JP2645988B2 - 炭酸飲料用壜の閉栓構造及び閉栓方法 - Google Patents

炭酸飲料用壜の閉栓構造及び閉栓方法

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JP2645988B2
JP2645988B2 JP7093153A JP9315395A JP2645988B2 JP 2645988 B2 JP2645988 B2 JP 2645988B2 JP 7093153 A JP7093153 A JP 7093153A JP 9315395 A JP9315395 A JP 9315395A JP 2645988 B2 JP2645988 B2 JP 2645988B2
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NASHONARU KURAUN KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパークリングワイン
等の炭酸飲料用壜の壜口を栓体で閉栓する閉栓構造及び
閉栓方法に係り、特に、ガラス壜の壜口に嵌着する嵌入
部とスカート部を有する栓体を用いたものであり、より
詳細には、壜口内側に緊密に嵌入し得る筒状の嵌入部と
壜口外側に嵌合し得る内面に多条雌ネジを設けたスカー
ト部とを一体的に形成した栓体、あるいはこれを軟質合
成樹脂で一体的に形成した中栓と、中栓のスカート部に
係合して一体化し得る硬質素材からなる外蓋とで栓体と
なし、このように構成した栓体を、外面に前記多条雌ネ
ジに螺合し得る多条雄ネジを設けた壜口に対し、打栓し
て閉栓するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炭酸飲料用壜の閉栓構造は、図6
に示すように、頂部に、壜口50縁部に接触するフラン
ジ51を有する筒状の合成樹脂製中栓52を、壜口50
内側に緊密に嵌着したその上から、金属製キャップ53
を被せて、壜口50外側に形成した環状の顎部54下側
に対応する該キャップ53のスカート部55をかしめて
固定するように成したものが一般的である。そして、開
栓時は、その側部に設けた破断ガイド(図示せず)を引
いてキャップ53を破いて取り除いた後、前記中栓52
を、フランジ51周縁を摘む等して引き抜くのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ガラス壜の製
造にあたって、壜口の内側は、成形コントロールが難し
く内径の大きさにバラツキが生じ易い。したがって、上
述した従来例によって閉栓した壜は、開栓にあたって、
中栓52が壜口50にきつく嵌着していた場合、これが
きわめて抜きにくく、逆に、中栓52が壜口50にゆる
く嵌着していた場合は、キャップ53を破いている最中
に、中栓52が壜内の炭酸の圧力によって不意に抜けて
しまうことがある。そして、このように不意に開栓する
と、壜に収容した炭酸飲料が溢れだしたり、また破いた
キャップ53が薄い金属であるため、手などを傷つける
危険があるという不都合があった。また、中栓52が軟
質合成樹脂製の場合には、経時的変化によって壜口50
ときつく密着してしまい、抜きにくくなるという不都合
もある。
【0004】中栓が壜口にきつく嵌着して抜きにくくな
るという不都合を解消するものとして、ネジ式のものが
ある。しかし、従来のネジ式の構成では閉栓のために特
別なキャッピングマシンが必要となるという不都合があ
る。また、壜口外面に所定間隔をおいて係止突起を設
け、栓体のスカート部にこの係止突起と係合する係合部
を設け、打栓時位置合わせをして、打栓した後に各係合
部と各係止突起とを係合させて閉栓する一方、開栓にあ
たっては前記各係合部と各係止突起との係合状態を解除
して栓体を引き抜く構成も知られている。しかし、この
従来例においても引抜き式のため壜口の内径のバラツキ
には対応することができず、また、打栓時に位置合わせ
をしなければならないので煩雑であるという不都合があ
る。
【0005】本発明は、上述した各不都合を解消し、通
常の打栓機を利用して閉栓できるとともに、確実に閉栓
状態を維持し、安全かつ簡単に開栓できる炭酸飲料用壜
の閉栓構造及び閉栓方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る閉栓構造は、例えば、ガラス製壜の壜
口2の外面に多条雄ネジ15を設ける一方、壜口2を閉
栓する栓体は、壜口2内側に緊密に嵌入し得る筒状の嵌
入部3と、壜口2外側に嵌合する内面に前記多条雄ネジ
15に螺合し得る多条雌ネジ10を設けたスカート部4
からなり、前記嵌入部3の少なくとも前記壜口2内側と
の接触部分は軟質材からなる一方、前記スカート部4は
打栓時にはその多条雌ネジ10が前記壜口2外面の多条
雄ネジ15を乗り越えるように径方向に拡張可能で、打
栓後には前記壜口2外面に嵌合し得るよう構成され、前
記栓体の嵌入部3とスカート部4間に壜口2を位置させ
た状態で、栓体を壜口2に対して押圧して多条雌ネジ1
0が多条雄ネジ15を乗り越えるよう打栓し、栓体を壜
内のガス圧力で上昇して多条雌ネジ10を多条雄ネジ1
5に係止して閉栓状態としたものである。
【0007】また、栓体1を、壜口2内側に緊密に嵌入
し得る筒状の嵌入部3と、壜口2外側に嵌合する内面に
前記多条雄ネジ15に螺合し得る多条雌ネジ10を設け
たスカート部4とを一体的に形成した軟質合成樹脂製の
中栓6と、前記スカート部4外側に係合して一体化し得
る硬質合成樹脂製の外蓋7とから構成し、前記中栓6の
嵌入部3とスカート部4間に壜口2を位置させた状態
で、中栓6を壜口2に対して押圧して多条雌ネジ10が
多条雄ネジ15を乗り越えるよう打栓したうえ、外蓋7
を中栓6に対して押圧して打栓することにより一体化し
て栓体1となし、栓体1を壜内のガス圧力で上昇して多
条雌ネジ10を多条雄ネジ15に係止して閉栓状態とし
てもよい。
【0008】なお、中栓6に外蓋7を係合して一体化す
るには、前記スカート部4に縦に伸びる複数の切込8・
・・を設けるとともに、外蓋7の内面に該切込8・・・
に挿入し得る突条14・・・を設け、切込8・・・に突
条14・・・を合致させるようにして、スカート部4に
その上方から該外蓋7を被せるように押し下げ両者を一
体化すると好適である。
【0009】壜口2の内径は、頂部近傍の内径の大きさ
を、それより下に位置する打栓後の嵌入部3が緊密に接
触する部分の内径の大きさ以下に形成すると好適であ
る。
【0010】また、嵌入部3は、少なくとも開栓動作時
にスカート部4の多条雌ネジ10と壜口2の多条雄ネジ
15とが確実に螺合するまでは壜口2に対する緊密な嵌
入状態を維持する一方、前記多条雌ネジ10の下端は、
多条雌ネジ10と前記多条雄ネジ15との螺合状態が解
除される位置で、前記嵌入部3の前記壜口2に対する緊
密な嵌入状態を、少なくとも容易に解除できる位置まで
前記嵌入部3を上昇し得る垂直方向位置に設けると好適
である。
【0011】さらに、本発明に係る閉栓方法は、例え
ば、外面に多条雄ネジ15を設けたガラス製壜の壜口2
に対して、壜口2内側に緊密に嵌入し得る筒状の嵌入部
3と、壜口2外側に嵌合し得る内面に前記多条雄ネジ1
5に螺合し得る多条雌ネジ10を設けたスカート部4と
を、一体的に形成してなる軟質合成樹脂製の中栓6と、
前記スカート部4に係合して中栓6と一体化し得る硬質
樹脂製の外蓋7とからなる栓体1を、打栓するものであ
り、前記中栓6の嵌入部3とスカート部4間に前記壜口
2を位置させて、前記中栓6を前記壜口2に対して押圧
して多条雌ネジ10が多条雄ネジ15を乗り越えた状態
に打栓した後、前記外蓋7を前記中栓6に対して押圧し
て打栓することにより一体化して栓体1となし、この栓
体1を壜内のガス圧力により上昇させ、多条雌ネジ10
を多条雄ネジ15に係止して閉栓するものである。
【0012】
【作用】閉栓状態にある壜口2を開栓するには、栓体を
回転すればよい。すると、多条雌ネジ10は壜口2の多
条雄ネジ15に案内されて移動し、多条雌ネジ10と多
条雄ネジ15の螺合が解け、壜口2に対して栓体はフリ
ー状態となって上昇可能となり、嵌入部3が壜口2内側
から容易に外れる。また、中栓6と外蓋7により栓体1
を構成した場合には、外蓋7を握って、ネジ10,15
を緩める方向に回すと、外蓋7と中栓6は突条14・・
・と切込8・・・が係合して一体化した状態にあるか
ら、栓体1は一体的に同方向に回転する。このように栓
体1が回転すると、中栓6の多条雌ネジ10は壜口2の
多条雄ネジ15に案内されて移動し、多条雌ネジ10と
多条雄ネジ15の螺合が解け、壜口2に対して栓体1は
フリー状態となって上昇可能となり、中栓6の嵌入部3
が壜口2内側から容易に外れる。
【0013】閉栓状態においては、栓体あるいは中栓6
は、壜内の炭酸飲料のガス圧力で常に外側(上側)に付
勢されており、多条雌ネジ10は、通常、多条雄ネジ1
5に当接した螺合状態にあるので、栓体あるいは中栓6
を回転するだけで容易かつ確実に、前記多条雌ネジ10
は前記多条雄ネジ15に案内されて移動し、容易かつ確
実に螺合状態を解除することができ、特に栓体あるいは
外蓋7を引き上げるような力をかける必要はない。ま
た、多条雌ネジ10と多条雄ネジ15が螺合状態にある
ので、開栓時に栓体1が前記ガス圧力で予期せずに飛び
出ることがなく極めて安全である。
【0014】また、栓体1を、壜口2内側に緊密に嵌入
し得る筒状の嵌入部3と、壜口2外側に嵌合する内面に
前記多条雄ネジ15に螺合し得る多条雌ネジ10を設け
たスカート部4とを一体的に形成した軟質合成樹脂製の
中栓6と、前記スカート部4外側に係合して一体化し得
る硬質合成樹脂製の外蓋7とから構成した場合には、、
スカート部4は、打栓時に径方向に拡張可能であればよ
く、打栓後には外蓋7により確実に保持されるので、ス
カート部4の材質強度の設定が容易となる。
【0015】壜口2の頂部近傍の内径の大きさを、打栓
後の嵌入部3が接触する部分の内径の大きさ以下に形成
すると、嵌入部3を軟質合成樹脂等で作った場合にクリ
ープによる壜口2内での再成形が生じても、嵌入部3の
再成形部分が上昇した時に、壜口2の内径は頂部近傍で
より小さくなっているので、常に緊密な嵌入状態を維持
し、ガス漏れを生ずる虞がなくなる。
【0016】また、嵌入部3を、少なくとも開栓動作時
にスカート部4の多条雌ネジ10と壜口2の多条雄ネジ
15とが確実に螺合するまでは壜口2に対する緊密な嵌
入状態を維持するよう構成する一方、前記多条雌ネジ1
0の下端の位置を、多条雌ネジ10と前記多条雄ネジ1
5との螺合状態が解除される位置で、前記嵌入部3の前
記壜口2に対する緊密な嵌入状態を、少なくとも容易に
解除できる位置まで前記嵌入部3を上昇し得る垂直方向
位置に設けると、確実に気密性を確保できるとともに、
開栓動作が容易となる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を添付図面の
図1〜図5に基いて詳細に説明する。ここにおいて、図
1〜図4は第1実施例を示し、図1は閉栓状態を示す縦
断正面図、図2は壜口の正面図、図3は一部を切り欠い
た中栓の部分縦断正面図、図4は一部を切り欠いた外蓋
の部分縦断正面図である。また、図5は壜口に関する第
2実施例を示す正面図である。
【0018】まず、栓体1について説明する。図1、図
3及び図4に示したように、閉栓構造に用いる栓体1
は、壜口2内側に緊密に嵌入し得る、下端を開口した筒
状の嵌入部3、及び壜口2外側に嵌合するスカート部4
を、天蓋部5とともに一体形成してなる軟質合成樹脂製
の中栓6と、前記スカート部4外周を被冠する、上下端
が開口した筒状の硬質合成樹脂製の外蓋7とから構成す
る。
【0019】栓体1の嵌入部3の下部には、下端縁に向
けて徐々に外径が小さくなるようになした小径部位3a
を設ける。そして、この小径部位3aよりも上の所定範
囲部分が壜口2に緊密に接触するシール部3bとなる。
図3で最もよく理解できるように、栓体1のスカート部
4は、その上部から下部にかけて縦に伸びる複数の切込
8・・・を設け、各切込8・・・間の上端部分を山形に
形成したガイド部9・・・を設ける。さらに、前記スカ
ート部4下部の内周面には、それぞれ平行で斜めに延び
る4条のネジ山10a・・・から成る多条雌ネジ10を
形成し、該ネジ山10a・・・は前記切込8・・・と交
叉するように形成される。加えて、該スカート部4の下
縁には、周囲の外側に若干突出させるように形成した突
部11を設ける。
【0020】図1及び図4に示したように、外蓋7は、
その上側の開口部縁12を、天蓋部5周縁に形成した段
部に係合するように、内側に若干突出形成するととも
に、その下縁13を、周囲外側に膨出形成する一方、そ
の内面の上部から中央部にかけて、前述のスカート部4
の切込8・・・に対応するよう、縦に伸びる突条14・
・・が形成してある。
【0021】続いて、炭酸飲料を収容する壜の壜口2に
ついて説明する。図2に示すように、壜口2の外側に
は、それぞれ平行で斜めに伸びる4条のネジ山15a・
・・からなる多条雌ネジ10と螺合し得る多条雄ネジ1
5を形成し、該多条雄ネジ15の下側には、中栓6のス
カート部4に設けた前記多条雌ネジ10が納まる、多条
雌ネジ10部分の内径よりも小さい外径を有する首部1
6が設けてある。また、前記ネジ山15a・・・の各下
端面15b・・・は、それぞれ水平面に形成され、かつ
壜口2外周を一周する一直線上に位置するように構成す
る。
【0022】さらに、図1に示すように、壜口2には嵌
入部3のシール部3bが緊密に接触する部分と、小径部
位3aに対応する部分とを上下に区画する段部2aが設
けられている。図1では明らかでないが、壜口2の頂部
近傍の内径の大きさは、それより下に位置する前記シー
ル部3bが緊密に接触する部分の内径の大きさ以下に形
成されている。
【0023】そして、上述した嵌入部3は、少なくとも
開栓動作時にスカート部4の多条雌ネジ10と壜口2の
多条雄ネジ15とが確実に螺合するまでは、そのシール
部3bが壜口2に対する緊密な嵌入状態を維持するよう
に構成されている。一方、前記多条雌ネジ10の上端
は、打栓完了時に、前記多条雄ネジ15の下端よりも下
に位置し、両ネジ10,15が螺合しない垂直方向位置
に設けられている。また、前記多条雌ネジ10の下端
は、この多条雌ネジ10と前記多条雄ネジ15との螺合
状態が解除される位置になると、前記嵌入部3の前記壜
口2に対する緊密な嵌入状態を、容易に解除できる位置
まで前記嵌入部3を上昇し得る垂直方向位置に設けられ
ている。さらに、打栓完了時に、前記多条雌ネジ10に
対応位置する壜口2の首部16の外径は、前記多条雌ネ
ジ10の内径よりも小さく設定されている。
【0024】以上のように構成した栓体1で壜口2を閉
栓するには、まず、中栓6の嵌入部3とスカート部4間
に壜口2を位置させた状態で、該中栓6を壜口2に対し
て押圧し、多条雌ネジ10が多条雄ネジ15を乗り越え
るようにして打栓する。この打栓の際、スカート部4
は、軟質合成樹脂で構成され、かつ切込8・・・が設け
てあるので撓み易く、多条雌ネジ10は多条雄ネジ15
を円滑に乗り越えることが可能である。そして、多条雄
ネジ15を乗り越えた多条雌ネジ10は、首部16に納
まる。
【0025】続いて、外蓋7を、中栓6のスカート部4
に上方から被せた状態で押圧し、打栓する。これによっ
て、前記外蓋7の各突条14・・・は、各ガイド部9・
・・に導かれて、各切込8・・・に嵌入するとともに、
スカート部4下縁の突部11に外蓋7の下縁13内側が
係合し、前記中栓6と前記外蓋7とが一体化して栓体1
を形成する。この打栓の際、前記外蓋7の突条14は前
記ガイド部9に導かれて切込8に確実に嵌入するので、
前記外蓋7を位置決めする必要はない。
【0026】次いで、壜内に収容した炭酸飲料のガス圧
力により、中栓6が上昇し、嵌入部3のシール部3bが
壜口2に緊密に接触するとともに、多条雌ネジ10のネ
ジ山10a・・・上面が、多条雄ネジ15におけるネジ
山15a・・・下面に係止して閉栓状態となる。ここ
で、前記多条雌ネジ10のネジ山10a・・・上端が、
前記多条雄ネジ15におけるネジ山15a・・・の水平
な各下端面15b・・・に係止した場合には、中栓6が
壜口2に最も深く嵌入した状態となる。
【0027】栓体1の打栓状態においては、中栓6の突
部11に外蓋7の下縁13内側が係合するとともに、外
蓋7は硬質合成樹脂製であるので、炭酸飲料を加熱処理
する必要がある場合にも、熱処理により軟化することが
なく、確実に中栓6を外側から保持するので、栓体1が
壜口2から不意に抜けるような心配はない。また、壜内
の炭酸飲料から発生するガス圧力によって、多条雌ネジ
10のネジ山10a・・・上面が、多条雄ネジ15のネ
ジ山15a・・・下面に常に押圧された状態となり、確
実な閉栓状態が維持される。
【0028】次に、開栓操作について説明する。先ず、
外蓋7を握って、ネジ10,15を緩める方向に回す
と、外蓋7と中栓6は突条14・・・と切込8・・・が
係合状態にあるので一体的に栓体1が回転する。この回
転動作の際、外蓋7は硬質合成樹脂で構成されているの
で握力によって歪むことがなく操作がし易い。このよう
に栓体1を回転すると、各ネジ山10a,15aが螺合
状態にある場合には、この回転によって螺合状態が解除
される。また、ネジ山10aがネジ山15aの水平な下
端面15bに押圧状態にある場合には、回転にともなっ
て多条雌ネジ10と多条雄ネジ15が確実に螺合し始
め、さらに回転させると両ネジ10,15の螺合状態が
解除される。
【0029】このようにして、螺合状態が解除された栓
体1は、壜口2に対して上昇可能となって外れる。な
お、栓体1の回転操作の際、中栓6は壜内から炭酸飲料
のガス圧力で常に外側(上側)に付勢されているので、
特に栓体1を引き上げるような力をかける必要はなく、
栓体1を回転するだけで、前記多条雌ネジ10と前記多
条雄ネジ15の螺合状態を容易に解除できるだけでな
く、前記両ネジ10,15が螺合状態にない場合にも容
易、かつ確実に螺合状態へと移行し、さらにこの螺合状
態が解除されて、開栓することができる。そして、前記
両ネジ10,15の螺合状態が解除されても、シール部
3bが壜口2に対して緊密に接触し、依然として気密性
を保っている場合には、開栓と同時に壜内のガス圧力で
ポンという音がする。
【0030】このように本実施例によりガラス壜を閉栓
すると、開栓操作時に、収容している炭酸飲料のガス圧
力で栓体1が予期せず飛び出ることがなく、きわめて安
全であり、また、ネジ山15a・・・の各下端面15b
・・・を、それぞれ水平面に形成し、かつ一直線上に位
置するように構成してあるので、閉栓時において、多条
雌ネジ10のネジ山10a・・・上端が前記下端面15
b・・・に当接した場合には、中栓6が壜口2内に最も
深く嵌入した状態となり、きわめて安定した閉栓状態を
得ることが可能である。
【0031】さらに栓体1を、嵌入部3とスカート部4
とを一体的に形成した軟質合成樹脂製の中栓6と、前記
スカート部4外側に係合して一体化し得る硬質合成樹脂
製の外蓋7とから構成したので、スカート部4は、打栓
時に径方向に拡張可能であればよく、打栓後には外蓋7
により確実に保持されるので、スカート部4の材質強度
の設定が容易である。また、壜口2の頂部近傍の内径の
大きさを、打栓後の嵌入部3のシール部3bが接触する
部分の内径の大きさ以下に形成したので、嵌入部3を軟
質合成樹脂製にしたことにより、シール部3bにクリー
プによる壜口2内での再成形が生じても、シール部3b
が上昇した時に、壜口2の内径は頂部近傍でより小さく
なっているので、常に緊密な嵌入状態を維持し、ガス漏
れを生ずる虞がない。
【0032】また、嵌入部3を、少なくとも開栓動作時
にスカート部4の多条雌ネジ10と壜口2の多条雄ネジ
15とが確実に螺合するまでは壜口2に対する緊密な嵌
入状態を維持するよう構成する一方、前記多条雌ネジ1
0の下端の位置を、多条雌ネジ10と前記多条雄ネジ1
5との螺合状態が解除される位置で、前記嵌入部3の前
記壜口2に対する緊密な嵌入状態を、少なくとも容易に
解除できる位置まで前記嵌入部3を上昇し得る垂直方向
位置に設けたので、確実に気密性を確保できるととも
に、開栓動作が容易となる。
【0033】続いて、図5に基づき、本発明の壜口に関
する第2実施例を説明する。この第2実施例が上述した
第1実施例と相違するのは、壜口20の外周面に設けた
多条雄ネジ21を、下端部は壜口20外周を一周する同
一水平面上に位置するよう水平に延出して水平延出部2
1b,21bとなし、この下端部を除いて平行に斜めに
延びる2条のネジ山21a,21aで形成した点であ
る。このように、ネジ山21a,21aに水平延出部2
1b,21bを設けると、閉栓状態時に、これと対をな
すスカート部の同じく2条の多条雌ネジ(図示せず)の
上端が、前記水平延出部21b,21bに対応し易くな
り、その下面と係止する確率が高くなって、閉栓時に中
栓が壜口20に嵌入する深さを一定にし易いという利点
がある。
【0034】また、2条ネジなので水平延出部21b,
21bから上部への立ち上がり角度が小さくなり、前記
多条雌ネジの前記水平延出部21b,21bから上部へ
の移行、すなわち、前記多条雌ネジと前記多条雄ネジ2
1との係止状態から螺合状態への移行がより円滑になる
という利点もある。なお、壜口20のその他の構成及び
作用、並びに壜口20を閉塞するための栓体の構成及び
作用は、スカート部の内周面に設ける多条雌ネジが2条
になる点を除いては、第1実施例と同一であるので、そ
れらの説明及び図示は省略する。
【0035】なお、本発明は上述した実施例に何ら限定
されるものではなく、例えば、外蓋7は硬質合成樹脂製
に代えて金属製のものを用いてもよいほか、この外蓋7
に天蓋部を一体的に設けることもできる。また、スカー
ト部4を、打栓時には、その多条雌ネジ10が壜口2の
多条雄ネジ15を乗り越えるよう径方向に拡張する一
方、打栓後には、前記多条雌ネジ10が前記多条雄ネジ
15に確実に係止して、壜内のガス圧力に抗して壜口2
から外れないような、適切な強度に設定すれば、外蓋7
は設ける必要はなく、嵌入部3とスカート部4により栓
体を構成することもできる。多条雌ネジ10のネジ山1
0a・・・及び多条雄ネジ15のネジ山15a・・・
は、2条、4条に限らず複数条であればよいが、2条〜
4条が好適である。さらに、これら多条ネジ10,15
の開栓をさらに容易にするために、スカート部4にネジ
山15aに当接するリブを設けることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の閉栓構造及び閉
栓方法によれば、閉栓は打栓方式で位置合わせを必要と
することなく行い、開栓はネジ式で行うので、通常の打
栓機を用いて閉栓することができるとともに、確実な閉
栓状態を維持できる一方、開栓時に、壜の内容物のガス
圧力で栓体が予期せず飛び出ることがなくきわめて安全
であり、また、栓体の経時的変化にかかわらず開栓操作
が簡単であるという効果を奏する。
【0037】また、本発明の閉栓構造によれば、壜口の
頂部近傍の内径の大きさを、打栓後の嵌入部が接触する
部分の内径の大きさ以下に形成した場合には、嵌入部を
軟質合成樹脂等で作った場合にクリープによる壜口内で
の再成形が生じても、嵌入部の再成形部分が上昇した時
に、壜口の内径は頂部近傍でより小さくなっているの
で、常に緊密な嵌入状態を維持し、ガス漏れを生ずる虞
がないという効果を奏する。
【0038】さらに、本発明の閉栓構造によれば、栓体
の嵌入部を、少なくとも開栓動作時にスカート部の多条
雌ネジと壜口の多条雄ネジとが確実に螺合するまでは壜
口に対する緊密な嵌入状態を維持するよう構成する一
方、前記多条雌ネジの下端の位置を、多条雌ネジと前記
多条雄ネジとの螺合状態が解除される位置で、前記嵌入
部の前記壜口に対する緊密な嵌入状態を、少なくとも容
易に解除できる位置まで前記嵌入部を上昇し得る垂直方
向位置に設けて構成した場合には、より確実に気密性を
確保できるとともに、開栓動作がより容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の閉栓状態を示す縦断正面図。
【図2】壜口の正面図。
【図3】一部を切り欠いた中栓の部分縦断正面図。
【図4】一部を切り欠いた外蓋の部分縦断正面図。
【図5】第2実施例の壜口の正面図。
【図6】従来例の部分縦断正面図。
【符号の説明】
1 栓体 2,20 壜口 3 嵌入部 4 スカート部 6 中栓 7 外蓋 8 切込 9 ガイド部 10 多条雌ネジ 10a ネジ山 14 突条 15,21 多条雄ネジ 15a,21a ネジ山 15b 下端面 21b 水平延出部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸飲料を収容した壜の壜口を栓体で閉
    栓する閉栓構造において、壜口外面には多条雄ネジを設
    ける一方、壜口を閉栓する栓体は、壜口内側に緊密に嵌
    入し得る筒状の嵌入部と、壜口外側に嵌合し得る内面に
    前記多条雄ネジに螺合し得る多条雌ネジを設けたスカー
    ト部とからなり、前記嵌入部の少なくとも前記壜口内側
    との接触部分は軟質材からなる一方、前記スカート部は
    打栓時にはその多条雌ネジが前記壜口外面の多条雄ネジ
    を乗り越えるように径方向に拡張可能で、打栓後には前
    記壜口外面に嵌合し得るよう構成され、前記栓体の嵌入
    部とスカート部間に前記壜口を位置させて、前記栓体を
    前記壜口に対して押圧して多条雌ネジが多条雄ネジを乗
    り越えるよう打栓したうえ、栓体が壜内のガス圧力で上
    昇することにより、前記多条雌ネジを前記多条雄ネジに
    係止して閉栓するよう構成したことを特徴とする炭酸飲
    料用壜の閉栓構造。
  2. 【請求項2】 炭酸飲料を収容した壜の壜口を栓体で閉
    栓する閉栓構造において、壜口外面には多条雄ネジを設
    ける一方、壜口を閉栓する栓体は、壜口内側に緊密に嵌
    入し得る筒状の嵌入部と、壜口外側に嵌合し得る内面に
    前記多条雄ネジに螺合し得る多条雌ネジを設けたスカー
    ト部とを、一体的に形成してなる軟質合成樹脂製の中栓
    と、前記スカート部に係合して中栓と一体化し得る硬質
    素材からなる外蓋とからなり、前記中栓の嵌入部とスカ
    ート部間に前記壜口を位置させて、前記中栓を前記壜口
    に対して押圧して多条雌ネジが多条雄ネジを乗り越える
    よう打栓したうえ、前記外蓋を前記中栓に対して押圧し
    て打栓することにより一体化して栓体となし、栓体が壜
    内のガス圧力で上昇することにより、前記多条雌ネジを
    前記多条雄ネジに係止して閉栓するよう構成したことを
    特徴とする炭酸飲料用壜の閉栓構造。
  3. 【請求項3】 壜口の内径は、頂部近傍の内径の大きさ
    が、それより下に位置する打栓後の嵌入部が緊密に接触
    する部分の内径の大きさ以下に形成されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の炭酸飲料用壜の
    閉栓構造。
  4. 【請求項4】 嵌入部は、少なくとも開栓動作時にスカ
    ート部の多条雌ネジと壜口の多条雄ネジとが確実に螺合
    するまでは壜口に対する緊密な嵌入状態を維持する一
    方、前記多条雌ネジの下端は、多条雌ネジと前記多条雄
    ネジとの螺合状態が解除される位置で、前記嵌入部と前
    記壜口に対する緊密な嵌入状態を、少なくとも容易に解
    除できる位置まで前記嵌入部を上昇し得る垂直方向位置
    に設けられていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の炭酸飲料用壜の閉栓構造。
  5. 【請求項5】 炭酸飲料を収容した壜の壜口を栓体で閉
    栓する閉栓方法において、外面に多条雄ネジを設けた壜
    口に対して、壜口内側に緊密に嵌入し得る筒状の嵌入部
    と、壜口外側に嵌合し得る内面に前記多条雄ネジに螺合
    し得る多条雌ネジを設けたスカート部とを、一体的に形
    成してなる軟質合成樹脂製の中栓と、前記スカート部に
    係合して中栓と一体化し得る硬質素材からなる外蓋とか
    らなる栓体を、打栓するものであり、前記中栓の嵌入部
    とスカート部間に前記壜口を位置させて、前記中栓を前
    記壜口に対して押圧して多条雌ネジが多条雄ネジを乗り
    越えた状態に打栓した後、前記外蓋を前記中栓に対して
    押圧して打栓することにより一体化して栓体となし、こ
    の栓体を壜内のガス圧力により上昇させ、多条雌ネジを
    多条雄ネジに係止して閉栓することを特徴とする炭酸飲
    料用壜の閉栓方法。
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