JP2743563B2 - 電子式キャッシュレジスター - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、商品の単価等の情報を入力し、顧客に売上
げ合計を提示、金銭の授受を行なうための電子式キャッ
シュレジスターに関するものである。

従来の技術 従来、この種の電子式キャッシュレジスターは、情報
入力部、演算部、表示部等を備えているが、表示部に示
された内容は、入力部からの情報をそのまま表示するか
あるいは、あらかじめ決められた情報を入力部の情報と
一致させ表示している。第３図は従来の電子式キャッシ
ュレジスターの構成を示している。

１は商品の情報（品番、価格）を入力するためのキー
ボード群、２は入力された各種情報を表示するための表
示部、３は入力された情報を印字出力するためのプリン
ター部であり、特に顧客との金銭の授受時にレシートと
してかつ、レポート（１日の売上げ等）出力の手段とし
て用いられる。４は顧客に対して、入力内容を表示する
顧客用表示部である。５は金銭を収納するためのキャッ
シュドロアである。

第４図はキーボード群１の詳細である。６は商品と一
致している商品キー、７はいろいろな商品の情報を入力
後、合計を出すための小計キー、８は、一人の顧客に対
し、操作の完了をするための終了キーである。

次に従来例の動作について第５図で説明すると、まず
顧客より注文された各々の商品（A,B,E）の情報をキー
ボード群１より入力し、登録を終えたかをチェックし登
録の情報がない場合は小計キー７を押下し、現在の合計
を知らせるその後、金銭の授受を行ない終了キー８を押
下し、一人の顧客の作業を終了することになる。

発明が解決しようとする課題 上記従来の電子式キャッシュレジスターでは、キーボ
ード群１の商品キー６の入力データを表示部２に表示し
小計を出したい時は、小計キー７を必ず押下しなければ
ならなかった。そのため、１つの動作が余分にかかると
いう問題があった。

本発明はこのような従来の問題を解決するものであり
商品キー６を入力し、その情報を表示部に表示するが、
一定時間がすぎると、小計キーを押下したと同様の状態
にできるものにし、オペレーターの操作を簡略化するこ
とのできる優れた電子式キャッシュレジスターを提供す
ることを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、情報入力のため
のキーボード群と、入力された情報を演算する演算部と
情報を表示するための表示部と、表示部に情報が表示さ
れてから、次の情報が表示されるまでの時間を検知する
時計部とを設けて、ある一定時間すぎても表示部に対し
情報が来なければ、自動的に次の動作である小計の工程
に行くようにしたものである。

作用 したがって、本発明では、一定時間内に表示部に対し
情報が来なければ、次の工程である小計に進むことによ
って、顧客に対し、途中の小計を知らせることが出来る
と共に、オペレーターが必要に応じて小計キーを押す必
要がなくなり、操作の簡略化、疲労の低減、が出来ると
いう効果を有する。

実施例 第１図は、本発明の一実施例の構成を示すものであ
る。第１図において９は、商品の各種情報を入力するた
めのキーボード群、10は入力された内容を記憶したり、
あらかじめ定められた情報を収納しておくためのメモリ
ー部、11は、入力された情報を必要に応じ、計算し、表
示部13やメモリー部10に送る等を行なう演算部、12は、
キーボード群９より入力された情報の最終をスタートと
し、一定の時間がすぎても次の商品情報が入ってこなか
った場合、演算部11に対し、今表示している内容と違っ
た工程、（例えば小計キーを押下したときと同じ状態）
に進む様に時間管理を行なう時計部13は、演算部11で計
算された内容で必要な情報を表示するための表示部であ
る。

情報の流れと、動作について第２図により説明する。
まず、キーボード群９より、商品の各種情報が入力され
る。例えば、商品A,B,C等の情報（品番、価格等）を入
力する。この情報は通常、商品の価格が一商品の最終デ
ータとなっている。ゆえに、時計部12は、入力された商
品の最終をみて、次の情報が入って来るので時間管理す
る。そして、一定時間がすぎても、次の情報が来ない時
は、矢印Ａの工程に進み、小計キーを押下した時と同じ
状態に入る。この時、ブザー等で聴覚に知らせる事も可
能である。

時計部12は、演算部11と連動されていて、時計部12の
起過により、演算部11は表示部13に表示する内容を変更
する。又、矢印Ｂの工程の様に今まで通りの工程にて、
操作可能でもある。

この様に、上記実施例によれば、オペレーターがいち
いち小計キーを押下しなくても合計が知らされる様にな
り、業務のスピードアップ及びオペレーターの疲労度を
低減することになる。

発明の効果 本発明は上記実施例より明らかの様に以下に示す効果
を有する。

（１） 商品情報入力後、一定時間がすぎると、自動的
に次の工程に進むので、オペレーターとして、作業がや
りやすい。

（２） （１）の結果によりオペレータの疲労度が軽減
される。

（３） 次の工程に進んだ時、ブザー音で知らせる等を
行なうので、顧客に対しても、情報（小計）を知らせる
事が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による電子式キャッシュレジ
スターのブロック図、第２図は同実施例のフローチャー
ト、第３図は一般の電子式キャッシュレジスターの外観
図、第４図は同従来例のキーボードの正面図、第５図は
従来例のフローチャートである。 １……キーボード群、２……表示部、３……プリンタ
部、４……お客用表示部、５……キャッシュドロア、６
……商品キー、７……小計キー、８……終了キー。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品情報を入力するキーボードと、入力さ
   れた上記商品情報を記憶するメモリーと、小計キーが押
   下されると上記商品情報の合計金額を演算する電子式キ
   ャッシュレジスターであって、 上記商品情報が入力されると時間を起算する時計部と、
   上記時計部が一定時間が経過しても、次の上記商品情報
   の入力がないと判断すると今までに入力された商品情報
   の合計金額を算出する演算部を備え、商品情報を入力し
   た後、一定時間内に小計キーが押下されないと合計金額
   を算出することを特徴とする電子式キャッシュレジスタ
   ー。