JPH0245603Y2 - - Google Patents

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JPH0245603Y2
JPH0245603Y2 JP8024082U JP8024082U JPH0245603Y2 JP H0245603 Y2 JPH0245603 Y2 JP H0245603Y2 JP 8024082 U JP8024082 U JP 8024082U JP 8024082 U JP8024082 U JP 8024082U JP H0245603 Y2 JPH0245603 Y2 JP H0245603Y2
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combustion
combustion chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は燃焼室装置に関し、さらに詳しくは、
木材を加熱圧縮してペレツト化した固体燃料をロ
ストル上で燃焼させる装置の燃焼室装置に関す
る。
例えばボイラ等においてその温水缶を加熱する
熱量の殆どは気体燃焼(炎)から伝達され、固体
燃焼からの放射熱量は殆ど伝達されない。従つて
ボイラ等の燃焼室装置においては気体燃焼(炎)
の比率を多くすることによつて熱効率を高めるこ
とが出来る。
松材の樹皮部から成形した燃料を常温雰囲気中
で燃焼させても揮発分の発生が少なく一般的に固
体燃焼の比率が高い。ところがこの燃料を800℃
の高温雰囲気中におくと、大量の揮発分73%(そ
の他は2.2%の灰分及び24.6%の固定炭素)が発
生する。
即ちロストル上の燃料はその予熱又は加熱段階
でできる限り高温雰囲気内におくこと、具体的に
は燃焼炎中心の揮発分発生室を高温に保持させる
ことによつて揮発分の発生を促進させることにな
り、気体燃焼(炎)の比率を著しく高めることが
出来るとともに、発生する総熱量も増大する。
しかしながら、従来のボイラ、その他の燃焼室
は一般には該室上部の一隅部又は一側壁部に排気
口を設けてあり、斯る燃焼室内に前述した燃焼装
置のロストル部を設置した場合には燃焼炎が排気
口方向に揺れ動き不安定な状態となつてロストル
直上の撥発分発生室に所定の高温雰囲気を維持す
ることができない。
本考案は斯る従来事情に鑑み、前記木材燃料を
使用する燃焼装置を組込む燃焼室の構造を改良し
て燃料の揮発分発生を促進させ発生熱量の改善を
図ることを目的とするもので、燃焼室内に、燃焼
装置の固定ロストルと回転ロストルとにより構成
されるロストル部を設置し、該ロストル部に木材
を加熱圧縮してペレツト化した燃料を下方より順
次に移送上動させて燃焼させるようにし、上記燃
焼室上部には前記ロストル部の略直上方に固定ロ
ストルの燃焼面外径より小径な排気口を開口する
とともに外部フアンによつて前記排気口を強制排
気を作用せしめ、前記ロストル部と燃焼室周壁と
の間に適度な空隙を介在せしめたことを特徴とす
る。
本考案の実施例をボイラにおける燃焼室装置の
場合について図面により説明すれば、ボイラAは
堅型円筒体であつて、図中のaは円筒形の燃焼
室、bは貯水室、c,c′は煙道部、d……は上下
煙道部に連通する煙管、eは下部煙道部c′に通じ
る排煙部、e′は排煙部eに起設した排煙筒、fは
排煙筒e′内を起風するフアンであり、このフアン
fにより排煙させる強制排気方式である。上記ボ
イラAはその外壁下部に燃焼装置Bのロストル部
30を出し入れする挿込口1を開口して燃焼室a
下部に連通させ、燃焼室aはその上部に高温キヤ
スターで形成した天井壁2を傾斜状に固着して取
付け、該壁2上に天井空間3を形成する。又、燃
焼室aの底面にも高温キヤスターで形成した床材
4を敷設する。
天井壁2には燃焼室aの円筒中心を一致させて
排気口5を開口し燃焼室a内と天井空間3を前記
排気口5を介して連通せしめる。
又、上記天井空間3には該空間の側壁に連接し
た排気路6,6を介して前記上部煙道部cに連通
させ、これらの排気路6、天井空間3、排気口5
を介して燃焼室aが煙道部cに連通するようにす
る。
上記天井壁2下には水管g,g……を適宜間隔
をおいて配設する。
尚、図中の7は循環水の入口、8は出口、9は
安全弁である。
燃焼装置Bはホツパー10、搬送機12、送風
機14及びロストル部30により構成され、ホツ
パー10は下面をV形に形成し、上面を開口した
箱体であり、このホツパー10内に燃料Qを収容
する。燃料Qは松材の樹皮部を加熱圧縮してペレ
ツト状に成形した固体燃料である。
上記ホツパー10は搬送機12の一端側に搭載
して設置され、搬送機12に燃料Qを落下供給す
るようにする。
搬送機12は輸送管13とスクリユー軸13′
とにより構成されるスクリユーコンベアであつ
て、ホツパー10下の輸送管13上面が開口して
燃料の供給を受けるようにし、スクリユー軸1
3′の先端部にロストル部30が取付けられる。
搬送機12のスクリユー軸13′後端は輸送管
13より突出して該端にスプロケツト15を取付
け、このスプロケツト15を減速機16を介して
駆動用モータMに連繋させ該モータMによつてス
クリユー軸13′が回転し燃料Qを順次にロスト
ル部30方向へ水平に搬送するようにする。
上記輸送管13の前半部は、その外周に送風管
17を被嵌挿せしめた二重管構造にして両管の間
に送風路18を形成し、この送風路18に送風機
14を接続せしめる。
送風機14は前記モータMとは異なる別のモー
タM′により起風動作をするようにし、送風路1
8を介してロストル部30方向に送風するもので
ある。上記輸送管13及び送風管17の先端部に
は先端台座20が取付けられ、この台座20上に
ロストル部30を取付けるようにする。
先端台座20は上部に円盤状のロストル載せ部
21を形成するとともにその下面に膨出部を一体
に形成し、該膨出部の側面に前記輸送管13及び
送風管17の先端を連結する。
台座20には輸送管13の先端に連続し弯曲状
に立上る燃料通路22を開設し、その上端22′
を前記ロストル載せ部21中央に開口する。
上記ロストル載せ部21の上面には、前記通路
上端22′を囲繞する環状突縁23を形成すると
ともに外周部に前記外周突縁24を前記突縁23
と同心状に形成する。
又、上記台座20には前記送風路18の先端に
連結する送風通路25を穿設し、その通路上端2
5′を前記両突縁23,24間に開口する。
送風通路25は途中より2又に分岐し、各通路
上端25′,25′を燃料通路22の通路上端をは
さみ左右2ケ所に開口させる。
又、上記台座20の側面には前記スクリユー軸
13′の先端を回転自在に軸承して外方に突出さ
せ、該軸先端にロストル駆動用の羽根車26を取
付けスクリユー軸13′と一体に回転するように
する。尚、上記燃料通路22内に位置するスクリ
ユー軸13′の部分には燃料掻上げ用の羽根板5
0……を一体的に取付け、該板50によりスクリ
ユー軸13′に大きな負荷をかけることなく燃料
を通路上端22′方向へスムーズに転向させるよ
うにする。上記羽根板50はスクリユー軸13′
のねじれ方向と逆方向にわずかのねじりをつけて
おくと効果的である。ロストル部30は固定する
ロストル32と回転するロストル34とよりな
る。
ロストル32は燃料Qを上方に案内する通路部
33と、通路部33上端より外方に向けゆるやか
に下向傾斜する燃焼面33′と、該燃焼面33′の
外周縁に垂下する円筒状のフランジ部35とより
なり、前記通路部33壁及びフランジ部35下端
には切欠部36,36′を形成して該部36,3
6′を台座20の前記突縁23,24に夫々載承
係合せしめて固定状とする。
ロストル32の燃焼面33′はその最外周縁部
を水平状に形成し、傾斜面部分には断面台形状の
凸部37を形成するとともに多数の空気供給溝3
8……を前記通路部33上端を中心として放射状
に穿設する。
上記空気供給溝38……は燃焼面33′下に形
成された環状凹部39に連通状とする。
ロストル34は略環状に形成し、前記固定ロス
トル32上の外周縁上に回転自在に載承せしめる
ものである。
回転ロストル34の下面外周には歯型40……
を適宜間隔をおいて形成し、該歯型40……が前
記スクリユー軸13′の羽根車26に係合するこ
とによりスクリユー軸13′の回転に同調してロ
ストル34が回転するようにする。又、回転ロス
トル34の下面内周縁部は断面形を形成すると
ともにその水平部に適宜周間隔をおいて突歯41
……を形成して突歯41,41間に灰落し口42
を設け、さらに回転ロストル34の上面外周縁に
は飛散防止用の立上り壁43を一体に形成する。
上記回転ロストル34は前記突歯41……部分
を固定ロストル32の外周水平部上に載置せしめ
る。上記の燃焼装置BはモータMの駆動によりス
クリユー軸13′が回転し、ホツパー10内の燃
料Qを輸送管13を通して台座20の燃料通路2
2内に移送せしめ、さらに通路上端22′を径て
ロストル32の通路部33を通し該ロストル32
の燃焼面33′上に溢出させる。
又、モータMの駆動により送風機14を起風し
て送風管17の送風路18、台座20の送風通路
25、通路上端25′、固定ロストル32の環状
凹部39及び空気供給溝38……を介して燃焼面
33′上に供給される。従つて、ロストル32上
に溢出した燃料Qに着火すると、該燃料は燃焼を
開始し、順次に移送されてくる燃料Qは燃焼面3
3′上で先づ予熱又は加熱の段階で多量の揮発分
を発生し次いで燃焼時で高い発熱量をもつて完全
燃焼をする。
この燃焼時において、燃焼炎P内には撥発分発
生室P′、すなわち、ロストル32の通路部33上
端に至り予熱又は加熱される段階で撥発分を発生
する部分が形成される。
一方、スクリユー軸13′の回転により同調し
て回転ロストル34はゆつくり回転し燃料Qを摺
り動かして燃焼燃料Qの灰層又はクリンカーを摺
り落しながら完全燃焼を促進させる。尚、灰層は
ロストル34の灰落し口42より順次に落下排出
させる。
斯る燃焼装置Bはその機台下面に転車44を備
えて移動自在であつて、前述したボイラAの近く
まで移動させ該ボイラAの挿込口1より燃焼装置
Bのロストル部30を挿入し燃焼室a内に設置す
るものであり、ロストル部30と燃焼室aの周壁
との間には間隙を介在させておき、この間隙を通
しロストル部30下の空気が上昇し得るようにす
る。
上記ロストル部30は燃焼室a内において前記
排気口5の下方に配置し、可能なかぎりにおいて
ロストル32,34の中心と排気口5の中心とを
一致させるようにする。
又、排気口5の径はロストル32の燃焼面3
3′の外径より若干小さくする方が効果的である。
而して燃焼室a内において、ロストル32の燃焼
面33′上で燃料Qが燃焼するとその燃焼炎Pが
室a内に立上がるが、該燃焼炎Pは排気口5に向
かつて真直ぐに立上がり、おおきく揺れ動くこと
なく燃焼が続行できる。従つて、ロストル32上
の撥発分発生室P′は燃焼炎Pに覆われて燃料Qの
予熱又は加熱時に高温状態に保持され燃料Qの揮
発分の発生が促進される。
第7図は回転ロストルの変形列を示し、ロスト
ル34′の内周面に適宜間隔をおいて切欠部45
を形成した構造である。
切欠部45は略V字形であり、片面を半径方向
に、他方の面を回転方向に傾斜させたものであ
る。上記回転ロストル34′によれば、切欠部4
5により燃焼した燃料Qの灰層の掻き落しが効果
的に行なわれて燃料Qの燃焼効率を高めることが
できる。
本考案は叙上の如く、ロストル部の略直上方
に排気口を開口し、排気口の径を固定ロストル
の燃焼面外径より小径にするとともに排気口に強
制排気を作用せしめるようにしたのでロストル上
における燃焼炎が排気口に向かいやすい雰囲気が
得られ、しかもロストル部と燃焼室周壁との間
に適度な間隙を介在させたので、その間隙を通し
て上昇する気流に燃焼炎が包囲され燃焼室周壁へ
なびくことも少なく、したがつて燃焼炎は排気口
に向かつて真直ぐに立上り、大きく揺れ動くこと
なく燃焼を続行させることができる。従つてロス
トル上の撥発分発生室を燃焼炎により覆われた状
態となつて燃料を安定した高温雰囲気下に保持す
ることができ、該燃料の揮発分の発生を促進し従
来構造に較べて発生熱量を著しく増大させること
ができる。
依つて所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置をボイラに適用した一部切
欠せる側面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は同−線拡大断面図、第4図は第3図の−
線断面図、第5図は燃焼装置の一部切欠せる拡
大側面図、第6図はロストル部及び台座部分の分
解した一部切欠斜視図、第7図は回転ロストルの
変形例を示す一部切欠斜視図である。 図中、aは燃焼室、5は排気口、Bは燃焼装
置、10はホツパー、12は搬送機、14は送風
機、25は送風通路、25′は通路上端、30は
ロストル部、32は固定ロストル、34は回転ロ
ストル、33′は燃焼面、38は空気供給溝、Q
は燃料、Pは燃焼炎である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 燃焼室内に燃焼装置の固定ロストルと回転ロ
    ストルとにより構成されるロストル部を設置
    し、該ロストル部に木材を加熱圧縮してペレツ
    ト化した燃料を下方より順次に移送上動させて
    燃焼させるようにし、上記燃焼室上部には前記
    ロストル部の略直上方に固定ロストルの燃焼面
    外径より小径な排気口を開口するとともに外部
    フアンによつて前記排気口に強制排気を作用せ
    しめ、前記ロストル部と燃焼室周壁との間に適
    度な空隙を介在せしめた燃焼室装置。 (2) 上記燃焼装置が、ホツパー内に収容せる前記
    燃料を水平方向に移送し、その出口近傍で垂直
    方向上方に送り出す搬送機と、搬送機の出口に
    設けた固定ロストル及び該ロストル周縁に載置
    され回転する環状の回転ロストルよりなり、固
    定ロストルにはその上面中央部に上下に貫通し
    前記搬送機の出口に連続する燃料供給口を設け
    るとともに該供給口の周囲に放射状に多数の空
    気供給溝を開口してなる前記実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の燃焼室装置。
JP8024082U 1981-09-30 1982-05-29 燃焼室装置 Granted JPS58185708U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8024082U JPS58185708U (ja) 1982-05-29 1982-05-29 燃焼室装置
US06/737,564 US4633790A (en) 1981-09-30 1985-05-23 Combustion chamber apparatus and method

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JP8024082U JPS58185708U (ja) 1982-05-29 1982-05-29 燃焼室装置

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Publication Number Publication Date
JPS58185708U JPS58185708U (ja) 1983-12-09
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715323B2 (ja) * 1987-07-03 1995-02-22 工業技術院長 固形燃料用燃焼装置の運転制御方法
JP2005090802A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Sunpot Co Ltd 木質ペレット状燃料燃焼装置
JP6310656B2 (ja) * 2013-08-09 2018-04-11 株式会社山本製作所 燃焼装置

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JPS58185708U (ja) 1983-12-09

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