JP2747687B2 - 焼却炉用回転式燃焼室 - Google Patents
焼却炉用回転式燃焼室Info
- Publication number
- JP2747687B2 JP2747687B2 JP12672394A JP12672394A JP2747687B2 JP 2747687 B2 JP2747687 B2 JP 2747687B2 JP 12672394 A JP12672394 A JP 12672394A JP 12672394 A JP12672394 A JP 12672394A JP 2747687 B2 JP2747687 B2 JP 2747687B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- incinerator
- shaft
- rotary combustion
- chain
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、焼却炉の容器の内部
に、網目状で多数の通気孔を設けた回転式の燃焼室を設
けて、正面に設けたハンドルを回転することにより、焼
却物の燃えかす（灰）を通気孔を通して下へ落として完
全燃焼させるようにした、焼却炉用回転式燃焼室に関す
るものである。
に、網目状で多数の通気孔を設けた回転式の燃焼室を設
けて、正面に設けたハンドルを回転することにより、焼
却物の燃えかす（灰）を通気孔を通して下へ落として完
全燃焼させるようにした、焼却炉用回転式燃焼室に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の燃焼室は、図３に示すよう
に容器（イ）の内部に設けられた、多数の通気孔を設け
た円筒形の燃焼室（ニ）の中心にシャフト（ハ）を設け
て、その先端に回転用のハンドル（ロ）を設けたものを
使用していた。
に容器（イ）の内部に設けられた、多数の通気孔を設け
た円筒形の燃焼室（ニ）の中心にシャフト（ハ）を設け
て、その先端に回転用のハンドル（ロ）を設けたものを
使用していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。
があった。
【０００４】燃焼室の中心にシャフトが設けられている
ので、中空部分のスペースが狭くなり、焼却物の投入が
困難であった。
ので、中空部分のスペースが狭くなり、焼却物の投入が
困難であった。
【０００５】不燃物があった場合の取り出しが不便であ
った。
った。
【０００６】本発明は、従来の技術の有するこのような
欠点を除くためになされたものであり、その目的とする
ところは、焼却物を投入しやすく、燃えかす（灰）を簡
単に下に落とせて、焼却物を完全燃焼させることのでき
る、焼却炉用回転式燃焼室を提供しようとするものであ
る。
欠点を除くためになされたものであり、その目的とする
ところは、焼却物を投入しやすく、燃えかす（灰）を簡
単に下に落とせて、焼却物を完全燃焼させることのでき
る、焼却炉用回転式燃焼室を提供しようとするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、焼却炉の容器（１）の内部に、網目状で多数の通気
孔を設けた円筒形で回転式の燃焼室（２）を設ける。
に、焼却炉の容器（１）の内部に、網目状で多数の通気
孔を設けた円筒形で回転式の燃焼室（２）を設ける。
【０００８】燃焼室（２）の網目は大き過ぎると小さな
焼却物が燃えない前に落下し、小さ過ぎると通気量の不
足から不完全燃焼となりやすく、燃えかす（灰）が通気
孔より落下しにくくて中にたまる恐れがあるので、最適
の大きさにする必要がある。
焼却物が燃えない前に落下し、小さ過ぎると通気量の不
足から不完全燃焼となりやすく、燃えかす（灰）が通気
孔より落下しにくくて中にたまる恐れがあるので、最適
の大きさにする必要がある。
【０００９】燃焼室（２）の底部、所定位置には、同燃
焼室（２）を円滑に回転させるための受部（４）を設け
た、複数のシャフト（３）を設ける。
焼室（２）を円滑に回転させるための受部（４）を設け
た、複数のシャフト（３）を設ける。
【００１０】シャフト（３）の正面、先端には回転用の
ハンドル（６）、裏面側にはスプロケット（５）を設け
て、同シャフト（３）が使用時に連動して回転させるた
めのチェーン（８）を設ける。本発明は以上のような構
成よりなる、焼却炉用回転式燃焼室である。
ハンドル（６）、裏面側にはスプロケット（５）を設け
て、同シャフト（３）が使用時に連動して回転させるた
めのチェーン（８）を設ける。本発明は以上のような構
成よりなる、焼却炉用回転式燃焼室である。
【００１１】
【作用】燃焼室（２）を、シャフト（３）で受けて回転
させる理由は、投入口を広くして焼却物を投入しやすく
するためであるが、投入された焼却物はどうしても表面
は空気がよく通るので完全燃焼するが、内部は不完全燃
焼となりがちである。
させる理由は、投入口を広くして焼却物を投入しやすく
するためであるが、投入された焼却物はどうしても表面
は空気がよく通るので完全燃焼するが、内部は不完全燃
焼となりがちである。
【００１２】そのようなことのないようにハンドル
（６）を回転して、燃焼室（２）の内部を燃焼に適した
状況に保つ必要がある。連続で回転させると火種が落ち
てしまうが、内部の状況に合った回転ならば、焼却物を
完全に燃やすことができるのである。
（６）を回転して、燃焼室（２）の内部を燃焼に適した
状況に保つ必要がある。連続で回転させると火種が落ち
てしまうが、内部の状況に合った回転ならば、焼却物を
完全に燃やすことができるのである。
【００１３】上記の状況を具体的に説明すれば、正面に
設けられたハンドル（６）を回転すると、裏面側に設け
られたチェーン（８）により、複数のシャフト（３）が
連動して回転し、焼却物表面の燃えかす（灰）は、周囲
に設けられた多数の通気孔より下部に振るい落とされ、
不燃焼状態であった焼却物が表面に現れて空気の流通が
よくなり、完全に燃える。以上の方法を繰り返すことに
より、全てを完全に燃焼することができる。
設けられたハンドル（６）を回転すると、裏面側に設け
られたチェーン（８）により、複数のシャフト（３）が
連動して回転し、焼却物表面の燃えかす（灰）は、周囲
に設けられた多数の通気孔より下部に振るい落とされ、
不燃焼状態であった焼却物が表面に現れて空気の流通が
よくなり、完全に燃える。以上の方法を繰り返すことに
より、全てを完全に燃焼することができる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１におけるＡは、本発明の前面側よりの
実施例斜視図であり、焼却炉の容器（１）の内部に網目
状で多数の通気孔を設けた、円筒形で回転式の燃焼室
（２）を設け、底部所定位置には前記燃焼室（２）を円
滑に回転させるための受部（４）を設けた、複数のシャ
フト（３）を設けて正面、先端には回転用に使用するハ
ンンドル（６）を設ける。
に説明する。図１におけるＡは、本発明の前面側よりの
実施例斜視図であり、焼却炉の容器（１）の内部に網目
状で多数の通気孔を設けた、円筒形で回転式の燃焼室
（２）を設け、底部所定位置には前記燃焼室（２）を円
滑に回転させるための受部（４）を設けた、複数のシャ
フト（３）を設けて正面、先端には回転用に使用するハ
ンンドル（６）を設ける。
【００１５】図１におけるＢは、本発明を使用した焼却
炉の裏面側斜視図であり、シャフト（３）の先端にスプ
ロケット（５）を設けて、同シャフト（３）が使用時に
連動して回転させるためのチェーン（８）を設ける。
炉の裏面側斜視図であり、シャフト（３）の先端にスプ
ロケット（５）を設けて、同シャフト（３）が使用時に
連動して回転させるためのチェーン（８）を設ける。
【００１６】図２は、本発明をモーター（７）により自
動回転させる仕組みを示した側面図であり、シャフト
（３）のスプロケット（５）と、操作用具を設けタイマ
ー、マイコン等所要部品を内蔵した制御盤（９）でコン
トロールされる、モーター（７）をチェーン（８）で接
続し、電源コード（１０）を設ける。
動回転させる仕組みを示した側面図であり、シャフト
（３）のスプロケット（５）と、操作用具を設けタイマ
ー、マイコン等所要部品を内蔵した制御盤（９）でコン
トロールされる、モーター（７）をチェーン（８）で接
続し、電源コード（１０）を設ける。
【００１７】本発明は以上のような構造で、これを使用
するときは、投入口より焼却物を投入して燃やすのであ
るが、表面は空気がよく通るので完全に燃焼するが内部
はどうしても不完全燃焼となる。そのようなとき正面に
設けられたハンドル（６）を回転すると、裏面側に設け
られたチェーン（８）により、複数のシャフト（３）が
連動して回転し、焼却物表面の燃えかす（灰）は周囲に
設けられた多数の通気孔より下部に振るい落とされ、不
燃焼状態であった焼却物が表面に現れて空気の流通がよ
くなり、完全に燃える。以上の方法を繰り返すことによ
り、全てを完全に燃焼することができる。
するときは、投入口より焼却物を投入して燃やすのであ
るが、表面は空気がよく通るので完全に燃焼するが内部
はどうしても不完全燃焼となる。そのようなとき正面に
設けられたハンドル（６）を回転すると、裏面側に設け
られたチェーン（８）により、複数のシャフト（３）が
連動して回転し、焼却物表面の燃えかす（灰）は周囲に
設けられた多数の通気孔より下部に振るい落とされ、不
燃焼状態であった焼却物が表面に現れて空気の流通がよ
くなり、完全に燃える。以上の方法を繰り返すことによ
り、全てを完全に燃焼することができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果をあげることができる。
ので、次に記載する効果をあげることができる。
【００１９】燃焼室（２）の回転用シャフト（３）が低
部に設けられているので投入口が大きくなり、焼却物の
投入及び、不燃物の取り出し作業が容易となるので、作
業効率が大幅に向上する。
部に設けられているので投入口が大きくなり、焼却物の
投入及び、不燃物の取り出し作業が容易となるので、作
業効率が大幅に向上する。
【００２０】正面にハンドル（６）を設けてあるので、
燃焼室（２）の内部の状況を見ながら回転作業ができる
ので、最適の状態で焼却することができる。
燃焼室（２）の内部の状況を見ながら回転作業ができる
ので、最適の状態で焼却することができる。
【００２１】燃焼室（２）を回転することにより、燃え
かす（灰）が通気孔を通してきれいに下に振るい落とさ
れ、空気の流通がよくなって焼却に最適の状態となり、
厚物（本等）でも効率よく完全燃焼させることができ
る。
かす（灰）が通気孔を通してきれいに下に振るい落とさ
れ、空気の流通がよくなって焼却に最適の状態となり、
厚物（本等）でも効率よく完全燃焼させることができ
る。
【００２２】電動回転の場合は、焼却物の種類により回
転の速度、回数、時間等を制御盤によって調整しておけ
ば、無人でも完全に燃焼させることができる。
転の速度、回数、時間等を制御盤によって調整しておけ
ば、無人でも完全に燃焼させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例斜視図である。
【図２】本発明を電動回転にした場合を示した側面図で
ある。
ある。
【図３】従来の回転式燃焼室の斜視図である。
Ａ 容器前面斜視図 Ｂ 容器裏面斜視図 １ 容器 ２ 燃焼室 ３ シャフト ４ 受部 ５ スプロケット ６ ハンドル ７ モーター ８ チェーン ９ 制御盤 １０ 電源コード １１ 導線
Claims (2)
- 【請求項１】 焼却炉の容器（１）の内部に、網目状で
多数の通気孔を設けた円筒形で回転式の燃焼室（２）を
設け、底部所定位置には、前記燃焼室（２）を円滑に回
転させるための受部（４）を設けた複数のシャフト
（３）を設けて、正面先端には回転用のハンドル
（６）、裏面側にはスプロケット（５）を設けて、同シ
ャフト（３）を使用時に連動して回転させるためのチェ
ーン（８）を設けることを特徴とする、焼却炉用回転式
燃焼室。 - 【請求項２】 請求項１のシャフト（３）のスプロケッ
ト（５）と、操作用具を設け、タイマー、マイコン等所
要部品を内蔵した制御盤（９）でコントロールされる、
モーター（７）をチェーン（８）で接続し、電源コード
（１０）をコンセントに差し込んで、燃焼室（２）をモ
ーター（７）により自動回転とした、請求項１の焼却炉
用回転式燃焼室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12672394A JP2747687B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 焼却炉用回転式燃焼室 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12672394A JP2747687B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 焼却炉用回転式燃焼室 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07301405A JPH07301405A (ja) | 1995-11-14 |
| JP2747687B2 true JP2747687B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=14942285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12672394A Expired - Lifetime JP2747687B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 焼却炉用回転式燃焼室 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2747687B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010249421A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Masaaki Fujiwara | 回転式蓄熱ガス化燃焼装置 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP12672394A patent/JP2747687B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07301405A (ja) | 1995-11-14 |
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