JP3146644B2 - 実装部品検査用データの教示方法 - Google Patents

実装部品検査用データの教示方法

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JP3146644B2 JP17168092A JP17168092A JP3146644B2 JP 3146644 B2 JP3146644 B2 JP 3146644B2 JP 17168092 A JP17168092 A JP 17168092A JP 17168092 A JP17168092 A JP 17168092A JP 3146644 B2 JP3146644 B2 JP 3146644B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばプリント配線
基板(以下単に「基板」という)に実装された電子部品
につき、はんだ付け前は電子部品の有無や姿勢などを、
はんだ付け後ははんだ付けの良否などを、それぞれ検査
するのに用いられる実装部品検査装置に関連し、殊にこ
の発明は、基板上に実装された複数の部品につき、それ
ぞれの実装状態の良否(以下「実装品質」という)を検
査するのに必要な実装部品検査用データを実装部品検査
装置に教示するための実装部品検査用データの教示方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検査基板上の実装部品(はんだ
付け前のものとはんだ付け後のものとを総称して「実
装」という)について実装品質を検査するのに、目視に
よる検査が行われている。ところがこの種の目視検査で
は、検査ミスの発生が避けられず、検査結果も検査する
者によりまちまちであり、また検査処理能力にも限界が
ある。
【0003】そこで近年、多数の部品が実装された基板
につき、実装品質を画像処理技術を用いて自動的に検査
する実装部品検査装置が実用化された。この実装部品検
査装置を使用する場合、検査に先立ち、被検査基板上の
どの位置に、どのような部品が、どのように実装される
かにつき、基板の種別毎に実装部品検査装置に教示する
必要がある。この教示作業は「ティーチング」と呼ばれ
るもので、その実装部品検査用データには、被検査基板
上に実装される部品の位置や種類の他に、自動検査に必
要な画像およびその判定基準に関する情報も含まれる。
【0004】前記画像およびその判定基準に関する情報
には、各部品がはんだ付けされる基板上のランドに関す
る情報(形状,長さ,幅など)、検査領域として設定さ
れるウィンドウに関する情報(形状,大きさなど)、ラ
ンド上のはんだ付け状態などを表す特徴パラメータに関
する情報(色相,明度など)、特徴パラメータなどの良
否を判定するための判定基準などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記実装部品検査用デ
ータは,被検査基板の種類毎にオペレータが実装部品検
査装置に手入力しており、多大の労力と時間とを要し、
また教示作業中はその実装部品検査装置を用いて検査を
行えないという問題がある。
【0006】実装部品検査用データのうち、被検査基板
上に実装される部品の位置や種類については、近年特に
普及が著しいチップマウンタやCADからの情報を利用
するもできるが、画像やその判定基準に関する情報につ
いては、各部品が適正に実装されている基準基板を実装
部品検査装置へ供給し、各実装部品およびその周辺の画
像を生成して前記特徴パラメータなどを抽出しかつその
判定基準を決定した上で、基板の種類毎に実装部品検査
装置に対して手操作により教示する必要がある。
【0007】ところで基板の中には、同一または類似の
部品群が領域単位で存在する基板がある。このような基
板についても全ての部品について同じ教示作業を繰り返
し行わねばならず、その作業量は部品数に比例して増
し、オペレータの作業負担はきわめて大きなものとな
る。
【0008】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、特に同一または類似の部品群が領域単位で存在
する基板について、効率的な教示作業を可能となすこと
により、教示作業の簡易化とオペレータの作業負担の軽
減とを実現した実装部品検査用データの教示方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板上に実
装された複数の部品につき、それぞれの実装品質を検査
するのに必要な実装部品検査用データを実装部品検査装
置に教示する方法であって、請求項1の発明にかかる実
装部品検査用データの教示方法では、複数の検査箇所に
ついての教示済みのデータ群を領域を指定してメモリに
一括して記憶させておき、前記指定領域内の検査箇所と
共通する検査箇所を有する教示対象領域について前記メ
モリより前記教示済みのデータ群を読み出し、実装部品
検査装置に一括して教示している。
【0010】さらに請求項2の発明にかかる実装部品検
査用データの教示方法では、複数の検査箇所についての
教示済みのデータ群を領域を指定しかつその指定領域内
の不要な検査箇所についての教示済みのデータを削除し
てメモリに一括して記憶させておき、前記指定領域内の
検査箇所と共通する検査箇所を有する教示対象領域につ
いて前記メモリより前記教示済みのデータ群を読み出
し、実装部品検査装置に一括して教示している。
【0011】また請求項3の発明にかかる実装部品検査
用データの教示方法では、複数の検査箇所についての教
示済みのデータ群を領域を指定してメモリに一括して記
憶させておき、前記指定領域内の検査箇所と共通する検
査箇所を有する教示対象領域について前記メモリより前
記教示済みのデータ群を読み出しかつ指定領域に対する
教示対象領域の傾き角度に応じた角度だけ回転処理を施
し、実装部品検査装置に一括して教示している。
【0012】
【作用】同一または類似の部品群が領域単位で存在する
基板については、教示作業において、メモリに記憶させ
た教示済みのデータ群を用いて領域単位で実装部品検査
装置に一括して教示するので、効率的な教示作業が可能
となり、オペレータの作業負担が軽減される。
【0013】請求項2の発明によれば、指定領域内の不
要な検査箇所についての教示済みのデータを削除して教
示済みのデータ群をメモリに一括して記憶させるので、
たとえ教示対象領域内の検査箇所と指定領域内の検査箇
所とが完全に一致していなくても、容易に対応できる。
【0014】請求項3の発明によれば、メモリに記憶さ
せた教示済みのデータ群に回転処理を施した後、領域単
位で実装部品検査装置に一括して教示するので、たとえ
同一または類似の部品群を有する領域間に傾きがあって
も、容易に対応できる。
【0015】
【実施例】図1は、実装部品検査装置の全体構成を示
す。この実装部品検査装置は、基準基板1Sを撮像して
得られた前記基準基板1S上にある各部品2Sの検査領
域の特徴パラメータと、被検査基板1Tを撮像して得ら
れた前記被検査基1T上にある各部品2Tの検査領域の
特徴パラメータとを比較して、各部品2Tの実装品質を
検査するためのもので、X軸テーブル部3,Y軸テーブ
ル部4,投光部5,撮像部6,制御処理部7などをその
構成として含んでいる。
【0016】前記X軸テーブル部3およびY軸テーブル
部4は、それぞれ制御処理部7からの制御信号に基づい
て動作するモータ(図示せず)を備えており、これらモ
ータの駆動によりX軸テーブル部3が撮像部6をX方向
へ移動させ、またY軸テーブル部4が基板1S,1Tを
支持するコンベヤ8をY方向へ移動させる。
【0017】前記投光部5は、異なる径を有しかつ制御
処理部7からの制御信号に基づき赤色光,緑色光,青色
光を同時に照射する3個の円環状光源9,10,11に
より構成されており、各光源9,10,11を観測位置
の真上位置に中心を合わせかつ観測位置から見て異なる
仰角の方向に位置させている。
【0018】この実施例では、各光源9,10,11と
して白色光源に赤色,緑色,青色の各着色透明板を被せ
た構造のものが用いてあるが、これに代えて、赤色光,
緑色光,青色光をそれぞれ発生する3本の円環状のカラ
ー蛍光灯やネオン管を用いてもよい。
【0019】つぎに撮像部6は、カラーテレビカメラが
用いられ、観測位置の真上位置に下方に向けて位置決め
してある。これにより観測対象である基板1S,1Tの
表面の反射光が撮像部6により撮像され、三原色のカラ
ー信号R,G,Bに変換されて制御処理部7へ供給され
る。
【0020】制御処理部7は、A/D変換部12,メモ
リ13,ティーチングテーブル14,画像処理部15,
判定部16,XYテーブルコントローラ17,撮像コン
トローラ18,部品種テーブル19,表示部20,プリ
ンタ21,キーボード22,フロッピディスク装置2
3,制御部24などで構成されるもので、ティーチング
モードのとき、あらかじめ登録されている部品種テーブ
ル19の中から、基準基板1S上の各部品2Sに対応す
る部品種をそれぞれ選択して呼び出し、観測位置に搬入
された基準基板1Sの各部品の検査領域について色相、
明度などの特徴パラメータを適用して判定データファイ
ルを作成する。
【0021】また検査モードのとき、被検査基板1Sに
ついてのカラー信号R,G,Bを処理し、被検査基板1
T上の各部品2Tの検査領域につき赤,緑,青の各色相
パターンを検出して特徴パラメータを生成し、被検査デ
ータファイルを作成するもので、この被検査データファ
イルと前記判定データファイルとを比較して、この比較
結果から被検査基板1T上の各部品2Tにつきはんだ付
けの良否などの実装品質を自動的に判定する。
【0022】図2は、はんだ付けが良好であるとき、部
品が欠落しているとき、はんだ不足の状態にあるときの
はんだ25の断面形態と、各場合の撮像部6による撮像
パターン,赤色パターン,緑色パターン,青色パターン
との関係を一覧表で例示したもので、いずれかの色相パ
ターン間には明確な差異が現れるため、部品の有無やは
んだ付けの良否を判定することが可能となる。
【0023】図1に戻って、A/D変換部12は前記撮
像部6からのカラー信号R,G,Bをディジタル信号に
変換して制御部24へ出力する。メモリ13は後述する
教示済みのデータ群を格納するRAMなどを備え、制御
部24の作業エリアとして使用される。画像処理部15
は制御部24を介して供給された画像データを画像処理
して前記被検査データファイルや判定データファイルを
作成し、これらを制御部24や判定部16へ供給する。
【0024】前記部品種テーブル19は、実装部品の検
査に必要な画像およびその判定基準に関する情報、例え
ば各部品がはんだ付けされる基板上のランドに関する情
報(形状,長さ,幅など)、検査領域として設定される
ウィンドウに関する情報(形状,大きさなど)、ランド
上のはんだ付け状態などを表す特徴パラメータに関する
情報(色相や明度など)、特徴パラメータの良否などを
判定するための判定基準などを部品の種類毎にあらかじ
め記憶させておくためのテーブルであって、前記判定デ
ータファイルを作成する際に部品種に応じてこれら情報
が選択されて読み出される。
【0025】なおこの実施例では、画像に関する情報は
カラー画像情報であって、色相、明度(全カラーの総合
明度)、各色相毎の明度、彩度などの各情報のうち、必
要なものを選択的に用いるが、画像に関する情報がモノ
クローム画像情報である場合は、白黒の濃淡情報が用い
られることになる。
【0026】ティーチングテーブル14はティーチング
時に制御部24から判定データファイルが供給されたと
き、これを記憶し、また検査時に制御部24が転送要求
を出力したとき、この要求に応じて判定データファイル
を読み出してこれを制御部24や判定部16などへ供給
する。
【0027】判定部16は、検査時に制御部24から供
給された判定データファイルと、前記画像処理部15か
ら転送された被検査データファイルとを比較して、被検
査基板1Tの各部品2Tにつきはんだ付け状態の良否な
どを判定し、その判定結果を制御部24へ出力する。
【0028】撮像コントローラ18は、制御部24と投
光部5および撮像部6とを接続するインターフェイスな
どを備え、制御部24の出力に基づき投光部5の各光源
9〜11の光量を調整したり、撮像部6の各色相光出力
の相互バランスを保つなどの制御を行う。
【0029】XYテーブルコントローラ17は制御部2
4と前記X軸テーブル部3およびY軸テーブル部4とを
接続するインターフェイスなどを備え、制御部24の出
力に基づきX軸テーブル部3およびY軸テーブル部4を
制御する。
【0030】表示部20は、制御部24から画像デー
タ、検査結果、キー入力データなどが供給されたとき、
これを表示画面上に表示し、またプリンタ21は、制御
部24から検査結果などが供給されたとき、これを予め
決められた書式(フォーマット)でプリントアウトす
る。
【0031】キーボード22は、操作情報や基準基板1
Sや被検査基板1Tに関するデータなどを入力するのに
必要な各種キーを備えており、キー入力データは前記制
御部24へ供給される。制御部24は、マイクロプロセ
ッサなどを備えており、部品種テーブル19の作成,テ
ィーチングおよび,検査における実装部品検査装置の動
作を制御する。
【0032】この実装部品検査装置では、教示作業時
に、複数の検査箇所についての教示済みのデータ群を領
域を指定して前記メモリ13に一括して記憶させること
が可能であり、また前記指定領域内の各検査箇所と共通
する検査箇所を有する教示対象領域について前記メモリ
13より前記教示済みのデータ群を読み出して、一括し
て教示することが可能である。この方法は「マクロ機
能」と称し、同一または類似の部品群が複数存在する基
板については、最初にその部品群についての教示済みデ
ータをメモリ13に記憶させることにより、未教示の部
品群についてはこのマクロ機能を用いて教示作業を行う
ことができる。
【0033】図3は、このマクロ機能を用いた教示方法
を示している。同図中、29は基板であり、この基板2
9には複数の部品31より成る同一構成および同一配置
の複数の部品群32a,32bが存在している。
【0034】この場合にまず基板29上の部品群32a
について、各部品31ごとに実装部品検査用データを実
装部品検査装置に教示した後、部品群30aの全体の領
域Aを指定して前記メモリ13に各部品の教示済みデー
タ群を一括して記憶させる。その後の教示作業では、前
記指定領域A内の部品群32aと共通する部品群32b
を有する教示対象領域Bについて、前記メモリ13より
前記教示済みデータ群を読み出し、実装部品検査装置に
一括して教示するものである。
【0035】図4は、複数の教示済みデータ群を記憶さ
せた前記メモリ13の内容を示す。各教示済みデータ群
には部品群名が割り当てられ、部品数,指定領域の大き
さ,検査情報(部品の位置,部品種,画像およびその判
定基準に関する情報など)などが記憶される。
【0036】図5は、マクロ機能を用いた他の教示方法
を示す。同図中、29は基板であり、この基板29には
複数の部品31より成る部品群32aと、この部品群3
2aよりいくつかの部品が間引きされた状態の部品群3
2cとが存在している。
【0037】この場合にまず基板29上の部品群32a
について、各部品31ごとに実装部品検査用データを実
装部品検査装置に教示した後、部品群30aの全体野領
域Aを指定しかつその指定領域A内の不要の部品につい
ての教示済みデータを削除して前記メモリ13に残りの
各部品の教示済みデータ群を一括して記憶させる。その
後の教示作業では、前記指定領域A内の部品群32aよ
りいくつかの部品が間引かれた部品群32cを有する教
示対象領域Cについて、前記メモリ13より前記教示済
みデータ群を読み出し、実装部品検査装置に一括して教
示するものである。
【0038】図6は、マクロ機能を用いた他の教示方法
を示す。同図中、29は基板であり、この基板29には
矩形状のパッケージの各辺にそれぞれ3本のリード33
が突出する部品35が実装されている。各辺のリード群
34d,34e,34f,34gはリード33の構成お
よび配列が一致するものであって、リード毎に設定され
た検査箇所について実装部品検査用データを教示する。
【0039】この場合にまずリード群33dについて、
各リード33ごとに実装部品検査用データを実装部品検
査装置に教示した後、リード群33dの全体の領域Dを
指定して前記メモリ13に教示済みデータ群を一括して
記憶させる。その後の教示作業では、前記指定領域D内
のリード群33dと共通するリード群33e,33f,
33gを有する各教示対象領域E,F,Gについて、そ
の都度、前記メモリ13より前記教示済みデータ群を読
み出しかつ指定領域Dに対する教示対象領域E,F,G
の傾き角度(教示対象領域Eは90°、教示対象領域F
は180°、教示対象領域Gは270°)に応じた角度
だけ回転処理を施してデータの加工、編集を行い、実装
部品検査装置に一括して教示する。
【0040】図7は、図3に示した教示方法に基づくテ
ィーチングの手順を示す。まずステップ1において、オ
ペレータはキーボード22を操作して教示対象とする基
板名の登録を行い、また基板サイズをキー入力した後、
つぎのステップ2で、基準基板1SをY軸テーブル部4
上にセットしてスタートキーを押操作する。つぎにステ
ップ3でその基準基板1Sの原点と右上および左下の各
角部を撮像部6にて撮像させて各点の位置により実際の
基準基板1Sのサイズを入力した後、制御部24は入力
データに基づきX軸テーブル部3およびY軸テーブル部
4を制御して基準基板1Sを初期位置に位置出しする。
【0041】ステップ4はマクロ機能を使用するか否か
を、またつぎのステップ5は教示済みデータ群をメモリ
13へ登録するか否かを、それぞれ判定しており、もし
通常の教示手順によるのであれば、ステップ4,5のい
ずれの判定も「NO」となってステップ6へ進み、撮像
部6が基準基板1S上の領域を撮像して部品の実装位置
を教示する。
【0042】つぎのステップ7では表示部20に部品種
テーブル19の内容を表示させ、実装位置が教示された
部品2Sに対応する部品を選択し、その部品情報を部品
種テーブル19より読み出して教示データとして保存す
る。
【0043】同様の教示手順を各部品2Sについて繰り
返し実行した上で、もし教示済みデータ群をメモリ13
に登録するのであれば、ステップ5の判定が「YES」
となり、ステップ11でオペレータは教示済みデータ群
の領域を指定してメモリ13に一括して記憶させる。
(ステップ12)。
【0044】もしマクロ機能を用いた教示手順を選択す
るのであれば、ステップ4の判定が「YES」となり、
制御部24は前記メモリ13内に登録された教示済みデ
ータ群の内容を図3に示すフォーマットで表示部20に
表示させ、オペレータはその中から所望の部品群名をキ
ー入力する(ステップ8)。これにより指定された教示
済みデータ群がメモリ13より読み出され(ステップ
9)、続くステップ10でオペレータは教示対象領域の
位置を指定して、その領域内の部品群についてメモリ1
3より読み出された前記教示済みデータ群を実装部品検
査装置に一括して教示する(ステップ10)。
【0045】同様の手順が基準基板1S上の全ての部品
2Sについて繰り返し実行されると、ステップ13の判
定が「YES」となってステップ14へ移行し、修正テ
ィーチングを実行する。この修正ティーチングは、ステ
ップ6〜7およびステップ8〜10で生成された教示デ
ータによって全ての検査箇所を実際に自動検査し、その
検査結果に不十分な箇所があれば、該当箇所についての
み教示データを修正するためのもので、その修正データ
による満足な結果が得られたとき、それを教示データと
して保存する(ステップ15)。
【0046】図8は、図5に示した教示方法に基づくテ
ィーチングの手順を示す。この場合も、ステップ1〜ス
テップ10によって図7と同様の流れで通常またはマク
ロ機能を用いた教示手順が実行される。もし教示済みデ
ータ群をメモリ13に登録するのであれば、ステップ5
の判定が「YES」となり、ステップ11でオペレータ
は教示済みデータ群の領域を指定し、つぎのステップ1
2で不要の部品についての教示済みデータを削除した
後、残りのデータ群をメモリ13に一括して記憶させ
る。(ステップ13)。なおその他の手順は図7と同様
であり、ここでは説明を省略する。
【0047】図9は、図6に示した教示方法に基づくテ
ィーチングの手順を示す。この場合も、ステップ1〜ス
テップ7によって図7と同様の流れで通常の教示手順
が、またステップ12,13で教示済みデータ群の登録
手順が、それぞれ実行される。
【0048】もしマクロ機能を用いた教示手順を選択す
るのであれば、ステップ4の判定が「YES」となり、
制御部24は前記メモリ13内に登録された教示済みデ
ータ群の内容を図3に示すフォーマットで表示部20に
表示させ、オペレータはその中から所望の部品群名をキ
ー入力する(ステップ8)。これにより指定された教示
済みデータ群がメモリ13より読み出され(ステップ
9)、さらに指定領域に対する教示対象領域の傾き角度
に応じた角度だけ回転処理を施して教示済みデータ群の
加工、編集を行い(ステップ10)、続くステップ11
でオペレータは教示対象領域の位置を指定して、その領
域内のリード群について回転処理後の教示済みデータ群
を実装部品検査装置に一括して教示する。なおその他の
手順は図7と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0049】なお上記の実施例では、教示済みデータ群
の登録は基板毎に行っているが、これに限らず、ある基
板につき登録した教示済みデータ群を、他の基板につい
ての教示に用いることも可能である。
【0050】図10は、自動検査の手順を示すもので、
同図のステップ1,2で検査すべき基板名を選択して基
板検査を開始操作を行う。つぎのステップ3は、実装部
品検査装置への被検査基板1Tの供給をチェックしてお
り、「YES」の判定でコンベヤ8が作動して、Y軸テ
ーブル部4に被検査基板1Tが搬入され、自動検査が開
始される(ステップ4,5)。
【0051】ステップ5において、制御部24はX軸テ
ーブル部3およびY軸テーブル部4を制御して、被検査
基板1T上の1番目の部品2Tに対し撮像部6の視野を
位置決めして撮像を行わせ、検査領域内の各ランド領域
を自動抽出すると共に、各ランド領域の特徴パラメータ
を算出して、被検査データファイルを作成する。ついで
制御部24は、前記被検査データファイルを判定部16
に転送させ、この被検査データファイルと前記判定デー
タファイルとを比較させて、1番目の部品2Tにつきハ
ンダ付けの良否などの実装品質を判定させる。
【0052】このような検査が被検査基板1T上の全て
の部品2Tにつき繰り返し実行され、その結果、ハンダ
付け不良などがあると、その不良部品と不良内容とが表
示部20に表示され或いはプリンタ21に印字された
後、被検査基板1Tは観測位置より搬出される(ステッ
プ7,8)。かくして同様の検査手順が全ての被検査基
板1Tにつき実行されると、ステップ9の判定が「YE
S」となって検査が完了する。
【0053】
【発明の効果】この発明は上記の如く、複数の検査箇所
についての教示済みのデータ群を領域を指定してメモリ
に一括して記憶させておき、前記指定領域内の検査箇所
と共通する検査箇所を有する教示対象領域について前記
メモリより前記教示済みのデータ群を読み出し、実装部
品検査装置に一括して教示するようにしたから、特に同
一または類似の部品群が領域単位で存在する基板につい
て、効率的な教示作業が可能となり、教示作業の簡易化
とオペレータの作業負担の軽減とを実現できる。
【0054】また請求項2の発明によれば、指定領域内
の不要な検査箇所についての教示済みのデータを削除し
て教示済みのデータ群をメモリに一括して記憶させるよ
うにしたから、たとえ教示対象領域内の検査箇所と指定
領域内の検査箇所とが完全に一致していなくても、それ
に容易に対応できる。
【0055】さらに請求項3の発明によれば、メモリに
記憶させた教示済みのデータ群に回転処理を施した後に
実装部品検査装置に一括して教示するようにしたから、
たとえ同一または類似の部品群を有する領域間に傾きが
あっても、それに容易に対応できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実装部品検査装置の全体構成を示す説明図であ
る。
【図2】はんだ付け状態の良否とパターンとの関係を示
す説明図である。
【図3】マクロ機能を用いた教示方法を示す説明図であ
る。
【図4】教示済みデータ群の記憶内容を示す説明図であ
る。
【図5】マクロ機能を用いた教示方法を示す説明図であ
る。
【図6】マクロ機能を用いた教示方法を示す説明図であ
る。
【図7】図3に示す教示方法に基づくティーチングの手
順を示すフローチャートである。
【図8】図5に示す教示方法に基づくティーチングの手
順を示すフローチャートである。
【図9】図6に示す教示方法に基づくティーチングの手
順を示すフローチャートである。
【図10】自動検査の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1S 基準基板 1T 被検査基板 5 投光部 6 撮像部 7 制御処理部 13 メモリ 24 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石羽 正人 京都市下京区中堂寺南町17番地 サイエ ンスセンタービル 株式会社オムロンラ イフサイエンス研究所内 (56)参考文献 特開 平2−76079(JP,A) 特開 昭62−261047(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G06T 7/00 H05K 13/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に実装された複数の部品につき、
    それぞれの実装品質を検査するのに必要な実装部品検査
    用データを実装部品検査装置に教示する方法であって、 複数の検査箇所についての教示済みのデータ群を領域を
    指定してメモリに一括して記憶させておき、前記指定領
    域内の検査箇所と共通する検査箇所を有する教示対象領
    域について前記メモリより前記教示済みのデータ群を読
    み出し、実装部品検査装置に一括して教示することを特
    徴とする実装部品検査用データの教示方法。
  2. 【請求項2】 基板上に実装された複数の部品につき、
    それぞれの実装品質を検査するのに必要な実装部品検査
    用データを実装部品検査装置に教示する方法であって、 複数の検査箇所についての教示済みのデータ群を領域を
    指定しかつその指定領域内の不要な検査箇所についての
    教示済みのデータを削除してメモリに一括して記憶させ
    ておき、前記指定領域内の検査箇所と共通する検査箇所
    を有する教示対象領域について前記メモリより前記教示
    済みのデータ群を読み出し、実装部品検査装置に一括し
    て教示することを特徴とする実行部品検査用データの教
    示方法。
  3. 【請求項3】 基板上に実装された複数の部品につき、
    それぞれの実装品質を検査するのに必要な実装部品検査
    用データを実装部品検査装置に教示する方法であって、 複数の検査箇所についての教示済みのデータ群を領域を
    指定してメモリに一括して記憶させておき、前記指定領
    域内の検査箇所と共通する検査箇所を有する教示対象領
    域について前記メモリより前記教示済みのデータ群を読
    み出しかつ指定領域に対する教示対象領域の傾き角度に
    応じた角度だけ回転処理を施し、実装部品検査装置に一
    括して教示することを特徴とする実行部品検査用データ
    の教示方法。
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