JP2745476B2 - プリント基板検査装置 - Google Patents

プリント基板検査装置

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JP2745476B2
JP2745476B2 JP8310215A JP31021596A JP2745476B2 JP 2745476 B2 JP2745476 B2 JP 2745476B2 JP 8310215 A JP8310215 A JP 8310215A JP 31021596 A JP31021596 A JP 31021596A JP 2745476 B2 JP2745476 B2 JP 2745476B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、予め入力されてい
る基準データと、被検査プリント基板を撮像して得られ
た測定データとを比較して、被検査プリント基板上の部
品の実装状態を検査するプリント基板検査装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】プリント基板に抵抗器や半導体素子等の
各種チップ部品を実装するときにおいて自動実装装置を
用いた場合、実装後において実装データ通りに部品が実
装されていないことがある。 【0003】このため、このような自動実装装置等を用
いる場合には、実装後にプリント基板をチェックして、
このプリント基板上の正規の位置に正当なチップ部品が
正しい姿勢(位置、方向)で実装されているかどうか、
また脱落がないかどうかを検査する必要がある。 【0004】しかしこのような検査を従来と同じように
人手による目視検査で行っていたのでは、検査ミスの発
生を完全に無くすことができず、また検査速度を高める
ことができないという問題がある。 【0005】そこで、近年、この種の検査を自動的に行
うことができるプリント基板の自動検査装置が各メーカ
から種々提案されている。 【0006】図8は、このような自動検査装置の一例を
示すブロック図である。 【0007】この図に示す自動検査装置は、予め入力さ
れている基準データと、被検査プリント基板1を撮像し
て得られる被検査データとを比較して前記被検査プリン
ト基板1上に全ての部品2−1〜2−nが載せられてい
るかどうか、およびこれらの部品2−1〜2−nが位置
ずれ等を起こしていないかどうか等を自動的に検査する
ものであり、キーボード3と、記憶部4と、TVカメラ
5と、処理部6と、表示部7とを備えている。 【0008】キーボード3は、ファンクションキー、テ
ンキー等の各種キーを備えており、オペレータ等によっ
て前記被検査プリント基板1を検査するときの基準デー
タ、つまりこの被検査プリント基板1上にあるべき部品
2−1〜2−nの色データ、取付け位置データ、取付け
姿勢データ、形状データ等の各特徴データ、およびこれ
ら各特徴データに基づいて前記被検査プリント基板1上
の各部品2−1〜2−nの良否を検査するときに必要な
許容値データ等が入力されたとき、これらの各データを
記憶部4に供給する。 【0009】記憶部4はRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)等を備えており、前記キーボード3から供給さ
れた各データを記憶するとともに、これを処理部6へ供
給する。 【0010】処理部6はTVカメラ5によって得られた
前記被検査プリント基板1の画像を処理して、この被検
査プリント基板1上に取り付けられている各部品2−1
〜2−nの各特徴データ(被検査データ)を抽出すると
ともに、前記記憶部4に記憶されている前記基準データ
に基づいてこの被検査データをチェックし、このチェッ
ク結果を表示部7に供給して前記各部品2−1〜2−n
の良否を表示させる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来の自動検査装置においては、被検査プリント基板1を
検査するときの基準となる基準プリント基板を撮像して
得られた画像データから、オペレータが各部品2−1〜
2−nの特徴パラメータを作成して、これをキーボード
3から入力していたので、検査効率が悪く、また部分2
−1〜2−nの全てに対して同じ許容値を用いるように
していたので、その位置ずれ許容値が小さい部品に合わ
せて許容値を設定すると、図9(A)に示す如くランド
8が大きく、その位置ずれ許容値が大きい部品2aが少
しだけ位置ずれを起こしたときにも、装置がこれを位置
ずれ部品と見なしてしまうという問題があった。 【0012】また、このように位置ずれ許容値が大きい
部品2aに合わせて許容値を設定すると、図9(B)に
示す如くランド8が小さい部品2bに対しては、この部
品2が位置ずれを起こしていても、これが許容値範囲内
にあると見なしてしまう。 【0013】本発明は上記の事情に鑑み、検査効率を高
めると共に、各部品に対して最適な許容値を設定するこ
とができるプリント基板検査装置を提供することを目的
としている。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明によるプリント基板検査装置は、プリント基板
上の検査部位の基準データと、被検査プリント基板から
反射光を受光して得られる受光データに基づく測定デー
タとを比較して前記被検査プリント基板上の部品の実装
状態を検査するプリント基板検査装置において、前記検
査部位の比較の基準となる前記基準データを記憶してい
る記憶手段と、前記被検査プリント基板上の部品位置に
基づき前記受光データから前記測定データを抽出する抽
出ウインドウを設定するウインドウ設定手段と、前記抽
出ウインドウを前記部品位置の周辺情報により変更する
変更手段とを備えて構成するものである。そして、前記
周辺情報は、前記部品位置の周辺に位置する部品の位置
情報である。 【0015】この結果、被検査プリント基板上の部品位
置に基づき受光データから測定データを抽出する抽出ウ
インドウを設定し、この抽出ウインドウを部品位置の周
辺情報により変更することにより、各部品の検査を行う
こととなる。 【0016】 【発明の実施の形態】図1は本発明によるプリント基板
検査装置の一実施例を示すブロック図である。 【0017】この図に示すプリント基板検査装置は、X
−Yテーブル部14と、撮像部15と、処理部16とを
備えており、検査対象となる被検査プリント基板10−
2上にある各部品13bの方向と、部品間隔とに応じて
各部品毎に最適な許容値データを自動的に設定する。 【0018】X−Yテーブル部14は前記処理部16か
らの制御信号に基づいて動作するパルスモータ17、1
8と、これらの各パルスモータ17、18によってX軸
方向およびY軸方向に駆動されるX−Yテーブル19
と、このX−Yテーブル19上に設けられるプリント基
板位置決め用のピン20a、20bとを備えており、前
記各プリント基板10−1、10−2をX−Yテーブル
19上に載せるとき、プリント基板10−1、10−2
に形成された位置決め用の穴を前記各ピン20a、20
bに各々嵌入させることにより、これら各プリント基板
10−1、10−2が位置出しされる。 【0019】撮像部15は、前記X−Yテーブル部14
の上方に設けられるカラーTVカメラ21と、このカラ
ーTVカメラ21のレンズ前面側に設けられるリング照
明装置22とを備えており、前記各プリント基板10−
1、10−2はこのリング照明装置22によって照明さ
れながら前記カラーTVカメラ21によって撮像され、
この撮像装置により得られた画像信号が処理部16へ供
給される。なお、カラーTVカメラ21は、その撮像画
像に基づいて判定基準データを作成しようとするもので
あるから、この撮像画像は、カラーTVカメラ21によ
る場合に代えて、例えば、レーザ光をプリント基板10
−1、10−2に照射しその反射光を受光して得られる
載像画像や、スリット光をプリント基板10−1、10
−2に照射してそのスリット光のこれらプリント基板1
0−1、10−2にできるスリット模様をカメラで撮像
して得られる撮像画像等でも良い。 【0020】処理部16は、ティーチングボード等を用
いて入力された部品情報から各部品の位置、形状に応じ
たウインドウ(データの取込み窓)を作成するととも
に、前記部品情報から各部品の方向、間隔等に応じた各
部品毎の許容値データを作成し、この後、このウインド
ウを用いて、前記撮像部15から供給される基準プリン
ト10−1の画像信号と、被検査プリント基板10−2
の画像信号とから各部品13a、13bの特徴パラメー
タを抽出し、これらの特徴パラメータを比較することに
より前記被検査プリント基板10−2上に全ての部品1
3bが位置ずれなしで正しく実装されているかどうかを
判定する部分であり、A/D変換部23と、メモリ24
と、ティーチングテーブル25と、画像処理部26と、
X−Yステージコントローラ27と、CRT表示器28
と、プリンタ29と、キーボード30と、制御部(CP
U)31とを備えている。 【0021】A/D変換部23は前記撮像部15から画
像信号を供給されたときに、これをA/D変換(アナロ
グ・デジタル変換)して画像データを作成し、これを制
御部31へ供給する。 【0022】また、メモリ24は、RAM(ランダム・
アクセス・メモリ)等を備えて構成されており、前記制
御部31の作業エリアとして使われる。 【0023】また画像処理部26は、前記制御部31を
介して画像データと、閾値とを供給されたとき、この閾
値で画像データを2値化するように構成されており、こ
の2値化結果(2値化画像データ)は前記制御部31へ
供給される。 【0024】またティーチングテーブル25は、フロッ
ピーディスク装置等を備えており、前記制御部31から
各種のデータファイル等が供給されたときに、これを記
憶し、また前記制御部31が転送要求を出力したとき、
この要求に応じてデータファイル等を読み出し、これを
制御部31等へ供給する。 【0025】また、X−Yステージコントローラ27は
前記制御部31と前記X−Yテーブル部14とを接続す
るインターフェース等を備えて構成されるものであり、
前記制御部31の出力に基づいて前記X−Yテーブル部
14を制御する。 【0026】またCRT表示器28は、ブラウン管(C
RT)を備えており、前記制御部31から画像データ、
判定結果、キー入力データ等を供給されたとき、これを
画像上に表示させる。 【0027】またプリンタ29は、前記制御部31から
判定結果等を供給されたとき、これを予め決められた書
式(フォーマット)でプリントアウトする。 【0028】またキーボード30は、操作情報や前記基
準プリント基板10−1に関するデータ、この基準プリ
ント基板10−1上にある部品13aに関するデータ等
を入力するのに必要な各種キーを備えており、このキー
ボード30から入力された情報やデータ等は制御部31
へ供給される。 【0029】制御部31は、マイクロプロセッサ等を備
えており、予め入力されているプログラムに基づいて前
記A/D変換部23からキーボード30を制御したり、
各種データを処理したりする。 【0030】次に図2(A)、(B)および図3に示す
フローチャートを参照しながらこの実施例の動作を説明
する。 【0031】まず、新たな被検査プリント基板10−2
を検査するときには、制御部31は図2(A)に示すフ
ローチャート(ティーチング動作のメインフローチャー
ト)のステップST1で回路各部をイニシャライズし
て、これらをティーチングモードにした後、ステップS
T2で図2(B)に示すウインドウ作成ルーチン35を
呼出し、このルーチンのステップST3で、CRT表示
器28に各部品に対する縦方向の許容値と、横方向の許
容値とを要求するメッセージ文を表示する。 【0032】そして、キーボード30を介してオペレー
タが各部品の縦方向許容値a(例えば、a=0.5mm)
と、横方向の許容値b(例えば、b=0.3mm)とを入
力すれば、制御部31はこれを取込んでこれらを全部品
に対する縦方向、横方向の標準許容値データとして記憶
する。 【0033】次いで、制御部31は、ステップST4で
部品画像を抽出するのに必要なウインドウ画面ファイル
の作成方法を聞く。 【0034】ここで、オペレータがティーチングボード
を用いてウインドウ画面ファイルを作成するように指示
してX−Yテーブル部14にティーチングボートをセッ
トすれば、制御部31はこのステップST4からステッ
プST5へ分岐し、ここでX−Yテーブル部14を制御
して撮像部15に前記ティーチングボードの第1分割エ
リアを撮像させるとともに、この撮像動作によって得ら
れた画像信号をA/D変換部23でデジタル信号(画像
データ)に変換させて、検査部位の比較の基準となる第
1の基準データを記憶する。 【0035】この場合ティーチングボードとは、装置に
部品位置と、部品形状とを教えるために、特別に作られ
た部品搭載基板であり、これを撮像して得られた画像デ
ータから部品の位置情報と、形状情報とを抽出しやすい
ように、その素基板部分が黒く、またその部品部分が白
くペイント塗装されている。 【0036】次いで、制御部31はステップST6で前
記画像データを画像処理部26に転送させてこの画像デ
ータを2値化させ、ステップST7で前記2値化結果か
ら得られる部品画像毎に、ラベル(識別番号)を付け
て、前記第1の基準データから検査プリント基板10−
1、10−2上の部品位置に基づいて第2の基準データ
を算出して記憶する。 【0037】この後、制御部31は、ステップST8で
重複してラベルが付けられた部品がないかどうかをチェ
ックし、もし既にラベルを付与した部品に新たなラベル
が付与されていれば、このラベルを取り除く。 【0038】次いで、制御部31は、ステップST9で
新たにラベルを付与した部品の数と、キーボード30を
介して入力された部品数とが一致しているかどうかをチ
ェックし、これらが一致していれば、ステップST10
で各部品画像の縦横比を検査し、その長い方を部品の縦
方向(電極方向)と認識する。 【0039】この後、制御部31は、前記部品画像から
図4に示すようなウインドウ37、つまり各部品の位
置、形状と一致するウインドウ37を作成し、ステップ
ST11で前記各ウインドウと、ラベル名と、縦方向、
横方向の標準許容値データとを対応させたファイルを作
成し、これをウインドウ画面ファイルとしてティーチン
グテーブル25に記憶させる。 【0040】次いで、制御部31は、ステップST12
で前記ティーチングボード上の全分割エリアの処理が終
了したかどうかをチェックし、もしまだ処理していない
分割エリアが残っていれば、このステップST12から
前記ステップST5へ戻り、残りの分割エリアに対して
上述した処理を実行する。 【0041】そして、全ての分割エリアに対して処理が
終了したとき、制御部31はこのステップST12から
ステップST16へ分岐し、ここで前記各ウインドウ3
7間の距離データを求める。 【0042】次いで、制御部31は、ステップST17
でこれら各距離データの値に基づいて、各部品の位置ず
れ許容エリア33(この位置ずれ許容エリア33は縦方
向、横方向の標準許容値データによってその大きさが決
まる)が重なっていないか判定し、もし図5(A)に示
す如くこれらが重なっていなければ、これらの部品に対
しては許容値データの変更不要と判断する。また、図5
(B)に示す如くこれら位置ずれ許容エリア33が重な
っていれば、許容値データ変更が必要と判断して、これ
らウインドウ37間の許容値データを小さくして、図5
(C)に示す如く、各位置ずれ許容エリア33が重なら
ないようにする。 【0043】次いで、制御部31は、この許容値データ
をこれらの部品に対する新たな許容値データとして前記
ウインドウ画面ファイルを書き換える。 【0044】この後、制御部31は、このウインドウ作
成ルーチン35を終了して前記メインフローチャートの
ステップST18へ戻る。 【0045】また前記ステップST4において、オペレ
ータが部品位置マスタからウインドウ画面ファイルを作
成するように指示してX−Yテーブル部14に部品位置
マスタをセットすれば、制御部31はこのステップST
4からステップST13へ分岐し、ここでX−Yテーブ
ル部14を制御して前記部品位置マスタの第1分割エリ
アを撮像させる。 【0046】この場合、部品位置マスタとしては、基準
プリント基板10−1や、この基準プリント基板10−
1を作成するときに作った現寸図面等が用いられる。 【0047】そしてこの部品位置マスタを撮像して得ら
れた画像信号は、A/D変換部23によって画像データ
に変換された後、制御部31へ供給され、CRT表示部
28に表示される。 【0048】ここで、このCRT表示器28に表示され
た画面を見ながらオペレータがキーボード30の矢印キ
ー(またはマウス等)を操作して、画面上に表示された
各部品画像の各コーナーを個々にポイント指示すれば、
制御部31はステップST14でこのポイント指示情報
を取り込み、この情報に基づいて前記画面上に表示され
ている部品画像の輪郭を知る。 【0049】そしてこのポイント指示動作によって前記
CRT表示器28上に表示されている全部品画像に対す
る部品輪郭の入力が終了して、オペレーターが終了キー
を押せば、制御部31はステップST15で各部品輪郭
毎にラベルを付ける。 【0050】この後、制御部31は、ステップST8a
〜ST11aで前記ステップST8〜ST11と同様な
処理を行って前記部品輪郭から各部品の方向を認識する
とともに、これら各部品に対するウインドウを作成し、
この後これら各ウインドウと、ラベル名と、縦方向、横
方向の標準許容値データとをウインドウ画面ファイルと
してティーチングテーブル25に記憶させる。 【0051】次いで、制御部31は、ステップST12
aで前記部品位置マスタの全分割エリアの処理が終了し
たかどうかをチェックし、全分割エリアに対して上述し
た処理が終了するまで前記ステップST13〜ST12
aを繰り返し実行する。 【0052】そして全分割エリアの処理が終了したと
き、制御部31は前記ステップST12aからステップ
ST16へ分岐し、このステップST16と次のステッ
プST17とにおいて上述した許容値データ補正処理を
行った後、前記メインフローチャートのステップST1
8へ分岐する。 【0053】また前記ステップST4において、オペレ
ータがマウントデータ等の他のデータを流用してウイン
ドウ画面ファイルを作成するように指示すれば、制御部
31はこのステップST4から前記ステップST16へ
分岐する。 【0054】そして制御部31は、このステップST1
6と、次のステップST17とにおいて、実装データ等
から得られた各部品情報に対して上述した許容値データ
の補正処理を行った後、前記メインフローチャートのス
テップST18へ戻る。 【0055】次いで、制御部31は、このステップST
18でCRT表示器28にメッセージ文を表示して、オ
ペレータに、上述したウインドウ作成ルーチン35で得
られたウインドウ37および位置ずれ許容エリア33を
全て修正する必要があるかどうかを聞く。 【0056】ここで、オペレータがキーボード30を介
して全ウインドウを修正する必要があると入力すれば、
制御部31は、このストップST18からステップST
19へ分岐し、ここでティーチングテーブル25内にあ
るウインドウ画面ファイル中の全部品に対するウインド
ウ情報を再処理テーブルに登録した後、ステップST2
2へ進む。 【0057】また、前記ステップST18において、オ
ペレータが全ウインドウに関する情報を修正する必要な
しと入力すれば、制御部31は、このステップST18
と、このステップST20とを介してステップST28
へ分岐する。 【0058】また前記ステップST18において、オペ
レータが全ウインドウに関する情報の一部のみを修正す
る必要があれば入力すれば、制御部31は、このステッ
プST18と、ステップST20とを介してステップS
T21へ分岐し、ここでティーチングテーブル25内に
あるウインドウ画面ファイル中の修正要求されたウイン
ドウに関するウインドウ情報を再処理テーブルに登録し
た後、ステップST22へ進む。 【0059】そして、制御部31はこのステップST2
2でX−Yテーブル19上に基準プリント基板10−1
がセットされたかどうかをチェックし、もしこれがセッ
トされていれば、X−Yテーブル部14を制御して前記
基準プリント基板10−1の前記再処理テーブル上にあ
るウインドウ情報に対応した分割エリアを撮像させ、こ
れによって得られた画像信号をCRT表示器28へ供給
してこの分割エリア画像を表示させるとともに、ステッ
プST23で前記再処理テーブル上にあるウインドウ情
報を読み出し、このウインドウ情報を前記CRT表示器
28に供給して、このウインドウ情報で示されるウイン
ドウ37と、位置ずれ許容エリア33とを前記基準プリ
ント基板10−1の分割画像上に重ねて表示させる。 【0060】次いで、制御部31はステップST24
で、CRT表示器28上に表示されている各ウインドウ
37のうち、そのラベルの値が小さいものの色を変えて
(または矢印カーソルで指示して)、このウインドウ3
7が、現在、修正対象であることをオペレータに知らせ
る。 【0061】ここで、オペレータがキーボード30を介
してこのウインドウ37、またはウインドウ37に対応
する位置ずれ許容エリア33を修正する必要ありと入力
すれば、制御部31は、このステップST24からステ
ップST25へ分岐し、ここで前記キーボード30から
入力された修正指示指令に基づいてこのウインドウの形
状および位置や、このウインドウに関する許容量データ
等を修正し、この後、修正が終了したウインドウ情報を
ティーチングテーブル25に格納する。 【0062】また前記ステップST24において、オペ
レータが、現在、修正対象になっているウインドウ3
7、またはこのウインドウ37に対応する位置ずれ許容
エリア33を修正する必要がないと入力すれば、制御部
31は、前記ステップST25をスキップしてステップ
ST26へ進み、ここで再処理テーブル上にある全ての
ウインドウ情報について上述した再処理が終了したかど
うかをチェックし、もしまだ処理が終了していないウイ
ンドウ情報が残っていれば、このステップST26から
前記ステップST22へ戻り、残りのウインドウ情報に
対して上述した処理を実行する。 【0063】そして全てのウインドウ情報に対して処理
が終了したとき、制御部31は、ステップST26から
ステップST27へ分岐し、ここで前記ティーチングテ
ーブル25に記憶されている各分割エリア毎のウインド
ウ画面ファイルを一括して(または、順次)表示してオ
ペレータにウインドウ画面ファイルの再処理(例えば、
ウインドウの修正、削除、追加などの処理)が必要かど
うかを聞く。 【0064】ここで、オペレータが各ウインドウ画面フ
ァイルの少なくともいずれかを再処理する必要があると
入力すれば、制御部31はこのステップST27から前
記ステップST22へ戻り、再処理が必要な分割エリア
に対して上述した処理を再度実行する。 【0065】またこのステップST27において、オペ
レータが再処理の必要なしと入力すれば、制御部31は
このステップST27からステップST28へ分岐し、
ここでX−Yテーブル部14を制御して撮像部15に前
記基準プリント基板10−1の第1分割エリアを撮像さ
せ、これによって得られた画像信号をA/D変換部23
によって画像データに変換させ、この後この画像データ
を画像処理部26へ供給して2値化させる。 【0066】次いで、制御部31は、ステップST29
で前記ウインドウ画面ファイルの各ウインドウ37を用
いて前記2値化画像から各部品画像を切り出すととも
に、これら各部品画像から前記基準プリント基板10−
1の第1分割エリア上にある各部品13aの特徴パラメ
ータを抽出する。 【0067】この場合、特徴パラメータとしては、部品
の明度、色相、彩度等が用いられる。 【0068】次いで制御部31は、ステップST30で
これらの各特徴パラメータを前記ティーチングテーブル
25にファイルし、ステップST31で基準プリント基
板10−1の全分割エリアに対して上述した処理が終了
したかどうかをチェックし、もしまだ処理が終了してい
ない分割エリアが残っていれば、このステップST31
から前記ステップST28へ戻り、残っている分解エリ
アに対して上述した処理を実行する。 【0069】また前記基準プリント基板10−1と同じ
くなるように量産された被検査基板10−2を検査する
ときには、制御部31は、まず図3に示す検査フローチ
ャートのステップST35で回路各部をイニシャライズ
して、これらを検査モードにする。 【0070】この後、オペレータ等によってX−Yテー
ブル部14に被検査プリント基板10−2がセットされ
れば制御部31は、ステップST36でX−Yテーブル
部14を制御して前記被検査プリント基板10−2の第
1分割エリアを撮像させると共に、このとき得られた画
像信号をA/D変換部23によって画像データに変換さ
せ、この後この画像データを画像データを画像処理部2
6へ供給して2値化させる。 【0071】この後、制御部31はステップST37で
前記ウインドウ画面ファイルの各ウインドウを用いて前
記被検査プリント基板10−2の2値化画像から各部品
画像を切り出すと共に、これら各部品画像から前記被検
査プリント基板10−2の第1分割エリア上にある各部
品13bの特徴パラメータを抽出する。 【0072】この場合、特徴パラメータとしては、ティ
ーチング時において用いられたものと同じものが用いら
れる。 【0073】次いで、制御部31は、ステップST38
でこれら部品13bの特徴パラメータと、ティーチング
テーブル25に記憶されている部品13aの特徴パラメ
ータとを比較して被検査プリント基板10−2上の各部
品配置エリアの位置ずれ許容エリア33内に各部品13
bが全部マウントされているかどうかを判定した後、ス
テップST39でこの判定結果をメモリ24に記憶させ
る。 【0074】この後、制御部31は、ステップST40
で前記判定結果をCRT表示器28に表示させると共
に、プリンタ29からプリントアウトさせる。 【0075】次いで、制御部31は、ステップST41
で被検査プリント基板10−2の全分割エリアに対して
上述した処理が終了したかどうかをチェックし、もしま
だ処理が終了していない分割エリアが残っていれば、こ
のステップST41から前記ステップST36へ戻り、
残っている分割エリアに対して上述した処理を実行す
る。 【0076】このようにこの実施例においては、ティー
チングボード等から得られる部品形状から部品の方向を
自動的に判定すると共に、その方向に応じた許容値を設
定し得るようにしているので、人手による部品の方向判
定作業を省略することができる。 【0077】またこの実施例においては、部品の方向を
自動判定する処理の後に、手入力によってこの処理結果
を補正するようにしているので、部品毎の許容値設定を
きめ細かに行なうことができる。 【0078】またこの実施例においては、部品の間隔が
狭いときには、これら部品間の位置ずれ許容値を自動的
に小さくするようにしているので、各部品の許容値を一
括入力するとき、この許容値をある程度大きな値にする
ことができ、この許容値を不必要に小さくしたときに生
じる誤検出の発生を防止することができる。 【0079】また上述した実施例においては、ウインド
ウ37と、このウインドウ37に対して設定される位置
ずれ許容エリア33とを個々に取り扱うようにしている
が、図6に示すように、部品13の各コーナー毎に3つ
のウインドウ37a〜37cを設け、これによってウイ
ンドウ37の機能と、位置ずれ許容エリア33の機能と
を1つにしても良い。 【0080】この場合、部品13の横エッジからウイン
ドウ37a,37bまでの距離L1が横方向の位置ずれ
許容値となり、また部品13の縦エッジからウインドウ
37b,37cまでの距離L2が縦方向の位置ずれ許容
値となる。 【0081】そして、図7(A)に示す如く各ウインド
ウ37b部分で部品13のボデー(または電極)が検知
され、かつ各ウインドウ37a,37c部分で部品13
以外の部分(素基板部分)が検知されれば、この部品1
3の位置ずれ許容値範囲内に実装されていると判定され
る。 【0082】また、図7(B)に示す如く各ウインドウ
37b部分のいずれかで部品13のボデーが検出されな
かったり、各ウインドウ37a,37c部分のいずれか
で部品13のボデーが検出されていたりしていれば、こ
の部品13が位置ずれを起こしていると判定される。 【0083】また上述した実施例においては、ティーチ
ングボードとして素基板が黒色に、かつ部品が白色に塗
装されたものを用いるが、その全面に紫外線励起蛍光剤
や昼光励起蛍光剤を塗布した後に部分をマウントしたも
のを用いるようにしても良い。 【0084】また上述した実施例においては、各プリン
ト基板10−1,10−2を撮像して得られた2値化が
データから各部品の特徴パラメータを抽出するようにし
ているが、これら各プリント基板10−1,10−2の
撮像に先だって、予め素基板を撮像しておき、この素基
板の2値化画像データを参照しながら各プリント基板1
0−1,10−2の2値化画像データから各部品の特徴
パラメータを抽出するようにしても良い。 【0085】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リント基板上の検査部位の基準データと、被検査プリン
ト基板から反射光を受光して得られる受光データに基づ
く測定データとを比較して前記被検査プリント基板上の
部品の実装状態を検査するプリント基板検査装置におい
て、前記検査部位の比較の基準となる前記基準データを
記憶している記憶手段と、前記被検査プリント基板上の
部品位置に基づき前記受光データから前記測定データを
抽出する抽出ウインドウを設定するウインドウ設定手段
と、前記抽出ウインドウを前記部品位置の周辺情報によ
り変更する変更手段とを備えて構成していることから、
被検査プリント基板上の部品位置に基づき受光データか
ら測定データを抽出する抽出ウインドウを設定し、この
抽出ウインドウを部品位置の周辺情報により変更して、
各部品の検査を行なうもので、効率良くプリント基板検
査を行なうことができると共に、検査部位毎の最適な許
容値を設定することができることとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるプリント基板検査装置の一実施例
を示すブロック図である。 【図2】(A),(B)は各々同実施例のティーチング
動作例を示すフローチャートである。 【図3】同実施例の検査動作例を示すフローチャートで
ある。 【図4】同実施例で用いられるウインドウの一例を示す
模式図である。 【図5】(A)〜(C)は各々同実施例における許容値
の自動修正動作を説明するための模式図である。 【図6】本発明によるプリント基板検査装置の他の実施
例で用いられるウインドウの構成例を示す模式図であ
る。 【図7】(A),(B)は各々図6に示すウインドウの
位置ずれ検出動作例を説明するための模式図である。 【図8】従来のプリント基板自動検査装置例を示すブロ
ック図である。 【図9】(A),(B)は各々このプリント基板自動検
査装置における位置ずれ検出動作を説明するための平面
図である。 【符号の説明】 10−1 基準プリント基板 10−2 被検査プリント基板 15 撮像部 25 記憶手段(ティーチングテーブル) 31 制御部(ウインドウ設定手段、変更手段)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.プリント基板上の検査部位の基準データと、被検査
    プリント基板から反射光を受光して得られる受光データ
    に基づく測定データとを比較して前記被検査プリント基
    板上の部品の実装状態を検査するプリント基板検査装置
    において、 前記検査部位の比較の基準となる前記基準データを記憶
    している記憶手段と、 前記被検査プリント基板上の部品位置に基づき前記受光
    データから前記測定データを抽出する抽出ウインドウを
    設定するウインドウ設定手段と、 前記抽出ウインドウを前記部品位置の周辺情報により変
    更する変更手段と、を備えるプリント基板検査装置。 2.前記周辺情報は、前記部品位置の周辺に位置する部
    品の位置情報である請求項1記載のプリント基板検査装
    置。
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