JP2746837B2 - 法面等の緑化方法及び装置 - Google Patents

法面等の緑化方法及び装置

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JP2746837B2 JP15876094A JP15876094A JP2746837B2 JP 2746837 B2 JP2746837 B2 JP 2746837B2 JP 15876094 A JP15876094 A JP 15876094A JP 15876094 A JP15876094 A JP 15876094A JP 2746837 B2 JP2746837 B2 JP 2746837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種法面、壁面等に立
体的な網目を有する金網を張設して同金網につる性植物
を植培し、同法面、壁面等を緑化するための法面等の緑
化方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路に沿ったモルタル吹付け法面、コン
クリート擁壁、高速道路等の防音壁、石積法面、フリー
フレーム工法による法面等は、日光を反射して道路を走
行するドライバー等の視覚を刺激、阻害すると共に威圧
感を与えるため、走行安全性、美観等の観点から上記法
面、壁面等をつる性植物で緑化することが試みられてい
る。
【0003】従来、上記壁面、法面等を緑化する場合、
同壁面等に直接つる性植物を植培する方法や、上記壁面
等に2次元平面状の化繊ネットや溶接金網を張設し、同
ネット、金網に沿ってつる性植物を繁茂させることが行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の方法
ではつる性植物はあまり繁茂しておらず、壁面全体を緑
化することは容易でなかった。その原因は、潅水不足、
肥料不足等も考えられるが、主につる性植物の壁面への
登攀不良によるものが多い。これは、壁面からの反射熱
(輻射熱、伝導熱)によりつる性植物の葉の裏面の温度
が上昇し、熱に弱いつる性植物の繁茂が阻害されている
ことによるものである。またつる性植物が壁面等に密着
するため、同植物の裏面の風通しが悪くなり、病害虫が
発生し易いとの欠点もある。
【0005】また、後者の方法では、ネット等に沿って
成長したつる性植物は、その枝や葉をつるのみで支えて
いるので、強風、雨等によりあおられてネットや金網か
ら容易に剥脱し、十分な繁茂ができないとの欠点があ
る。
【0006】そこで、本発明は上記課題に鑑みて、つる
性植物の健全な成長を促すことができ、壁面、法面等を
迅速、かつ確実に緑化し得る緑化方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】特に、つる性植物の後面側の風通しを良く
して、壁面反射熱、病害虫等による悪影響を無くし、健
全な成長を促すことができる緑化方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】また、立体的な金網を使用することにより
強風、雨等によってつる、枝及び葉等が金網から剥脱す
ることがなく、健全に成長を促すことのできる緑化方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0009】また、壁面等の前面及び後面の両面を確実
かつ迅速に緑化することのできる法面等の緑化方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1に、前後方向に所定間隔の間隙を有す
る前方網部と後方網部とからなる立体的な網目を有する
金網を法面に張設すると共に、上記金網の網面の複数箇
所と上記法面とを複数の保持金具で連結保持することで
上記金網の網面と上記法面との間に空間を形成し、上記
金網の下側地面につる性植物を植培して同植物のつるを
上記金網に沿って上記間隙内を上昇させることで上記法
面を緑化することを特徴とする法面等の緑化方法、第2
に、前後方向に所定間隔の間隙を有する前方網部と後方
網部とからなる立体的な網目を有する金網を壁面の上部
と同壁面下部の地面との間に張設し、かつ上記金網の地
面側下端部を上記壁面下部より所定間隔前方よりに固定
することで上記壁面と上記金網との間に空間を形成し、
上記金網の下側地面につる性植物を植培して同植物のつ
るを上記金網に沿って上記間隙内を上昇させることで上
記壁面を緑化することを特徴とする法面等の緑化方法、
第3に、上記壁面の前面及び後面の両面に上記金網を設
け、上記壁面の前面側及び後面側の金網の下側地面につ
る性植物を各々植培して同植物のつるを上記金網に沿っ
て上記間隙内を上昇させることで上記壁面の両面を緑化
することを特徴とする上記第2記載の法面等の緑化方
法、第4に、上記つる性植物のつる及び枝を上記金網に
沿って上記間隙内を上昇させることで法面又は壁面を緑
化することを特徴とする第1、2又は3記載の法面等の
緑化方法、第5に、金網の前後方向の間隙は約25mm
であり、同金網の網目は一辺が約50mm乃至100m
mの菱形であることを特徴とする請求項1、2、3又は
4記載の法面等の緑化方法、第6に、法面前方に張設支
持されるものであって前後方向に所定間隔の間隙を有す
る前方網部と後方網部とからなる立体的な網目を有する
金網と、上記金網の網面と上記法面とを連結保持して上
記金網の網面と上記法面との間に空間を形成するための
複数の保持金具とを備え、上記金網の下側地面に植培さ
れたつる性植物のつるを上記金網に沿って上記間隙内を
上昇させることにより上記法面を緑化するものであるこ
とを特徴とする法面等の緑化装置、第7に、前後方向に
所定間隔の間隙を有する前方網部と後方網部とからなる
立体的な網目を有する金網を壁面の上部と同壁面下部の
地面との間に張設支持し、かつ上記金網の地面側下端部
を上記壁面下部より所定間隔前方よりに固定して上記壁
面と上記金網との間に空間を形成し、上記金網の下側地
面につる性植物を植培して同植物のつるを上記金網に沿
って上記間隙内を上昇させるものであることを特徴とす
る法面等の緑化装置、との各構成からなるものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、前後方向に所定間隔の間隙の
ある立体的な網目の金網を用いているため、つる性植物
のつる先は立体的な網目の間隙内に誘引され、同つる先
は同間隙内において上方に容易に登攀していく。その結
果、つる性植物のつる、枝等は上記金網の間隙内におい
て繁茂し、同植物の上記つる、枝等は金網の前方網部及
び後方網部により前後方向に支持される。このため、強
風等によりつる先が金網から外れることがなく、迅速確
実に法面等の緑化を行うことができる。
【0012】また、法面又は壁面と金網との間には空間
があるため、壁面反射熱等によりつる性植物の葉等の温
度が上昇することはなく、葉等の温度上昇によりつる性
植物の成長が阻害されることはない。また上記空間内の
風通しが良くなるため同植物の病害虫に対する抵抗力を
付けることができ、つる性植物の健全な成長を促すこと
ができる。
【0013】また第3の発明では壁面の両面を緑化でき
るため、例えば高速道路の防音壁等に適用することによ
り、防音壁の道路側の壁面及び反対側の住宅地等に面す
る壁面を緑化することができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の構成を詳
細に説明する。図1、図2は本発明に係る緑化方法及び
装置の第1の実施例を示すものであり、図1は緑化を行
っている状態の法面近傍の側面断面図、図2は図1の正
面図である。これらの図において1は道路の舗装面、2
は同舗装面の右側に位置する法面、3は上記舗装面1と
上記法面2の間に設けられた側溝である。
【0015】5,・・・は上記法面2に連続する下側の
地面2aに沿って所定間隔で打設されたアンカー、5’
・・・は上記法面2に連続する上側の地面2bに沿って
所定間隔で打設されたアンカーであり、上下地面2a,
2bに打設された上記各アンカー5,・・・、5’,・
・・の各上端リング4,・・・、4’,・・・には、各
々ロープ6,6’が貫通されており、各アンカー5,・
・・、5’,・・・は上記ロープ6,6’を上下地面2
a,2bに沿って一直線状に保持している。尚、上記ロ
ープ6,6’の左右両端は上記アンカー5,・・・、
5’,・・・から抜脱不能に保持されている。
【0016】7は上記法面2の前方に張設された金網で
あり、同金網7は図3に示すように金網7を構成する針
金の端部を湾曲させて係合部7’,・・・とし、同係合
部7’,・・・を上記ロープ6及び6’に係合させるこ
とで、上記法面2の前方の全域に張設されている。尚、
図3は金網7の上端部側の係合部7’,・・・のみを示
しているが、同金網7の下端部側にも同様な係合部
7’,・・・が形成されており、同金網7の下端部も、
上記係合部7’,・・・によりロープ6に係合してい
る。
【0017】8は保持金具であり、一端のコ字状の保持
部8a及び他端の杭部8bにより構成されており(図4
参照)、上記一端の保持部8a及びナット9,9により
上記金網7の網面を挟着保持すると共に他端の杭部8b
を上記法面2に打ち込むことにより、上記金網7の網面
を上記法面2前方位置に保持するものである。そして上
記保持金具8は図2に示すように金網7の網面に所定間
隔で複数個設けられており、図1に示すように上記金網
7を上記法面2より前方に所定間隔(本実施例では約1
00mm乃至300mm)浮かせて保持し、上記金網7
と法面2との間に空間Sを形成している。尚、上記空間
Sの幅は上記値に限定されることはなく、法面等の大き
さ、植物の種類等に応じて適宜設定されるものである。
【0018】図5は上記金網7の部分拡大斜視図、図6
は同金網7の側面図であり、同金網7は複数の螺旋状の
針金7”を左右方向に複数本連結係合させることによ
り、前後方向に約25mmの高さの間隙Tを有し、一片
が約50mm乃至100mmの菱形状の立体的な網目と
なるように形成されている。従って、同金網7の菱形網
目は図5及び図6に示すように前側の前方網部7aと後
側の後方網部7b、及びこれらの前後の網部7a,7b
を連結する連結部7cにより構成されており、同連結部
7cにより同網目の前後方向には約25mmの間隙Tが
形成されている。尚、上記網目の大きさは上記サイズに
限定されることはなく、法面等の大きさ、植物の種類等
に応じて適宜設定されるものである。
【0019】かかる構成の金網7につる性植物10を繁
茂させると、図7及び図8に示すように上記前後の網部
7a、7b及び連結部7cにより構成される前後方向約
25mmの間隙T内につる(又は枝)10aが誘引さ
れ、上記前後(約25mm)の網目7a,7b間の間隙
T内につる先を伸ばして行くことができる。尚、図1及
び図2に示す実施例はつる性植物10の成長途中の状態
を示すもので、同植物は最終的には上記金網7の全域に
繁茂することとなる。
【0020】勿論、上記金網7の網目は上記菱形に限ら
ず、正方形、長方形、三角形等の各種形状でも良い。ま
た、上記間隙Tは25mmに限定されず、植物のつるの
太さ等により適宜の幅に設定されるものである。
【0021】本発明は上述のように構成されるものであ
るから、図1及び図2に示すように法面2の下側の地面
2a及び上側の地面2bに沿って各々複数のアンカー
5、・・・及び5’,・・・を打設すると共にロープ6
及び6’を上記各アンカー5,・・・、5’,・・・の
各リング4,・・・、4’,・・・に挿通して同ロープ
両端を抜脱不能に保持し、同ロープ6,6’を上下地面
2a,2bに沿うように一直線状に保持する。そして、
金網7の上下端の係合部7’,・・・を上記ロープ6,
6’に係合して同金網7を上記法面2の前方に張設し、
さらに複数の保持金具8,・・・を上記金網7の網面に
適宜間隔で取り付け上記金網7を上記法面2から前方に
100mm乃至300mm浮かせて上記金網7と上記法
面2との間に空間Sを形成する。
【0022】そして、上記地面2aに上記金網7の下辺
に沿ってつる性植物10を植培すると、同植物10は成
長と共に上記金網7に沿ってそのつる10aを伸ばす。
このとき、上記つる10aは図7、図8に示すように上
記金網7の前方網部7aと後方網部7bとの間の約25
mmの間隙T内に誘引され、同間隙T内を上方に向けて
登攀しながら成長し、図1に示すように上記法面2を緑
化することができる。このとき、上記つる10aは上記
金網7の前後の網部7a、7b及び連結部7cにより前
後左右に支持されるため、強風等により金網7から容易
に剥脱することはない。尚、つるの登攀途中でつる先が
上記網目の間隙Tから外側へ外れることも考えられる
が、その場合は、手、竿等で同つる先を上記間隙T内に
戻しておけば、再び上記間隙T内を登攀させることがで
きる。
【0023】上述のように本発明の緑化方法によると、
法面2等の法面、壁面等とつる性植物10との間に10
0mm乃至300mmの空間Sがあるため、空間S内の
風通しが良くなり、壁面反射熱(輻射熱、伝導熱等)に
より植物の葉の裏面の温度が上昇することがなく、上記
反射熱等に弱い同植物10の葉の裏面の温度を引き下げ
ることができ、これによりつる性植物10の健全な成長
を促すことができる。また、つる性植物10の裏面側の
空間Sに風が通過し易いため、病害虫に対する抵抗力を
つけることができ、つる性植物10の健全な成長を促す
ことができる。
【0024】また、つる性植物10は立体的な網目の金
網7の間隙T内につる先及び枝等が誘引され同間隙T内
につる等が伸びるため、つる及び枝等は前方網部7a、
後方網部7b及び連結部7cにより前後左右方向に支持
され、強風、雨等によりあおられても、つる、枝及び葉
等が金網7から外れることがなく、上記つる、枝、葉等
が折れたり傷付けられる等の繁茂を阻害する要因を効果
的に防止し得る。
【0025】また、つる性植物のつるが一旦間隙Tから
外れても再び同つるを間隙T内に戻して同間隙T内にお
いて繁茂させることで、上記と同様の効果を得ることが
できる。
【0026】また、本発明の緑化方法は上記法面2に限
らず、モルタル吹付け法面、コンクリート擁壁、高速道
路の防音壁、石積法面、フリーフレーム工法による法面
等の緑化しにくい法面、壁面等にも同様に使用すること
ができ、各種壁面、法面に適用可能である。
【0027】以上のように、本発明の緑化方法はつる性
植物の健全な成長を促すことができ、緑化しにくい各種
壁面、法面等を迅速、かつ確実に緑化し得て、特に車の
ドライバー等の目や心に安らぎを与え車等の走行の安全
性を高め、また快適な環境保全や、美しい景観を維持す
ることができる。
【0028】図9は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、高速道路の防音壁11の道路側壁面11a及びそ
の反対側の壁面11bの両方に本発明の方法により緑化
を行ったものである。尚、図9中上記実施例と同一部分
については同一符号を付し、便宜上その説明を省略す
る。
【0029】図9において、金網12,12’は上記実
施例で使用した金網7と同一の構成のものであり、同金
網12,12’の張設方法は上記第1の実施例と略同様
である。即ち、金網12,12’の下端部は各アンカー
5a,・・・、5a’,・・・に挿通されたロープ6
a,6a’に取り付けられるが、金網12,12’の上
端部は上記防音壁11の上面に打設されたアンカー5
b,・・・に挿通されたロープ6bに取り付けられてい
る。
【0030】この実施例においては、金網12,12’
と壁面11a,11bとの間に空間S’,S”が形成さ
れるように、上記金網12,12’の下端部を上記壁面
11a,11bの下端部より所定間隔(距離t1及びt
2)離間した位置に支持するように構成している。
【0031】この実施例では上記図1の実施例と同様な
作用効果が得られることは勿論であるが、この場合、道
路側の上記壁面11aのみならず、主に住宅地等に面す
る防音壁の壁面11b側を緑化できるため、高速道路近
傍に位置する住宅街等の景観を美しく保持することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】本発明の緑化方法及び装置によると、法
面又は壁面等とつる性植物の繁茂した金網との間に空間
があるため、空間内の風通しが良くなり、壁面又は法面
からの反射熱(輻射熱、伝導熱等)により植物の葉の温
度が上昇することがなく、上記反射熱等に弱い同植物の
葉の裏面の温度を引き下げることができ、これによりつ
る性植物の健全な成長を促すことができる。
【0033】また、つる性植物の後面側の空間に風が通
過し易いため、同植物の病害虫に対する抵抗力をつける
ことができ、つる性植物の健全な成長を促すことができ
る。
【0034】また、つる性植物は立体的な網目を有する
金網の間隙内につる先、枝等が伸びるため、つる、枝等
は前方網部及び後方網部により前後方向に支持され、強
風、雨等によりあおられても、つる、枝及び葉等が金網
から外れることがなく、上記つる、枝等が折れたり傷付
けられる等の繁茂を阻害する要因を効果的に防止するこ
とができる。
【0035】また壁面の両面を緑化できるため、例えば
高速道路の防音壁等の両面を容易に緑化することができ
る。以上のように、本発明の緑化方法及び装置はつる性
植物の健全な成長を促すことができ、各種壁面、法面等
を迅速、かつ確実に緑化し得て、車等の走行の安全と快
適な環境保全や、美しい景観を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緑化方法により緑化を行っている法面
近傍の側面断面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】金網をロープに保持する状態を示すロープ近傍
の概略図である。
【図4】保持金具の側面図である
【図5】金網の拡大斜視図である。
【図6】金網の拡大側面図である。
【図7】つる性植物が繁茂した状態を示す金網の拡大斜
視図である。
【図8】つる性植物が繁茂した状態を示す金網の拡大側
面図である。
【図9】本発明の緑化方法により緑化を行っている壁面
近傍の側面断面図である。
【符号の説明】
2 法面 5,5’ アンカー 6,6’ ロープ 7 金網 7a 前方網部 7b 後方網部 T 間隙 S 空間 8 保持金具 10 つる性植物 11 防音壁 12,12’ 金網 S’,S” 空間 5a,5a’ アンカー 5b アンカー 6a,6a’,6b ロープ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に所定間隔の間隙を有する前方
    網部と後方網部とからなる立体的な網目を有する金網を
    法面に張設すると共に、上記金網の網面の複数箇所と上
    記法面とを複数の保持金具で連結保持することで上記金
    網の網面と上記法面との間に空間を形成し、上記金網の
    下側地面につる性植物を植培して同植物のつるを上記金
    網に沿って上記間隙内を上昇させることで上記法面を緑
    化することを特徴とする法面等の緑化方法。
  2. 【請求項2】 前後方向に所定間隔の間隙を有する前方
    網部と後方網部とからなる立体的な網目を有する金網を
    壁面の上部と同壁面下部の地面との間に張設し、かつ上
    記金網の地面側下端部を上記壁面下部より所定間隔前方
    よりに固定することで上記壁面と上記金網との間に空間
    を形成し、上記金網の下側地面につる性植物を植培して
    同植物のつるを上記金網に沿って上記間隙内を上昇させ
    ることで上記壁面を緑化することを特徴とする法面等の
    緑化方法。
  3. 【請求項3】 上記壁面の前面及び後面の両面に上記金
    網を設け、上記壁面の前面側及び後面側の金網の下側地
    面につる性植物を各々植培して同植物のつるを上記金網
    に沿って上記間隙内を上昇させることで上記壁面の両面
    を緑化することを特徴とする請求項2記載の法面等の緑
    化方法。
  4. 【請求項4】 上記つる性植物のつる及び枝を上記金網
    に沿って上記間隙内を上昇させることで法面又は壁面を
    緑化することを特徴とする請求項1、2又は3記載の法
    面等の緑化方法。
  5. 【請求項5】 金網の前後方向の間隙は約25mmであ
    り、同金網の網目は一辺が約50mm乃至100mmの
    菱形であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記
    載の法面等の緑化方法。
  6. 【請求項6】 法面前方に張設支持されるものであって
    前後方向に所定間隔の間隙を有する前方網部と後方網部
    とからなる立体的な網目を有する金網と、上記金網の網
    面と上記法面とを連結保持して上記金網の網面と上記法
    面との間に空間を形成するための複数の保持金具とを備
    え、上記金網の下側地面に植培されたつる性植物のつる
    を上記金網に沿って上記間隙内を上昇させることにより
    上記法面を緑化するものであることを特徴とする法面等
    の緑化装置。
  7. 【請求項7】 前後方向に所定間隔の間隙を有する前方
    網部と後方網部とからなる立体的な網目を有する金網を
    壁面の上部と同壁面下部の地面との間に張設支持し、か
    つ上記金網の地面側下端部を上記壁面下部より所定間隔
    前方よりに固定して上記壁面と上記金網との間に空間を
    形成し、上記金網の下側地面につる性植物を植培して同
    植物のつるを上記金網に沿って上記間隙内を上昇させる
    ことにより上記壁面を緑化するものであることを特徴と
    する法面等の緑化装置。
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