JP2008196282A - 屋根構造 - Google Patents

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藤 彰 則 佐
Koji Kajiwara
原 幸 治 梶
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Abstract

【課題】陸屋根の断熱効果を向上させた屋根構造を提供するものである。
【解決手段】屋根構造は、建物1の上部に形成され、傾斜がほとんどなく、平らな屋根であると共に、屋根面に凹部2aと凸部2bを交互に繰り返して形成される陸屋根2と、この陸屋根2に緊張して張られると共に、遮光する網状のネット3とを備えてなるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根構造に係り、特に、屋根と天井との間に距離のない陸屋根の屋根構造の断熱効果を向上させた屋根構造に関する。
従来、例えば、コンビニエンスストアー等の建物にあっては、傾斜がほとんどなく、平らな屋根である陸屋根が使用されている。この陸屋根は、屋根と天井との間に距離(空間)のない建物であるため、断熱効果が小さく、夏の時期、太陽光により陸屋根が熱せられ、該熱が建物に伝達し、冷房に要する熱量を増大させるという問題点があった。
この問題点の改善を図る一つの方法として、屋上を緑化させる屋上緑化装置(例えば、特許文献1参照)がある。
特許第3406304号公報
しかしながら、この屋上緑化装置にあっては、緑化の管理をきめ細かく行わなければならないという問題点が生じた。
本発明は、上記の問題点を除去するようにした屋根構造を提供することを目的とする。
本発明の屋根構造は、建物の上部に形成され、傾斜がほとんどなく、平らな屋根であると共に、屋根面に凹部と凸部を交互に繰り返して形成される陸屋根と、この陸屋根に緊張して張られると共に、遮光する網状のネットとを備えてなるものである。
また、請求項2記載の屋根構造は、請求項1記載の屋根構造において、陸屋根に取り付けられた取付部材と網状のネットは紐を介して接続され、前記陸屋根に突出して取り付けられた棒状の複数の突出物がネットの網目に挿入され、前記ネットが前記突出物に係止するものである。
また、請求項3記載の屋根構造は、請求項1又は2記載の屋根構造において、網状のネットは、帯状のネットを並設すると共に、隣接する前記帯状のネットは、連結されているものである。
また、請求項4記載の屋根構造は、請求項1〜3のいずれかの屋根構造において、ネットは素材が中空繊維で、難燃ネットである。
また、請求項5記載の屋根構造は、請求項1〜4のいずれかの屋根構造において、建物の上部は、周囲を壁により少なくとも平面視コ字状に囲まれ、この壁内に陸屋根が位置しているものである。
請求項1記載の屋根構造によれば、建物の上部に形成され、傾斜がほとんどなく、平らな屋根であると共に、屋根面に凹部と凸部を交互に繰り返して形成される陸屋根に網状のネットを緊張して張るため、屋根と天井との間に距離(空間)のない陸屋根の建物にあって、太陽光による光を遮り建物内への熱の伝導を抑制することができ、しかも、屋根面と網状のネットの間の屋根面の凹部が風の道となり、屋根面と網状のネットの間に熱がこもることをも防止し、更に、網状のネットは傾斜がほとんどなく、平らな屋根である陸屋根に設置されるため、風の影響を受けにくく、風により網状のネットが剥がされにくい等の効果を有する。
また、請求項2記載の屋根構造によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え
し、陸屋根に突出して取り付けられた棒状の複数の突出物がネットの網目に挿入され、前記ネットが前記突出物に係止するため、ネットの移動が突出物により規制され、陸屋根に取り付けられた取付部材と網状のネットとを接続する紐への負担が軽減され、接続状態を長く維持することができる。
また、請求項3記載の屋根構造によれば、上述した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、網状のネットは、帯状のネットを並設すると共に、隣接する前記帯状のネットは連結されているため、広狭な陸屋根に柔軟に対応することができる。
また、請求項4記載の屋根構造によれば、上述した請求項1〜3記載の発明の効果に加え、飛び火から屋根を防ぐと共に、素材が中空繊維であるため、太陽からの熱を伝わりにくくさせ、建物内への熱の伝導を抑制することができる。
また、請求項5記載の屋根構造によれば、上述した請求項1〜4記載の発明の効果に加え、建物の上部は、周囲を壁により環状に囲まれ、この壁内に陸屋根が位置しているため、網状のネットは、風の影響を更に受けにくく、風により網状のネットが剥がされにくいと共に、陸屋根に網状のネットが張られても、下から見えにくく美感をも損なわれない等の効果を有する。
本発明の屋根構造の一実施例を図面を参照して説明する。
図1において、1は、陸屋根2を有するコンビニエンスストア、店舗、一般住宅等の建物で、この建物1の上部には、傾斜がほとんどなく、平らな屋根である陸屋根2が形成されている。この陸屋根2の屋根面は、凹部2aと凸部2bが交互に繰り返して形成されている。
この陸屋根2には、夏場の水平面に対する直射日光を遮蔽し、建物1内の室温の温度上昇を抑えるための遮光する網状のネット3が緊張して張られている(図2乃至図4参照)。
この網状のネット3の目合い(網目の大きさ)は、例えば、縦5mm〜20mm、横1mm〜20mm、ネット3の厚さが2mm〜20mmで、ネット3は合成樹脂、天然樹脂等でも良いが、望ましくは、ポリエステル等の難燃ネットで、素材は中空繊維が良い。
ここで、ネット3を難燃ネットとしたのは、事故等により引火しないようにするためであり、また、ネット3の素材を中空繊維としたのは、太陽からの熱を伝わりにくくさせ、建物1内への熱の伝導を抑制するためである。
また、ネット3の縦の目合いが5mm未満であると、陸屋根2に突出して取り付けられた棒状の複数の突出物4(既設のピン、ボルト等)にネット3が挿入できず、既設のピン、ボルト等の突出物4を使った施工ができず、新たに棒状の複数の突出物4を設置しなければならず、施工に手間を要する。
また、横の目合いが1mm未満であると、ネット3下部の空気層の移動が良好でなく、温室効果により十分な温度上昇抑制効果が得られない。また、ネット3の目合いが20mmを超えると、太陽光を遮ることができず、ネット3の効果が少なく、温度上昇抑制効果が得られない。
また、ネット2の厚さが2mm未満であると、太陽光が透けて通過し、十分な温度上昇抑制効果が得られない。また、ネット2の厚さが20mmを超えると、ネット2自体の重さが増し、施工に手間がかかるばかりか、陸屋根2にネット2の荷重がかかり耐力的にも支障を来してしまう。
また、陸屋根2に取り付けられた取付部材4’[本実施例では、陸屋根2に突出すると共に、外側に位置して取り付けられた棒状の複数の突出物4’(既設のピン、ボルト等)]と網状のネット3は紐5を介して接続されている。また、陸屋根2に突出して取り付けられた棒状の複数の突出物4(既設のピン、ボルト等)がネット3の網目に挿入され 、ネット3が突出物4に係止している。
係止する結果、ネット3の移動が突出物4により規制され、陸屋根2に取り付けられた取付部材4’と網状のネット3とを接続する紐5への負担が軽減され、紐5によるネット3の接続状態を長く維持することができる。
また、網状のネット3は、図5乃至図7に示すように、帯状のネット31を並設すると共に、隣接する帯状のネット31は、例えば、紐5で連結されている。紐5は帯状のネット31の縁部に設けられた紐5を通す紐通路部31aを備えている。その結果、帯状のネット31を適宜の長さに切断して広狭な陸屋根2に柔軟に対応することができる。
また、建物1の上部は、周囲を壁6により平面視コ字状に囲まれ(図2参照)、この壁6内に陸屋根2が位置している。壁6内に陸屋根2が位置しているため、網状のネット3は、風の影響を更に受けにくく、風により網状のネット3が剥がされにくいと共に、陸屋根2に網状のネット3が張られても、下から見えにくく美感をも損なわれない等の効果を有する。
なお、本実施例においては、周囲を壁6により平面視コ字状に囲まれるようにしたが、本願発明にあっては、これに限らず、図示しないが、建物1の上部の周囲を壁6により平面視、環状に囲むようにしても良く、要は、建物1の上部の周囲を壁6により少なくとも平面視コ字状に囲むようにすれば良い。
従って、この実施例の屋根構造によれば、建物1の上部に形成され、傾斜がほとんどなく、平らな屋根であると共に、屋根面に凹部2aと凸部2bを交互に繰り返して形成される陸屋根2に網状のネット3を緊張して張るため、屋根と天井との間に距離(空間)のない陸屋根2の建物1にあって、太陽光による光を遮り建物1内への熱の伝導を抑制することができ、しかも、屋根面と網状のネット3の間の屋根面の凹部2aが風の道となり、屋根面と網状のネット3の間に熱がこもることをも防止し、更に、網状のネット3は傾斜がほとんどなく、平らな屋根である陸屋根2に設置されるため、風の影響を受けにくく、風により網状のネットが剥がされにくい等の効果を有する。
図1は、本発明の一実施例の屋根構造に網状のネットを設置する前の状態の概略的斜視図である。 図2は、図1の網状のネットを設置を設置した状態の屋根構造を概略的平面図である 。 図3は、図1の一部を拡大して示す概略的一部拡大平面図である。 図4は、図3の4−4の概略的断面図である。 図5は、図2の網状のネットの構成を示す概略的平面図である。 図6は、図5の網状のネットの最小の構成を示す概略的平面図である。 図7は、図6の7−7の概略的断面図である。
符号の説明
1 建物
2 陸屋根
2a 凹部
2b 凸部
3 ネット

Claims (5)

  1. 建物の上部に形成され、傾斜がほとんどなく、平らな屋根であると共に、屋根面に凹部と凸部を交互に繰り返して形成される陸屋根と、
    この陸屋根に緊張して張られると共に、遮光する網状のネットとを備えてなる
    ことを特徴とする屋根構造。
  2. 陸屋根に取り付けられた取付部材と網状のネットは紐を介して接続され、
    前記陸屋根に突出して取り付けられた棒状の複数の突出物がネットの網目に挿入され、前記ネットが前記突出物に係止することを特徴とする請求項1記載の屋根構造。
  3. 網状のネットは、帯状のネットを並設すると共に、隣接する前記帯状のネットは、連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の屋根構造。
  4. ネットは素材が中空繊維で、難燃ネットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの屋根構造。
  5. 建物の上部は、周囲を壁により少なくとも平面視コ字状に囲まれ、この壁内に陸屋根が位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの屋根構造。
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