JP2744029B2 - 電子交換機のシステムバスモニタ装置 - Google Patents
電子交換機のシステムバスモニタ装置Info
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- JP2744029B2 JP2744029B2 JP63273052A JP27305288A JP2744029B2 JP 2744029 B2 JP2744029 B2 JP 2744029B2 JP 63273052 A JP63273052 A JP 63273052A JP 27305288 A JP27305288 A JP 27305288A JP 2744029 B2 JP2744029 B2 JP 2744029B2
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- Japan
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はマルチプロセッサ化された電子交換機の動作
を簡易に、且つ正確に把握することを可能とする電子交
換機のシステムバスモニタ装置に関する。
を簡易に、且つ正確に把握することを可能とする電子交
換機のシステムバスモニタ装置に関する。
(従来の技術) 近時、電話交換機の電子化が進められ、更にその処理
能力の向上を図るべくマルチプロセッサ化が進められて
いる。このようなマルチプロセッサ化された電子交換機
において、各プロセッサの処理動作を制御するソフトウ
ェアを効率良く開発することは非常に重要な課題であ
る。
能力の向上を図るべくマルチプロセッサ化が進められて
いる。このようなマルチプロセッサ化された電子交換機
において、各プロセッサの処理動作を制御するソフトウ
ェアを効率良く開発することは非常に重要な課題であ
る。
しかして上記ソフトウェアのデバッグを行なう上で、
複数のプロセッサを相互に結ぶシステムバスを介して上
記プロセッサ間で転送される上記システムバス上のデー
タをモニタし、この転送データを解析することが非常に
有効である。つまりシステムバス上のデータをモニタす
ることで、例えばどのプロセッサからどのプロセッサに
対してどのようなデータが転送されたか等を解析するこ
とができるので、ソフトウェア・デバッグの処理効率向
上が期待できる。
複数のプロセッサを相互に結ぶシステムバスを介して上
記プロセッサ間で転送される上記システムバス上のデー
タをモニタし、この転送データを解析することが非常に
有効である。つまりシステムバス上のデータをモニタす
ることで、例えばどのプロセッサからどのプロセッサに
対してどのようなデータが転送されたか等を解析するこ
とができるので、ソフトウェア・デバッグの処理効率向
上が期待できる。
ところが従来にあっては、専らシステムバスから収集
されたデータを2進数表示したり、8進数表示してその
データの正当性判断をオペレータに委ねている。或いは
システムバスから収集されたデータを可聴音に変換し、
この可聴音を音響出力すことでその正当性の判断をオペ
レータに委ねている。この為、正当性判断の正確さに欠
け、またオペレータにより収集データを常時監視しなけ
ればならないのでモニタリングの負担が非常に大きいと
云う問題があった。
されたデータを2進数表示したり、8進数表示してその
データの正当性判断をオペレータに委ねている。或いは
システムバスから収集されたデータを可聴音に変換し、
この可聴音を音響出力すことでその正当性の判断をオペ
レータに委ねている。この為、正当性判断の正確さに欠
け、またオペレータにより収集データを常時監視しなけ
ればならないのでモニタリングの負担が非常に大きいと
云う問題があった。
しかもシステムバス上のデータを常時監視しながら、
その正当性を逐次判断する必要があるので、ソフトウェ
アのデバッグ作業効率が悪いと云う問題があった。
その正当性を逐次判断する必要があるので、ソフトウェ
アのデバッグ作業効率が悪いと云う問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来にあっては複数のプロセッサ間で転送
されるデータを収集し、その収集データの正当性を正確
に判断してソフトウェア・デバッグに利用するには相当
な作業負担が掛り、交換機ソフトウェアを簡易に、効率
良く開発することができなかった。
されるデータを収集し、その収集データの正当性を正確
に判断してソフトウェア・デバッグに利用するには相当
な作業負担が掛り、交換機ソフトウェアを簡易に、効率
良く開発することができなかった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、マルチプロセッサ化された電
子交換機において、複数のプロセッサ間で転送されるデ
ータをシステムバスから収集し、そのデータの正当性を
正確に解析して交換機ソフトウェアのデバッグ処理等に
効率的に用いることを可能とし、しかも上記データの収
集およびその正当性の解析をデータの欠落等を起こすこ
となく確実に効率良く行い得る実用性の高い電子交換機
のシステムバスモニタ装置を提供することにある。
その目的とするところは、マルチプロセッサ化された電
子交換機において、複数のプロセッサ間で転送されるデ
ータをシステムバスから収集し、そのデータの正当性を
正確に解析して交換機ソフトウェアのデバッグ処理等に
効率的に用いることを可能とし、しかも上記データの収
集およびその正当性の解析をデータの欠落等を起こすこ
となく確実に効率良く行い得る実用性の高い電子交換機
のシステムバスモニタ装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係る電子交換機のシステムバスモニタ装置
は、複数のプロセッサをシステムバスを介して接続して
マルチプロセッサ化してなる電子交換機において、 上記システムバス上に流れるデータを逐次並列に取出
してデータ蓄積部に順に蓄積し、このデータ蓄積部に蓄
積された収集データと、予め求められている正常動作時
のデータとを逐次比較照合して上記収集データの正当性
を自動的に解析するようにし、しかも調停部によりデー
タ蓄積部への収集データの書き込みと、解析手段による
データ蓄積手段からの収集データの読み出しとを、収集
データの書き込みを優先して並行に行わせるようにした
ことを特徴とするものである。
は、複数のプロセッサをシステムバスを介して接続して
マルチプロセッサ化してなる電子交換機において、 上記システムバス上に流れるデータを逐次並列に取出
してデータ蓄積部に順に蓄積し、このデータ蓄積部に蓄
積された収集データと、予め求められている正常動作時
のデータとを逐次比較照合して上記収集データの正当性
を自動的に解析するようにし、しかも調停部によりデー
タ蓄積部への収集データの書き込みと、解析手段による
データ蓄積手段からの収集データの読み出しとを、収集
データの書き込みを優先して並行に行わせるようにした
ことを特徴とするものである。
つまり電子交換機の正常動作時に得られる正しいデー
タを予め求めておき、実際に電子交換機が運転されたと
きにシステムバス上から収集されたデータと、上記正し
いデータとを逐次比較照合することで、その収集データ
の正当性を自動的に且つ正確に解析し、その解析結果を
出力するようにしたことを特徴とするものである。
タを予め求めておき、実際に電子交換機が運転されたと
きにシステムバス上から収集されたデータと、上記正し
いデータとを逐次比較照合することで、その収集データ
の正当性を自動的に且つ正確に解析し、その解析結果を
出力するようにしたことを特徴とするものである。
また、データ蓄積部への収集データの書き込みとデー
タ蓄積部受からの収集データの読み出しとを並行して行
い、しかもこれらの書き込みおよび読み出し動作を、例
えばデータ書き込みが行われている期間を避けてデータ
読み出しを行うというように、データの書き込みを優先
して行うようにし、これにより収集データの正当性解析
をデータの欠落などを起こすことなくもれなく確実に効
率良く行えるようにしたことも特徴としている。
タ蓄積部受からの収集データの読み出しとを並行して行
い、しかもこれらの書き込みおよび読み出し動作を、例
えばデータ書き込みが行われている期間を避けてデータ
読み出しを行うというように、データの書き込みを優先
して行うようにし、これにより収集データの正当性解析
をデータの欠落などを起こすことなくもれなく確実に効
率良く行えるようにしたことも特徴としている。
(作用) 本発明によれば、システムバスを介して複数のプロセ
ッサ間で転送されるデータを上記システムバスから収集
し、この収集データを予め求められている正常動作時に
おける正しいデータと逐次照合比較してその正当性をリ
アルタイムに自動的に解析し、その解析結果を出力する
ので、常に正確な解析結果を得ることが可能となる。し
かも従来のようにオペレータによりシステムバス上のデ
ータを常時モニタする必要がないので、その処理負担の
軽減を図ることができ、更には正確なデータ監視結果の
下でソフトウェア・デバッグを行ない得るので、その処
理効率の向上を図ることが可能となる。
ッサ間で転送されるデータを上記システムバスから収集
し、この収集データを予め求められている正常動作時に
おける正しいデータと逐次照合比較してその正当性をリ
アルタイムに自動的に解析し、その解析結果を出力する
ので、常に正確な解析結果を得ることが可能となる。し
かも従来のようにオペレータによりシステムバス上のデ
ータを常時モニタする必要がないので、その処理負担の
軽減を図ることができ、更には正確なデータ監視結果の
下でソフトウェア・デバッグを行ない得るので、その処
理効率の向上を図ることが可能となる。
また本発明によれば、調停部により、データ蓄積部へ
の収集データの書き込みと、解析手段によるデータ蓄積
手段からの収集データの読み出しとを、収集データの書
き込みを優先して並行に行わせるようにしているので、
システムバス上のデータを欠落などを起こすことなくも
れなく収集した上で、データの正当性解析動作をデータ
収集動作と見かけ上並行して効率良く行うことができ
る。
の収集データの書き込みと、解析手段によるデータ蓄積
手段からの収集データの読み出しとを、収集データの書
き込みを優先して並行に行わせるようにしているので、
システムバス上のデータを欠落などを起こすことなくも
れなく収集した上で、データの正当性解析動作をデータ
収集動作と見かけ上並行して効率良く行うことができ
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例につき説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例に係るシステムバスモニタ
装置を組込んだ電子交換機システムの概略構成を示すも
ので、1は電子交換機である。この電子交換機1は呼処
理等の交換機動作を分散して実行する複数のプロセッサ
2a,2b,〜2nと、これらのプロセッサ2a,2b,〜2nを相互に
接続し、これらのプロセッサ2a,2b,〜2n間でのデータ転
送に用いられるシステムバス3を、その制御系として備
えて構成される。上述した各プロセッサ2a,2b,〜2nは電
子交換機1における種々の処理機能をそれぞれ分散して
受持つもので、前記システムバス3を介して適宜他のプ
ロセッサとの間で処理データを送受しながら一連の交換
機動作を実行する。
装置を組込んだ電子交換機システムの概略構成を示すも
ので、1は電子交換機である。この電子交換機1は呼処
理等の交換機動作を分散して実行する複数のプロセッサ
2a,2b,〜2nと、これらのプロセッサ2a,2b,〜2nを相互に
接続し、これらのプロセッサ2a,2b,〜2n間でのデータ転
送に用いられるシステムバス3を、その制御系として備
えて構成される。上述した各プロセッサ2a,2b,〜2nは電
子交換機1における種々の処理機能をそれぞれ分散して
受持つもので、前記システムバス3を介して適宜他のプ
ロセッサとの間で処理データを送受しながら一連の交換
機動作を実行する。
しかして上記電子交換機1のシステムバス3に接続さ
れた通信用ドライバ4は、例えばRS422インターフェー
スからなり、上記システムバス3上に流れるデータを並
列に取出して外部出力する。この通信用ドライバ4にて
並列に外部出力される上記システムバス3上のデータ
は、例えば8bitのコントロール信号,23bitのアドレス信
号,そして16bitのデータ信号からなる。
れた通信用ドライバ4は、例えばRS422インターフェー
スからなり、上記システムバス3上に流れるデータを並
列に取出して外部出力する。この通信用ドライバ4にて
並列に外部出力される上記システムバス3上のデータ
は、例えば8bitのコントロール信号,23bitのアドレス信
号,そして16bitのデータ信号からなる。
しかして上記電子交換機1におけるシステムバス3上
のデータを監視するシステムバスモニタ装置5は、例え
ばRS422レシーバからなる通信インターフェース回路6
にて上記通信用ドライバ4から外部出力されるデータを
受信する。この通信インターフェース回路6にて受信さ
れたデータが前記電子交換機1からの収集データとして
収集データ蓄積装置7に順次蓄積される。尚、この収集
データ蓄積装置7への上記収集データの蓄積は、調停回
路8を介して行なわれる。この調停回路8は上記通信イ
ンターフェース回路6からの収集データ蓄積装置7のア
クセスと、CPU9からの収集データ蓄積装置7のアクセス
とを調停するもので、この調停処理により収集データの
蓄積が後述する収集データの正当性解析に優先して行な
われる。従って電子交換機1から収集されたデータは、
常に確実に収集データ蓄積装置7に順次蓄積されるもの
となっている。
のデータを監視するシステムバスモニタ装置5は、例え
ばRS422レシーバからなる通信インターフェース回路6
にて上記通信用ドライバ4から外部出力されるデータを
受信する。この通信インターフェース回路6にて受信さ
れたデータが前記電子交換機1からの収集データとして
収集データ蓄積装置7に順次蓄積される。尚、この収集
データ蓄積装置7への上記収集データの蓄積は、調停回
路8を介して行なわれる。この調停回路8は上記通信イ
ンターフェース回路6からの収集データ蓄積装置7のア
クセスと、CPU9からの収集データ蓄積装置7のアクセス
とを調停するもので、この調停処理により収集データの
蓄積が後述する収集データの正当性解析に優先して行な
われる。従って電子交換機1から収集されたデータは、
常に確実に収集データ蓄積装置7に順次蓄積されるもの
となっている。
さてCPU9は、例えば所定の周期で上記調停回路8を介
して収集データ蓄積装置7をアクセスし、この収集デー
タ蓄積装置7に格納された前記システムバス3から収集
されたデータを読出している。このCPU9による収集デー
タ蓄積装置7からのデータ読出しは、前記調停回路8の
作用により収集データ蓄積装置7への収集データの書込
み期間を避けて行なわれる。
して収集データ蓄積装置7をアクセスし、この収集デー
タ蓄積装置7に格納された前記システムバス3から収集
されたデータを読出している。このCPU9による収集デー
タ蓄積装置7からのデータ読出しは、前記調停回路8の
作用により収集データ蓄積装置7への収集データの書込
み期間を避けて行なわれる。
しかしてCPU9は上記収集データ蓄積装置7から読出さ
れた収集データと、正当データ格納装置10に予め格納さ
れている正当データ中の上記収集データに対応するデー
タとを照合比較し、収集データが正当データに一致する
か否かを調べている。そしてデータの一致が検出された
場合には、システムバス3上のデータは正当であると判
定し、データの不一致が検出された場合には、これを誤
りデータであると判定している。このような正当性の判
断結果(解析結果)が解析結果蓄積装置11に順次蓄積さ
れ、前記電子交換機1における交換器ソフトウェアのデ
バッグに利用される。
れた収集データと、正当データ格納装置10に予め格納さ
れている正当データ中の上記収集データに対応するデー
タとを照合比較し、収集データが正当データに一致する
か否かを調べている。そしてデータの一致が検出された
場合には、システムバス3上のデータは正当であると判
定し、データの不一致が検出された場合には、これを誤
りデータであると判定している。このような正当性の判
断結果(解析結果)が解析結果蓄積装置11に順次蓄積さ
れ、前記電子交換機1における交換器ソフトウェアのデ
バッグに利用される。
この収集データの正当性判断について今少し説明する
と、その処理概念を第2図に模式的に示すように正当デ
ータ格納装置10には交換器1の正常動作時にプロセッサ
間で転送されるデータが、各動作モード毎に予め収集さ
れ(処理a)、適宜、データ整理等の加工が施された後
(処理b)、正当データのデータベースを構築して格納
されている。
と、その処理概念を第2図に模式的に示すように正当デ
ータ格納装置10には交換器1の正常動作時にプロセッサ
間で転送されるデータが、各動作モード毎に予め収集さ
れ(処理a)、適宜、データ整理等の加工が施された後
(処理b)、正当データのデータベースを構築して格納
されている。
具体的には、例えば内線端末からの発呼が生じた場
合、内線端末の呼処理を管理制御するプロセッサからシ
ステム全体を制御するプロセッサに対して必ず転送され
るデータ『A』が、上記内線端末からの発呼なる動作モ
ードに対応して正当データとして収集されている。同様
にして着信呼の内線転送を行なう場合には、内線端末の
処理動作を制御するプロセッサと呼の保留等を制御する
プロセッサとの間で必ず転送されるデータ『B』が、上
記内線転送モードに対応付けてその正当データとして収
集されている。このように交換機1の各動作モードに応
じてプロセッサ間で必ず転送されるデータが、その動作
モードにおける正当データとしてそれぞれ収集され、正
当データ格納装置10に予め求められている。
合、内線端末の呼処理を管理制御するプロセッサからシ
ステム全体を制御するプロセッサに対して必ず転送され
るデータ『A』が、上記内線端末からの発呼なる動作モ
ードに対応して正当データとして収集されている。同様
にして着信呼の内線転送を行なう場合には、内線端末の
処理動作を制御するプロセッサと呼の保留等を制御する
プロセッサとの間で必ず転送されるデータ『B』が、上
記内線転送モードに対応付けてその正当データとして収
集されている。このように交換機1の各動作モードに応
じてプロセッサ間で必ず転送されるデータが、その動作
モードにおける正当データとしてそれぞれ収集され、正
当データ格納装置10に予め求められている。
しかしてCPU9は、バスモニタ装置5に対して電子交換
機1の如何なる動作をチェックするかの指示が与えられ
たとき、先ずモニタ対象とする処理モードを特定し、シ
ステムバス3上のデータを特定する(処理c)。そして
そのデータの正当性を判断する為の正当データを前記デ
ータベースから選択的に抽出する(処理d)。
機1の如何なる動作をチェックするかの指示が与えられ
たとき、先ずモニタ対象とする処理モードを特定し、シ
ステムバス3上のデータを特定する(処理c)。そして
そのデータの正当性を判断する為の正当データを前記デ
ータベースから選択的に抽出する(処理d)。
このような条件下で電子交換機1を実際に動作させ、
上述した如く設定された処理モードでのシステムバス3
上のデータを収集する(処理e)。そしてこの収集デー
タと前述した正当データとを比較し(処理f)、その比
較結果を解析結果蓄積装置1に格納する(処理g)。以
上の処理手続きを上記動作モードにおける収集モードが
なくなるまで(そのテストが終了するまで)繰返し実行
する(処理h)。
上述した如く設定された処理モードでのシステムバス3
上のデータを収集する(処理e)。そしてこの収集デー
タと前述した正当データとを比較し(処理f)、その比
較結果を解析結果蓄積装置1に格納する(処理g)。以
上の処理手続きを上記動作モードにおける収集モードが
なくなるまで(そのテストが終了するまで)繰返し実行
する(処理h)。
かくしてこのように構成された本装置によれば、シス
テムバス3から収集したデータを、予め求められている
上記収集データに対応する正当データと比較し、この比
較結果を収集データに対する正当性解析結果として求め
るので、オペレータの判断処理負担を招くことなくプロ
セッサ間での転送データの正当性の判断を正確に行なう
ことができる。しかも各動作モードに応じた正当データ
を自動的に抽出して収集データの正当性判断を行なうの
で、例えばシステムバス3上に個々のデータが流れる場
合であっても、モニタ対象とするデータだけに着目した
正確な正当性判断を行なうことが可能となる。この結
果、収集データの正当性を簡易に、且つ正確に判断して
電子交換機1の動作状況を把握し、その交換機ソフトウ
ェア効率的にデバッグすることが可能となる等の実用上
多大なる効果が奏せられる。
テムバス3から収集したデータを、予め求められている
上記収集データに対応する正当データと比較し、この比
較結果を収集データに対する正当性解析結果として求め
るので、オペレータの判断処理負担を招くことなくプロ
セッサ間での転送データの正当性の判断を正確に行なう
ことができる。しかも各動作モードに応じた正当データ
を自動的に抽出して収集データの正当性判断を行なうの
で、例えばシステムバス3上に個々のデータが流れる場
合であっても、モニタ対象とするデータだけに着目した
正確な正当性判断を行なうことが可能となる。この結
果、収集データの正当性を簡易に、且つ正確に判断して
電子交換機1の動作状況を把握し、その交換機ソフトウ
ェア効率的にデバッグすることが可能となる等の実用上
多大なる効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。例えばシステムバス3からのデータの収集に際し
て、所定の収集条件を設定し、この条件を満たすものだ
けをデータ収集して正当性判断するようにしても良い。
例えば或るプロセッサから出力されるデータだけを収集
し、そのプロセッサについて予め求められる正当データ
と比較照合して正当性判断を行なうようにしても良い。
また何をモニタするかと云うテストモード(動作モー
ド)を定め、そのモードの処理動作によってシステムバ
ス3に流れるデータを収集して正当性判断を行なうこと
も可能である。更にはシステムバス3上に流れる全ての
データを収集し、その収集データ中からモニタ対象とす
るデータだけを所定のアルゴリズムに従って選択的に抽
出して正当性判断を行なうことも可能である。その他、
本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。
い。例えばシステムバス3からのデータの収集に際し
て、所定の収集条件を設定し、この条件を満たすものだ
けをデータ収集して正当性判断するようにしても良い。
例えば或るプロセッサから出力されるデータだけを収集
し、そのプロセッサについて予め求められる正当データ
と比較照合して正当性判断を行なうようにしても良い。
また何をモニタするかと云うテストモード(動作モー
ド)を定め、そのモードの処理動作によってシステムバ
ス3に流れるデータを収集して正当性判断を行なうこと
も可能である。更にはシステムバス3上に流れる全ての
データを収集し、その収集データ中からモニタ対象とす
るデータだけを所定のアルゴリズムに従って選択的に抽
出して正当性判断を行なうことも可能である。その他、
本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、電子交換機のシ
ステムバスから収集したデータを、その収集データに対
応して予め求められている正当データと比較照合してそ
の正当性の判断を行なうので、その判断をオペレータに
委ねていた従来とは異なって、簡易に、且つ効率的に正
確な判断結果を得ることができ、交換機動作を正確に把
握してソフトウェアのデバッグ処理等を効果的に行な
い、そのソフトウェア開発に大きく寄与し得る等の実用
上多大なる効果が奏せられる。
ステムバスから収集したデータを、その収集データに対
応して予め求められている正当データと比較照合してそ
の正当性の判断を行なうので、その判断をオペレータに
委ねていた従来とは異なって、簡易に、且つ効率的に正
確な判断結果を得ることができ、交換機動作を正確に把
握してソフトウェアのデバッグ処理等を効果的に行な
い、そのソフトウェア開発に大きく寄与し得る等の実用
上多大なる効果が奏せられる。
また本発明によれば、調停部により、データ蓄積部へ
の収集データの書き込みと、解析手段によるデータ蓄積
手段からの収集データの読み出しとを、収集データの書
き込みを優先して並行に行わせるようにしているので、
システムバス上のデータを欠落などを起こすことなくも
れなく収集した上で、データの正当性解析動作をデータ
収集動作と見かけ上並行して効率良く行うことができ
る。
の収集データの書き込みと、解析手段によるデータ蓄積
手段からの収集データの読み出しとを、収集データの書
き込みを優先して並行に行わせるようにしているので、
システムバス上のデータを欠落などを起こすことなくも
れなく収集した上で、データの正当性解析動作をデータ
収集動作と見かけ上並行して効率良く行うことができ
る。
図は本発明の一実施例を説明する為のもので、第1図は
実施例に係るシステムバスモニタ装置を組込んで構成さ
れる電子交換機システムの概略的な構成を示す図、第2
図は収集データの正当性判断の概念を模式的に示す図で
ある。 1……電子交換機、2a,2b,〜2n……プロセッサ、3……
システムバス、4……通信用ドライバ、5……バス監視
装置、6……通信インターフェース回路、7……収集デ
ータ蓄積部、8……調停回路、9……CPU、10……正当
データ格納装置、11……解析結果蓄積装置。
実施例に係るシステムバスモニタ装置を組込んで構成さ
れる電子交換機システムの概略的な構成を示す図、第2
図は収集データの正当性判断の概念を模式的に示す図で
ある。 1……電子交換機、2a,2b,〜2n……プロセッサ、3……
システムバス、4……通信用ドライバ、5……バス監視
装置、6……通信インターフェース回路、7……収集デ
ータ蓄積部、8……調停回路、9……CPU、10……正当
データ格納装置、11……解析結果蓄積装置。
Claims (1)
- 【請求項1】複数のプロセッサをシステムバスを介して
接続してマルチプロセッサ化してなる電子交換機におい
て、 前記複数のプロセッサからシステムバス上に出力された
データを、前記システムバスに接続された通信用ドライ
バから通信回線を介して受信する通信用インタフェース
部と、 この通信用インタフェース部により受信されたデータを
順次蓄積するデータ蓄積部と、 予め求められている正常動作時のデータと上記データ蓄
積部に蓄積されたデータとを比較照合して前記システム
バスから収集されたデータの正当性を解析する解析手段
と、 前記通信用インタフェース部から前記データ蓄積部への
収集データの書き込みと、前記解析手段による前記デー
タ蓄積手段からの収集データの読み出しとを、収集デー
タの書き込みを優先して並列に行わせるための調停部と
を具備したことを特徴とする電子交換機のシステムバス
モニタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63273052A JP2744029B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 電子交換機のシステムバスモニタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63273052A JP2744029B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 電子交換機のシステムバスモニタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02121451A JPH02121451A (ja) | 1990-05-09 |
JP2744029B2 true JP2744029B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17522484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63273052A Expired - Fee Related JP2744029B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 電子交換機のシステムバスモニタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2744029B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111414326A (zh) * | 2020-02-20 | 2020-07-14 | 青岛歌尔智能传感器有限公司 | 串行外设接口通讯数据的解析方法、计算设备及存储介质 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58125944A (ja) * | 1982-01-21 | 1983-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子交換装置 |
JPS638948A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-14 | Nec Corp | 交換ソフトウエアの自動試験方式 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63273052A patent/JP2744029B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02121451A (ja) | 1990-05-09 |
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