JP2744958B2 - エアダクト回路体及びその製造方法 - Google Patents

エアダクト回路体及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等のインストルメントパネル内のエ
アダクトに回路体を一体的に形成してインストルメント
パネル内の省スペース化等を図ったエアダクト回路体並
びにその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は、自動車のインストルメントパネル内の配設
部品を示す分解斜視図である。図で、20は、インストル
メントパネル、21は、エアダクト、22は、ワイヤハーネ
スであり、該ワイヤハーネス22は、メータ類23や図示し
ない運転席周りの電装品等をコネクタ24により接続する
ものであるが、近年、自動車の高付加価値化による電子
制御ユニット等の増加に伴い、該ワイヤハーネス22が肥
大化して、配索スペースの確保が困難になってきた。そ
れと同時に、重く不定形なワイヤハーネス22を組み付け
る作業も大変になり、また、図示しないプロテクタ嵌め
やテープ巻き等の作業にも多くの工数を要するものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記した点に鑑み、インストルメントパネ
ル内のワイヤハーネスの肥大化並びにワイヤハーネスの
組付にかかる多大な口数を解消し得るエアダクト回路体
及びエアダクト回路体の製造方法を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、インストルメ
ントパネル内に配置する組立式のエアダクトに対し、組
立と同時に接続される回路体をエアダクトの外壁面に設
けて成る構造を基本とする。
そして、インストルメントパネル内に配置する一方の
エアダクトに対し、ばね性を有する差込を突設すると共
に該差込上に続く回路体を設け、他方のエアダクトに対
し、前記差込に対するガイドを設けると共に該ガイド内
に続く回路体を設け、該差込と該ガイドとを嵌合するこ
とにより両回路体が相互に接続される構造、及び、前記
ガイドに対し、コネクタを嵌合接続して成る構造も可能
である。
さらに、回路体と加熱した合成樹脂材とを金型上で固
着させながらエアダクトの形状に成形すると共に、該合
成樹脂材の表面に回路体を食い込ませたことを特徴とす
るエアダクト回路体の製造方法を採用する。
〔作 用〕
エアダクトの外壁面に回路体を一体的に設けたから、
ワイヤハーネスの配索は不要になる。そして、一方のエ
アダクトの差込を他方のエアダクトのガイドに嵌合する
ことにより、簡単かつ確実に両回路体を接続できる。ま
た、ガイドとコネクタの嵌合接続も同様である。さら
に、加熱して軟化あるいは溶解した合成樹脂材の表面に
該回路体を固着させる方法により、簡単にエアダクト回
路体を形成することができる。
〔実施例〕
第1図は、本発明に係るエアダクト回路体の一実施例
を示すものである。
図で、1,2は、自動車のインストルメントパネル内に
配置される合成樹脂製の四角筒状のエアダクトであり、
一方のエアダクト1には、その外壁面3の端部より差込
部4を長手方向に突出して一体に形成すると共に、他方
のエアダクト2の内壁面5に嵌合するボス部6を該端部
より延設してあり、該外壁面3に対し、該差込部4の表
面に続く回路体7を一体的に設けてある。該差込部4
は、その先端を鉤状に折り返してばね性を付与させてあ
り、この鉤部4aの表面にも前記回路体7を連設してあ
る。該回路体7は、エナメル線等の被覆線をエアダクト
1の外壁面3に固着させたものであり、該鉤部4aの回路
体7aは、溶剤や研磨等の方法により被覆を剥いで銅線を
露出させた電気接触部となっている。尚、回路体として
は、図示しないフレキシブルプリント回路やリボン電線
等も適用でき、また、転写法やメッキ法等によって直
接、薄型プリント回路を形成してもよい。
また、他方のエアダクト2には、その一端方に前記差
込部4に対する対向L字状のガイド部8を外壁面9に突
出して一体に形成してあり、他端方にも同形状のガイド
部10を設けている。そして、該外壁面9に対し、夫々の
ガイド部8の内側に続く回路体11を一体的に設けてあ
る。該回路体11も前記同様にエナメル線等の被覆線をエ
アダクト2の外壁面9に固着させたものであり、両ガイ
ド部8,10の内側の回路体11a,11bは、被覆を剥いで銅線
を露出させた電気接触部になっている。
第2図は、両エアダクト1,2を結合した状態を示す断
面図(第1図のA−A断面相当)であり、一方のエアダ
クト1のボス部6を他方のエアダクト2の内壁面5に嵌
合することにより、同時に差込部4がガイド部8に嵌合
して夫々の回路体7,11の電気接触部7a,11aを接続するの
である。尚、該ボス部6と内壁面5には図示しない係止
手段を設けて、両エアダクト1,2が結合するようになっ
ている。
第3図(a)は、エアダクト2の他端方のガイド部10
に対して、コネクタ12を嵌合接続する状態を示すもので
あり、図(b)は(a)のB−B断面である。
該コネクタ12には、その両側壁の前後に、該ガイド部
10の両端面に対する係止突起13a,13bを有するロック片1
4a,14bを突出して一体に形成してあり、嵌合に際して
は、先方の該ロック片14aが内側へ撓んで該ガイド部10
に嵌入し、通過した時点で復元して係止突起13aを該ガ
イド部10の端面に係合させる。この際、後方の係止突起
13bはストッパとして作用する。該コネクタ12の端子15
は、一方に電線圧着部15a、他方に折り返された弾性接
触部15bを有しており、該弾性接触部15bをエアダクト2
側の回路体11の電気接触部11bに接続するのである。
第4図(a)〜(c)は、本発明に係るエアダクト回
路体の製造方法を示すものである。
この方法は、既知のブロー成形法を応用したものであ
り、先ず、合成樹脂性のシート部材16をヒータ17により
加熱する(図(a))。次に、対向する一対の金型18,1
8の内側に、加熱されて柔軟になった二枚のヒート部材1
6,16を対向して装填すると共に、該シート部材16の外側
すなわち一方の金型18とシート部材16との間にエナメル
線等の複数の被覆線(回路体)11を載置する(図
(b))。そして、金型18,18を密着させると同時にエ
ア19(圧力は2〜10kg/cm2程度)を該金型18内に吹き込
んで該シート部材16を膨出させてエアダクト2の形状に
成形すると共に、その表面に回路体11を食い込ませて固
着させるのである(図(c))。
尚、上記の方法以外にも、既知の真空成形法やスラッ
シュ成形法を用いることもできる。
〔発明の効果〕
以上の如くに、本発明によれば、エアダクトの外壁面
に回路体を一体的に設けたから、ワイヤハーネス自体が
不要になり、肥大化や面倒な配索作業等の問題が解消し
た。すなわち、本発明のエアダクト相互の結合あるいは
エアダクトとコネクタの接合によって、結合と同時に両
方の回路体を簡単に接続できるから、接続作業工数が大
幅に低減する。さらに、加熱した合成樹脂材の表面に該
回路体を固着させる方法により、簡単にエアダクト回路
体を形成できるから、従来のワイヤハーネスの製造、配
索に較べて格段に工数を削減できる。また、ワイヤハー
ネスが不要になった分だけ、インストルメントパネル内
を省スヘース化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、 第2図は嵌合状態を示す断面図(第1図のA−A相当断
面)、 第3図(a)は他の実施例を示す分解斜視図、(b)は
(a)のB−B断面図、 第4図(a)(b)(c)は本発明に係る製造方法を示
す説明図、 第5図は従来例を示す分解斜視図である。 1,2……エアダクト、4……差込部、7,11……回路体、
8,10……ガイド部、12……コネクタ、16……シート部
材、17……ヒータ、18……金型。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネル内に配置する組立
    式のエアダクトに対し、組立と同時に接続される回路体
    を該エアダクトの外壁面に設けて成ることを特徴とする
    エアダクト回路体。
  2. 【請求項2】インストルメントパネル内に配置する一方
    のエアダクトに対し、ばね性を有する差込を突設すると
    共に該差込上に続く回路体を設け、他方のエアダクトに
    対し、前記差込に対するガイドを設けると共に該ガイド
    に続く回路板を設け、該差込と該ガイドとを嵌合するこ
    とにより両回路体が相互に接続されることを特徴とする
    請求項(1)記載のエアダクト回路体。
  3. 【請求項3】請求項(2)記載のガイドに対し、コネク
    タを嵌合接続して成ることを特徴とするエアダクト回路
    体。
  4. 【請求項4】回路体と加熱した合成樹脂材とを金型上で
    固着させながらエアダクトの形状に成形すると共に、該
    合成樹脂材の表面に該回路体を食い込ませたことを特徴
    とするエアダクト回路体の製造方法。
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