JP2744033B2 - 交換装置 - Google Patents

交換装置

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JP2744033B2
JP2744033B2 JP63313289A JP31328988A JP2744033B2 JP 2744033 B2 JP2744033 B2 JP 2744033B2 JP 63313289 A JP63313289 A JP 63313289A JP 31328988 A JP31328988 A JP 31328988A JP 2744033 B2 JP2744033 B2 JP 2744033B2
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正幸 鶴崎
猛志 堀内
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、単独電話機のように局線のインピーダンス
に適合させて側音回路のインピーダンスが設定されてい
る電話機を内線電話機として有するPBXやボタン電話主
装置等の交換装置にかかり、とくに内線電話機の側音の
改善を施した交換装置に関する。
(従来の技術) 第3図は、この種の交換装置の一般的な概略構成を示
すブロック図である。交換装置9には、局線L1,L2と何
台かの内線電話機11〜N1とが接続される。電話機11〜N1
は、送話器31〜3Nに接続される送話アンプ11〜1N、受話
器41〜4Nに接続される受話アンプ21〜2N、インピーダン
ス素子Z11〜Z1N,Z21〜Z2N,Z31〜Z3Nおよび2線4線変
換を行うハイブリッドトランス51〜5Nを有している。た
だし図面には、これらの回路素子は、すべて通話に関す
る等価回路のみを示している。
また交換装置9は、電話機11〜N1とのインターフェイ
スである内線インターフェイス回路6、時分割交換スイ
ッチ7および局線L1,L2とのインターフェイスである局
線インターフェイス回路8を有している。内線インター
フェイス回路6は電話機11〜N1と接続され2線4線変換
を行うハイブリッドトランス611〜61N、送話系アンプ6
21〜62N、受話系アンプ631〜63N、コーデック641
64N、インピーダンス素子Z41〜Z4N,Z51〜Z5N,Z61〜Z
6Nを有している。また局線インターフェイス回路8は局
線L1,L2と接続され2線4線変換を行うハイブリッドト
ランス81、送話系アンプ82、受話系アンプ83、コーデッ
ク84、インピーダンス素子Z81,Z82,Z83を有してい
る。
以上の交換装置9の構成は図面ではすべて通話状態に
おける等価回路のみを示している。
電話機11の送話器31からの送話信号は、送話アンプ
11,インピーダンス素子Z11、ハイブリッドトランス
51、ハイブリッドトランス611、送話系アンプ621、コー
デック641、時分割交換スイッチ7、コーデック84、送
話系アンプ82、インピーダンス素子Z81、ハイブリッド
トランス81を介し、局線L1,L2に送り出される。局線
L1,L2からの受話信号は、受話系アンプ83、コーデック
84、時分割交換スイッチ7、コーデック641、受話系ア
ンプ631、インピーダンス素子Z61、ハイブリッドトラン
ス611、ハイブリッドトランス51、受話アンプ21を通し
て受話器41を流れる。
電話機11〜N1は第4図に示すように直接局線L1,L2
介して局交換機10と接続して使用できる単独電話機であ
る。
第4図においてインピーダンス素子Z11,Z31は、局線
L1,L2側から電話機11側に見たインピーダンスがリター
ンロス規格に適合するよう設定する。すなわちZ11=Z31
=2n2×600Ωに設定するのが通常である。なおここでn
は1次、2次のトランス巻線比である。インピーダンス
素子Z21は局線L1,L2側を見たインピーダンスと一致す
るように設定してあり、平均的な線路長のインピーダン
スにあわせて設定するのが通常である。これにより送話
アンプ11から受話アンプ21への送話信号の回り込みを最
小限に抑えている。
第5図は、従来の交換装置9aの内線インターフェイス
回路6aの構成を示したブロック図である。ハイブリッド
トランス611aと51とが同じものであると仮定すると、イ
ンピーダンス素子Z51aの値は電話機11側を見たインピー
ダンス値の1/n2倍つまり1/n2・Z11(=1/n2・Z31)とな
るように設定する。これは受話系アンプ631aから送話系
アンプ621aへの回り込み最小限にするためである。電話
機11側から内線インターフェイス回路6a側を見たインピ
ーダンスは、Z41a=Z61aで定まる。インピーダンス素子
Z41a,Z61aは平均的な線路長インピーダンスに近い値に
設定し、平均的な線路長のインピーダンスに合わせ込ん
だインピーダンス素子の値Z21と整合するようになって
いる。これにより送話信号の受話回線側への回り込みに
よる側音を小さくしている。
また第3図を参照して、局線インターフェイス回路8
内でのインピーダンス素子Z81,Z83については局線L1
L2のリターンロス規格に適合するように、またインピー
ダンス素子Z82については平均的な線路長のインピーダ
ンスに適合するようにマッチングがとられている。
第4図、第5図を参照して、電話機11内のインピーダ
ンス素子Z21は局線L1,L2の平均的な線路長のインピー
ダンスに適合する定数を設定してあるが、一般的にはこ
れはリアクタンス部をもったインピーダンスであるのが
通常である。したがって内線インターフェイス回路6a内
のインピーダンス素子Z41a,Z61aもリアクタンス部をも
ったインピーダンスに設定すべきであるが、次に説明す
るような理由によりリアクタンス部をもったインピーダ
ンスの設定はできない。
第5図に示す内線インターフェイス回路6aの受話系の
等価回路は、第6図に示すような回路となる。ここでZ
inaはトランス611aの右側から電話機11側を見たインピ
ーダンスである。第5図のようにコーデック641aの出力
点の信号レベルをv0、トランスの入力点のレベルをv1a
とすると、 となるため、インピーダンス素子Z61aがリアクタンス部
をもつインピーダンスであると、入力v1aの周波数特性
に変化が生ずることになる。そうなると、局線L1,L2
ら受話器41への受話信号に周波数特性がつくことにな
り、受話器41から出力される音に異和感が生ずる。した
がってインピーダンス素子Z41a,Z61aとしては純抵抗分
の素子しか用えないことになる。
(発明が解決しようとする課題) 以上説明したように、従来の交換装置9aでは、インピ
ーダンス素子Z41a,Z61aとして純抵抗分しか用いること
ができず、内線電話機11の側音回路のリアクタンス分を
もったインピーダンス素子Z21にインピーダンスマッチ
ングをとることができなかった。このためインピーダン
ス不整合により内線電話機11の送話器31、送話アンプ
11、インピーダンス素子Z11を通して交換装置9aの内線
インターフェイス回路6aへ出力される送話信号の大部分
が電話機11の受話アンプ21を通して受話器41に出力され
ることとなる。これにより側音が大きくなるという問題
点があった。
本発明は、この問題点を解消し内線電話機と内線イン
ターフェイス回路間のインピーダンス不整合に起因する
側音の増加を防止することのできる交換装置を提供する
ことを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、側音回路のインピーダンスが局線のインピ
ーダンスに適合して定められている電話機が内線電話機
として内線インターフェイス回路に接続される交換装置
において、前記電話機内の側音回路のインピーダンスと
整合するように前記電話機側から前記内線インターフェ
イス回路側を見たインピーダンスを設定すると共に、こ
のインピーダンス設定によって前記内線インターフェイ
ス回路の受話系に生じる周波数特性変化を前記内線イン
ターフェイス回路内の受話系アンプの周波数特性の変化
で相殺するよう前記受話系アンプの帰還回路のインピー
ダンスを設定したことを特徴とする交換装置を提供する
ものである。
(作用) 本発明は、内線インターフェイス回路内で電話機の側
音回路のインピーダンスと電話機側から内線インターフ
ェイス回路を見たインピーダンスとをリアクタンス分を
含めて整合させる。そして、それによって生ずる周波数
特性の変化は内線インターフェイス回路内の受話系アン
プの帰還回路で補正をする。そのため、インピーダンス
不整合に伴う側音の増大はおこらず、同時に受話信号の
周波数特性も変化しないようにすることができる。
(実施例) 第1図は、本発明に係る交換装置の一実施例を示すブ
ロック図である。なお従来の装置と同一部分には同一符
号を付しその詳細説明は省略する。
交換装置9bの内線インターフェイス回路6bのハイブリ
ッドトランス611aには、従来のインピーダンス素子
Z41a,Z61aにかえて、リアクタンス分を含むインピーダ
ンス回路Z41b,Z61bが接続される。そして、これら回路
Z41b,Z61bのインピーダンス値は電話機11の側音回路の
インピーダンス素子Z21のインピーダンスとマッチング
するように定められている。またさらにリアクタンス分
を含むインピーダンス回路Z71bが受話系アンプ631bの負
帰還回路として使用されている。この回路Z71bのインピ
ーダンス値は、リアクタンス分を持つインピーダンス回
路Z61bにおける受話系の周波数特性の変化を受話系アン
プ631bの周波数特性の変化で相殺するように定められて
いる。
なおコーデック641aと受話系アンプ631bの入力間に挿
入されている抵抗R3は、純抵抗素子である。
次に第1図の内線インターフェイス回路6bの受話系部
分の等価回路を第2図に示す。第2図において、受話系
の入力点及び出力点、つまりコーデック641aの出力点及
びトランス611aの入力点の信号レベルをそれぞれv0,v
1bとすると、 となる。
ここで、Z71b=R1+jX1、 ……(3) Z61b=R2+jX2 (但し、jは虚数単位、R1,R2は純抵抗分、 X1,X2はリアクタンス分である。)とおくと、 となる。ここで、設定したいゲインをKとすると v1b=K・v0(Kは定数) ……(5) となり、(4)、(5)式より、 となる。ここで、R1,X1が適切な回路規模となるよう
に、R3の値を設定すればよい。このようにすれば、
(5)式に示すようにv0,v1bの関係が周波数と無関係
になる。
つまり受話系のインピーダンス回路Z61bにおける周波
数特性の変化が受話アンプ631bにおける周波数特性の変
化で相殺されることになる。
また、第1図における内線ラインの送話信号のレベル
をv3、送話系アンプ621aの出力レベルをv4とすると、 v4=nK621・v3(K621は送話系アンプ621aのゲイン) …
…(8) となり、v4,v3の関係は周波数特性に無関係となる。
なお、以上説明した実施例においては、電話機内の等
価回路としてハイブリッドトランスを用いた2線−4線
変換回路を示したが、601形の電話機に見られるような
T形の2線−4線変換回路を用いた電話機でも同様の構
成で実現できる。
また前述したように電話機としては直接局線に接続し
て使える標準電話機は、もちろんのこと、電話機の通話
路を空間分割スイッチにより回線に接続するような交換
装置に接続する電話機、つまり電話機から局線のインピ
ーダンスが直接見えるようにして使用される電話機であ
れば、すべて本発明は適用できる。
〔発明の効果〕
以上実施例に基づいて詳細に説明したように、本発明
では内線電話機側から内線インターフェイス回路を見た
インピーダンスを電話機内の側音回路のインピーダンス
に完全に整合するような構成とし、かつ、このインピー
ダンス整合により生じた内線インターフェイス回路の受
話系の周波数特性の変化を内線インターフェイス回路内
の受話系アンプの帰還回路において補正しているため、
電話機において良好な側音防止効果が得られかつ受話系
の周波数特性には何ら影響を及ぼさないという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る交換装置の一実施例の内線イン
ターフェイス回路の概略構成を示す回路図、第2図は、
第1図の回路の受話系の等価回路、第3図は、本発明に
関連する交換装置の一般的な概略構成を示すブロック
図、第4図は、本発明に関連する交換装置の内線電話機
として使用される単独電話機を局線に接続した時の通話
に関する等価回路、第5図は、従来の交換装置の構成を
示す回路図、第6図は、第5図の従来装置の受話系の等
価回路である。 11〜N1…内線電話機、Z21…インピーダンス素子、6b…
内線インターフェイス回路、611a…ハイブリッドトラン
ス、631b…受話系アンプ、Z41b,Z61b…インピーダンス
回路、Z71b…インピーダンス回路、9b…交換装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側音回路のインピーダンスが局線のインピ
    ーダンスに適合して定められている電話機が内線電話機
    として内線インターフェイス回路に接続される交換装置
    において、前記電話機内の側音回路のインピーダンスと
    整合するように前記電話機側から前記内線インターフェ
    イス回路側を見たインピーダンスを設定すると共に、こ
    のインピーダンス設定によって前記内線インターフェイ
    ス回路の受話系に生じる周波数特性の変化を前記内線イ
    ンターフェイス回路内の受話系アンプの周波数特性の変
    化で相殺するよう前記受話系アンプの帰還回路のインピ
    ーダンスを設定したことを特徴とする交換装置。
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JPS62188830U (ja) * 1986-05-20 1987-12-01
JPS63226158A (ja) * 1986-10-13 1988-09-20 Pioneer Electronic Corp 電話機の信号処理回路

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