JP2576815B2 - 実装基板検査装置 - Google Patents

実装基板検査装置

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JP2576815B2
JP2576815B2 JP7180578A JP18057895A JP2576815B2 JP 2576815 B2 JP2576815 B2 JP 2576815B2 JP 7180578 A JP7180578 A JP 7180578A JP 18057895 A JP18057895 A JP 18057895A JP 2576815 B2 JP2576815 B2 JP 2576815B2
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輝久 四ッ谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上にマウントされ
た実装基板上の部品のマウント良否を検査する基板検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マウンタ等を用いて作成された実装基板
上の部品のマウント良否を検査する実装基板検査装置と
しては、従来、図12に示すものが知られている。
【0003】この図に示す実装基板検査装置は、部品1
bが実装された被検査実装基板2bや検査基準となる基
準実装基板2aを撮像するTVカメラ3と、このTVカ
メラ3によって得られた前記基準実装基板2aの画像
(基準画像)を記憶する記憶部4と、この記憶部4に記
憶されている基準画像と前記TVカメラ3から供給され
る前記被検査実装基板2bの画像(被検査画像)とを比
較して前記被検査実装基板2b上に部品1bが全て有る
かどうか、またこれらの部品1bが位置ずれ等を起こし
ていないかどうかを判定する判定回路5と、この判定回
路5の判定結果を表示する表示器6とを備えて構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来の実装基板検査装置は、基準実装基板2a上にある部
品1aの位置と、被検査実装基板2b上にある部品1b
の位置とを単純に比較し、これらの位置がずれていると
きに、マウント不良と判定するようにしていたので、図
13に示す如く、被検査実装基板2b上にある部品1b
が正規の位置7(基準実装基板2aの部品1aによって
示される部品位置)からずれているとき、この部品1b
の電極とランド9とが電気的に接続し得る範囲内にあっ
ても、マウント不良と判定してしまう。
【0005】そこで、部品1bの正規の位置に基づい
て、許容できる範囲(許容範囲)8を決め、この許容範
囲8に入っていれば、正常にマウントされていると判定
するようにすることも考えられるが、この場合、これら
各実装基板2a、2b上にマウントされている部品一つ
一つに対して、個別に許容範囲8を設定すると、この許
容範囲8に関するデータを入力するだけでも、大変な手
間と、労力とが必要になる。
【0006】またこのような実装基板では、同一のパタ
ーンマスクを用いても、基板上に形成されるパターンが
各基板毎に少しずつ異なるので、実装基板2a上のラン
ド9に部品1bが正しく載っていても、このランド9が
基準実装基板2aのランド位置と異なっている場合、つ
まり図14に示す如く基準実装基板2aに基づいて入力
されたランド位置9a、部品位置10aと、被検査実装
基板2bを撮像して得られたランド位置9b、部品位置
10bとがずれている場合、ランド位置9bに対する部
品位置10bが正しい関係にあっても、この部品1bに
対してマウント不良と判定してしまう。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、基板上に形成
された電極領域の位置及び形状とランド形状を自動的に
抽出することにより、これら電極領域の位置及び形状
ランド部位とにより部品のマウント良否を判定できるよ
うになした基板検査装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明による基板検査装置は、予め記憶された実
装基板上の部品の位置、方向、種類および前記部品毎の
ランド部位に関するデータを記憶する部品およびランド
記憶手段と、該部品およびランド記憶手段からランド
出領域を算出して記憶する記憶手段と、被検査部品実装
基板を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像され
た撮像画像から前記記憶手段の各部品のランド部位を抽
出するランド部位抽出手段と、予め部品の電極に関する
画像情報を記憶する電極記憶手段と、前記部品およびラ
ンド記憶手段が記憶するランド部位と、前記記憶手段が
記憶するランド抽出領域から前記電極記憶手段に記憶さ
れた画像を用いて抽出された電極領域の位置及び形状
と、前記ランド部位抽出手段により抽出されたランド部
位とにより部品のマウントの良否を判定する判定手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】基板上に形成された電極領域とランド部位を自
動的に抽出して、部品のマウント良否を判定する。
【0010】
【実施例】図1は本発明による基板検査装置の一実施例
を示すブロック図である。
【0011】この図に示す基板検査装置は、X−Yテー
ブル部20と、照明部21と、撮像部22と、処理部2
3とを備えており、未実装基板25や被検査実装基板2
6を撮像して得られた画像の各画素を色相明度変換し、
これによって得られた各画素の赤色相の値が予め決めら
れた値以上であるとき、この画素を銅箔部分(ランド2
8b、28c部分)の画素と判定する。そして、この判
定結果に基づいて、ランド28cと部品27cとの相対
的な位置関係を求めて、部品27cのマウント良否を判
定する。
【0012】照明部21は、前記処理部23からの制御
信号に基づいてオン/オフ制御(または、調光制御)さ
れるリング状の白色光源19を備えており、前記処理部
23から照明オン信号を供給されたときに点灯して、前
記処理部23から照明オフ信号を供給されるまで前記X
−Yテーブル部20の上面側を照明する。
【0013】X−Yテーブル部20は、前記処理部23
からの制御信号に基づいて動作するパルスモータ31
a、31bと、これら各パルスモータ31a、31bに
よってX軸方向およびY軸方向に駆動されるX−Yテー
ブル32と、このX−Yテーブル32上に設けられ、こ
のX−Yテーブル32上に各基板24〜26が載せられ
たとき、前記処理部23が出力する制御信号に応じて前
記各基板24〜26をX−Yテーブル32上に固定する
チャック機構33とを備えており、このチャック機構3
3によって固定された前記各基板24〜26は照明部2
1によって照明されながら撮像部22によって撮像され
る。
【0014】撮像部22は、前記照明部21の上方に設
けられるカラーTVカメラ34を備えており、前記各基
板24〜26の光学像は、このカラーTVカメラ34に
よって電気画像(R、G、Bカラー信号)に変換されて
処理部23に供給される。
【0015】処理部23は、A/D変換部36と、メモ
リ37と、ティーチングテーブル38と、画像処理部3
9と、X−Yステージコントローラ41と、撮像コント
ローラ42と、CRT表示器43と、プリンタ44と、
キーボード45と、制御部(CPU)46とを備えてお
り、ティーチング時においては、前記撮像部22から供
給される各基板24、25のR、G、Bカラー信号を処
理して、被検査実装基板26を検査するときの検査デー
タファイルを作成する。そして、検査時においては、前
記検査データファイルに基づいて前記撮像部22から供
給される被検査実装基板26のR、G、Bカラー信号を
処理し、この被検査実装基板26上に形成されているラ
ンド28cと、部品27cとの相対的な位置が許容され
る範囲内にあるかどうかを判定して、この判定結果を表
示する。
【0016】A/D変換部36は、前記撮像部22から
画像信号(R、G、Bカラー信号)を供給されたとき
に,これをA/D変換(アナログ・デジタル変換)して
カラーの画像データを作成し、これを制御部46へ供給
する。
【0017】またメモリ37は、RAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)等を備えて構成されており、前記制御
部46の作業エリアとして使われる。
【0018】また画像処理部39は、前記制御部46を
介して画像データを供給されたとき、この画像データを
2値化して部品の位置、形状データを抽出したり、前記
画像データから必要な画像を切り出したり、この切り出
した画像を色相明度変換したり、この色相明度変換結果
を予め決められた閾値で2値化して、ランドパターンの
位置、形状等を抽出したりするように構成されており、
ここで得られた各データは前記制御部46に供給され
る。
【0019】またティーチングテーブル38は、フロッ
ピーディスク装置等を備えており、前記制御部46から
検査データファイル等を供給されたときに、これを記憶
し、前記制御部46から転送要求が出力されたとき、こ
の要求に応じて検査データファイル等を読み出して、こ
れを前記制御部46に供給する。
【0020】撮像コントローラ42は、前記制御部46
と、前記照明部21や撮像部22とを接続するインタフ
ェース等を備えており、前記制御部46の出力に基づい
て前記照明部21や撮像部22を制御する。
【0021】またX−Yステージコントローラ41は、
前記制御部46と、前記X−Yテーブル部20とを接続
するインタフェース等を備えており、前記制御部46の
出力に基づいて前記X−Yテーブル部20を制御する。
【0022】またCRT表示器43は、ブラウン管(C
RT)等を備えており、前記制御部46から画像デー
タ、判定結果、キー入力データ等を供給されたとき、こ
れを画面上に表示させる。
【0023】またプリンタ44は、前記制御部46から
判定結果等を供給されたとき、これを予め決められた書
式(フォーマット)でプリントアウトする。
【0024】また、キーボード45は、操作情報や前記
被検査実装基板26の名称、基板サイズ等に関するデー
タ、この被検査実装基板26上にある部品27cの関す
るデータ等を入力するのに必要な各種キーを備えてお
り、このキーボード45から入力された情報やデータ等
は制御部46に供給される。
【0025】制御部46は、マイクロプロセッサ等を備
えており、次に述べるように動作する。
【0026】まず、新たな被検査実装基板26を検査す
るときには、制御部46は図2(A)に示すティーチン
グフローチャートのステップST1でCRT表示器43
上に基板名称(例えば、基板の識別番号)と、基板サイ
ズとを要求するメッセージを表示させる。
【0027】そして、キーボード45からこれら基板名
称と、基板サイズとが入力されれば、制御部46はステ
ップST2でX−Yテーブル32上にティーチング用の
基板(部品27a部分が白く、それ以外の部分が黒く塗
装された実装基板)24が載せられるまで待つ。この後
この基板24が載せられれば、制御部46はX−Yテー
ブル部20を制御してカラーTVカメラ34の下方に基
板24の第1撮像エリアを配置させる。
【0028】次いで制御部46は、カラーTVカメラ3
4によって得られた画像信号をA/D変換部36でA/
D変換させるとともに、このA/D変換結果(基板24
の画像データ)をメモリ37にリアルタイムで記憶させ
る。
【0029】次いで制御部46は、前記メモリ37に記
憶されている画像データのR画素(または、G、B画
素)を順次読み出して、これを画像処理部39で2値化
させ、前記基板24の白く塗られている部分(部品27
a部分)を抽出させた後、この抽出動作によって得られ
た各部品27aの位置データと、形状データとをティー
チングテーブル38に記憶させる。
【0030】この後、制御部46は、ステップST3で
前記ティーチングテーブル38に記憶されている各部品
27aの位置データと、形状データとに基づいて図3に
示すような部品27aの位置、形状画面29を作成し、
これをCRT表示器43上に表示させるとともに、特殊
な部品については、キーボード45から手動で入力する
ように要求するメッセージを表示させる。
【0031】ここで、操作員が特殊な部品について、そ
の位置データ、形状データを入力すれば、これに応じて
ティーチングテーブル38に記憶されている特殊な部品
の位置データ、形状データが修正される。
【0032】次いで制御部46は、ステップST4でC
RT表示器43上に各部品27aの種類と、方向とを入
力するように要求するメッセージを表示させ、これら各
部品27aの種類と、方向とが入力されれば、これら各
部品27aの形状、種類、方向に応じてランドが存在す
べき領域(ランド抽出領域)を求める。
【0033】この場合、部品27aがトランジスタのよ
うな3電極部品であれば、図4に示す如く部品27aの
各電極47aを含むように、かつこの部品27aの外側
に広がるようなランド抽出領域48aが求められ、また
部品27aが抵抗等のような2電極部品であれば、図5
に示す如く部品27aの両端に形成された電極47aを
含むように、かつこの部品27aの外側に広がるような
ランド抽出領域48aが求められる。
【0034】次いで、制御部46は、図6(A)、
(B)に示す如くこれらの各ランド抽出領域48aを広
げ、これによって得られたランド抽出領域49aをティ
ーチングテーブル38に記憶させる。
【0035】この後、この第1撮像エリア内の残ってい
る部品27aに対しても、上述した処理が実行される。
【0036】そして、第1撮像エリア内にある部品27
aの全てについてランド抽出領域49aの作成動作が終
了すれば、制御部46はステップST5を介して前記ス
テップST2に戻り、残りの撮像エリアについて上述し
た処理を繰り返し実行し、全ての撮像エリアの部品27
aについてランド抽出領域49aが得られたとき、ステ
ップST5からステップST6へ分岐する。
【0037】そして、このステップST6において、制
御部46は、X−Yテーブル部2cからティーチング用
の基板24が外されて、未実装基板25が載せられるま
で待つ。
【0038】次いで、このX−Yテーブル部20上に未
実装基板25がセットされれば、制御部46はX−Yテ
ーブル部20を制御してカラーTVカメラ34の下方に
未実装基板25の第1撮像エリアを位置させる。
【0039】この後、制御部46はカラーTVカメラ3
4によって得られた画像信号をA/D変換させるととも
に、このA/D変換結果(未実装基板25の画像デー
タ)をメモリ37にリアルタイムで記憶させる。
【0040】次いで、制御部46は、ティーチングテー
ブル38から拡大されたランド抽出領域49aを読み出
して、これを画像処理部39に供給するとともに、メモ
リ37に記憶されている未実装基板25の画像データを
画像処理部39に供給して、この画像データからランド
抽出領域49aの画像(ランド抽出領域49a内の画
像)を切り出させる。
【0041】次いで、制御部46は、この画像処理部3
9に色相明度変換指令を供給して、前記ランド抽出領域
49a内の画像を構成する各画素を色相明度変換させ
る。
【0042】この場合の色相明度変換式としては、例え
ば、次に示す式が用いられる。
【0043】 BRT(ij)=R(ij)+G(ij)+B(ij)…(1) Rc(ij)=α・R(ij)/BRT(ij) …(2) Gc(ij)=α・G(ij)/BRT(ij) …(3) Bc(ij)=α・B(ij)/BRT(ij) …(4) ただしこの場合、R(ij):i行目のj列目にある画
素(画素(ij))のR信号強度 G(ij):i行目のj列目にある画素(画素(i
j))のG信号強度 B(ij):i行目のj列目にある画素(画素(i
j))のB信号強度 BRT(ij) :画素(ij)の明るさ α:係数 Rc(ij):画素(ij)の赤色相 Gc(ij):画素(ij)の緑色相 Bc(ij):画素(ij)の青色相 そして、前記ランド抽出領域49a内の全画素につい
て、上述した色相明度変換が終了すれば、制御部46
は、ステップST7で図2(B)に示すランド抽出ルー
チンを呼び出し、このルーチンのステップST25で1
つの画素(ij)に対する赤色相Rc(ij)を抽出す
る。この後、制御部46はステップST26でこの赤色
相が予め決められたランド抽出基準値C(例えば、C=
0.4・d)以上かどうかをチェックし、Rc(ij)
>CであればステップST27でこの赤色相Rc(i
j)に対応する画素(ij)を銅箔部分の画素と判定す
る。また、Rc(ij)≦Cであれば、制御部46は、
ステップST28でこの赤色相Rc(ij)に対応する
画素(ij)を銅箔部分以外の画素と判定する。
【0044】そして、ランド抽出領域49a内の全画素
について銅箔・非銅箔判定処理が終了すれば制御部46
はステップST29を介してステップST30に分岐
し、ここで銅箔部分の画素と判定された部分を総合して
ランド28bの位置データと、形状データとを算出(抽
出)し、この後、元のフローに戻る。
【0045】この後、制御部46はこのフローのステッ
プST8でランド28bに関する位置データ、形状デー
タをティーチングテーブル38に記憶させるとともに、
各部品27aに対するランド間の距離を算出し、この算
出結果(距離データ)をティーチングテーブル38に記
憶させる。
【0046】この場合、これら各距離データはマウンタ
に各部品27の許容誤差を教示したり、ランドパターン
の設計を評価したりするためのデータとして使用され
る。
【0047】次いで、制御部46は、ステップST9で
図7(A)、(B)に示す如く前記ランド28bの形状
データを広げて、ランド検査領域50bを算出し、これ
をティーチングテーブル38に記憶させる。
【0048】この後、制御部46は、ステップST10
で前記ランド28bの位置、形状に基づいて、図8
(A)、(B)に示す如く、各部品27aの中央部分を
切り出すための部品ボデー検査領域51bを算出して、
これをティーチングテーブル38に記憶させるととも
に、CRT表示器43上に各部品27aのボデーに関す
る特徴データ(例えば、色データ)を要求するメッセー
ジを表示させる。
【0049】そして、操作員がキーボード45を操作し
て、全部品27aの特徴データを入力すれば、制御部4
6は、これをティーチングテーブル38に記憶させる。
【0050】この後、制御部46はステップST11を
介して前記ステップST6に戻り、残りの撮像エリアに
対して、上述したランド抽出処理から特徴データの入力
処理を繰り返し実行する。
【0051】この後、全ての撮像エリアの部品27aに
ついて上述した処理が終了したとき、制御部46はステ
ップST11からステップST12へ分岐する。
【0052】そして、このステップST12において、
制御部46は、前記ティーチングテーブル38に記憶さ
れている各データを整理して検査データファイルを作成
し、これをティーチングテーブル38に記憶させ、ティ
ーチング動作を終了する。
【0053】またこのティーチング動作が終了して検査
モードにされれば、制御部46は、図2(C)に示す検
査フローチャートのステップST13でCRT表示器4
3上に被検査実装基板26の基板名称を要求するメッセ
ージを表示させる。
【0054】そして、キーボード45からこの基板名称
が入力されれば、制御部46はステップST14でX−
Yテーブル32上に被検査実装基板26が載せられるま
で待つ。この後この被検査実装基板26が載せられれ
ば、制御部46はX−Yテーブル部20を制御してカラ
ーTVカメラ34の下方に被検査実装基板26の第1撮
像エリアを配置させる。
【0055】次いで制御部46は、カラーTVカメラ3
4によって得られた画像信号をA/D変換部36でA/
D変換させるとともに、このA/D変換結果(被検査実
装基板26の画像データ)をメモリ37にリアルタイム
で記憶させる。
【0056】次いで、制御部46は、ティーチングテー
ブル38から部品ボデー検査領域51bを読み出して、
これを画像処理部39に供給するとともに、メモリ37
に記憶されている被検査実装基板26の画像データを画
像処理部39に供給して、この画像データから検査領域
51bの画像を切り出させる。
【0057】次いで、制御部46は、この画像処理部3
9に特徴抽出指令を供給して、前記部品ボデー検査領域
51bによって切り出した画像の特徴データを抽出させ
る(例えば、画像の各画素を色相明度変換させる)。
【0058】この後、制御部46は、ステップST15
で前記部品ボデー検査領域51b内にある画像の特徴デ
ータがティーチングテーブル38に記憶されている各部
品27aの特徴データと一致しているかどうかを判定
し、もしこれらが一致していれば、このステップST1
5からステップST16へ分岐し、ここでティーチング
テーブル38からランド検査領域50bを読み出して、
これを画像処理部39に供給するとともに、メモリ37
に記憶されている被検査実装基板26の画像データを画
像処理部39に供給して、この画像データからランド検
査領域50bの画像を切り出させる。
【0059】次いで、制御部46は、この画像処理部3
9に色相明度変換指令を供給して、前記ランド検査領域
50bの画像を構成する各画素を色相明度変換させる。
【0060】そして、前記ランド検査領域50b内の全
画素について、上述した色相明度変換が終了すれば、制
御部46はステップST17でランド検査領域50b内
の各画素(ij)に対する赤色相Rc(ij)が予め入
力されたランド抽出基準値C(例えば、C=0.4・
α)以上かどうかをチェックして、ランド検査領域50
b内にあるランド28cを抽出する。
【0061】この後、制御部46はステップST18で
ランド検査領域50b内の各画素(ij)に対するBR
T(ij)が予め入力された電極抽出基準値D以上かど
うかをチェックして、ランド検査領域50b内にある電
極47cを抽出する。
【0062】次いで、制御部46はステップST19で
ランド検査領域50b内にある電極47cの位置と、形
状とを参照しながらランド28cの形状と、ティーチン
グテーブル38に記憶されている未実装基板25のラン
ド28bの形状とを比較してランド28cの部品27c
で隠されている部分を算出(推定)する。
【0063】この後、制御部46はこの算出結果から図
9(A)、(B)に示す如くこれらランド28cと、部
品27cとの位置関係を示すかぶり面積データ(ランド
28cの部品27cで隠されている部分の面積デー
タ)、幅データ、奥行きデータを求めるとともに、ステ
ップST20でこれらの各データの値が充分かどうかを
チェックする。
【0064】そして、これらの各値が充分であれば、制
御部46はこのステップST20からステップST21
に分岐し、ここでこの部品27cが良好にマウントされ
ていると判定して、CRT表示器43上にこれを表示し
たり、プリンタ44からプリントアウトしたりする。
【0065】また前記各ステップST15、ST20に
おいて、部品ボデー検査領域51b内にある画像の特徴
データがティーチングテーブル38に記憶されている各
部品27aの特徴データと一致していないと判定された
り、ランド28cと、部品27cとの位置関係を示すか
ぶり面積データ、幅データ、奥行きデータが充分でない
と判定されれば、制御部46はこれらの各ステップST
15、ST20からステップST22へ分岐し、ここで
この部品27cがマウント不良であると判定して、CR
T表示器43上にこれを表示したり、プリンタ44から
プリントアウトしたりする。
【0066】この後、制御部46はステップST23を
介して前記ステップST14に戻り、残りの撮像エリア
に対して、上述した処理を繰り返し実行する。
【0067】そして、全ての撮像エリアの部品27cに
ついて判定処理が終了したとき、この検査処理を終了す
る。
【0068】このようにこの実施例においては、ランド
28b、28cを抽出することができる。これによっ
て、被検査実装基板26のランド28cが基板毎に異な
っていても、ランド28c上の許容できる範囲内に部品
27cがマウントされていれば、マウント良好と判定す
ることができる。また、基板の加工誤差に起因する誤判
定を防止することができるとともに、各部品27cに対
して最適な位置ずれ許容量を自動的に設定することがで
きる。
【0069】これによって、図10(A)、(B)およ
び図11(A)、(B)に示すような場合には、マウン
ト良好と判定し、また図10(C)および図11
(C)、(D)に示すような場合には、マウント不良と
判定することができる。
【0070】また上述した実施例においては、ティーチ
ングのとき、部品27aの種類を手動で入力するように
しているが、基準実装基板等を用いて入力された画像か
ら部品27aの電極を検出し、この電極位置から部品2
7aの種類を自動で入力するようにしても良い。
【0071】また上述した実施例においては、画像処理
部39によって画像の色相明度変換を行うようにしてい
るが、撮像部22の出力をアナログ処理したり、また制
御部46のプログラム処理によって色相明度変換を行う
ようにしても良い。
【0072】また上述した実施例においては、ティーチ
ングのとき、部品27aの特徴データを手動で入力する
ようにしているが、基準実装基板等を用いて、これを自
動的に入力するようにしても良い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板上に形成された電極領域の位置及び形状とランド形状
を自動的に抽出することができ、これによって電極領域
の位置及び形状とランド部位とにより部品のマウント良
否を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板検査装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】(A)は同実施例のティーチング動作例を示す
フローチャートである。 (B)は同実施例のランド抽出ルーチンのフローチャー
トである。 (C)は同実施例の検査動作例を示すフローチャートで
ある。
【図3】同実施例の部品の位置、形状画面の一例を示す
模式図である。
【図4】同実施例のトランジスタ等に対するランド抽出
領域の一例を示す模式図である。
【図5】同実施例の抵抗等に対するランド抽出領域の一
例を示す模式図である。
【図6】(A)、(B)は各々同実施例の各部品に対す
る拡大されたランド抽出領域の一例を示す模式図であ
る。
【図7】(A)、(B)は各々同実施例の各部品に対す
るランド検査領域の一例を示す模式図である。
【図8】(A)、(B)は各々同実施例の各部品に対す
る部品ボデー検査領域の一例を示す模式図である。
【図9】(A)、(B)は各々同実施例における部品
と、ランドとの位置関係に対する判定動作を説明するた
めの模式図である。
【図10】(A)〜(C)は各々同実施例の判定例を説
明するための模式図である。
【図11】(A)〜(D)は各々同実施例の判定例を説
明するための模式図である。
【図12】従来の実装基板検査装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図13】この実装基板検査装置におけるマウントずれ
を説明するための模式図である。
【図14】この基板検査装置におけるランドと部品との
位置関係を示す模式図である。
【符号の説明】
22 撮像部 25 未実装基板 26 被検査実装基板 27c 部品 28b、28c ランド 39 色相変換部(画像処理部) 46 判定部(制御部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め記憶された実装基板上の部品の位
    置、方向、種類および前記部品毎のランド部位に関する
    データを記憶する部品およびランド記憶手段と、該部品
    及びランド記憶手段からランド抽出領域を算出して記憶
    する記憶手段と、被検査部品実装基板を撮像する撮像手
    段と、 該撮像手段により撮像された撮像画像から前記記憶手段
    の各部品のランド部位を抽出するランド部位抽出手段
    と、 予め部品の電極に関する画像情報を記憶する電極記憶手
    段と、 前記部品およびランド記憶手段が記憶するランド部位
    と、前記記憶手段が記憶するランド抽出領域から前記電
    極記憶手段に記憶された画像を用いて抽出された電極領
    の位置及び形状と、前記ランド部位抽出手段により抽
    出されたランド部位とにより部品のマウントの良否を判
    定する判定手段と、 を備えたことを特徴とする実装基板検査装置。
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