JP2742480B2 - 打抜性及び溶接性の優れた積層鉄心用電磁鋼板 - Google Patents

打抜性及び溶接性の優れた積層鉄心用電磁鋼板

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【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、積層鉄心用電磁鋼板に関し、と
くにその打抜性および溶接性の改善を図ったものであ
る。
【0002】モーター、トランス等に使用される電気鉄
板は、磁気特性に優れるだけでなく、量産性の観点から
良好な打抜性も要求され、この要請を満たすために一般
に有機樹脂を含む絶縁被膜が被成される。しかしなが
ら、この被膜は、溶接時に有機樹脂から発生する多量の
ガスに起因してブローホールが発生するなど溶接性の点
に問題を残していた。
【0003】この点を解消するものとして、鋼板表面に
20 Hr.m.s. μ inch 以上の表面粗さを付与したのち、
有機質被膜を被成する方法(特公昭49−6744号公報)や
有機質被膜自体に粗さを与え、溶接時に発生するガスを
逸散させることによりブローホールの発生を防止する方
法(特公昭49-19078号公報)等が提案されている。しか
し、これらの方法では、必然的に占積率が97〜98%まで
低下するので好ましくない。
【0004】そこで、特開昭54−134043号公報におい
て、表面粗さが中心線平均粗さRaで0.35〜0.6 μm の鋼
板上に被膜厚み1〜2.5 g/m2の有機質被膜を被成する方
法が提案された。しかしながら、この方法でも、溶接箇
所によってはブローホールの発生が見られ、必ずしも安
定した良好な溶接性が得られるとは言えず、そのため打
抜性向上を目指して被膜厚を厚くすることができないと
いう問題があった。
【0005】このように従来は、溶接性向上のために
は、表面粗さRaを大きくしなければならないために占積
率が低下し、また被膜厚を十分厚くすることができない
等の不都合があった。本発明の目的は、上記の問題を有
利に解決するもので、溶接性及び打抜性に優れるだけで
なく、占積率も高い、有機質絶縁被膜をそなえる積層用
電磁鋼板を提案することにある。
【0006】さて発明者らは、上記の目的を達成すべく
鋭意研究を重ねた結果、電磁鋼板の積層端面溶接に際し
ては、鋼板表面の粗さよりも、圧延模様や圧延疵等の表
面の凸部の個数の方が溶接性に強く影響を与えていると
の知見を得た。本発明は、このような知見に立脚するも
ので、鋼板表面における凸部の数を制限することによ
り、従来両立することが困難とされた溶接性と占積率の
両者を併せて改善したものである。
【0007】すなわち、本発明は、JIS BO601
に定義される2次元の表面粗さを、3次元に拡張した
次元表面粗さが、中心面平均粗さSRaで0.15〜
0.50μmでかつ、中心面における切断面面積率が8
0%以下、中心面により切断された単位面積1mm
たりの凸部の個数が50以上である鋼板上に、絶縁被膜
をそなえてなる打抜性及び溶接性の優れた積層鉄心用電
磁鋼板である。
【0008】ここに中心面平均粗さSRa とは、粗さ曲面
からその中心面上に面積SM を抜き取り、この抜き取り
この抜き取り部分の中心面上に直交座標軸、X軸,Y軸
をおき、中心面に直交する軸をZ軸として、粗さ曲面を
Z=f(X,Y)で表したとき、次の数式
【数1】 で与えられる値のことである(単位μm )。また中心面
における切断面面積率は、単位面積SM における中心面
で切断された面積S´の面積率S´/SM ×100 ( 単位
%) で与えられる。さらに凸部の個数とは、単位面積S
M における中心面で切断されたパーティクルの数( 突起
形状個数)Nであり、データ採取面積をDOTとしたと
き、 N=S´/DOT として求めたものである。
【0009】本発明の絶縁被膜としては、有機樹脂被
膜、クロム酸塩系および/またはりん酸塩系と有機樹脂
との混合被膜あるいはクロム酸塩系および/またはりん
酸塩系被膜上に有機樹脂被膜を被成した2層被膜などが
とりわけ有利に適合する。
【0010】
【作用】さて発明者らは、各種の表面粗さを有する有機
樹脂含有絶縁被膜付き鋼板を用い、これを積層したの
ち、断面を溶接し、その溶接性について調査した。その
結果、従来使用されてきた2次元表面粗さの評価では、
同一の表面粗さとされたものでも溶接性にばらつきが生
じ、必ずしも2次元表面粗さでは溶接性を正確に評価で
きないことが判明した。そこで、新たに3次元表面粗さ
による評価に想到し、改めて3次元粗さ測定器で測定し
て再調査した。得られた結果を、中心面平均粗さSRa と
中心面における切断面面積率との関係で図1に示す。
【0011】同図より明らかなように、表面粗さが中心
面平均粗さSRa で0.50μm を超えると占積率が劣化し、
またSRa が0.15μm に満たないと溶接不良が生じた。か
かる表面粗さの影響は従来どおりであったが、同一粗さ
でも溶接性に相違が見られた。すなわち、SRa が0.15〜
0.50μm の範囲であっても中心面における切断面面積率
が80%を超えると溶接性の急激な劣化がみられたのであ
る。
【0012】図1に示したような結果が得られた理由
は、まだ明確に解明されたわけではないが、次のとおり
と推定される。すなわち、SRa が0.15μm 未満になると
鋼板間の空隙がほとんどなくなるため、溶接時のガスの
逃げ道がなくなり、その結果溶接が不安定になったと推
定される。一方、従来の経験では粗度が低いと必ず溶接
不良になるとされていたが、実際には必ずしもそうとば
かりはいえないことが判明した。すなわち、SRa が0.50
μm 以上ではほとんどの場合に良好な溶接結果が得られ
たが、SRa が0.50μm 以下でも場合によっては良好な結
果が得られている。しかしながら、切断面面積率が80%
を超えると、必ず溶接不良になることが確認された。従
って、切断面面積率は、80%以下に制限する必要がある
ことが判った。
【0013】しかしながら、SRa が0.15〜0.50μmで、
かつ切断面面積率を80%以下とした場合であっても、溶
接欠陥が発生する場合があった。そこで、さらに種々の
3次元パラメーターについて検討した結果、中心面によ
り切断された単位面積当たりの凸部の個数が溶接性と強
い相関があることが判明した。図2に、中心面により切
断された単位面積1mm2 当たりの凸部の個数と溶接性と
の関係について調べた結果を示す。同図より明らかなよ
うに、中心面により切断された単位面積1mm2 当たりの
凸部の個数が 50 に満たない場合、良好な溶接性は得ら
れない。それ故、本発明では上記の凸部個数を50以上の
範囲に限定したのである。
【0014】図3に、中心面平均粗さSRa が0.35μm 、
中心面における切断面面積率が57%、中心面により切断
された単位面積1mm2 当たりの凸部の個数が 45 である
電磁鋼板の表面に、下記の配合割合になる処理液1を塗
布、焼付けて、付着量:2.0g/m2の有機樹脂を含む被膜
を被成して得た被覆鋼板を、圧延方向からの角度を種々
に変えて剪断したのち積層し、各端面をそれぞれTIG 溶
接したときの、溶接状況について調べた結果を示す。 記 〔処理液1〕 ・30%重クロム酸マグネシウム溶液 :130 重量部 CrO3分 :32.5重量部 ・アクリル樹脂エマルジョン(樹脂固形分:50%):20重量部 ・エチレングリコール :10重量部 ・硼酸 :10重量部
【0015】同図より明らかなように、単位面積当たり
の凸部個数が 45 と、本発明の下限に満たない場合に
は、剪断方向が圧延方向からずれるに従い、溶接速度を
遅くしないと良好な溶接ビードが得られなくなった。一
般に、電磁鋼板を打ち抜き後、積層端面を溶接する場
合、積層端面は必ずしも圧延方向とは限らないので、か
ような傾向は溶接性のばらつきを招くことになり、好ま
しくない。
【0016】次に図4に、中心面平均粗さSRa が0.35μ
m 、中心面における切断面面積率が62%、中心面により
切断された単位面積1mm2 当たりの凸部の個数が 85 で
ある電磁鋼板の表面に、上記と同じ絶縁被膜を付着量:
2.0 g/m2で被成して得た被覆鋼板を、同様に、圧延方向
からの角度を種々に変えて剪断したのち積層し、各端面
をそれぞれTIG 溶接したときの、溶接状況について調べ
た結果を示す。同図より明らかなように、表面粗さが本
発明の条件を満足する場合には、圧延方向からの角度に
関係なく、良好な溶接性が得られ、どの方向からの溶接
に際してもバラツキがないことが確認された。
【0017】次に、本発明において使用する絶縁被膜と
しては、打抜性を良好にする目的から、必ず有機物を含
有するものを用いるものとした。ここに被膜が、有機樹
脂被膜単独であれば、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコ
ン樹脂及びアミノ樹脂、あるいはそれらの変性物のうち
から選んだ1種又は2種以上が有利に適合する。
【0018】また絶縁被膜としては、クロム酸塩系及び
りん酸塩系の1種又は2種と有機樹脂との混合被膜を用
いることもできる。ここでクロム酸塩系とは、カルシウ
ム、マグネシウム及び亜鉛の重クロム酸塩又は無水クロ
ム酸にカルシウム、マグネシウム及び亜鉛等の2価の酸
化物、水酸化物、炭酸塩を溶解したものの1種又は2種
以上の混合物、あるいはそれらにさらに酸化チタン、コ
ロイド状シリカ、コロイド状アルミナ、硼酸及び有機還
元剤等の1種又は2種以上を添加したものである。また
りん酸塩系としては、カルシウム、マグネシウム、アル
ミニウム及び亜鉛のりん酸塩又はりん酸にカルシウム、
マグネシウム、アルミニウム及び亜鉛等の2価又は3価
の酸化物、水酸化物、炭酸塩を溶解したものの1種又は
2種以上の混合物、あるいはそれらにさらに酸化チタ
ン、コロイド状シリカ、コロイド状アルミナ及び硼酸等
を1種又は2種以上添加したものである。さらに混合す
る有機樹脂としては、水溶性又はエマルジョンタイプの
アクリル樹脂及びその共重合物、酢酸ビニル樹脂及びそ
の共重合物、ベオバ樹脂、スチレン樹脂共重合物、アミ
ノ樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、無水マレイ
ン酸共重合物、エポキシ樹脂又はその変性物等の1種又
は2種以上が有利に適合する。
【0019】さらに絶縁被膜は、2層被膜とすることも
できる。この場合は上記したクロム酸塩系及びりん酸塩
系の1種又は2種の被膜を被成したのち、その上に重ね
て有機樹脂被膜を被成すれば良い。
【0020】かかる絶縁被膜の付着量は 0.6〜2.5 g/m2
とすることが好ましい。というのは付着量が 0.6g/m2
満たないと十分な打抜性が得られず、一方2.5 g/m2を超
えると溶接性が劣化するからである。
【0021】図5に、中心面平均粗さSRa が0.35μm 、
中心面における切断面面積率が55%、中心面により切断
された単位面積1mm2 当たりの凸部の個数が 123である
電磁鋼板の表面に、下記の配合割合になる処理液2を塗
布、焼付けて、種々の付着量になる絶縁被膜を被成した
被覆鋼板の打抜性及び溶接性について調べた結果を示
す。なお打抜性については、ダイス径15mmφのスチール
ダイスによって打ち抜いたとき、かえり高さ50μm に達
するまでの打ち抜き回数で評価した。
【0022】同図より明らかなように、絶縁被膜の目付
量(厚み)が増加するにつれて、打抜性は向上するけれ
ども、溶接性(ブローホールの発生を招くことなく溶接
できる最大速度)は低下する。通常使用される溶接速
度:60〜80 cm/min において、良好な溶接性と打抜性が
得られる目付量は 0.6〜2.5 g/m2の範囲である。またこ
の範囲における層間抵抗値は3〜40Ω-cm2/枚程度であ
り、電磁鋼板として十分満足することができる値であ
る。
【0023】なお本発明において、素材である電磁鋼板
の組成はとくに限定されることはなく、従来公知のもの
いずれもが適合する。
【0024】また本発明の表面粗さを得る手法について
は、特に限定されることはないけれども、以下のような
方法が好適である。たとえば、ロール表面に予め、圧延
後の表面粗さが本発明の範囲となるような表面加工を施
しておく方法はその一つである。その他、鋼板表面を、
研磨やエッチングにより、所定の表面粗さになるように
処理する方法もある。さらにまた、圧延速度の変更ある
いは圧延時に使用する圧延油の変更により、所定の表面
粗さになるよう処理すると良い。
【0025】
〔処理液3〕
・30%重クロム酸マグネシウム溶液 :130重量部 CrO分 :32.5重量部 ・アクリル−酢酸ビニル樹脂エマルジョン (樹脂固形分:50%):20重量部 ・エチレングリコール :10重量部 ・硼酸 :10重量部 かくして得られた絶縁被膜付き電磁鋼板の占積率、打抜
性及び溶接性について調べた結果は次のとおりであっ
た。 占積率:99.5% 打抜性:90万回 溶接性:100cm/minでいずれも良好 ただし、打抜性は、ダイス径15mmφスチールダイス
により打抜いたときのかえり高さ50μmに達するまで
の打抜回数。
【0026】実施例2 C:0.025%及びSi:0.10%を含有し、残部
実質的にFeの組成になる電磁鋼板で、予め表面加工を
施したロールを用いて圧延して得られた、中心面平均粗
さSRaが0.48μm、中心面における切断面面積率
が70%、中心面により切断された単位面積1mm
たりの凸部の個数が72である電磁鋼板の表面に、下記
の処理液4を、被膜目付量が0.8g/mとなるよう
に塗布したのち、400℃で1分間焼付けた。 記 〔処理液4〕 ・ポリエステル樹脂/メラミン樹脂:75/25 かくして得られた絶縁被膜付き電磁鋼板の占積率、打抜
性及び溶接性について調べた結果は次のとおりであっ
た。 占積率:99.4% 打抜性:110万回 溶接性:120cm/minでいずれも良好
【0027】実施例3 C:0.003%及びSi:0.35%を含有し、残部
実質的にFeの組成になる電磁鋼板で、予め表面加工を
施したロールを用いて圧延して得られた、中心面平均粗
さSRaが0.38μm、中心面における切断面面積率
が57%、中心面により切断された単位面積1mm
たりの凸部の個数が120である電磁鋼板の表面に、下
記の処理液5を、被膜目付量が1.6g/mとなるよ
うに塗布したのち、400℃で0.8分間焼付けた。そ
の後さらに、処理液6を、被膜目付量が0.8g/m
となるように塗布したのち、400℃で1分間焼付け
た。 記 〔処理液5〕 ・30%重クロム酸カルシウム溶液 :130重量部 CrO分 :32.5重量部 ・エチレングリコール :10重量部 〔処理液6〕 ・アルキッド樹脂/メラミン樹脂:75/25 かくして得られた絶縁被膜付き電磁鋼板の占積率、打抜
性及び溶接性について調べた結果は次のとおりであっ
た。 占積率:99.4% 打抜性:110万回 溶接性:100cm/minでいずれも良好
【0028】比較例1 C:0.025%及びSi:0.10%を含有し、残部
実質的にFeの組成になる電磁鋼板で、予め表面加工を
施したロールを用いて圧延して得られた、中心面平均粗
さSRaが0.20μm、中心面における切断面面積率
が54%、中心面により切断された単位面積1mm
たりの凸部の個数が48である電磁鋼板の表面に、前記
の処理液3を、被膜目付量が1.5g/mとなるよう
に塗布したのち、400℃で1分間焼付けた。その後さ
らに、処理液6を、被膜目付量が0.8g/mとなる
ように塗布したのち、400℃で1分間焼付けた。 記 かくして得られた絶縁被膜付き電磁鋼板の占積率、打抜
性及び溶接性について調べた結果は次のとおりであっ
た。 占積率:99.6% 打抜性:90万回 溶接性:40cm/minで不良
【0029】比較例2 C:0.003%及びSi:0.35%を含有し、残部
実質的にFeの組成になる電磁鋼板で、予め表面加工を
施したロールを用いて圧延して得られた、中心面平均粗
さSRaが0.65μm、中心面における切断面面積率
が65%、中心面により切断された単位面積1mm
たりの凸部の個数が95である電磁鋼板の表面に、前記
の処理液3を、被膜目付量が1.5g/mとなるよう
に塗布したのち、400℃で1分間焼付けた。 記 かくして得られた絶縁被膜付き電磁鋼板の占積率、打抜
性及び溶接性について調べた結果は次のとおりであっ
た。 占積率:98.6%で不良 打抜性:120万回 溶接性:120cm/min
【0030】
【発明の効果】かくして本発明によれば、従来、両立が
困難とされた溶接性と占積率の両者を、良好な打抜性と
共に兼ね備える積層鉄心用電磁鋼板を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶接性に及ぼすSRa と切断面面積率の影響を示
したグラフである。
【図2】溶接性に及ぼす単位面積当たりの凸部個数の影
響を示したグラフである。
【図3】溶接性に及ぼす圧延方向からの切断角度の影響
を示したグラフである。
【図4】溶接性に及ぼす圧延方向からの切断角度の影響
を示したグラフである。
【図5】被膜目付量と溶接性及び打抜性との関係を示し
たグラフである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元表面粗さが、中心面平均粗さSRa
    で0.15〜0.50μm でかつ、中心面における切断面面積率
    が80%以下、中心面により切断された単位面積1mm2
    たりの凸部の個数が50以上である鋼板上に、絶縁被膜を
    そなえてなる打抜性及び溶接性の優れた積層鉄心用電磁
    鋼板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、絶縁被膜が、有機樹
    脂被膜、クロム酸塩系及び/又はりん酸塩系と有機樹脂
    との混合被膜あるいはクロム酸塩系及び/又はりん酸塩
    系被膜上に有機樹脂被膜を被成した2層被膜である打抜
    性及び溶接性の優れた積層鉄心用電磁鋼板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、絶縁被膜の付
    着量が 0.6〜2.5 g/m2である打抜性及び溶接性の優れた
    積層鉄心用電磁鋼板。
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