JP2744243B2 - キャップの雌螺条形成方法 - Google Patents

キャップの雌螺条形成方法

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JP2744243B2
JP2744243B2 JP4602988A JP4602988A JP2744243B2 JP 2744243 B2 JP2744243 B2 JP 2744243B2 JP 4602988 A JP4602988 A JP 4602988A JP 4602988 A JP4602988 A JP 4602988A JP 2744243 B2 JP2744243 B2 JP 2744243B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はキャップの雌螺条形成方法に係り、特に螺条
が形成された口筒部に可塑性金属で形成したネジなしキ
ャップを冠着した後、キャップに雌螺条3aと絞り部とを
形成する方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、清涼飲料水等を収容するガラス容器やPET
(ポリエチレンテレフタレート)容器の封印にはアルミ
ニウム等の可塑性金属で形成したキャップが用いられて
いる。
このキャップを形成するに際しては、第4図ないし第
7図に示すように、雄螺条1が形成された容器口筒部2
に、アルミニウム製キャップ3を冠着した(第5図)
後、キャップ3の天井コーナー部をチャック10、11で絞
り加工し(第6図)、キャップ3にネジ切ローラ4を圧
接しつつこのネジ切ローラ4を前記雄螺条1に沿って相
対的に回転移動して雌螺条3aを形成する(第7図)。
また、これと同時にキャップ3のスカート部にあらか
じめ形成してある弱め部(ブリッジ)3bからキャップ下
縁に至る部位5にカーリングローラ7を圧着し、この部
分を内方に湾曲させて絞り部6を形成している。ここ
で、前記キャップ3の雌螺条3aは3段ないし4段に形成
される。絞り部6は容器口筒部2の基部に形成された環
状凸部2aの下部を把持して、開栓時に弱め部3bを切り離
すよう作用し、開栓後は容器口筒部2に残留するように
なっている。
そして、カーリングローラ7はネジ切ローラ4に対し
て90度ずらして両者一体に保持され、両者がキャップ3
の周囲を一体に回転してネジ切り及びカーリングはキャ
ップ3の周囲を1周すれば加工が終了するが、ネジ切り
は1周しただけでは完了せずカーリングの終了後、さら
にネジ切ローラ4によるネジ切り工程が残っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、前記した従来の方法においては、実質的
にカーリングがネジ切りに先行してなされることに起因
する問題がある。
即ち、カーリングが大部分終了した状態においてキャ
ップの雌螺条形成は未だほとんど開始状態にある。この
ためキャップの側面が殆ど直線である状態でカーリング
が終了することとなる。そしてその後キャップの側面に
雌螺条が形成される。
このため、キャップの上下においてその表面に沿って
の距離は不変であるが、ネジ切りしたことによりキャッ
プ側面がアコーディオンのように縮むため上下高は低く
なることとなり、キャップ側面は引きつる状態となる。
前記した工程により生ずる歪みを第5図ないし第8図
により説明すると、第5図に示す未加工のキヤップ3の
全高をh0、第6図に示す絞り加工後の全高をh1、第7図
に示す雌螺条形成後の全高をh2とし、10個のサンプルを
計測したところ第8図に示すデータを得た。
このデータから、加工が進むにつれてキヤップ3の全
高はh0からh1では高くなり、h1からh2では低くなること
が解る。また、全高の平均をみるとh0が17.144mm、h1
18.301mm、h2が17.967mmとなる。したがって第7図に示
す雌螺条形成によって0.334mmだけ全高が低くなること
となる。
この短縮分は第9図に示すように、雌螺条の深さが浅
くなる(元に戻る)ことにより吸収されるか、第10図に
示すように雌螺条の破断Kにより吸収されるか、あるい
は弱め部(ブリッジ)3bの引き裂けにより吸収される。
ここで、弱め部3bを強化すればこの部分での引き裂けは
防止できるが、応力が他の部分に及ぶこととなるのは勿
論、販売後の開栓が困難になる等、いずれにしても商品
としての価値を大幅に低下させてしまうという問題があ
る。
本発明は前記事項に鑑みてなされたもので、雌螺条の
深さが浅くなることがないのは勿論、雌螺条が破断する
虞れがなく、さらに弱め部(ブリッジ)3bが引き裂ける
ことはなく、あわせて販売後の開栓も容易となるように
したキャップの雌螺条形成方法を提供することを技術的
課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記技術的課題を解決するために、以下のよ
うな方法を採った。
即ち、雄螺条1が形成された容器口筒部2に、可塑性
金属で形成され、かつ、スカート部に弱め部3bを形成し
てある筒状のネジなしキャップ3を冠着する。
その後、このネジなしキャップ3にネジ切ローラ4を
圧接しつつ前記雄螺条1に沿って相対的に回転移動して
雌螺条3aを形成する。
しかる後に、キャップ3のスカート部に形成した弱め
部3bからキャップ下縁に至る部位5を内方に湾曲させて
絞り部6を形成し、キャップの雌螺条形成方法とした。
〔作用〕
雌螺条3aを形成した後に、キャップ3のスカート部に
形成した弱め部からキャップ下縁に至る部位5を内方に
湾曲させて絞り部6が形成されるため、雌螺条3aを形成
した段階でキャップ全長は充分に収縮し、雌螺条3aは深
く形成されるとともに雌螺条3aの部分でキャップ3が破
断する虞れがなく、さらに、弱め部3bが引き裂けること
はない。
したがって、弱め部3bの強度を弱くすることができ、
販売後の開栓も容易となる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図ないし第3図に基づいて説明
する。
このキャップの雌螺条形成方法の実施に際してはネジ
切ローラ、カーリングローラ及びこれらを駆動する装置
等が必要であるがこれらは一般的なものであるため、そ
の説明は省略する。
まず、ネジなしキャップ3にはそのスカート部に弱め
部3bがあらかじめ形成されている。そしてチャック10、
11によりネジなしキャップ3の天井コーナー部を絞り加
工するとともにこのネジなしキャップ3を固定してい
る。
そして、雄螺条1が形成された容器口筒部2に、可塑
性金属で形成したキャップ3を冠着した後、第1図に示
すようにキャップ3にネジ切ローラ4を圧接しつつこの
ネジ切ローラ4を前記雄螺条1に沿ってキャップ3の周
囲を回転させ雌螺条3aを形成する。
この後に、第2図に示すようにカーリングローラ7
を、キャップ3のスカート部に形成した弱め部3bからキ
ャップ下縁に至る部位5に圧着しつつ回転させ、この部
位を内方に湾曲させて絞り部6を形成する。
以上のような形成方法とすることにより、雌螺条3aを
自由状態で形成することができ、第3図に示すように雌
螺条3aのネジ山深さを深くすることができる。具体的に
は従来の方法では0.55mmであったネジ山深さを0.6mmと
することができた。
弱め部3bに引っ張り応力が印加されることはなく、こ
の部分の強度を充分に低くすることができるため開栓が
容易である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、雌螺条の形成に際して、雌螺条3aを
形成した後に、キャップ3のスカート部に形成した弱め
部からキャップ下縁に至る部位5を内方に湾曲させて絞
り部6を形成するようにしたので、雌螺条3aの深さが浅
くなることがないのは勿論、雌螺条3aの部分でキャップ
3が破断する虞れがない。
さらに弱め部3bが引き裂けることがないため、この部
分の強度を弱くすることができ、販売後の開栓も容易と
なる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し、第1図は
雌螺条の形成過程を示す部分的断面図、第2図は絞り部
の形成過程を示す部分的断面図、第3図はキャップの部
分的断面図、第4図ないし第10図は従来のキャップの雌
螺条形成方法を示し、第4図は形成過程を示す部分的断
面図、第5図ないし第7図はキャップの一般的な形成過
程を示す側面図、第8図は第7図の形成過程におけるキ
ャップの全長伸縮試験の結果を示すグラフ図、第9図は
キャップの部分的断面図、第10図は側面図である。 1……雄螺条、2……容器口筒部 3……キャップ、4……ネジ切ローラ、 5……弱め部からキャップ下縁に至る部位、 6……絞り部、3a……雌螺条、 3b……弱め部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄螺条1が形成された容器口筒部2に、可
    塑性金属で形成され、かつ、スカート部に弱め部3bを形
    成してある筒状のネジなしキャップ3を冠着した後、こ
    のネジなしキャップ3にネジ切ローラ4を圧接しつつ前
    記雄螺条1に沿って相対的に回転移動して雌螺条3aを形
    成し、しかる後に、キャップ3のスカート部に形成した
    弱め部3bからキャップ下縁に至る部位5を内方に湾曲さ
    せて絞り部6を形成することを特徴とするキャップの雌
    螺条形成方法。
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