JP2744082B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2744082B2 JP1243294A JP24329489A JP2744082B2 JP 2744082 B2 JP2744082 B2 JP 2744082B2 JP 1243294 A JP1243294 A JP 1243294A JP 24329489 A JP24329489 A JP 24329489A JP 2744082 B2 JP2744082 B2 JP 2744082B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気記録再生装置に係り、特に、複数の信
号形式の異なる入力情報信号を選択的に記録可能な磁気
記録再生装置に関する。
[従来の技術] 近年、現行標準テレビジヨン方式(NTSC方式、PAL方
式等)に対して、より品質の高い高品位(高精細とも呼
ばれる)テレビジヨン方式が開発され、実用化が進めら
れている。
このような高品位テレビジヨン信号を記録再生するた
めのビデオテープレコーダ(以下、VTRという)に関す
る従来技術として、例えば、テレビジヨン学会誌VOL.3
9,No.8(1985)、第675頁〜第679頁、「小特集、高品位
テレビジヨン機器、3.記録機器」に記載された技術が知
られている。この文献に記載された従来技術によるVTR
は、アナログ記録方式、デイジタル記録方式等による各
種の方式のものである。
また、アナログ記録方式による高品位VTRの具体的な
構成を示す従来技術として、例えば、テレビジヨン学会
技術報告PPOE56−2、第7頁〜第11頁(1984年11月28日
発表)等に記載された技術が知られている。
前記従来技術に記載された従来技術は、全て高品位テ
レビジヨン信号専用の記録再生装置に関するものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] 前述した従来技術によるVTRは、高品位テレビジヨン
信号以外の信号に対する記録再生について配慮されてお
らず、特に、家庭用VTRで要望の強い、従来の標準テレ
ビジヨン信号の記録再生機能を備えていないものであ
る。
さらに現在、標準テレビジヨン方式を改良したEDTV
(Extended Definition TV)方式と呼ばれる方式の実用
化が進められている状況にある。
前述の従来技術は、これらの各種信号方式のテレビジ
ヨン信号に対して、それぞれ、別個の機器を揃えなけれ
ばならないという問題点を有しており、特に、家庭用VT
Rとして、各テレビジヨン信号方式に対応させた機器を
用意させることは、コスト、スペースの点から不都合で
ある。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、1
台の装置で複数の異なるテレビジヨン信号を、使い勝手
よく記録再生することを可能とした磁気記録再生装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば前記目的は、磁気テープの走行速度変
更手段と、回転ヘツドの回転速度変更手段とを備え、走
行速度変更手段、回転速度変更手段の少なくとも1つを
切り替えることにより異なる信号形式の入力情報信号を
記録可能な磁気記録再生装置において、複数の異なる信
号形式の複数の入力情報信号を入力するための複数の入
力端子と、該複数の入力端子に接続される異なる信号形
式の入力情報信号のそれぞれに対する入力信号処理手段
と、前記入力端子に入力情報信号が与えられているか否
かを検出する存在検出回路とを備え、前記複数の入力端
子の一部に入力情報信号が接続されている場合、接続さ
れている入力情報信号に対応する入力信号処理手段から
の信号のみを記録すべき信号として選択し、表示するこ
とにより達成される。
特に、本発明によれば、高品位テレビジヨン信号を記
録するために、lチヤンネルを同時に記録する手段を備
えており、これを用い、磁気テープの走行速度を少なく
とも1/lに低減して、標準テレビジヨン信号あるいはこ
れに類する信号を記録できるようにすることにより、こ
れらの信号に対してl倍の長時間記録を行なうことがで
きる。
[作 用] 入力情報信号の種類判別手段は、入力情報信号内の映
像信号の同期信号の形状の差異または周波数の差異等に
より、入力情報信号の信号形式(例えば、標準テレビジ
ヨン信号か、高品位テレビジヨン信号か)を判別する。
この判別手段の判別結果に応じて、予め準備されている
入力信号処理回路が選択されると共に、記録すべき信号
帯域の大きさに応じた、磁気テープの走行速度、回転ヘ
ツドの回転速度となるように、キヤプスタンサーボ回
路、ドラムサーボ回路を切り替えることにより、複数の
信号形式の異なる入力情報信号を1台のVTRで記録再生
することが可能となる。
また、高品位テレビジヨン信号を、例えば、4チヤン
ネルを用いて記録する場合、磁気テープの走行速度を1/
4に低減することにより、標準テレビジヨン信号の1フ
イールドを1本の記録トラツクとして、磁気テープ上に
形成することができ、標準テレビジヨン信号を高品位テ
レビジヨン信号の4倍で長時間記録することが可能とな
る。
[実施例] 以下、本発明による磁気記録再生装置の実施例を図面
により詳細に説明する。
第1図は本発明の動作の理解を助けるための第1の参
考例の構成を示すブロツク図、第2図、第3図は磁気テ
ープ上の記録パターンを説明する図である。第1図にお
いて、1〜4は回転ビデオヘツド、5は磁気テープ、6
は回転ドラム、7はドラムモータ、8はドラムサーボ回
路、10はキヤプスタンモータ、11はキヤプスタンサーボ
回路、13、14はモード表示器、16、17は入力信号処理回
路A及びB、18は種類判別回路、19は同期分離回路、20
は周波数判別回路、22〜25は変調器、26〜29は記録アン
プである。
第1図に示す第1の参考例は、高品位テレビジヨン信
号と、標準テレビジヨン信号の2種類の入力情報信号を
選択的に記録することが可能なVTRの例である。
第1図において、回転ビデオヘツド1〜4は、回転ド
ラム6上に所定の段差を保つて、近接して取り付けられ
ている。ドラムサーボ回路8及びキヤプスタンサーボ回
路11に接続されているスイツチSW3、SW4は、それぞれ、
サーボ回路を介してドラムモータ7およびキヤプスタン
モータ10の回転速度を制御して、回転ドラム6の回転速
度及び磁気テープ5の走行速度を制御するものである。
それぞれのスイツチに接続された電源VCCは、正の電圧
を有する電源であり、論理レベル“H"を供給し、サーボ
回路8、11を制御する。
スイツチSW3の出力側にはモード表示器13、14が接続
されており、該表示器13、14は、入力情報信号の種類に
応じて選択された記録モードを表示する。
入力信号処理回路A16は、高品位テレビジヨン信号の
処理を行ない、入力信号処理回路B17は、標準テレビジ
ヨン信号の処理を行なう処理回路であり、両処理回路
は、入力端子15を介して外部機器より、入力情報信号
a1、b1、c1が与えられる。この入力情報信号a1、b1、c1
は、例えば、高品位テレビジヨン信号としての、コンポ
ーネント信号のY(映像)信号、CW(広域色)信号、CN
(低域色)信号であり、標準テレビジヨン信号として
の、Y信号、R−Y(色差)信号、B−Y(色差)信号
である。これらの入力情報信号a1、b1、c1は、前述した
信号に限らず、例えば、R、G、B信号であつてもよ
い。
次に、前述した第1図のブロツク図と、高品位テレビ
ジヨン信号の記録パターンを示す第2図及び標準テレビ
ジヨン信号の記録パターンを示す第3図とにより、第1
の参考例の動作を説明する。
いま、高品位テレビジヨン信号が入力端子15に入力さ
れたとする。
この場合、高品位テレビジヨン信号のコンポーネント
信号であるY、CW、CN信号は、入力情報信号a1、b1、c1
として入力され、高品位テレビジヨン信号用の入力信号
処理回路A16において、R(赤)、G(緑)、B(青)
の各信号に変換される。この変換されたR、B信号は、
信号r、bとして出力され、さらに広い帯域が要求され
るG信号は、図示しない時間軸伸長回路により、その時
間軸が2倍に伸長された信号g1、g2として出力される。
一方、入力情報信号a1として入力されたY信号は、種
類判別回路18に入力され、該判別回路18により、Y信号
に含まれる同期信号(同期信号は、別に供給される場合
もある)から、入力情報信号が高品位テレビジヨン信号
であるか、標準テレビジヨン信号かが判別される。
すなわち、同期分離回路19は、Y信号から同期信号を
分離し、周波数判別回路20は、分離された同期信号の周
波数を判別し、これにより、入力情報信号が高品位テレ
ビジヨン信号であるか、標準テレビジヨン信号かを判別
する。そして、該周波数判別回路20は、入力情報信号が
高品位テレビジヨン信号である場合、“H"レベルの信号
を、標準テレビジヨン信号である場合、“L"レベルの信
号を出力qとして出力する。
一般に、高品位テレビジヨン信号は、その水平同期信
号が33.75KHZ、垂直同期信号が60Hzで構成されており、
NTSC方式の標準テレビジヨン信号は、それぞれ、15.734
KHZ、59.94HZで構成されている。このため、前記周波数
判別回路20は、特に、水平同期信号の周波数が所定値以
上であるか否かを監視することにより、入力情報信号が
高品位テレビジヨン信号であるか、標準テレビジヨン信
号かを判別することができる。
また、第1の参考例は、入力情報信号が2種類である
ので、出力qを1本としているが、n種類の入力情報信
号がある場合には、種類判別回路18の出力qをn本とし
ておくようにすることもできる。
前述の説明では、入力情報信号が高品位テレビジヨン
信号であるとしているので、種類判別回路18の出力q
は、“H"レベルとなつており、スイツチSW1〜SW4は、全
て上側にセツトされ、この第1の参考例における入力信
号処理変更手段(入力信号処理回路A、B及びSW1によ
り構成されている)に含まれる入力信号処理回路A16
は、それぞれ約10MHZの帯域を有する信号r、b、g1、g
2を変調器22〜25に与える。これらの信号r、b、g1、g
2は、変調器22〜25で周波数変調され、記録アンプ26〜2
9、スイツチSW2を介して回転ヘツド1〜4に与えられ、
記録電流を供給する。
すなわち、入力情報信号が高品位テレビジヨン信号の
場合、第1の参考例は、信号r、b、g1、g2の4のチヤ
ンネルの信号を同時に記録することになる。この場合、
磁気テープ5上の記録パターンは、第2図に示すよう
に、R、B、G1、G2の4チヤンネルを1組としたパター
ンが、回転ドラム6の1回転で1本形成されるパターン
となる。
磁気テープ5の走行速度は、スイツチSW4とキヤプス
タンサーボ回路11とにより構成される走行速度変更手段
により設定され、この場合、スイツチSW4の接点が上側
となつているので、高速側に設定される。
回転ヘツド6の回転速度は、高品位テレビジヨン信号
の記録モードと、標準テレビジヨン信号の記録モードと
でほぼ等しくなるが、厳密には垂直同期信号の周波数が
わずかに異なる。このため、回転ヘツドの回転速度は、
スイツチSW3とドラムサーボ回路8とにより構成される
回転速度変更手段のドラムサーボ回路8により切り替え
られる。この例の場合、回転ドラム6は、3600rpmで回
転するように制御される。
また、スイツチSW3の出力には、モード表示器13、14
が接続されており、この例の場合、モード表示器13が点
灯して、高品位テレビジヨン信号の記録モードにあるこ
とを表示する。
次に、入力情報信号として標準テレビジヨン信号が入
力端子15に入力された場合の、第1の参考例の動作を説
明する。
標準テレビジヨン信号の標準コンポーネント信号Y、
R−Y、B−Yは、それぞれ、信号a1、b1、c1として入
力され、入力信号処理回路B17によりコンポジツト信号
に変換され、出力信号pとして出力される。
一方、信号a1として入力されたY信号は、種類判別回
路18に入力され、Y信号に含まれる同期信号から、入力
情報信号が標準テレビジヨン信号であることが判別され
る。種類判別回路18は、これにより、その出力qを“L"
レベルとして、スイツチSW1〜SW4を全て下側の接点に切
り替える。
この結果、入力出力処理回路B17が選択され、コンポ
ジット信号pは、スイツチSW1の下側接点を介して変調
器22に与えられ、周波数変調された後、記録アンプ26を
介して回転ビデオヘツド1に与えられ、磁気テープ5に
記録される。
このとき、スイツチSW2は、下側の接点が選択されて
いるので、回転ビデオヘツド2〜4に記録電流が流れる
ことはない。
前述した第1の参考例では、入力信号処理回路により
得られたコンポジツト信号をそのまま記録するとした
が、本発明は、該信号を、輝度信号と色信号とに分離
し、輝度信号を周波数変調し、色信号を低域信号に変換
して重ね合わせて、回転ビデオヘツド1により記録す
る、通常の家庭用VTRと同様な構成とすることもでき
る。
回転ビデオヘツド1による1チヤンネルの記録帯域
は、約10MHZであり、EDTV信号も充分に磁気テープ5上
に記録可能であり、標準テレビジヨン信号およびこれに
類似のEDTV信号を磁気テープ5に記録することができ
る。
磁気テープ5の走行速度は、スイツチSW4が下側とな
つているため、キヤプスタンサーボ回路8により、高品
位テレビジヨン信号を記録する場合の1/4の速度に減速
される。この場合、磁気テープ5上の記録パターンは、
第3図に示すように、回転ビデオヘツド1のみにより、
N1、N2、N3、N4……の順に形成されるパターンとなるた
め、標準テレビジヨン信号の記録は、高品位テレビジヨ
ン信号の記録の場合と比較して、4倍の長時間記録とす
ることができる。
第4図は本発明の動作の理解を助けるための第2の参
考例の構成を示すブロツク図、第5図は第4図の第2の
参考例を説明するための信号波形を示す図である。第4
図において、1′〜4′は回転ビデオヘツドであり、他
の符号は第1図の場合と同一である。
第4図に示す第2の参考例は、MUSE信号の形式による
高品位テレビジヨン信号と、コンポジツト信号の形式に
よる標準テレビジヨン信号との2種類の信号が入力端子
15に入力される場合の例である。
この第2の参考例は、磁気テープ5が回転ドラム6に
略180゜巻き付けられ、回転速度が両記録モード共、180
0rpm(厳密には垂直同期周波数が異なるため、スイツチ
SW3とドラムサーボ回路8により切り替える必要があ
る)であるような回転ヘツドの形式を備えている。ま
た、回転ビデオヘツドは、回転ビデオヘツド1〜4の組
の他に、回転ビデオヘツド1′〜4′の組が新たに設け
られ、両組は、回転ドラム6上で180゜の角度差を持た
せて取り付けられている。
前述のように構成される第2の参考例において、い
ま、入力情報信号として、MUSE信号あるいは標準テレビ
ジヨン出力が入力されたとする。
入力信号処理回路C16は、入力された信号がMUSE信号
の場合、このMUSE信号を、図示しないその内部に備えら
れるデコーダによりデコードし、コンポーネント信号に
変換して、それぞれ、10MHZの帯域を有する前述した信
号r、b、g1、g2に相当する信号を出力する。
一方、入力されたMUSE信号または標準テレビジヨン信
号は、種類判別回路18に入力される。MUSE信号と標準テ
レビジヨン信号の波形は、第5図(A)、(B)に示す
ような形状を有し、水平同期信号の形状が異なつてい
る。このため、種類判別回路18は、例えば、所定のレベ
ル以下で負極性となる同期信号があるか否かにより標準
テレビジヨン信号とMUSE信号とを判別することができ
る。
種類判別回路18は、その出力信号qを、標準テレビジ
ヨン信号の検出により“H"レベルとし、MUSE信号の検出
により“L"レベルとする。
種類判別回路18が入力情報信号の種類を判別した後、
前述した第2の参考例は、第1の参考例の場合と同様に
して記録動作を行なう。
磁気テープ5上のMUSE信号及び標準テレビジヨン信号
の記録パターンは、それぞれ、回転ドラム6の直径を第
1図の場合の2倍とすることにより、第2図、第3図と
同様になる。
次に、前述の各参考例における磁気テープの走行速度
変更手段について説明する。
第6図は磁気テープ5の走行速度の変更手段の具体的
な構成を示すブロツク図である。第6図において、101
は位相比較器、102は周波数弁別器、103は加算器、104
〜106は分周器であり、他の符号は第1図の場合と同一
である。
磁気テープの走行速度変更手段は、すでに説明したよ
うに、キヤプスタンサーボ回路11とスイツチSW4とによ
り構成されている。そして、キヤプスタンサーボ回路11
は、位相比較器101、周波数弁別器102、加算器104、分
周器104〜106及びスイツチSW11、SW12を備えて構成され
ている。
種類判別回路18の出力信号qによりスイツチSW4が切
り替えられる。出力信号qが“H"レベル(高品位信号記
録モード)のとき、SW4は上側接点にあり、キヤプスタ
ンサーボ回路11に加えられる信号xは、“H"レベルとな
り、スイツチSW11、SW12は、上側に倒される。キヤプス
タンモータ10からは、該モータ10の回転周波数を示す信
号yが取り出されている。この周波数信号yは、この場
合、分周器106で1/4に分周され、周波数弁別器102に印
加される。この分周器106及び周波数弁別器102を含む回
路は、分周された信号を一定の周波数とするように制御
を行なう速度制御ループを構成している。
一方、位相制御ループは、位相比較器101を備え、位
相基準信号zと、前述のキヤプスタンモータ10の回転周
波数を示す信号yを分周器104で分周した信号との位相
が一致するように制御している。信号zは、例えば、高
品位信号の記録モードの場合、60HZ、標準信号の記録モ
ードの場合、59.94HZが供給される。
また、種類判別回路18の出力信号qが“L"レベル(標
準記録モード)の場合、スイツチSW11とSW12とは、下側
に倒され、周波数弁別器102及び位相比較器101に入力さ
れる信号は、高品位信号の場合の周波数と同一になるよ
うに制御されるため、結局、磁気テープの走行速度は、
高品位信号の記録モードの場合の1/4に低減されること
になる。なお、分周器104、105の分周比は、4対1に設
定されている。
前述した第1、第2の参考例は、映像信号をアナログ
信号の形式で記録する例であつたが、映像信号をデイジ
タル信号に変換して記録するようにしてもよい。また、
回転ヘツドの構成をマルチヘツドにより、1フイールド
を1本のトラツクに記録するとしたが、回転ドラムを高
速回転させ、1または複数個のヘツドを用い、1フイー
ルドを数セグメントに分割して記録する、アナログ方
式、デイジタル方式のセグメント記録方式の場合にも、
前述した参考例を適用することができる。
このセグメント記録方式に前述した参考例を適用した
場合、高品位記録モードにおける回転ビデオヘツドの回
転速度に対して、標準記録モードにおける回転速度を、
標準信号の記録に必要な帯域が確保可能な、最低の速度
とすることができるので、より有効に磁気テープを利用
することが可能となる。
第7図は本発明の動作の理解を助けるための第3の参
考例の構成を示すブロツク図である。第7図において、
204〜206は入力信号処理回路、207〜209はモード表示器
であり、他の符号は第1図の場合と同一である。
この第7図に示す第3の参考例は、入力情報信号のた
めの端子を複数個備え、入力情報信号の種類も多数ある
場合の例である。
すなわち、この第3の参考例は、入力端子201、202…
…203のそれぞれに、n種類の入力情報信号S1〜Snが入
力され、これらの入力情報信号S1〜Snのそれぞれを処理
する入力信号処理回路204〜206を備え、さらに、n個の
モード表示器207〜209を備えて構成されている。そし
て、この第3の参考例は、入力情報信号S1〜Snの内どの
信号を記録すべきかを選択するため、n個の接点を有
し、手動で操作されるスイツチSW3′、SW4′及び図示し
ない信号系の切り替え等を行なう他のスイツチを備えて
いる。
これらのスイツチを操作することにより、第3の参考
例は、所望の入力情報信号に対する所定の処理、磁気テ
ープの走行速度、回転ヘツドの回転速度を設定すること
ができる。
前述したような第1〜第3の参考例において、自動ま
たは手動で選択された記録モードで磁気テープ上に記録
された信号は、再生時、その信号形式の特徴を用いるこ
とにより自動判別することが可能な場合が多いが、例え
ば、EDTV信号と標準テレビジヨン信号との場合のよう
に、信号の差異が少なく判別し難い場合、あるいは、判
別の即応性が要求される場合等がある。このような場合
の再生時の対処のために、本発明は、何らかの信号種別
判別用のID(Identification)情報を記録しておくよう
にすることができる。例えば、ID情報として、パイロツ
ト信号を周波数多重する、コントロール信号を変形する
等により記録させることが可能であり、また、デイジタ
ル記録においては、IDエリア(ユーザエリアともいう)
に記録することができる。
第8図は本発明の第1の実施例の構成を示すブロツク
図である。第8図において、304〜306は入力信号処理回
路、307〜309はモード表示器、310は存在判別回路、312
〜314はアンドゲートであり、他の符号は第1図の場合
と同一である。
この本発明の第1の実施例は、n個の入力端子の内m
個(m≦n)の入力端子に入力情報信号が接続されてい
る場合の例である。この例では、3個の入力端子301〜3
03の2個に入力情報信号S1、S2が接続されているものと
する。
入力端子301〜303には、これらの入力端子に接続され
る入力情報信号の処理を行なう入力信号処理回路304〜3
06が接続されていると共に、存在判別回路310が接続さ
れている。該存在判別回路310は、入力端子301〜303の
それぞれから与えられる信号を、整流平滑して直流レベ
ルの有無を検出することにより、あるいは、同期信号の
有無を検出することにより入力端子への信号が入力され
ているか否かを判別し、信号が入力されている場合“H"
レベルの信号を、また、信号が入力されていない場合
“L"レベルの信号を出力する。この例の場合、存在判別
回路310は、3本の出力の内2本を“H"レベルとし、1
本を“L"レベルとしている。
スイツチSW3″及び図示しない他のスイツチは、手動
で操作され、ドラムサーボ回路8及び図示しないキヤプ
スタンサーボ回路を指定のモードによる動作となるよう
に変更すると共に、信号処理回路304〜306の1つが選択
され、モード表示器307〜309の1つが点灯して記録モー
ドの表示を行なう。
前述の動作において、存在判別回路310の出力と、ス
イツチSW3″及び図示しない他のスイツチの出力とは、
アンドゲート312〜314を介してドラムサーボ回路8に接
続されているため、第8図に示す第1の実施例は、前記
スイツチにより選択されている入力情報信号に対する記
録モードに設定され、また、入力情報信号が接続されて
いない入力端子が選択された場合は、モード表示器が点
灯せず、記録が不可能であることを使用者に知らせるこ
とができ、使い勝手の向上を図ることができる。
第9図は本発明の第2の実施例の構成を示すブロツク
図であり、図の符号は第8図の場合と同一である。
この本発明の第2の実施例は、前述した本発明の第1
の実施例における、入力情報信号が入力端子301に接続
される信号S11つのみの場合である。従つて、この例で
は、アンドゲートが省略されている。
存在判別回路310は、信号S1の存在を判別し、その出
力の1本のみを“H"レベルとして、信号S1を選択し、入
力信号処理回路304を選択しモード表示器307のみを点灯
させる。また、ドラムサーボ回路8は、信号S1に対応す
るモードの動作に設定される。
第10図は本発明の第3の実施例の構成を信号めすブロ
ツク図である。第10図において、400は高品位カメラ、4
01はカメラセンサ、402はカメラ信号処理回路、403はセ
ンサ読み出し制御回路であり、他の符号は第8図の場合
と同一である。
この本発明の第3の実施例は、本発明による磁気記録
再生装置に高品位カメラが接続された場合(高品位カメ
ラと一体化されたムービーの形態をも含む)、1台の高
品位カメラを用いて、高品位モードと標準モードとの両
モードでの記録再生を可能としたものである。
第10図において、高品位カメラ400は、カメラセンサ
(高品位用イメージセンサ)401と、カメラ信号処理回
路402と、センサ読み出し制御回路403とを備えて構成さ
れている。
手動で操作されるモード切り替え用のスイツチSW3
及びその他のスイツチにより、高品位記録モードを選択
すると、前記スイツチは、上側の接点に接続され、入力
信号処理回路304を選択し、モード表示器307を点灯させ
て高品位記録モードであることを表示させる。
一方、このとき、センサ読み出し制御回路403は、前
記スイツチSW3から“H"レベルの信号uを受け取り、
この信号に制御されて、カメラセンサ401を正常に読み
出すモードとすると共に、カメラ信号処理回路402の上
側の出力から高品位信号を入力端子301に送出させる。
これにより、高品位カメラ400に接続された記録再生装
置は、前述した参考例実施例のそれぞれの場合と同様に
して高品位信号の記録を行なう。
モード切り替え用のスイツチSW3及びその他のスイ
ツチにより、標準記録モードが選択されると、入力信号
処理回路305が選択され、モード表示器308が点灯する。
センサ読み出し制御回路403は、信号uが“L"レベル
となるため、カメラセンサ401からの信号の読み出し
を、所定走査本数間引く(高品位信号の走査線1125本を
標準信号の525本とする)モードとすると共に、カメラ
信号処理回路402の下側の出力から標準信号を入力端子3
02に送出させる。これにより、高品位カメラ400に接続
された記録再生装置は、前述した参考例実施例のそれぞ
れの場合と同様にして標準信号の記録を行なうことがで
きる。
前述した本発明の第3の実施例によれば、1台の高品
位カメラを用いて、高品位モードと、標準モードとの両
モードでの記録再生を行なうことが可能となる。
前述した本発明の第1〜第3の実施例において、選択
された記録モードで磁気テープ上に記録された信号は、
再生時、その信号形式の特徴を用いることにより自動判
別することが可能な場合が多いが、例えば、EDTV信号と
標準テレビジヨン信号との場合のように、信号の差異が
少なく判別し難い場合、あるいは、判別の即応性が要求
される場合等がある。このような場合の再生時の対処の
ために、本発明は、参考例により説明した場合と同様
に、何らかの信号種別判別用のID情報を記録しておくよ
うにすることができる。例えば、ID情報として、パイロ
ツト信号を周波数多重する、コントロール信号を変形す
る等により記録させることが可能であり、また、デイジ
タル記録においては、IDエリアに記録することができ
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、1台の記録再生
装置を用いて、高品位テレビジヨン信号、標準テレビジ
ヨン信号等の複数の信号形式の異なるテレビジヨン信号
を、使い勝手よく、自動的に記録することができ、しか
も、入力情報信号の必要な記録帯域に応じた回転ヘツド
の回転速度、磁気テープの走行速度によるテレビジヨン
信号の記録再生を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動作の理解を助けるための第1の参考
例の構成を示すブロツク図、第2図、第3図は磁気テー
プ上の記録パターンを説明する図、第4図は本発明の動
作の理解を助けるための第2の参考例の構成を示すブロ
ツク図、第5図は第4図に示す第2の参考例を説明する
ための信号波形を示す図、第6図は磁気テープ5の走行
速度の変更手段の具体的な構成を示すブロツク図、第7
図は本発明の動作の理解を助けるための第3の参考例の
構成を示すブロツク図、第8図、第9図及び第10図は本
発明の第1、第2及び第3の実施例の構成を示すブロツ
ク図である。 1〜4、1′〜4′……回転ビデオヘツド、5……磁気
テープ、6……回転ドラム、7……ドラムモータ、8…
…ドラムサーボ回路、10……キヤプスタンモータ、11…
…キヤプスタンサーボ回路、13、14、207〜209、307〜3
09……モード表示器、16、17、204〜206、304〜306……
入力信号処理回路、18……種類判別回路、19……同期分
離回路、20……周波数判別回路、22〜25……変調器、26
〜29……記録アンプ、101……位相比較器、102……周波
数弁別器、103……加算器、104〜106……分周器、310…
…存在判別回路、312〜314……アンドゲート、400……
高品位カメラ、401……カメラセンサ、402……カメラ信
号処理回路、403……センサ読み出し制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 厚 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 松尾 秀一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日立ビデオエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 大坪 匡 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−139574(JP,A) 特開 平3−24879(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの走行速度変更手段と、回転ヘ
    ツドの回転速度変更手段とを備え、走行速度変更手段、
    回転速度変更手段の少なくとも1つを切り替えることに
    より異なる信号形式の入力情報信号を記録可能な磁気記
    録再生装置において、複数の異なる信号形式の複数の入
    力情報信号を入力するための複数の入力端子と、該複数
    の入力端子に接続される異なる信号形式の入力情報信号
    のそれぞれに対する入力信号処理手段と、前記入力端子
    に入力情報信号が与えられているか否かを検出する存在
    検出回路とを備え、前記複数の入力端子の一部に入力情
    報信号が接続されている場合、接続されている入力情報
    信号に対応する入力信号処理手段からの信号のみを記録
    すべき信号として選択し、表示することを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  2. 【請求項2】磁気テープの走行速度変更手段と、回転ヘ
    ツドの回転速度変更手段とを備え、走行速度変更手段、
    回転速度変更手段の少なくとも1つを切り替えることに
    より異なる信号形式の入力情報信号を記録可能な磁気記
    録再生装置において、複数の異なる信号形式の複数の入
    力情報信号を入力するための複数の入力端子と、該複数
    の入力端子に接続される異なる信号形式の入力情報信号
    のそれぞれに対する入力信号処理手段と、前記入力端子
    に入力情報信号が与えられているか否かを検出する存在
    検出回路とを備え、前記複数の入力端子のいずれか1個
    にのみ入力情報信号が接続されている場合、接続されて
    いる入力情報信号に対応する入力信号処理手段からの信
    号を記録すべき信号として選択することを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  3. 【請求項3】記録する入力情報信号の信号形式を示す情
    報を磁気テープ上に記録することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記入力情報信号が、高品位テレビジヨン
    カメラからの信号である場合、該カメラ内の高品位用イ
    メージセンサからの読み出しを、走査線の所定本数を間
    引いて行ない、標準テレビジヨン信号として磁気テープ
    上に記録するモードを備えたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記入力情報信号をl個の複数チヤンネル
    に分割し、このl個の複数チヤンネルを同時に磁気テー
    プに記録する手段を備えることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】磁気テープの走行速度を1/lに変更して記
    録するモードを備えることを特徴とする特許請求の範囲
    第5項記載の磁気記録再生装置。
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