志 城戸
Yuji Shiraishi
裕二 白石
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Abstract

【課題】 設置スペースを小さくすることができるヘミング加工装置を提供する。
【解決手段】 ヘミング加工装置1は、ロアプレート21の上面211の前部に下型22が設けられている。また上面211において下型22の後方側にはベース23が設けられている。ベース23の上面232には往復部4が設けられており、往復部4には往復部4の左右側に後側が軸支されて上下に揺動する揺動部50が設けられている。この揺動部50の前側には窓枠10の内端部11のフランジ131の折り返しを行うためのヘム刃8が設けられている。一方、アッパープレート31の下面311の後部には往復部4よりも後方側にカムドライバー9が設けられている。このカムドライバー9は、アッパープレート31の下面311に設けられた第二のカムドライバー91と、第二のカムドライバー91よりも右側に位置して設けられた第一のカムドライバー92とから構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークのフランジを折り返すヘミング加工装置に関する。
従来、車体等のワークには、ワークの一端部に開口したチャンネルと、このチャンネルの一端の前方にこのチャンネルの他端側へ起立したフランジが形成されているものがある。このフランジをチャンネルの一端側部の内側へ折り返すヘミング加工装置として、例えば、一工程でフランジの折り返しが可能で、かつワークの折り返し部分の断面形状が途中で変化している場合でも確実に折り返すことができるヘミング加工装置が提案されている(特許文献1参照)。
このヘミング加工装置は、プレス機械のベッドに取り付けられたロアプレートに下型が設けられている。下型の後方には往復部が設けられているとともに、往復部の左右側には後側が軸支されて下型の後方に位置して上下に揺動する揺動部が設けられている。
下型は、チャンネルとフランジとの間に形成された開口部を後方へ向けてワークの一端部を支持している。往復部は下型の後方に配置されたプレートとプリブラケットとから構成されて前後方向に往復するようになっており、プリブラケットには第二のアームが下型の前方へ延出して設けられている。
また揺動部はプリブラケットに下部が軸支された上下一対の第一のアームと、両アームの上部に取り付けられたホルダーから構成されている。このホルダーの前部にはヘム刃が設けられている。このヘム刃はホルダよりも前方に延出しており、下型に支持されたワークの一端部の開口部に先端が向けられている。
一方、プレス機械のラムに取り付けられたアッパープレートには、下型の前方に第一のカムドライバーが設けられている。また下型の後方にはヘム刃を下方へ押圧する押さえブロックと、押さえブロックの後方に第二のカムドライバーとが設けられている。
第一のカムドライバーはアッパープレートの上下移動に伴って上下に移動し、第二のアームのカムローラに当接しながら下降することによりホルダを前方へ押してヘム刃を前方へ移動させるように形成されている。一方、第二のカムドライバーもアッパープレートの上下移動に伴って上下に移動し、上側の第一のアームに当接しながら下降することによりホルダを上下に揺動させてヘム刃を上下に揺動させるように形成されている。
そしてワークのフランジをヘミング加工するには、アッパープレートを下降させることにより第一のカムドライバーと第二のカムドライバーと押さえブロックを下降させていき、まず第1のカムドライバーによりヘム刃を前方へ移動させて先端側をワークの一端部内に挿入する。
次に第二のカムドライバーによりヘム刃を前方側へ下げてフランジをチャンネルの一端側部の内側へ途中まで折り曲げた後、ヘム刃を後方側へ上げてワークの一端側部内から抜き出す。
そして、第一のカムドライバーによりヘム刃を前方へ移動させて先端側をワークの一端部内に再度挿入し、最後に押さえブロックによりヘム刃を下方へ押圧してフランジをチャンネルの一端側部の内側へ完全に折り曲げている。
特開平7−88568号公報
しかしながら、前述したヘミング加工装置においては、第一のカムドライバーと第二のカムドライバーが下型の前後側に配置されているため、装置全体の前後方向の長さが長く、大きな設置スペースを必要としていた。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、設置スペースを小さくすることができるヘミング加工装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載のヘミング加工装置においては、開口したチャンネル及びこのチャンネルの開口端の前方に起立したフランジを有するワークを支持する下型と、この下型の後方に前後方向に往復可能に配置された往復部と、この往復部の左右側に後側が軸支されて前記下型の後方に位置して上下に揺動する揺動部と、この揺動部の前側に前記往復部よりも前方へ延出し、前記下型に支持された前記ワークの前記開口部に先端が向けられたヘム刃と、前記往復部に当接しながら下降することにより前記往復部を前方へ押して前記ヘム刃を前方へ移動させる第一のカムドライバーと、前記揺動部に当接しながら下降することにより前記揺動部を上下に揺動させて前記ヘム刃を上下に揺動させる第二のカムドライバーと、前記ヘム刃を下方へ押圧する押圧部とを備え、前記第一のカムドライバーにより前記ヘム刃を前方へ移動させて先端側を前記ワークの前記開口部内に挿入し、前記第二のカムドライバーにより前記ヘム刃を前方側へ下げて前記フランジを前記チャンネルの内側へ途中まで折り曲げた後、前記第二のカムドライバーにより前記ヘム刃を後方側へ上げて前記ワークの前記開口部内から抜き出し、前記第一カムドライバーにより前記ヘム刃を前方へ移動させて先端側を前記ワークの前記開口部内に再度挿入し、前記押圧部により前記ヘム刃を下方へ押圧して前記フランジを前記チャンネルの一端側部の内側へ完全に折り曲げて前記フランジのヘミング加工を行うヘミング加工装置において、前記第一のカムドライバーと前記第二のカムドライバーとを、前記下型の後方側に前記第一のカムドライバーを下側にして上下に配置したものとしている。
かかる構成においては、下型の前後側に第一のカムドライバーと第二のカムドライバーが配置されたヘミング加工装置に比べて装置全体の前後方向の長さを狭めることができる。
また請求項2記載のヘミング加工装置においては、回転体が前記往復部の前後方向に回転するように直接取り付けられている一方、前記第一のカムドライバーは、前記回転体の外周面に当接しながら下降することにより前記往復部を前方へ押すように形成されたものとしている。
かかる構成においては、回転体が往復部に直接取り付けられていない場合に比べて往復部を前方へ移動させる部品点数が少なくなるため、装置の製造にかかる組み付け工数を減らすことができる。
また請求項3記載のヘミング加工装置においては、前記押圧部は、前記ヘム刃に外周面が当接しながら回転する回転体から構成されたものとしている。
かかる構成において、押圧部は回転しながらヘム刃を押圧するため、押圧部に押圧されるヘム刃の押圧面を押圧部の形状に合わせて加工する必要がなくなる。
以上説明したように本発明の請求項1記載のヘミング加工装置においては、下型の前後側に第一のカムドライバーと第二のカムドライバーが配置されたヘミング加工装置に比べて装置全体の前後方向の長さを狭めることができる。よって、ヘミング加工装置の設置スペースを小さくすることができる。
また、請求項2記載のヘミング加工装置においては、回転体が往復部に直接取り付けられていない場合に比べて往復部を前方へ移動させる部品点数が少なくなるため、装置の製造にかかる組み付け工数を減らすことができる。よって、ヘミング加工装置の製造コストを低減することができるとともにメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、請求項3記載のヘミング加工装置においては、押圧部は回転しながらヘム刃を押圧するため、押圧部に押圧されるヘム刃の押圧面を押圧部の形状に合わせて加工する必要がなくなる。よって、ヘミング加工装置の製造コストをさらに低減することができる。
本発明をより詳細に説明するために、以下添付図面に従ってこれを説明する。
図1は本発明の実施の形態を示すヘミング加工装置1の左側面図であり、ワークとして車両用ドアの窓枠10に使用した場合を示している。この窓枠10の内端部11には図2に示すように開口したチャンネル12と、チャンネル12を挟む窓枠本体13とから構成されている。この窓枠本体13にはチャンネル12の一端の前方にチャンネル12の他端側へ起立したフランジ131が形成されており、本実施の形態のヘミング加工装置1はこのフランジ131をチャンネル12の一端側部121の内側へ折り返すために使用される。
そしてヘミング加工装置1は、ヘミング加工装置本体2と、ヘミング加工装置本体2の上方に配置されてヘミング加工装置装置本体2の動作を制御する制御部3とを備えている。
ヘミング加工装置本体2は、プレス機械のベッド(図示せず)に取り付けられたロアプレート21を中心にして構成されている。このロアプレート21は平板状に形成されており、上面211の前部には下型22が設けられている。
この下型22は上下に延在して形成されており、チャンネル12とフランジ131との間に形成された開口部111を後方へ向けた状態で窓枠10の内端部11を上面221で支持するように形成されている。また装置本体2においてロアプレート21と下型22以外の構成部材はこの窓枠10内に配置されるように大きさが設定されている。
またロアプレート21の上面211には、下型22の後方側にベース23が設けられており、ベース23の後方側にはストッパー24が設けられている。
ベース23はベース本体231の上面232が前方から後方へ所定角度斜めに下がって形成されており、ベース本体231の左右側部233、233には上面が開口した一対の空間234、234が設けられている。
この空間234はベース本体231の前後方向Aに延在して形成されている。空間234内の前方側にはスプリング取付部235が設けられており、空間234内の後方側にはストッパー236が設けられている。
またベース本体231の上面232には往復部4が設けられている。この往復部4は、ベース本体231の上面232に前後方向Aに摺動可能に設けられた摺動部41と、摺動部41の上面41aの後方側に設けられたブラケット42と、摺動部41の上面411の前方側に設けられたスプリング取付部43とから構成されている。
摺動部41は、ベース本体231の上面232全体に載置されたプレート411と、プレート411の底面411aの左右側に設けられ、ベース本体213の空間234内に挿入された一対のフック412とから構成されている。
プレート411は、ベース本体213の上面232を前後方向Aに摺動可能な平板状に形成されている。一方、フック412は後方側が下方へ屈曲したL字状に形成されており、このフック412の下端部412aとベース23に設けられたスプリング取付部235はスプリングSaにより連結されている。
したがって摺動部41は、ベース本体231の上面232をプレート411がフック412を介してスプリングSaにより常に後方へ付勢されており、ベース23に設けられたストッパー236とベース23の後方に設けられたストッパー24とによって後方への過度の移動が規制されている。
また前記ブラケット42はブラケット本体421の上端が下型22の上部と同じ高さ位置に位置するように上下に延在して形成されている。またブラケット本体421には、中間部421bの左右側に一対の保持部422、422が設けられている。この保持部422は上方へ向いたコ字状に形成されており、左右壁422a、422aの一方がブラケット本体421に取り付けられている。
さらにブラケット本体421には、中間部421bの左右側と両保持部422、422の左右壁422a、422aとを貫通する回転軸が423が設けられている。この回転軸423において両保持部422、422の左右壁422a、422aの間にはそれぞれ本発明にかかる回転体である第一のカムローラー424の中央部が貫通されている。したがって、第一のカムローラー424はブラケット42の前後方向Aに回転するようにブラケット42に直接取り付けられている。
そしてこのブラケット本体421の左右側には後側が軸支されて下型22の後方に位置して上下に揺動する揺動部50が設けられている。この揺動部50は、ブラケット本体421に下部が軸支された下側アーム5、5および上側アーム6、6と、下側アーム5、5の上部および上側アーム6、6の上部に取り付けられたホルダ7とから構成されている。
下側アーム5、5は、ブラケット本体421の下部421aの左右側に下部51、51が揺動軸52に軸支されて上下に揺動可能に取り付けられており、この状態で上部53、53が下型22の上部と同じ高さ位置になるように下型22に向かって前方かつ斜め上方へ延在して形成されている。そして上部53、53間にはホルダ7の下部7aがボルト54で取り付けられている。
また上部53、53のすぐ下側には、前記プレート411に設けられたスプリング取付部43の上方にスプリング取付部55が対向して設けられており、両スプリング取付部43、55はスプリングSbによって連結されている。したがって下側アーム5、5は、上部53側が下方へ揺動した際にこのスプリングSbによって上方へ付勢されるように構成されている。
一方、上側アーム6、6は逆三角形状であって、下部に位置する第一角部61、61がブラケット本体421の上部421cの左右側に揺動軸62に軸支されて前後に回動可能に取り付けられており、この状態で上端が下型22の上端よりも高い位置に位置するように形成されている。
また、上側アーム6、6において後方上部に位置する第二角部63、63は回転軸64により連結されている。この回転軸64において両第二角部63、63の間には第二のカムローラー65の中央部が貫通されており、これによって第二のカムローラー65は前後方向Aに回転するように構成されている。
また、両上側アーム6、6において前方上部に位置する第三角部66、66は前記ホルダ7の上部7bを挟んで左右に対向しているとともに、ボルト67を介してホルダ7の上部7bに取り付けられている。
また前記ホルダ7は、下側アーム5、5と上側アーム6、6が取り付けられたアーム取付部71と、アーム取付部71の前面に設けられたヘム刃取付部72から構成されている。
アーム取付部71は下型22の後方側で下型22の上部と対向して配置されている。そしてアーム取付部71には、前述したように上部7aに上側アーム6、6の第三角部66、66がボルトで取り付けられており、下部7bに下側アーム5、5の上部53、53がボルト54で取り付けられている。
一方、ヘム刃取付部72は下型22に向かって前方へ向いたL字状であって内側上面721が下型22の上面221よりもやや低く位置するように形成されている。そしてこの内側上面721、すなわち揺動部50の前側にはフランジ131の折り返し(ヘミング加工)を行うためのヘム刃8が設けられている。
このヘム刃8は、先端8aが、下型22に支持された窓枠10の内端部11の開口部111に向けて形成されており、ヘム刃取付部72の内前面722に後端が結合して内側上面721に取り付けられた基部81と、基部81の先端に設けられた曲げ加工部82とから構成されている。
基部81はヘム刃取付部72よりも前方へ直線状に延出して形成されている。一方、曲げ加工部82も前方へ直線状に延出して形成されており、この曲げ加工部82の先端8aが窓枠10の内端部11の開口部111に向けられている。
また曲げ加工部82は、図2に示すように先端部821の下面822が先端8aから後方へ斜め下方向に傾斜して形成されており、先端部821より基端側の下面823は直線状に延在して形成されている。
一方、前記制御部3は、ヘミング加工装置本体2の上方に配置されたアッパープレート31を中心にして構成されている。このアッパープレート31は平板状に形成されてプレス機械のラム(図示せず)に取り付けられており、このラムが上下に移動することにより上下に移動するように構成されている。またこのラムには前記制御部を構成する制御装置(図示せず)が接続されており、この制御装置によってアッパープレート31は上下移動の制御がなされている。
また、アッパープレート31の下面311の前部にはヘム刃8と上下で対向する基部312が設けられており、基部312の下面の左右側には一対の保持部313、313が設けられている。
両保持部313、313の間には回転軸314が貫通して設けられている。さらに両保持部313、313の間には、ヘム刃8を押圧する押圧部315が取り付けられている。この押圧部315は回転体であるローラから構成されており、ローラーの中央部が回転軸314に貫通されている。これにより、押圧部315はヘム刃8の押圧時に外周面316がヘム刃8に当接しながら前後方向Aに回転するように構成されている。
一方、アッパープレート31の下面311の後部には往復部4よりも後方側にカムドライバー9が設けられている。このカムドライバー9はアッパープレート31が上下移動するのに伴って上下移動するように構成されており、下降した際には窓枠10内で、ストッパー24よりも左側(図1の手前側)に位置するように上下に延在して形成されている。
さらにカムドライバー9は、アッパープレート31の下面311に設けられた第二のカムドライバー91と、第二のカムドライバー91よりも右側(図1の裏側)に位置して設けられた第一のカムドライバー92とから構成されている。
第一のカムドライバー92は、アッパープレート31の下面311に結合(図示せず)して上下に延在したカムドライバー本体921と、カムドライバー本体921の前面に設けられた第一のカム922とから構成されている。
この第一のカム922は、カムドライバー本体921が上下移動する際に前面923がブラケット42の第一のカムローラー424の外周面424aに当接するとともに、外周面424aに当接しながら下降することによりホルダー7を前方へ押してヘム刃8を前方へ移動させるように形成されている。
そしてこの前面923の下部は、前面923の下端から前方かつ斜め上方に延在した第一傾斜面924と、第一傾斜面924の上端から上方へ直線状に延在した第一垂直面925とから構成されている。
また前面の中間部は、第一垂直面925の上端から前方かつ斜め上方に延在した第二傾斜面926と、第二傾斜面926の上端から上方へ直線状に延在した第二垂直面927とから構成されている。
さらに前面の上部は、第二垂直面927の上端から前方かつ斜め上方に延在した第三傾斜面928と、第三傾斜面928の上端から上方へ直線状に延在した第三垂直面929とから構成されている。
一方、第二のカムドライバー91は、アッパープレート31の下面311に結合して上下に延在したカムドライバー本体911と、カムドライバー本体911の下側前面に設けられた第二のカム912とから構成されている。
この第二のカム912は、上端が前記押圧部315の下端よりも下側に位置するように形成されている。また、カムドライバー本体911が上下移動する際に前面913が第二のアーム6に設けられた第二のカムローラー65の外周面65aに当接するとともに、外周面65aに当接しながら下降することでホルダー7を上下に揺動させてヘム刃8を上下に揺動させるように形成されている。
そしてこの前面913の下部は、前面913の下端から前方かつ斜め上方に延在した傾斜面914と、傾斜面914の上端から上方へ直線状に延在した第一垂直面915とから構成されている。
また前面913の中間部は、第一垂直面915の上端から前方へ山形状に突出した凸面916と、凸面916の上端から後方へ山形状に凹んだ凹面917とから構成されている。さらに前面913の上部は、凹面917の上端から上方へ直線状に延在した第二垂直面918から構成されている。
かかる構成において、このヘミング加工装置1により窓枠10の内端部11のフランジ13を折り返す(ヘミング加工する)には、まずアッパープレート31を上死点に位置させてヘミング加工装置本体2の外周に窓枠10を配置し、内端部11の開口部111を後方へ向けて内端部11を下型にセットする。
窓枠10のセットが完了するとアッパープレート31の下降が開始される。これに伴いカムドライバー9および押圧部315も下降を開始し、第一のカム922には前面923の第一傾斜面924下端から上方へ第一のカムローラー424が当接しながら移動していき、第二のカム912には前面913の傾斜面914下端から上方へ第二のカムローラー65が当接しながら移動していく。
そして図3に示すように第一のカムローラー424が第一垂直面925を通り、第二傾斜面926から第二垂直面927へ移動していくときに前方へ押されることにより往復部4全体が前方へ移動する。
この往復部4の前方への移動に伴い、揺動部50を介してヘム刃8も前方へ移動し、図2(a)に示すように曲げ加工部82の先端部821が窓枠10の内端部11内に挿入されてフランジ131の上方に位置する。
さらにカムドライバー9が下降していくと、第一のカムローラー424は図3(b)から図4に示すように、第一のカム922の第二垂直面927を上方へ移動していく。
一方、第二のカムローラー65は、第二のカム912の傾斜面914から第一垂直面915を上方へ移動していき、図4(a)から(b)にかけて示すように凸面916の下側面から先端へ移動していく時に前方へ押される。これにより上側アーム6、6は、第一角部61の揺動軸62を中心にして第三角部66が前方側に下がることによりホルダー7も前方側へ下がる。
これに伴いヘム刃8も図2(b)に示すように前方側へ下がり、曲げ加工部82の先端部821の下面822でフランジ131をチャンネル12の一端側部121の内側へ途中まで折り曲げる。
またこのとき、ホルダー7が前方側へ下がることにより下側のアーム5、5は揺動軸52を中心にして上部53が下がってスプリングSbを下方へ押し、このスプリングSbの反力によって下側のアーム5、5は上方へ付勢されている。
さらにカムドライバ9が下降していくと、第一のカムローラー424は図4(c)に示すように第一カム922の第二傾斜面928に移動していく。一方、第二のカムローラー65は第二のカム912の凹面917の下側面から底へ移動していく時に後方へ戻される。
これにより上側アーム6、6は、第二のカムドライバー91によって、第一角部61の揺動軸62を中心に第三角部66が後方側へ上がることによりホルダー7も後方側へ上がる。
そしてホルダー7の上方への揺動に伴ってヘム刃8も図2(c)に示すように後方側へ上がって曲げ加工部82の先端部821が内端部11内から抜き出される。またホルダー7が後方側へ上がることに伴って下側アーム5、5も下部51の揺動軸52を中心に上部53が上がることでスプリングSbが上方へ伸びて元の状態に復帰する。したがって、このスプリングSbの復帰力を利用してヘム刃8の先端部821は窓枠10の内端部11から容易に抜き出される。
さらに、カムドライバ9が下降していくと、図5(a)に示すように、第二のカムローラー65は第二のカム912の凹面917の上側面を通って第二垂直面918へと移動する。一方、第一のカムローラー65は、第一のカム922の第二傾斜面928から第三垂直面929へ移動していくときに前方へ押されることにより往復部4全体が再度前方へ移動する。
この往復部4の前方への移動に伴って揺動部50を介してヘム刃8も前方へ移動し、図2(d)に示すように曲げ加工部82の先端側が窓枠10の内端部11内に再度挿入されて途中まで折り曲げられたフランジ131の上方に位置する。
そしてカムドライバー9がさらに下降すると、図5(b)や図2(e)に示すように基部81に押圧部315の外周面316が当接し、カムドライバー9の下端が下死点に到達するまで押圧部315はヘム刃8を下方へ押圧する。これによりヘム刃8は下方へ押されて曲げ加工部82の下面823がフランジ131に当接して、押圧部315の押圧力によりフランジ131をチャンネルの一端側部121に押さえつけることによって、図2(f)に示すようにフランジ131を一端側部121の内側へ完全に折り曲げ、ヘミング加工を終了する。
本実施の形態のヘミング加工装置1においては、第一のカムドライバー92と第二のカムドライバー91とが下型22の後方側に第一のカムドライバー92を下側にして上下に配置されている。このことから、従来のような下型の前後側に第一のカムドライバーと第二のカムドライバーが配置されたヘミング加工装置(特許文献1参照)に比べて装置1全体の前後方向Aの長さを狭めることができる。よって、ヘミング加工装置1の設置スペースを小さくすることができる。
また同時にヘミング加工装置1全体をコンパクトにすることも可能となるため本実施の形態のように、ヘミング加工を行う主要部である往復部4、揺動部50、ヘム刃8、カムドライバー9、押圧部50を狭い窓枠10内に配置することができる。よって、ヘミング加工装置1の汎用性を高めることができる。
また、このヘミング加工装置1においては、第一のカムドライバー92に当接される第一のカムローラー424が往復部4を構成するブラケット42に直接取り付けられている。このことから第一のカムローラー424が往復部4に直接取り付けられていない場合、例えば従来のヘミング加工装置において第一のカムローラ424に相当する第二のアームのカムローラがプリブラケットに直接取り付けられていない場合(特許文献1参照)に比べて、往復部4を前方へ移動させる部品点数が少なくなる。このため、ヘミング加工装置1の製造にかかる組み付け工数を減らすことができる。よって、ヘミング加工装置1の製造コストを低減することができるとともにメンテナンス作業を容易に行うことができる。
さらにこのヘミング加工装置1においては、押圧部315が回転体(ローラー)から構成されていることから、この押圧部315は回転しながらヘム刃8を押圧する。このため、押圧部315に押圧されるヘム刃8の押圧面8a(図2(e)参照)を押圧部315の形状に合わせて凹形に湾曲して加工する必要がなくなる。よって、ヘミング加工装置1の製造コストをさらに低減することができる。
本発明の実施の形態を示すヘミング加工装置の左側面図である。 ヘミング加工の工程を示す工程図である。 ヘミング加工装置の動作手順を示す図である。 図3に続くヘミング加工装置の動作手順を示す図である。 図4に続くヘミング加工装置の動作手順を示す図である。
符号の説明
1 ヘミング加工装置
4 往復部
8 ヘム刃
10 窓枠
12 チャンネル
22 下型
50 揺動部
91 第二のカムドライバー
92 第一のカムドライバー
111 開口部
121 一端側部
131 フランジ
315 押圧部
316 外周面
424 第一のカムローラー
424a 外周面
A 前後方向

Claims (3)

  1. 開口したチャンネル及びこのチャンネルの開口端の前方に起立したフランジを有するワークを支持する下型と、この下型の後方に前後方向に往復可能に配置された往復部と、この往復部の左右側に後側が軸支されて前記下型の後方に位置して上下に揺動する揺動部と、この揺動部の前側に前記往復部よりも前方へ延出し、前記下型に支持された前記ワークの前記開口部に先端が向けられたヘム刃と、前記往復部に当接しながら下降することにより前記往復部を前方へ押して前記ヘム刃を前方へ移動させる第一のカムドライバーと、前記揺動部に当接しながら下降することにより前記揺動部を上下に揺動させて前記ヘム刃を上下に揺動させる第二のカムドライバーと、前記ヘム刃を下方へ押圧する押圧部とを備え、前記第一のカムドライバーにより前記ヘム刃を前方へ移動させて先端側を前記ワークの前記開口部内に挿入し、前記第二のカムドライバーにより前記ヘム刃を前方側へ下げて前記フランジを前記チャンネルの内側へ途中まで折り曲げた後、前記第二のカムドライバーにより前記ヘム刃を後方側へ上げて前記ワークの前記開口部内から抜き出し、前記第一カムドライバーにより前記ヘム刃を前方へ移動させて先端側を前記ワークの前記開口部内に再度挿入し、前記押圧部により前記ヘム刃を下方へ押圧して前記フランジを前記チャンネルの一端側部の内側へ完全に折り曲げて前記フランジのヘミング加工を行うヘミング加工装置において、
    前記第一のカムドライバーと前記第二のカムドライバーとを、前記下型の後方側に前記第一のカムドライバーを下側にして上下に配置したことを特徴とするヘミング加工装置。
  2. 前記往復部には、回転体が前記往復部の前後方向に回転するように直接取り付けられている一方、前記第一のカムドライバーは、前記回転体の外周面に当接しながら下降することにより前記往復部を前方へ押すように形成されたことを特徴する請求項1記載のヘミング加工装置。
  3. 前記押圧部は、前記ヘム刃に外周面が当接しながら回転する回転体から構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のヘミング加工装置。
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